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2023年4月25日火曜日

〇〇力


「あなたの持ち味は何ですか?〇〇力で教えてください。」と尋ねると「傾聴力、コミュニケーション力、想像力、楽しむ力、企画力、冷静力、協働力、洞察力、協調力、笑顔力、持続力、順応力、行動力、几帳面力、共感力、責任力、プラス思考力、実行力・・・」など、色々な言葉で自分の持ち味を言葉にしてくれた学生達。そして、この言葉を選んだエピソードも尋ねると一人一人に至る物語がある。
ちなみに学生は最初、8種類挙げて最終的に一つにした。

すると質問欄に「先生の持ち味は何ですか?」と質問されたので、色々とめぐらせながら選んだのは「鈍感力」。
鈍感力とは「分かっていても流されない、振り回されない力」という感じか。更に言えば「人は人、自分は自分」のような意志かも。
この職に選んだのも単身生活でテレビや冷蔵庫、免許がない生活も、あれば便利と分かっていても鈍感に対応。

自分で質問しておきながら、自分でも考えると、これは「年齢(世代)」で変化するとわかる。若い頃なら「企画力」と言ったかもしれないし、実績を重ねた時なら「ゼロイチ力」かもしれない。NPO時代だと「巻き込み力」、ずっと変わらないのは
「妄想力」かもしれない。
「自分を客観的に冷静に見つめるって初めてで楽しかったです。」とは授業後の感想。

健全なモヤモヤ。


3回目の授業。1回目よりも2回目、さらに3回目と任意の「自由記述(≒質問)」
が増え続ける(笑)。学生との距離が縮まっているかもしれない。

これまでのボランティア体験で最も楽しかった、達成感のあった活動は何ですか?
└19歳の頃、米国メリーランド州でホームレスの避難シェルターをリフォームするボランティアに参加しました。リフォーム以外にも食事の準備なども手伝い、その後は一夜を過ごして語り合い、誰かの役に立ったと初めて思いました。

なぜ、金銭が発生しないのに参加するのか?が理解できない部分がある。履歴書には書けるけどそれだけのために貢献しようという気持ちがある人を不思議に思う自分がいます。
└健全なモヤモヤです。ボランティアを行う目的を考えるといいでしょう。目的がボランティアなのか?結果としてボランティアなのか?の違いです。

どうして先生はNPO法人をしてるのですか?
└ 2001年にフィルム・コミッションを知り、調べるとFCは非営利事業とわかりました。
そしてフィルム・コミッションは、NPO法人であればできると分かり、非営利事業を生業にしよう!と決めました。また「利益よりも理念」という概念にも共感し、自分を資源化し社会に投じたいと思いました。

先生個人として考える非貨幣価値を求める理由はなんですか?
└ 自己決定理論で伝えたように、人は根底に「認められたい。認められることで自身の存在意義を実感したい」と思っていると思います。「自分のみが得られ誰にも奪われず、比較できず、消費消耗しないなど」の非貨幣価値は、自分の存在価値を実感するに値する特徴と思います。

先生がボランティアをする上で大切にされていることはありますか?
└ 楽しむことです。義務でも指示でもないのがボランティアです。どんなボランティアでも(どうやって楽しむか?)という意識を持っています。

2023年4月24日月曜日

結果は。


松山空港への着陸体制が整ったものの、海側から滑走路へではなく、街を見下ろしながら大きく旋回して山側から滑走路へ。高度が低くなり着陸!と窓の外を見てたらガクンッ!となって飛行機が上昇、エンジン音が勢いよく鳴り響きグングン上昇。ざわつく機内。

「お客様にご案内します。松山空港強風のため本機はは再度、着陸を試みます。」とのこと。
また大きく旋回して今度は無事に着陸。隣のシニア夫婦は「よかったね・・・。」。
CAさんが着陸時間が遅くなったのを詫びてたけど、安全のためなんだから、詫びる必要ないのに。

数日ぶりに家に戻ると郵便受けには必要と不要な郵便物がいっぱい・・・。
仕分けして、次々と開封していくと、その中に「助成金申請の結果」と書かれていて手が止まる。結果は【採択決定】のお知らせ。おぉ!これで今夏も子ども達と一緒に色々と作れるし、思い出の一ページになること間違いナシ!

他にも今年度事業の書類が届いていて、今週からキックオフ!ゴールデンウィークは何の予定もないから(諸々の準備だな)と。楽しいと自分では思ってる事業に参画や協力を差し伸べてくれる事業者に大感謝!

2023年4月23日日曜日

再会。


「オレさぁ、愛媛の海鮮BBQの味が忘れられないんだよ。あそこ、まだやってる?また行きたいな愛媛。小田原の魚もうまいけど、全然魚の種類が違うじゃん?イカとかエビもあったよね?美味しかったな」と帰り道にしゃぶ辰の父と。
昨年、7年ぶりに再会した「しゃぶ辰の父と母」。その7年前と言うのが、お二人が愛媛に来た時に大島などを観光した思い出。今回、連絡をするとお二人がわざわざ出てきてくださる。

ほんと、私には4人の母(実母、義母、アメリカの母、しゃぶ辰の母)がいて、アメリカの母は2020年に亡くなったけど、エピソードは残る。
しゃぶ辰の母は長年、マネジャーをされてい店頭に立っていたからか超がつく「気がまわる」人。私たちがお誘いしたのに、集合場所のレストランに先に到着されて、店前で待っていてくれ、遠くから私たちを見つけては手を振ってくれる。ちなみにしゃぶ辰の母は70歳超。

ニューヨークの飲食業界を牽引されてきた二人は引退後、悠々自適の毎日で海外へもひょい!と行ってしまうほど身軽、とても70歳超の夫婦とは思えないカッコよさ。
お二人に会ったのは私が21歳-22歳頃だから、もう30年!NYで複数のレストランを経営してきた方と単なるアルバイトだった私と妻。
あの時に今なんて想像すらできなかったけど、当時は皆んなで楽しんだのだけは事実。

墓参り。


2年ぶりの墓前で報告したのは家族や仕事のこと。高齢で外出が難しくなった母の分も含めて色々とお伝えして去る。
周辺からは富士スピードウェイの音、自衛隊の演習と思われる低い号砲音。富士霊園まで約2時間、時代の移り変わりと共にお墓参りも様変わりしているようだけど、ここは昔ながらのTHE 霊園という感じで喪服や制服を着ている方が親族らとの再会なのか談笑。
故人は引き合わせているのね。

帰りのバスを待っていると、妻が「映画かな?」とパンフレットに手を伸ばして開く。すると映画?PV的な作品の紹介がされていて、そのロケ地マップとわかる。
(広大な敷地の富士霊園だからロケに相応しい場所がたくさんあるだろうな)と、墓参りのイメージしかなかったけど、これ以上「ロケ地」に適した場所もないよなと(広大だから霊園ではなく公園のようにも見える。)

朝早い出発だったから朝食抜きで腹が減る。とても昼飯まではガマンができないとなり、駅周辺をキョロキョロすると、よくある「蕎麦屋」が目に入り、天ぷら蕎麦を夫婦ですすって温まる(愛媛・四国の方が指摘する“関東の出汁は黒い”というアレ、でも美味しい)。
片道2時間以上のミニ旅、便利な世の中になっても省けない、効率性ではない墓参り。

2023年4月22日土曜日

何者。


自分の評価は相手にされるものであって、自分ではできず、ましてや一緒に仕事をしたことのない人にとっては実績とか評判など、今の時代は色々な手段で調べるできるから嬉しいやら怖いやら。
フリーランス側は何ができるか?と言えば日々を実績に見立て綴るのが精一杯。届くか?届かないか?は気にせず発信することは何か繋がると思っている一人。
この学長日記でさえ、相手にとっては「そんな役目」を担っていた件。

気づいたのは「隙間を埋める/補完する/繋げる」みたいな役目が多いと知る。
「愛媛↔︎撮影、愛媛↔︎世界、行政↔︎地域、大人↔︎こども、学生↔︎社会、素材↔︎コンテンツ、0↔︎1、1↔︎2など」の矢印部分に入り、想いを翻訳して伝えたり、叱咤激励したり、橋渡ししたりと言う感じ。
今回の依頼もそんな感じで(そうか、私はそのように見られていたのか?)と、依頼者の事業イメージに私を思い浮かべてくれたことに感謝。

すると、自分はポリシー(らしさ)を持つのは大切だけど、相手が求める目的に「らしさ」を崩さずに、どのようにアプローチできるかが大切で、柔軟に対応できるか否かが分かれ道の一つかもと辿り着く。
せっかくの新しいチャンスなのだから、自分のこれまでに固執せず、いかに状況や環境に変化/適合できるかが大切。

お墨付き。


ひょんなことで知り合ったスターウォーズの海外強者コレクターと初対面。
これまではオンラインで互いに所有するコレクションについて「オールドケナーはいいね!」とか「ライセンスを取ったジャパニーズメイドの品はクオリティが高い!」などで盛り上がる。
ただ私は1977年-1983年に公開された「エピソード4、5、6」のコレクションで、それも30年も放置状態だったから、強者コレクターから見たらどう思われるのか?

開封した段ボールを見た途端「オー!マイ!ガッド!」と両手で頭を抱え、「これはスゴい!一目見ただけでわかるよ!」「これって未開封?箱も揃ってるの?」と矢継ぎ早に質問されて「未開封だよ。これはイウォークビレッジだね。」となり、中身を忘れているコレクションもあり、箱をあけるとダースベイダーの金ピカマグだったり、全て30年前に集めたモノ。

「オーサム(awesome)!」と興奮状態となり、1994年版の「コレクション価値表(値段表)」を開き、値段を見てはあーだこーだ。
「ノボル!これらはナンバーワンだよ!」とお墨付きをもらい「絶対に売っちゃダメだよ!」となる。「この本(コレクション価値表)だけでも1万円の価値はあるよ!」と本をめくってはニコニコ顔のコレクターだった件。

2023年4月21日金曜日

地域の代弁者。


全国ネットワーク組織だから、各地の「味」を知る・見る・食べることができるのは大きな魅力。先日は「ベビー母恵夢」を撮影現場へ差し入れたけど、今回は150年以上の歴史があるという「山田屋まんじゅう」を初めての方に食べてもらったら「んっ!?これだよ!これ。滑らかなこし餡!んっ!?薄皮なの?しつこくない上品な甘さ、最高!」との感想をいただく。
と、いうことです。山田屋まんじゅうサン。

そして、私の手元には天草銘菓「四郎の初恋」が配られる。柔らかいイチヂク味の餅。(これが四郎の初恋の味か・・・)と想像したり。
他にも名古屋からは創業大正10年元祖鯱もなか本店の「鯱もなか」や仙台からはふじや千舟の「支倉焼」、信州からは「りんご&バターサンドクッキー」、そしてハワイからは「チョコレートチップクッキー」など色々と並ぶ。
これを地域資源とよばず何をよぶのか!というほど、個性豊かな地域の魅力を代弁する菓子。

先日の「ベビー母恵夢」では「名入れ」をして欲しいと妄想したけど、これらの地域資源が物語に登場したら「プロダクトプレイスメント」。
「ロケ地に差し入れしたいお菓子コンテンスト」的な内容で地域の魅力をPRできないかしら。
「もう!そんなコト言ったら、また真似されますよ!」と言われるけど、先に言っておきます!フィルム・コミッションしかできない企画ですから!

自分たちが思う以上に。


JFCの理事長になって、注力している一つが「フィルム・コミッションを題材・テーマにした認授業」で、本格的に行ったのは2020年4月に「桃山学院大学」で行ったのが最初。
その後、「松山東雲女子大学」でもフィルム・コミッションを題材(ボランティア論≒エキストラや炊き出しなどに参加するボランティア意識の価値は何か?など)に入れたし、2023年5月からは「神奈川大学」での授業がスタートする!


今回は140名ほどの学生へ「映画などで使用されるロケーションを活用して、担当する地域を更に活性化する方法を検討してください。」というお題に学生達は挑む。
こちらからは参考資料として全国各地のFCが制作した「ロケ地マップ」を提供予定で、すると「コスプレしながら聖地巡礼したいから、FCは衣装屋と連携してほしい」とか「物語に出てきた同じ食べ物/飲み物を地域の飲食店で再現してほしい」などが出てきそう。

「いやぁ!学生じゃなくても受けたい授業です。スゴく面白い!」と本授業を支えてくれる神奈川大学の先生。
まさにそこ!自分たちでも面白いと思うけど、自分たち以上に価値や意義を感じてもらえる機会は多いってこと!今回、協力してくれるFCにとっても「誘客やロケ地マップのアップデート」などのメリットはあり、ノウハウを蓄積して体系化できれば他の大学にも提供できね!と。

2023年4月20日木曜日

理事長の特権。


R5年度の出張はジャパン・フィルムコミッションの理事会から。
北は北海道、南は九州から各地域の理事のほか、日本映画監督協会、日本映画制作者連盟、日本映画製作者協会なも出席くださり、審議開始。一つ一つの議案について説明し、承諾をいただき審議は終了。
そして審議不要の意見交換が始まると、映画・映像業界を取り巻く昨今の話題に縦横無尽の意見が飛び交う。

個人的に気になったのが「地域に浸透したフィルム・コミッションについて」。
例えば市民権を得た(≒地域での認知度アリ)地域のフィルム・コミッションは、あえて言えば「誘致や支援をして当然、地域への効果を出すのがフツー」となり、撮影も日常の光景になると興味関心が薄れるのではないか?という危惧が共有される。
地域から認知されたことはハッピーだけど、新鮮味や話題性が薄れてスルーされるのは残念だよね・・・となる。

そこへ「ドライブ・マイ・カー」などのメガトン級の話題がドッーーン!と舞い込めば、地域は湧くけど、それは結果論。
支援作品の魅力づくりは一通りだけでなく、多面的に切り取れる&引き出せると思ってるから、そこはフィルム・コミッションが担わないといけないと終わってからの雑談。
「集中審議しませんか?」の声もあがり、理事長の特権であるタスクフォースの設置なのか!?

見かけによらぬモノコト。


飛行機に搭乗して席についたら、明らかに「撮影機材」とわかる荷物を抱えた数人が乗り込んできて(あれ?撮影でもあったのかな?)とキョロキョロしてしまう。
続いてサングラスをした人まで乗ってきたから(んっ!?俳優さん?)と、脳内は勝手に映画やドラマなどの撮影隊が出来上がっていたけど、実は先日、松山で開催されたヤクルトvs中日戦で訪れた選手だった件。みなさんスーツ着てたし分からなかった。

新年度になり、自治体の設置や運営が多いフィルム・コミッションも人事異動の影響をうける。一時は人事異動でそれまで培われた経験やノウハウが途切れる!という指摘もあったけど。“そこ”ではなく、発想や見方を変えると「フィルム・コミッションを知る、語れる仲間が広がる。」と思えば、撮影相談がしやすくなったり、協力を得やすくなったりと、モノゴトは考えようですと。

資料だけを見たら、一見とても怪しい(と思うクセがついてしまった自分が悲しい)。
つらつらと書かれた耳障りのいいコンセプトに費用負担の少なさ。(この内容は本当なの?)と思わせる点があったものの、前例があり、前例があると尋ねることができるの尋ねてみると「怪しくなかった」。
単に自分が事情を知らなかっただけで、みなさんいい人でした・・・と猛省。

2023年4月19日水曜日

5570本目。


5570本目の日記。不思議なことに、昨年から特に深い意味もなく一日2回の日記を書き始めてしまい、全く負担を感じてない現在。
もちろん、一日1本の時と比べて費やす時間も考える時間も増えたけど、その長くなった時間が「自分のため(内省)」なので貴重と思えているのだから、飽きるまで一日2本を続けるつもり(さすがに一日3本の発信はない。)朝のコーヒーとか朝の歯磨きみたいな感じ。

4/26(水)19時からの講座は「学長日記」を題材に、発信し続けることで起きるコトなどを紹介予定。「よーし!何か書くぞ!」と気負うと続かないので「どこに力を入れて、どこで力を抜いているか」みたいなメリハリのバランスの話題にもなるかも。
私も最初の頃は「なんかいいコト書かないと!」と思ったけど、結局書けず・・・。それよりも「続けよう!」と思ったら、今のスタイルになった。

続けると何となく「書き方に傾向」も出てきて、その一つは「書きたいことを決めるのではなく、書かないことを決めた方が書きやすい。」ということ。
これに気づいてから「書かなければ症候群」から解放されて1000回、2000回、3000回、4000回、5000回と12年目に入った。
書き続けていたら愛媛新聞の四季録をはじめ、講評などの執筆もあるんだから、何がどうなるのかは続けないと分からない。

どう稼ぐか?


「NPOで飯を喰っている。」は事実だけど「NPOだけで飯を喰っているか?」と尋ねられるとYESともNOとも言いにくい微妙な感じ。
と、言うのも「根っこはNPO(フィルム・コミッション)だけど、幹になり複数の枝に分かれ、伸びた先に実った果実はNPOとは直接関係したり、ないものも」。これ、ホント。

フィルム・コミッションに取り組んだからこそ「いよココロザシ大学」は設立されたわけだし、「いよココロザシ大学」に取り組み続けたからこそ、コンサル業務や講師などが舞い込むようになる。

すると、FCだけで食べているか?と言われるとNOだし、ココ大だけで食べているか?と言われてもNOだし、コンサル業や講師業だけで食べているか?と言われもNOだけど、全てを貫くNPOというポリシーで飯を喰っているか?と尋ねられたYESだから自分でも不思議。

そして、コロナの影響で働き方の強制変革を経て思ったのは「太い一本の柱」で収入を得るのもアリだけど、「細い柱を複数束ねて一本の太い柱」にして収入を得るのもアリということ。
この「細い柱を複数束ねる」方法は、どれか一本が折れても他で補えるリスク回避にもなり、私には合ってた。たどり着いた現在地。

2023年4月18日火曜日

刺激的な話。


学生にとって「NPOで生業を成立させている。」は、摩訶不思議に聞こえるようで質問をもらう。
授業はボランティア論だから、ボランティアは強制ではない「(自らの)発意」が源泉とも、「無償(対価性を求めない)」とも伝えていて、かつ「社会への貢献性」という「ボランティア三原則」と伝えると「えっ!?それなのに稼いでいるってどういうこと?」と思うのは健全なモヤモヤ。

実は学生は「ボランティア、有償ボランティア、ボランティア団体、NPO、NPO法人(認定NPO法人)」という似て非なる言葉や意味を混同していて、絡まった勘違いをほぐした昨日。
その中で「NPO法人は株式会社などと同じ法人格として、非営利活動を行うことができる。」と伝えると、今度は「非営利ってナニ?」となる。
字のごとく、営利を目的にしない公益性重視ということだけど、社会経験がない学生にとっては「そんなことできるの?」となる。

実際に「そんなことできるの?」と思わせても、目の前に「そんなことをしてる」当人がいるから納得せざるを得ない。
「でも非営利の給料は安そう・・・」みたいな雰囲気を感じたので「NPO法人でも給料を月額100万円にすることも可能だよ」と伝えると、俯いていた学生達も一斉に顔をあげる(笑)。
社会に貢献しながら稼げる働き方は今世代の学生に響くよう。

改めた方がいい。


ボランティア活動が創出できる価値を一つ選んでください。と尋ねると色々と選択肢はあったものの、6種類に集約される。
最も多かったのは「社会や誰かの役に立てるという貢献度」「自己肯定感。達成感」の30%。続いて「自己成長。自己研鑽の実感」の20%。
彼女達にその選択肢を選んだ理由を尋ねてみると、様々な意見(これまでの経験など)が挙がったけど、独断と偏見で5種類に分類できたと思ったけどどうか?

・これまで感じたことのない「達成感」→ボランティアでしか得られない充足感。

・ありがとうなど感謝を得た「経験」→名前も知らない人からの感謝、謝意は深く残る。

・一目瞭然の活動の前と後の「成果」→分かりやすさ、理解しやすいさは納得しやすい。

・大きな「気づき」→ボランティアの受益者は相手と思っていたが実は自分だった。

・社会の役に立てているという「手応え」→上記の複合的絡みから自己肯定感の醸成UP。

という感じ。推察の域を出ないけど「社会経験のない学生は、第三者や社会的に認められる機会はまだなく(少なく)、ボランティア活動で得られると思っている、もしくは、得ている。」と感じか。
ちなみに社会人は仕事の出来や姿勢などで社会的信用を築き上げていく。
だから、ボランティアを単に「人手不足の補充員」と勘違いしている受入先は改めた方がいい。学生達には、そんな浅い狙いは見抜かれていると思った方がいい。

2023年4月17日月曜日

普段と違うっていい!


普段とは違うこと第二弾は「ココ大ラヂオ」の収録。いつもなら、ココ大に直接関係する内容を収録するけど、GW最後(日曜日)の放送(ココ大ラヂオはロックオン!です)でもあったので、間接的な話題として「大好きなサントラ作品の紹介」にしよう!ディレクターと私。

私からはまず、第95回アカデミー賞作品賞など受賞のエブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスから「This is A life」。淡々と流れるメロディーと荒唐無稽のミスマッチ的ながら絶妙さが好き!
するとディレクターの津田さんも第95回アカデミー賞でインド映画初の作曲賞を受賞したRRRの「ナートゥ・ナートゥ」が出てきた!実はRRR、飛行機の中で見始めたものの3時間という長さを知らず、最後まで見れなかった作品。でも、ナートゥ・ナートゥダンスはしっかり見てる!

グレイテストショーマンの「This is Me」は泣ける。キアラ・セトルを知ったのはこの作品。
リハーサル映像をYoutubeで見たけど、最初はフツーに歌っていたのが徐々にボルテージがあがり、スタジオ全体を巻き込み最後は感極まってしまうあたり、映画の力ってすごい。

あぁ、残り2曲を書く字数がなくなった。イントロが流れるだけでジ〜ンとくる2作。いつもと違って面白くていい!ちょっと話しすぎたから全部の曲を流せるか!?

動くと起こる。


占いに「普段と違うことをしてみたら?」的なコトが書いてあったので、特別な理由もなく(学長日記を一日サボったらどうなるんだろう?)と思い、毎日のルーティンが崩れて気になってしょうがなかった件。
普段なら書く時間を朝散歩の時間に充てる。せっかくだから回り道してみたり。桜が葉桜になっているのを気づいたり、いつもと違う一日の始まりからの気づき。

戻っても、手持ち無沙汰だったので掃除洗濯!そして衣替え!ついでに断捨離!と勢いづき、廃棄OK書類が出てきたり、出番がなくなったモノも出てきて(今日は可燃ごみだ!)といいタイミングとなる。そして粗大ゴミカレンダーを見れば申込期間中と知り、扇風機を候補にあげる。

その途中で、不要になった本やDVDも出てきて(これって売れるかな?)と思い、ブックOFFヘ持って行ったら3500円!と思わぬ金額。
その勢いで(売れたらいいな・・・)程度のクーラーバッグを試しにメルカリに出したら30分もしないうちに8000円で落札される。慌てて梱包して発送完了!全く予期せぬ11500円のお小遣いゲット。

動くと何か起こるのは事実。結果として占い通りになるのだから、信じるか?信じないか?は自分次第。



2023年4月15日土曜日

可能性を感じるも目の前は危機。


ディレクターから出演のお礼連絡、染太さんからは「これからもよろしく!」のメッセージ。
出演してコメントを述べた感想を一言で言えば「可能性を感じるも目の前は危機」な愛媛県。
真鯛の養殖は、DX化で生産性があがると思うけど、その背景にある人手不足の方が急激だったら追いつかないし、そもそもマイクロプラスチックスなどの海洋汚染などで養殖ができなくなるかもしれない。単に手段の置き換えではなく構造の改革。

伊方町の顔パス事例も「便利にするのも人だけど危険に晒すのも人」と伝えたのは、情報共有の可能性と危機。収録前の打合せで「薬を代理でもらう場合の顔認証は誰の顔でするの?」はいい指摘だった。アメリカの極トップシークレットだって簡単に流れる世の中。

部員の人数不足を他校との合同チームで補い全国大会へ出場するのも「総論は賛成だけど各論になったら・・・感」が否めず、でもVTRでは「学生視点」で周りの大人が諸事情を許容していたのは好感がもてた。ほんと「誰の視点で論じるか?」で結論は異なると痛感。

色々と考えたら気分転換がしたくなり、松山城に登り県庁裏道を下ってたら、見慣れぬ赤いネオンが。何だろうと?写真に撮ったら大竹伸朗展が愛媛県美術館であるのね!

界隈の更新。


PEST素材の更新。スーパーマリオブラザースの映画が北米公開の5日間で500億ドル超の興収。今年の公開作品のオープニングNo1を記録した他、数々の記録を塗り替えるスマッシュヒットとのこと。
お隣の韓国では「すずめの戸締まり」が今年公開作品の中で最も早く動員400万人を突破して日本映画の歴代一位に。ちなみに、直前の3月には「スラムダンク」が動員381万人を超えて日本映画歴代一位になっていたから韓国では日本映画熱(アニメ)と思っていいのかな。

フィルム・コミッションには直接関係ないけど、界隈を騒然とさせている「日本映画制作適正化機構(映適マーク)」の登場。
経済産業省の調べ(2019年)では撮影現場の76%がフリーランスとのことで「給料額は口約束」「契約書類なし」「福利厚生なし」など、一部ではブラック化も。
一日13時間以内、2週間に一度の完全休養日とのことだけど、撮影中だったら完全休養日と言われてもソワソワして下準備とかしそう・・・。

もしも映適マークが映倫マークのような扱いになったら「うちはおしまい、たたみますよ。」とか「零細制作会社は潰れます。」と聞いて、「脱やりがい搾取」などの大義名分は分かるけど、努力だけではなんともならない事情も分かり、構造など根本的な改革も必要と外野。
これも一種のグローバルスタンダート化なんだろうけど。

2023年4月14日金曜日

色々シニア。


窓口のシニア。待たされているようで「なんで、こんなに遅いんだ?」とご立腹。「もう、ココとは取引せんぞ!」と、やれやれ。
十字路にて。自動車が一時停止したら、横からシニアの自転車がフラフラ〜とヨロヨロ入ってきて、止まらない。自動車にぶつかる1mほど前で気づいたのかブレーキをかけてギリ止まる。動けなかった自動車と私。シニアの自転車、またフラフラ〜とヨロヨロと自転車を漕ぎ出す。やれやれ。

ブックオフ・ハードオフにて。大勢来店していたのはシニア。それも中古本の売り場よりも、プラモデルなどホビー系に多く、男性は旧車やミリタリー、女性(男性も)はフィギュア、カード売り場に多かった気がした、独断と偏見。

スーパーにて。「おー!久しぶりー!相変わらず元気のようだな。」と気さくなシニアは市役所時代にお世話になった方。聞けば夕飯の買い出し係で、奥様から買うモノリストを渡されているとのこと。素敵な大先輩。

シニア市場は2025年に101兆円規模と予測され、医療医薬系が35兆円、介護系が15.2兆円、生活系が51.1兆円とのことだから半分が生活系。
シニアという言葉は同じでも、全く異なるシニア、色々なシニアがいることを認識しなきゃ1とメモメモ。