「本日、〇〇組、〇〇〇〇の初日、クランクインです。よろしくお願いしますー!」と演出部。「俳優部から紹介です、主演の〇〇さん、〇〇さんです。」「〇〇です、よろしくお願いします。」その後、囲んでいたスタッフから拍手、そして監督が俳優に近づき握手。再び演出部から「では最初のシーン、カット1からまいりますので、よろしくお願いします!」の言葉でスタッフはおのおの役目、場所に戻りスタンバイ。「じゃあ、テストから始めます!」「はい、テストーーーー!」
フィルム・コミッションは衛生班(コロナ禍で生まれた撮影現場の衛生面を担う人たち)の近くにいて「今回の準備は、どんなんですか?」と聞いたり、プロデューサーに挨拶をして「1年半、待った甲斐がありましたね!」と、この1年半を振り返れば「いや、ホントですよ。一時はどうなるかとヒヤヒヤしましたが、撮影ができてなによりです。」作品を企画した人のことを思えば、撮影できるか、できないかでは雲泥の差だもんな・・・。
次は撮影協力者の所へ行って挨拶とお礼。「今日からお世話になりますが、よろしくお願いします!」と伝えると「こちらこそです、いよいよですね。楽しみです。」と雑談していると制作部が走ってきて「あの看板、どかしていいですか?」と聞いてきたり、演出部から「明日のエキストラの件ですが・・・」と相談されたり、トランシーバーから「ハイ!本番ーーーー!」と聞こえた瞬間に全員の会話が止まったり。本当だったら撮影中・・・。虹を眺めながら想いをはせる。
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