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2022年12月5日月曜日

転び、つまづき、立ち上がり。


何事も“糧”にしよう!提出した書類に不備があり税務署へ。以前に「オンライン申請が便利ですよ!」と教えてもらったのでオンライン申請を試みるがうまくいかない。(ホント?皆んなできてるの?)と、周りを疑いたくなるほど自分の不甲斐なさを痛感。
翌日に申請経過を見ても、案の定通っておらず、結局「時間がもったない!」と歩いて数分なので直接行って申請。据え置きの端末を使い10分程度で申請終わり→受理。

法務局へ登記簿謄本を。こちらもオンライン申請をすれば待ち時間ナシ!がウリなので、オンライン申請をして「発行」と示されるも、事前にオンライン決済を済ませれば法務局で収入印紙を買うよりも数十円安い。ただ、分からない点もあったのでオンライン決済をせずに行くと受理できず、法務局ではオンライン決済ができず、結局、備え付けの端末で申請して収入印紙を購入して受理。オンラインに向かった時間が溶けた、なんのこっちゃ!

スマホ不調で、買替えと思い1円スマホを見つけてショップに入り事情を説明するとウェルカム!だったけど、法人名義のスマホだったのでMNP先も法人でなければならず、1円スマホは個人名義にしか適用されないと知る。わざわざ法人契約を個人契約へ切り替える理由もないので端末のみの購入を計画中。←まだココ。
転んだり、つまづいたりしながら今週も発進!

2022年12月4日日曜日

元旦も放送。


毎週日曜日17:40-18:00の週刊ココ大ラヂオにて。2023年の元旦は日曜日ということで「泉谷さん、放送よろしくお願いします!」と担当者さんから連絡。「おぉ!元旦放送!」とディレクターと構成を相談するも、「(20分間と言えども)いつもと同じはねぇ・・・」となり、「どう?2022年に見た好きな作品とサントラをセットで紹介!」と、正月だし(良い意味で)聞き流せる内容に決める。

お互いに2作品ずつ紹介しようとなり、2022年に劇場公開&配信で見た新旧作品ひっくるめて私が選んだのは「トップガン マーヴェリック」「すずめの戸締まり」の2本。
(なんだよ!フツーすぎてつまらん!)という声が出ると思うけど、人生初、同じ映画を劇場で、かつIMAXで2回観た作品≒いわゆる「追いトップガン」が初めて。たぶん今後もないと思ったから。2回目だからストーリーが分かっていても1986年公開の前作を思い返して泣いた(アイスマン〜!)作品。

「すずめの戸締まり」は現在も大ヒット公開中だけど、これほど「愛媛」がアニメに登場した作品は記憶がない。確実にわかる描写は「八幡浜市、大洲市」だけど、主人公が身を寄せる場所は愛媛県内と思われ、想像以上に愛媛が出てたから。
初めて劇場で観た新海作品ということもあり紹介。これが文字ではなく、言葉で紹介するとどうなるか?1/1(日)17:40〜南海放送ラジオ「週刊ココ大ラヂオ」にて。

もしも・・・独白。


「もしも・・・」はないけど、あまりの悲惨さに書き残して、いつか読み返した時に“あの時”を思い返せるようにしよう。
「もしも」コロナ禍でなければ、撮影直前に中止にはならなかったはず。青天の霹靂とは“あの時”で「えっ!?ホントですか?」と信じられなかったけど、そして濃厚接触者と疑われた人と数日間一緒だったことから「えっ!私も何かしらの行動制限?」と慌てて、協力者を休ませてしまった。結局、疑わしい人は濃厚接触者じゃなかったけど、“あの時”はザワついた。

「もしも」愛媛県で撮影されていたら、協力者は各方面に大勢いて、大盛り上がりだったはず。エキストラ募集の告知をした翌日の撮影中止は、仕方がないと分かっていながらも残念感は否めず、撮影中止を知らない協力者へお詫びを入れる度に、逆に労ってくれた方々の言葉と気持ちが沁みて嬉しい反面、どうしようもない寂しさもあって思い出すとモヤモヤが燻る。

「もしも」愛媛県で撮影→公開されていたら、平均興行収入(2.28億円/本)を下回ることはなかったと思う。例えお金がなくても実行できることは色々とあり、撮影を喜んでくれた協力者と一緒に盛り上げることはできたはず。
鑑賞者の評判もよく「上質、素直によかったなど」の声も多く、「もしも」はないけど「リブート」もしくは「続編」とかしてくれないかな。
愛媛県内だけでも大盛り上げさせる!と、独り言です。

2022年12月3日土曜日

不発な時もある。


そうか・・・遂に調理ロボの時給単価が800円台になるのか。飲食店では慢性的な人で不足とのことだし、シフトが予期せぬ自体に陥った瞬間のマネジメント(代替えなどの調整)にドドッー!と襲い掛かる不安とプレッシャーから解放されるならアリと思う。
その昔「ソフトクリームロボットの導入」を考えたことがあったけど、フードTECHエキスポのデモが現実になるのね。介護ロボットは既に活躍中なのか。

この先も数千万円もする持ち家の購入はないと思うけど、3Dプリンターによる「タイニーハウス」を一軒500万円ほどで目指すスタートアップの話は面白かった。将来的に300万円程度なら負担も重くないし、家族一人一人に考えてもいいかも。
不在時は賃貸として自宅を貸し出す「ノットアホテル」はエアビーとどう違うのかな?サブスクで各地のホテルを転々として暮らすと言うのも興味があるな、各地を巡ると一定期間暮らしたくなるものね。

人手不足などの解消になるから今は珍しく見えても、いづれ色々な所で見るようになるんだろうな。映画などの見過ぎで色々と不具合を妄想してしまうけど、安全でありますように。
やはり専門外のコトは、知識がゼロだから、調べるのは楽しくても“ひっかからず”ザルから情報が漏れてしまう。ダメだこりゃ・・・。頭を冷やしに松山城へ。

大事件!


多くの人は気にしないけど、私はとても気にする。年末の風物詩「今年の邦画の興行収入BEST」を調べると、その年の話題を把握できて面白い。
とにかく2022年のビックリ!は「上位3作品が100億円超作品(になるはず)。」100億円超の作品なら「その年の興行収入第1位」になるのが当然で、100億円超で1位にも2位にもなれないってどういうこと?そもそも100億円超の作品が複数本ランキング入りしたことは2000年以降ない!これは事件!大事件!

ちなみに2000年以降、100億円超の作品があったのは、2001年(千と千尋と神隠し/316.8億円)、2003年(踊る大捜査線2/173.5億円)、2005年(ハウルの動く城/196億円)、2008年(崖の上のポニョ/155億円)、2013年(風立ちぬ/120.2億円)、2016年(君の名は/250.3億円)、2019年(天気の子/141.9億円)、2020年(鬼滅の刃無限列車編/404.3億円)、2021年(シン・エヴァンゲリオン劇場版/102.8億円)の9回。

それが2022年は「ワンピースフィルムレッド(185.4億円)」「呪術廻戦0(137.5億円)」「すずめの戸締まり(64億円/未だ100億円に届いてないけど確実でしょう。)」
さらに!「スラムダンク」も100億円超は確実と言われていて(当時のファンが現在30代-40代となり再燃など、当時は興収という概念はなく配収で他作品と合わせて14.5億円)。どんな2022年なのか・・・。

2022年12月2日金曜日

メジャーバージョンアップ。


2020年6月24日付で策定された「ロケ撮影支援における新型コロナウイルス感染予防対策ガイドラインおよびチェックリストVer1.0」は、撮影隊&ロケ地となる地域の双方にとってお守りでした。
とは言え、未経験のコロナ禍での撮影は窮屈さもあり予算が削られたり、時にはシーンの削減によりキャストまで削られたりと、増額ではなく減額で対応してきた日本の制作には大きな負担でした(現在もですが・・・)。

2021年10月21日付で改訂されたVer1.1では、より具体的な状況などが記されました。JFCに加盟のFCにとっては(この状態はいつまで続くんだろう・・・)とハラハラしたことと思います。特に「宿泊は一人一部屋」は二人部屋でも一人使用なので費用がかさんだり、「お弁当は個包装」は温かい食事の提供ができず、またゴミが人数分大量にでる問題もありました。外出もできず地域にお金も落ちにくい状況でした。

2022年11月25日付の改訂ではメジャーバージョンアップのVer2.0となり、宿泊の一人一部屋は「原則」となり、お弁当の個包装も「原則」となりました。基本は原則ですが、これで諸事情を考慮でき対応に選択肢ができました。
そもそも外での食事は間隔さえ開ければ感染リスクは低く、個包装提供が難しい場所では写真のような地元の温かい食事が食べられるようになり、早速食べると美味しそうで嬉しそうな顔だったこと。

考え抜けるか。


「人材育成と言ってるけど、誰(どんな人)育ててんの?」という話。この数日間、考えては戻り、戻っては考えて頭がグルグルしたけど、ようやく自分が納得する。と、言うか結局2011年の最初に考えぬいて出た答は今も揺らいでなかったよう。
長い年月、方々に色々なことをしてきて新しい知恵や知識を得るとアップデートなどで見た目などは刷新されるイメージだけど、本質は何一つ揺らがず、手段が変わっていたというオチ。

大切なのは、知っている量や質でも学んだ時間や内容でもなく、それらの知見を自分なりに生成して自分の言葉(≒意志)に置き換えれるかということ、コピペや周りが口にした言葉や意見の流用ではない。語れた結果、「地域の魅力」についても自分の言葉で語ることができ、共感や対話などが生まれるのはではないかと。ココまで言語化するのに自分と対話を繰り返して禅問答のようだった(笑)

しかし「わかった。でも全世代に人材育成は難しいですよね?」となる。この話題は“世代の話”ではなく、どの世代にも価値観や思考が硬直して他を許容できない人はいるけど、その話題と人材育成を一緒に扱う必要はない。そんな人はそもそも人の成長に興味がない。
久しぶりに考え抜いたお題、こんな機会を与えてくれた依頼に感謝。数日間、寝床に入ってイメージを描きながら寝落ちするのが楽しかったこと。

2022年12月1日木曜日

独り言です。


11月11日の公開から17日目で動員数460万人、62.6億円の興行収入ですか。ふと思いつき(今日はレディースデーか・・・明日は1日だから明日にしよう)と思うもレディースデーは既に廃止、今は毎週水曜日は誰でも1200円でした。ちなみに今日も1200円。
IMAX版も上映してたけど通常版の1200円に軍配。実は劇場で初めてみる新海監督作品、通常版と言え大画面はいい。

いい物語でした。よほど心が澱み渇き、カサカサのヨレヨレだからかジ〜ンと来た自分が恥ずかしかったり(暗闇で良かった)。観た目的はズバリ!八幡浜市と大洲市が登場しているから。FCとして(色々と諸事情あり)大きな声でPRはできないけど、個人としては言える(はず)。描写だけでなく主人公が「愛媛県」とも言っていたし、予想よりも愛媛県が登場してたと思う。

だからこそ惜しい!独り言です。一つ絡めた相談があったのに別場所になってしまったのを今になって後悔!我々に決定権はないけどもっと強く推せば良かった・・・。
独り言です。フェリーの中で買ったパンが「じゃこ天パン」だったり、飲み物が「ホームアップ」とか「柑橘ジュース」だったらとプロダクトプレイスメント!だった。でも、ハタダ(新居浜市)がタイアップしてたのね。どんな文脈だったんだろう?独り言です。

旅するように。


車中にて。「“いつか・・・”は来ないですよ。」「わかる!“いつか”は来ないですよね。」「だから、決めたんです。」「思い切ったコトをしますね!」などのやりとり。
51歳、仕事を兼ねた長期旅(ブレンデッドトラベル)に出る。目的は五感で得る全てを吸収して自分さえ分からない所へ自分を牽引すること。先日、W杯で上司に休暇への感謝を記した写真が話題になったけど、私の場合は許容してくれる周りに大感謝。

飛行機に持ち込める荷物サイズは縦横奥行きの合計が115cm(約50L容量)が基本。多くの人がゴロゴロ転がすキャリーを持ち込むけど、ノマドワーカー・テレワークになるのでバックパッカーの方が都合がいい。さらに両手が使えるリュックの方がいい。
50L級のリュックを探すも「登山系」が多く、イメージと違う。探し続けてベターを見つけるもベストではなくモヤモヤ。更に探して数日、ベストな品を見つけるも既に販売終了の廃盤品。

入手困難と知ると余計に欲しくなる!販売店は既になく、メルカリで探すも都合よく出品される訳もなく(運に任せよう)と放置。すると数日後、出品されていた品を発見!ツイてる!予算も範囲内!美品という出品情報を信じて値下げ交渉もせず即購入。
手元に届いたのは「THE NORTH FACE シャトルダッフル 57L」。持ち込み最大容量の57Lリュック。まだ“ゼロ段階”だけど、形から入るの大切!

2022年11月30日水曜日

自ら問いを立てて内省すること。


今週末が締切の資料。テーマは「人材育成」、事例などを紹介してほしいとのこと。人材育成を掲げているけどプログラムや教材を開発している訳ではないので、書いては修正、作っては削除、推敲の連続・・・意外と手強い。
おっと!打合せの時間だ!PCを閉じて外出準備。打合せだけだから手ぶらのウォーキングスタイルで臨んだら、終了後に食事に誘われるも財布を持ってないのに行く厚顔な私。

そこで見たのは「35年間、仕事を存分に楽しんだ!」とニコニコしながら言い切る定年を控える上司と、そんな上司を親しみを込めて尊敬する部下。
(資料に必要な「人材育成」の参考が目の前に!)と響く。人材育成ってカリキュラムではなく、その人の生き様や姿勢などを自ら問いを立てて内省し、参考や反映させることかもしれない。平たく言えば「何事も楽しんでいる人」を目標にしたいのは当然で、近づくことを人材育成と言うのかもしれない。

人こそが教材と思ったら「ココ大マニュフェスト」を思い出して読み返す。

教室は街、教科書は人、先生は愛媛。
社会との架橋になると約束した私達。
世間は狭くても知らないことばかり。
出会うはずのなかった人と出会った。
縁と思うと、明日の出会いも楽しい。
人には物語がある。異なりは価値だ。
今日を学びあい、自分を生きよう。

なんだかギュッ!と引き締まったけど、資料作成は1ページも進んでなかった件。がんばれ!私。

2022年11月29日火曜日

冷静と情熱のはざまで(映画風)


元来、そんな気質を持ち合わせている人は少なく、多くの人は経験などを積み重ねて理想像や求められる姿へ近づいていくと思ってる一人。
現状と肩書きのイメージが合わないのは「パッと見の第一印象」もしくは「素質がゼロ」の二つしかないと思っていて、初見の方に「想像と異なりました。」「イメージが違いました。」「もっと年配の方と思いました。」などと言われるのは慣れた(別にどれも悪いイメージではないし)

「自分がなりたい理想像」と「周りが求める理想像」が異なる、相反することは少なくなく、それが組織で、ステークホルダーが多ければ多いほど“バランス”が求められるのはサガ。
でも、バランスだけが良くてもダメで「風見鶏」のように都度、風向きに合わせた態度や方向性では困惑させるだけ。かと言ってゴリゴリ押しても独断と偏見と揶揄されて裸の王様では本末転倒。すると「支点」はどこだろう?と考える。

支点とは一般的に「天秤などを支える固定された点」で、左右などのバランスを保つのが目的で、ステークホルダー間では「落とし所(折衷点)」と同じ。だけど落とし所を目の前の利害で痛み分けにするのは容易ではなく、良い意味で“ズラせたら”いい。
例えば、落とし所を“今”ではなく“ちょっと先(未来)”にできたら、そこから逆引きする「バックキャスティング」が成立すると理想へ最短で近づく話。

同じなのに全然違う!

これまでに製作費が高かった作品は「パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉」の37,900万ドル。「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」の36,500万ドル、「アベンジャーズ/エンドゲーム」の35,600万ドルだから、映画史上最高額になるとのこと。

為替があるにせよ560億円って!?米国の1本の平均製作費が80億円/本(諸説あります)としても7本分。日本映画の平均製作費を6000万円/本(諸説あります)とすると933本分!
ただこの製作費が純粋な製作だけなのか?PR費も含まれているか?は未定なので一概に言えない。だから少なくとも560億円の倍(1120億円)は稼ぐ必要があるけど、世界歴代1位の作品は「アバター」で全世界で4090億円以上の興収だったのね。

日本の直近3年分の年間映画市場合計額より多いから、もう何がなんだか・・・。ちなみに2022年はトップガン/マーヴェリックが2080億円超で世界歴代11位に食い込む。今の時代に4000億円以上も稼がないといけないのは至難の業と思うのは私だけだろうか?
日本の話題と比較して書こうとしたけど、同じ映画なのにこんなにも違うと比較にすらならない。偏に「マーケット(市場)」をどう捉えているかということ。

恥ずかしさを通り過ぎて。


先日の日曜日ほど各地でイベントが行われた日はないと思ったほどの小春日和。堀之内公園では「すごいモノ博」、花園町でも「花園日曜市」、愛媛県美術館でも親子向けのイベント、他にも伊予市、西条市、大洲市、久万高原町など、きっと全20市町で何かしらのイベントが行われたと思うほどの情報が流れてきた。そんな大にぎわいの中を抜けて電車に乗って辿り着いたのはエミフルMASAKI(松前町)。

カジダンリーダーの一人として「カジダンフェア」に登壇。本番直前の打合せでも「ホントに私で大丈夫ですかね?」と確認してしまうほど、愛媛県や関係者が期待する話ができるか不安だった件。
そもそもカジダンとかイクボスとか言われても自覚が全くなく「手段であって目的じゃないでしょ?」と平気で言ってしまうほど。家事の役割だって妻に「役割分担をしたことがないよね?」と確認したほど。

26年前にNYで出会い、私24歳、妻26歳で結婚して、家事とか分からず共にしたし、子ども達が生まれてからも変わりナシ。凸凹はあったと思うけど総じて楽しかった。
「いやぁ、理想です。」と言われても「いえいえ、フツーですって。」と返すも「サラッと言える所が素晴らしいです。」と何を言っても良く解釈していただき、恥ずかしさ通り過ぎてしまう。
写真はいつもエレガントな河野さんによる導入紹介。

2022年11月28日月曜日

崔洋一監督の逝去に際して。


2004年から2022年まで日本映画監督協会の理事長を務められ、ジャパン・フィルムコミッションの理事も設立時から務めていただいた崔洋一監督が逝去。この場をお借りしてお悔やみ申し上げます。

崔監督のイメージを一言でいうと厳しい人。思い出すのはJFCの設立間もない理事会の時、財政など組織として脆弱さが浮き彫りになり、理事会は喧々諤諤。その中で崔監督も(愛を込めた)厳しい指摘で(噂通りの人だ・・・)と思ったり。そして声が大きく通りよく響いた。

直接お話ししたのは、私がJFCの理事長に就任した2019年の暮れ、日本映画監督協会から忘年会のお知らせが届き、ご挨拶も兼ねてと出席すると「そうか!君がJFCの理事長になったのか!いいか、JFCは日本のナショナルフィルムコミッションとしての矜持を持て!」「わかるか?JFCが国にも我々にもしっかりしてもらわないと危ういんだぞ、だから君の責任は重いんだ。頼むぞ!」などのレクチャー。

その時は「はい。」としか言えず、周りは監督や関係者がズラリ。FCは私一人で理事長職を背負ってまだ一ヶ月程度。緊張した私を察したのか、肩をポンッと叩きニコッ!と笑顔で去った崔監督に厳しいイメージはなく、以後そのイメージ。
写真はその時のオープニングの様子。崔洋一監督と大森一樹監督のツーショット。2022年11月がこんな月になるなんて。

地域の魅力。


これまでに「ご当地モナカの食べ比べ」「植物性ソフトクリームの食べ比べ」「柑橘の食べ比べ」「天然鯛と養殖鯛の食べ比べ」「しぐれ(大洲の名産)の食べ比べ」など、色々したことはあったけど「坊っちゃん団子の食べ比べ」は初めて!
手前から「白鷺堂」「巴堂」「つぼや」の3種類。この3店舗は道後商店街にしか店舗がない(さらに「つぼや」の坊っちゃん団子は夏目漱石著の“坊っちゃん”にも登場する)。

団子の形が一つ一つ“いびつ”なのも手作りの味。味は「抹茶、白餡、こし餡」と思ったけど、白鷺堂さんの白餡は栗っぽかった(正解も聞かず、食べ続けてしまった)。結局、どれも美味しいかったの甲乙つけがたく、いただいたお茶、そして沈む夕陽を見ながら完食。
こんな素敵な企画「夕焼けベンチin宝厳寺」をしたのは「NPOイイトコ道後(愛媛大学、松山東雲大学の学生たち)」。夕陽を眺めた宝厳寺には思い出がありすぎて書ききれない。

宝厳寺に1時間以上も滞在したのは2013年8月10日の火災以来。我々の想像を超える損失で、単に地域のにぎわい創出をしていた身には何もできず、翌年には住職も逝去。色々と思い出してしまった。
でも、こうして新しい視点と切り口で学生が宝厳寺の魅力を発信してくれているのだから、やはり宝厳寺は地域の宝ということを実感。

2022年11月27日日曜日

「支援する」を支援する。


全国各地のフィルム・コミッションが意見を交わす毎月開催のオンラインミーティングが終了。コロナは大きな災いをもたらしたけど、このオンラインミーティングはコロナ禍で生まれた数少ない良いこと。
今では世界各地のFCもオンラインミーティングをしており、JFCも参加するけど時差の都合でアジアからの参加者は少ない。ミーティングは1時間キッカリ!と決めており、今回も45名が参加。

「全国ロケーションデータベース(JLDB)=全国各地のロケ候補地情報が10,000件以上掲載されているDB」の閲覧回数がグングン伸びていると話題になり、勢いが止まらないよう。
映画映像関係者向けに構築した業務用だけど、今では旅行会社なども利用したり、聖地巡礼目的に閲覧されたり、最初の目的から随分と広まったので、嬉しい反面、本来の目的を見失わないように・・・と思ったり。

そして遂に「コロナ禍におけるロケ撮影時の感染予防ガイドライン&チェックリスト」がバージョンアップ!これは政府や関係者とも共有認識の内容で、撮影隊にとっても地域にとっても「お守り」みたいなもの。早速、次の撮影から提示しよう!
JFCに加盟のFCは130超、所属するフィルム・コミッショナーは200人程度、全国で200人ほどしかないプロフェッショナルが地域で撮影を支えている。そんな彼ら・彼女らを支援するのが私たちの役目。

「好き」がずっと続きますように。


全く想定してなかった「キース・ヘリング」品(フランス製のドミノです。)の寄付。寄付してくださった方には不要になったかもしれないけど、私には宝物だから不思議。アレコレソレ」と、これまでにもキース・ヘリングを挙げてきたけど、ポスター程度しか手元になかったし、なにより真っ赤な箱に描かれた彼の絵がいい。「ココ大付属学園にどうぞ」と、言われたけど、しばらくは手元に置こう。

中学生でリチャード・ハミルトンの作品でポップアートを知り、高校生の時にはアンディ・ウォーホルが好きになり、その繋がりでキース・ヘリングにたどり着き(これだ!)と思ったものの、1987年にウォーホル、1988年にバスキア、1989年にメイプルソープ(は写真家)、1990年にヘリングと好きだったアーティストが次々と亡くなり、多感な年頃だったから色々な感情にもまれたっけ。キース・ヘリングが学んだ大学に入ったのも、そんな影響。

「好き」がずっと続きますように。父は百貨店で美術品に長年携わり、母も姉も女子美術大学、叔母たちも従姉妹も女子美卒。たぶん、その影響は多分に受けいて「自分にとって心地よい作品」を探さなくてはいけなかった環境だったと思う。
先日、フィレンツェにいる長男くんとそんな話をしたら「僕は鴨居令が好きだよ。」と教えてくれた。渋すぎる・・・。

2022年11月26日土曜日

人のフリ見て我がふり直せ!


ココ大付属学園【冬休み】のオンライン事業説明会が終了。ココ大付属学園では「子ども達自身が一日の過ごし方を自分で決める」ので、ゴロゴロもアリだし、お喋りもアリ、一人で読書や勉強もアリ、数人で鬼ごっこや多人数でドッヂボールなどもアリ。当然、何もしないのもアリ。
子ども達も保護者も学校や家とは異なる居場所(第三の場所≒解放される場所)を求めていて、私たちは安心して過ごせる環境を提供。

そして事業説明会が終わってハッ!と気づく。それは「子ども達向けに話した内容は、実は大人にも当てはまるぞっ!」。実は大人も喋りたい人が多く、その系統は「私の悩みや可能性を引き出してほしい系」「私のこれまでを喋りたい・聞いてほしい系」の2系統。
前者は言語化などできずモヤモヤしながらも伝えたいコトがハッキリしていることが多く、後者は武勇伝などを並べる浅い話が多い。

子どもの武勇伝は聞いても面白いのに、大人の武勇伝はつまらないのはどうしてだろう?なんか(オレ、スゴいだろう)感が出るのかな。と、自分もいつ陥るかもしれない(いや、既に陥ってるかもしれない・・・)から人のフリ見て我がふり直せ!
こども達と“たわいもない話”をするのが好き。「何もしない・ないコト=価値がない」ではないことをどう実感できるだろうか?インチキ先生が言ってもねぇ・・。

交わる商店街。


某日昼下がり。来月から「ココ大付属学園【冬休み】」が始まるので、コロナワクチンの4回目接種へ病院に行く。その途中に先日の撮影でお世話になった商店街があるのでお礼ができたらと思いながら歩くと不在でした・・・。でも、偶然に通りがかった教え子の大学生と出会い「元気?授業の帰り?」「はい!これから授業です。」と話がズレてゴメンなさい。そして病院へ到着。

サクサクと手続きは進み、到着後15分後には接種完了。待機時間を過ぎたので同じ道(商店街)を辿ると、「ニューポカラ」の店長が軒先で物色中で私に気づき、お互いに「元気?」と声がけ、「また行きますね!」と挨拶。そして50m頃を過ぎたあたりで後部に子どもを乗せた電動自転車が止まり、「泉谷さん?」と声をかけられてビックリ!以前にお世話になった某電力会社を定年退職された方、しっかり孫の世話でした。

ほっこりした出会いの余韻に浸りながら交差点で自動車が進むのを待つと、小さくクラクションが鳴って窓が少し空いて「こんにちは!」と挨拶される。「こんにちはー!」と返したけど、実は誰だか思い出せなかった、誰だっけ?
往復4kmの道のりで知り合いに会うのは、これまでにお世話になったなどのご縁から。それにしてもすれ違ったあの人は誰だったんだろう。

2022年11月25日金曜日

笑いふりまく。


「泉谷さん、振込口座番号が違うようです・・・。」「あらっ!ゴメンなさい。どうしたんだろう?」「どうも、クレジット番号を入力されたようです・・・。」と、相手は恐縮しきりで伝えてくれたけど間違ったのは私。「申し訳ないです!ワハハー!アホですね。」と笑って誤魔化すしかなかった件。相手も(こんな人に講演をお願いして大丈夫だろうか?)と思ったに違いない、以後気をつけます!

小学校に到着。すると向こうに人影を発見、近づいて行き「こんにちは!泉谷です。今日はよろしくお願いします!」と先に声をかける。「ようこそ、いらっしゃいました。今日はよろしくお願いします!」と学校関係者。(出迎えてくれるなんて!感激)と思い校舎に通され、「お名前をよろしいでしょうか?」と尋ねられたので「泉谷です。」と伝えると名簿を見ている。(名簿?)と???がよぎる・・・。

「お名前が無いようですが・・・」と関係者。「今日は6年生への講演を依頼されて参りました。」「講演?」とキョトンとする関係者、名簿をみると「保護者会」で、間違いに気づく!お互いに笑って「校長室はどこですか?」と冷静に伝えると「こちらです!!」と関係者が案内してくれる。通された校長室で、早速ネタとして伝えると初対面の校長先生も大笑いで距離を縮める体を張ったコミュニケーション。