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2025年2月19日水曜日

和歌山県紀の川市粉河駅に到着。


5時過ぎに起床、モゾモゾして6時過ぎに朝散歩出発、日の出時刻も早くなり、アパートに戻る7時頃は周りも明るくなった!そして4,500歩を歩いた。
シャワーを浴びて、コーヒーを飲んで、出発支度を整えて、ブログをアップしていたら8時を過ぎた!電気&ガスを止めて出発。

バスに乗って松山空港へ。出発時刻の1時間ほど前に到着した理由は、空港ラウンジで一仕事&美味しいカプチーノを飲みたいから。ここまで6,000歩。
あっという間に伊丹空港行きの搭乗時刻になり、ゲートを通過して搭乗。そして離陸。

約50分ほどのフライトのはずだったけど・・・上空待機で伊丹空港に20分遅れて到着。
その結果、全ての予定がズレて「なんば駅」にも予定より遅れて到着。

なので、なんば駅から南海電鉄で粉河駅へ向かったのだけど、13時集合には間に合わず14時に到着しますと連絡。

そして90分ほど電車に揺られて到着したのは、和歌山県紀の川市粉河駅。
降り立ったはいいけど、特に変哲もない駅で「ここは愛媛の〇〇駅です。」と言われても疑わない雰囲気の駅。ここまで8,500歩、たった4,000歩で約270kmを移動したのか!?

粉河駅(紀の川市)にやってきた理由は、援農ワーケーションに応募したら採択されたから。
コロナ禍では、トレンド感のあったワーケーションも落ち着いたのか話題にあがることが少なくなったけど、私はワーケーションに「関係人口&交流人口拡大の可能性」を感じていて、エールラボえひめでも扱った経験から続けている。

「あっ!こんにちは、泉谷です。よろしくお願いします。」
今回のワーケーションの受入先の二瓶さんと合流できた!

2025年2月18日火曜日

残るは・・・。


「6つのまちのくだもの自慢ピクルス」が商品名。
今回使用されたのは果物は、キウイ(伊予市)、イチゴ(東温市)、甘平(松山市)、ピオーネレーズン(松山市)、イチジク(松前町)、梅シロップ(砥部町)、リンゴ(久万高原町)が、梅シロップ(砥部町)に浸されて詰め込まれたもの。
だからピクルスと言うと酸っぱいイメージがあるけど、食べてみると酸味&甘味のハーモニーという感じ。

人の味覚は面白いもので、同じものを食べているのに感じ方は十人十色、同じ人は誰もいない。
「見た目ががサイコーにカワイイ!」という人もいれれば、「フタを開けた時の香りが特に印象的だった」という人も、一つ一つの具材が大きいので「歯ごたえが良かった」という人もいれば、「イチジクのトロッと感が良かった」人も、「果物同士の甘味が美味しかった」という人もいて、普段は食べなれない味、食感でも好評を得られた。

ただ、そのまま食べても美味しけれど、和えたり、添えたり、混ぜたりして美味しさに付加価値を出せたら・・・が、くだものピクルス。と、言うのも一瓶1,500円以上するから
(予定)
ココが6次化品の悩みどころだけど、付加価値を感じてもらえればケーキの値段と変わらず、高くはないはず。

手土産、ヨーグルトに和える、クラッカーに乗せる、フルーツピザ、フルーツポンチなど、色々とアイデアが出てくる中で「シャングリラ(ワインにフルーツやスパイスを入れたワインカクテル)は?」というアイデアに出る。
NY時代に飲んだ覚えがあるシャングリラ(美味しかった思い出)、「いけますね!」となったり。

モノも味もいい、残るは「食べ方、飲み方次第」ということ。

化学変化でバインバイン。

6市町の特産フルーツが入ってる。

53歳のオッサンが「フルーツが入った瓶」を一目見て「カワイイ!」と無意識に言葉に出てしまった。

そして、そんな言葉を口走ってしまった自分が恥ずかしくなり(なんで、「カワイイ!」と言ったんだろう?)と、カワイイの正体を知りたくなった。


ネット情報によれば「カワイイ(Kawaii)」と似た英語には、cuteやprettyなどがあるが、それらに置き換えられないことから、「カワイイ」は日本独自の美意識といえるとのこと。


そして、「かわいい」には「注意を引きつける、長く見ていられる、笑顔になる、気分が良くなる、細部に注目しやすくなる、癒される」などの効果をもたらすことが、実験心理学で分かっている。


「かわいい」は快(こころよい)であり、社会的交流を促進するポジティブ感情である。

感情なので、その背景には生物学的な基盤があり、文化によらない人間の普遍的な性質であると考えられる・・・とのこと。


分かったような分からない・・・感じだけど、「人間の普遍的な性質」であり、生まれ持った「ポジティブ感情」であることは分かった。

じゃあ、私は“どこ”に、そのカワイイを感じたのか?

それは一つだけの要素だけでなく、複数の要素(一つ一つのフルーツの大きさ×種類×断面×色味×コントラスト×瑞々しさ×瓶の大きさなど)が化学変化でバインバインとなり、私にそう思わせたのかな?

こういう商品を作れる(写真は試食品)GOOD MORNING FARMさんはスゴいと思う。
まだ、フタも開けてないけど。

2025年2月17日月曜日

声をかけられたり声をかけたり。

松山市農水振興課の職員たち

土曜日は愛媛県主導で「えひめ愛ある食の市」が、日曜日は松山市主導で「まつやま農林水産まつり」が行われた大街道商店街。
「泉谷さん、来年はもしかしたらココで・・・」という相談があったので、どんな雰囲気なのか?散歩に出かける。

声をかけたり、声をかけられたりした2日間。
大街道商店街は長さ483m、幅15m、これまでにも撮影させてもらった場所。
ざっくり400mほどかな?幅15mの両脇に出店が軒を連ねて、ジグザクに歩いていたら「泉谷さん!」と声をかけられ、出店の手伝いをしていた友人と数年ぶりの再会をしたり、「先生!」とインターンシップに参加した学生が声をかけてくれたり。

そして、現在、関わっている松山市の農水振興課のブースで担当者たちを激励するも「全部なくなっちゃいました・・・。」と嘆いてくれるも人気があったと言うことだから無問題。
終了間際に訪れたから多くの店がラストスパートでPRしてた。

激励の後は花園町通りへ。「お城下マルシェ」が行われていて、開催日に通るのは3年ぶり?
初代実行委員長として参画して、今の実行委員長に渡り、続いているのは素晴らしいこと。
そして、ここでも「泉谷さん!久しぶり〜!」と、以前からの出店者に声をかけてもらったり、「こんにちは!ご無沙汰してます!」と知人に声をかけて驚かせたり(笑)。

イベントって主催者も楽しんでナンボ!と思ってるから、寒かったけど主催者、出店者の笑顔が見れて元気をもらう。

一通り見終わった帰り道。信号を渡ると目の前から自転車がやってきて、目が合って!!!となるも過ぎてしまうも、戻ってきたのはNHKラジオの岸本キャスター。
「2月25日の放送、よろしくね!」とだけ会話して走り去った彼女(笑)



ハッシュタグの実験。


しばらくフィルム・コミッションを中心に続けていたnoteだったけど、2023年に止めてしまい一年が経過。

特に困りごともなく、再開予定もなかったけど、「noteユーザーにも発信したほうがいい!」と勧められて、フィルム・コミッション中心から、学長日記の内容まで広げて載せよう!と2024年12月に再開。

そして連続投稿が50日(100記事)を超え、noteが誉めてくれた。noteはこういうモチベーションを鼓舞する仕掛けがいい。

今でこそ学長日記は500件〜1,000件/日の閲覧数だけど、最初は0件だったから、(頑張らなきゃ!)という気負いはせずに、興味関心のあるnoteユーザーにも知ってもらえればと言う感じ。

noteに掲載する際に、一つ挑戦しよう!と思ったのは「#ハッシュタグ」で、14年続く学長日記では一度もつけたことがないハッシュタグをつけたら、一年後に何か変化があるかもしれないと想像して、つけ始める。

毎回の記事に#市民大学、#いよココロザシ大学、#泉谷昇などのハッシュタグをつけると、学長日記は年間700本以上なので、2025年の12月には#いよココロザシ大学、#泉谷昇などのハッシュタグのがついた記事が700本つく計算。
これで変化が一つも起きなかったら、この先も何も起こらないだろう・・・と実験。

“ほぼ”同じ内容がブログ、Facebook、note、ラジオ(南海放送)で発信されることになった。手間は増えたけど、毎日のことに+5分程度のこと。
NHKのひめゴジは隔月(次回は2月25日(火)17:05から)だしフィルム・コミッション専門。
常日頃から「発信は大事!」と伝えてるから、自ら実践しないとね!という話。

2025年2月16日日曜日

2/28のFM愛媛「エールラボえひめ」は。


FM愛媛で毎月最終金曜日、17:55から放送されている「エールラボえひめ」の収録日。
今回は“なまじ”サンの「10代のユースセンターをつくりたい!」というプロジェクト。

なまじサンの取組みは昨年度から始まっていて、想い(想像)から少ずつ形作られている最中。「打てば響く」彼女は、4月からココ大付属学園のスタッフとして参画予定。
それだけ「10代のユースセンターをつくりたい!」が本気なんだ。というコト。

エールラボえひめでは「公益事業の支援&応援」をしているけど、子ども達対象の事業は誰もが共感するものの、対象者である子どもからはお金(参加費、月会費、寄付など)を取れないから、(未成年でもあるし)保護者が実質的な対象者(理解者/共感者)となり、お金を支払う。

そして、10代になると子ども達は思春期を迎え、自我から自分の意思を通したい、理由なき反抗や不安など成長に伴う情緒不安定さを抱える子も多いのが実情。

我が子でもあったけど、境界線だけしっかりしたつもり。なのでその境界線いっぱいまでは見守ったり&辛抱したつもり(実際はできたかどうかは分からない)。

話を戻して、“なまじ”サンの「10代のユースセンターをつくりたい!」プロジェクト。
第一段階から第二段階、第三段階へと進むことになる。これから理想と現実とのギャップや見えてこなかった課題など色々と困難なコトが立ちはだかるとは思うけど、そこは「エールラボ(応援研究所)」だから。

そして、今回で10回目の放送を収録。放送は2月28日(金)17:55から。3月は一年間の総括。
写真は収録が終わり、打ち合わせをしているエールラボえひめ事務局の西城さんと愛媛県デジタルシフト推進課の上神さん。
令和7年度も続きますように!

次のお題はレゴで迷路。

遊んでいるように見えるけど仕事です。

IYO夢みらい館でレゴ授業ができたらと思い、構想していた「レゴ迷路」のサンプルを作ってみる。想像だけでは都合よく考えてしまう(≒矛盾が見えない)ので、手と頭を動かす。

用意したのはレゴで一番大きな基盤。これは自由に遊べる120kgとは別に保管していて、使用するレゴも「ワークショップ用」として別に保管しているもの。

迷路は通路をつくり、途中で分かれ道がいくつもあり、右往左往して玉を転がしてゴールに辿り着けばいいとシンプルに思っていたものの(スタート&ゴールはどこにする?)となり、対角線上に設定(=スタートもゴールも2カ所ずつ)。

転がす玉は、ガラス製ビー玉だと転がる重さで勢いよすぎだったので軽いプラ玉にする。
基盤のドット(凸凹)が転がる際に影響するかな・・・と思ったけど軽いプラ玉で良かったみたい。

玉が転がる際は通路が最適解と思っていたけど、子ども達目線だと作るのが面倒臭いだろう(実際に面倒臭かった)と、レゴを自由に配置してもらうことで「通りやすい、通りにくい」が結果的に演出できていい感じになる。
自由に配置することで、玉の大きさを変えても通路を広く or 狭くもできる柔軟性も得られた。

使用するレゴの量(数)も適切で、余れば塔などを作ったり、装飾にまわせる。
実際に球を転がすると、テキトーに配置した割にはなかなか面白い!
難易度を高めたければレゴを増やせばいいし、工夫次第でジャンプもできたり、親子で一緒に楽しめる(かな)。

構成では自分で遊んだ後は、他の参加者と迷路を交換して競わせたり、タイムアタックもできる!
今回は子ども用に考えたけど、学生とか大人が考えたら複雑で難易度高めの迷路ができる予感。
レゴで子ども達の感性(創造力と想像力)を育めますように!


2025年2月15日土曜日

地域づくり系作品。


お年頃なのか?元〇〇の復讐劇、元〇〇が巨悪に立ち向かう、街を壊しまくり正義を貫くヒーロー映画などに気疲れ、大体同じ内容に遠慮気味な最近。
かと言って恋愛作品やホラー作品はもっと疲れるので、地域づくり系?という作品を探していたら・・・。

ラ・ドルチェ・ヴィッラ(アメリカ)
「イタリアのトスカーナ地方が舞台」、「1ユーロで古家を買って地域おこし(≒住民が増える)」という紹介文だけで見た作品。

1ユーロ(170円ほど)で古家をリノベーションしていく過程で、様々な人間関係が織りなす様子にトスカーナの素晴らしい景色、美味しそうな食事などが混ざり、行きたい!と思わせて、最後は安心のハッピーエンド。良かった!


ラストブラックマン・イン・ サンフランシスコ(アメリカ)
主役のジミー・フェイルズと本作品が初監督のジョー・タルボットの実体験が下地の物語。
サンフランシスコの片隅で都市開発から取り残されてしまった人たちの日常を描いていて、祖父が建てたと思いたい素敵な古い家にアイデンティティを重ねる主人公。
極力抑えられた音楽、終始静かな演出が印象的で、タイトルの意味は最後で分かった。


イチケイのカラス(日本)

岡山県のとある小さな港町が舞台。単にネットフリックスで新しく配信というだけで見た裁判物語。ドラマの映画版(撮影支援した「HERO」と同じ構造)。
冒頭に起こる断片的な事件を「陰謀」として繋げて視聴者を“本質から逸らす”演出は人の心理を巧みに扱う裁判劇ならでは。
真実が望んでいない不都合を突きつけると分かる、法律は不完全なことを知る。

そして、ふと思う。
こういう映画は賞賛されても興行的にメガヒットとは無縁(と思う)。
興行収入よりも伝えたいメッセージが重要なのかな?3本とも良作だった。

よ〜く見ると・・・。


伊予市駅にて。電車を待っていたら、向こうのホームへ松山方面からやってきた電車がやってきた。何気なく見たらラッピング電車だったので(にゃんよ号かな?)と思いきや、「鬼列車号」でした。
とても激しいカラーリングで、一度、下灘駅で見たことがあったけど、じっくり見たことはなく今回、何が描かれているのか?マジマジと見てみると・・・。

これ、鬼の顔のはず。“はず”と書いたのは、牙(歯)は分かったけど、目玉の迫力は分かったけど、“ひしゃげた”顔つきなのかしら?だって、唇と思うものが目よりも高い位置にあると思うんだけど。
でも、そう思わせる(≒ずっと見させる、不思議に思わせる)のが作戦かもしれない!そうだとしたら作戦は成功してる。

そして、そんな列車から降りてきたのが、「キャッキャッ!」と話している女子高校たちなんだから、そのギャップがいい。

個人的にポイントだったのが、この「鬼列車」は「トルプルネーム列車(=KAIYODO×鬼北町×JR四国)」なのね。
トリプルネームはダブルネームはよりも実現が難しいので「貴重=価値がある」が一般的。

どうでもいい話だけど、以前「KAWS×ダースベイダー×メディコムトイ」というトリプルネームのフィギュアが欲しいと思ったけど、70万円以上の価格に(軽く考えてはいけない!)とサイトを慌てて閉じた過去。

これも愛媛の魅力資源とするならば、イベント列車として車内で宴席とかカラオケとか撮影会とか色々とできたら面白そう(もうしてるのかな?)

2025年2月14日金曜日

「劇場版トリリオンゲーム」公開!


2024年早々に撮影相談があり、慌ただしく準備を整えて撮影支援をした「劇場版トリリオンゲーム」。

漫画原作→ドラマ化→映画化という流れの作品、メインロケ地は岡山県。
なので岡山県FC協議会が撮影支援、カジノ撮影は香川県だったので香川FCが撮影支援、愛媛では「しまなみ海道、亀老山展望台、松山観光港」での撮影が行われた。

ただ、愛媛撮影の当日は天候が不安定で撮影したものの再撮影となり、なかなか大変だった思い出。
でも、岡山県+香川県+愛媛県での連携は初めてで嬉しかったし、今回の実績で次回も誘致できる自信がついた。

とはいえ、公開に合わせてもっと色々できたかも・・・という気持ちはあり、権利などの都合で難しかったのは今に始まったことではない(涙)

そんな中でも岡山県FCは頑張ってくれて立派でゴージャスなロケ地マップを作ってくれる。
愛媛県は3カ所、香川県は1カ所だったのでロケ地マップを作ろうにも素材が乏しかった所へ、岡山県が作ったロケ地マップに掲載いただけることになり大感謝!これぞネットワークの力。

さて、今日から全国一斉公開。
主演の目黒蓮さんの人気は凄まじいとのことで「知らないんですか?」と、知らなかったことに(あり得ない・・・)と、冷ややかに見られたことも。
フィルム・コミッションだからと言って、何でも知ってるわけではない(爆)。

2025年の興行収入BEST10には入るかな(10億円以上)。そうしたら「真夏の方程式(2013/33.1億円)」以来、12年ぶりの10億円超作品になる。

そして、しまなみ海道、亀老山展望台、松山観光港へ訪れてくれる聖地巡礼などの効果が少しでも出たらいいな。

地域づくりはキレイごとで済まない。


私見です。誤解を恐れずに書く。
下灘駅を取り上げたNHK for Schoolの「中野さんの悩み〜地元を大切にするってどういうこと?〜」を見た。

小・中学校の道徳教材だから「正解不正解のない問いを一人一人考えよう。」が目的と思うけど、もう少し当人のモヤモヤに突っ込んでも良かったかも、止めてた感があった。
いや、そういう演出(≒手前で止める)だったのかな。

学校ではどう扱うのかな?
「中野さんは喜んでいるかな?悲しんでいるかな?」
「大切って何だろう?言葉にしてみよう。」
「“地元を大切にする”ことで得られること、手放すことはあるかな?」
など、問いの質が求められる話題。

フィルム・コミッションとして下灘駅は、海ヌケの駅として「男はつらいよ/寅次郎と殿様」「HERO」「リバース」「グレースの履歴」など映画やドラマに欠かせない聖地。
でも、その一方で「しもなだ」というホーロー製看板が盗まれ、寄付を集めて作り直した経緯もある。

そして、中野さんほか地域の思いを汲んで訪れる人が少ないのも現実。
特に今は表面的な見栄えがモラルよりも優先される時もあるから、身勝手な振る舞いが地域に影響を及ぼしていることさえ分からない。
訪れる人の【想像力の欠如】が中野さんたち地域を悩ます原因の一つと思う。

じゃあ、観光客なんて来なければいい。と言うのも難しく、訪れる人、利用する人がいなければ、そもそも利用客の減少が続く下灘駅はとっくに廃駅、廃線になっていたかもしれない。現に3月のダイヤ改正で減便されてる。

「地域づくりはキレイごとでは済まない。」が持論。
下灘駅のにぎわい持続を望むなら、「魅力維持≒経済とのバランス」が大事。

2025年2月13日木曜日

お金があれば。

朝7時過ぎ。

松山に戻り平常生活になる。
1日10,000歩達成にルートを広くして歩いていたら、ビルとビルの合間に見える松山市役所の前に路面電車(それも古い形)がやってきた。
(いいかも!)とササッとスマホを出して間に合った写真がこれ。
ラッキーなことに「砥部焼」電車だった。こういう些細なことが好き。

THE 松山の撮影(実景)に使えるかもしれない。
もしくは何かの写真コンテストで入賞するかも!?と朝からオメデタイ。

朝散歩も従来の35分から50分ほどに延びたので、歩きながら神戸、京都を振り返り。
(1)始めるに年齢もタイミングも関係ないと実感。
60歳以上だから・・・と、慣例に染まらず、逆にこれまで抑えていた自分らしさを全面に暮らしていく友人の話を聞いて、60歳まであと7年!何歳までフィルム・コミッションに携われるのだろう。自分で始めたから自分で決めないと。

(2)プランB(代替え)でも楽しめる街はいい。
観光客らにとって、予定が天候などの予想外でキャンセル!は仕方がない。だけど、せっかく滞在しているのに代替が単に買い物というのも残念。そんな時に代替の選択肢が複数あるのは、地域の厚み(=地域資源の豊富さ)と分かった。松山はどうか?

(3)お金が全てではないけど、多くを解決できると納得した。
近年、映画・映像制作の現場でも働き方改革が進み、無茶がなくなったけど、その分、製作費が上がっている(はず)なのに、実際は制作費は変わらず、各予算を抑制している作品もあり、その結果、質に影響していると・・・。実質、下がってる!

「お金があれば、質を上げられるのに!」という言葉に「それって、暮らしでも同じだよね。お金があれば、全てではないけど、多くを解決できる。」と、お酒が入っていたけど、妙に納得してしまった。

お金があれば悩みの多くを解決できる。

ご利益は・・・。

鬼ではなく夜叉、それも良源さんが変身した姿

大根焚きをいただいた後。
せっかく1時間以上もかけて三千院へやってきたのだから、記念にお守りでも買って帰ろうと、和風ミュージアムショップへ(表現が違うけど同じこと)。

お守りのほか、ご朱印帳、おみくじ、シールなど色々売っていて、ご利益があるものばかり。その中で(おぉ!どこかで見たことがあるぞ!)と思ったのが鬼の姿をした厄除け護符。

(そうか、三千院で売っていたのか!)と勝手に思い込み、義母宅用など数枚購入した後に(なんで鬼のような怖い姿なんだろう?)と調べたら、鬼ではなく夜叉でした。

モデルは良源さん=元三大師とのことで、良源さんが夜叉に化けて疫病が身を追い払った時の姿を模したとのこと。かつ、印刷と思ったらハンコでした。だから300円/枚だったのか。

それでも、ご利益を信じるか?信じないか?は個人の自由だけど、購買意欲をそそるマーケティング。三千院で売ってると思いきや「天台宗派」では売られている有名な護符だった。
この夜叉の形をしたご当地モナカを作ったら、絶対に売れる!と思ったのは私だけと思う。

そして、焚いたこともないのに「金色不動香」という秘仏のある本堂で焚かれているお香と同じお香まで買ってしまった。これが俗に言う「魔法にかかる」というやつか。
でも、香りは嫌いではないので“いつか”出番が来るだろう。名前にご利益を感じてしまった。

商品開発の視点から見れば、エピソードも売り方もマーケティングも商品自体の全てに一貫性があるから、誰も知らない1200年以上前の素材でも売れている。

これらを渡す際に「これね、京都の大原三千院っていう寺院で買ったんだ。ご利益や厄払いがあるらしいよ。」と、三千院に変わって紹介≒PRしてしまうのも売り手の作戦。

私が得たご利益は「売り方」でした。

2025年2月12日水曜日

大原三千院の初午大根焚き


♪京都〜大原三千院♬と、メロディに合わせたコマーシャルがあったはず。
広大な敷地に点在する寺院。各院で如来様、観音様、菩薩様にご挨拶(大原三千院の秘蔵は「秘仏金色不動明王」で、一年に一回しかご開帳しない)。

シャーベット状になった通路は滑りやすく、足元に気をつけながら進むと「初午大根焚き」という幟(のぼり)を見つけた!

既に多くの人が大根をいただいていて、私にも渡されて、大根の大きさに驚く。
直径10cmほどで厚さも10cmほど。おでんに入っている大根より一回りほど大きく厚く!そして、出汁に染まり、透明感ある飴色!

箸で割って頬張ると出汁と大根の味が冷えた五臓六腑に染み渡る。「おいしい!」と思わず口にすると「おいしいでしょ!これで無病息災ですよ。」と鍋番のおばさま。

大根一個でこんなに満足感が得られるなんて・・・と感激。
余談だけど、松山市の円光寺でも毎年12月に親鸞聖人を偲んでの「風呂吹き大根のお接待」が行われているとのこと。

この「初午大根焚き」は参拝者向けだから、拝観料700円/人が必要。
するとネット情報では期間中1万人とあったから、4日間だけで700万円の拝観料なんだ・・・と、煩悩を思ってしまう。出汁の醤油も販売されていたから商魂です。

おいしくいただき、お礼を伝え三千院を後にして帰り道。
行きよりも帰りの方が滑りやすく、手すりなどにつかまり、何とかバス停まで(途中、何度も滑りはしたが)転ばずに戻ってこれた。

朝、「初午大根焚き」に気づかなかったら何も得なかった時間が、プランB(代替案)が豊富にあり、私にはプランBだったけど、プランA(本命)だった人もいたはずで、京都の底力も味わう。


路線バスの旅_大原三千院編。


大雪で予定が全て(蚤の市めぐり、ロケ地めぐり、イベントめぐりなど)飛んでしまった。
(今日1日、どう過ごそうかな?)と伊丹空港への移動から逆算しても5時間ほどある。

早めに空港へ行き、ラウンジで資料づくりもアリだけど何だか虚しい。
“何か”ないものか?数分間検索し続けると「大原三千院」「初午大根焚き(はつうまだいこんたき)」という催事が行われると知る。

さらに、大原三千院は「無病息災、開運招福」で有名で、大根炊きは出世金色不動明王のご加護とご利益をいただけるよう特別祈願されてるとのことで、とにかくスゴい大根と知る。

コレだ!ときたものの、(三千院ってどこ?)と地図で調べたら、京都駅から北上した山間にあり、ナント!路線バスで1時間の所だった(正確にはバスで1時間乗り、終点の大原で下車。そこから20分ほど歩いて三千院に到着。)

往復+参拝で4時間と分かると(あれ!もう出発した方がいいかも!)となり、サクサクッと荷物をまとめてホテルを出発。

外国人観光客らで大混雑の京都駅バスターミナル。バス停を教えてもらい乗車!「路線バスの旅」が始まる。
路線バスで1時間と言うと、JR松山駅から久万高原町へと同じ。山間へ近づくにつれて降り積もった雪景色となり、足元が冷たく底冷え状態。
(やばい!思いつきだから、こんな格好では寒い?)と一抹の不安がよぎるもしょうがない。

1時間余りで終点「大原」に到着。ここから三千院まで約20分の登り坂。
そんな道のりは、積雪と溶けた雪が混じった「シャーベット状」が続き、行き違いで下り坂を歩く人の多くが滑っていて(帰りが怖いなぁ)となる。

チョボチョボ歩き続けるて約20分、1200年の歴史をもつ大原三千院に到着。
だけど、今度はデコボコな石階段が多く、慎重に慎重に歩き続けて本堂に到着、本尊の薬師如来、阿弥陀如来、観音菩薩らに無病息災、開運招福を願いつつ「大根はどこだ?」と不謹慎に思ってしまう。だって寒くて温かくなりたかった。

2025年2月11日火曜日

プランB


朝、カーテンを開けると、神戸市内中心部に雪は積もっていない。
でも、テレビをつけると大雪情報がどのチャンネルでも報じられていて、これから向かう京都、大阪方面は積雪予報で、外出には注意が必要とキャスターたち。


週末だったのでロケ地やイベントなどを巡ろうと思っていたのに、急きょの予定変更。

さて、どうやって過ごそうか?プランBを考えるも、全て無料で考えよう!となるのは、倹約家なのかセコいのか。いや、無料でも十分に地域を楽しめるコトを知ってる楽天家。


神戸市歴史博物館の一階は無料!でも無料とあなどるなかれ。

原始時代から150万人都市(愛媛県の人口よりも多い)として栄えている現代まで、神戸市の歴史が展示物や映像で紹介されていて、見応えは十分。40分ほどの見学。


そして、大丸百貨店ではバレンタインの特別企画イベントが開催されていて、どんなモノが売っているんだろう?と興味津々でのぞいてみると、普段は見ない(知らないだけかも)オランジェが流行り?定番?なのか、推している事業者が多かった。


そして、こういう機会は試食も多いので、店員さんとお喋りして試食させていただき、自分への労い(と言う口実で)限定商品を購入してしまう。
自分にトコトン甘い!


最後は「BE KOBEモニュメント」を見にハーバーランドへ。
積雪はなくても海風が冷たく、風を受けながら到着すると公園には既に大勢がいて、イベントが始まるのか親子連れが多かった(子を外に連れ出す保護者の労を思い出す。)

モニュメントを見て感動・・・はなかったけど、暮らす人、訪れる人が(いい所だなぁ)と実感すればいいんだろうと。

さて、神戸駅まで歩き、京都に向かいますか。

友を訪ねて。

丘に建つアートレジデンスからの眺め、すごくいい。

ジャパンFCの理事長に就任した2019年に知り合ったのは、マコさんから神戸FOを引き継いだマリさん。
そんな出会いからほどなく・・・。

松山市の花園町通りでマルシェの実行委員長(当時)として、参考になるマルシェを見に行こう!となり、視察先の一つにKOBE FAMARS MARKETがあり、その運営者にマリさんの名前を見つけて、フィルム・コミッション以外に“まちづくり”でも繋がった人。

あれから6年、お互いに歳を重ねて「今年度で神戸FOに区切りをつけることにした。」と聞き、ワイワイ話しまくった交流会後に、マリさんが管理人として暮らすアートレジデンスへ。

アートレジデンスとは「アートインレジデンス」のことで、国内外のアーティストに神戸へ滞在してもらい、滞在中の生活拠点となる場所。
3年前から、FCとは別にアートインレジデンスを運営する「HAAYMM」の代表としても活動を始めたマリさん。どんな所か気にもなっていたので見せてもらう。

築60年の建物の2階と3階がアートレジデンス。現在、2階はアーティストが利用していて、3階に通される。
丘に建つので眺め(夜だったけど)が良い。

始めたきっかけは、神戸FO時代に森山未來さん出演の映画で森山さんと意気投合して今に至ったと聞き「“世界の中心で、愛をさけぶ”で一緒だったんですよ。」など昔話に花が咲く。

「これまでの仕事や取り組みの全てが、アートインレジデンスに結実してる!と分かった時に、次に進もうと思った。」と聞いて、言うのは易しだけど現実は・・・と思い、「その境地に辿り着いてないです。」と私。

私よりも9つ年上。
始めるに年齢もタイミングも関係ない、いつでも始められると思った話。
「豊かで穏やかな生活なの。」の言葉がリフレイン。豊かで穏やかな生活ってなんだろう。

2025年2月10日月曜日

地域おこし協力隊_地域を温めてるか?


研修参加者には顔見知りもいれば、そうでない人もいて、“こんな風貌”だから、理事長とわからない人もいて、初対面の何人も驚かせる。
名刺交換をして気づいたのが「フィルム・コミッション(FC)として地域おこし協力隊に着任した」人が何人かいた(福井県など)。

2021年に「地域おこし協力隊こそ、FCと相性がいい」と、あーだこーだ書いたけど、実現し始めている!

「理事長!FCとして、地域とどう向き合ったらいいですか?」と、セミナー後の懇親会で質問される。
地域おこし協力隊だから、自ら応募して着任したわけだけど、FCについては実績も知識も浅く、何からどう始めたらいいのか?という感じ。

色々と伝えたかったけど、新任者との会話は以下。
「FCを立ち上げたからといって、撮影は簡単にはこないよ。だからと言って何もしないわけにもいかない。地域とFCを考える際に大切なのは、特に地方の場合、“撮影期間とそうでない期間では撮影のない期間の方が多い事実”。すると、撮影がいつ来るか分からないから、地域を温めておかないといけない。」
「地域を・・・温める?」
「そう、地域を温めるとは、地域との距離を縮めて、お互いに気軽に相談ができる関係性を構築すること。用がある時だけでなく、日頃から活動への認知と理解を得られるようにしておくの大事だよ。」
「深い!でも、理事長は20年以上のキャリアだから、そう思われたんですよね。」
「そう、でも今、気づいたわけではなく、愛媛でFCを始める2001年の時に思って、作ったのが市民大学なんだ。」
「市民大学?って何ですか?」
「市民に地域の魅力を体験してもらう機会を提供してるんだ。」
「それはフィルム・コミッションですか?」
「いや、違うけど、繋がってるんだよね。」
「つ、繋がってる?深すぎて・・・、ビールもう一つお願いします。理事長は?」
「じゃあ、ジンジャーエールで!」
「えっ!理事長、お酒は?」
「全く飲まないよのよ。」
「えっーーー!」
と、マンツーマン講座は続く。

喋らなアカン!損!

神戸FOのT氏、彼女とも20年以上の縁

ジャパンFCは設立当初から、東京での研修以外に全国を10ヶ所のブロック制にしていて「ブロック研修」と言われる地域ごとに研修を実施中。
私たちが地域へ赴くことで会員がより参加しやすく、好評で、近畿ブロックもその中の一つ。

だけど、私自身はこれまで近畿ブロック研修には参加したことがなく(なぜなら、近畿は大阪や神戸、姫路などの撮影支援実績が豊富なFCが多く心配無用だったから)、今回が初参加。

で、参加して心底良かった・・・と思ったのは、近畿圏人の特徴?個人の性格?なのか、「喋らなアカン!損!」精神が豊富で、熱量が終始高かった。

説明中なのに経験豊富なFCがスッーと出てきてホワイトボードに図解を描き始めたり、大阪FCの話を姫路FCが補足したり、福井県FCの質問に神戸FOが回答したり・・・。

30人ほどの参加者数というのも多いけど、全員が同じテーマで語り合い、情報を持ち合い、学びあう姿に(集まらないと学べないこともある!)と心の叫び。

だから新しい気づきもあり、今年度は近年撮影が多く、トラブル報告も多い「ドローン撮影」を学んでいて少しは知識を得たと思っていたけど【電波は地下まで届かない】と、言われたら(だよね。)という事例にメモする。

ドローンは空中を飛ぶと思い込んでいて、地下で飛行させるなんて思ってもみなかったから(そりゃ、電波は届かないよね)となる。

4時間の研修でも喋り足りない人がいるであろうと、近畿ブロック長の神戸FOは、研修後に懇親会も用意してくださり、第二ランドへ凍てつく寒空の中、出発!

2025年2月9日日曜日

ただいま神戸。

湯気まで写る激アツ感。辛くて美味しかった。

伊丹空港着。外気が冷たい!三宮まで直通バスが出ていると分かり、バスに乗って約1時間。三宮に到着。前回訪れたのが11月だから、3ヶ月ぶり。ただいま神戸。
前回はCCC(Community College Backstage 2024)という、市民大学/コミュニティカレッジの集まりだったけど、今回はジャパンFCの近畿ブロック研修に参加。

でも、その前に時刻は12時。(何が食べたいかな?)とスマホで調べるも、(そういえば前回訪れた時はぎょうざ大学だった。あの時、もう一つ行きたいと思ったのは・・・)と、「麻婆豆腐、南京町」で検索したら出てきました「南京町花梨麻婆飯店」。

(そうそう、評価が★
★★★以上だったんだ!)と思い出して、店を探して入ると、予想とは違って小綺麗な店でした(老舗中の老舗で町中華独特の雰囲気と思い込んでた)。

メニューは麻婆勝負。でもご飯 or 麺が選べたので麺!
テーブルには紙エプロンが置いてあり、先客はしてなかったけど、最初なのでお店のアドバイスにそって紙エプロンをして待つこと数分、目の前に出てきたのが写真の土鍋に入った麻婆麺。

紙エプロンをした理由が分かり、アツアツの激アツでパチパチと音がなり汁が飛ぶ勢い。
白いシャツでなくて良かった・・・と思うはず。
ちなみにアドバイスには「アツアツの状態を写真に撮ること!」ともあったのでパチリ。
湯気まで写ってる!

人生で麻婆専門店で食べた記憶はなく、レトルトなどの麻婆とは全然違った(当然だけど)
王道の辛さを味わった後は、山椒を入れたり、旨酢を入れて味変を楽しみ、食べ終わっても山椒のスースー感が抜けず、ご馳走さま。
暖まったので、研修会場へ行きますか!