「ヨーロッパは人が集まり、そこから学びへと繋がっているのに対して、日本は仕組みを先に確立して、そこへ学ぶ人を集める。」と、生涯学習などが専門の坂口緑先生(明治学院大学)。
どちらが良い悪いではなく、風土や性質などによって様々だけど、ヨーロッパと日本に共通項を見つけようとすると「場」があり、場の大切さを強調されてた。
その中で、デンマークにある「ABSALON(アブサロン)」の紹介が面白かった!
閉鎖される協会をFlying Tiger Copenhagenの創業者が買取り、地域の開かれた民設民営の公民館として2015年に開設。
すると、訪れたい人、何かしたい人、手伝いたい人、理由もなく立ち寄る人などが集まり、コミュニティが形成され、毎週60種以上のイベントが行われて、老若男女が交流しているとのこと。
そして目玉は「共同夕食(デンマーク語でfællesspisning)」という、いわゆる「ロングテーブル」な食事で隣同士が見知らぬ同士でも一期一会で対話するというもの。
食事はシンプルな大皿料理で、盛る&分ける、話しかける所からコミュニケーションが始まる。
日本の公民館は官設官営が多いから、ABSALONのような取り組みは難しいから、民設民営だけど、すると維持費は?と直ぐに思ってしまうけど、民設民営だから有償だけどサービス料は安く設定され、観光客も訪れるし、行政や企業からの支援もあったりと循環してるとのこと。
「教育は、児童期、青年期で停止するものではない。 それは、人間が生きている限りつづけられるべきである。」-ポール・ラングラン(教育思想家/生涯学習の考え方の原点を示した人)-
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