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2025年2月13日木曜日

ご利益は・・・。

鬼ではなく夜叉、それも良源さんが変身した姿

大根焚きをいただいた後。
せっかく1時間以上もかけて三千院へやってきたのだから、記念にお守りでも買って帰ろうと、和風ミュージアムショップへ(表現が違うけど同じこと)。

お守りのほか、ご朱印帳、おみくじ、シールなど色々売っていて、ご利益があるものばかり。その中で(おぉ!どこかで見たことがあるぞ!)と思ったのが鬼の姿をした厄除け護符。

(そうか、三千院で売っていたのか!)と勝手に思い込み、義母宅用など数枚購入した後に(なんで鬼のような怖い姿なんだろう?)と調べたら、鬼ではなく夜叉でした。

モデルは良源さん=元三大師とのことで、良源さんが夜叉に化けて疫病が身を追い払った時の姿を模したとのこと。かつ、印刷と思ったらハンコでした。だから300円/枚だったのか。

それでも、ご利益を信じるか?信じないか?は個人の自由だけど、購買意欲をそそるマーケティング。三千院で売ってると思いきや「天台宗派」では売られている有名な護符だった。
この夜叉の形をしたご当地モナカを作ったら、絶対に売れる!と思ったのは私だけと思う。

そして、焚いたこともないのに「金色不動香」という秘仏のある本堂で焚かれているお香と同じお香まで買ってしまった。これが俗に言う「魔法にかかる」というやつか。
でも、香りは嫌いではないので“いつか”出番が来るだろう。名前にご利益を感じてしまった。

商品開発の視点から見れば、エピソードも売り方もマーケティングも商品自体の全てに一貫性があるから、誰も知らない1200年以上前の素材でも売れている。

これらを渡す際に「これね、京都の大原三千院っていう寺院で買ったんだ。ご利益や厄払いがあるらしいよ。」と、三千院に変わって紹介≒PRしてしまうのも売り手の作戦。

私が得たご利益は「売り方」でした。

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