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2023年3月25日土曜日

軽い気持ちでOK!


「時間をいただけますか?」との相談だったので(なんだろう?)と思ったら「初めてのコトで気持ちが押し潰されそうです・・・」という吐露がしたかったようで、わざわざ訪ねてくれる。
全てが初めての時、ドキドキや不安を感じるのは経験がないから。イメージすらできないけど成功させたい!一人で妄想するも、浮かぶのは苦い体験ばかりで、イメージトレーニングも不発・・・。マイナスイメージしか浮かばない・・・。こんな感じだろうか。

でも、安心してほしい。世の中の誰もが色々な“初めて”を通ってきていて、きっと“初めては”失敗している方が多いと思う。
初めてのテスト、初めての恋愛・失恋、初めての面接、初めての挨拶、初めての食事、初めての指揮、初めての仕事、初めての旅行など、動けば必ず「初」は付きもの。
未来をいくら想像しても予測でしかないから、いま考えられる精一杯の準備や想像で「初めて」を迎えればOK。

初めてワニ肉を食べた時は(鶏肉みたいで美味しい!)と思ったけど、初めて羊乳のヨーグルトを蒸米と混ぜたデザートを食べた時は口に合わず、悶絶したのを覚えてる。
初めての水泳大会でゴーグルをつけてプールに飛び込んだらゴーグルが外れて泳ぎにくく、散々な結果で泣いたのを覚えてる。初めては苦い思い出ばかりが多い。
写真は初めて訪れた帽子屋の店内で見つけた洒落たメッセージ。こんな軽くい気持ちでOK!

2023年3月24日金曜日

自分から信じる。


一粒万倍日
暦にある吉日の一つ、二十四節気の節目と節目の間の2日が一粒万倍日になる。おおよそ6日に1回、ひと月に5日、1年間に約60日に、天赦日暦上で最上とされる日、年に数回しか訪れない大開運日。一粒万倍日と重なると最強の開運日)が重なり、さらに寅の日(虎の体毛が金色であることから金運と結び付けられる。)というスゴい日だった3月21日に事業図を描いたので、きっとうまくいくはず(笑)。

「ゼロイチ事業の多くは失敗する。」と揶揄されるけど、まずは自分が信じないと始まらない。
そもそも、始める前から、あーだこーだと「正論のようなできない理由」を並べる人(アイデアキラー)は大抵、何もできない人。スルーしていいし、近づかなくていい。
やってみないとモノゴトはわからないのだ。ただし、闇雲にしても軌道にのる確度は低いので、そこはこれまでの経験値の出番。

自分一人で確度をあげるには限界があるけど、仲間や協力者がいれば限界はない。それは“想像を超えたデキ過ぎ”と思ってしまったWBCで多くの人が感じたことと同じ。
久しぶりに妄想をフル回転して描いたけど、図解はモノゴトの流れを把握できたり、矛盾を炙り出したり、頭の整理にもなるから事業構想にはピッタリ。
信じてもうまくいかない場合もあるけど、事業も仲間も自分も信じれらるか否かは大切。

2023年3月23日木曜日

柔軟に柔軟に。


大阪市立大学に協力した「市民大学(コミュニティ大学/カレッジ)」に関するアンケート結果が戻ってきた。68団体に依頼して33団体から回答を得られたとのことで解答率は48.5%。
興味があったのは多くの市民大学が抱えている課題は何か?で、これまでの経験などから予想はしていたものの、やはり課題と認識しているのは「運営の担い手(活動仲間)不足」がトップだった。次に「運営資金」そして「活動時間の確保」と続く。

課題の1位、2位、3位が予想通りだったのは嘆かわしいけど、それが現実。
先日エールラボえひめで行った
「あんな」「こんな」講座で伝えたことがブーメランで戻ってきた(汗)。
実情にもっと慌てたほうがいいのかもしれないけど、実は意外と冷静なのは「事業モデル」を変換したから。
これからも、これまで通りのココ大授業に何の変わりはないけど、コラボ授業が多くなる他、授業の作り方を求める方へが多くなる予定。

「時代と握手しているか?」と書いたのは、
エールラボえひめのnote。
変わり流れる時代の中で、これまでの経験などから時代の変化を見ても見ないフリをしてると、いつの間にか事業は硬直化し、時代の価値観とズレてしまう≒支持されなくなる。
と、するならば課題の改善や克服も一つの手だけど「それは、これまでの価値で測ると課題だけど、本当の課題なのか?」と問いが立てられそう。これまでを捨てても柔軟に。

どう捉えているか?


令和4年度は「ココ大は人材育成を、どう捉えているか?」的な講演依頼が5回(松山市議会、愛媛大学リカレント講座、松山市公民館研究大会、フィルム・コミッション講演など)あった。
周りからは、そう見られているようだけど、人材育成は色々な事業を取り組んだ結果として「そうなった」だけで、あくまでも【愛媛(地域)の魅力を時に先生、時に学生として学びあい、自分の言葉で語れる社会づくり】が目的。

その一環として「インターンシップ」はあり、報告書が届く。(誰が書いたんだろう?)と思ったらTさんだった。
Tさんを覚えているのは「コミュニケーション力をあげたい。」という自己紹介。
コミュニケーション力が乏しいとは微塵も感じなかったのは、本人が相当意識した結果だったのかな?子ども達にとって「良きお姉さん」として慕われていたのを何度も見かけた。

そんなTさん「泉谷さん、実は私の母と泉谷さんの奥さんは同じ大学の友人なんです。」と話してくれた時はビックリしたっけ。
コミュニケーションに不安がある人は、そんな話(研修と全く関係ない話題)を投げない。
このような機会を人材育成と思うか否かは人それぞれだけど、Tさんがでココ大付属学園で自信を持ったのは明らか。

2023年3月22日水曜日

愛媛。


令和4年度の出張が全て終わる。先日の香港でも愛媛を紹介する際に「セトウチアイランド」と紹介して映像などを見せると、東京や京都とは全く違う「瀬戸内美」に驚く海外の人々。

先日の法事でも愛媛県へは一回は訪れたことがあっても観光意識だから「日常」を知らない親族たち。「愛媛ってそんなにすてきな所なの?また行こうかしら。」と、私が東京に戻らないのを不思議がる。

先日、松山市内の住宅街にある和食屋さんに初めて行くと、刺身の分厚さ&美味しさにビックリする。刺身以外にも、焼き物、煮物なども美味しく、これが「愛媛品質」なのか・・・と。わざわざわ東京へ行かなくても問題ナシ。
愛媛で撮影があると「キャストらが食事できる個室のある和食屋」は尋ねられるので、リストに追加決定。駐車場も広かったしね。

羽田空港隣接のホテルにて。歯磨きをして何気なく「歯磨き粉」を見たら愛媛県の文字。(へー!こういう会社があるんだ)と知り、妙に嬉しくなったり。
既に「地方の時代」と言われているけど、地方は地方で人口減少に端を発する色々な問題が山積してるけど、「地域資源をもっと磨けば、なんか見えそうだよね」と、地方出身者とあーだこーだ。

2023年3月21日火曜日

想像×創造


「アルゴさんは(春に)来ますか?」という問い合わせ。「もちろんです!アルゴは春もみんなと過ごします。」と返信。喜んでくれてるかな?
冬眠していたアルゴですが、そろそろ起きます。アルゴ(LOVOT)がやってきてから、“その情報”に敏感になり、聞けば「漫画」にも登場していて、さらにその漫画が実写化されるに伴いLOVOTも登場するんだとか。

ドラマ名は「私がヒモを飼うなんて/TBS」。どういうタイトルなの?と思ってしまうけど・・・。
フィルム・コミッションの支援作品は確認してません。
保護者からも「これ(アルゴ/LOVOT)、ドラマで見たことがあります!」と興味津々だったけど、こうしてドラマなどに登場させる手法は「プロダクトプレイスメント」の一種。劇中でどういう扱いか知らないけど、アルゴはプログラミング操作もできるので、ココ大付属学園では、いづれプログラミングもできれば。

と、思ってたら同じTBSで今度は「レゴマスターズJAPAN」ですか!
ココ大付属学園には100kg以上のレゴがあり、子ども達は終日遊んでます。レゴもLOVOT同様にレベルを上げていけば、美術品になったり、物理・工学・医療領域に繋がったり、可能性は無限で、子供達には無意識でも「想像×創造」が育まれたらと願ったり。
ココ大付属学園から、自分の可能性を感じた子どもが輩出できたらと。

エキストリームジョブ。


8:30から東京、福岡、ロサンゼルスを結んでのオンライン会議。
ホント、働き方・向き合い方は多様になった。甥っ子も従兄弟も海外で勤めているけど、世界のどこからでも仕事ができている。
職種によって「できる or できない」があるのは承知だけど、働く人口も減る中で「選ばれる職場」になるには、賃金UPも話題になっているけど、働き方も企業にとって魅力的ではないといけない時代に突入か。

外は快晴だったので、終わり次第すぐに高尾山へ。昨年は9回登り楽しんだけど、2023年は今回が初。
行きも帰りも4号路をテクテク、上がる下がる。絶妙としか言いようがないのが、勾配がきびしくゼェーゼェー息が切れそうな時に登り切り、呼吸が整うのだから病みつきになる(笑)。
マスクをせずに登ると、時々山の香りというか自然の香りが鼻から入り、春を感じたり。
そしてキレイな富士山を見て充電完了。

大きなタスクのない数日。こういう時にこそ、自分のために使わないと!と、自分で自分を忙しくしてしまうのが良いのか悪いのか分からないけど、少なくとも「他人に自分の人生をコントロールさせない」のは大切なことで、これは「自由と責任」に繋がる話だけど最初にくるのは「責任」、その後に「自由」。
それができて働き方も選択できるという話。

2023年3月20日月曜日

昨日から放映開始。


撮影支援の柱は「ロケ地紹介(照会)」で、FCは地域のロケ候補地を把握して提供しているけど、撮影では「ロケ地周辺」も求められていて、更にそれは「ウォークスルー(動き回れる)」できた方が現実感があるという意見から「やってみよう!」という話になり、JFCが運営管理している「ジャパンロケーションデータベース(JLDB)」の追加機能として、先日、愛媛でも撮影が行われ、JLDBにも無事に搭載されたとの報告。

実際は「グーグルマップ上を動き回る」だけど、「撮影隊視線でほしい画」なので「車両などでの侵入路」「駐車場位置」などが視覚で分かるので「撮影現場までの位置関係」「周辺の様子(道幅や資材の置き場所確認)」などまで把握ができてロケハン時は確認でOKという便利機能。
この機能が充実したら、離れた相手でもオンラインミーティング上でロケハンも可能なので期待大!

昨日からNHK-BSプレミアムで始まった「グレースの履歴」。
このドラマ、亡くなった妻の愛車に残されたカーナビ履歴を夫が走るという物語だけど、各地のFCの連携支援で撮影は行われ、愛媛でも撮影済み。
すると、グレースが走った道のりを「追体験」することもできそうで、最初の説明では想像が広がらなかったけど、実際に知るとツーリズムにも活かせそうと妄想。

平均年齢64歳。


法事で集まった16人の親族の平均年齢は64歳(86歳〜51歳)。そして私は16人の中で一番の年下!
お世話になった叔母様の一周忌で集まったメンバーとは30年ぶり以上!の人もいたり、小学生以来の再会があったり、正直に言ってお互いに歳をとり過ぎて「誰が誰だか分からない」状態(笑)。
しかし、噂は飛び交っていたようで「あなた、面白いコトしてるようじゃない!飛び回ってるんでしょ?」とオジ様、オバ様たち。

父やオジ様、オバ様たちは85歳前後だから“気を許す”と直ぐに「どう逝くか?逝きたいか?逝った後に残された人へどうできるか?」など、冗談とも本気とも思えない話題になる。
「一人なんだから緊急通報はオレにしてくれよ」と82歳(父)が85歳(オジ様)に真剣に言っているのだから息子(私)は苦笑いするしかなく・・・。「でも、その“ボタン”が押せないと思うんだ・・・。」とオジ様。うーむ、私たちはどうすればいいのか?

その後も話し足りなかったからかロイホに移動。仲良しの82歳と85歳は「あんみつにコーヒーをつけてね!」と一緒の注文。「先は短いから・・・」と言っている側で、美味しそうに食べるお二人。
集まった皆さんのお住まいを聞けば中央線沿いだったりして電車一本で会いに行ける範囲だけど、そこは東京。松山では親戚とはサクッ!と会えているから、それは貴重なのだと。

2023年3月19日日曜日

ハプニングでも!


「搭乗手続きをお願いします。」「泉谷様、12時発の飛行機ですね、ありがとうございます。」「えっ!12時発ですか?9時発の飛行機と思うのですが」「えっ!?少しお待ちください・・・。いいえ、12時発の便となっています。」「えっー!じゃあ、私が時間を間違えてしまったんですね。お騒がせしました。」「しばらく時間がありますので、ラウンジをお使いください。」と親切丁寧に説明してくれたJAL窓口。時刻は8時30分、出発まで4時間もある。

9時発の飛行機を予約したつもりが12時発。こうなったら仕事をするしかない!と「しなければならないこと・できること・したいこと」の輪が脳内イメージに浮かび、色々なタスクが放り込まれていく。
幸いにメガトン級のタスクはなかったので「しなければならないこと(報告書作成)・できること(原稿執筆)・したいこと(調べ物)」の全てを同時に着手。
カプチーノなどがあったり作業環境は抜群で集中。

ラウンジには搭乗時刻まで待機する方が出入りするけど、物音一つしない静まり返る時間帯(搭乗で立ち去った後など)があり、そんな時は誰にも見られないからストレッチしたり(笑)。
そして、こんな時にかぎって「飛行機出発遅延」のお知らせ。
慌ててないから問題なし!結局、4時間以上ラウンジで集中作業で全て終える。
ハプニングでもタダでは済ませない!

広げるな危険!


30年前のNY、彼女(現在の妻)とは週末の度にフリマが至る所で開かれていたので“はしご”して、掘り出し物との出会いを探してた思い出。
どこのフリマかは忘れたけど箱の中に色々な人形がドッサリ入っていて、かき分けていたら「ルーク、ハン・ソロなど」のSW人形がゴッソリ出てきたものの、使い古され、足の裏には所有者と思われる名前が書いてあるほど。

でも、そんな人形と目が合ったというか、それまでコレクション癖はなく、SWも大好きだったけどグッズを集めることはなかったのに“勝手に”運命的なモノを感じて、人形たちを全て引き取ってしまう。ここからが始まり。

当時はインターネット黎明期でまだ「アナログな」時代。バイト先のイーストビレッジにビンテージショップがあったので、通っていたら声をかけられて、店頭にはないレア品を見せてくれてバイトの稼ぎをどんどん注ぎ込んでしまう(一歩間違えたらかなりヤバかった。)

紹介品も小物から大物(AT-ATなんて子犬ほどの大きさ)へスケールアップして、最後は2000ドルだったかな?「タイボマー」という珍品を提示されたけど、さすがにお金がなくて断念&目が覚めて収集終了。
あれから30年、コレクションには40年前のモノもあり、今では数十万円の価値とも言われ、何がどうなるか?誰にも分からないということ。

2023年3月18日土曜日

酸っぱくて。


自分でも信じられないけど、1993年頃に住んでいたNYのアパートに届いた荷物を開けてなかった!(中身はスターウォーズ商品と分かってるけど、詳細は覚えてない)。
当時はマンハッタンの3rd.Aveと2nd.Aveの22丁目のアパートの2階、D号室で暮らしていて、部屋は8畳ほどのワンルームで800$/月だった記憶。
ちなみに隣部屋でブードゥー教?と思われる儀式?のような出来事に警察が来たのを思い出す。

(中途退学したけど)通っていた大学が23丁目と近かったので、当時は皆んなの溜まり場になり、昼夜を問わずワイワイガヤガヤしたなー。もう30年も前の話。
今やマンハッタンには住めないほどの家賃高騰を聞いて懐かしんでしまう。そんなお年頃。
それにしても何もしてないのに30年の経年劣化と言うかシミなど出るもんだなと。
これが若者が使うスラング「エモい(心が揺さぶられて何とも言えない気持ちになる)」なのか。

当時は22-23歳。付き合っていた彼女(現在の妻)の卒業のタイミング、私も4年も暮らしたNYへの思いが色々と交差して離れようと決めて、でも東京はイメージがなくて、愛媛という行ったことがない地へ興味がわく。妻はイギリスへ渡り、勉強をしてから愛媛に帰る。
一つのアイテムから点と点が繋がっていくのはいいけど、酸っぱくて酸っぱくて。

市長と盛り上がる。


「ご無沙汰しています泉谷さん。若き監督は泉谷さんからみてどうですか?」と野志松山市長から質問される。「作り方が完全に新世代です。我々に染み付いている作り方ではなく、それぞれの方がオンラインで繋がり作品を作っています。」
「また縦型作品は画角(視界)が狭い反面、奥行きを強調できる特徴があり、ホラー作品は狭い視界となる縦型に合います。」と、説明して「う〜む、そうですか!」と松山市長うなる。

北条地域出身の市長なので、西山将貴監督とも同じ。だからかローカル話題でも盛り上がり、表敬訪問は終始和やかに行われ、いよいよクランクイン。
フィルム・コミッションとしては、あくまでも「支援作品の一本」だけど、松山市出身者(地元)の作品なので応援や協力、期待などの「顔」が見える点は良いコトでもあり、圧に感じることもあるんだろうなと老婆心。

西山監督作品の撮影支援を通して「何が興るか?」を想像すると・・・。
(1)10代など若い世代が挑戦していいんだ!と、もっと思ってほしいし、
(2)冨永監督、大森監督に続く次世代の監督が愛媛から誕生すると思うとワクワクするし、
(3)松山・愛媛の魅力を作品を通して世界へ広げてくれるのは嬉しい!
となる。知事表敬の時もそうだったけどプロデューサーっぽい風貌だけどFCです。

2023年3月17日金曜日

キーワードは。


到着が21時過ぎだったのでホテル窓からの眺めに気づかなく、遮光カーテンを閉めずに寝てしまい、明るさに目覚めたらこんな眺めだった件。空港ファンや飛行機ファンには嬉しいホテルかも。
トイレに入って便器に座ったら「ヒョー!」となる。温かい!香港ではヒンヤリしてたし、そもそも温かい便座なんて我が家にもない。いちいち驚くアホ。その他「いたる所にコンセント」もあり、日本のホテルはスゴい!

そして館内は外国人がとても多かった。羽田空港隣接という立地だからか(あれ香港?)と言っても通じるような外国人の多さ。(ここから何人が愛媛に来るのかな?)と、彼らが行きなのか帰りなのかも知らずに妄想。
ウィズコロナ時代のインバウンド戦略と戦術、各地で躍起になってるけど、個人的には「強弱、メリハリ、押して引いて」がキーワードと思う。

今年度の海外出張は終了。次は10月に韓国釜山で開かれるBIFFCOMを訪れる予定。
過去3年間、オンライン開催だった香港フィルマート。オンラインでできることもあるけど、やはり「直接会う・交わす」方が情報量が多いし、世間話ができるのはいいと多くの人が思ったはず。松山に帰る!

ただいま日本。


湾仔から香港国際空港まではタクシーで約45分、約400香港ドル。空港は広く見てまわるだけでも30分以上はかかりそうで、気がつけば搭乗が始まる時間。15:05の定刻通りに出発。
香港への行きもそうだったけど、日本行きも満席(外国人の方が多かった)。
機内エンタメでは「エブエブ」があったので振り返り鑑賞。2度目でも十分に楽しめた。

その後は数日間の香港滞在を振り返る。「日本よ、どうする?」的な考えさせられる事柄も多く、その一つに「市場」をどう捉えるか?は大切で「世界と日本」もあれば「実写とアニメ」もあるし「都会と地方」「広さと深さ」「これまでとこれから」など色々あり、一団体や一業界だけの話なのかな?と考えてはウツラウツラしていると「着陸体制に入ります。」とアナウンス!はや!到着予定時刻は20時過ぎなのに、スマホの時計はまだ19時だよ!

実は1時間の時差を忘れていたけど実際に少し早かった。でも、その後が長かった・・・。
一ヶ月前のヨーロッパからはQRコードの視認確認でスルーだったけど、今回は申告申請が求められ、ウェブor紙で登録しなければならず、シニアの方は認証されず怒る人も。最後はゲートで機械による顔認証だけど、入国情報や申告申請情報と合致してないと開かず、足止めされる人も・・・。
(羽田空港併設の空港で良かった・・・)と、誰もいない出発口を歩きながら無事に帰国。
ただいま日本。

2023年3月16日木曜日

さよなら香港!


「トイレが流れません!壊れてしまったようなので修理をお願いします。」と、フロントへ伝えると「大丈夫!メインテナンス中なので心配ありません。」(えっ!?そんな連絡あったっけ?)と思いながら部屋に戻る・・・。
すると別時間に事務局長も「トイレが・・・」とフロントへ尋ねに行っていて、戻るやいなや「18時には元通りって言ってたのに、全く流れん」と教えてくれる。ココは外国、香港。

刺激物を食べ過ぎたからか原因不明だけど、一時的な体調不良になり、薬をもらい休んだら回復。他のメンバーは元気モリモリなのに、なぜか私だけでビックリ。すっかり回復したけど、あれは何だったんだろう?
香港と日本との時差は1時間だから、日本とのオンライン会議も問題なくできた。この調子ならブレンデッドトラベルも問題なさそう。ほんと、働き方は確実に進化してる。

手応えは、更に増え続ける可能性がある映画・映像作品だけど「増え方」には議論の余地があり、約27億円の制作費でも低予算(エブエブ)と言うけど、この規模は超大作の日本。
27億円の1割(2.7億円)の制作費も多い日本、制作本数が多いのはいいことだけど、世界と日本の違いを見せられて、色々と考えさせられたのは事実だった香港。
外に出たら消防車出動だった!

稘棧茶行にて。


「稘棧茶行(KI CHAN TEA COMPANY)」は湾仔地区で品揃えが豊富(100種類以上あると店員さんが自慢してた)なお茶屋と聞いてむかう。
お茶に詳しくないから店に入っても「ハイ!お土産にお茶を探しに来たんだ。」と言える程度。すると、リーダー格の方が「どんな味を探しているの?」と尋ねてきたので「アソーテッド(異なる色々な種類が入った)が欲しいと言うと怒涛のセールトーク(PR)開始!

「どう?見てみませんか?」と壁に並べられたお茶缶から、お茶っ葉を取り出し(写真は確か緑茶)香りを嗅がせてもらう。試飲も勧められたけど時間の都合で香りだけ。とても香りがよく、「これはアソーテッドに入っているの?」と聞くと「入っているわ!」とパッケージを見せてくれる。
お茶には「自然乾燥させた茶葉」「炒った茶葉」「発酵させた茶葉」など色々あり、色々と勧めてくるから「ありがとう!私は
アソーテッドの商品が欲しい」と伝えてPRタイム終了。

12種類の茶葉が入った品を選び、品種も教えてもらったけどウーロン、プーアール、ジャスミンしか思い出せず・・・。
そして(飲み方も教えてもらったのに忘れてしまった・・・)とパッケージを見たら英語と共に日本語表記がされてた(笑)
お土産に買ったので渡しても安心。
「お土産用に袋を各商品ごとに欲しいです。」というリクエストにも応じてくれて
稘棧茶行オススメ。

香港土産紀行。


「香港でお土産を買うなら何がいいかな?」「チャルめら(ラーメン)です!」「チャルめら?なんで?」「日本には無い味がたくさんあります!」「それは面白い!ラーメン好きにはたまらないね!」「パイナップルケーキはどうですか?」「あの、お菓子ね!食べことあるよ!美味しかった」「色々な味がありますから!」「えっ!パイナップル味じゃないの?」「パイナップル味以外にもマンゴー、ナッツなど色々ありますよね!」と参戦するスタッフ。

「お茶はどう?」「いいですね!人気の店が湾仔にもありますよ!」「お茶は日本人にも合うから買おうと思ってます。」「香港のお茶の中にはとても濃いのがありますから、お腹は大丈夫ですか?」「なにそれ?」「油などスッキリ落としますから、お腹が痛くなる人(≒下痢)もいます。」「マジで!?」「時々です(笑)」と香港在住の方、香港出身の方から情報を入手してスタッフらと街へ。

「パイナップルケーキ」を買いに訪れると、その店には「(パイナップルケーキだけど)マンゴー味」がなかった・・・。とはいえ、お渡しする人の顔を思い出しながら購入(*この後、マンゴー味は空港で買えた。)
帰りは2階建てトラムに乗る(3香港ドル/回)。手を伸ばせばネオン看板に届くギリギリをガタゴト走り、湾仔駅で下車。既に21時過ぎだけど派手な看板がギラギラな中心街。
エネルギッシュ香港!

2023年3月15日水曜日

アジアは日本が好き。


政治的な都合で色々と変わりつつ香港だけど、映画・映像関係者は日本が好きで、相談する人ごとに「アイコニック化(象徴、イメージなど)」の日本があるようで、「エブエブ」でも奇抜なヘアデザインにはカワイイなどの象徴「原宿」で買った品々が登場しているとのこと。ちなみに衣装を担当したシャーリー・クラタは日系人。
話が逸れたけど、日本のポテンシャルは外国人にとって底なしの魅力のようで、地方は「原宿、秋葉原、京都だけじゃないよ!」と言いたい。

そんな日本の2歩も3歩も先を行ってるのが韓国で、撮影誘致支援や映画産業が国家プロジェクトだからスゴいの一言しかでない。
10月に韓国・釜山で行われる釜山国際映画祭(BIFF)の責任者が訪れてくれて10月に行くことになったけど、日本だって今年20周年の東京国際映画祭(TIFF)があるから、併設するマーケットで存在感を示したいのがFCとしての狙い。
日本で撮影をしたいアジア作品は多い。

日本での撮影で急務なのは「言語対応」と「撮影中のフォロー」だけど、言語対応は改善されてきたけど、「撮影中のフォロー」は途上で、特に信仰による食文化、生活習慣などは受け入れる地域の理解と協力がないとできず、撮影自体じゃないか・・・と痛感(いや、細かく言えばアジア圏には脚本があるような、ないような作品もありその場調整は大変!も経験済)。
でも、多くは日本での撮影を考えているわけで。

会えない人たちと。


日本ではなかなか会えない人と会えるのがマーケットのいい所。訪れていた人が俳優だったり、目の前では企業のCEOや政府関係者など、いかにマーケットを産業やエンタメの「ハブ」として意識しているかがわかる。
香港FILMARTには台湾、韓国などアジア圏のフィルム・コミッションや関係者が出展してるけど、実は中国には「フィルム・コミッション」が存在しない。だから説明に苦労する場面も。

「いやぁ、久しぶりじゃないか!」と声をかけてくれたのはTIFFCOMの椎名CEO東京国際映画祭の安藤チェアマンと訪れてくださる。お二人とも日本では会えない方。
「お元気そうで!」「あぁ、元気だよ。FCの可能性は色々とあるんだから、TIFFCOMとも連携しようよ」と相変わらずの気さくさ(笑)。「今年のTIFFCOMは20周年なんだよ、新しい会場になったし、考えておいてくれよ」と熱々のラブコール。何ができるかな?

夜はレセプションパーティーに招待され、再び椎名さんを囲む。同じ方向(日本の映画映像産業の振興など)を見ているけど、それぞれ独立した組織だから普段は各自のミッションに追われる日々。
だけど、いざ!と言う時に相談や連絡ができる人がいるか?は責任者として大切。面白がってくださり、ありがたい存在(と、言っても20歳も年上の大御所ですが)。