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2019年2月25日月曜日

事業の目利き

「ご当地もなか評論家」の肩書きを気にしてくださり、鬼北町の道の駅「三角ぼうし」の支配人から「鬼瓦もなか(菊間町)」をいただく。誰かが「鬼瓦もなか作ろう!」と発言し、会議にて了承され、デザインされ、試作を経て商品化。商品化前に市場調査したものの、実際に売れるかは未知数で「キワモノ」として扱われるかもしれない不安をよそに【ご当地もなか】として今日も販売中。

15名ほどの生産者が【愛顔の食卓】を視察。普段は生果を扱っているとのこと。加工食品にも興味があるとのことで意見交換。「考えず既存の商品ラインナップ(ジュース、ジャムなど)にしても売れず、また奇をてらってキワモノとなり1発で終わる可能性あり」と伝える。「じゃあ、どうすればいいの?」「味は美味しくて当たり前。消費シーンから求められる形態を考えてください」と助言。

チャンスだったかも?という機会を辞退。きっと良い判断だったと思うしかない!事業の目利きを養わないと、良いも悪いも全てブーメラン。事業を始めたとしてもずっと続けるのは至難でバージョンアップしたり、業態変更したり、手法を変えたり・・・。でも変えてはいけないのは目的で、ご当地もなか、6次化商品も同じこと。第三者と話して気づくことって本当に多い。

2019年2月24日日曜日

鬼ぎり、合格鬼願、鬼ピック、鬼死回生ラーメン

「こんな授業があったらいいのに・・・」と女子高生。「おじさん、楽しそうな仕事してるでしょ?」と尋ねたらと激しく相槌した女子高生。振り返れば、次から次へと溢れるアイデアに笑いや感嘆が止まらなかったワークショップ!そりゃ、始めは知らない他校の生徒や知らない大人も多く緊張から空気は硬く、冷えていた場は、4時間後は溶解し打ち解けて友達になってたり。

進行役として注力したのは「安心安全の雰囲気づくり」。学校とは異なり、正解不正解がなく、考えることが求められる機会は戸惑うのがフツーで(一体これから何をさせられるのだろう?)とヒヤヒヤしたと思います。それが80種ほどの【鬼アイデア(「鬼」とはスゴいと定義、そして妄想全開でアイデアを物語化)】が壁一面に貼られた時点で、ワークショップの成功を確信しました。

鬼ぎり、合格鬼願、鬼ピック、鬼死回生ラーメンなど、大喜利のような鬼アイデアに唸る大人。道の駅三角ぼうしさんは今年で設立20年、今後の20年を見据えるとターゲットは我々ではなく、現在の高校生や大学生。「ハードじゃなくててソフトなんですね・・・」と専門家。大人ができる未来への投資、当事者が楽しまなくて誰を楽しませるの?時間と手間と知識、経験などを提供してくださった大人に感謝!

2019年2月23日土曜日

ズバリ補助金・助成金

「趣味は助成金申請でした。」という自己紹介は掴みにバッチリで、助成金マニアですとも言ってます(笑)。これまでに「あーだ」「こーだ」「そーだ」と補助金・助成金について好き放題書きました。それが理由かは分かりませんが、数年前から西予市まちづくりアドバイザー、大洲市がんばる人アドバイザーなどを拝命し、上手に補助金・助成金を活用し自立した活動へ繋げて欲しいと講座などをしています。

「補助金で事務所を整備したいのに使えない!←はい、趣旨と異なります」「スタッフの労いに使いたいのに使えない←はい、事業を行う内輪(当事者)は対象外です」「パソコンが必要なのに使えない←本事業以外にも使い道がある汎用性が高い品は対象外」「視察に行きたいのに使えない←使えますが慰安旅行ではありません」など、補助金・助成金あるある。

最後は「補助金額から事業を作らないといけない」という「枠ありき」の危険な考え。補助金があるから事業を考える結末は「(ほぼ)持続性ゼロ」です、多数経験済。正しい考え方は「大きなビジョン(構想)」を描いた中で、今回はココまでと設定し、その初動に補助金・助成金も活用したいと位置付けないと補助金・助成金が目的になると指摘。暮らす地域をよくしたい!は素晴らしいことだけど。

2019年2月22日金曜日

妄想だよ、学生集合!

先日は済美高校生へアイデアを出すための「思考の整理」授業。課題とは何か?など、大人が聞いても理解に時間がかかる人がいる中で、多くの生徒が喰らい付いてきたのが嬉しかったり。漠然とした違和感、曖昧な気持ちを顕在化させるに思考の整理は不可欠です。でも一番目がキラキラ(腑に落ちたようで)輝き、喜んでくれたのはT先生だったり(生徒想いの素敵な先生)。

明日も高校生や大学生へのアイデア講座。こんなに面白くて楽しい講座があっていいの!?って感じ(笑)。妄想し放題で好き勝手に考え放題、妄想が褒められる機会なんて素敵!そこに断捨離途中に出てきた【アイデアの出し方ヒント集】。アイデアに対して色々な切り口や考え方が紹介されてるから持っていこう。本当はアイデアの実現が一番大切ですが、先ずは「考える楽しさ」の実感です。

【考えるのが仕事】です。考えは誰にも侵されないし、AIにも奪われない。アイデア一つで世界だって変えられる。そして何の道具も資格も場所も年齢も性別も国籍だって関係ない!そんな「楽しいこと」を学生に実感してもらえたらと思ったり。大人だって参加したいだろうなと思う鬼アイデアを考えるワークショップは本日締め切り!(満席間近と言っていたけど勝手に告知!)

2019年2月21日木曜日

ワークライフコラボさんと。

何かと仲の良いワークライフコラボさん。最初の出会いはなんだったっけ?そんな昔からのお付き合い。女性陣のパワー(圧ではない!)を感じてきました。というのも設立10周年を迎えるワーコラさん、これまでに培った経験や成果を棚卸しする時期かも!?ということで意見交換。一人一人が「自分たちごと化」されていて、ココ大とはまた違う一体感。

貢献度について。(わたし、組織に貢献してるかしら?)と周りと貢献度を比較するのは無意味です。そもそも自分の時間や経験を組織や事業に割いているのだから、そこは全員平等と考えます。ただ個人とは別に「組織は同質化を求める」傾向があるとされ、同一化が均一化に繋がり基準となると、同じ物差しで測れない人は異質とみなされ、疎外感や違和感を味わい去ってゆく。

活動を通して自分が得ているコトを「貨幣価値と非貨幣価値を組み合わせて」で考えるのも一考と伝えました。お金で買えるものが多い世の中だけど、お金では買えないものもある。貢献のアウトプットに対して得るのは貨幣価値(給与など)。アウトプットによるアウトカムを非貨幣価値(評価、繋がりなど)と言えるかもしれません。非貨幣価値を顕在化させるには受益者や協力者などの第三者の声を集めるのが一番としめくくり。

2019年2月20日水曜日

発信し続けると。

「因果関係」とは「原と結」という意味か!わかったつもりでした。原因と結果が結びついていることは【必然】、それ以外は【偶然(因果関係ナシ)】なのね。
愛媛国際映画祭との縁はフィルム・コミッション(FC)、FCがココ大誕生に繋がり、ココ大は愛顔の食卓誕生に繋がり、屋上交流農園はココ大があったから。ちなみに駅前でポケットティッシュをもらったのは単なる偶然!

面倒なことや摩擦が起きるのも因果。じゃあ、ここ数週間で起きていることも因果かな。発信し続けたら、その情報を面白がってキャッチしてくれた方が適切な方へ手渡したようで、お初の方と意見交換。「へっー!」と盛り上がりご縁に繋がりそう。すると今度はスタート地点こそ違ったのに途中で交わり勢いづいてしまい、えいっ!と伸るか反るかって感じ。

「情報って発信し続けるもんだね」と妻。因果関係からみればそうだけど、結果なんて考えず思考の整理、自分への問いを書いてるだけなので、どこで共感が得られているかは本人知らず。でも確かなのは「情報(中身はアウトプットではなくてアウトカム)は発信しないと届かない」ということ。写真は情報発信したらわざわざ大阪からやってきた方々へ屋上交流農園の説明をする富士教材三代目の田村さん。

2019年2月19日火曜日

なんらか便秘

納得したから書き留めたんだろうけど、誰が書いたかは不明。PCを整理したら出てきた。私は便秘なのか?と自問したり(ちなみに本当の?便秘は1回だけ、その時は大病の前兆だった)。 追い込みの30年度、期待したい31年度を控え、色々な意味でデトックス(解毒)が必要だ!と思ったり。意識して毎日を過ごす(乗り切る)って意外と大変!

情報過多などによる脳内便秘、咀嚼されないから脳に溜まるんだ。もう寝るしかない(私は8時間寝るようにしてます)。心配などによる意識便秘や思考停止。笑って吹っ飛ばすのが手っ取り早いかと、心配事は意外と自身が思う以上に深刻ではないことも多い。仕事過多による意欲便秘。一言でいえばストレス。仕事量の多さもあるけど、適切な仕事量を考えない上司、不満を感じる同僚など職場の人間関係がストレスに繋がっているかも。話して解毒が一番!

日常過多による人生便秘は厄介かも。毎日はどうしても「良いことも悪いことも積み重ね」なので、過多は当たり前。良いコトは積み重ねできても、積み重ねたくないコトはどうしたらいいか?感動で粉砕もあるし、時間の経過で思い出の一つに変換や中和もできる。積み重ねたコトを放すことも一考。要は【便秘はなくらない】から便秘とどう付き合っていくのか?という教えみたいな一枚。

2019年2月18日月曜日

街に馴染む。

名著「真実の瞬間(著:ヤン・カールソン)」的にいえば「運営側にとっては毎月のことだけど、来場者にとっては、その場に長くいても出店者との接点(交流)は数分で、ファンになるかは、その短い間に受けた印象で決まる」という感じか。
一期一会とも言える機会にどれほど心地よく過ごしてもらえるか?が継続の秘訣なら「お城下マルシェ花園」は印象を確立したと思ったり。

今回は出店しなかったから会場をブラブラでき、出店者や来場者と世間話をする時間もあったり。立ち寄ってくださった方ともゆっくりでき、昨日はいい気分でした。昼には日差しも暖かくなり、気持ちのどこかにつっかえていた(出店はマスト!)という過剰な意識から解放された感じ。そして花園町に馴染んだ光景。運営事務局の地道な努力に頭が下がります。

そんな雰囲気を借りた【愛顔の食卓】への来店者は多く、日本初登場のアーモンドミルクのNICECREAMは20個出ました(気温11度では上々)。一口食べて「美味しい!」と言った外国人はヴィーガンだったり、「ミルクじゃないですよね?」と子供のアレルギーを心配した保護者は安心して購入したし、先日、鎌倉店で食べて今日はアーモンドミルクを食べ「今度は丸の内に行きます」と教えてくれた猛者もいたり。いい一日でした。

2019年2月17日日曜日

行動の効能

「行動を起こした結果が重要ではなく、行動を起こしたこと自体が幸せにつながる」を前提とするなら、幸福の実感は「主体性(≒行動)」でしか得られない、ですか・・。それなら「行動」を推奨したい。しかし!いざ行動しようとすると「準備や労力」が発生し、手間がかかると「不安」が生まれ、その不安が「結果の失敗など」を想像させてしまい、想像を前に「やる気不全」に陥る・・・。

正論を並べても行動は起きない(←名言かも!)。正論でも、それが前例のない場合、正論の精度・確度は低く、高めるには行動した結果を材料にするのが一番。そして検討の際はワッー!と何もかもひっくるめて順序立てずに整理せず(要はざっくり)に検討すると「正論を結論に結びつけるストーリー」な流れになりがち。結果、行動は評価されず(何もしない方が無難かも)という思考が生まれたり、考えすぎか・・・。

「やり損はない」が持論。行動した絶対値は1なんだから、次に繋げれられるようにしたらいいのに、わざわざゼロやマイナスへ戻すことはない。行動を起こす時は良いも悪いも成功も失敗も分からないんだから(おー!いいね!)的に後押しや応援、見守ってあげようという事例あり。いつか写真のように「いちご」を屋上交流農園で作りたいって思ったら誰でも作れるってこと。

2019年2月16日土曜日

製作者、大丈夫ですか?

「この本、知ってますか?」「いいえ、初めてです」と見せてもらった本は禁断の書的な内容(一般に売られています)でビックリ。映画・映像分野に関する辞典のようなもので一冊の本の存在(昨今はネットですからアクセスしたらスラスラーと出てくる情報とは重みが違う!)に驚くなんて久しぶり。一体なにが起きているのか?毎日、FCケータイ(スマホじゃない!)が鳴る。

しかし聞いてみると「平日、男性エキストラを5000円で(←あり得ない!)」「明後日の撮影ですけど(←無理です)」「ロケバスの車種指定で冷蔵庫など装備も指定(←愛媛では観光バスしかない!)」「沖縄の海や空を愛媛で(←撮れるわけないでしょ!)」「秘蔵が眠る家を教えてほしい(←それ個人情報でしょ!)」など、ロケ地情報ではないことも多く(都合よく使われてる?もしくは数合わせに使われてる?)と訝しげになったり。

そして以前は少なかったものの、愛媛の会社からも依頼が増えたり。こちらは地元ということで説明も丁寧だったり言語も共有できたり。撮影は今後もなくならないと思うから「撮影をする、撮影に協力する」それぞれの立場が互いの立場や役目を考えない撮影が良い作品を生み出すはずがなく「やっつけ(時間がない、予算がない、人がいないなど)」的な撮影は、ご遠慮いただきたいと。

2019年2月15日金曜日

気持ちを脱ぐ

「ゴミ出し、モーニングコール、ペットの散歩、掃除の手伝い、洗濯、話し相手、料理づくり、薬局へ薬を取りに行く、買い物へ一緒に、散歩の相手、手紙の代筆など」60種類の【お願いごと】を前に自分がお願いしたいコトは何か?カードは60種類だけど追加もでき「孫へのメールもあるかもね」「添い寝もあるよね」と笑っていたら世には既に「月額制の添い寝サービス(30分2500円〜)」が誕生していて驚いた件。

これはゲームだし、気心知れた仲間とするからワイワイガヤガヤ、ちょっと恥ずかしい「お願いごと」もネタとして言えるけど、この仕組みを地域に落とし込もうとすると【気持ちを脱ぐ】必要があって、自分をさらけ出す勇気が必要だなと(言うことで怠惰、面倒くさがりなど他者の評価を気にしてしまう恐れあり)。だから、この仕組みは気心しれた安心・安全の中でこそ有意義なものだと。

すると安心・安全の環境はどう確保すればいいのか?というと、コツコツと自分を開いて周りからの信頼を紡いでいくしかないと。正直カードに書かれていることの多くは(今は未だお世話にならずとも自分でできます)と思えることだけど、あと20年もしたら一人でできることも少なくなり、これらのカードのありがたみが分かるんだろうなぁと、今から20年後の勉強。

2019年2月14日木曜日

思考停止にさせるとは・・・

ロケ弁当は地域色豊がのぞましい
2019アカデミー賞の6部門でノミネートされた「ブラックパンサー」では釜山(韓国)での撮影がいかに「すごかったか!」が記事(電線排除、電柱抜き、道路封鎖など)になるほどで、公開当時は「釜山市(自治体)の気合いの入れ方(≒期待)がハンパない!」と関係者と意見を交わしたっけ。と他人事だったら我々を驚かす前代未聞の撮影相談がきて一同唖然となり思考停止状態・・・。

その間も「お宝が眠る場所は?」「元気なシニアを紹介してほしい」「特産品を紹介してほしい」「リメイク作品がある」「沖縄に見えるような海岸を紹介してほしい」などバラエティからドキュメンタリーまで怒涛の撮影相談ラッシュ!そして作品が放映されるのも劇場やテレビだけでなくネット(Amazon、Netflix、Hulu、Youtube)や衛星放送(意外と多い)など多岐になりました。

映画・映像を学ぶにあたって専門学校や芸術大学は「フィルム・コミッション(FC)」を学科に加えてほしい。今は顧客満足のためだけど、撮影地域は「その撮影を通して地域の魅力発信をしたい」と思っているので撮影が及ぼす地域経済への影響まで学べたらいいな。こんなに広く深く、それも全世界でFCは活躍しているのだから(世界共通はあるけど)日本版も体型的に学べたらと妄想。

2019年2月13日水曜日

価値向上・品質維持に。

カネミ農園(興居島)さんが「搾りたてだよ!」と、持ってきてくださった温州みかんジュースは「今シーズン」に収穫した新作。「味をまろやかにするために、ちょっと寝かしてから飲んでね」という言葉に(ワインと同じだよな→みかんジュースは熟しませんが・・・)妄想が広がり、別件で訪れたスペシャリストに「ワインと同じように売れると思うんです」と先日の感想を交えて熱弁。

すると「その通りですね!」と言われるものの、その方は充填する「透明瓶」が問題と指摘。一言でいえば「光劣化(≒物質が紫外線などの光を吸収してしまい品質に劣化がおきること)」。えぇ、3年ほど前に書いてました。パッ!と見は鮮やかですが適切に保管されなかったジュースは色が変わります。写真のような鮮やかな色や味を保たせるには適切な条件が不可欠。

「ワインのような遮光性の瓶」への充填が推奨されるのは重々承知だけど、充填できる整備がないから「したくてもできない現状」。昨今は「飲みきりサイズ」の紙パックへの充填もアリだけど「大手のみ」で中小企業は県外へ充填を委託するしかなくコストがかさむ。充填委託を受け入れてくれる工場は松山にはなく(自社充填だけ)、最も近くて片道35km先となると【松山に少量専門の充填工場か?】と思うわけです。

2019年2月12日火曜日

辞めて思うありがたさ。

看護師になった人、整体師になった人、編集者(長)になった人、ライターになった人、大手ゲーム会社のプロデューサーになった人、大学病院のエンジニアになった人、大学に勤めている人、公務員になった人、デザイナーを続けている人、海外へ渡った人、酪農家になった人、百貨店に勤めている人、カメラマンになった人、そして一言では表現できない生業をしてる人(私)が集まった不思議な会。

欠席者も10名ほどいたから約30名の繋がり。一時期、同じ会社に勤めていた仲間です(私は2年弱かな)。「自由な会社だったね」「残業代がパン!もあったね」「3日間徹夜してもOKだったよね」など、好きなだけ自由に猛烈に働けた職場。今ならブラックと言われそうだけど、当時は仲間との仕事が楽しくて、勝手にコンテストに応募したら入賞してしまい、事後報告したら「早く言ってよ!」と笑われたっけ、それほど自由だった。

「よくも、これだけの人数を雇ってたよね」と一同。(私が勝手に)19歳で当人のイメージがとまっていると「19歳のままでお願いします」と返答してくれた彼女はもうすぐ40歳!みんな若かった。「で?イズミさんは何してるの?」と複数から質問を受ける。普段は同じ生態系にいる方としか接していないから、そんな質問がとても新鮮で嬉しかったり。「私の職業は泉谷昇だよ」と郷ひろみがインタビューで答えた回答を真似る。

2019年2月11日月曜日

雑草堆肥のミルフィーユ

松山市内が愛媛マラソン一色の頃、約80km離れた西予市野村町では。「なにをしてるんですかー?」「私もさっき、野良仕事をしたところなんよー」「ええ天気だからはかどるねー」など、行き交うシニアの方々と挨拶をしながら「堆肥づくり」。実は堆肥ってナニ?というズブの素人でして「土をフカフカにして保水性・通気性をよくするために微生物で分解発酵した肥料」と知る。そりゃそーだ。

【雑草(植物性)でつくる堆肥】という内容だったので畑の周りにある雑草をかき集める(ココも2018年7月豪雨で被災し3mほど浸水したとのこと)。ヘビやネズミに驚きながらも雑草山を作り「しょうゆ粕(写真は板状のしょうゆ粕を粉砕中)」を撒いて、発酵を手助けする堆肥も撒、同じ作業を繰り返して雑草堆肥のミルフィーユ状態に。ひと段落して休憩は「搾りたての(農家さん持参の)人参ジュース」。

「どれくらいの期間で堆肥になるんですか?」「4-5ヶ月後ですね」「この堆肥量でどれほどの畑に活用できるんですか?」「この畑(作業場所)は十分です」と柴田先生。屋上交流農園のことを話すと「(堆肥は)屋上交流農園でも使ってくださいね」と嬉しいお言葉。実はこの企画、私たち西予市まちづくりアドバイザーが選定した地域づくり事業の一つ。書類やプレゼンだけでなく現場って大切と痛感。

2019年2月10日日曜日

つなぎ役・橋渡し役

「ショールームへお越しいただいた方への手土産にしたい」「愛媛では当たり前が、他では貴重と知った」「作り手と買い手の意識の異なりを知った」「付加価値の事例を知った」「課題は人の関わりで解決すると実感した」「事業は特徴(=面白いコト)ある提案がないと未来はないと感じた」「ココ大、愛顔の食卓を初めて知り驚いた」「新たな切り口、視点、発想の必要さを痛感した」「プロダクトアウト的な意識を改めます」など

普段接のない「業界・産業」については知る由もありません。こういう感想をいただけると「つなぎ役」として今回も無事にミッション終了!です。そして参加者から「例えばですけど・・・」と、テーマを自分に引き寄せ「自分ごと化」として相談してくれる。ITの可能性は効率化したり負担を軽減したりなど多いはず。新たなご縁に繋がりますように!

接点といえば「学生と映画祭」を結ぶ「愛媛国際映画祭ボランティア説明会」を実施。おかげさまで定員の申込を受付け、一安心。「映画観てる?」の質問に劇場よりもネットで観てたり、鑑賞よりも製作(編集、VFXなど)に興味関心のある学生も多く、ちょっと嬉しかったり。地方だから映画・映像作品製作の学びは難しいという固定概念は若い世代にはなく、単に頭の堅い我々の意識変革の方が求められていると思ったり。

2019年2月9日土曜日

フリーランス奮闘記!

何一つ保障のない身です。「愛媛国際映画祭、屋上交流農園、休眠預金口座、NICECREAM、フィルム・コミッション(FC:撮影誘致・支援)、JFC(全国のFCネットワークの世話人)、ココ大授業、愛顔の食卓、講座・研修」など、10種以上の仕事を同時に動かしています。「多動力」を提唱した堀江さんを目指しているわけではありませんが、こうなってしまった。断れない性格なのか。

もっと上手に駆け引きや工夫ができればと思いますが、できません・・・。一つ一つに全てを注ぎます宣言中!一見、一つ一つは関係ないように見えても実は「どこかで繋がって」いて、閉塞感や行き詰まった時は別の案件で考えたコトが突破口になることもあります。そして蓄えた知識や技術、経験などはノウハウとして次の案件に応用・転用もできますからね。

一つだけルールがあるとすれば「損得よりも面白いかどうか?」で決めてること。始める前から正論や損得、評論する人がいるけど、冷静に考えたら始められないでしょ(笑)。始めるかは「ワクワク感」でしょ!実は3年間も携わっていながら未だ1円も収入になっていないコトもある。けど、他では絶対に味わえないワクワク感があるから参画してたり。それを許してくれるスタッフと環境に感謝。写真はSFのような建築現場。

2019年2月8日金曜日

違和感への答

『地域の拠点である「道の駅」、地域で活躍する「地域おこし協力隊」との連携は、地域の魅力を持続的に掘り起こし、それは収入の一つとして還元・循環できる。』と、吠えた背景には「景気は回復だ!」と言われても実感は得ず、逆に(そう思わせたい理由は何なの?)と違和感を感じて、自分なりに考えみたら「地域は気づかないジリ貧状態かも!?」と思ったから。

学者ではありません。愛媛県では自然減・社会減でざっくり年1万人が減少し「市町消滅」なんて言う人もいるほど。頑張ってるはずでも実感がわかないのは、地域の経済・景気帯域が気づかぬうちに沈下(例:人口減少などによる経済鈍化、税収不足など)する中で頑張っても「沈下と上昇で相殺」されてるから。数年前だったら回復を実感できても、今では数年前のゼロと同じだったり・・・。ひぇー!という感じ。

そんな悲観的な中でも暮らし続けないとならず、どうしようか?と考える。金はないから知恵や工夫で考えると「今ある資源の大活用」しかないと。まずは地域内で連携できれば、他の地域とも連携でき、いづれ広域連携も可能かもと思ったり。「中都市間連携」ともいうけど、100のエネルギーを1回で使うのもいいけど、10のエネルギーを10回した方が持続的。

2019年2月7日木曜日

交流農園はHUB農園


「屋上交流農園」について、愛媛経済レポートの窪田記者に取材していただく。取材を受けているのは三代目の田村洋平さん、私ではありません。
「あたしゃ、惚れた人間にはおせっかいでね」と言ったのは妖怪人間のベラ。ベラは女性ですが、やるぞ!と思ったコトへ全てのリソースを注ぐのは私もベラも一緒。「屋上交流農園プロジェクト」は単なる菜園の延長にあらず!

例えば(1)交流農園は社会的損失(例:受療者112万人、潜在患者230万人と言われる心の病で休職・離職した人へのケアになるかもしれない。(2)農福連携の一つとして障がい者の経済的自立支援に寄与できるかもしれない。(3)消耗や消費が多い街中において、育てる・つくるという新しい価値を創出できる。(4)2025年、松山市は3.3人に1人が65歳以上となる背景に交流農園は生きがい・社会との接点になるかもしれない。

と思いつつ「目の前」も重要で、枝豆は実が小さくても湯がき塩ふって「中身ないじゃん!」と笑いたいし、きゅうりはキンキンに冷やしてマヨネーズで食べたい、じゃがいもは蒸してバター醤油で食べたい。ミニトマトは人にあげたい(作っても食べる克服はできなさそう・・・)。大根ができるなら「ほろふき大根」でしょ!形が悪くても作れたらテンションあがるよねと。

2019年2月6日水曜日

いい加減さ。

「物事は細分化すると見えやすくなる」と伝えていますが、最後の一粒まで細分化すると良い結果を招くことも対立や批判を招くこともある。
誤解を恐れずにいうと「悪者は叩きのめす傾向」のある昨今、コトが起きると1億総探偵となり被害者も加害者、果ては関係ない家族や交友関係までもさらされ、どうでもいい細部の一粒までスクープのごとく取り上げる悲しさ。尺不足か?ネタ不足か?

とある活動団体。信念をもち主張するのは言論・表現の自由だけど、それを見て誰かが悲しんだり傷つけるような言動は絶対にNG。最後の一粒まで細分化してしまうと「正義と悪、白と黒」が生まれ、引くに引けず対立軸になってしまう。「ここまで!」という線引きを超えてしまう傾向あり。正義と思ってることが実は悪になる矛盾や正論が自己否定に繋がることはよくある。

「一人はみんなのために、みんなは一人のために」「イソップー!」のような涙物語が好きだけど、無用な連帯責任や末代までの恥のような村社会意識からの脱却、もしくは曖昧さを残せる許容力が必要だなと、時代と共に価値観も変わってる。自分に余裕がないと他人に対しても余裕を持てないのは事実。そもそも人口は減ってるんだから、少ない人数でバトルロワイヤルしてもしょうがないと。