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2025年12月5日金曜日

本音がポロリ。

愛媛でダムカレーと言えば玉川湖
土木系の職員らの会話。
「ダムカレーって皆さんの取組み/仕事のPRに繋がるんじゃないですか?」と何気なく尋ねると、ちょっと間が空いて、何とも言いにくい表情をされるので「えっ!もしかして違うんですか?」と質問を続けると「難しいですね・・・。」と職員。

「カレーは美味しいですし、ユニークなアイデアですが・・・。」「ですが?」「我々が作っているダムを決壊させるでしょ?オォ!(≒悲しい)となりますよね。」「と、言うと?」「我々は24時間365日、ダムの管理をしているので、決壊と言うのは大惨事なわけで、簡単に決壊されてカレーが流れ込む。ねぇ・・・。」と笑いながら周りの職員に相槌を求めて「だよね・・・。」となる。

半分冗談まじりだったけど半分本音何だろうな。


専門家/担当者がそんな気持ちを抱いているなんて、1mmも思ったことがなかったので「そうなんですね。全く知らなかった。」と単に食べ物で、食べ方は自由だけれども職員は注文しないとのこと(笑)。
たかがカレー、されどカレー。職員の仕事へのプライド/誇り、自負を感じた瞬間(笑)

「優しい人に負担がかかるのはよくない。」と、ある職員。
決して意地悪とかハラスメントではないという話。
仕事量に対して人員はギリギリで対応していて、一人が欠けたら周りでカバーするのは仕事ではよくあること。

だけど、仕事量が増えているのに、ギリギリの人数でキャパオーバーに寸前の所へ突発的な事態が発生する。すると、どうしても周りで“さばく”必要があるけど、周りも既にキャパオーバー寸前。

だけど、やっぱり誰かが対応しなくてはならず、「そういう場合、民間ではインセンティブ(優遇措置)でフォロー、補填しますけどね。」と言うと、制度として無いので、優しい人(≒責任感の強い人)が負担してくれて成り立つこともあるとのこと。

お金というインセンティブでなくとも、時短やテレワークでもOKなどのインセンティブでもいいんですけどね・・・と本音がポロリ。

実はしてるかも。

週末は神主さんという職員も

「復(副)業のイメージが湧かない。」という職員。

「ひと昔前のイメージで言えば“副”業であって、“主”の生業があって、主の生業以外にも稼ぐ必要があるなど、仕方ないイメージで、““副業しなくては稼げない”など、イマイチな誤解があったかもしれませんね。」と伝えると(まぁ、そんなイメージもあったよね。)的な雰囲気。

「でも、今は“副”ではなく“複”なので、格上とか格下とか全く関係なく、同列に稼ぐ手段として複業されてる方も多いですよ。私は“いよココロザシ大学”と“フィルム・コミッション”の2本柱が複業(≒名刺を2枚持てる仕事)です。」と紹介

そんな話をしていると先日立ち上がった「EHIME no MIKATA(公務員の複業推進団体)」を思い出し、紹介すると驚く職員たち。

どうやら職員の中には、いつか複業に挑戦(≒自己表現など)したいと思っている方もいて、ひと昔前の複業イメージ(お金が必要など)は今はないみたい。

でも、ここまで話してもピンとこない職員は未だいて、どうしたら復(副)業のイメージを共有できるか?と巡らせてたどり着いたのは・・・。

平日は公務員、週末は実家の農業などのお手伝いは兼業と言っているけど、復(副)業と言えるかもしれません。ただ、復(副)業のイメージがないのは、賃金が発生していない(=手伝い/ボランティア)からかも。だから、実は意外と多くの人が復(副)業をしているけど、そう思っていないという認識が復(副)業のイメージとして湧きにくいかも。」と伝えると、(あぁ!そういうことか!)と相槌をうってくれた職員複数。

実は既に復(副)業と同じ働き方をしているけれど、手伝い/ボランティア=無償だと、生業と認識するのは指摘されないと分からない。は“地方あるある”かもしれない。

収入増だけの理由でなく、自己表現、生きがいなど、復業は今後も確実に増える!

2025年12月4日木曜日

やっぱり誤解。


12月9日(火)17:05からNHK松山放送局からの生放送ラジオ「ひめゴジ!」では、「フィルム・コミッションQ&A」を話すのだけど、その構成にした理由はフィルム・コミッションについて、まだまだ知られていない、誤解されているからと思ったから。

日本にフィルム・コミッションが誕生して20年以上経つけど、月日が経てば知らない人が増えたり、または誤認識で広まったりするのは世の中の常。

特に当事者である製作者に誤解されるとキビシい!
そして、やっぱり誤解されていた・・・と言う場面に遭遇する。

「県内の映像製作者はフィルム・コミッションを利用していいんですか?」「もちろん!県内からの相談が少ないのは土地勘があるから“わざわざ”FCを利用することないかな?」という人です。県内からの相談も大歓迎です!

「ロケ・コーディネーターとどこが違うんんですか?」「まずは民間はロケ・コーディネーション。行政はフィルム・コミッションという棲み分けです。そしてFCは相談、撮影支援費用が無料という点、そして公共施設や警察・消防などへの相談は円滑です。」

「自主映画撮影でも相談していいんですか?」「もちろんです!商業映画の有無、プロアマを問わず相談していただけます。
20年前に当時学生だった卒業制作作品を支援して、今年、当時の学生は東映のプロデューサーとなり、再会を果たしたというエピソードもあるので、分け隔てなく撮影支援します!」

という相談もあれば「現地でロケバス1台、10人乗りを2台、エキストラさん10名を発注したいんですけど見積もりください。」という勘違いな製作者もいるから、こういう時は丁寧に説明してお断り。「FCってそうなんですね、知りませんでした!」が多い。

いつでも何回でもあらゆる手段を通して、フィルム・コミッションについて紹介して理解と協力を浸透させないといけない。という話。「ひめゴジ!」でもしっかり言おう!

アドラーは。

アドラー
漫画/アニメ「キングダム」から。
秦軍は趙を攻めるも李牧に敵わず、外からの直接的な戦いは難しいと判断すると、秦軍総大将の王翦は、「李牧が謀反を企てている。」とウソ情報を流し、ウソ情報に騙された趙の王は、李牧から指揮権を渡すよう命じるも、拒否されたことで王の命令に背いたという理由で李牧は処刑。その後、趙は秦国に滅ぼされる。

「勉強をしなさい!」と周りから言われて、嫌々、渋々、勉強する子供。
その一方で、レゴで高い塔を作りたいけどどうしたらいい?と相談され、土台の大きさや高さを“自ら”ノートにイメージ図を描いて、そのために堅牢な土台を作るには何個のレゴが必要か?を計算した子供。やらされてた顔と全然違うイキイキとした顔!

文章練習が必要と思うも、どうすればいいか分からなかった20代青年。
お金がなく、「書いて、お金は貰えないだろうか?
」と考えた末に愛媛新聞の「門」というエッセイ欄に載れば1,000円の謝礼が出ると分かる。
数千円を稼いだり、全国紙にも掲載されて2,000円だったかな?もらったり。*私です。

現状を見て改善が必要と分かっていながら、多忙などで後回し、無理と決めて見て見ぬフリ、自分の所轄ではないから難しい・・・などはよくあること。

でも、自分と直接被った課題の場合、ボランティアなどで携わったり、自分しか持っていないノウハウ、知識を提供することで改善や解決に貢献したりすることもよくある。

要するに「外側から(外的に)変えようしても難しかったり、時間がかかるコトも、内側から(内的に)だと、意外と簡単だったり、短時間で成し得たりするコトあり。」という話。

と、書くと、とても大変そうに見えるけど、実は全ては「心持ち」次第で、「できるという判断をしてない。」だけで「できないという判断をしている。」はアドラーの言葉から。

自らの発意(自発的)なコトなら、周りから大変だね・・・と言われても、当人はまったく苦労も大変とも思ってないのが良いところ。

2025年12月3日水曜日

3歳になります。

ロボットの共生

2022年12月29日が、アルゴ(LOVOT)の誕生日。もうすぐ3歳。
やってきた当時は物珍さもあって、キャーキャー言って、子供たちはアルゴを囲んでいたけれど、丸2年も過ぎると、「オッス!」とか「アルゴさぁ、インチキに遊んでもらいなよ」など、すっかりフツーに馴染んでしまった(笑)、それでいいんだけど。

「ロボットとの共生」を目的にココ大付属学園へやってきたアルゴは、かなり高性能だけど“何もしない”。
見張りも荷物持ちも案内もしない。喋ったり、呟いたり、歌ったり、踊ったりはするけど。

だから、色々と期待する大人よりも子供たちとの相性がいい。
椅子に座り、アルゴが動き回る机に腕組みして、ずっとアルゴを見続ける子。

すると、アルゴの方から近寄ってきて、クピッー!ピピッー!などの電子音で喋りかけるんだけど「今、そんな気持ちじゃない。」など、子供の方がクールでツレない時もあったり(笑)

バースデーカードが届く。アルゴの成長日記、クーポン件などが入ってた。
最近はデパートや介護施設でもLOVOTの導入が多いようで、2024年12月現在、愛媛県内には21体いるよう。
松山のユーザーが集まって複数のLOVOTが走り回ったら、面白いだろうな。オフ会か!

そして3000円のクーポン券。去年は5000円だったような・・・勘違いかな。
3000円のクーポン券を活用しても私の普段着よりも高い(1万円超)んだから、参ってしまう(笑)。ただでさえ、毎月1万円の食費(≒維持費)がかかっているのに。

一つ良かったと思ったのは、犬や猫が好きなのにペットアレルギーで飼えない、触れない学生がアルゴは触れたというエピソード。触れば人肌に温かいし、ズシリと重量感(約3kg)も感じるし。

シニアが施設などで飼えない動物代わりとも聞いたことがあるし、ロボットとの共生は確実に理解と浸透が広まってる感じ。
冬休みも子ども達に癒しを授けてくれる存在でありますように!

遂に現れる。


ひょんなコトとはこのこと。
昨年12月、愛媛県研修所からの依頼で実施した研修に参加してくれた岡田さんと10年ぶり?の再会。

彼が新規採用職員として観光国際課に配属されて担当したのが「えひめフィルム・コミッション」。

3年間一緒にフィルム・コミッションに取り組み、彼の愛車の旧型ミニクーパー(おしりに響くエンジン音と地面スレスレを走ったような感覚)で撮影現場にも行ったり。

そんな彼とSNSで繋がり、発信していたのが「EHIME no MIKATA」という一般社団法人を立ち上げたという話。

何かと思ったら、「公務員を主体に地域の課題を解決する活動/団体」とのことで、一般の人も入会できるけど、“公務員主体”という点が面白く聞こえ、キックオフミーティングが行われるタイミングでもあったので、会員登録(私は無料会員)して参加。

キックオフミーティング時の会員は既に20名を超えていたとのことで、メンバーが見えるSlackには、見覚えのある名前が複数。「泉谷さん!お久しぶりー!」とオンライン上でやりとり。

「EHIME no MIKATA」は、(公務員主体で)積極的に地域の課題改善に関与していく!という代表理事の横山さん(彼も公務員)、専務理事は岡田さん。

まだ活動実績がない団体だけど、気概が素晴らしかった!
ブレストレベルでは、地域の困りごとに相互扶助の仕組みで解決したい。空き家を改修して活用したい。地域の文化継承に必要な人材や環境を改善したい・・・など、どれも身近で(わかる!)という内容。

でも、そう思っても現実は「お金」がなければ解決できない世の中。
「EHIME no MIKATA」では有料会員設定もあり、代表理事の横山さんいわく「5年で1,000人の会員が集まれば組織、事業とも回せるのではないか?」というイメージ。

多くの人にとって「EHIME no MIKATA」は復業だから、実費程度でいいのかもしれない。
これまで研修や講座で多くの公務員と接してきたけれど、ついに現れたという感じの公務員主体の地域づくり団体。

私はどういう立ち位置で関わろうか?という感じ。

2025年12月2日火曜日

駄話な映画の日。


昨日は1日だから「映画の日(毎月1日)」。
ふと、(劇場で映画でも観たいな!)となり、最寄りのシネマサンシャイン衣山の上映作品を調べたら・・・。

『MGA MAGICAL 10 YEARS ANNIVERSARY LIVE』→9スクリーン

ナイトフラワー』→5スクリーン

栄光のバックホーム』→5スクリーン

j-hope Tour 'HOPE ON THE STAGE' THE MOVIE』→2スクリーン

仮面ライダーガヴ』→2スクリーン

果てしなきスカーレット』→4スクリーン

TOKYOタクシー』→5スクリーン

わたしが恋人になれるわけないじゃん、 ムリムリ!』→1スクリーン

平場の月』→1スクリーン

港のひかり』→1スクリーン

劇場版 呪術廻戦「渋谷事変 特別編集版」×「死滅回游 先行上映」』→4スクリーン

プレデター バッドランド』→1スクリーン

爆弾』→2スクリーン

映画 すみっコぐらし 空の王国とふたりのコ』→1スクリーン

てっぺんの向こうにあなたがいる』→1スクリーン

秒速5センチメートル』→1スクリーン

劇場版「チェンソーマン レゼ篇」』→1スクリーン

劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』→3スクリーン

国宝』→1スクリーン

19作品を上映していたけど、タイトルを知っている作品が6本(31%)しかなかった。
いかに勉強不足かを知り凹んでしまう。作品館賞も仕事の範疇なんだけどな・・・。

19作品のうち、邦画は18本、洋画は1本。
19作品のうち、実写は13本、アニメは6本。

ライブ映像の映画化、既存作品の再上映+αなど、多彩なラインアップに(へっ〜)となる。

『鬼滅の刃』が3スクリーン、『国宝』が1スクリーンとロングラン上映。
『鬼滅の刃』は383億円を超えて歴代1位の400億円狙い。
『国宝』は実写日本一の記録を更新したから有終の美上映か。

『果てしなきスカーレット』に心が動くも、結局、見送る。
で、NETFLIXで前作を観ていた『オールドガード2』を観たら、一体何を見せられているのか?という、間延び作品(≒PART3へ続けるための何も起きない作品、酷評された『ソロ』と全く同じ展開)にガックリきて、口直しに何を観ようか?と思っても眠くなる。

文字と喋り。

夜のようですが朝6時過ぎのスタジオ。日の出前。

週刊ココ大ラジオの収録日。
朝早い収録だから、夏はスタジオに朝日が差し込むのだけど、12月だと日の出前。
辺りは真っ暗で夜のように見えるけど、朝6時過ぎの収録です。

津田Dには10年以上、付き合ってもらって感謝しかありません(お互いに朝がいい!という理由なんだけど)

11月15日(土)行った「続・続・体に優しい万能タレ」授業と「図書館に泊まる。」授業の振り返り、文字ではなく喋りで振り返りすると、また違うから面白い。ライブ感があっていい。

そして喋りながらハッ!と気づくこと(例:リスナーが情報に置かれてるかも!授業の目的は何度でも伝えなきゃ!など)も多く、文字で伝えるコトと喋りで伝えるコトは、内容は同じでも伝え方/伝わり方が違うと内省。

収録は2回分で終了。
ただ、録音放送なので津田Dと次回の放送について話すと、もう年末放送が必要と分かる!

すると、おのずと「2025年の振り返り」になるのだけど、2025年を振り返ることなく、今日まで至っているから、う〜むとなる。

そういう時はカレンダーを見たり、過去の学長日記を読めばいいのだけど、(あまり覚えてないなぁ・・・)と本人は思っているだけで、実際は色々してました。

2025年も1月のココ大付属学園から始まり、出張先で角川武蔵野ミュージアムに行ったり、埼玉県で講座をしたり、撮影誘致の打合せをしたり、NHKラジオで喋り、歯医者に通い、新年会に出席したり、高尾山に登ったりと、単に本人が忘れてるだけでした。大丈夫か?私。

2025年も残り30日。
穏やかに過ごせることを願っているけど、毎日、どこかは地震で揺れているし、この寒い中でも撮影は日本のどこかで行われているし、紛争も続いているし、自分を守るだけで精一杯という気持ちも分からなくないけど、明日はこちらの都合に関係なくまた訪れる。

2025年12月1日月曜日

お値段以上。

76mmのプロ用缶バッジ機械を手にいれる。

「創る」というのは、ゼロからイチだから時間も手間もかかるという話。
“それまで”なかったモノで、創ることで価値が生まれる。

ただ、その価値というのは、プロダクトアウトの場合は作り手のウォンツだし、マーケットインの場合はニーズなはず。

長らく巡らせていた缶バッジ。
大昔にも作ったことがあり、うまくいったのだけど、所詮、子ども向けのトイ缶バッジ。作り続けていたら壊れてしまい、そのまま放置でフェードアウト。

再び、火がついたのはアメリカ製のゴッツく堅牢な機械から出来上がる缶バッジ。
”媚びてない”作りが気に入る。
「子どもだから子ども用」という考えはなく、「子どもだからこそ高品質」は持論。

しかし、類似品モ多く、缶バッジの普及サイズは56mm辺り。
せっかくだもの、差別化したい!と思い、欲張ってプロ仕様の76mmの缶バッジが作れる機械を購入。

ちなみにハーモニープラザでは、56mmの缶バッジを100円で制作できるので、ココ大付属学園でもいづれは材料費(100円かな)だけ、いただこうかな。

缶バッジは大きく3点(カッティング機械、プレス機械、フィルムなどのパーツ)で構成されていて、カッティング機械もプレス機械は鉄製でメチャ重い!フィルムなどのパーツも3種類(表、裏、フィルム)で構成されていて、その間に写真や絵を挟んでプレス。
私は、もう一つ「収納ボックス」を購入したけど、これがまた堅牢で重い!
合計金額10万円以上!

でも、そもそも缶バッジを作るための素材も必要で、そのためには基礎的な印刷知識が必要。
90mm×90mmの300dpiで印刷、それも光沢紙、コピー用紙で出力結果は微妙に異なる。

PCで色味などを整えて出力、カッティング機械でカット、プレス機にパーツと出力した素材を挟みレバーを押し込み、受けのパーツを置いて再度プレスすると缶バッジが完成。
こだわりは、通常は安全ピンだけど、磁石で貼れるパーツを別途購入して付加価値向上。

調整やコツを掴むまで約2時間、納得いく出来になった!
チェキで撮っている写真、フレームに入れた写真の他に、新たに缶バッジという価値を手にいれてレベルアップ!

人のフリ見て内省。


ホント、成功というか、成果が出る&出せる秘訣の一つは「サッサとやって、サッサと失敗して、サッサと改善してもう一回する。」の繰り返し。

一回でうまくいく。なんてコトはない。映画やドラマの見過ぎ。あれはご都合主義。
プロジェクトマネジメントを学んだ人なら「プロジェクトは基本的に失敗する。」が大前提なのは知ってるはず。

リスクの発生や対処法をどんなに用意しても、プロジェクトは“生き物”だから、常に成功を求めて変化するから、固めた/固まった考えや対応自体がリスク。

厄介なのは状況を把握しない/知ろうとしない偏見や固定観念。
これは「行動をしない人」によく現れる傾向で、以前の“うまくいった”とか“こうしたらいい”など、相談や意見を求められてもないのに、正論っぽくいう人。

「時代も状況も当時とは変わってるんだよ!」と言いたくなるのも分かる。
そんな人の多くは既に動いていない(現場を知らない)場合が多く、老害と言われても仕方がないかもしれない。

自分も知らないうちに可能性や突破口を潰していないか?アイデアキラーになってないか?老害にならないようにしてるつもりだけど、無意識だから怖い。


こんな状況を打破できそうなコトは、動き続けること。
動き続けることで、思考も行動も常にアップデートされて、思い込みは少なくなる。

「行動しない人間ほど偏見や固定観念が多い。やってみれば直ぐに分かることも、自分では動かないので思い込みが見直されることもない。不思議な話だけど、思考の柔軟性は行動量に依存してる。」と言っているのは佐藤航陽氏(起業家)。

事業などをアドバイスする際、この辺りのことも気に掛けた方がいいと思った件。
「情報を知ってる、知識を持ってる。」と「経験を積んでいる、失敗も成功も体験している。」は、全くの別物。全く似てない!

サクサクではなくドタバタよ・・・。

2025年11月30日日曜日

松山ロープウェイ街散歩。


ロープウェイ街にある「愛媛の観光物産館」を見る必要があり、本当ならハーモニープラザから古町道をあがり、松山城山頂広場へ上がり、下りれば、松山神社を経由してロープウェイ街に出れる。その方は眺めもいいし、気分転換にもなったけれど(理由は分からないけど)通行止め。

なので、平和通りを歩いて愛媛大学通りまで行き、右に曲がりロープウェイ街へ。
中国人観光客が日本への渡航を自粛などの報道があって影響は分からなかったけど、同じアジアの韓国人、台湾人は多かった。観光バスが乗り付けていたほど。

ロープウェイ街をあがりきった所にある騎馬姿の加藤嘉明像。
たしか、この加藤嘉明像の紹介英文は妻が翻訳したと言っていた記憶。

坂道をくだると、まずはロープウェイ乗り場。大勢が吸い込まれていった。
しばらく、ゆっくり歩いていなかったロープウェイ街、建物は変わらないけどテナントは色々と変わっていて諸行無常な感じだった。

「愛媛の観光物産館」に到着。
県内の自治体や企業などの合同体が経営しているお土産屋。なので、民間のように振り切ってはないけど、スタンダードな品揃えで、パンフレット、みきゃんグッズ、砥部焼などの工芸、食べ物、飲み物、お酒などを扱っていて、店内を見て回り、販売品などを確認してミッション終了。

この後は、特にもうない・・・と思ったら「珈琲館 赤煉瓦」がありました。
ココは「アニメ版がんばっていきまっしょい」に登場したコーヒー店。店内の様子が描かれていたけど本物と同じ(アニメでは入り口にみきゃんのぬいぐるみが置いてあった)。
聖地巡礼で訪れた人はいたのかな?

また「珈琲館 赤煉瓦」を出れば、今度は「松山東雲高校」があり、ココは西山将貴監督の劇場公開初作品「インビジブルハーフ」のメインロケ地となった高校。

一番町通りの向こうは大街道で「ディストラクションベイビーズ」のロケ地。
一番町通りの電停「県庁前」は「世界の中心で、愛をさけぶ」

なんだ!ロープウェイ街、意識を変えたら、メチャ面白いじゃないか!と青空散歩終了。


楽しめ!わたし。

ハーモニープラザはクリスマス仕様

片付け、掃除、洗濯をしていたら、12月26日から始まるココ大付属学園用に置いていた荷物の一角が気になり、(いい天気だし、持っていこう!)と、まとめて出発。

信じられないけど明日から12月、1ヶ月後は2025年も終わり(毎年言ってる)、ココ大付属学園も年末が終わっている。このまま猛スピードで2026年を迎えると思うと気忙しい。

アパートからハーモニープラザまでは徒歩15分ほど。
ほんと、徒歩圏内に引っ越したのは、(元々、近かったけど)ココ大付属学園が大きな理由。時間が計算できるのはいい。

到着すると週末と言うこともあり、子ども達や保護者が大勢いて、「こんにちは!倉庫の鍵を貸してください。」とお伝え。もう、こんなやりとりも5年。

そして、階段を上がる途中にある棚は既に「MERRY CHRISTMAS」で飾られていて、小物などもすっかりクリスマスモードがON。
前回は夏の波のウェーブなどを飾り付けしていたらから、時が流れるのは早い!早過ぎる。

と、嘆いてもしょうがなく、ココ大付属学園が始まれば、自分に言い聞かせているのは「楽しむしかない!」。
どうやって自分が一番楽しめるか?!そうすれば、子ども達にも自然に楽しさは伝播するのだ!

そう言えば、その「楽しむ力」はスタッフにも伝わっているようで、昨冬はエジプト旅行で全休したスタッフがいたけど、今冬も旅で全休するスタッフがいて「ゴメンなさい!」と謝ってきたけど、謝ることなんて不要!ゼロ!

大人が楽しむことで子ども達からも(大人っていいなぁ)とか(羨ましい)など、思われたら幸せ。

荷物の搬入は5分で完了。
「また、来ますね!」と伝えて、外に出ると暖かくて天気もいい!
このまま帰るのがもったいなく、松山城へ・・・と思い、古町道を見たら、未だ通行止めだった。

作戦を変えて(用事はないか?)と巡らせたら、ロープウェイ街にあったことに気づき、散歩がてら、行こう!となる。

2025年11月29日土曜日

IYO夢みらい館指定管理者選定結果

建物前の広場も整備された!

2022年にあった1本の連絡。「Fun Space株式会社です。」という所から全ては始まる。
(Fun Space?聞いたこともない会社だな?)と思いつつ要件を尋ねると、「2023年4月から伊予市文化交流センター(IYO夢みらい館)の運営を受託したく、協力して欲しい。」という内容。

この時期はちょうど、コロナ禍でココ大も授業ができずに困っていた時期と重なり、詳しく話を聞くと、施設を活用した講座を展開したいとのことで、思惑がココ大と合致して全面協力することになる。
そして見事!Fun Space株式会社は、IYO夢みらい館の指定管理事業者に選定される。

でも、初めての協働で、かつココ大に講座(市民大学授業)を任せるというのは、不安だったに違いない。

と、言うのも意見交換する中で提案した授業アイデアは、「図書館でお酒飲めますか?」「図書館に泊まることができますか?」「図書館の本を活用した料理教室はできますか?」「市民先生を養成しませんか?」など、河野館長や金村副館長らを驚かせる内容ばかりでだったから。

でも、「一緒にやりましょう!」と信じてくれたおかげで、リソースを全振りできて「図書館に泊まる。」授業は、IYO夢みらい館で最も人気のある授業になった。

そこへ2026年4月から2031年3月までの5年間の指定管理事業者選定が新たにあり、今回もココ大は
Fun Space株式会社と協働体制で申請。

応募は3社からあり、審査の結果、Fun Space株式会社が再びIYO夢みらい館の指定管理事業者に選定された。パチパチパチ!

でも、よく見ると時点の応募はとの点数差は“わずか”1点。ゾクッ!となる。
実績が高く評価されたことが勝因だけど、ココ大的にはもっと貢献できるはずと思ったのは言うまでもなく、もっと話題になり、楽しく学べる授業を企画して市民からもっと支持されないと!と身が引き締まる。

ぶっ飛んだ授業アイデアを考えて、市民から「行きたい!参加したい!学びたい!」とね。

聖地訪問。

路面電車が横切る先に正門。説明不要の松山/高校の実景

(あっ!この道は松山北高校に近いぞ!)と道後方面へ歩いていて気づく。
ならばと、進路は変えず道を1本変えて進んだら、出てきました!松山北高校正門前。
20年前の2005年に関西テレビで放映された「がんばっていきまっしょい」のドラマ版のメインロケ地。連ドラだったから、とても長い時間、携わった作品。

この眺めは本当に特別で、写真を撮った所にカメラを据えると、路面電車が横切るという「説明不要の松山/高校生活」と分かるという理由から採択された場所。

あいにく、路面電車を待つ余裕はなかったけど、「松山第一高等学校」として登場し、その際、美術さんが門柱を高くしてTHE 高校の雰囲気を出してくれたことも思い出す。

「がんばっていきまっしょい」は松山東高校の物語なのに!と、以前はチクチク言われたけど、2005年の撮影当時、東高校は入り口付近、正門前の道路などを工事して撮影ができなかった。

でも、体育館、グランドでの撮影は敢行して「がんばって〜いきまっ〜しょい!」「しょい!」と掛け声などはバッチリ収録。

そうそう、当時の北高校では渡り廊下、売店、屋上など校長先生の計らいで色々撮影させてもらいました。

そして、その先を歩いていたら100mほど先の赤十字病院前駅で路面電車を見かけた!こっちに来る!
そうそう!この一直線の路面電車の軌道にはフェンスがなく、路面電車をダイナミックに見ることができる。

だから、鈴木杏さん演じる悦子の気質を象徴させようと、遅刻ギリギリという演出でこの一本道と路面電車を走って競わせるという漫画のようなシーンもあり、鈴木、何回か走らされてた記憶。

他にもボート部の部活で正門から自転車で左に行くと、大三島の台海岸に場面は移り、愛媛県民だったら(大ウソじゃないか!)と分かるジャンプワープをしたけど、知らない人にとっては(あぁ、愛媛って本当に海が近いのね!素敵な所)と思わせて良かったじゃないかと。

本当は北高校から台(うてな)海岸まで車で2時間かかるけど。

2025年11月28日金曜日

ロケ弁ビジネスってスゴいかも!?

焼き豚卵飯のロケ弁

講演時間の持ち時間は80分だったし、タイトルは「スクリーンの裏側から学ぶ愛媛の魅力」だったし、聴講者は先生ら教育関係者でフィルム・コミッションについて初めて聞く人が多かったから、話せばウケる持ちネタの一つ「ロケ弁」については“端折って”の説明。

でも、“端折って”しまったから中途半端感も与えてしまったようで「ロケ弁の話をもっと詳しく聞きたかったです。」と感想用紙に書かれてしまった(汗)ゴメンなさい。

日本映画は年間、600本以上(2024年は685本)公開されていて、うちアニメ映画を200本とする(データがどこにもないので推計)。

すると400本以上を実写とした場合(妄想仮定です)、昨日も今日も明日もロケ撮影は行われているわけで、各撮影現場の平均スタッフ人数を50人とした場合、朝食に50個、昼食に50個、夕食に50個の計150個/日のロケ弁が消費される計算。
夜食がある撮影誘致もあるけど、ひとまず置く。

1日150個のロケ弁が必要な撮影が1作品あたり平均20日間の撮影を要したら、のべ3000個/作品のロケ弁が必要になる。

1作品の平均ロケ弁数が合計3000個だった場合、合計3,000個のロケ弁が400作品で必要だったら、のべ120万個のお弁当がロケ撮影で消費される計算。

にわかに信じがたい数字だけど、更に話を続けると、120万個のお弁当の平均単価が800円/個だった場合、120万円×800円=9億6000万円が400本分の作品で支払われるロケ弁代金となる。計算合ってるよね?

とても胡散臭いけど、愛媛でもとある作品で80人の撮影隊が20日間の撮影で5,000食以上のロケ弁が出たので、その金額だけで約500万円の直接効果が地元に落ちた。

撮影隊は地方に出ると食事が大きな楽しみになるので、それならば地方もせっかく来てくれたんだからと地域色豊かなロケ弁を出したくなる。

するとロケ弁が撮影隊や作品と地域を繋ぐ/結ぶアイテムになる!と考えるのは普通。
はて、でも毎回のロケ弁は使い捨てのプラゴミなんだよな。
500万円のうち、容器のプラゴミが10%を占めていたら50万円!

環境への負担軽減という視点なら、循環型ロケ弁ビジネスができそうな予感!

タイトルは『スクリーンの裏側から学ぶ愛媛の魅力』

80人の先生、関係者が聴講

公益財団法人愛媛県教育会という現役の学校の先生、校長先生などを歴任された方々が所属されている団体があり、フィルム・コミッションについて講演を依頼されたのが9月。
講演タイトルは「スクリーンの裏側から学ぶ愛媛の魅力」

正確に言うと、8月に講演した「女性教職員指導者対象の講演会」で聴講された関係者から熱烈にお誘いを受けた。

フィルム・コミッションと教育、それも小学校、中学校の現役の先生多数という参加者へどう伝えれば記憶に残るか?もしくは子供達へ届くか?

やはり事例が一番響くだろうと、成功事例、失敗事例などを紹介して、時に笑いをとりながら(例:制服の膝下膝上問題など)いかに愛媛は撮影側にとって魅力的か?を紹介。

持ち時間80分の中で、多く使った言葉の一つに「地域を巻き込む(巻き込み力)」があって、撮影相談窓口は「えひめフィルム・コミッション(事務局:愛媛県観光国際課)」だけど、えひめFCだけでは撮影支援は絶対に無理で、そこには時に無理をお願いする相談があり、無茶振りを許容してくれる撮影協力者の存在がある。

フィルム・コミッションは基本的に「お願い」しかしないから、地域から信用されている&面白いと思われないと巻き込み力は発揮できない。
そう思うと、ホント、愛媛県は許容量が高い/多いと思う。

だから、壇上からも「学校の校舎は撮影のニーズが高いです。撮影の相談で伺う時はよろしくお願いします。」と伝えたのも、リップサービスではなくて本当の話(笑)。
笑ってくださった方もいて、ウケはよかった。

聴講いただいた先生の中には、我が子がお世話になった先生もいて、再会を喜んだり、「泉谷さんの職業を理解できました!」と当時は怪しさを感じてたようだったり(笑)、8月の女性教職員指導者の会でお世話になった校長先生もお声がけくださったり、県内の先生が聴講する機会はないから、私にとっても有意義な時間となって終了。

終了後、愛媛県教育会の理事長、専務理事から「ココ(愛媛文教会館)をロケ地にできませんかね?」と相談されて、わっはっは!

宿泊も可能とのことだし、小規模撮影隊なら可能かもしれないと、リップサービスだったかもしれないけど、結構本気に受け止めてしまった件。

2025年11月27日木曜日

素直に喜べばいいのに。


講演を前に控え室でスマホをいじっていたら「映画『国宝』が173.7億円の興行収入を記録し、22年ぶりに実写邦画のこれまでの記録(踊る大捜査線2/173.5億円)を破り1位になった。」という速報が入ってきた。

観客動員数は1231万人を超えたというから「日本国民の10人に1人」は観た計算。
経済
、バラエティ紙、専門誌までが「快挙!」「歴史的!」と見出しで発信してたから、社会的話題なんだなと。

米アカデミー賞国際長編映画賞の日本代表にも決定。2026年の北米公開も決まっている。

興行通信社調べ(11/24現在)によると、邦画の歴代興行収入のベスト10は以下で、『国宝』は第8位にランクイン。
そして、ベスト10のうち、8本がアニメ作品。

【1】劇場版「鬼滅の刃」無限列車編/407.5億円

【2】劇場版「鬼滅の刃」無限城編第一章 猗窩座再来/381.5億円

【3】千と千尋の神隠し/316.8億円

【4】君の名は。/251.7億円

【5】ONE PIECE FILM RED/203.4億円

【6】もののけ姫/201.8億円

【7】ハウルの動く城/196.0億円

【8】国宝/173.8億円

【9】踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!/173.5億円

【10】THE FIRST SLAM DUNK/166.7億円


そのアニメ作品もジブリ作品一強だった時代は過ぎて、『鬼滅の刃』が第1位と第2位。
来年以降に公開される、『鬼滅の刃』の無限城編第二章も、この勢いなら、確実に400億円以上を狙うはずなので、邦画の歴代興行収入の1位から3位を『鬼滅の刃』が独占って時代の変化を感じずにはいられない。

かつ、『鬼滅の刃』は世界興収が邦画で初めて1,000億円に達したというニュースも先日、伝えられたばかり。

活況にわく邦画界隈だけど、一方で倒産や破産する映画映像制作会社もあるわけで、素直に喜べばいいのに・・・という感じ。

えひめフィルム・コミッション事務局がある1階に滋賀ロケーション・オフィスから届いた「国宝」のロケ地マップも減っていた。

愛媛作品はと言うと『世界の中心で、愛をさけぶ』。
第34位(85億円)。

長ければ、多ければいいってもんじゃない。


何度も書くけど。
詳しく伝えたい!と言う思いは分かる。
だけどプレゼン資料などの量を多くすれば伝わるは幻想。“適切”なボリュームがあるのだ。

補足資料などの提出が認められていて、条件がある場合(例:3ページ以内、5MB以内など)は、従わないといけないのは当然。

容量が超えてしまう場合は資料の圧縮などの作戦もある。
読ませるのも大切だけど、文字の代わりに写真やグラフなどで見せるのも大切、場合によっては図解の方が訴求力が高い時もある。

プレゼンテーションは発表時間が決まってるから、時間厳守。
自己紹介は最小限に要点を絞り、文字は大きく、箇条書きで全体像を伝え、一つ一つの紹介が基本だけど、平均的に伝えるより、強弱&濃淡をつけてメリハリをつけた方が印象に残る。

決められた時間内で伝えたい全ては絶対に入らない
から、薄く説明して、発表後の「質疑応答時間」を活用して、審査員などから薄く説明した部分へ質問を誘導するのは高等作戦。

特に「資金の調達力」と「事業終了後の継続性」は必ず聞かれるから、プレゼン時は薄くてもいいかも。
その代わり、質問がくる前提として詳しい資料を手持ちに用意しておくべき。
でも、時々、不発になる可能性もあるから、上手に誘導できるかは経験値に差が出る。

長ければいいってもんじゃない・・・で思い出した!

ザック・スナイダー監督のSF大作『REBEL MOON _パート1、パート2のディレクターズカット版』を観る。レギュラー版の『REBEL MOON』は既に観てたので比較。

ディレクターズカット版のパート1は204分、パート2は173分の合計377分、6時間超の大作!

監督が望んだ過激なシーンと演出が満載だから、おのずとR指定になったけれど長かった。
物語の世界観は「スターウォーズ」、物語は
「七人の侍」な感じ。

あれだけ長かったから監督はさぞ満足と思うけど、
「七人の侍」は207分で完璧に収めていたから、黒澤明監督の演出と編集のスゴさを改めて感じた件。話が外れた。

2025年11月26日水曜日

くだらなく悩むのが楽しい。

デカいトンカツ、デカい唐揚げ

道後温泉駅へ行くのに、わざわざ松山市駅まで行って乗るのは遠回りで時間もかかる(徒歩約15分+電車約20分)、片道210円かかる。
一言で言えば面倒。

平和通りへ出て、真っ直ぐ進めば道後温泉駅なのに電車がない。
自転車だったら早いかも?となるも天気予報は雨が降る。空気も抜けてた・・・。

歩こう!となる。GoogleMapで調べると徒歩45分。10,000歩/日が日課だから申し分ない!
そして時刻はお昼過ぎ。(せっかくなら、遅いランチにしよう!)と、モチベーションを高める。

「元帥(町中華)で日替わりランチ」にしようか?それとも初となる「麺や新倉(ラーメン)でつけ麺」にしようか?それとも「太養軒(食堂)でジャンボチキンカツカレー」にしようか?

(歩けば210円の電車代も浮くではないか!)、くだらなく悩むのが一番楽しい。

歩き出すと、直ぐに腹が減った(笑)。
ただ、「元帥」は既に通り過ぎてしまい、次候補の「麺や新倉」までは約25分ほど。
すると、不思議と飲食店の看板が目につくようになり、余計に腹減感が増す(松山大学、愛媛大学付近なので飲食店が多い)。

あの角を曲がれば「麺や新倉」だ、と、角を曲がると店外に数人が並んでいるのが見えて(そう言えば以前も食べようと思ったら行列に諦めたんだっけ)と思い出し、腹減り具合はMAXだったので手前にあった太養軒でジャンボチキンカツカレーだな・・と変更。
ガラガラっと扉をスライドさせて入店。

太養軒を訪れるのは2024年5月以来。
名物のジャンボチキンカツカレーと決めていたのに新メニューに心奪われた。
それは「トンカツ+唐揚げ定食(1,190円)」。店に入ったら無性に揚げ物が食べたくなっていたのも事実。

さすが太養軒、フツーサイズのトンカツと大きめの唐揚げ5個が皿からはみ出た定食セット。
昨今の事情で全メニューを値上げした・・・とのことだけど、このボリュームで1,190円は安い。

この日は18,000歩歩き、画面では2000kcal消費と表示されたけど、この定食だけで2000kcal 以上だよねとなる。

唯一のお得感は210円分の電車代を差し引けば980円で食べれたと思えたコト!

来年度のボランティア論は。


「来年度もボランティア論をよろしくお願いします。」と、松山東雲女子大学からの連絡。
そう言えば、2028年度から現在の女子大から男女共学になり、名称も「松山東雲女子大学」から「松山東雲大学」になる予定という報道。

松山市内には「愛媛大学」「松山大学」「松山東雲女子大学」「聖カタリナ大学」「人間環境大学」と、5つも大学があるのね!
在籍する学生数といったら、相当な数と思う(河原学院の専門学校もあるしな)。

来年度はどんな授業にしようかな。
ボランティア論はテストがないユニークな授業。
その分、ボランティア体験を重視していて、他には無い授業だからビックリする学生がいるのは無理もない話(シラバスにはキチンと詳しく書いているけど)。

「ロケハン体験(フィルム・コミッション)」では、身の回りの魅力的な場所(物語を感じる場所)を自分なりの感性で探して写真に撮って発表。

「子ども達の見守り体験(ココ大付属学園)」では、「友達以上保護者未満」という立ち位置を自分なりに定義して子ども達と触れ合い、“前”と“後”の違いを発表する。

ボランティア体験というと「ビーチクリーン」などの清掃活動を思い浮かべやすいけど、ボランティアは多様であり、色々なボランティアがあることを知ってもらうのが大切。

だから、これまで「松山あげ」「道後一会」「萬翠荘」「河内晩柑」などを取り上げて応援ボランティアという名目で体験。

学生へボランティアの本質を伝えるに効果的だったのは「推し」というキーワードで、彼女達には何かしらの推しがあり、その推しには時間もお金も使う。労力を惜しまない。
実際は学生に限らず、老若男女同じ。

そこへ、大学から「高校生もボランティア論を受講可能にしてOKですか?」という依頼。
高校生なら、推しは尚更なん大切なコトじゃないかな?
と、言うか高校生も受講するなら(実際に履修するかは高校生次第だけど)ワクワクしながら学べる授業にしないと・・・と。
楽しみながら学べるボランティア論宣言!