日記を検索

2023年5月27日土曜日

劇場映え作品考察。


個人の意見です。映画館は大きなテレビなのか?劇場公開作品でも「テレビで見てもいいかも?」と思う作品はあるし、テレビ作品でも「映画館で上映したらいいのに」と思うこともある。
そこへ配信制作会社も公開済作品やオリジナル作品をPCやタブレット、スマホへ提供し始めるから、(まっ、半年も待てば配信されるから、それまで待とう)は、ごく普通の思考と思うのは私だけか。

“劇場映え”する作品って何だろう?と思うと、【迫力/圧倒感】と思っていて、アクション、SF、恋愛、スリラーなどジャンルに関係なく、映像や音響、家では絶対に味わえない大スクリーンの3要素が揃っての迫力/圧倒感。
生まれて初めて映画館で二度も見てしまった「トップガン・マーヴェリック」は、THE 劇場映えする作品。今は配信系でも見れるけど、迫力/圧倒感を味わえないので見てない。
映画館でしか見れない作品って何だろう?

「映画館でイベントをしたいです。」と聞いた時、(あぁ、イベント会場と捉えているのか?)と思ったし、「家にテレビがないし・・・」と聞いた時は(あぁ、ウチにもないから分かる)とも思い、デカく高性能なテレビ=映画館と思われている事実をメモ。
ヘッドセットで大画面とかプロジェクターで大画面とか、映画館の良さが代替わりされているような。「特徴と消費者のニーズは決してイコールではない。」は本当。

無知の知アゲイン。


リスキリングが注目されて、同世代が大学院へ入学したりと、50歳を過ぎても学び続けようと我々。
そこへAIやChatGPTのようなRadical Innovation(これまでなかった革新的技術)に驚かされ「Moon Shot」と揶揄される、映画と同じ世界が現実になったり、Disrupt Innovationのように既存マーケットがDXで破壊的に置き換わったりして、何が何だか・・・と、時代にしがみつこうと申し込んだのが「DXデザイナー養成講座」

「これから求められる人材はDXデザイナー」と主催者が断言して、DXデザイナーとは「ソサエティ5.0の時代にビジネスニーズを発掘/発見し、新しい事業構想ができる人」とし、どんなに技術が発展しても、「使いこなすのは人であり、これまで以上に想像力が必要」と画面越しの熱弁に(おぉ!私?)と思っても、そもそもAIやChatGPTのような技術に疎いから大変!
わかったことは「無知の知」ということ。

受講生は日本各地から160名以上。Slack上には自己紹介が乱舞して、IT業界から公務員、建設業、大学事務、教員、科学者、観光業、医療系、学生など性別年齢と問わずいて面白い!
これから2ヶ月間、自己研究と課題研究をしていくようだけど、2ヶ月後の自分がどんな成長をしているのか?全く想像がつかない。
そして、主催者の「このような講座は対面ではできない。DXだからできるのです。」に納得。
早速、課題が出てるー!

丸くなるな星になれ。


初対面、それも5分程度の一期一会の方の一言にハッ!となる。
事業を考える時、それもDX化だと「現状の課題改善≒効率化、生産性向上など」の現状を議論のベースにしがちだけど、単に現状の置き換えとは違う・・・と分かっていたはずなのに落とし穴、いやタコツボ化。

自分の知識や経験だけでモノゴトを考えてはいけないと猛省。自己紹介でゼロイチが得意です。とか言ったのに全然ダメ!

知識や経験って時に本当に厄介!これまでの経験則らいつの間にか「考える範囲」を固定/制限してしまい、その範囲であれば描けて、描いた内容は悪くないけど面白くないこと多し。
せっかく考えるチャンスを得ているのに障のいい丸い内容でどうするの?と自問自答。
「丸くなるな星になれ!」はサントリービールの名コピー。
お金を払っても貰ってもない自由な機会なんだから妄想力を爆発させて、好き放題に書こう!だから、ターゲットは10年後の自分。

するとペルソナは「61歳、男性、仕事量が減った、国内外の旅好き、ロケ地を多く知っている、ネット利用多い、散歩好き、子供は巣立っている、妻は働いている、免許持ってない、飲酒しない、タバコ吸わない、健康不安など」となり、周りにも多くいるんじゃないかと。

2023年5月25日木曜日

ヒマなのか?


強制的なネットデトックスも数日が過ぎ、不便だけど必要な時はコワーキングスペースへ行ったり、自習室へ行ったり、ネットが繋がる所へいけば“しのげる”ので絶望はしてない感じ。

ダラダラとネットに繋ぐ時間が減ったのはいいけど、部屋にいると「時間を溶かしているかも症候群」に陥るので、朝散歩で約3500歩の30分、夕焼け散歩は5000歩の1時間、打合せがある場合も徒歩移動なので、ひたすら歩き、時には遠回りして帰ったり。ヒマなの?と自分でも思うけど、運動不足の解消と言い聞かせる。

オンラインミーティングがあり、テックアイエスさんのオープン時間(10時)に合わせて行く、もちろん徒歩で。初めての利用で使い方を紹介していただき、2階の個室へ入ると十分なスペースに水、お茶、コーヒーが無料ではないか!コーヒーを飲みながらオンライン会議に出席、自室よりも何倍も快適に過ごせてテンションあがる単純さ。

限られた時間なので全集中で作業に向かうと、ToDoリストを次々と消化できて、気がつけば3時間があっ!という間に過ぎる。
(快適だったなぁ・・・)と、後にすると「エールラボえひめの泉谷さんですよね?」と初対面の方から声がかかり、「はい、そうですけど・・・」と答えると「エールラボえひめのメルマガを読んでます!私も何か始めたいと思っていて!」と読者だった!
メルマガの読者と直にお会いする機会はないけど、実はこの一週間で3人目という奇跡!?少しでもお役に立てているのなら嬉しい限り。
これからもメルマガは描き続けないと!

社会実験は成功。


理事会と第13回目の総会が終了。何とか乗り切った一年と思ったら予想以上の回復だった件。
この3年間「不特定多数が同じテーマで集まる一期一会感」がウリだったココ大授業が、突然「禁止」となり、何もできなくなってしまう。

最初は(一年ほどの我慢)と思っていたけど、二年目も変わらず状況は先行き不透明となった。(このままではヤバイ!)と「授業の実施よりも授業を実施したい人の支援」へ転換するも、軌道に乗るまで2年かかった。

公益事業を支援できる人は意外と少ない。それも伴走支援という一緒に悩み笑い合える仲は更に少なく、そこを打ち出したら「鬼北町にぎわい塾」「エールラボえひめ」など、最前線で取り組む方々の応援団として声がかかる。
松山東雲女子大学では「ボランティア論」まで教えることになり、学生には「企画立案力こそ、ボランティアで役に立つ力」と伝えたり。それぞれのニーズへ的確なウォンツを提供できてよかったが率直な感想。

2023年の見通しを立てると2023年6月4日はココ大の13回目の開校記念日と気づく。
「NPO法人でメシは喰えるか?」という社会実験は、12年間稼げたから達成、先鞭をつけることができたと自画自賛(自分の中で・・・)。雇用も設立から11年間続けてみんな、羽ばたいていった。

これまでと「変えない点」と「変えるべき点」を整理すると、「最強ではなく最適」という時代の価値観に合った事業が残るという話を思い出す。(自戒を込めて)もっと柔軟に!

2023年5月24日水曜日

ネーミング大切。


どんなに優れたアイデアでも、消費者などが最初に目にするのは「商品やサービスの名前(題名)」だから、第一印象(パッ!と見)で「掴まないと」先に続かない。
掴むとは「エッ!ナニコレ」というやつで「半分わかって、半分わからない」が理想。
コピーライティングの領域だけど、せっかくなので自分たちが考えたアイデアにネーミングしてみると・・・ダメダメな学生達。内容を説明してしまう名前が多く「着物写真館」なんて、見たまんまで何一つナニコレ感がなくてダメ出し。

これまで、いくつものネーミングを手がけてきたけど「いよココロザシ大学」は私が直接考えたわけでなく、市民が考えた複数のアイデアを組み合わせた結果。そして市民学生や市民先生から「ココ大」という愛称で呼ばれた時は嬉しかった。

「NICECREAM」は妻と考えていた時に、ポロッとどちらかでもなく出たネーミング。
「青いダイヤ・赤いダイヤ」は梅の授業をした時に命名。
「中島恵に会いに行く」「北条豊に会いに行く」は地域を擬人化したもの。分かるようで分からない塩梅大切。

堅いネーミングは私からダメ出しが出ると分かった学生達は、徐々に崩れ始める(笑)。
萬翠荘を「魔法使いの館」とイメージしたのは素敵だったし、大正ロマンの体験を「温故知新~萬翠荘と共に~」と文学っぽく攻めてきたのもOK。「ちょっとレトロなメイド喫茶」なんて、分かるような分からなさがいい。学生達は(それでいいの?)という感じだったけど、見た人の心を掴まなければ無いのも同然。
常識とか固定概念とかに既に縛られている脳みそをほぐすのに精一杯。

審査員は自分勝手。


ひゃー!もう5回目なのねと「佐田岬ワンダービューコンテスト(通称:サワダン)」。
第5回目のテーマは「行きたくなるなる“ミサキ旅”」。第一回目から審査員の一人(審査委員長は内子町出身の冨永監督)として支えてるけど、誤解を恐れずにいうと作品の質が「落ち着いて」良くなったと思う。
最初の頃は「技術力」や「珍しさ」「ニッチさ」なども多く、驚きも多かったけど、一巡して目線が住民目線というか、地に足がついた感じ。

でも「落ち着いた内容」だけでは物足りなくなることもある。だから、テーマを自分なり咀嚼して再構成して落ち着きの中でも太く濃いメッセージをすえることになる。そして、その表現手法としてドローンやアニメーション、コメディ路線や家族路線などで作品は重くなったり軽くなったり。
とは言っても、全てがそうだと食傷気味になるので、黙っていても必ずエントリーされる「一発系作品」にも期待したい。この一発系は一回見ただけでは分からないことが多く、何回も見させる中毒性がある。

こんな感じで審査員は自分勝手(笑)。でも統一されているのは「作品を見た人が佐田岬、伊方町へ行きたい!」と思わせること。隣の人へ「このサダワンの作品見た?」でもいい。
募集期間が約一年間あるので、四季を通した作品づくりができるのは作品にバラエティ感を与え、「すでにPR映像として完成してるよね?」とは前回も出た感想。
このまま続けていくと、映像人の育成にも繋がり、私としてはFCだからプロになって撮影の誘致に繋がったらサイコーだと。

2023年5月23日火曜日

アレをしたいと。


「萬翠荘の魅力を体験できるイベントを考えるボランティア」
に取り組んだ女子大生達。
彼女達らしいユニークなアイデアが出揃い、次は「ブラッシュアップをしましょう!」と告げる。
「ブラッシュアップ?」とキョトンとする学生達。ブラッシュアップとは「企画やアイデアなどを見直し、現状より良いものにするために磨きをかける」こと。言葉の意味は理解はしたものの、具体的に「何をしたらブラッシュアップなのか?」が分からない様子だったので以下を6点を紹介する。

「目的の再確認」「手段(アウトプット)の再確認」「実施の前と後で何が変わるか?」「創出される価値(アウトカム)は何か」「企画内容に自分の“惚れポイント”はあるか?」「タイトルのキャッチー化」。
時間を渡すとワッー!と盛り上がる教室。質問にやってくる学生達、ツッコむ私。

計11種類のアイデアが出たけど、その中で多かったキーワードが着物やドレス、コスプレ、メイドなどの「変身願望」
非日常を体験したく、その場所に萬翠荘はピッタリとのこと。

どうして、そんなに変身願望があるの?と尋ねると、成人式などがコロナで中止になった世代でハレの日を知らず、閉塞感や窮屈さを味わっていて、弾けたいというか、普段の自分から離れたい感じ。

「萬翠荘でメイドカフェをしたいって、ボランティアでアレするの?」と尋ねても「しますよ!ってしたいです。」とサラリ。

2023年5月22日月曜日

気持ちよかったこと。


ココ大付属学園の話。「いつから募集を始めますか?」と言われて(先月、春編が終わったばかりなのに、来月は夏編の申込か!)と月日の流れにビビる。昨年度はのべ1347人が通ったココ大付属学園。

夏も3回目、最初に出会った4年生の子は6年生だし、1年生だった子は3年生になっている。3年前はコロナ禍の真っ只中で、ハーモニープラザも休館したけどココ大付属学園は使わせてもらい、保護者にとっても子ども達にとっても大切な居場所だったと振り返り。

(そう言えば・・・)と、子ども達のリクエストを思い出し、購入物の検討をしようとショッピングサイトでダラダラと見ていてたら「在庫限り!」というプラバンが目に入り、クリックすると100円ショップだとB4サイズのプラバンは110円(税込)が、88円(税込)になっているではないか!
一枚あたり22円の差は110円なら4枚買うところ、88円なら5枚買える!この一枚のお得はものスゴい価値。だって子ども達のプラ板熱は凄まじく、「毎日したい!」と言うほど。

でも「在庫限り」と言うのは、どれほどだろうと見ると「残り350枚」と表示されている!これまで、わざわざ買いに行ってた労力も削減できるし評価も高い、送料も無料!えぇい!と300枚と入力して購入!

110円の300枚購入額は33000円。88円の300枚購入額は26400円。その差は6600円、110円のプラ板が60枚余分に買えた。久しぶりに気持ち良い購入ができて大満足、これで「もうプラ板ないの?」とは言わせないぞ!子ども達!

興奮しすぎて反省。


その時は単に「すごいなー」とか「へー」とか思う「点」に過ぎなかったけど、そんな「点」が集まれば、一見して関係性が無くても、何かの拍子にグサグサ!と横串で貫けたり、パパッ!と連結したりすることがあるのが発想の醍醐味、世間では「閃き」という感じか。
車中で次の予定を聞いて、事前に情報共有のブレストをしてたら小さな「点」がコロコロからゴロゴロと雪だるま式に大きくなる。

大きな塊となると、周りとも共有しやすくなり、さらにブレストは進む。ただ、ココで疑問がわく(車中のブレストレベルで盛り上がるアイデアなら、すでに実施済なんじゃないの?)とシンプルなアイデアだったから、検索してみると・・・なかった!「えっ!本当なの?」と調べきれてないまま、打ち合わせの場に着いて、そんな話をする予定なんて全くなかったのに尋ねてみると・・・。

「ないですね、記憶にないです。」となり、顔を見合わす我々。一枚の資料もなく車中の妄想を説明。所々に意見を求めると、相手からも新しい意見が出て「アイデアの隙間がハマる瞬間」を得る。

「もしかして、できそうかも!?」となり「どこから切り取っても死角がない!」と勢い付き、当初の予定にはなかった話に盛り上がり打合せは終了。「興奮して話し過ぎました・・・」と反省するも「メチャメチャ、面白かったです。」と言っていただく。

FCのDX化。


「フィルム・コミッションのDX化」を話題にすれば、「撮影の相談時に複数の窓口へ申請を出す現在から、FCにさえ申請すれば関係各所にササッー!と行き渡り、関係各所では中身の精査はFCが済ませているので日時などの確認だけでOK。」は神のよう。

FC自体は「ワンストップサービス」をウリにしているので「〇〇に申請や相談すればいい」という情報についてはワンストップだけど、許諾に関してはワンストップではない。オンラインやデジタル化が進んでも一部で紙のやりとりだと、DX化の恩恵は受けられない。

海外の撮影関係者がロケハンだけで来日するのは労力も費用もかかるので「オンラインロケハン」で、来日した際の成果や確度を高めようと北九州FCなどが提唱した「オンラインロケハン」はDX化のよい事例。
予めロケハン候補地にスタッフなどが配置され、あとはオンライン上で見るだけ。この場合、仮に四国でロケハンをする場合、隣県に行くだけで2時間かかるのが「じゃあ、次は高知FCさん」と2秒で次にいける。
ロケハン中に偶然立ち寄った場所がロケ地に決定!というミラクルは起きにくいけど。

県内に100ヶ所以上あるロケ地を聖地巡礼したい時、どうしたら効率的にみて回れるのか?飛行機や船、電車で玄関口に降りたってからの「二次交通の利便性」は地方での悩み。
レンタカーを借りない人もいるから、アプリで行き先を入力すれば、行き方が複数提案される・・・はGoogleマップであるけど、入力した順番でルート表示だから、そうではなくて複数場所の距離や交通手段から計算して最適・効率的なルートを表示できたら、聖地巡礼でなくとも旅人から評価を得られると思う。妄想で終わるのか?

顧客体験は自分から。


愛媛県西条市には日本一の売上を誇る「町の電機やさん」があるらしい。そんな話を伺いながらのブレスト。
家電はメーカーによって機能などが異なり、その異なりを「特徴」としてPRしているけど、優位性は新発売から半年程度で直ぐにライバルから同じような機能(特徴)を持つ商品が売り出される昨今。

そもそも、家電には機能的価値に大きな差はない。電子レンジは温める、掃除機は吸う、食洗機は洗うなど。
すると、情緒的価値に違いを出すことが差別化に繋がるので一生懸命になる。でも、情緒的価値は一人一人異なる価値観に訴えるもので、かつ曖昧で抽象的なことも多く、顧客の心を掴むにはブランドなどの信頼性や認知度、過去の体験などがポイントになる。

ブランドといっても一日で成されることも、得られるものではなく、いつ確立するか分からない不確かな要素だから、期待はしてもため息もでる。
じゃあ、どうするの?となるけど、私だったら目の前の価値を体験してもらい共有することに注力する。差別化しにくい、不確定要素が多い中で、できることは目の前にいる一人の興味関心者を満足させることで、満足させるためには何ができるか?細部までリアルに描く、落とし込む。

10人、100人、1000人の共感を集めようとしても最初は一人から始まる。
顧客体験(≒カスタマージャーニー)とも言うけど、実は目の前にいる一人と言うのは「自分自身」ということを忘れてはいけない。

足して増して剥がして引いて


企画する時は、とにかく最後まで書いてみる。アイデアが出なくても一先ず埋めてみる。モリモリして一晩以上寝かせる。日が経って見直すとアラが多いのが分かるから、引くというより剥がすという感じでベリベリ!と余計なコトを削ぎ落とす。
そして引き算に入る。表現は同じだけど字数を少なくしたり、言葉を入れ替えてみたり、時には引いた後に足してみたり。でも結局字数は少なくなるようにする。

標準的な構成は「企画対象を取り巻く現状」のあとは「企画をする背景」を示し「企画の特徴」を明確にして「具体的な提案」へ進め「狙うターゲット層」「ステイクホルダーのメリット」「スケジュール」「費用」「体制」「最初の一歩」と落とし込む。「懸念事項」を入れてもいいし、必要なら「これまでの実績」を添えてもOK。

一ページ、一項目にしたら引き算をしてミニマムでも10ページ以上になる。
仮に10ページの企画書でも全ページが文字で埋め尽くされていたらゲンナリする。文字は理解しやすいけど、読み手がどんなイメージを描くは分からず10人読めば10通りのイメージとなり、共通・共有されるとは思いにくいで「図解」の登場。
「読む」ではなく「見る」で10人でも同じイメージを与える。これにより解釈の違いは最小限になり、文章と紐付けされているので理解も得やすいということ。

ピンチだけどチャンス。


強制的に「ネットデトックス」に陥る。GWからたくさん作品を観たし、数ギガのファイルやり取りが続き、Wifiの通信量が150GBを超えてしまい、制限がかかってしまったのだと思う。これって毎月リセットだから、まだ一週間もネットに接続できない。

ちなみに、何もしなくてもデータ通信は数百MB/日行われるとのこと。ウェブサイトへのアクセスはできない(正確に言うと送受信のデータ速度/量に制限がかかり、タイムアウトになる)けど、メールはかろうじてできるのでOK(それでも3MBの添付ファイルはアウト!)。スマホでテザリングすると、今度はスマホのデータ量が限度いっぱいになる!

ウェブにアクセスできないと、ココ大サイトや学長日記、えひめFCなどの更新ができないけど、来月になったらできるでしょう。と楽観モード。

ネットデトックスだから、その分の時間が空く。本を読むも一気に読むこともできず休憩、片付けをしようとしても、すぐに終わる。昼寝すると今度は眠れない・・・。じゃあ、朝散歩に夜散歩をすると気持ちいいけど、普段と同じこと。

それならと遠出の散歩で総合公園まで行ってみる。キョロキョロ、ウネウネ歩き、約35分かかって展望台広場に到着。普段は松山城からの眺めが反対になり、改めて街のど真ん中にある松山城を知る。

展望台の広場では結婚を控えた?二人が記念写真を撮っていて、しばし見学。40分ほど休憩して、今度は違う道で戻ると約2時間の徒歩旅。いかにネット時間が多かったか、束の間のデトックス。

2023年5月19日金曜日

新しい学び3点。


先日は「ゲーム素材」として愛媛県へのロケハン相談がきたけど、今度はVtuberの撮影素材の相談。イベントのようだったけど、理解するのに必死だった件(だけど、半分も分かってないかも・・・)。
撮影素材をそのまま使うのか?それともCGに変換して使うのか?FCの領域か?とも思うけど、アニメ作品の時も「アニメ?」と怪訝されたのを思い出し、数年後にはゲーム相談もフツーになってる予感。

「フィルコミさん」と呼ばれたのは初めて。なんだか交響楽団のような響きだけど、フィルム・コミッションを縮めたら「フィルコミ」。そう呼ばれているとは分からなかったから、てっきり「作品名」と思い込み、途中から(あぁ、この人は我々を縮めて言ってるのね!)と理解する。相談内容自体は極めてフツーだった。
学生から「カエル化」も「病み系」も教えてもらった最近、新しい情報を仕入れる51歳。

2GBを超えるファイルのやりとりが頻繁なことに静かに驚く。その過程で「psdファイル」ではなく「psbファイル」の存在を知る。最初はファイルが壊れてしまったと思い込み、拡張子を変更しようとしたけど、これはNG。
psdファイルって2GB以上のPhotoShopファイルで編集可能を保持するファイル形式なのね。そして重すぎるファイルのやり過ぎでデータ通信に制限がかかったのがハイライト。

あたらよ。


食事に誘われて行ったのは2022年9月にオープンした「あたらよ」というビルの2階にひっそりと佇むお店。お通し、揚げなす、エビの揚げもの、刺身盛り合わせ、帆立の酒蒸し、じゃこ天、グラタンと次々と注文する若者、そして次々と並ぶ料理!
初対面の方とも、たわいもない話で盛りあがる。そして「ご飯もので締めましょう!」と、タコ飯になり、女性店主さん自らがタコ飯を持ってきてくださり、よそってくれる。

すると自然に会話になり、オープン日などを知り、注文を受けてくれたスタッフは、店主のお母さんと妹さんと知り驚く。「妹は仕事帰りに手伝ってきてくれているんです。」のエピソードに、「なんて献身的なご家族なんだ・・」と勝手に感動する我々。

料理は全てが美味しく、和食中心なのに「グラタンまで美味しいとは!」となったり。
個人的には刺身、分厚くて盛り方が素敵だった(ちなみに刺身の皿はヨシュア工房さんのヨシュアブルーが使われてた)。全て平らげて大満足で過ごした150分。まだ知らない人が多いと思うから、知られる前にまた来よう!

「じゃあ、次回はどうしましょうか?」と食べ終わった直後から次回の話。「ニューポカラ行ったことある?」と私ではないメンバーが口火を切り、「行ったことないです!」で決定。

2023年5月18日木曜日

授業はプレゼン。


「教科書がないのは何か理由があるんですか?」と学生。大学からも教科書使用の有無を尋ねられたけど不使用。
ボランティアとは何か?などの情報はネットで調べれば出ているから任せて、それよりは「考える授業」にしたくて、常に問いを投げかけるには自分で資料を作った方がよいと思いコツコツと作成して2年目。次回が6回目だけど100ページを超えた。

特に学生の声(意見など)を毎回共有するからおのずと資料を作るとPPT投影になる。結果、教科書よりも使い勝手がいい。
だから、授業は学生へのプレゼンテーションと思っていて、(どうしたら伝わるか?)は仕事と同じ。
見せ方とか文字の大きさとかレイアウトなどは問いに大切な要素で、自分にとってもブラッシュアップ機会になったり。体系的にできたら、それこそ「オリジナル教科書」としても使える。

質問も出やすい。話し合いの検討中の時は、図解の資料を見ながら「これって、こう言う意味でいいですよね?」などの質問も自分が作った資料で答えられるから的確に答えることができて都合がいい。
社会に出たら途端に資料づくりや企画書づくりなどを指示されるのだから、大学の授業でも取り込んで欲しいと独り言。

【授業】IYO夢みらい館第一期市民先生養成講座


「いしづち編集学校」でも「鬼北町にぎわい塾」でも「松山東雲女子大学」「イイトコ道後」でも企画を学びたい人(≒自己表現・自己実現したい人)が、体系的に学べる機会がない愛媛県。
あるとすれば「事業企画(立案)」で、創業や起業がゴールだから事業計画書の書き方などに行ってしまう。そうではない「企画立案」もあっていいはずだけど、ホントない。

学びたい、得たくても機会がないからIYO夢みらい館で作ったのが「IYO夢みらい館第一期市民先生養成講座」。
全4回シリーズで、第一回目が6月24日(土)10:30から12:30。ココ大がこれまで培ってきた授業の作り方の伝授が特徴で、抑えるべきポイントがわかる実践型授業。全4回を修了した参加者は10月21日、22日に予定しているイベントで自分の授業を実施可能!存分に自分らしさを発揮できます!

料理が好きな人、菓子作りが好きな人、写真(撮影)が好きな人、裁縫が好きな人、アクセサリーづくりが好きな人、本が好きな人、自然が好きな人、哲学が好きな人、お酒が好きな人・・・など、人にはそれぞれ好きなことがあり、蓄えた知識や技術などを共有したいと思う人が多いと思っていて、学びを通して市民先生が増えることで地域は豊かになり、IYO夢みらい館はその拠点になれると思った企画。

2023年5月17日水曜日

【授業】本とスパークリングワインの夕べ


コロナで世界が一変してしまい、その影響は零細で微塵な我々にもあって、授業は「不特定多数の人が集まるからNG」的な雰囲気になり、落ち着いてくると今度は「3-4人などごく少数の授業」が増えてきて、いつの間にかココ大へのニーズは授業よりも「どうやって授業を作ればいいんですか?」的なアドバイス役を求められるようになり、ココ大らしい授業が減ってしまった3年間。

でも、やはり「あの雰囲気はいいですよね!」と待ち望んでくれる人もいて、そんな時に「IYO夢みらい館」さんと出会い、多くの方の協力を得て通年で授業を行うことになりました。ご縁に感謝!
第一弾は図書館が併設されていることから「本」がキーワードとなる。これまでに本を扱った数々の授業が吟味されて「本とスパークリングワインの夕べ」が気に入れられる。
スパークリングワインの飲み比べをしながら、ほろ酔い気分で自分の推し本を紹介して、POPまで作ろう!という授業。

本って自分の好きなジャンル以外は手を出しにくいし、知らなかったり。
そんな食わず嫌い的な方に「新しい扉」のような授業で、私が進行を務めるけど、どんな本を知ることができるのか?楽しみだったり!
6月16日(金)19時からIYO夢みらい館にて!スパークリングワインとお菓子を用意してお待ちしています!

学生から教わる。


授業2年目で気がついて良かった!授業は「ボランティア論」だから、ボランティアについて教えているけど、ボランティアの考え方には「ボランティア活動へ参加したい人」もいれば「ボランティア活動を始めたい人」もいて、昨年は「ボランティア活動へ参加したい人」だけの内容だったのが反省。
学生の中には自らボランティア活動を企画して同世代を巻き込みたい学生が意外と多いのには驚いた。

だからボランティアへの考え方、意識は常にアップデートが必要で、自分たちが知っていた、体験してきたことは旧式で「今を的確に捉えていない」と学生達から教わる。
「知るだけは物足りないので、自分たちでも考えたい」などの感想もあり、授業への姿勢というか意欲というか、彼女達のニーズを捉えてウォンツとして提供できるかが腕の見せ所。
昨年はできず反省・・・。

「萬翠荘の魅力を考える」では自分たちが妄想したアイデアへの「ボランティア参加熱」が高く、私が参考までに示した例(七夕の夜に浴衣で一夜限りの夜空を眺め願いを叶える七夕カフェ)にさえも、新しいアイデアを足してボランティア参加意欲を出す学生達。
自分たちが活躍できる居場所を求めていて、どう受け止められるかは大人の役目なんだよなー。