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2024年10月1日火曜日

ひと。


最初に訪れてくれたのは元名古屋ロケーションナビの担当者。今では昇進に昇進を重ねて重役を担っている方。

そして「聞いてください!撮影支援したのにクレジットにFC名が掲載されなかったんです!」と信じられない制作側のミスを嘆いてきたFC担当者。「そんなコトありえないよ!」と驚く。

その後は元せんだい・宮城フィルムコミッション担当者。今は別部署に異動になってしまったけど、無理難題の撮影を一所懸命受け入れてた。(上役になって)戻ってきてね!となる。

「お疲れさまー!」とやってきたのは3カ国語を操る堺フィルム・コミッション担当者。普段はFC担当だけど、大きな出展には応援要員とのことで、激励にきてくれる。

そして徳島ロケーションサービスからは、今年4月に着任し、認定研修にも参加するなど積極的な担当者。つい先日も「一緒に!」と県境のロケ候補地を提案したところ。

伊勢志摩フィルム・コミッションからも担当者が訪れてくれて近況を共有したり、また別の旧知の担当者からは県内でFCの設立を検討している地域の担当者を連れてきてくれたり。

10年ぶり?だったかもしれないのに、声を掛けてくれたのは「しまなみJAPAN」に出向中の方。「しまのわ」でお世話になり、楽しかった思い出。
あの頃からお互いに色々背負い込むことが多くなりました。

2016年の「ふるさとグローバルプロデューサー」で一緒に学んだ仲間とも再会。出稽古の縁とはこのこと、本当に不思議。

他にもFCのOB&OG担当者らが「居るって聞いたもんで!」と訪ねてきてくれる人がいたり、こちらから出向いたり、新たに繋いでいただいたりと大感謝の一言。

全国に仲間(同志)がいるって素晴らしい。

多様なニーズ。


ジャパンFC&ツーリズムEXPOの共催による「全国ロケ地マップフェア2024」は、終始にぎわいで終了。

各地のFCから届いたロケ地マップは50種類ほど。次から次へと手に取られていくロケ地マップ(≒人気&話題のバロメーター)。

私はビジネスデー(2日間)の参加だったけど、色々な人が訪れては声をかけてくださり意見交換。
  • ロケ地を新たな観光資源として推したい省庁。
  • ロケ地への送客を一緒に検討したい旅行会社。
  • ロケ地を訪れる人の流れを把握したい通信会社。
  • 点在するロケ地情報をまとめて発信したい出版会社。
  • ロケ地を新たなビジネスチャンスと考える企画会社。
  • ロケ地の滞在時間を増やして経済効果に繋げたい調査会社。
  • ロケ地をめぐる聖地巡礼を企画中のプロデューサー。
  • ロケ地マップを全てデジタル化してライブラリー化したいDX系会社。
  • フィルム・コミッションを設立して広域で撮影を誘致したい地域など、本当に様々。
これだけ多様な方が興味関心のあるロケ地。
かつ、撮影現場にいられるのはフィルム・コミッションだけなのだから、周りから見たら「宝(可能性)の宝庫」なんだろうな・・・。

ニーズ&可能性があり過ぎて、優先順位がつけられないのが課題・・・と、教えている立場なのに猛省。
自主事業で行うにはリソースが足りない・・・は、アイデアキラーであることも分かってる!

アレでも書くか!

2024年9月30日月曜日

単なるロケ弁好き。


ロケ弁に可能性を感じている私。
「No.1 OBENTO CAMPANY」という看板に立ち寄ると「こんにちは!」と向こうから笑顔で声をかけていただく。

「こんにちは、こちらではロケ弁も扱っていますか?」
「はい、扱っています!オーベルジーヌのカレー、叙々苑の焼肉弁当、まい泉のカツサンドなど色々と取り揃えています。」
ズラリと並んだお弁当のサンプルは20種類以上あり「壮観ですね、写真を撮らせてください。」と眺めて気がつく。

「もしかして、これらのお弁当って本物を並べているんですか?」
「はい!その通りです。本物を並べています!サンプルがないものでして。」
「スゴいですね、食べたくなりますね。」
「そうですよね。」
「これらのお弁当はどの辺りまで配達可能ですか?」
「首都圏が中心です。遠くなるとお弁当も冷めますし、配達できるお弁当屋さんも少なくて」
「ご当地の弁当などは把握されてないですか?」
「把握していますがお店は少ないですね。」

首都圏では“ご当地”は関係なく、有名店の弁当か以外にビーガン/ベジタリアン、食物繊維多め/ヘルシー、ガツン/大盛りなどのキーワードが主流のようでメモメモとなる。
だから地方ロケでは「ご当地弁当」は人気だし、話題になるはずだわ!と改めて納得。

「御社は仕出屋さんですか?」とスタッフの女性。
「いいえ、ただのロケ弁好きです。」
「えっ!ホントですか?」
などのやり取りをしつつ、キチンと身分を明かし、アンケートに答えたら「まい泉のミニメンチカツサンド(190円)」をいただいた。

ロケ弁には可能性と美味しさしかない。

色々な作戦。


海外80カ国と地域、国内は47都道府県から1,384 の企業・団体が参加したと言われたツーリズムEXPOジャパン2024が終了。

アメリカ、イタリア、中国、シンガポール、タイ、マレーシア、インドネシア、ドバイ、モンゴル、ウズベキスタン、ウガンダなど全大陸から参加していたと思う海外からの出展。

その中でも一際、ブースが大きかった&賑わっていたのは韓国。
ソウルをはじめ、各地の魅力を体験型で紹介。

写真は昨年も似たような紹介があった「画になる街角(≒ロケ地など)」のフォトスポット。
この企画、本当に良いと思う。訪れたことはないけど、その気になるし、友達などに見せたくさせる(はず)!
顔ぬきパネルではない、場所の説明などの余計な文字もない所がポイント。

ちなみに韓国ブースではスタンプラリーもしていて、各地のブースを訪れて答えると、景品などがもらえる仕組みも人気だった。

その他で印象的だったのは航空会社。
ヨーロッパやアジア各国の航空会社(LCC含む)が数多く出展していて、(なんで、こんなにも多いのか?)と思い、思い切ってスタッフの方に話しかけるとアプリをダウンロードして欲しいとのことで、アプリから航空券予約などの先にある提携先がある経済圏への誘いとのこと。
面白いなー、そういう思惑があるんだ。

「今週、釜山へ行くんですよ。」と伝えると、喜んでくれて「アンケートに答えてくださればトートバッグ差し上げます!」と言われ、トートバッグをもらい策にハマる。

2024年9月29日日曜日

28年。


聞けば美味しいと評判のケーキ屋へ電車を乗り継ぎ、隣町まで行ったという長女。
長男と一緒に結婚28周年を祝ってくれる。

毎年、自分たちは忘れがちで、過ぎ去ってから思い出すことも多い結婚記念日。
子ども達に大感謝。

ちなみにこのケーキ、評判通りの美味しさで特に底のビスケット状の器がサクサクのザクザクでとても美味しかった。

ケーキを食べながら28年間の振り返り。
私たち夫婦がNYの日本食レストラン「しゃぶ辰」で偶然に出会ったのが30年前。

妻(当時は学生)と私(大学を退学し日本へ帰るにも帰れなかった人)は、店長や料理長ら周りに恵まれて過ごし、公認の仲に。

その後、NYから帰国し結婚するのだけど私24歳、妻26歳に「若すぎ!」と我が子達。
現在、長女は26歳、長男は24歳。その年頃で結婚しているのだから彼らが驚くのも分かる。

でも当時の当人たちにはそんなコトなど分からないまま、職も金もないまま結婚(笑)。
ホント、何にもなかった。私が職(それもアルバイト)を得たのは25歳から。
その後、愛媛製版センター→ネットイヤー→愛媛県庁→松山市役所→ココ大+ジャパンFCがキャリアパス。

だけど結果的に次男(20歳)も含めて、色々と大人の会話ができてるって嬉しいし頼もしい。
「気づいたら・・・って感じだよね。」は共通で、結婚30年は「真珠婚」とのこと。
25年の銀婚式について日記に書いていないということは気づかなかったのか・・・。

はぐれレゴ。


インストールしていたものの、全く出番がなかったBrickitを試す時がきた!
メルカリで購入したレゴのオマケとして大小様々な形状のレゴが手元に残り、これらは説明書もなく、扱いにくい“はぐれレゴ”。
何もしなければ単なるブロックだから出番がない。

そんな“はぐれレゴ”に活躍の機会を与えるのがBrickit(アプリ自体は無料、課金あり)。
“はぐれレゴ”たちを床に並べて(重ならないようにするのがコツ)、カメラでスキャニングすると撮影範囲内の“はぐれレゴ”たち(今回は472個)から「作れる作品」を分析して提案してくれる優れもの。

アプリから色々な可能性(動物、乗り物、食べ物、植物、その他)を提示してくれるので、(おぉ!こんなのが作れるのか!)と驚く。

そして(えっ!)と更に驚いたのが「X-Wing(74ブロック必要)」「Star Destroyer(41ブロック必要)」など私の好みを知っての提案なの?AIなの?と、これらの作り方に進もうとしたら「この先は有料です。」となる。

(あぁ!そう言うことね。)と有名作品は有料で紹介。それ以外は無料で紹介という仕組み。
実に堅実だけど、レゴに慣れている身からすると完成図を見れば、どんなパーツが必要か大抵わかってしまうのは許容範囲か。

そもそも、“はぐれレゴ”を対象なので100ブロック未満でできる作品の提案と思われ、大作は出てこないのもミソ。

でもミニサイズの作品はどれもカワイイから実際に作ってみよう!となる。
本当にX-Wing、Star Destroyerは“はぐれレゴ”からできるのか!?

2024年9月28日土曜日

親の影響。


「子ども達が宇宙に興味関心を持つアイデアとして、レゴとは別の“+@”を考えよう!」と、学生達に投げかけ、議論を見守っていると「スターウォーズって最高じゃないですか!すっごい好きなんですよ。」という声が聞こえて(???)となり、そのグループへ近づいてしまった。

「スターウォーズが好きなの?」「はい、大好きです!と、言うか父が大ファンで、私もその影響で・・・。」と女学生。

これ以上話すとハマり、議論から脱線するので「いいね!」で終わったけど、スターウォーズは宇宙を舞台にした物語だから、子ども達が宇宙に興味関心を持つこと間違いないだけど、実は昨年実施したので今年はナシ、とても好評で盛り上がったんだけどね・・・残念!

「親の影響って大きいよね。」と妻。
その通りで、私のスターウォーズ好きは、子ども達にも好きがうってるし、アート好き、AKIRA好き、テクノ好きなども浴びてるよう。妖怪好きは誰にも影響しなかったよう(笑)

趣味だけでなく、生き方も影響しているようで、子供達から見たら(何をしているか分かるようで分からない不思議な親だなぁ)と思っていたと思う。
前例のないキャリアパスだからね。

だからか(歩む道は自分で決めていいんだ!)となったのかも。
その分、凸凹ある道のりだけどアドベチャーファミリー(≒人生は旅と同じで冒険、挑戦で溢れる)を標榜してるから、当然と思ってるかも。

じゃあ、そんな我々は・・・と言うと、既成概念にとらわれない柔軟な考えを持つ親元で育ったということになる。

授業なんだもの。


「“正しさ”より“楽しさ”だよ!プロジェクトの成功 or 不成功を分けるのはなにか?それは自分自身が楽しめているかどうかだよ!」と何度伝えたことか。

創価大学でリーダーシップを教える妻の授業にゲスト講師として参画して2年目。
履修希望者は昨年から増えて30名超!たぶん、昨年の成功を見たり聞いたりして(面白そう!)と思ったのでは?と推察。

アイデアの発想から事業運営管理、広報など、学生達は全てをゼロから取り組まなければならず、だからリーダーシップ大切!となるのだけど、それとは別に「アイデア出し(企画立案)」が好きな学生もいれば苦手な学生もいるのは当然。
でも、アイデア発想はしなければならない・・・悩む学生、躊躇する学生。

すると“正解を探そうとする”ので、「安心して!アイデアの発想には正解も不正解もないからね!あるとすれば、面白いか?面白くないか?です。」「アイデアが“できる” or “できない”でもないからね!」と伝えると、教室を覆っていた硬い空気(緊張感)が砕けて柔らかくなる。

他者とアイデアを共有する時は、“それ”いいね!などのノリや相乗りも必要なんだよ!」と加勢して、学ぶ楽しさの演出。
それが教える側の役目、授業なんだもの。

こんな授業があったら受けたかったな・・・と大学に行ってないのに思ったり(笑)。
授業が終わっても話し込むグループがあったり、これから12月の本番まで、全肯定で学生達を見守る。

2024年9月27日金曜日

資金調達大切。


エールラボえひめ主催のオンラインセミナー「公益事業の資金調達法の基礎・基本セミナー」終了。
県内外から参加があり、オンラインの強み発揮&大感謝!

ちょうど先日、愛媛県職員向けに研修をした時も「公益事業(社会貢献活動)にお金は必要」と伝えた所だったで、話題も冷めずグッドタイミング!と準備をしていたセミナー。

1時間で26枚のスライドを使う。うち、特に重要と紹介したのは3枚。
まずは「資金の種類(寄付、会費、自主事業費、受託金、助成金/補助金)」を知ること。
そして「調達内容(調達したい金額、調達の手段、調達のタイミング、調達後の自走)」を描くことも大切。
最後は「調達後の自走方法(物販モデル、製造モデル、利用モデル、広告モデル、課金モデル、手数料モデル、加盟モデル、受託モデル)」を構築すること。

これらは資金調達の手段であって、“そもそも”調達するには資料や書類などを作成する必要があり、反響が多かったのが「課題とは何か?」「調べるとは何か?」「ニーズとウォンツの勘違い」「目的と目標の勘違い」「スケールアップとスケールアウトの違い」「ターゲットの設定」などの誤解シリーズ。

この辺りをキチンと理解&整理しておかないとエッヂの立った(共感を呼ぶ)公益事業はできないし、続かない。

具体的に採択された助成金についても紹介できたし、基礎・基本セミナーは終了。
次は「発展・加速セミナー」かも!?何も決まってないし勢いで書いてみた。

わざわざ買う理由。


JR八王子駅構内にある「八王子市の食や工芸、日用品などの逸品を扱うセレクトショップ」で「ご当地パン(八王子カレーパン/220円、八王子メロンパン/220円)」という店のイチオシパンを買い、「八王子コーヒー」というセレクトアイスコーヒー(180円)を買う。

食感は噛み応えがあり、カレーはスパイシー&フルーティーだし、メロンパンを覆うビスケットの甘さが美味しいかった。フツーに美味しい。

アイスコーヒーも香ばしくてカレー&甘さにマッチ!


でも、品の特徴を知らなければ気づかないし(知っていたから美味しさ20%UPだったかも)、空腹を満たすだけならコンビニパンの方が30%ほど安い。


実は先日の福島県で道の駅「までい(
=“ていねいという意味)」や「なみえ」を訪れたし、福島駅でも物産館や特産処などへ行き、お土産を買おうと物色したけど、結局、何も買わなかったのを思い出す。


購買意欲があったのに買わなかったのは「福島でしか購入できない!」という強い差別化がなかったから。

桃が特産だったけど、有名なのは岡山だし、シラスも特産だったけど、愛媛県伊方町のとても美味しいシラスを知ってるし・・・。

「商品の特徴(≒売り手目線)は消費者のニーズ(≒購買意欲)には直接結びつかない。」は本当。


どこで売るか、誰に売るかなど状況は変わるけど、サケトバ、いぶりがっこ、明太子、ポンジュース、泡盛など強烈なご当地性を持つ品を持たないと、わざわざ買わない・・・となる。

美味しかったんだけどね。

2024年9月26日木曜日

大切なコトは映画から学んだ。


「スター・ウォーズの面白いところ?その昔、遠い宇宙のどこかで繰り広げられてた冒険活劇のワクワク感かな?」
「えっ!スター・ウォーズって昔話なんですか?」
「そうだよ、A long  time ago,far far awayって冒頭に登場するよ。」
「知らなかったです。」は、スター・ウォーズを知らない人との会話。

「ニューシネマパラダイスから何を学んだかって?」
映画を通した人生訓じゃないかな?実話ベースの物語だから響くよね。」
「実話なんですか?」
「そう、監督自身の実話をベースにしてるみたいだよ。」
「へー」
「涙なしでは観れないよ。」
「泉谷さん、よく泣きますよね。」
「・・・。」

近くて遠く、時に厄介だけど愛しい家族愛に勝るものはないだね。」
「何ですかそれ?」
「どんなに困難な状況でも最後は愛が勝つ(救う)って感じ」
「愛ねぇ・・・。」
「家族を持つと分かるよ。」

「そもそも、映画から人生訓って得られました?」
「たくさんあるよ!」
「例えば?」
「この世の不都合な真実、不条理、人間の欲や暗部、生きる意味とか。」
「暗くないですか?」
「そうじゃないと物語は進まないでしょ?」
「確かに。」
「でも、一部の作品は救われるし、一部の作品は救われない。それが現実というのも学べる。」
「面白いですか?それ?」
「結局、人間讃歌かもしれないね。」
「人間讃歌?」
「何があっても生きていくことを肯定する。生きることを讃えること。」

ニヒリズム(虚無主義)のペシミスト(悲観論者)だからこそ、不完全で曖昧な人間という生き物に希望や可能性を見出したいのかもしれない。

私も書けるかな?


「現状を網羅していて、邦画の世界を知りたい人にとっては驚きと納得が得られる本」と紹介できるかな?という良本。

2024年9月初版の「教養としてしっておきたい映画の世界(コトブキツカナサ/日本実業出版社)1980円」を入手。感想が上記。

映画の歴史から古今東西の作品(映画の世界を変えた10本など)紹介、業界の暗部、そして未来と可能性など、映画業界に携わっていない人が読んだら(裏側こそが物語!)と思うだろうな・・・と。

フィルム・コミッションこそ本には登場しないけど、日本の映画業界が抱える課題改善策として日本版CNCにも触れていたし、AFAN(Asia Film Alliance Network/韓国、インドネシア、フィリピン、マレーシア、シンガポール、モンゴル、台湾の7カ国で設立された国立系映像機関)にも触れ、日本でも設立、加盟がアジア圏での作品振興になると。

ちなみにAFCNet(Asian FilmCommission Network/韓国、台湾、日本、フィリピン、カンボジア、インドネシア、ジョーダン、ネパール)にはジャパンFCが加盟。

話を書評に戻して。
この本は好きな映画を3本選ぶと、その人の心理状況が分かる(著者は「映画心理分析」と名を付けてた)という内容がウリ。

「スターウォーズ」「ニューシネマパラダイス」の2本は普遍だけど、3本目は「エブリシング・エブリウェア・アット・オールワンス」と言うことが多く(時々変わる)、本当の自分と他者から見られる自分とのバランス作品とのこと。
へぇーという感じ。

2024年9月25日水曜日

無料アクティビティ。


8:00過ぎに出発して8:30頃の電車に乗り、高尾山口駅に着いたのは9:20頃。
平日の朝だから人は少ないと思っていたものの、やはり世界一の登山者数を誇る高尾山。小学生たちが駅前に陣取ってました。

「どの道にで行こうか?」と気分転換に付き合ってくれた長男くんと相談。雨の後だし舗装されていない道はグチャグチャだね・・・と、行きも帰りも1号路で決定。

てくてく歩き続け“自分が試される坂道(≒急坂が続き、ゼーハーゼーハー息があがり、雑念を払い無心で前進するしかない)”を30分ほど歩いて、やっと1/3。
平坦な道になり、山門入り口に到着。ここからはリフトの人もロープウェイの人も混ざり階段を上がったりして3/4。

最後はグン!と下りて上がる道を抜けたら599mの山頂広場が見えてくる。その手前で顔を洗い、トイレに行きスッキリして山頂到着!高尾山口駅から山頂広場まで約70分で到着!

で、富士山は・・・と言うと曇天で隠れて見れず。
でも、周りの皆さんは登頂できた達成感でスッキリ顔(私もそう見えたと思う)。

富士山が見えなかったから・・・と、帰りに名物「天狗焼き(200円)&三福団子(400円)をご褒美に買おう!」と自分に甘い!んで、疲れた体に沁みる美味しい!

家に戻ったのは13:00過ぎ。休憩を挟んでも仕事ができる時間帯なのだから、お得感あり。
上がるだけなら無料のアクティビティ。

一つ一つ反芻


30年前のNY時代。当時はウォーホル、ヘリング、バスキアらが亡くなり、ポップアート界に喪失感を抱いた頃に、横尾忠則の派手な配色にサイケなデザインに魅力を感じて、てっきり横尾忠則の作品と思い込んだ作品が田名網敬一で、(へぇー、似てる・・・)が最初の印象。

それもそのはず、二人は1936年生まれ。二人ともグラフィックデザインから美術家へ。
作品の創作手法も出来上がる雰囲気も似てるから、そりゃ間違えるわ!となる。
いや、単なる私の知識不足。

「絵というのは不自由ですよ。」とご本人はインタビューで言っていたけど、作品は一気に描くとのことで「描く前に、こんな風に描こうという構想はありますよ。でも描くと(自分の)想像とは違うものができるんですね。時間をかけると余計な意識(上手に描こうとか)が入るので早く描きます。」的な内容に(えっ!?創作は緻密な計算じゃなくて感性!?)で驚く。

そしてドクロが多いのは45歳の時に入院生活を余儀なくされた際の死生観から。
当人の雰囲気は物静かそうで細身だし近所のお爺ちゃんという感じだけど、作品はどれもインパクトが大で理解しようなんて、くれぐれも思ってはいけない。作品からの圧がスゴい。

若い人が多かったのも印象的で、私が20代前半で観た時と同じ「訳が分からないコト(理解不能なコト)がカッコよく思える」時期なのかもしれないと。

50代で見ると沁みる作品もあり、アートって鑑賞する年齢でこうも違うのかと。
国立新美術館で「記憶の冒険」展が始まり2日後になくなった日本を代表するポップアートの巨匠。安らかに。
図録集を買ったから、一つ一つ反芻。

2024年9月24日火曜日

語り合った夜。


令和6年度ジャパン・フィルムコミッション第一回理事会開催。
6月に佐世保市で行った総会以来だから3ヶ月ぶりに再会した理事達。

その間、是枝監督らは、「日本版CNC設立を求める会(興行収入の1%を映画業界の中で循環させて共助の仕組みを確立するフランスの国立映像センター(CNC)を参考にした制度)」を提言したり、
政府主導で「第一回コンテンツ産業官民協議会・第一回映画戦略企画委員会」が行われ、コンテンツ産業・映画産業の強化について意見交換が行われたり、日本映画制作適正化機構(映適)が認証した映画が増えたりと、活発な動きがあった日本映画業界。

興行収入の上位実写作品の
90%以上に関わるフィルム・コミッション。
映画製作の端とは言え、ロケ撮影には欠かせない我々には「いつ、話がくるんだろうね。」と話題にあがったり、「映適作品の撮影支援って経験した?」と尋ねたり、ほんと、海外からの熱視線に日本映画のテコ入れ&撮影環境向上は待ったナシ!

撮影の誘致・支援だけで評価されていた時代はとっくに去り、支援作品を活用した地域づくり(例:ロケ地マップ作成、聖地巡礼促進など)まで範囲となったほか、期待と可能性が多面的になったことで色々な思いを寄せる人も多くなり、伴って事業も増えて膨らみ、気づいたら予算が(初めての)大台に乗っていた!

これまでの実績の成果だけれども、預けた側は、預けた以上の価値を創造・創出して欲しいと思うわけで、黎明期だった頃(2002年頃)、フィルム・コミッションの可能性について徹夜で語り合ったコトを思い出したり。

受講者228名。


2年目の愛媛県職員を対象にした計5回の「NPO・ボランティア講座」が終了。
受講者数は計228人。

228人には、県職員になった友人がいたり、友人のご子息がいたり、学生時代から知っている方、ココ大に市民学生で参加している方など知り合いも多く、県庁職員の多様性というかバラエティ豊かな才能が県政に参画となって「頑張ってね!」とエールを送る。

特記事項は、私が預かる講座なので「楽しく学ぶ」がモットー!
から、事例では「フィルム・コミッション」と「ココ大」について紹介すると・・・。

  • NPO(法人)の定義からフィルム・コミッションの話まで非常に興味深い話ばかりでした。
  • 愛媛県内にNPO法人が700以上もある事に驚きました。
  • ロケハンや撮影を通して地域を知るに繋がるのにはかなり興味が湧きました。
  • ココ大とロケハンを同時に行う発想がすごいと思いました。
  • フィルム・コミッションの話は特に面白かった。
  • 映画の撮影が地域活性化に多方面で良い影響を与えていることに驚いた。
  • 普段から想像力を持ち、日常の景色を物語の舞台にしていくのがすごい。
  • 多くの県民が愛媛の魅力に気づいていないコトが大きな課題と感じた。
  • 現状を課題と捉えてしまいがちなので、訓練をして意識を変えていきたい。
  • 「課題」の捉え方についての話がとても印象に残りました。
  • 愛媛がロケ地になっている作品がこんなにも多いと知らなかった。
  • NPOの方はギリギリの生活と思っていたが、想像と違っていて驚いた。

など、色々な感想や意見が寄せられる。
ちなみに、
感想や意見は自由記述なので、別に何も書かなくてもOK。
なのに46%(104名/228人中)が長文で寄せてくれて(響いて良かった!)となる。

彼らが現状に憂いていることも分かり、改めて「頑張ってね!きっとまた会うでしょう!」とエールを送って全5回の講座終了!

2024年9月23日月曜日

私が楽しいか?面白いか?


昨年12月に初実施で反響(八王子市の広報表紙を飾ったなど)が凄まじかった「こどもスペースラボ」。

2年目(2回目)なので、1回目とは違うインパクトを学生達、関係者に与えたいと思い、(何かアイデアはないかな?)とメルカリを見みると・・・。

偶然にも「宇宙船」が出品されていて(そうか!「こどもスペースラボ」の狙いは子ども達に宇宙や科学への興味関心の醸成だった!)となり、色々と見るもメルカリでもレゴは値段が高い。

数日後の早朝。値頃感のある宇宙船が出品されているのを見つけ、同じ出品者から「ロケット」も出品されていた!それも全長1mの大型ロケット(NASAのサターンV)。

“まとめ買い交渉”をすると、譲っていただけることになり、コツコツ売っては貯めてきた残高を使い購入。
早朝や夜中は判断を勢いに任せてしまうパターン、そのまんま・・・。

早速届き、組み立ててパーツの確認。中古品だから小さなパーツがなかったりしたけど、手持ちのレゴで補完できるからOK!

ロケットは4段構えになっていて、月面着陸用の探査機も格納できた。
これだけ迫力があるなら、皆んな驚いてくれるに違いない!と、自分に(無駄遣いではない!)と言い聞かせる(笑)。

このロケットを中心に、子ども達が自由に作る作品群を展示すれば、去年とはまた違う趣になること間違いナシ!

誰からの指示でも依頼でもなく、単に自分が楽しいか?面白いか?だけの話。

6市町ピクルス(仮称)完成!


昨年度から松山市、伊予市、東温市、砥部町、松前町、久万高原町の6市町とGOOD MORNING FARM(GMF)さんとで取り組んでいる「6市町ピクルス(仮称)」の開発。

「あんな」「こんな」「そんな」「どんな」な経緯を経て、遂に商品化直前品質の6市町ピクルスが完成して、お披露目となった。ホント、ここまでの道のりは平坦ではなかった。

商品の見た目はこれまでと変わらず鮮やか。230gと量も多い。
変わったのは6市町が推す特産食材がキッチリ使えたこと。
都合に合わせなかったからGMF(齋藤さん)に頼るしかなく、ピクルスだから単に切って酢漬けにすれば良いという話でもなく、6種類の各野菜に最適な工夫をして、一つ一つの素材も楽しめるし、他の食材とは相乗効果が楽しめるお得感など、恐れ入りました・・・という味。

特に好評だったのはシャキシャキの食感、とろーりな食感、プチプチの食感など、食材ごとに異なる食感は「ピクルスと一言で片付けられない美味しさ」「ラタトゥーユみたい!」に共感。

今回で試食は終了。あとは完成品にして世に出すだけ。
だけど、今度は「売り方」が大切。例え、食べれば美味しくても売り方(PR)を間違えると「売れない商品」となってしまう商品開発の残酷さ。

(ワインなどに)そのままでも、(クラッカーなどに)乗せても、(温野菜などに)和えても、(肉料理や魚料理などに)添えても、(パスタなどに)混ぜても美味しいから、何とか売れて欲しい!と6市町担当者。

2024年9月22日日曜日

ホテル備忘録。


福島へ行く、福島から帰るには前泊と後泊が必要で2泊3日のイベントだったけれど、実際は4泊5日となり、それも1泊ずつ4ヵ所に泊まる。


1日目は「ホテルクラウンヒルズ福島駅前(福島市)」に宿泊。
ここは福島駅から徒歩数分の立地だからか、下階層には環境省や復興庁、保育所などが入っていて、大浴場がウリだったけど実際は風呂場の定員は4人、湯船には3人が入ったら溢れてしまうほど。安かったし部屋の小さな浴槽に比べたら足を伸ばせただけでもOK!と。

シングルルームからツインの部屋にしてくれたし。

2日目は「やすらぎの宿ホテル双葉の杜(浪江町)」に宿泊。

主催者が用意してくたホテルで館内は土禁。部屋も畳敷のような和風の雰囲気。特に嬉しかったのはコインランドリーが無料で使えたこと。ありがたかった。


3日目は「ホテルオーシャンとみおか(富岡町)」に宿泊。

ここも主催者が用意してくれたホテル。バスが到着して「こちらです!」と紹介された時のギャップは今でも覚えていて、オーシャンと言う名前からてっきり海辺の立地と思ったら、山の中でオーシャン感はゼロ。かつ、モーテルのような2階建てが2棟。館内が迷路のようだった。


4日目は「郡山ビューホテルアネックス(郡山市)」に宿泊。

イベント終了が17:30過ぎだったので、移動せず郡山市内の後泊。駅近なホテルで可もなく不可もなかったビジネスホテル。
翌日の朝食に「郡山名物グリーンカレー」があったのが印象的。

2024年、20ホテル目の宿泊。
特に意味もなく宿泊の感想を残していて、振り返ると一泊でも当時の記憶が蘇って余韻を楽しめるから面白いと気づく。
何事も楽しめるか否かは自分次第。

またね、福島。


2泊3日のアイデアソンは私にとっては「スタディツアー」で、それも宿泊費&期間中の移動費が無料とありがたい機会だった。

事務局いわく「申込がとても多く抽選だったんですよ、1/2程度の確率だったと思いますよ。だから半分近くは落選しました。」と、採択されてラッキー。

行程表には訪れる先々の名前や紹介があっても下調べをしなかったから行く先々で驚き、また視力が弱いこともあり前に座り、各関係者に率先して質問しまくる。

こういう機会なんだから質問しないと訪れた意味がないと言う姿勢に、感銘を受けた学生参加者もいて「相手も質問されると、聞いてくれたんだ!と思い、嬉しいんだよね」と年の功で伝える。

我々のグループセッションも1日目は音合わせ、2日目はリズムが合わさり、3日目に演奏ができたと言う感じ。空中分解しそうなグループもあった中で、よく即興できました。
グループで考えたアイデアから得たことは多くて、必ず使えるはず!と個人的には満足。

どうでもいいコトだけど、最終日の会場は郡山、そして、そのまま宿泊。
ホテルの朝食で「名物!郡山グリーンカレー」とあり、グリーンカレー好きには(へっー!)と響いた&美味しかった。味はマイルドでサラサラだった。

郡山から新幹線(やまびこ)に乗ると、宇都宮→大宮→上野→東京と約75分で着くのね。
撮影隊は泊まらない(日帰り)はずだ・・・と。