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2018年8月8日水曜日

アイデアは。

企画立案を学んでいる人へ、仮に一つしか伝えられないとしたら何を伝えようか?その場に集まる人の属性や経験などを考慮すると絞りきれないけど、8/11-8/12の2日間に渡り行われる【伊予銀行創業140周年記念事業「いよぎんミライ創造塾」】に集まるのは県内外の36名の高校生・大学生とのことなので【アイデアを離さないこと!】にしようかと思案中。

「アイデアを離さない」とは2つの意味を込めていて(1)アイデアを考える人・行う人に分断しないこと。「アイデアだけ」考える人がいるけど当事者意識で実行まで関わらないといけません。評論家ではなく「自分はそのアイデアにどう関わるのか?」は大切。(2)アイデアを考え抜くこと。2時間、2日間など検討期間を限定するのではなく、持続的に考えること。

アイデアは「寝かす」ことも大切。数日経ってヒントを得たり、閃いたりするのはよくある。細く薄くても意識があればアイデアに繋がるはず。アイデアがバージョンアップすると(考え抜いたかも!)と思う時がある、それが節目。一つの区切りとして企画書などに落とし込む、私の場合は助成金や補助金に申請して第三者意見を伺う(ダメなら不採用、合致すれば採用だから!)

2018年8月7日火曜日

リソースを持っているなら

「買って応援!食べて応援!」を掲げた生産者応援プロジェクト開始。8:30に愛媛県職員生協へ伺うとテレビ局が既にスタンバイ、記者の質問に答える。「販売期間は一ヶ月程度です」と伝えて現場を後にし、打合せ、ラジオ収録を済ませて戻ると「もう、半分売れてしまいました!」と生協から電話。急いで行くと用意した2つのワゴンの片方には品が3つしない。

旭合名から219本託された「パクチー醤油(餃子や冷奴にピッタリ!)」も残り100本余りになりました。「(パクチー醤油が)気になってたけど、迷ってて・・、いい機会です」と購入してくれた友人などなど。ありがとうございました。【愛顔の食卓】でも販売中で、こちらでも事情を知った方がご来店。*特別販売商品の一部には「ラベル」はなく同封されています。ご購入は事情をご理解のうえ、お願いいたします。

誤解があっては困りますが、誰かから「しろ!」と言われた訳でも、しないといけない義務もありません。1回の販売で生産者が立ち直るわけでもありません。目の前に困っている人がいて、自分たちが手伝えるリソースを持っているなら、使うべきと思う一人。そこに理由を並べても複雑怪奇になるだけ。「買って応援!食べて応援!」が自分たちらしいと思いついただけ。

2018年8月6日月曜日

内子で農家のお母さんと職人と

松野町、西予市で企画した3本の授業は今回の豪雨で中止。とはいえ、立ち止まってはいられないので新たに授業を内子町で2本企画しました。1つは農家のお母さん達が教わる【うどん打ち】。「内子フレッシュパークからり」といえば、国交相から「全国モデル」に選ばれたり、運営協議会が内閣府から表彰されたりとスゴい道の駅。「美味しい授業」を受けながら、色々と尋ねようと思います。

食後は江戸・明治の面影が残る重要伝統的建造物群保存地区の「八日市護国の街並み」へ。その中に佇む「内子手しごとの会 てしごと職人の家」で【輪ゴム鉄砲づくり】です、輪ゴム鉄砲だからと侮るなかれ、我々の幼少期のワリバシ鉄砲ではなく、職人による技術と技を惜しみなくつぎ込んだ輪ゴム鉄砲です。先生役のすーさん、手仕事図鑑にも紹介されてます。

せっかくだから、元地域おこし協力隊の山内さんが始めた古民家ゲストハウス「内子晴れ(クラウドファンディングで応援し、内子の美味しいをいただいた経緯あり)」にも行けたらいいな。内子町は資源が豊富で連続的にあるから、何でも授業(≒学ぶ機会)になる。この資源の豊富さを実感するのは、人がコツコツと紡いだ結果と理解すると、また一つ内子町を好きになるわけです。

2018年8月5日日曜日

全国各地から126団体

ジャパン・フィルムコミッション理事会備忘録。全国各地からのFCや自治体の加盟は126団体に増え、個人会員や賛助会員は計24に。結果会員数140といういつのまにか大所帯に。2009年に設立されたJFC、設立総会は築地本願寺で行ったっけ。あれから10年、前身である任意団体時代も含めると17年、ゼロから関わり今では経済産業省や国土交通省、文化庁、観光庁まで巻き込んでいます。

「これまでの10年を振り返り、これからの10年の方向性を見出そう」と提案し了承。JFCの10年ではあるけれど実は各FCの10年の振り返りとも言えて、狙いは「いかに撮影支援はコスパ(費用対効果)が高いか?」を顕在化させること。そしてJFCを軸に「国内作品と国外作品」「都市撮影と地方撮影」など、文化面や経済面での功績を個人的には考えたいと。多忙で誰もまとめてないから。

とはいえ「組織も人も年を重ねたね」と、良くも悪くもとれる助言をいただく。成熟とも言えれば老化とも受け取れ、最古参メンバーは60代になりました。次の10年を見据えると目の前の撮影支援だけでなく、教育機関と連携した人財育成は必須と思う一人。その心強い相談者として日本映画製作者協会からの理事に桝井省志さんが就任!いぇい!JFCの理事に愛媛から2人!嬉しい。

2018年8月3日金曜日

正念場、踏ん張りどころ!

愛媛経済レポートに掲載いただいたことで早速、反響があった「南予応援セット」。南予地方の生産者の商品を詰め合わせています。写真は「無茶々園、あすも、ミヤモトオレンジガーデン、サン・フーズ、旭合名、JA南宇和、尾崎食品、メニー・クエスト、KAZU工房」、被害の状況はそれぞれですが、一つ一つの被害への応援ではなく「南予」という面で支援します。

被災した生産者には「商品が汚れ出荷できない」「従業員が被災して商品が作れない」「園地が流された」「工場が浸水した」などの理由があり、我々が全てに応えられるわけはなく、限りがあります。そこで「自分たちができることは何か」を考えた結果が「南予応援セット」。詰合せる内容は固定ではなく、予算や在庫、好みに合わせて豊富な種類からご用意できます。

ただ、実は被災した生産者は南予だけでなく、松山(興居島など)にもいて、報道も支援も見えにくく、手を伸ばしたいと・・・。とはいっても我々も商売(キッパリ!)、慈善事業ではありません。生産者がつくる商品がないと【愛顔の食卓は潰れます】、この危機感かもしれない。おかげさまで東京などからも支援の連絡が入るようになりました。生産者も愛顔の食卓も正念場!

2018年8月2日木曜日

2万本売りたい。

昨年11月以降、1万本以上売れている【唐草こざくら】。150年の歴史がある中野本舗と120年の歴史がある梅山窯とのコラボ商品です。「土産をつくりたい」という中野社長の一言から「消費者でもある市民を巻き込んだらどうですか?」と提案し、あんなこんなそんなワークショップをしたのが一年前。「ありそうでなかった!」と好評いただきましたが、売り切れてしまい、この度再入荷しました。

この唐草模様は「唐草こざくらオリジナル」。箱の形を考慮して梅山窯が強弱・濃淡・長短の唐草を色々と考えてくださり決定。そして箱の「テカり」は砥部焼の磁器をイメージしたもの。紙ではありますがツルピカの用紙を採用したことで質感まで砥部焼に似せたという凝りよう。渡された相手が「んっ!?」と箱を360度見回して「これは!?」と言うに違いありません。

次のゴールは2万本。そのためには「売り方を更に工夫」が必要。単に「お土産」ではなく、お土産としての価値を深堀した方がいいのか?それとも違うアプローチがいいのか?ちなみに羊羹は(賞味期限は設定されていますが)腐らないので「非常食」としても有能です。パンの中に餡のように入れるのはどうか?渡される先々で話題になりますように!

鍵を見つける。

同じテーマでも教える人が異なれば、違う表現、違う伝え方なので、新たな学びがあって得ることは多い。最近のホッとなキーワードといえば「地域商社」。ただ「地域商社」の定義は曖昧な中で【地域で地域産品の卸・小売を営む地域発の主体・プロジェクト】を基礎にして【地域で地域産品のマーケティング、ブランディングを担う地域発の主体・プロジェクト】と続き、

【地域で公益性を強く意識し地域課題に対し事業型で解決を図る地域発の主体・プロジェクト】が発展的な定義として紹介されたのは最大の収穫。目指す方向性はバッチリなので、あとはどう実現するか?その実現の前に立ちはだかる「(少量多品種の)物流」、この解決策に悩んでいたら「いっそのこと、物流会社作ったら?みんな困ってるんだから、アッハッハ!」と助言される。

既存の物流システムに工夫を求めていたけど、そんな突飛な発想があったか!と更に悩む(笑)。「いづれドローン配達なども普通になるんだから、陸だけが全てじゃないよ」と追い打ち助言。一理あってJR予讃線や道路の陥没などで県内の物流は一時停止状態になったっけ。いやぁ、妄想はできても本来の目的とかけ離れてしまいそう(笑)。まっ、それも含めて地域商社か!?

2018年8月1日水曜日

お金の話。

「10年間使われなかった口座のお金は国に没収されるんでしょ?」と夕飯時に長女。「えっ!?没収じゃなくて、今まで金融機関の雑収入となっていたのを、地域福祉のために使いましょう、と国が活用する仕組みを今構築している最中なんだよ」「ふーん、じゃあ私の口座のお金は?10年以上触ってないけど」「大丈夫!窓口に行けば下ろせるよ、安心して」と、休眠預金口座活用のCMみたいな会話。

総論賛成から各論に入り喧喧諤諤の様子。そりゃ、過去3年間の休眠預金口座は700億円/年平均と言われたら、むらがるよねと。本来なら「指定活用団体(各地域への分配調整などを行う団体=全国に1つ)」が決まる時期なのに未だだから「資金分配団体(地域の公益活動に分配調整などする団体=全国に複数)」まで話が行かない。そもそも愛媛(四国)で議論が少ない・・・。

そんな傍で、全国賃金の平均が26円引き上がり874円/時に。東京は958円/時間、愛媛は739円/時間、219円の差は物価などか!?仮に一日8時間働き×739円=5912円/日。週5日間働き29,560円/週。1ヶ月(4週間)で118,240円/月。1年間(12ヶ月)で1,418,880円/年か。こういう働き方の方が全国に2000万人以上いると思うと、お金はある所にはあって、ない所にはない現実を知ってどうすべきかと。

2018年7月31日火曜日

アイデアいただき!

心の師匠、前田さんの依頼で180人の大学生へ授業、授業前の打ち合わせで「寝てる生徒がいたらゴメンなさい」と言われたけど目立つことはなく、意外と(と、言ったら失礼ですが)盛り上がる。紹介したのは「6次産業化の可能性と課題」について。個人的にも6次産業化(≒加工食品)は可能性大!と思っており、伝えながら再確認。

「(良い品、本物の品は)食べればわかる!と言われるが、接点のない人へ対し、どんな機会を作れば食べてもらえるか?」と質問。すると「観光農園をつくる、購入者がPRできるようにする、パッケージデザインの公募、異業種とコラボ、試食を付属でつける、生産者スタンプラリー、最初に試食を無償提供、Youtuberに紹介してもらう」など、若い感性が爆発!

発表から妄想したのは「生産者スタンプラリー」。縦9マス×横9マスの81マスのカードを用意し生産者名を各マスに印字しておく。商品購入の際、その商品の生産者マスに「済」印をつける。済印を増やすには色々な生産者の品を買わないといけない。10マス済で5%割引、20マス済で10%割引、30マス済で15%割引にする。マスを増やすには新しい生産者と接点をもたなければならない、面白いかも!

2018年7月30日月曜日

大海の木の葉

自業自得と言われたらそれまでですが、作業が滞りアタフタ。有能なスタッフにタスクを挙げてもらい作業量を計算すると3倍のスピードが必要・・・、踏ん張れ私!
モノゴトって自分の希望通りに進まない(涙)。ワッー!と波のように次から次へと押し寄せて写真のよう。佐田岬でのクルージングは2-3mある高低差に大海の木の葉状態、テーマパーク真っ青な迫力でした。

被災した商品の販売に賛同してくださった協力者と協議終了。「せっかくなので目立つ場所で販売しましょう!」と提案いただき大感謝、8/1に販売できるか!?8/9-8/10は東急ハンズ松山店で親子向けなどを対象に「ちりめんモンスター」を実施予定。そして8/11-12は伊予銀行140記念企画の「いよぎんミライ創造塾」、高校・大学生30名以上の申し込みがあったとか!

8/25は【愛顔の食卓】のオープン2周年!あっ!という間の2年間で、ここまで運営できたのは奇跡としかいいようがなく、偏に生産者と来店&購入してくださっている方々に支えられています。感謝の気持ちとお礼を商品で表したく、8/25からキャンペーンを始めます。あっ!8月は「いいね定期便」の発送も始まるし、授業もあるし、アタフタの海にいるのにワクワクする変わり者。

2018年7月29日日曜日

社会に問うたり、企てたり

「変化を拒む人ではなくて、変化を望む人でありたい」と同世代の市民学生の言葉から談義。不惑を迎え、人生の折返しに差し掛かるとこれまでの経験による価値観に左右される中で、否応無しに変わる世の中の価値観との違いに(私、ついていけるかしら・・・)と不安になるのは当然で、自分の価値観と世間の価値観にズレが生じてしまうのか!と感じたり。

時に新しいコトが疎まれるのは「未知のコト」だから。今まで通りではいかないし、新しい思考が必要だし、手法だって考えないといけない。一言でいえば面倒だし手間、その上、うまくいく保証はなにもない。でも現状に苦言タラタラしてもモノゴトは改善しない。なら失敗しても現状のまま、うまく行けば改善に繋がる変化に期待してもいいのでは?と。

現状を全て受け入れる方はそのままでいい、それも一つの価値観で生き方。我々のような立ち位置は行動や成果でしか変化を表せない。【社会に問うたり、企てたり】してこそ存在意義があるはず。「これからをどう企てるか?みたいな授業をしませんか?」「単なる企画立案ではないよね、チェンジメーカーズのようだね。参加希望者いるかなー」「一人います!」

2018年7月28日土曜日

わずか8.7%。

印象的なプレゼンテーションについて調べていたら「スター・ウォーズ(SW)」にヒントを(勝手に)見出した。ナニナニ、SW三部作(4/5/6)の作品はそれぞれ2時間5分(EP4)、2時間7分(EP5)、2時間16分(EP6)=合計6時間28分。それに対しダース・ベイダーは8分6秒(EP4)、11分5秒(EP5)、13分44秒(EP6)=合計33分41秒。全体の8.7%しか登場していない!

EP4には8分間しか登場しなかったの?最初と最後のシーンで、後世に残る印象をどんだけ与えたかと思うと敬愛するジョージ・ルーカスの演出力にビックリ!全体の8%しか登場していないのに世界観を支配する強烈なインパクト。上映をプレゼンに置き換えるなら、このインパクトは何で表現できるのだろうと考えると、圧倒的な存在力と解釈に幅を与えない数字・数値だろうか?

と、誰も気にしないことを一人気にしていたら、先日プレゼンした企画が採択!との朗報。ダース・ベイダーのような存在感は出せなかったけど、聞き手に描きたい社会を想像させることはできたと思う。印象は聞き手が再現できたら伝わった証、これからも追求しよう。それにしても本当にビックリ、2時間の内、わずか8分とはね・・。

毎日はペラペラだけど。

松山から10000km以上離れたアフリカ・ケニアの今、屈託のない笑顔、ドヤ顔の笑顔が微笑ましい。昨年お世話になったNGOの所へ、息子は一人で訪れボランティア活動に参加中。肉体労働でヘトヘトになっても子供達と遊んでヘロヘロになっても、食事は豆が多くても「生きてる」ことを実感できる毎日のようで、貴重な経験をしてるなーと、父は羨ましく思ったり。

何をもって「生きている」を実感するかは人それぞれだけど、私は「人に頼られたり、求められたり」が多いと思っていて【頼まれごとは、試されごと】で受けてます。そもそも期待されなければ頼られることもないしね。「社会と繋がっていたい」という承認欲求的な意識がそうさせてるのかな?でも現実では格差や疎外など社会自体が繋がりを拒絶してるかも!?と思う場面もあったり。

「生きづらい」と思う人は何かに気づいているから生きづらいと感じているのだと。社会をどう定義するかだけど、地域社会もその先では世界と繋がっていて(今のままでダメだから動こう!)と思う人が多く出てくるといいなと。そのためには「生きてる」という実感は一つでも多いほうがいい。「生きてる」と思うことは周囲への感謝に繋がる。毎日はペラペラだけど奇跡の一枚。

2018年7月27日金曜日

食べて応援。

自分のことはさておき、行動を興す人はいて、動けば色々な資源を消費するのはわかっていても(損得勘定は後回しー!)と頑張る人。でも、そういう頑張る人への支援策は皆無に等しく、当事者の強い気持ちに支えられて成立していることを知っている人は少ない。誤解を恐れずに言えば「お願いしてないコトですよね?」「出しゃばり」と言われかねないのが厄介。

【助ける人を助ける仕組み】を中間支援というけど、5年間携わったと言えても今回の災害には「全くの無力」で、何かを学んだ歳月ではあったとしても中間支援という分野で手応えを掴むのは難しい。幸いにしてココ大は3年前から「生産者支援」を掲げ【愛顔の食卓】を立ち上げているから明示できるけど、冒頭のように生産者への支援はあっても生産者を支援する生産者などの支援はない。みんな繋がってるんだけどね。

支援の持続を維持する前に立ちはだかる課題も解決法もわかるのに、課題の山は険しく解決への登頂は困難、ベースキャンプに居て間近にそびえる課題の山を見ているよう。と能書きではなく、次段階の1歩を踏み出す準備を開始。我々の生産者支援とは「売る」こと。中間支援から学んだことは、手応えのない取り組みからの明確な手応えを設定する思考だったのか!と。

2018年7月26日木曜日

出番です。

愛媛県南予地方局で豪雨被害の状況を共有後、山下さん(あすも)→兵頭さん(NASSO)→高橋師匠(尾崎食品)→中川さん(旭合名)と南予の生産者を訪問。
電話や愛顔の食卓で近況は聞いていたけれども豪雨以降、南予へ行けていなかったので現場に足を運ぶ。皆さん「私は大丈夫、◯◯さんの方がもっと大変だから、行ってあげて」と、気遣いの言葉に胸が締め付けられる。

写真は吉田町にある旭合名さん。日常と異なるのは災害支援に自衛隊(北海道などから)が基地を設け、お風呂や給水所などを解放していたこと。そして今回の目的は【被災した商品の買取り】。不幸中の幸いとしか表現できない商品たち(汚れた、ラベルがない等)約200点を預かる。色々と正論っぽいことを言う人がいますが、そんなレベルで解決する話ではありません。

預かった商品は何かしらの方法とタイミングで販売予定です。ライフラインの復旧もまだまだですが、次の段階へ押し進めなければとも思い(我らの出番!)と思い動いています。旭合名さんには被災した一升瓶の醤油など、愛顔の食卓では引き取れなかった品も数多くありました。兵頭さんに「熱中症にきくよ!」と頂いたNASSOの新商品(飲みきりサイズ)が身に沁みたこと。

2018年7月25日水曜日

帰り道シリーズ絶好調!

三浦哲也さんをお招きしての授業も5回目。フォンダンショコラ→クレープ→クッキー→マシュマロと続き、今回はゼリー。回を重ねる度に三浦さんの伝え方はコツを掴んだ紹介になり、授業の流れは3分間クッキングのような構成に。参加者も宇和島、今治、西条から参加の方もいれば「仕事帰りの息抜き、帰る途中の楽しみに参加」と、描いていた授業目的と合致して安堵。

今回のゼリーは「暑い季節を涼しく感じられますように」とリクエスト。素材となった「白ワインゼリー、フルーツゼリー、パンナコッタ」などの作り方を聞き、カラフルなゼリー素材を層状に重ね(ザクザクに入れると綺麗だった)、フルーツや食べられる花「エディフルフラワー」を添えたら透明感あるカラフルゼリーのできあがり!ポイントは「各素材の硬さを左右する分量と冷やし具合」とのこと。

好評なので「帰り道シリーズ」は8月以降も継続決定!7月の参加者に「どんなスイーツを学びたいですか?」と尋ねると「シフォンケーキ!マカロン!フルーツソース!わらび餅!」などアイデアが出る。その中から8月は【わらび餅(8/22)】に決定!スゴいと思うのは好き勝手言うアイデアにも三浦さんは涼しい顔(笑)。やはりできるパティシエは違います。

2018年7月24日火曜日

目指せ!30万円

佐田岬ワンダービューのプレイベントとして行われたロケハンに随行。集まったのはカメラ女子、ドローン男子など、背景は知らないけど「筋のある」方々。4名の方が計6機のドローンを持参し(その内1機はレース用で猛スピードと旋回したり、さらに1機は全員が「おぉ!」と声をあげるほどの機種だったり、ヘッドマウントディスプレイで鳥気分の映像を見れたり)

審査員として伝えのは「ワンダー」というコンセプトにどう沿う?「ワンダー(驚き)」には2つの考え方があって、1つは「誰も見たこともなかった、初めて見る驚き(≒斬新)」、もう1つは「知っていたけど深くは知った驚き(≒深化)」があると。実際に風力発電の近くまで迫った映像は見たことなかったし、迷路のような集落では知っていたけど奥まで知らなかったとか。

コンテストだけど、コンテストの先に見据えるのは(こんな素敵な佐田岬に行ってみたい)と広く思わせて行ってもらうこと。その演出や構成に最新技術や技量、経験を存分につぎ込んで欲しいとリクエスト。個人的に感じたのは視点や対象物によって映像が女性的だったり男性的であったり。そして誰でもプロ級の映像を作れるようになったことを喜ぶべきか脅威と感じるべきか。

2018年7月23日月曜日

これは一体・・・。

7日間だけでこの不都合な真実。県内の農業従事者は10年間で20%減り、現在の従事者は70代が半数で40代以下は10%未満。10年後は大量離農が避けられない深刻な状況。
県内の倒産(1000万円以上)は横ばいの22件、その理由は「既に経営不振の事業者は淘汰されており大型倒産も減少基調」とのこと、景気の回復じゃないのか。赤字ではなくても人員不足による倒産もアリとか・・・、うーむ。

全国で働く人は6621万人で、2012年の調査から12万人増えているが、パートや有期契約、派遣などの非正規労働者は2133万人と32%の割合。前後の文脈を読むと年齢によって非正規と正規にバラつきがあるとのことだけど、もはや「非正規or正規」と区別や表現するのは時代遅れかと。非正規だから幸せがあるかもしれないし、正規だから不幸なこともある。

でも避けられないのが県内の高齢化(65歳以上)。県内高齢化率は平均31.58%。県内1位は過去5年間お世話になった久万高原町で47.02%。そして2位は週末に訪れた伊方町で45.47%。そして3位は上島町の45.30%。こればかりはどうしようもない・・・。いづれ消滅する地域が出るのは不都合な真実だけど本当のこと。それに今回の豪雨・・・、何の因果かと思ったり。

企画講座補完。

ココ大インターン生が最も学びたいことは「企画立案」について。【言わずして伝えられるか?】が私が信じる企画の真髄。この真髄が彼らに届きますように!そのためには、いかに企画は「面白い(≒共感)」と思わせるかが鍵で、お会いしたこともない第三者を動かすことができるか?が肝。企画の最初は個人発のアイデアでも、実行されたら成果は社会の共有物でいい。

企画を立てたからといって全ての人に受け入れられることはないことも伝える。企画によって「都合が悪い、面白くない、損する」などを感じる人もいる。最高なのは、最初こそ苦い顔をしていた人たちも気づかぬうちに巻き込むこと。「損をするから面白くない」など明確な意思表示があるわけだから、その点(損をしなければ協力してくれる)さえ改善すれば協力への近道になる。

本当に厄介なのは無関心、無意識なアイデアキラー(≒それっぽい正論を振りかざす人)。ひと昔前は「なんとか振り向かせようと」エネルギーを浪費していましたが、そのエネルギーは本来注ぐべきコトへ注力したくなってきたお年頃(涙)。企画立案を学んだ彼らが社会の中核となるのは10年後(2028頃)、新しい価値を創出しているだろうと期待して投資!

2018年7月22日日曜日

知らない者同士。

色々と抱え込んでしまった自分をクールダウン。を期待して1泊2日伊方町の旅へ(詳しくは後日)。しかし日中は36度以上!そして強烈な日差しにもはやヘロヘロ。3リットルの水分補給はしたでしょうか?そして夜は20名近くとBBQ、夜が更けてゆくにつれて風が涼を運び、互いに知らない同士による「悩み相談」は利害関係がないから喋りやすく、仕事のこと、人間関係、政治問題など多岐にわたって盛り上がる。

場所や立場は異なれど、悩みはどこでも誰でも大体同じと思ったら少し気が軽くなったり(この時ばかりは梅酒を2缶ほどあけました・・)。喋りながら人の悩みを聞いていくうちに【悩みの根源は人だけど、人(自身)しか悩みは解決できない】と、悟りに似た境地にたどり着く(笑)。この世界はコンチクショーだらけだけど、自分自身もコンチクショーでした。

くれぐれも悩みは抱え込まないことです、抱えても立派ではないし、抱え込むとストレスになりあの悪夢が蘇ります(涙)。互いに知らない同士で無責任に話すのも悪くない!余談ですが「亀ケ池物語」と「亀ケ池温泉」は別です。亀ケ池温泉は入浴施設(気持ちよかった・・・)、亀ケ池物語は短期滞在向け宿泊施設。「亀ケ池物語」を知っている人いなかったよ!