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2020年9月7日月曜日

ワンダフルエミフル2020でお待ちしてます!

やっと授業ができそうです(予断を許しませんが・・・)。ここまで来るのに本当に大勢の方にご協力いただきました。この場をお借りして御礼申し上げます。これが去年なら、今まで通りごくフツーに準備や調整ができたかもしれません。しかし、今年は同じように見えても全く異なる状況下で、主催の愛媛県自然保護課、会場となるエミフルMASAKIさん、そして市民先生、どうしたら不安なく安心して行えるだろうか?に思考錯誤しました。

そして本日から【授業への参加申込開始】です。全ての授業は参加無料の公開授業なので当日参加も大歓迎ですが、準備物の数に限りがあったり、1回あたりの参加人数に制限があったりなどしますので、参加ご希望の方はココ大サイトからお申込みされることをオススメします。授業数は2日間で12種類、市民先生は東は四国中央市(新宮町)から無農薬緑茶、南は愛南町から河内晩柑&水産授業です。面白いに決まってる!

日時は10月3日(土)と4日(日)の10時から16時(2日間とも同じ)。会場はエミモール1Fの「グリーンコート」「フローラルコート」。授業だけでなく、前回大好評だった「輪ゴム鉄砲」「ピタゴラスイッチ」「クイズラリー」も登場します。授業はコロナウィルスの感染拡大防止策として消毒やマスク着用、住所などの連絡先を把握させていただきますが、誰よりも楽しみます宣言!

2020年9月6日日曜日

年間34個

2017年から2019年のアイスクリーム・シャーベットの平均支出金額の全国平均は【9473円/年】だったとのこと(出典:総務省統計局家計調査)。市町村で見ると1位は金沢市【11537円/年】、仮にアイス・シャーベットの単価を250円とした場合、46個/年に食べてる計算(統計は2人以上の世帯で計算)。最下位は那覇市【6940円/年】で同じく単価を250円にすると27個/年。1位との差は4597円/年、18個/年。

松山市はどうか?【8495円/年】とのことで、同じく250円の単価で割ると34個/年。2人以上の世帯で1ヶ月に約3個食べてる計算。でも(冬はアイス食べないでしょう?)とよぎるけど、25.1%の人は冬にアイスは食べないとのこと(出典:マイボイスコム)。でも「75%の人は冬でもアイスクリームを食べる」とわかる。それが2011年度から2018年度まで市場が拡大し5000億円市場になった原動力(2019年度は5151億円で前年比99.3%)

既存のアイスクリーム市場だけで年間5000億円、0.1%食い込んだだけでも5億円!1%で50億円!2%で100億円!と妄想する「顕在化していないアイスクリーム市場=植物性アイスクリーム市場」。今までのアイスクリームではアレルギーなどの理由で食べれなかった人たちも多く、新しい顧客創出の可能性も秘めている植物性アイスクリームは可能性しかなく調査は続く。

2020年9月5日土曜日

大自然よりも

片道2時間ほどの道中には入口は愛媛県西条市、出口は高知県いの町という「日本一直線が長い(と言われる)寒風山トンネル(全長5432m)」を抜け、そのまま深い山あい&川沿いのクネクネ道をひたすらあがり、標高750mほどにある高知県大川村に到着。この大川村「日本一人口の少ない村(380人ほど)」とのこと。そして知る人ぞ知る「村議会廃止による村民による直接選挙」や「早明浦ダム」の村でもある。

自分たちの地域をPRする時、「自然が豊かです」とか「大自然に囲まれています」などのフレーズがあるけど、大川村を前にしては霞んでしまう秘境。とは言え、地方へ行けばどこも「雄大な自然に囲まれて」いるから実は自然を比較しても「多くは大差ない」のが現実。じゃあ、自然以外に何をPRすれば良いかと言うと・・・。

「その地形や場所などの自然を生かしたアクティビティ(行動・活動)」が有力で、その場に行かないと体験できないコトで、場所でもモノでもなくコト(最近は時間の共有に価値を見出す「トキ」も注目されている)。大川村の場合、謝肉祭という50頭/年ほどしか出荷できない大川黒牛なるブランド肉を振る舞うイベントが大人気とのこと。写真は前日にいただいた「石鎚ふれあいの里」のてづくり山菜定食。要するに「人による“もてなし(心地よさ)”」が地域を印象付けるという話。

2020年9月4日金曜日

思考停止にならない。

それまでワイワイガヤガヤ、ワッハッハーだった教室が静まり返った話。誰でも評価はされて、その評価によって進む方向が変わる、「すごろく」のよう。最も評価を得やすいのは問いに対する「正解」の提示で、正解は点数に変換されて、同じような状況や大勢の場合は客観的な指標になる。正解を出すこと=得点化となり、正解を出す(探す)ことが目的化してしまい正解の本質すら分からず正解を求める矛盾。

当人だけに責任があるわけでなく、正解を求める「周り」も「分かりやすさ(客観性)」から深く考えず、機械的に「処理」している場合もあった。不正解は間違いという固定概念に縛られ思考停止になってしまい「不正解=アウト」のような雰囲気・印象に覆われると、一層と正解を探そうとするし、不正解は恥ずかしいと隠してしまう恐れもあり。でも、評価につながる正解・不正解とやらを出す「設問(問い)」が、時代に則してなかったらどうする?

辺りを見渡しても同じ人種にしか囲まれていなかったら変化には気づかず、「すごろく」の先に奈落の谷があっても直前まで気づかない・・・。極端な例はさておき、仕事と向かい合うと「正解は存在する」という固定概念に惑わされて探そうとするけど「正解は用意されていない」事実。じゃあ、正解は?というと自身が立てた仮説や検証に基づく「自分の意見」であり、その導き方は「問いを立てる」が有効的と伝える。

2020年9月3日木曜日

信頼の貯金

紆余曲折、暗中模索、五里霧中、七転八倒、試行錯誤だった数ヶ月の結果、やはり「ココ大らしい授業スタイル」を行いつつ発展型も同時に考えようと・・・。
前回の授業が2月、8ヵ月ぶりの授業は幸運にも「ワンダフルエミフル2020」と銘打った生物多様性の授業で過去にも行い人気だった授業。たかが授業だけど、されど授業。(本当にできるのか?)と一抹の不安を感じながら授業を考えるのは心身にこたえると身を以て知る。

ココ大授業は大勢の方の協力によって成り立つので、まずは協力者が納得しないといけない。それは今回であれば主催者である愛媛県自然保護課、そして今回の教室となるエミフルMASAKI、そして市民先生たち、最後は授業に参加してくださる市民(学生)。当然、ココ大自身も万全の体制で安全・安心を提供しなければならず、単なる用意や準備とは異なる「信頼」について深く考える機会となる。

10月3日と10月4日の2日間(10時-16時)、エミモール1Fのグリーンコート、フローラルコートで計12種類の授業を予定。方々に協力いただき市民先生方も準備に入る。ただこれまでと異なるのは全て無料の公開授業ながらも参加人数が少なくなっている点(ココ大授業は密になりやすいので間隔をとるため)、なので、どうしても参加したい授業がある場合はお申し込みいただいた方がいいかなと思ったり。

2020年9月2日水曜日

世知辛いか

お盆を過ぎてから明らかに変わったのは、日の出が遅くなったこと。それまでは朝陽で散歩道も明るかったのに今は暗い。散歩道で出会うのは「ミミズ(ウネウネするから大きいとビックリする)」「カラス(城山からカァーカァと鳴き一斉に飛び出す)」「ニャンコ(野良猫数匹が涼んでいる)」は常連。もちろん、すれ違う方(後ろ向きに歩く人、ランナー、犬に引っ張られている人など)も多いけど、それ以外にも見かける人も・・・。

ホームレスと思われる人もいて、いつも定位置で寝ているけど先日ビクッ!としたのは、散歩道の途中にある木々が立ち並ぶ小道で、行き交う人も滅多になく、まして暗い中、ベンチに黒い塊と思いきや横を通り過ぎたら「人が寝ていた」ので、音楽聴きながらだったけど「オワッ!」と声をあげたから起こしてしまったかも。今まで見かけたことがなかった人と場所だから一時的かそれとも事情があってか。

それ以外にも時々、芝生で寝ている人(自転車が脇に置いてあったから酔っ払いか)がいたり。以前は心配から「声がけ」もあったけど、最近はアダになることもあり声がけをしない方が無難と思われ、私も周りの散歩人も通り過ぎる。平成29年調査では愛媛県に9人と報告されているホームレス、うち2-3人は堀之内公園で寝ていると思うと、今はよくてもこれから寒くなるし・・・。

2020年9月1日火曜日

映画界つれづれ

ベルリン映画祭が「男優賞、女優賞を廃止し俳優賞に統一」というニュースに「時の価値観」を感じた一人(人それぞれに意見が異なると思う)。そのニュースに「タバコを吸うシーンの是非論」を思い出す。最近ではNetFlixがPG13などの指定を受けている作品では事実の正確性に反しない限り、喫煙シーンは描かないと宣言。大人向け作品でも不可欠な要素以外では喫煙シーンは描かないとのこと。

「ハリウッド式映画製作の流儀(フィルムアート)」のp89-p93を読み返すと「映画が持つ影響力」についてプロデューサーらが「作り手には重大な責任がある」との見解。「映画を観たからと言って実際に何をするわけじゃないよ」と考えが浅い人を一蹴、に同感。すると映画製作もSDGsの「作る責任」などに該当しそうだけど・・・。完成した作品で判断される業界において間接的と思われる事項は優先度が低い(本当はブーメランなんだけど)

映画だったら興行成績、テレビだったら視聴率、Youtubeだったら視聴回数だけど、稼ぐために責任や環境を軽視しても良いとは思えないけど、「きれいごと」とも思えて難しい!今年作られる映画は確実に疫禍の影響を受けた作品になるだろうし、そもそも製作本数が少ないはず。「2ヶ月間、全国の映画関係者が自宅待機なんて想像したことなく、色々と考えさせられましたよ」と関係者。日本映画が更に発展しますように!

2020年8月31日月曜日

映画から学ぶ

第二次世界大戦の終戦から20年もたたないうちに、日本ではこういう映画が作られていたんだと「妖星ゴラス(1962)」「海底軍艦(1963)」をアマゾンプライムで鑑賞、日本映画勉強中。20年前と言えば2000年、ほんの少し前と思いたい所だけど戦争で焼け野原のイメージが強い中でこれだけの娯楽作品を作っていた映画人に敬意をいだく。宇宙船の操縦席に潜望鏡があっても、海底人の容姿がゴーグル丸出しの海人に見えてもいいじゃないか!

CGもフィルム・コミッションもない日本で、今では考えられない短いスケジュールで撮影をした円谷組の知恵と工夫、そして本多猪四郎監督はスゴいと思うわけです。当時は調べることにも限界があり、あのような世界観や怪獣、海底軍艦などは全て想像の賜物で創意工夫の塊だったと思うと日本映画も面白い!と違う見方をしてみる。それにしてもエキストラなどは島民総出だろうか?

日本を含む世界の撮影現場は今、制作側、演者側を問わず大変革に突入していて、昨日まで行われた香港FILMART(国際映画マーケット)はオンライン開催。ベルリン映画祭では男優賞・女優賞を廃して俳優賞に統一、フランスでは環境に配慮された循環型撮影が始まり、各地の撮影現場では衛生班による衛生管理が常態化。世界中で激変している様子は「フィルム・コミッション直送便」で書くつもり。

2020年8月29日土曜日

情報料理人

情報自体に形はないけど、文字に起こして図を書き込んで視覚化すると形(≒見えるよう)になるから不思議。壁一面に思いつくまま書き出して、パッ!と見ると、その「手間」や「情報量」などの可視化に自己満足するのは瞬間だけで良い。書き出した情報は必ずしも整理されておらず、また情報同士の相関性も見えにくいから、情報は常にバージョンアップしないと陳腐化する。えぇい!と一面に貼った情報を丸めたらハンドボールほどの大きさになった件。

この「バージョンアップ(更新)」は整理や工夫が伴い一苦労する(清書じゃない)。書いた情報を価値あるものに変換するには因果関係を見つけたり、結果を導いたり、流れを作ったりしないといけないから時に俯瞰し、時に近づいたり、上から見たり、下から見たりすることで情報は価値ある多面体の塊になる。10枚ほどの模造紙は3枚まで凝縮されて全体を網羅することができた。

事実だけを並べてもそれ以上もそれ以下にもならず、かと言って情報量が多すぎても余計な手間がかかったり。そして何のために情報を活用するかの目的がないと伝わらないし・・・。情報を好み通りに調理する情報料理人のような人(分析や解析で終わるアナライザーとは似て非なり)がいたら頼りたい。情報が整理されると何が良いって「この先」を考えられるのがいい。

2020年8月28日金曜日

地域づくりを伝えるラジオ

1年間に50回の放送と計算するともうすぐ8年だから400回近くになる「週刊ココ大ラヂオ」。南海放送ラジオのCSR活動、と勝手に思い込み「愛媛の地域づくり、身の回り」について毎回、思うまま・感じるままに喋る25分。
当初は杉浦綾さん(元副学長)と2人体制でしたが、3年ほど前から1人体制になり、最初こそオロオロだったけど「ラジオエッセー(随筆ラジオ)」として手応えを得ていて南海放送さんには大感謝。

と思うのも、(1)「一発収録」できるようになった≒NGナシ。読み原稿は用意せず、手元にあるのは間違えてはいけない数字や固有名詞程度。収録は最後まで通しで喋り、「与えられた時間で情報を整理し伝えられる技術」を得た(と思いたい。)(2)「反響がある」がくすぐったい(笑)。現在、ココ大ラジオは毎週日曜日9:30〜なので、家や移動中に聞いてくださる方もいて、「今日のは考えさせられた」など、直感想に感謝。

(3)愛媛県内で地域づくりを伝えるラジオ番組は少ない。市政や大学による放送はあってもNPO法人が地域の魅力発掘など地域づくりについて専門に話すラジオ番組はない、だから貴重。←と、他県の方に指摘されて気づいた。昨今の状況下でラジオへのニーズも高まっていると聞くし、radikoでも聴けるとのこと。「これまで」にも色々とココ大ラヂオについて記していたことを忘れて書いてた!

2020年8月27日木曜日

研修は笑ってナンボ。

「現実的かつユニークな」河内晩柑のPR作戦を考えるに際し、NGワードを3点伝える。(1)アプリの開発→アプリを開発してSNSで〜などのアイデアは現実味がないのでNG。(2)河内晩キャン→前回に出たアイデアで面白すぎたのでNG、河内晩キャンは“こみきゃん”のお友達らしい。(3)KAWACHI48→これも前回出て大笑いしたけど、今回も出そうだったので先手でNG、本題から外れそう。

すると「かわち ヴァン」という主人公がいまして、その彼の活躍の中に河内晩柑を登場させる物語風PRはどうでしょうか?と発表があったり、「コラボレーション」で他と相乗効果を狙うPRはどうでしょうか?と言うアイデア、テレビ番組風にしてYoutubeにアップしたらどうか?とあったり、これからの愛媛を担う新規採用職員、侮れません。「自由に発想できて刺激的でした」とアンケートコメント。

単に面白アイデアを研修目的にしたのではなく、大笑いした後に伝えたのは「正解・不正解のない問いの中でどう生きるか?」。今までは正解が求められ、正解を出す能力で評価されてきたけど、社会に出ると正解、不正解のない問も多く、今後は更に増えると思われる中でどうするか?「正解を探そうとしないで欲しい」と伝え、「常に自分に問う(自問自答)」の大切さを伝え、自分で考え抜く力を培って欲しいと。

2020年8月26日水曜日

オリジナルクラフトジンづくり。

東温市だったらイチゴ、バジルなど。久万高原町だったらリンゴ、トマトなど。松前町だったらエダマメ、ハダカ麦など。伊予市だったら唐川ビワ、中山栗など。砥部町だったら柑橘、七折小梅など。松山市だったらブドウ、柑橘など。これらの特産物を「一つ」にまとめ上げられる品は何か?と検討した結果、たどり着いたのが(クラフト)ジン。そして「道後ジン」として先駆けられていた水口酒造さんに6市町が集まり作戦会議。

「果物だけでは甘さしか主張できないのでパンチにバジルとかもあり」「ジンの特徴の一つは香りと飲んだ後の風味を楽しめる所」「スパイシー、ウッディ、スモーキーなども出せます」など、単に味や飲みやすさだけでなく、香りや風味など複雑に絡まった素材の魅力が特徴とのこと。お酒を1適も飲めないのに、この企画の先導役を務めることになり「このオリジナルのクラフトジンをどう魅力的にするか?」を考える。

「この1本で6市町が楽しめます」は基本、だけどベタ過ぎ。凝りすぎるとコスト増に繋がる。そもそも「誰に、どんなシーンで飲んでもらいたいか?」「このクラフトジンに期待したいことは何か?」を考える。せっかくの機会だから「想定を1つ、2つ超える」成果を狙いたいのが預かった立場の意見。いただいたサンプルで「河内晩柑+炭酸」と割って飲むと「これは美味しい!」と我が家の専任試飲係(妻)。

2020年8月25日火曜日

気分はジェットコースター

(あれ!?予定ナシの丸1日なんて久しぶり)とカレンダーを見て(ラッキー!)と思ったのもつかの間(あぁ・・・、そうだった)と気持ちが凸から凹へ急降下した件。本当なら急ピッチで準備をしてきた作品の撮影日だった!撮影前日までFCは大わらわだけど、いざ撮影が始まるとFCは現場監督的な立場になる。特に初日は予期せぬトラブルも多く撮影を見守るのために丸1日空けておいたのだった・・・。

今回はコロナウィルスの感染拡大防止に、ロケ支援撮影におけるガイドライン&チェックリストが適用されてから初の撮影だったから、その点についても状況を見守る必要があったけどお預けとなる。撮影支援に確保していた数日がポッカリ空く。ピンチだけどチャンスに変えるしかなく、何かできることはないか?と思ったり。「作家デビュー」を意識した時もあったから書くか!?

残念だけど今回も貴重な経験に間違いない。不可能と言われた撮影を実現したこと、撮影中にパトカーに乗って警察署へ行ったこと、スタッフと大げんかしたこと、絶体絶命のピンチに突如救世主が現れたこと、門前払いで凹んだ日々、エンドロールで涙を流す歪んだ映画愛など、意外と事実・現実の方が作品よりも面白かったり(今、思えばですが・・・)。と、思うと、やはり私はツイてると思う(涙)

2020年8月24日月曜日

涼しい愛媛

日頃の運動不足解消に散歩をしていますが、愛媛県庁裏から進めるこの坂道だけはいつも難敵。散歩しながら色々考えることを日課にしていますが、この坂道の時だけは特に降りる場合「転ばないか?」「ガクッと行かないか?」など他に考える余地を与えない坂道、20度以上の傾斜角はあるのかな?急角度な分、松山城への道へ驚くほど早く着けるのが魅力。くれぐれも落ち葉には気をつけよう、落ち葉を踏んだら滑ります。

「城山周辺には鎧武者の幽霊が出るんですよ、特に〇〇町。」と教えてくれる。「涼しくなるねー、いいね。」と話を合わせるのも(恨みつらみなどであり得るかも)と話に乗ったり。松山城に続く裏山の獣道には「大きい穴」があって、幼少だった我が子たちと遠足などに来てはワーキャー!言って騒いだっけ。巷では「幽霊寿命400年説」が流行っているし、やはり夏だと涼しい話に感度が高くなるねとなる。

隣町には写真を撮ったら無数の手が出ていたという池があると言うし、どこで聞きつけたのか、Jホラーで有名な某監督チームが某地へシナハンにやってくるし、ギャグマンガから恐怖映画まで描く漫画家原作の作品をスリラー、ホラーにピッタリな建物で撮影したいと相談されたら「勘弁して!」と断られたり・・・。その他、スリーピーホロウのような伝説もあったり、不思議な言い伝え、現象も意外と多い愛媛を知った週末。

2020年8月23日日曜日

地域の課題改善は

14名の参加者は地域おこし協力隊がいたり、自治体職員がいたり、学生がいたり、NPO活動をしている人がいたりと職種も年齢も経験も性別も異なる方々。
この「地域づくり人養成講座(主催:えひめ地域政策研究センター)」の受講後は地域(地元)にて活動を実践される人も多いと思う。特に地域の課題を改善する事業に取り組む場合は単に独り善がりにならぬよう、多面的に物事(課題)を捉えなければならない、と伝える。

多面的と言うのは「その課題の関係者たち」「課題解決と思いきや新たな課題発生の可能性」「課題の原因や背景」「改善に取り組む面々」「対処療法から根治療法へのスキーム」など、これまで一面的と思われた課題を解決しても裏側では違う問題が発生しているかも知れず、色々な事情が複雑に絡まっていること多し!だから知見を持つ方々が協力して取りかかなければならないと伝える。

取りかかるコトは「改善事業」と同意語だけど、月日が流れると本来なら課題を改善する手段であるはずの事業が目的化してしまうこと多し。当初に掲げた目的が形骸化すると手元・足元の些細なコトが気になりもめる。目的化してしまった事業に意義はなく中止などになり、課題改善は遠くなる。本来なら踏みとどまり工夫や知恵で乗り切れるけど正論に聞こえる「アイデアキラー」が厄介。写真はセンターの越智さんから拝借。

2020年8月22日土曜日

人のフリ見て我がフリ直せ

興味があったテーマだし、無料だから受講したオンラインセミナー。教える立場は勘違いすると独り善がりとなり、ココ大の理念である「先生も生徒も互いに学びあう精神」が失われると思い、参考にと受けたらヒドかった件。
何がヒドかったのか一言で言えるほどヒドかった点は【単に知ってるコトを話していた、並べてた】だけ。人のフリ見て我がフリ直せ・・・反面教師で、ありがとう!と言いたいくらいだった。

具体的に書くと生々しいからスポーツに例えると、野球ならピッチャーが投げる球種にはストレート、カーブ、シュートなどがあるから「見極めること」。サッカーならキーパーはゴール中央に立っているのでシュート時は「駆け引きをすること」。水泳ならスタートが大事だから「意識を集中すること」。など正論を並べても異論を唱える人はいない。しかし「どう見極めたらいいか?」「どう駆け引きをすればいいか?」「どう意識を集中すべきか?」という肝心のポイント(聞き手が知りたいこと)は言わなかった点。

要点を言わなかった理由は「参加者の職種は様々だから」と、これまた正論。3年前にも同じようなコトを書いてた。そしてチャットに講師との私語のようなコメント。結局は私が講座を見極められなかった力不足が起因してるけど、無料だからと講師も手を抜いていると思われてしまうのはもったいない。かと言えば情報量パンパンでパンクさせてしまうこともあるし、日々精進!写真は関係ありません、ロケハンで素敵だったため。

2020年8月21日金曜日

寄りかかる。

沈む夕陽に(良い一日だった・・・)と思ったイチイチ面倒な奴の心境は、①良いと思える基準値が一般よりも低く些細なことでも良いと思えたからか?②ここ数日間、大きな渦に巻き込まれ溺れる寸前から這い上がることができたからか?③新しい出会いにワクワクしたからか?正解は【全て】で「何て日だ!」と言ってもおかしくない日々だったのは事実。手ごたえや実感のない日々も嫌だけど、乱高下しまくる日々も堪える。

自分一人で行うなら1倍、二人で行うなら2倍、三人なら9倍、四人で行うなら16倍・・・と、関わる人が多くなれば多くなるほど成果や効果は広がると思っている。だから相談するし、お願いもする。現在もご縁をいただいている方も含め「全ての方とは1回目」があるわけで、初対面の印象で判断されたり、お願いごとの内容や成果・効果で判断されたり、いく先々で協力するか否かの判断は異なり、基準は多いはず。

そんな中で、大企業の上役になっても「面白がって」いただき、こちらからのお願い事項なのに「協力したいので何でも言って欲しい」と言われると感謝でしかない。「一人」ではできても「独り」ではできないなと痛感し、多くの人に「寄りかかって」物事は進むと知る。「君は引き出してくれる」との言葉。相手の可能性を引き出せたら、さらに数倍かも。自分の存在意義の糧にメモメモ。

2020年8月20日木曜日

眩しかった件。

50名の愛媛県新規採用職員へ研修。新規と言うと大卒というイメージが強いけど最近は、一度就職し社会経験を経て県職員になる方も少なくなく「即戦力として期待しています」と担当者。いつの間にか凝り固まってしまった思考や行動を、若い感性や社会経験からほぐしたり、紡いだりして欲しいと、6年ほどしか在籍しなかったのに偉そうに伝える(汗)。
終了後、学生時代から知っていた新規職員が挨拶に来て、すっかり逞しくなっていて親心に響く(涙)

今回、彼らが挑んだお題は「河内晩柑のPR向上大作戦!」河内晩柑生産量日本一の愛媛県ですが、県内外で知名度が低い!それを若い感性からどう発信・浸透できるか?50人が個々に考え、その後はグループでアイデアを持ち寄り、一つに絞りブラッシュアップして筋肉質のアイデアに変換して発表。笑えるアイデアが多かった中で、私の発想にはなかったのが「河内晩キャン(愛媛県のイメージキャラクター「みきゃん」の親戚?)」という設定。

「おねがいだから」でも書いたけど、その柔軟な発想や思考を持ち続けて欲しい。想像力、妄想力は大切と伝えたのは「正解・不正解のない問題の方が世の中には多い」から。正解・不正解の中だけで生きてきたら、正解を探そうとしてしまう。今後はもっと「不透明・不明瞭」になると思うと不安になる。だから一つの解決法として常に【問いを立てる(自問自答)】が大切で、自分を信じることで1歩を踏み出すことができるとくくる。

2020年8月19日水曜日

厄介な話。

問い合わせ数件、うち1件は「渡哲也さんがお亡くなりになりましたが、愛媛県との所縁ある作品についてコメントを」というムチャブリ(笑)。「えっー!?愛媛と渡さんですか?坂の上の雲で東郷平八郎役をされましたが愛媛にはお越しになっていません・・・」「そ、そうですよね・・・」と会話が途切れたら笑って誤魔化すしかない!電話口でも笑っているのがわかり「すみませんー!」と問合せの主。

「やりようはある」と思ったけど大変なのは分かる。目的を変えずに手法を変えることは「進化」、目的も変えず手法も変えない(何もしない)は「絶滅」。生き残ろうと思う人は手を組んだり、工夫したり、なりふり構わず行動するけど、中途半端なコンセプトや当事者に熱意がないと手間や面倒だけが負担となるとわかり消極的。この差は何か?と言えばズバリ!「どこを見ているか?」そして「想像力の欠如」が問題。

生き残ろうと思う人は「遠く(ゴール)」を見つめ、面倒と思う人は「手前(作業)」を見つめる。違う表現をすれば、生き残りたい人は目的を描けているけど、面倒と思う人は描けない。面倒と思う人は大抵、想像力が欠けていて作業量の多さ(手間)を理由にしたり、その面倒さを人のせいにする。困った人ではあるけどブーブー言いながらする人はまだいいかも。実はもっと困った人がいて、それは「思考停止」な人。全く考えず思考がフリーズしてしまうから厄介。

2020年8月18日火曜日

味よりも食感。

赤玉ねぎ、アボカド、ハンバーグをごまパンで挟んだハンバーガーだけど、パテは肉じゃなくて大豆。言われなければ全く分からない(ちなみにハンバーガーに定番のトマトは苦手なので私のは抜かれている)。わざわざ似せて作る必要なんて意味がないじゃないか?と思われる方もいると思うけど、世は既に「こんな」「あんな」「そんな」方向へ進み「選択肢の多い」時代になっていることは知っておいた方がいい。

「あれ」「それ」「これ」も私は食べる雑食。食べるチャンスがあるなら、色々食べてみたら良いと思う一人。愛媛県内だけでも鯛めしは2種類あるし、五色の素麺は献上品とのことだし、タルトと言われて出された品に東京人はビックリする。県外に行って郷土料理を食べれば、その土地の風土や文化を味わえるし、海外に行けば豪華な品から質素な品まで、その土地の食事事情が分かって面白い。で、自分の好みを決めるのはその後でいい。

とは言え、続々と登場する植物性食品の背景には、これまで「この美味しいをどうぞー!」的な一方的な提供から「相手に合わせた提供」が求められたから。そして、このニーズが想像よりも多くウォンツの具現化として各商品になった。で、味はと言うと美味しい。ホント、人間の味覚は意外とテキトーで脳で処理していると思うと(なんだよ・・・)となる。なので「食感」が重要かもとメモ。