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2022年11月28日月曜日

崔洋一監督の逝去に際して。


2004年から2022年まで日本映画監督協会の理事長を務められ、ジャパン・フィルムコミッションの理事も設立時から務めていただいた崔洋一監督が逝去。この場をお借りしてお悔やみ申し上げます。

崔監督のイメージを一言でいうと厳しい人。思い出すのはJFCの設立間もない理事会の時、財政など組織として脆弱さが浮き彫りになり、理事会は喧々諤諤。その中で崔監督も(愛を込めた)厳しい指摘で(噂通りの人だ・・・)と思ったり。そして声が大きく通りよく響いた。

直接お話ししたのは、私がJFCの理事長に就任した2019年の暮れ、日本映画監督協会から忘年会のお知らせが届き、ご挨拶も兼ねてと出席すると「そうか!君がJFCの理事長になったのか!いいか、JFCは日本のナショナルフィルムコミッションとしての矜持を持て!」「わかるか?JFCが国にも我々にもしっかりしてもらわないと危ういんだぞ、だから君の責任は重いんだ。頼むぞ!」などのレクチャー。

その時は「はい。」としか言えず、周りは監督や関係者がズラリ。FCは私一人で理事長職を背負ってまだ一ヶ月程度。緊張した私を察したのか、肩をポンッと叩きニコッ!と笑顔で去った崔監督に厳しいイメージはなく、以後そのイメージ。
写真はその時のオープニングの様子。崔洋一監督と大森一樹監督のツーショット。2022年11月がこんな月になるなんて。

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