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2023年5月22日月曜日

顧客体験は自分から。


愛媛県西条市には日本一の売上を誇る「町の電機やさん」があるらしい。そんな話を伺いながらのブレスト。
家電はメーカーによって機能などが異なり、その異なりを「特徴」としてPRしているけど、優位性は新発売から半年程度で直ぐにライバルから同じような機能(特徴)を持つ商品が売り出される昨今。

そもそも、家電には機能的価値に大きな差はない。電子レンジは温める、掃除機は吸う、食洗機は洗うなど。
すると、情緒的価値に違いを出すことが差別化に繋がるので一生懸命になる。でも、情緒的価値は一人一人異なる価値観に訴えるもので、かつ曖昧で抽象的なことも多く、顧客の心を掴むにはブランドなどの信頼性や認知度、過去の体験などがポイントになる。

ブランドといっても一日で成されることも、得られるものではなく、いつ確立するか分からない不確かな要素だから、期待はしてもため息もでる。
じゃあ、どうするの?となるけど、私だったら目の前の価値を体験してもらい共有することに注力する。差別化しにくい、不確定要素が多い中で、できることは目の前にいる一人の興味関心者を満足させることで、満足させるためには何ができるか?細部までリアルに描く、落とし込む。

10人、100人、1000人の共感を集めようとしても最初は一人から始まる。
顧客体験(≒カスタマージャーニー)とも言うけど、実は目の前にいる一人と言うのは「自分自身」ということを忘れてはいけない。

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