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2021年7月20日火曜日

13名のインターン生と。

2002年から学生のインターンシップ受入先になりました。当時、学生だった彼、彼女たちも「親」となり子育てに励んでいたり、「40歳になりました!」と聞いた時は「えっ!私と9歳しか離れてなかったの?」と驚いた。だって今年度に受け入れる学生は「我が子より年下」なんですもの。月日の流れを感じます。
実は今年のインターンシップは出遅れまして情報も締切ギリギリ、説明会は不参加という学生から見たら(やる気あんの?)と思われそうな状態でした。

なおかつ!映画の撮影があると思っていたからエキストラとか制作部付の研修を予定していたのにコロナウイルスの影響で撮影は中止、「ココ大付属学園」のみになってしまい散々に。(うーむ、学生に響くかなぁ・・・)と思いつつ数日が過ぎた頃、突如として連絡がダダダッー!と入り、他にも先生からの連絡などで結局13名の学生を受け入れることになりました。興味を持っていただき、ありがたいことです。

せっかくだから、学生には何か一つプログラムを企画してもらってもいいかも。実践型で、例えばココ大付属学園では映画を観ることもできるのでオススメ映画の解説付き上映会とかね。写真は教室(ハーモニープラザ)の準備を黙々としていて、ルンバが一生懸命に広い部屋を駆けている図。一人とロボットのコンビで、ルンバに「ちょっと、どいてよ・・・」と、声をかけてしまう末期症状だけど、本日は準備最終日!

2021年7月19日月曜日

運を使い果たす。

何でもやってみるものです。ダイドードリンコが募集した「ダイドードリンコ ペーパークラフト自動販売機をつくろう!」に応募したら当たった件。それも40個!計500個のうち40個だから8%をココ大付属学園で占めてしまった!大型ダンボールが計4つ届きビックリ。
たかがペーパークラフトとあなどってはいけない「大人が本気で考えた子ども用ペーパークラフト」。缶は6缶あるから自由にデザインもできる。コレ、大人も創りたいな・・・。

先日は相馬の「ホントの紙ねんど」の協賛が叶ったし、他にも朝日新聞が募集していた「地球教室」の教材も届いた(子ども向けだけど、ビッシリと情報や問題などが詰まっていて、中高学年にはいい教材と思うし、大人のリカレント教育でも十分な品質。)ココ大付属学園に来てくれる子ども達のため!と思いが通じたのかな。たぶん2021年の【運】は使い果たしたと思う。まっ、いいか。

だって自分用の運試し(映画のオンライン試写会は当たりそうな気がしてたのにな・・・)はことごとく落選。あっ、助成金が取れているだけでも良しとしよう。悶々と考えるだけでなく、行動しないと始まらないという話。これまで応募なんて特に意識してなかったけど在宅勤務の賜物かそう言えば「痩せるサプリ」のモニタリングは当選してたな(笑)

2021年7月18日日曜日

悟空の気持ち。

ニンマリ顔の男性は「富山県ロケーションオフィス(TLO)」の前佛さん、富山県庁職員です。「大コメ騒動」でJFCアウォードを受賞されました。ご本人は既に時代劇(散り椿)で銀幕デビュー済という経歴の持ち主です。
その隣の女性はマリさん。「神戸フィルムオフィス(神戸FO)」の代表で神戸市広報アドバイザーなどを歴任された方です。「まちづくり」にも積極的で、全く違う場所と機会でも会い意気投合の仲。ちなみに写真を撮っている後ろ姿の女性はTLOの舞さん。昨年、富山ブラックを一緒に食べた仲です(笑)。

先週(JFC総会イベント)と先々週(JFC認定研修)で100人以上の方と名刺交換をして用意していた名刺がなくなるハプニング!JFCを預かって2年、各地のFCはもちろん、監督やプロデューサーなど業界関係者、日本の映画振興施策を担う省庁関係者、映画人などの人材を担う教育機関関係者など、タテヨコナナメと繋がってきました。前理事長で姉のように慕っているマコさんからも「本当に頼もしくなった」とのお褒めの言葉。

各地のFCや関係者と密に繋がれば繋がるほど、可能性も課題も超リアリティに感じる“映画・映像業界”、10年後はどうなっているのだろうと。誰かがしてくれるのを待つのも一つだけど、声を出して率先するのも一つの手だけど、JFCだけでは限界があるので、多くを巻き込まないといけないのだけど、これまでの愛媛での取り組みとは比ではなく、皆んなにも支えてもらおうと悟空の気持ち。

2021年7月17日土曜日

本当だったらクランクイン。

「本日、〇〇組、〇〇〇〇の初日、クランクインです。よろしくお願いしますー!」と演出部。「俳優部から紹介です、主演の〇〇さん、〇〇さんです。」「〇〇です、よろしくお願いします。」その後、囲んでいたスタッフから拍手、そして監督が俳優に近づき握手。再び演出部から「では最初のシーン、カット1からまいりますので、よろしくお願いします!」の言葉でスタッフはおのおの役目、場所に戻りスタンバイ。「じゃあ、テストから始めます!」「はい、テストーーーー!」

フィルム・コミッションは衛生班(コロナ禍で生まれた撮影現場の衛生面を担う人たち)の近くにいて「今回の準備は、どんなんですか?」と聞いたり、プロデューサーに挨拶をして「1年半、待った甲斐がありましたね!」と、この1年半を振り返れば「いや、ホントですよ。一時はどうなるかとヒヤヒヤしましたが、撮影ができてなによりです。」作品を企画した人のことを思えば、撮影できるか、できないかでは雲泥の差だもんな・・・。

次は撮影協力者の所へ行って挨拶とお礼。「今日からお世話になりますが、よろしくお願いします!」と伝えると「こちらこそです、いよいよですね。楽しみです。」と雑談していると制作部が走ってきて「あの看板、どかしていいですか?」と聞いてきたり、演出部から「明日のエキストラの件ですが・・・」と相談されたり、トランシーバーから「ハイ!本番ーーーー!」と聞こえた瞬間に全員の会話が止まったり。本当だったら撮影中・・・。虹を眺めながら想いをはせる。

2021年7月16日金曜日

フラガール外伝。

「いわき市は地震、津波、原発、風評被害の四重苦です。」と、清水敏男いわき市長。そんな中でもフィルム・コミッションへの期待は高く「映画の成果はとても高い」とも。ご自身も「超高速!参勤交代リターンズ」にエキストラ出演、12月公開のアニメ映画「フラ・フラダンス」には声優出演。ここまでFCへの理解が高いと単に撮影誘致や支援だけでなく、その後の地域活性策まで描きやすい所が羨ましくも思ったり。

「ダンサーは総勢36名です。」とスパリゾートハワイアンズの中津リーダー。「ダンサーはスキル維持と向上に休館中で無観客でもステージで踊ります。」「シバオラ(炎を操る男性たち)も休館中は走るなどのトレーニングを欠かさず、いつでも出演できる状態を維持しています。」とも。「そのモチベーションは何ですか?」と私。すると「お客様への感謝です。」と震災から今日までの「地域との関係性(絆)」を挙げる。「フラガールの外伝として映画になりそうですね」と私。

フラダンサーは互いに切磋琢磨して「ソロダンサー」を目指す。ソロダンサーになると名前や写真が掲示され「自身の顔写真が印刷されたペットボトル」もできる。叶う人がいれば叶わない人もいてソロダンサーになれない人、フラダンサーになれない人は引退も。セカンドキャリアの一つとして売店勤務や営業活動への転身もあり、叶わなかったり、引退しても「スパリゾートに関わりたい」は映画のよう。フラダンスショーは、視力が弱いのでソロダンサーが「蒼井優」にしか見えなくてシーンを思い出し涙腺崩壊寸前だった件。

2021年7月15日木曜日

聞き上手になる。

インタビュアーの役目も多く、今回は「10年で何がどう変わったか?」というお題でゲストに尋ねる予定。切り口は色々あるけど「振り返ってご自身の10年の変化」を聞いてから「映画・映像業界の10年の変化」そして「予想外だった出来事」「現状をどう感じているか?」「地元への愛着、地域をどのように俯瞰しているか?」と続け、「地域との関わり方を含め、今後をどのように描いているか?」と聞きたい。

その人の“引き出し(≒濃く話せること)”を滑らかに引き出せるかがインタビュアーの仕事。ガサツにガタガタッ!と答を引き出すのではなく、前後の発言から続くようにしたいが信条。究極は「(本人も気づかなかった無意識な)本心が喋れるように引き出せたら」いいなと。そうすると話が自走してタテヨコナナメに弾み、予想以上の成果が得られること多し。ファシリテーションの経験から見つけた技法。

で、自分の10年はと言うと「子育て」が次のフェーズに移ったこと、「仕事」では県庁・市役所勤めを卒業してNPOで飯は喰えるか?の実験が始まったこと、「FC」では地方FCからジャパンFCというナショナルFCを背負うことになったこと。その他、トライ&エラーを何度も繰り返しては経験の糧を増やしたり、ブログを書き続けたり、人生初の入院は危うかったり・・・。一言で言えば「よく生きてこられた」と自分のことはザックリまとめてしまう。

2021年7月14日水曜日

顔が見えるか否か。

私見です。コロナウイルスの影響もあるかと思うけど、集客力は「産直市場>道の駅>ショッピングモール(アウトレット)>商店街」という感じか?調査と思い、立ち寄ると産直市場には車も人も溢れていて生産者直の生鮮野菜が多く並びごった返す。道の駅も似たような感じだけど、生鮮品に比べ加工品が多いイメージ。最近は「産直市場兼道の駅」も多いから、境界線はないに等しいかも。土地柄かバイカーも多かった。

問題はショッピングモール(アウトレット/リゾート系モールも含む)。一言で表せばヤバい状態。エリアに入る際に「駐車料金」を払い、いざ入ってみると有名ブランドの看板が並ぶも店は閉店、退去後。そこにご当地系のお土産が入ったりして統一感はなく、親子連れが遊び(300円の公園と思えば悪くない)と思ったり。某有名企業が展開する高級リゾートモールもガランとして閉店も多く寂しく暗く、高級品が並ぶ店内に人影はなく、これが現実かと。

なので昼飯の選択肢も選べず、ネットで調べて評価が高かったインドカレー屋に行くと昼過ぎなのに先客が数組いて、人懐っこい店主(インド人と思われる)の気配りや声がけにホスピタリティ度高い!と思っていたら出てきたランチ(900円)はドリンク、デザート、ミニライス付きで更にナン、カレーのお代わり(カレーのお代わりって!?)もできてビックリ。一期一会と思うけど「商品やサービスに顔が見える」って本当に大切と思ったり。

2021年7月13日火曜日

完全全面応援姿勢。

80歳を過ぎた父が孫の習作を見て感激。「習作だよ・・・」と孫が謙遜するも「これはスゴい!(黒のゴム系は光を吸収するから反射が起こらないのを指摘して)取っ手が真っ黒なのは質感のせいか!」と自己解説(笑)。孫の才能に目尻が垂れまくる父。(あれ?父ってこんなんだったっけ?)と息子。そして、孫の習作を嬉しそうに持ち帰り、早速、額装した様子をiPadで写真に撮り送る父。

昨年から始めたiPadは相変わらずレッスンを受けているようだけど1時間8000円の料金!に「それは高過ぎ!なんなら私が教えるよ!」と、早速レッスン以上のことを長女から習う父。一生懸命にメモして、分からなければ都度質問し、「(レッスンよりも)こっちの方が分かりやすいなー!」と父。「そりゃそーでしょ!」と周り。「相談編」「購入編」「奮闘編」から随分と上達したよう。同世代の友達も少なくなり、もっぱらの話し相手は「Siri」

父が働いていた頃の私は会話も距離感もごくフツーだったけど、それも18歳まで。それ以降、(渡米や移住などで)会うことも話すことも少なくなり、父親のイメージは18歳頃のイメージ(スーツをビシッ!と決めて美術品を扱うデパートマン)で止まってるから、孫への完全全面応援姿勢が滑稽にうつる。普段はSiriを相手に喋ってるようだけど、Siriさん、相手を引き続きお願い。

2021年7月12日月曜日

シーン経済

「シーン経済」なる言葉や定義があるかは定かでないけど、ペルソナを“個人”と設定してあーだこーだ細かく設定や分析しても単に「調べたぞ!」という個人の満足感だけで、時代遅れなんじゃないか?と思ったのが数年前。気づいてからサッパリやめました。それよりもPESTなど全体像を把握した方が“まだマシ”と思い、参考までに更新を続けている。とは言えカオスな政局にPESTが定まらず、しっかりしてくれよ・・・と。

そんな悶々を一蹴した商品を「ご当地スーパー」で発見!(まさにコレだよ!)とパチリ。「家族みんなで分け合おう!」「大きさにビックリ食べてビックリ!」「おやつや農作業のお供に!」とうたい【ラインケーキ(214円)】は1袋3本入り。3本入りがミソと勝手に想像し、3人で農作業すれば1本ずつ、1人なら朝昼晩に1本ずつ、6人でも半分に切ればOKと1本50cmほどの品に一人興奮を隠し切れない!

「おやつや農作業のお供に!」なんて、シーンが明確に設定してあり、重作業で疲れた体に甘く腹持ちがしそうなラインケーキはうってつけなイメージがする。価格も214円だから1本70円ほど。お財布にも優しい!個人じゃなくてシーンが経済を動かすのであって、そのシーンは人が動かすという「順序」の話でもあるけど、シーンを設定すればイメージも湧きやすく、手にとりやすいと思った件。

2021年7月11日日曜日

時は流れて。

お世話になった映画プロデューサーの一人と言えば「セカチュー」のMプロデューサー。一回りも年上だったMプロデューサーは当時、経験の浅かった私に映画の作り方などを教えてくれた。ある日、Mプロデューサー“も”自動車免許を持っていないことがわかり、共感(なんのこっちゃ!)したのを覚えている。撮影終了後も違う撮影で愛媛に来てくださったり。ある時、JFCのイベントにひょっこり現れたMプロデューサー。定年退職されたとのことでご挨拶にきてくれる。

時は流れて。目の前にいたのは「若き映画プロデューサー」。これから羽ばたく才能をどうプロデュースしたらいいか?という相談。なぜ私に相談?と思ったけど、Mプロデューサーと出会って18年、FCに携わり20年、お役に立てばとアドバイス。でも、映画の構造について詳しくないので、そこは改めて懇意しているプロデューサーを紹介することにして、私からは「映画をプロジェクト」として考える視点。

一先ずのゴール設定(色々と設定はできる)をしたら、好んで使う思考法「バックキャスティング」で逆引き。すると、各プロセスがイメージできるようになり、リスクも予見できるから、リスクへの対処法も一緒に考える。Mプロデューサーと教える内容は異なるけど、こうして次の世代へ映画製作の知見が渡されると体感する。プロデューサーって単眼と複眼、距離感も大事だからねとも。

2021年7月10日土曜日

協賛を取りつける。

数年前、松山市内の大街道商店街の一部を貸し切り「ミニ四駆大会」を授業仕立てにしたことがありました。親子などで“ものづくり”!と称して大いに盛り上がりました。ただ、その時「何回もレースをするのに“乾電池”をどうしたらいいか?」となり、レース時は同じ乾電池を同じ条件で使用しようと、会ったこともない「富士通乾電池さん」に連絡をして、企画書を送ったら、200本(100台分)をいただけて大成功を収めた経験がありました。

展示場内をウロウロ中、偶然に目に入ったものの(ごくフツーの紙ねんど教材か・・・)と、通り過ぎようとしたら、何か様子が変わっていてブースに入ったら「紙ねんどを作る所から作る紙ねんど(ややこしい)」と書いてあり、ココ大付属学園のスイッチが入る。そして「安い紙ねんどの紙の含有量は少量です。」との担当者の説明にビックリ!「あっ、その安い紙ねんどを買おうとしてました・・・」と私。

その場で「もしも・・」と話を続け、漠然としていたイメージを企画書に落とし込んで送付すると、相馬さんも興味をもってくださり、協賛していただくことが決定!「ホントの紙ねんど」は紙屋さんが作った紙ねんどだから本物の紙ねんど。色は塗ってもねんどに混ぜても発色が良くて、まだ何も作ってないのにお気に入り(笑)。せっかくなら、ココ大付属学園を選んで良かった!と思われたいじゃないですかと。

2021年7月9日金曜日

関係性大事。

新任のFC担当者研修2日目は、作品をどう活用できるか?の話から。「先行上映会」「ロケ地マップ」「ロケ地ガイド(ツアー)」「衣装・小道具展示会」など、色々あって各地の取り組みを紹介。しかし、これらの活用ができるのは「制作会社との関係性」「地域との関係性」が重要で、ポッ!と湧き出るようにイベントはできない。と示した図解。FCは制作会社と地域の双方から頼りにされて信頼されないといけないと説く。

イベントは“見た目が派手”だし“分かりやすい”ので「何(≒どんなイベント)をしたらいいですか?」と質問したくなるけど、そうではなくて「何がしたいですか?」が欲しい質問。ただ、やはり突然にポッ!とできるわけではないので、基本(撮影誘致や撮影支援、その準備など)をキッチリ行ってこそ、制作会社や地域からの信頼は得られる。地味だけど日々の積み重ね(持続性)こそ最も大事と説く。

「じゃあ、その“日々の積み重ね”って何?」となると、基本・基礎の「ロケハンなどを通して地域との関係性を築いてますか?」「撮影前から関係者と話し合いをしていますか?」などがある。具体例としてココ大を紹介すると「(ロケハンと授業を兼ねることができるので)その手がありましたか・・・」と、うなる参加者。私の場合は持続性からも市民が互いに愛媛の魅力を学びあう仕組みを作りたいと思ったと紹介。

2021年7月8日木曜日

撮影現場を支える。

地域を活性しよう!と全国各地から集まったフィルム・コミッションの新任研修(認定研修)。昨年はオンラインでしたが、今年度は感染拡大防止策をバッチリ整えて始まりました。とは言え、毎年100名超の参加者が今年度は60名余り、こればかりは仕方がないけど「私はフィルム・コミッション!」と自分ごと化してくれた担当者に感謝。「理事長にやっと会えました!」と、オンラインばかりだったので“リアル私”はそういう位置づけかと。

FCが日本に誕生して20年余り、JFCが誕生して10年余り、担当者は異動などの代替わりを何回も繰り返し、その地域でFCが誕生した背景や動機を知る人も少ないけど、個人的には「背景や動機よりも目的の方が大切」と思っていて、なぜなら「目的があってこそ、背景や動機は成り立つ」から。だから新任担当者には、フィルム・コミッションはどんな目的を叶えられるか?と、問うこと大事。

「フィルム・コミッションって手段なんですね!」と質問してきた担当者の気づき。我々はフィルム・コミッションとして創出できる価値(例:地域のPR、魅力資源の発掘・再発見、映像産業・地場産業振興、文化醸成、交流人口・関係人口増、国際交流、観光促進など)を骨太にしたり、肉厚にしたり、相乗効果が出やすくしている。既にFCはFCだけのものではなく、国との協働事業と本日も伝えるつもり。

2021年7月7日水曜日

ワークショップの裏側

久しぶりの「真っ新な」ワークショップ(付せん紙やマーカーなどの道具が全て新品、内容も初めて、参加者も初対面、パートナーも初対面)の進行は楽しかった件。NHK松山放送局に再度赴任された池田さんが企画されたワークショップに「グラレコのいわしー」と参画。ファシリテーションと言っても、これまでの経験の“副産物”として身についたスキル。周りから見たらユルさ加減に「ナニソレ?」と思われるだろうなぁと。

でも、場を預かる時にとても大切にしている3か条があって、①参加者にワークショップ時間は安心・安全な場であることの雰囲気づくりを大切にしてる。②私に合わせてもらうのではなく、参加者に私が合わせるようにしてる。③ファシリテーターは極力喋らない(全体の10%-20%)ように心がける。自分に“問いを立てた”結果にたどり着いたこと、経験値による独学だから他と違うかも。

いわしーのグラレコは参加者に多くの気づきを与えて、居てくれて良かった。我々世代でいう「図解」だけど、iPadを駆使して私の言葉、参加者の言葉を瞬時に取捨選択してササッ!と描いてはレイアウト。ホワイトボードに描いていた頃が懐かしい・・・。そんな、いわしー「私、ココ大の授業に参加したことあります!」と嬉しい言葉。独立して、新しい形のファシリテーションを切り開いてねと私。

2021年7月6日火曜日

ご当地推し味

数年ぶり(7-8年ぶり)に食べた「瓢太」の中華そば。実は「つけ麺」派になってしまい、松山で中華そばを食べる機会なんて“ほぼゼロ”になってしまった。今回は同伴者の“お好みの味”と言うことで連れて行ってもらう。そこで「“瓢太の中華そば”“でゅえっとのミートスパゲティ”は松山名物と思います」的な話になり、もう一人の同伴者は「でゅえっと??」となる。“でゅえっと”は松山の庶民派グルメの大関?横綱?と言っても過言ではない味。

ちなみに“でゅえっと”の隣にある“みゅんへん”も唐揚げの名店として有名(両店とも店名が“ひらがな”な理由は知らず)。人によって「松山(愛媛)の味=The ご当地味=これを食べれば松山人(愛媛人)」があるのは面白い!東と西の横綱として「鍋焼きうどん」の「アサヒ」と「ことり」は当然です。“瓢太の中華そば”に戻り、初めて食べた同伴者「クリーミーな甘さですね」と、普通の中華そばからは出ない感想だけど、その通り。

時々、無性に食べたくなる味は何か?“でゅえっとのミートスパゲティ”、“ニューポカラのネパールカレー”、特定の店はないけど“つけ麺”、“みゅんへんの唐揚げ”、“モンマルトルのケーキ”かな。推しのご当地味を語り合ったら面白そう。焼き鳥と一言で言っても、松山市、今治市、四国中央市では違うし、「センザンキ」と初めて聞いた時は(なんて凄惨な料理なんだ・・・)と思ったほど(笑)。

2021年7月5日月曜日

わずか25分。

交通事故2回、骨折2回、落下1回、腎盂炎1回など、生死をさまよったこともありましたが、頑丈に産んでくれた母と父に感謝です。ひょんなことから突如「コロナウイルスワクチン接種対象者」となり、接種日が決まり、接種会場に行くと「完全なる流れ作業(良い意味です)」で言われるがままに進み、左腕にファイザー社製のワクチンを打ってもらう。「チクッ!としますよ。」と女医さん、でも刺されたことも気づかず「はい、終わりました。」

15分間の待機を経て終了。接種会場に到着から15分間の待機時間を含めた所用時間は約25分。次回は3週間後とのことだけど、あっ!と言う間とはこのこと。その後は自転車漕いで大汗かいて水飲んで昼寝して、接種したことなんて忘れてしまった些細な出来事。ワクチンが全てを解決してくれるわけでもないので妄信しないけど、周りの人に安心感を与えるので接種。副作用も腫れもなく(頑丈だな)と思う。

「若い人ほど副作用がでるらしいですよ」と、会場にいた市役所の知人。(えっ!若いって私のこと?嬉しいこと言ってくれるじゃないの?)とニヤニヤ。そう言えば「PCR検査」はどうなったのだろう?先日、東京の地下鉄構内で「PCR検査無料でーす!」とプラカード持って呼び込みしていたのにビックリしたけど、ワクチン接種したらPCRとは無縁になるのかな?今回の接種は海外出張時に証明になるのかな?情報を咀嚼できないまま、1回目の接種完了。

2021年7月4日日曜日

ブランドでも立ち上げるか!

愛媛で最も長い25年(松山で結婚式を挙げて以来)のお付き合いな木工職人の槙野さん。これまでに愛媛県材を使った「輪ゴム鉄砲」「木製ボールペン」「フォトフレーム付ペン立て」「屏風型メモ留め」などを一緒に作ってきました。妄想を伝えると職人の知識と経験と技術から妄想以上の木工品を作り出してくれるスゴ腕職人。ちなみに昨年度は「愛媛県パズル(ありそうでなかった愛媛県内20市町のパズル)」を創ってくれました。

そんな槙野さんとまた妄想。昨今のアウトドアブームと私のミニマリズム生活が交わり、ヘリノックスチェアに「ロッキング」をつけてユラユラさせてますが、この「ロッキング」の値段が高く、部屋の雰囲気と合わない(そりゃ、そうです。アウトドア用ですから)。そこで「木製ロッキングはできますか?」と相談したら、職人の知識と経験と技術を注ぎ込んでくれました。一体形成の流れるようなデザインがカッコいい!想像のはるか上のクオリティ。

私は言うだけですが作るのは難儀です。と、言うのも「足の角度がX軸とY軸とZ軸」で調整が難しく「もう少しかな・・・」と言いつつこの出来栄え。これはヘリノックスの中でもサンセットチェア&XL用の大型ロッキング。チェアツーホーム用も製作するとのことで「コレ、絶対に売れますよ!」と私。
ロッキングチェアに一度座ると普通のチェア(=ユラユラしない)には戻れません。ブランドでも立ち上げるか!とまた妄想。

2021年7月3日土曜日

市場に頭角

カトラリー?それともカラトリー?とオジさんは“そこから”なんです(涙)。聞いてみたものの、対応してくださった担当者は「さぁ、何が違うんでしょうね」とトンチンカンな質問をするオジさんに(あぁ、面倒な奴に捕まった・・・)と思ったでしょう。カトラリーもカラトリーに同じものですが「カトラリー」が正しいようです。Google先生は「カラトリーは間違った名称が普及した」とありました。あらら・・。でも食器って言えばいいのに。

フォークやスプーン、ナイフの目的は「刺す、すくう、切る」だから「刺しやすさ、すくいやすさ、切れ味」が良ければ十分だけど、「素材が頑丈です。」「薄くて軽量です。」「小さくて携帯できます。」など直接的な特徴があれば「彫りのデザインが美しいです。」「色違いがあります。」「ブランド品です。」など間接的な特徴もあって、時代の変化で多様性や細分化の差別化が起こるのはマーケットではごく普通なこと。

形状や質量、デザインでは差別化が難しくなり、一斉に向かっているのが「アップサイクル」などのエシカル、サスティナブル、SDGs、エコ系商品。「洗えるシリコンストロー」などもあって、頭角を現してました。「対処療法でしょ?」とか「エシカル商品を作るのにSDGsに反する作り方じゃないの?」とか色々聞こえるけど、廃材に目をつけて新しい価値を創造するゼロイチってホント、大変なのよ。

2021年7月2日金曜日

すっかり回し者。

「ライフスタイルweek」に行く。会場は「東京ビッグサイト」と書いてあったので、国際展示場で降りて向かうと、東京五輪2020の設置物周辺で人だかり。その輪に入ると「イベントの方は青海会場ですー!」と警備員。???青海会場って何?と思い、入場券を見ると「東京ビッグサイト 青海会場」と書いてあった!(印字してあるのに、全く気づかなかった!)で、どこ?青海会場って?東京ビッグサイトの近く?

私と同じ人が20人ほどいて、知らない人で形成された先頭集団についていくと電車に乗り(えっ!電車に乗るほど遠いの?)とソワソワしながら乗車。隣駅でしたが「東京ビッグサイト」と名乗るべきじゃない距離感・・・。最初からつまずく。でも、そんなこと忘れさせてしまったほど笑ったのが「Scrub Daddy」なるタワシ。偶然に目の前を通り声をかけられて聞くと、実演販売の人の話が超面白く、掛け合ってしまう。たぶん100円ほどの品と思う・・・。

だけど「お湯に入れると柔らかく、水に入れると硬くなる」「台所以外に風呂場でも洗車の時でも!」「お子さんと一緒に洗える」「目や口にスプーンなどを挟むことができる」など、見えれば分かることだけど話術が巧みでずっと笑ってたら「サンプルどうぞ!」となり、「私がもらってもビジネスに繋がりませんよ」と言ってもくれました(笑)。で、実演販売員は「実は私は芸人です」と自己紹介してくれました。がんばれー!

2021年7月1日木曜日

呪いの資料

物騒なタイトルだけど、本当に存在する「呪いの資料」。書くのが嫌で嫌でしょうがなく(嫌な理由は書く人によって異なり、書く内容が嫌だったり、見せる相手が嫌だったり色々ある)、時に嗚咽しながら、時に酔っ払いながら作成するって言うのだからスゴくないか?そんな資料だから、読む方も資料から漂う「負のオーラ」に「ページが重い・・・、読みづらい・・・、とは言ってませんが普通の資料とは違うのは感じるよう(笑)

(オイオイ、貞子が作ったのか!)と面白く聞いていたけど、作成した当人は意外と本気だから更に面白い(と、言ったら怒られそう)。でも、気が重い、入力が進まない、寒気がする内容、無駄とわかっている資料の作成はある(呪ったことはありません。)でも「読んだら呪われる資料」なんてB級映画にはありそうで、悪上司とか悪徳取引先などに「呪いの資料」を渡して苦しめたり(チャッキーも同系か?死刑囚の怨念がぬいぐるみに乗り移る)

呪いの資料のはずが、片思いの人に届いてしまって物語は予期せぬ方向へ!とかね。あ”ー、資料作成に追われているので、同じ境遇の人の話に感化されてしまった。「物語っていうのは、ごく普通の日常で起こるんですよ。」と教えてくださったのは山田洋次監督(JFCの前身である元全国フィルム・コミッション連絡協議会副会長)。人の苦労話は面白い。いつか書く物語の素材だけ溜まる・・・。