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2022年12月25日日曜日

思い出の味。


崎陽軒の「シウマイ弁当(シューマイではない)」は、一際思い出のある弁当で、今は亡き祖母が横浜で暮らしていたので、訪れる度に「シウマイ弁当」を買っては祖母と食べた記憶(涙)。横浜からの帰りに腹が減り購入(900JPY)。フタを開けると懐かしい食材&レイアウト!シウマイ弁当だから主役はシウマイだけど、子供の時に好物だったのは濃味の筍の煮付け。これで俵型のご飯を頬張ってたっけ。

小さい頃は苦手だった「あんず」は、いつからかアクセント(≒箸休め)のように美味しく感じられ、今回も美味しかった。そしてシウマイは冷めても美味しさは変わらず「私の推し駅弁」。
ならば、同じく推している「ロケ弁」と「駅弁」は親戚?兄弟姉妹?のようだから、何かできないか?と。今では“幻”の企画となった「駅でのロケ弁フェア」が引き合いに出され、ムクッ!と再浮上か?となる。ロケ弁フェアでもロケ弁コンテストでもロケ弁シンポジウムでもOK。

弁当はフランスなどでもBENTOとよばれたり、日本独特の文化(インドにも弁当&配達があると言ってた)だから、国内作品の他、海外作品の撮影時に仮に「キャラクター弁当や風景弁当など」が提供されたら喜ぶんじゃないかな?弁当作家もいるし。そして、その驚きは帰国後もあせることなく「思い出の味」になる。どうですか!と某所に訴求してるつもり!

2022年12月24日土曜日

ココまで22年。


12/23の日本経済新聞首都圏版43面。フジテレビドラマ「silent」で世田谷代田駅周辺人気、小田急電鉄全面協力!
私たちフィルム・コミッションが思う以上に地域は「効果や成果」を期待していて現実に落とし込んでいる。世田谷代田駅は放送前の9月に比べて11月は23%UPとのことで本業の鉄道利用の向上にも繋がったというエピソード。「駅」と言えば「シン・エヴァンゲリオン」の「宇部新川駅」も同じ効果で、通常の数倍と宇部FCが言ってたのを思い出す。

民間事業者の敷地で撮影する場合、これまではPRとの相殺で無料の鉄道会社も多かったけど、現状は制作会社が「使用料金」を支払っての撮影が多く、これは経済効果的にもいいと思う。小田急の場合は「小田急ロケーションサービス」が2022年4月に誕生したとのこと。
ちなみに、愛媛でもこれまで無償協力だった「伊予下灘駅」も「JR四国ロケーションサービス」と言う事業が立ち上がり、有償で撮影を支援するようになった。そして撮影に立ち会うようになった!

支援FCを調べれば「いばらきFC、足利FC、手賀沼FC、高崎FC、武蔵野FC、さがみはらFC、立川LS、たまLSなど」JFCに加盟、加盟していないFCが多くクレジットされている。これ、フィルム・コミッションの名前を出すことで「地域のPR効果が期待できる」と思っての表示と思う。
ココまで22年、これまで色々とお願いしていたコトが、今では言わなくても自らされている。ココまで携わってきてくださった大勢の協力者に感謝。

泣きながら登る。


2022年の趣味にした「高尾山」。年間9回登り時に2日連続で登ったり、さすが「世界一の登山客」で魅力的な高尾山。
各地で大雪や低温への注意が促される中、高尾山の天気予報は快晴!でも気温は氷点下!(でも、これは「登り納め」に行くしかない!)と、ササッ!とスマホとPASMOをポケットに入れて出発。案の定、最寄り駅の高尾山口は寒く、風は冷たく水溜まりは薄氷が張り&霜柱が立ってた!

登り納めは1号路往復。1年間通って自分なりに「歩く際はペースを守る」「登り坂の小幅は小さく、平坦は大きく」「身体中の二酸化炭素を入れ替えるように呼吸」をすることでリフレッシュできることが分かった。1号路の距離は3.8km、山頂までは1時間。スポティファイで音楽を聞きながらスタスタ歩き続けると、「Seasons Of Love」のイントロが流れ始めてア”ァーー!となり(こんな時にこの曲なの!)と自動的にウルウルなる。

Five hundred twenty-five thousand Six hundred minutes♪
Five hundred twenty-five thousand Moments so dear♪
Five hundred twenty-five thousand Six hundred minutes♪
How do you measure Measure a year?

525,600分、♬52万の大切なとき、525600分、一年をどうやって測る?」と、まさに一年を振り返るような歌詞で、クリスマスシーンもあったっけ。

Seasons Of Loveはミュージカル&映画「RENT」の主題歌で、無条件で涙が溢れる作品。と言うのもNY時代と完全にダブり、映画版のシーンのような場面によく出くわしたから痛い。
599mの山頂に着いた時、うっすら涙&鼻水が出ていたのは寒さのせいで快晴の富士山が見えにくかった件。

2022年12月23日金曜日

堕ちていいのは。


我が師のダースベーダーは言いました。「If you only knew the power of the dark side.(暗黒面のパワーはすばらしいぞ。)」

でもヨーダ先生はこう言います。「Is the dark side stronger?No, no. Quicker, easier, more seductive.(暗黒面の方が強い?いや、そうではない。入りやすいのだ)」

またヨーダ先生はこうも言いました。「But beware of the dark side. Anger, fear, aggression. The dark side of the Force are they.(フォースには暗黒面もある。怒り、恐怖、敵意 。それが暗黒面だ。)」とも。


ダークサイドに憧れますが、現実では堕ちると抜けれないという話。入りやすい=堕ちやすいダークサイドの現実は低俗で質の悪い敵意に満ちた魑魅魍魎な世界です。相手を“けなす”ことはとても簡単で、実は“自分では言えないけど第三者が代弁してくるコト”を望む人や周りがいるのもダークサイド。

清廉潔白では全くないけど、引きずり込まれるのだけは勘弁と思っていて、粛々淡々冷静沈着にしたいから、ルークの葛藤や辛抱が染みる。


性善説、性悪説があるけど、何度も書いた「性弱説(人は生まれながらに弱い)」を私は信じる。弱いがゆえに迷いや戸惑い、道を外したりすると思ってるから、一定の理解はあるんだけど「人の成果でふんどし締めて相撲を取るなんて!」と、お怒りだった方の例えが秀逸だった件。


こう見えても。


2022年最後の出張中。北海道から沖縄県まで各地域の理事FC、日本映画監督協会、日本映画製作者連盟、日本映画制作者協会、日本シナリオ作家協会などが並びジャパンFCの理事会。
ココでは撮影支援の話はなく「日本の撮影環境をどうするか?」的な大きな話題が多く、大きいが故に関係者が多く存在して、今日明日で成果が見えなくても将来を見ようとしたり、流れる時代の変化とも合わせなくてはならず「過渡期だね」と終了後の立ち話。

撮影環境とはザクっとした表現で、この内には色々な要素が含まれていて、話し込むと「キャリアプラン&ライフプラン」まで及んでしまう。各地の撮影現場は20代〜60代のFCが支えていて「5年後、10年後の私(≒フィルム・コミッション)はどうしてるんだろう?」と想像することになる。
「成りたい自分をイメージ」するしかなく、全く同じにならなくとも向かいたい方向性へ進めると助言。

人だけでなく組織も同じ。時代の変化やニーズに合わせて組織の在り方や意義が問われていて、平たく言えば「スクラップ&ビルド」も容赦ない時代。例え歴史のある組織でも時代にそぐわなかったら消滅の危機もある(ヒィー!)。
時代の波とは的を得た表現で、舵取りって大変。「理事長って天秤座ですもんね!」と、叱咤激励されるも(そこじゃない!)と。

2022年12月22日木曜日

違うと思う話。


ざっくり言うと「ロケ場所」の相談が95%、「人、モノ、動物など」の相談が5%ほど。ロケ場所は言わずもがな映画や映像作品の撮影相談。でも、その撮影の絡みで「犬を探してます。」「金庫を探してます。」「人を探してます。」など場所を求めない相談話は、制作会社ではなくリサーチ会社からのものがほとんど(ロケ弁やホテル、レンタカーなどは制作会社から。それもプロデューサーなどから)

駆け出しFCだった20年前は「相談の全てを支援するのがFC!」と意気込んでたから「撮影内容の違い」が分からず、何でも言われるがままに探しだし、犬や人、モノなどギリギリの情報に触れたことも。それが撮影に結びつくならと、撮影実績の少ない地域では「ウリ」などと勘違いしてしまう。でも、これはダメ、違う。
時にリサーチ会社はFCから情報を(0円で)聞き出し、その情報を(高く)売ってしまう時がある。特にロケ場所の相談ではない「人、モノ、動物など」を聞いてくる場合は要注意。

大昔、「個人や動物を地域の代表として出場者させて地域同士を競わせます。」という内容に「一個人を勝手に地域の代表扱いにしていいんですか?」と尋ねたら電話口で怒られて切られた経験あり。
闇雲に相談にのり情報を提供すると(結果的に)「地域を笑いものにする(≒面白おかしくコケにする)」もあり得る人、モノ、動物などを求める番組には細心の注意が必要です。
*撮影では誠意ある対応で接してくれる制作者が多いことを記しておきます。ほんの一部の話。

言語化が難しい話題。


当人も感じていると思うけど、過去の評判に囚われて踏み出せない人。周囲から一目置かれ、世間的に有名な学校から有名な企業へ就職して数十年。久しぶりに帰った地元は、代わり映えがなく、馴染もうとするも過去のプライドが無意識に滲み出てしまい、話題はつい昔話になり優位性を保とうとしてしまい、誰からもスルーされてしまう。一生懸命になればなるほど過去にしか頼るものがなく、どうして地域は分かってくれないの?

誤解を恐れずに言えば、地域には今日と明日以降しかなく過去を振り返っても、変えようがない(過去の連続が今に至っているのは承知)。だから“そこ”に気づいている人は「未来思考」だから、話していて夢があるし、ブッ飛んだ話でも「それはいいね!」と可能性を面白がってくれる。
またそんな方は視野が広く「面」で話すに対して、過去に囚われた人は「点」で話すから話題の豊富さが違う。モノサシの単位も違うかな。

じゃあ、そんな“残念な人”をどうしたらいいのか?当人も今となってはどうしたらいいか分からない・・・。「協力してもらいたかったら、まず協力してみる。」
過去に囚われた人は「自分一人で成し遂げてきた」的に思う人が多いように見えるから自分がトップ。でも地域って「つながり」で成立している所もあるからトップよりセンターの方が好まれる傾向があるかも。言語化に難しい話題。

2022年12月21日水曜日

プレゼンテーション!


開発に携わったクラフトジンの「道後JIN六媛」。2021年10月の発売から一年が過ぎても売れ行きは堅調で嬉しい限り。そこへ勢いをつけよう!と6市町の担当者が地元で見つけてきた「道後JIN六媛」に合う味をプレゼンテーション!
FCPシートをキチンと用意して、水口専務さんへ直談判!フツーはバイヤーへ提案するけど、バイヤーって親身になってくださる人もいれば勘違いな人もいる事実。そこを省く!

模擬練習もして本番!伝わった or 伝わらなかったの分かれ道は「だれの視点」で商品の魅力を伝えたか?に尽きた。例えば「生産者に成り代わり、生産者が憑依したかのように説明した人」「担当者として自分の熱い想いを語った人」「既存の商品説明をなぞった人」「消費者が喜ぶ視点で説明した人」。どれが聞き手の気持ちを揺さぶるのだろう?考えれば分かることだけど、自分ごと化されてないと難しい。

特に6次化品は単価が高く、「なぜ高いのか?」を重苦しくなく説明する必要があり、その時のキーワードになる一つが「生産者の顔が見えるか否か」。生産者しか語れない商品物語があり、その物語が消費者にとっても有益だったら、価格よりも勝ると思う一人。
2時間に渡るプレゼンテーションが終わると、自分がプレゼンしたわけでもないのにドドッと疲れる。自助で売るのは本当に大変な中でコラボ販売は得しかないから応援しまくった。

開校まで6日。


「お客さまー!」と大きな声で振り返る。既に店は出ていて角を曲がろうとした時に、後ろから店員さんが腕を上げて走ってきてた。???と思い、立ち止まって店員さんが振る手を見ると「お札」が握られていて(ア”ァーー!)と全てがスローモーション。“また”やっちまった!今年3月にも釣り銭をとり忘れ面倒になったことを思い出す。「スミマセン!」と平謝りして釣り銭をゲット。ボケたのか疲れていたのか、気をつけよう!ありがとう優しい店員さん!

閑話休題。ココ大付属学園【冬】の準備をしていると、お世話になっている下階のシルバー人材センターの担当者が書類を持ってきてくれて立ち話。シルバーさんには実施の度に見守りをお願いして大感謝。で今回もお願い。
すると話題はお世話になっているシルバーさんの話になり、ココ大付属学園に関わることをとても楽しみにしていただいているとのこと。特別なことは何もなく、自由時間だから、さぞ手持ち無沙汰と思いきや違った件。

「来週から行くのを今から楽しみにしているようです。」は保護者からのお子様の様子。子ども達もシルバーさんも楽しみにしてもらえる取組みって我ながらスゴと思う。実は私も皆んなと会えるのが楽しみ!
あぁ、私は本当に人や環境に恵まれている。その証拠に更に特徴を出そうと提案したアイデアにGOサインが出る。子ども達のためなら何でもできる!

2022年12月20日火曜日

妄想旅に出る。


2022年も残り10日余り。同時並行で複数の仕事を進めるのは当たり前なフリーランス。この時期になれば一つや二つ、仕事が終わり背負い込んだ責任を下ろせるのだけど、(撮影支援も含めて)次々と相談が舞い込む。
でも、その前に終わった仕事へのご褒美と、新たな気合い、そして寒すぎて料理も面倒など、色々と自分を甘やかす理由を並べて正当化し、友の店(ニューポカラ)へ。

今回は「サグマトンカレー(ほうれん草ルー&羊肉)」に「ナン」の「1辛」。そしてアツアツのホクホクでいただく至福の一時。こういう、美味しい一人時間大切。美味しさを噛み締めながら妄想(構想)の旅に出るのが好き。
相談主に「図解化して提出しますね!」と伝えたから「ホスト、(直接的&間接的な)関係者、協力者、ターゲットなど」の登場人物を描いて配置し、この人たちをニーズとウォンツで繋いでみる。

繋げられたらアウトプットとしての仮説が成り立つので、実現に必要なリソースを配置する。キャッシュポイントの次はアウトプットからのアウトカムを想像して登場人物それぞれが得られる構想に参画する意義(価値)を言語化。
まだ相談レベルなのに恥ずかしくなるほど褒めてくれた相談者。そこまで言われたら頑張らないとね!と単純に「褒められたら(まだ)伸びるタイプ(と思ってる)」な51歳。
アートとは異なる、胃も気持ちも満足感に「良い年末年始を!」となる。もうそんな時期!

アニメ弱い県。


「12月16日に記者発表をしますので、いかがですか?」と、お誘いを受けたものの出張中で叶わなかったアニメツーリズム協会の「2023年版の訪れてみたい日本のアニメ聖地88」
投票にはジャパンFCも協力していて各地のFCが投票済。さて、どんな作品が選ばれたのかな?と、愛媛を気にすると【愛媛県が入ってない!(徳島県も入ってない)】という事実に愕然とするも(作品ないしな・・・)と物分かりがいい自分にガックリ。

2023年版には香川県も高知県(は言うに及ばず「竜とそばかすの姫」)も入っていて、この状況を見過ごすわけにはいかない!と思っても、どうしたらいいものか。2021年の興行収入上位3作品も2022年の興行収入上位3作品もアニメ作品という、世界からみると“かなり特異な日本”だけど、フィルム・コミッションも多くのアニメ作品に関わっているし、この流れをキチンと受け止めないといけない。

それにしても「アニメに弱い愛媛県」を露呈した(された)感じ。自虐的でなく、どうしてアニメに弱いんだろう?たぶん「ロケハンが足りない、ロケ候補地の発信が足りない」などだろうな。と言いつつも「ロケ候補地を絵で紹介する」のは非現実的だし、宿題になるのかな。
もしくはアニメへ訴求ではなく、アニメ化を意識した「原作」に注力した方がいいのかな?すると、やはり「坊っちゃん文学賞」が気になるんだよなー。

2022年12月19日月曜日

どういうこと?


一日中、PC作業だったので(気分転換だ!)と思い、外に出ると強風で寒い!でも(チョコレートとか菓子を食べたし、カロリー消費に引き返さないぞ!)と気合を入れる。スタスタ20分歩いて夕暮れの松山城へ到着。すると更に強風&冷風で鼻水が出るほど。沈む夕陽を写真に収めようとしても手が“かじかんで”しまうほどの冷たさに退散!あまりの寒さに人気もなかった松山城山頂広場。寒いから冷たいへ。

単身だから寒さも我慢すればと思っていたけど、この寒さに暖房をON!世間では今冬は光熱費の上昇が心配とのことで、電気を使わない暖手段が話題だけど、足元は「厚い靴下」を履いてスリッパ、部屋着はボア生地ズボン、英国製ゴッツイ編みセーター、ヒートテックでイケるかも!とわかる(笑)。更に冷えればネックウォーマーか。光熱費節約のガマン大会をしてるわけではない。

保温ポットも大活躍。電気製品がない(プリンターや洗濯機は毎日稼働しないし、PCはノート型だから省電力など)から、平均の消費電力は38kWh/月なので約1100円/月。これ以上は削減できないと思う。少し寒い方がピリッ!として仕事に集中できる。
電気代よりもガス代の方が約3500円/月なので、改善の余地があると思う。ちなみに一人暮らしのガス代平均は約3000円/月(2021年)。料理もしてないのに平均以上ってどういうこと?

理由がなくても立ち寄れる場所。


「コーヒーショップを開きたいです。」の整理。当人には美味しいコーヒーを提供できる知識や技術、自信がある。その美味しいコーヒーは“誰に”飲んで欲しいか?誰が欲しているのか?と考えると「コーヒー好きだけど、ついインスタントで偽の満足を済ませている人=私!」「美味しいコーヒーで寛ぎたい人=ひとり時間を大切にしたい人」など。
するとコーヒーは「気持ちを満たすツール」であり、飲むとそれぞれに価値を実感できる。

「ドライフラワーの魅力を伝えたい。」の整理。花屋との縁でドライフラワーに接点はあったけど興味なく、依頼で造ったら想像以上の出来に喜ばれて才能実感!どんな人がドライフラワーを求めているか?実は求められたのはドライフワラーが欲しい人ではなく、ドライフラワーを造りたい人と分かり、教室を開いたら好評で、最初は教室を開くお願をしていたのが、今では教室から依頼されるようになる。ドライフラワーは何をもたらすツールなのか?

warmthは“集いたい、立ち寄りたい、交流したい”などのニーズへのウォンツです。」の整理。すると、利用者がいないと存在意義が保てないので、認知度向上や施設という閉鎖空間への心理的障壁を和らげる必要がある。そこで情報発信だけど単にイベント情報の発信では無味乾燥で響かない。warmthらしさを感じる温かい情報(≒“中の人”が見えるなど)を発信することで同じ目線、身近さを発信する。「理由がなくてもフラッと立ち寄れる場所」がいいねと。

2022年12月18日日曜日

だけど人間讃歌。


秋田市(フィルム・コミッション研修)→中央区(番町小学校と久松小学校の交流授業)→鬼北町(にぎわい塾)など、駆け巡ったこの一週間。何もかもがうまく進むとニヒリズム(虚無主義)のペシミスト(悲観論者)だから、この「“出来過ぎ”」は(何かの予兆か?)と勘ぐってしまう。
もしかして2022年の運をココで全て使い果たしてしまったか・・・とも思ったり(まっ、それでもいいんだけど)。

クライマックスは「先生!お久しぶりです。」と、先生ではないけど彼女にはそう見えるのも無理はなく、高校生の時に出会い、大学生の時に再会し、社会人になった彼女から取材を申し込まれる。
先日は小学生時代からの我が子の友達が学校の先生となり素敵に成長していたけど、こうして若い人たちから声をかけてくれるなんて、「世の中はコンチクショーだらけ」だけど、人間讃歌と言わざるを得ない。

帰りの飛行機で「間もなく松山空港に着陸します。」のアナウンスに外を見ると、夕陽が沈んだ直後、ベタ凪の海面が七色だったの慌てて撮影。
6隻の船がベタ凪の七色の海面を進む姿は、鈴木康広氏の「ファスナーの船」を彷彿。眺めるだけで感動する地域に暮らしていて、この気づきや価値は今後もっと高まると予測。コンチクショーの中でどう捉える?どう考える?という感じ。

みかん、クッキー、チョコレート。


愛媛あるある。コワーキング&宿泊施設併設のwarmthの入口にデンッ!と置かれたキャリーには大小さまざまな「柑橘」がいっぱい。いわゆる「規格外」で表面がザラザラだったり、小ぶりだったり、商品として扱えなかった柑橘たち、でも皮さえ剥けば味は素晴らしく、また「見た目だけでは分からないアタリ感」もあって、ゴソゴソ探して、試食もしながら袋に詰めてお持ち帰り。
はれひめ、河内晩柑、デコポン、果試28号(商品名:紅まどんな)などあり、店頭では1個500円する柑橘が0円ですから。

我が子と同学年で小学校の頃は仲良く遊んだ子が先生になり北宇和高校に赴任してた!訪ねてきてくれて思い出話と近況話に花が咲き「高校生は歳が近いから、時々なめられてます(笑)」と、頑張りに保護者気分になる。そして生徒が作ったというクッキーをいただき、さらに保護者気分(涙)に、素敵な先生になりました。

warmthの前にあるサムコッペさん。近永地区(いや鬼北町全体かも)の女性の認知度は120%なお店で、今回もワークショップ前にお邪魔。店主の高田さんセレクトの豊富な安心安全な品揃えの中でズラリと並んだ量り売りのチョコレートが目に入ると「コレ、美味しいですよ!」と一粒いただき、その美味しさに即決。「この一列のチョコレート、全てください!」と大人買い。みかん、クッキー、チョコレート。まだワークショップ前!

2022年12月17日土曜日

気持ちを文字に託す。


年賀状は両親など数枚程度。今はネットがあるからSNSなどで近況を把握できるし困ってない。特に我が家の場合は引っ越しが多くて、いつの間にか住所不明という感じもあり、冒険家族もとい漂流家族と思われてるかもしれない(笑)。
大量にハガキを書くのは辞めたけど、必要と思う場合は書いていて、昨日も一通書いて投函した所。特に高齢の方には汚くて読みにくい字と分かっていても気持ちを文字に託す。

イメージ(≒印象)が優先されて「なんとなく分かった感≒理解したと思う感」が蔓延する中で、この所、明確な【言語化】の重要性をヒシヒシ感じる場面多数。
イメージ(印象)は“その時”の気持ちや意識次第で変わる
から、後で振り返った時に(あれ?違う)と振り回されてしまう。言語化は記録する(残す)ことが大前提だから留めることができる。例え抽象的な言語でも記憶を辿れば振り返りもできる。

「言語化って、どうすればいいんですか?」の質問には「日記です。」と答えていて、スマホのメモ機能などで一日を振り返る一行日記でもいい。最初はアウトプットなコトしか書けないと思うけど、言語化し続ければ「何か」に繋がるのは間違いなく、たかがハガキの片面、それも住所を書くから片面の30%ほどしか空白がないけど、気持ちを書くことで伝わる。
上手に書こうとか気にしなくていい。

女性専用の話。


先日は青森県で、何気なく始発電車に乗ってボックス席に座り(ふぅ、一休み)と、発車を待っていたら周りの乗車客が女性だらけと気付き、熱視線を浴びる。(えっ!?偶然?)と立って見渡すと車両は全員女性!車両をよくみると「女性専用車両」と書いてあり、女性達の無言の圧力に隣車両へ移動するも、今度は座れず1時間ほど立った思い出。
あの時の鋭い視線は怖かったと言うか痛かった。乗る前に確認しよう!

と、間違えていけない「女性専用」。さらに「女性トイレ」に男性が入ったら犯罪です。
だけど見学しなければならず(仕事です)、関係者の許可を「キチンと正式に←ココ大事」いただき、同伴で女性トイレに入る。そして驚く!
ナント綺麗な空間だったこと!明るくて清潔て鏡も窓も大きく、手洗いもアイランド型でイスもあり、(えっ!?メイクルームですか?)と思ったほど。

すると、情報というのは近づいてきて、文科省の20年度調査によると公立小中のトイレは57%が様式だけど40%超が未だ和式とのこと。最近の家庭や公共施設に和式トイレはないのに学校のトイレは時代から取り残されているとのこと。政府は25年度までに公立小中のトイレを95%洋式化するとの目標を立てた。
でも、せっかくだったら、見学したスゴいトイレの品質まで上げたらいいのに・・と、驚いた女性専用トイレ事情。

2022年12月16日金曜日

一人だけど独りじゃない話。


「エールラボえひめ」のディレクターは、一人だけど独りじゃない話。
「地方創生カレッジ for DX推進リーダー」というオンライン講座
に愛媛県と共に登壇して欲しいという依頼。テーマは「社会課題×DX推進」とのことで、全体を愛媛県デジタルシフト推進課の重松係長、具体的な取り組みを私が担当して、講座当日に事務局と面通しすると全9回の講座の最終回、大トリで「ハードルあがりますね」と我々(汗)。

役職的に私が喋ったけど、我々はチームであって最前線で頑張ってくれているのはコミュニティマネジャーを担っている、安形さん(東予)、山本さん(中予)、濱田さん(南予)。そして、我々の悩みをデジタルな手法で導いてくれる植松さん。だから、私自身は「大根のツマ」みたいなモノかな。この関係性って昨日や一昨日に築けたわけでなく、これまでの付き合いによる信頼性の証。

講座は終始順調だったけど、思わず声をあげてしまったのが受講生の独りから「以前に“えひめ南予通信大学”を受講したことがあり、愛媛は素敵な場所だと思いました。」というコメント。
まさか!6年前に汗涙たらして携わったコトが話題になるとは!「時空を超えた再会ですね。」と事務局。
こう言う機会をいただき、キチンと言語化して第三者に伝えて理解いただけると仲間への感謝が倍増した件。

関係者の尽力によって成功。


萬翠荘顧問のミッションは、萬翠荘の100周年(先日、大いに顕彰した所ですが)に久松定謨伯爵が注力した教育をこれからも引き継ごう!と、久松定謨伯爵が設立に寄付した「中央区立久松小学校」と「松山市立番町小学校」をつなぎ、交流授業を実現させること。
初めてお会いする方々との連絡から始まり、意見交換を重ね、関係性を構築して「やぁ、泉谷さん!お久しぶり」などお声がけいただくようになる(涙)

久松小学校は今年創立150周年を迎え、周年には天皇陛下をはじめ皇族の方々が臨席されるほどの超有名小学校と知った時にはビックリ。番町小学校だって136周年と歴史があり、萬翠荘の100年も加わり、スゴい取り組みに関わらせていただいたと終わってコトの重要さを知る。
ちなみに今回参加した久松小学校4年生は142人だったのに対して、番町小学校の4年生は56人。「すげぇー少ない!」と、驚く久松小学校の子ども達。

愛媛では子ども(生徒)減少により学校の統廃合が議論されてるけど、久松小学校は児童数が増加傾向で地方とは違う悩みごと(敷地が限られているなど)
とはいえ、子ども達に地方も都会もなく、距離も関係なくワイワイガヤガヤ。「インチキ先生ですよー!」なんて言う隙は1mmもなかった件。「こういう交流はアリですよ!スマートで素晴らしかったです。」と関係者評。取り組みは関係者の協力によって成功。

2022年12月15日木曜日

自戒を込めて。


事業の相談。この世に突如、新しい事業は生まれない(≒誰かのニーズを機に生まれるのが事業)と思っているので、どんな事業でも参考になるアイデアや類似する取組みはあって、どうしても比較されてしまう。すると類似事業とは差別化などをはかろうとターゲットや手段などを細分化したり、奇を狙ったりした結果、類似されないけど毛細血管のような細い事業になってしまい収益や効果なども細くなってしまった・・・。

事業はシンプルな方が分かりやすくていい。分かりやすさは大勢に理解されることに繋がり、共感も得やすい。複雑でトリッキーな仕掛けなどがある事業は説明が長くなりがちだし、理解を得るのにも時間がかかる。
企画立案者が罠に落ちやすいこの問題(≒策士策に溺れる)に注意しながら事業構想のブレスト。(このアイデアは誰も至らないだろう・・・)は大抵、複雑化してる(自戒を込めて)。

そもそも説明が必要な事業なんてダメなんじゃないの?聞いた人が瞬時に内容をイメージできて「それ、いいね!」という直感で理解の第一段階を得れるようでないと「もっと続きを聞かせて!」ってならない。
事業はイベントではないから、1回ではなく持続が大切なんだよねと。シンプルな事業って力強いというか太いというか厚みがあると言うか、そんなイメージ。ここまで分かっているのにシンプルと言うのが一番難しい。