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2023年2月23日木曜日

支持される味は・・・。


「今ね、ココがプチ流行ってるよ」と教えてくれた甥っ子。彼は「あんな」「こんな」「そんな」タイミングでブログに登場していて、普段は音楽レーベル会社で権利処理関係の仕事に就いている(ちなみに本社はNYだけど、完全なリモートワークで世界のどこでも働けるグローバル系Z世代)。

「ナニナニ?」と尋ねると「コーヒーをアイスクリームのコーンに注いで飲むの」「どういうこと?」と見ていたら、内側をチョコ?か何かでコーティングしたコーンにコーヒーを注いでいて、コーンをカップ代わりに飲んで」いてビックリ!そして平日の日中なのに並んでいる!
こう言うのが流行るのね・・・と、どこの国でもアイデア勝負の商品や食べ方ってあるんだと思ったり。

すると今度は「SHUGETSUって知ってる?愛媛発祥のラーメン屋さんが隣町(ブラティスラバ)にあるんだよ」「SHUGETSU?周月?もしかして周平と関係してる?」「そうそう!」と写真を送ってくれた甥っ子。
「つけ麺」の美味しさは食べたことがあるので分かるけど、ウェブサイトを見るとフランチャイズに加盟した店が海外にあり、ブラティスラバでは支持されているとのこと。

「やっぱり日本食は美味しいよ」と甥っ子。食は世界で通用する秀逸なコンテンツなことに間違いなく、食事に限らず「お菓子も美味しい」と甥っ子。ヒントに!

2023年2月22日水曜日

白い煙突掃除人


「オーストリア料理を食べに行こう!」と「ツム_ヴァイセン_ラウフファングケーラー(白い煙突掃除人)」を予約してくれた義兄夫婦。
義姉から「この“煙突掃除おじさん”はラッキーチャームなのよ」「“煙突おじさん”って何?」と私。
聞けば煙突掃除人はヨーロッパでは広く知られている「幸運のシンボル」で、由来は各地で諸説だけど、共通しているのは煙突をキレイにしてくれる掃除人を見たらとラッキーとのこと。

そんなエピソードが面白く、ワクワクしながら到着!オーストリア名物のシュニッツェル(カツレツ)などをいただきご満悦。店員さんは男性・女性共にお揃いの衣装でホスピタリティも完璧、人に紹介できる店!
食事後、店員さんがきて小さな「白い煙突掃除人」さんが配られた!(おぉー!これこれ!こう言う「買えない≒プライスレス」なモノが刺さるんだよ!)と一人喜ぶ。

買えるモノもいいけど、こういう「体験から思い出を持続させるアイテム」はサイコー。
自分しか体験していないから、他の人へのお土産にはならないけど、自分へのお土産(それも“幸運のシンボル”って素敵)。
調子に乗りお店を紹介したハガキやマッチ箱もいただき、自分たちでは探せない地域の魅力を堪能。

どれだけ楽しめるか?


「高尾山とか登ってるんでしょ?」という流れで、「ウィーンの森に行こう!」と、お誘いをうける。ウィーンの森ってなんだか“どうぶつの森”っぽく、どこなのか?さっぱり分からないけど、これまで訪れた街では自然に触れていないので「ぜひ!」となる。
電車にのり、次はバスにのり、山道を上ってゆく。バスの終着駅は旅番組でよくみる「あの光景」で、先日訪れた国連やドナウ川などが見えて、意気揚々にハイキングスタート!

と、思いきや「ん!?この道は違うな・・・」と、いきなり道に迷う(笑)。来た道を戻り、気を取り直して再出発!
山道を歩き開けた景色は、写真のような「なだらかなブドウ畑越に見えるウィーンの街並み」。感激していると「あれ?さっきまで青空だったのに、あれは雨雲?」と言ったらポツポツ雨粒が降ってきた!「傘がない!」

30分前まで快晴だったのに雨雲がどんどん迫り、ポツポツ雨はザーザー雨になり、一つだけあった傘は妻が持ち、義兄と私はズブ濡れになりながら山道を降りる。でも、ここまで降ると楽しむしかなく、いい思い出になる(笑)ウィーンの天気は変わりやすい!
家に戻り着替えて休憩も挟まず、再び街に出てウィーンを楽しむ。何があっても“どれだけ楽しめるか?”は自分次第。

2023年2月20日月曜日

大いに甘える。


義兄夫婦との出会いは30年ほど前。NYで彼女(現在の妻)と知り合い、付き合い始めて紹介されて、当時から付き合っていた義兄夫婦。これまでにアメリカ、ベトナムなどでも暮らし、海外生活の方が長い。
そんな義兄夫婦に相談をすると、快く部屋を用意してくれてウィーン滞在の始まり。ホテルと違う心地よさがあり、コーヒーを淹れてくれたり、洗濯機がまわせたり、大いに甘えさせていただく。

我々も50代になり、これまでのキャリアからこれからのキャリアをどうするか?は重要で、夫婦同士、赤裸々に同じ話題で話せるのは30年前と同じ(笑)。
独断と偏見で書くと海外の人は職に誇りを持っている人が多く見えて、例えばアルバイトかもしれないけど、商品の説明(魅力)やお客(私たち)への心配り(おもてなし)がしっかり届き(これがマニュアル対応だったらスゴいな・・)という場面多し。

話を戻し夕食。義姉が用意してくれたのは日本食(豆ごはん、味噌汁、サラダ)+ウィーン(骨付き肉を削ぎ落として食べる品)の名物で、この3週間、全く口にしてなかった日本食。
「やっぱり、日本(食)はスゴイよ」とも話題になり、地域の資源をどう編集してコンテンツ化して売り込むか?
「ヨーロッパの人は日本文化(アニメなどから)に興味あるし、理解もあるから、ポテンシャルは高いはずだよ」と義兄。ヒントもいただき、大いに甘える。

2023年2月19日日曜日

初めてのウィーン地下鉄。


ブレンデッドトラベル/ワーケーション最後の地は「ウィーン(オーストリア)」。ココを選んだのは義兄家族が暮らしているから。一先ずゴールの地に辿り着き安堵。腹も減り駅前のホテルに直行しチェックインして、夕食はスーパーで調達しようとなる。
ウィーンの「スーパー」と言っても他国と大して変わらずだけど、パンや果物の種類、惣菜が違うかな?日本ではまだ高い「ヴィーガン食」も、ごくフツーに並び買い込んでホテルへ戻る。

夜なので街の雰囲気が分からないけど、ウィーン中央駅付近はビル群でこれまでのスペイン、イタリアとは全く違う大都会のイメージ。
で、翌朝に起きてベランダから見たらこの景色。こんなに幅が広い道なんて!幅が広すぎるから横断歩道を2つ渡らないといけない(一度に渡れることは少ないとのこと)。

ココから義兄家族の家に行くには地下鉄に乗り、一度乗り換える・・・。でも、ドイツ語が全く分からず、送られてきたメッセージと路線図を照合させながら確認。でも、その前に乗車券は・・・というと72時間、地下鉄やバスが乗り放題券を買う。
初めてのウィーン地下鉄。乗ってみれば快適で東京のように地下の地下の地下へ行くこともなく、乗り換えも矢印に沿って進めばOK(ホームは路線駅毎に一つなので迷いにくい)。

最寄駅に着いたら義姉が待っていてくれて、これでもう安心。あとはウィーンを満喫するだけ!

お互いによい旅を!


ベネチアの滞在は20時間ほど。家庭的な雰囲気で美味しい朝食だった「ヴィラ・カサノバ」を8時過ぎに出発。水上バスに揺られること45分「ベネチアサンタルチア駅」に到着。

いよいよ最終地、ウィーン(オーストリア)までは8時間の列車旅、まさに「世界の車窓」から気分!最初は「夜行列車」の乗る予定だったけど予約がとれず、10時発→18時着を予約。日中だし窓からの眺めも楽しめるか!と乗車&発車。


席はボックス席の2席で意外と利用者が多く、おじ様一人と相席になる。流れる景色を眺めていると、川あり街あり平原ありと変化が面白く山岳に入ると一気にゆき景色。

おじ様と「長旅は大変だよね・・・」と話しながら数時間すると「TRAVISIO BOSCOVERDE 駅」で止まるも発車しない。(あれ?)と思ったらゴツいライフル銃を持った軍人と警察官が車両に乗り込んできた!どうやら国境の街のようで一人一人チェックされたけど、少しビビる。


その後も延々と走る列車に景色を見るのも飽きる(笑)。作業もはかどり、あと1時間ほど、おじ様とも「あと少しだね!」と話すと「旅の目的は?」などの話題になり、「ウィーンで暮らす娘に会いに行くんだよ」とのことで写真を見せてくれる。

でも写真には女性がもう一人写っていて「マイワイフは去年、亡くなったんだ・・・」と寂しい顔をするおじ様。その後も話しているとウィーン中央駅に到着、「(お互いに)よい旅を!」と名前も知らないおじ様と別れる。

2023年2月18日土曜日

郷に入れば郷に従う。


これまでのBt/Wcでは「列車、地下鉄、飛行機、バス、トラム」と公共交通機関を活用してきたけど、ベネチアは船が公共交通機関。
自分が外国人になと異国を訪れると、先ず分からないのが「公共交通機関の乗り方」。大抵、乗り場には乗車券などを買う機械があるので、事前に支払えばいいけど、フィレンツェでは乗車券はグロッサリーで買ったり、バレンシアでは現金をトラムの運転手に直接支払ったり色々。

ベネチアの水上バスの場合は「24時間、48時間、72時間乗り放題」のパスが買えて24時間パスを購入。次は「路線」だけど地図が頼りで分からなければ聞くしかない・・・。
今回は事前に経路を教えてもらっていたから不安を抱えつつ大丈夫!と思ったけど、日本に来る外国人も、特に複雑怪奇な東京の地下鉄とか、同じに見えるプリペイドカードなのに使えないとか、混乱してるだろうな。

そして、船に乗っても旅行者は荷物があるから(荷物置き場もあるけど)バッグは前に置き奥へ。地元の人も使うから船は満席が多いから譲り合い精神が大切。
で、歴史的建造物や素晴らしい眺めをみて、ふと思う(これ、毎日が東京ディズニーシーじゃないか!いや、シーよりもスゴいかも!?)アトラクションのようと思っている間に目的地に到着!いよいよ街を散策!

さよならフィレンツェ!こんにちはベネチア


長男くんとわかれ、フィレンツェの次はベネチアヘ。4時起床でルーティンの作業を行い、シャワーを浴びたら既に6時30分、朝食は7時30分から。列車は8時39分発なので8時過ぎには駅に到着したい。幸いにして駅は10分ほどの距離なので8時に出ると決める。

パッキングを済ませて朝食会場へ。ここでもチーズ、ハム、サラミ、パン、クロワッサン、ゆで卵、ヨーグルトなど、シンプルなメニューだけど十分!個人的には「ジャムのディスペンサー」は日本にあるのかな?と思ったり。

電車はベネチアへ向けて順調に走行。ベネチアと言えばオーバーツーリズム対策に2022年から「入場料の徴収(夏は10€、冬は3€を予定)」が話題になったけど、その後、2023年1月からに延期と知ったけど、徴収されなかったような(でもホテルでは税金を300円ほど払った)。そんなこんなで海の上を走る列車は「千と千尋の神隠し」のような光景!ココがベネチアか!

宿泊は中心部ではなく、公共の水上バスを使い「リド」と言う島へ40分ほどの船旅、運賃は24時間乗り放題のパスが25€。着いたリドは静かな島で観光施設などはない。マネジャーのクリスティーナから教えてもらった通りに進み、ホテルに到着!
ベネチア滞在は20時間!街へGO!

2023年2月17日金曜日

お土産実話。


日本から持ってきた様々なブツを長男くんへ渡せて肩の荷が半分おりる(もう半分のブツはウィーンへ輸送中)。これがロストバッケージで渡せなかったらと思うと悲劇だった。
おかげでスーツケースの半分が空き、マドリード、バレンシア、バルセロナ、ローマ、ポンペイではお土産をほぼ買わずにいたので、(帰りのスーツケースは、もしかしてスカスカ!?)と、よぎるも甘い考えと数秒後に訂正。

Bt/Wcができているのは直接・間接で関わってくださっている方々のおかげなので、お土産探しに出かける。目ぼしい品を見つけても類似品が多くて定まらない。候補を見つけても「他店の方がお得かも?」と思い、探し続けて時間だけが過ぎる。
ピン!と来た品は類似品は多くても、その店でしか見たことがなく品質も確かめさせてくれる。調子に乗って価格交渉したら応じてもくれた!

執念にも近い「探し抜けば」本当にあるんだな・・・という話。この話、2種類のお土産で実った実話だから諦めなければ最後はハーピーエンドでスッキリもする話。
そして、スペースが空いたはずのスーツケースは少しずつ埋まりはじめ、(あれ?意外と埋まってる!?)と、抑えていた感情が理性を打ち破る。まだ、ウィーンでの滞在が残ってる!

親の気持ち。


長男くんと共にローマからフィレンツェへ移動(特急で90分!)。
済美高校を2年生の1学期に退学、シアトルのカレッジへ留学し、アートの世界へ進みたいと自分で探してきたのが「フローレンス・アカデミー・オブ・アート」。
奨学金も自分で獲得して自らを切り拓いている長男くん。
そんな長男くんが学校を紹介してくれると言うので、フィレンツェ中心部からバスで30分ほど揺られ下車、徒歩数分で到着。

学校は想像よりも静かで広く、一人一人が自分と向き合ってる雰囲気が漂う。指導する先生たちはスターウォーズの制作に携わっていたりなど、ユニークな実績を持つ方々から刺激を受けているよう。

そして、Instagramで見ていた作業スペースや制作途中の習作など、色々と説明してくれたのは自分と真摯に向き合ってる証で、親として嬉しい限り。
そこへルームメイトがやってきて挨拶したり、充実しているよう。父と母は菓子折りで(極めて日本的に)ご挨拶。

「描いたけど納得できなくて、描き直すんだよね。」と習作を見せてくれた長男くん。
演習提出日が迫っていて、その時間を確保したいからと親子の時間は少し短くなったけど、すごく嬉しくて、その判断に大賛成だった私たち。
親は子どもにどれほど寄り添えるか?私たち夫婦も互いの親にそうしてもらったんだよなと。

2023年2月16日木曜日

一発解決のラウロ。


「ラウロ!ラウロ!」と名前を聞いたら2回重ねてきた「ホテル_マルカントニオ_ローマ」のラウロおじさん(マネジャー)。
俳優のジョー・ペシ似(そして“しゃがれ声”)で、これまで数えきれないほどのゲストに対応しているからか、ホスピタリティが凄かった件。
チェックインの時は
扉を開けて「ウェルカムーーー!」だし、長男くんを待っている時は「座って待ってな!私が見てるから大丈夫だよ!」だし、とにかくニコニコして仕草もジョー・ペシそっくり。

ポンペイヘ行く朝は早いので朝食時間の相談をしたら「OK!クロワッサンを持たせるよ!」と翌日朝にクロワッサンが入った紙袋を用意して持たせてくれたし、チェックアウトの朝も早く、かつ荷物を預けたいと相談すると「日曜日は7:30に朝食を部屋に持って行くから!」「荷物は置いて観光してOKだよ!戻ってきたらトイレも使えるからね!」と、旅行者の突発的な現悩みを、その場で一発解決してくれる。

あまりの鮮やかな解決に「記念写真を撮ろう!」となるのは自然の流れで、「こっちで撮ろう!」とホテル前で記念撮影。
これまで、旅行者一人一人の悩みに柔軟に対応してるんだろうなと思うと度量の深さというか大きさに感服。
「しっかりPRもしてね!」ラウロおじさん。 ホスピタリィ度の高さから「ホテル_マルカントニオ_ローマ」はオススメできるホテルの一つ。

ホテル事情。


「ホテル」というと「宿泊施設として独立した建物」なイメージを崩されたのは、最初の宿だったマドリードの「アーティスティックB&B(AB&
B)」。
建物は5階建で、4階がAB&B。ワンフロアに6部屋があり、ワンフロアを“ホテル”と呼んでた。ちなみに3階には違う名前のホテルがあり、構造はAB&Bと同じ。だからアパート(エレベーター無)には2-3のホテルが同居してた。

ローマで泊まりラウロが世話してくれた「ホテル_マルカントニオ_ローマ(HMR)」も同じ。テルミニ駅から徒歩3-4分の駅近アパートの5階がHMR。4階、3階、2階もそれぞれ異なるホテル名だった。だけど、食事を運んでくれたスタッフと他階でも会ったからスタッフの一部を共有してるのかもしない。
HMRが入るビルは「エレベーター」が後付けで、回廊型の階段の中心部(空きスペース)に弱々しい鉄骨エレベーターがあったけど、乗るのが怖く遠慮・・・。

バルセロナでも街の中心部で泊まったホテルは4階と5階で他は異業種だった(なので入口が分かりにく場合がある)
ホテルビジネスにとっては常識かもしれないけど「建物をフロアでシェアしたホテルのビジネスモデル」はユニークで、ホテルを運営したい人も小規模で運営できるし、スタッフも共有できたら効率的。大規模、中規模、小規模と特徴があって面白い!

2023年2月14日火曜日

おいくら万円?


「コロッセオ見学が12時だから、その前に蚤の市に行こう!」となり、ローマ市内で毎週日曜日に行われている最大級の蚤の市へ。路線バス(乗車券は街角で事前購入、乗車後70分は乗放題)にのり9時に到着。既にオープンしていて両脇に並ぶ店!店!店!
洋服からアクセサリー、お土産、日用品、玩具、骨董品、レコード・楽器、食料など「ないものはない」と思えるほどの店と商品。「怪しい品」があっても買わなければいいだけ。

目視では確認できないほど先まで続く店。(これはナニ?どうして売ってるの?)など、よく分からないモノまで売ってるのが蚤の市のいい所。面白くてしょうがない。
1kmほど歩いて端に到着するも、折り返しはまた異なる通路があり、その通路は更に枝分かれしてる!でも商品は行きと異なり骨董品系が多く(どれどれ・・)と見ながら進むと・・・。
無造作に並んだテーブルに陽を浴びて透過が美しいオレンジ色のガラス器が目に入る。

妻が手に取ると「20€」と男性。蚤の市は値切りがコミュニケーション。「15€は?」と尋ねると、男性は「NO」と言ったものの奥の男性は「YES」。交渉成立でゲット。どう使おうかな、素敵なモダンなガラス器(割れないように持ち帰ろう)。
個人的に最も驚いたのが「絵画を山積み」で売ってた光景。見たコトないし、絵をそんな扱いしても買いたいの?と絵画好きな方々。

驚愕の遺跡。


「ポンペイ遺跡は行くべし!」と言われてポンペイへ。ローマから列車で一回の乗り継ぎを経て約3時間で到着、ポンペイに近づくと大噴火(西暦79年)にを起こした山が見えてきた!
すると隣席の男性が「あれがヴェスヴィオ山だよ!」と指差して教えてくれて、手前駅で降りて「チャオ!」とサヨナラ。
それにしても、ヴェスヴィオ山の凹んでいる部分が全部、吹っ飛んだというコト?とあまりにも巨大な山。

10時にポンペイ駅到着し、徒歩数分でポンペイ遺跡の円形闘技場側入口に到着。チケット購入時は「国名」を聞かれる(きっと調査と思う)。早速、中に入るもガラッーンとして人もまばら。
広すぎてどこから見ていいか分からず、片っ端から見ていき進んでいくと、大豪邸跡やパン屋跡、浴場跡など約2000年前の人の営みが今でも鮮やかに残っていて驚く。
2000年前で既にモザイク画やタイル床、フレスコ肖像画や幾何学模様などが生活の一部ってどれだけ余裕があったのかと・・・。

で、西暦79年の大噴火。町の中心広場から見えるヴェスヴィオ山は遠い。あそこから火砕流などが押し寄せ、津波、毒ガスで約2000人(当時の人口は1万人)が亡くなる。当時、地震や噴火の知識がなかった市民は互いに助け合ったが、毒ガスで全員死亡とのこと。そして5mほどの火山灰が昼夜降り注ぎ18世紀まで発掘されなかった・・・。
4時間、ポンペイ遺跡を隅から隅まで歩き回りヘトヘトになり、帰りの電車で爆睡したのでローマまで早かったのは言うまでもなし。

2023年2月13日月曜日

再会!


エル・プラット国際空港(バルセロナ)からフィウミチーノ空港(ローマ)までは100分ほどのフライト。相変わらず「ロストバッゲージ」の不安を抱えながら荷物がベルトコンベアーを流れるのを見守る。今回も出てきて安堵(本当はこんな不安は不要なんだけど)。
空港からは電車でローマ・テルミニ駅へ。チケットの買い方は空港内で教えてもらい、矢印の方向へ進めば乗れた。周りでは再会なのか抱き合う人多し!

ローマ・テルミニ駅到着。駅は松山空港より大きく広い!周辺には大浴場跡の遺跡などがフツーにあったりとさすがローマ。
ホテルは駅から徒歩5分(初めての地で宿泊する時は駅近がベスト)。このホテルで長男くんと待ち合わせ、彼が暮らしているのはフィレンツェだけど、283kmの距離を訪ねてくれる。
フロントで待つコト数分、長男くんがやってきて久しぶりの再会!色々と話したいことは多いけど、久しぶりの親子水入らずは先ず、周辺の散歩からスタート!

スペインでは全く感じなかったけど、ローマは地面が石畳の所が多く、事前情報通り、歩きにくい(歩道は平坦だけど、狭いので行き交う人とは譲り合いが必要)。そして“のぼり坂、くだり坂(アップダウンン)”も多い。
そして観光地から少し入るだけで静かな通りや公園があり、歴史と文化が絡まっているから、ローマをサクッとなんか語れないね・・となる。

ツッコミ満載ホテル。


各地のホテルを転々としていて、先日も「おしりの形は?」で便器の形が様々あることを書いたけど、話題は尽きない!
今度は3mほどの高い扉のクローゼットがあり、狭い部屋なのに(大きいなぁ)と思い中を開いたらハンガーを吊るす横棒も2.5mほどの高さにあり(えっ!巨人が使う部屋なの?)とビックリする。
またカーテンの代わりにブライドの部屋では“紐”がなく(開け閉めは?)と思っていたら、ボタンの自動開閉で(そこに、お金つかんかい!)とツッコミを入れたり。

あるホテルでは各種ボタンが一列に並んでいて(???)となる。ボタンの横には機能を示すイラストが描いてるあるので、大抵はわかったけど、「人間はボタン押しが好き」の心理を突いてパチパチ押してしまう。集中コントロールとでも言おうか。
さらに、このホテルは「自動ドア」がユニークで、一般的には“引き戸のドア”が多いのに対して、“開戸の自動ドア”なので、近づくとドアがフワッと動き、自動的に始まる。

建物の雰囲気自体はゴシック調なので、「ハリーポッターか!」とツッコミを入れたくなるも魔法使いのような気分で開戸のドアが動くのは面白い!
さらに、このホテルは24時間「食べ放題、飲み放題」でビックリ。だから早朝に出発する人も、深夜に到着する人も食事に困ることはなく、テラス席もあるから(次回があったらココにくるかも!)となったり。

自分に甘い。


これまでにニューヨーク、サンディエゴ、ホーチミン、ハワイ、香港で訪れた「LEGO」。
バルセロナ店はホテルから徒歩圏内と分かり(どれどれ)と入る。同じ通りにはアップルストアがあったから売上がスゴいんだろうなと推察。
店内入り口はスペイン/バルセロナのイメージをあしらったレゴ。奥にはレゴで作られた高さ2m超のサグラダファミリアが鎮座。我が子が大きくなり、行くこともなくなったレゴ店に久しぶりに入り興奮する。

最近は大人系の品(植物や絵画など)も多く、きっと日本にもあるだろうし、ネットでも買えるだろうと思い、「理性」で衝動を抑える。「自分の顔をレゴ化」するのは日本にもあるのかな?600€(87,000円)もするスターウォーズレゴもあったけど、子供じゃ買えないはず。
(手元に100kg超のレゴがあるじゃないか・・・全部バラしてしまったけど、同じようなモノは作れるはずだよ・・・)と理性が勝る。

(でも、レゴが大好きだった長男くんにプレゼンとしたいし・・・)と家族をダシにして、(ついでに私も・・・)と自分の欲求を正当化する。「人は理性で考え、感情で買う」は誰かの名言。で、こんなに大きな買い物袋になってしまった(中身は小さい)。
荷物を増やしてはいけないはずなのに、少しずつ(全て厳選してるつもり!)増えている。仕事も頑張ってるし・・・と自分に甘い!

2023年2月12日日曜日

第1章スペイン編終了。


5時起床、8時間の時差の間に届いたメールへの返信などを済ませ、7時に階下へ行き、朝食にチーズとハムのサンドイッチをつくり(24時間オープンのセルフ式)、サラダ、果物、フレッシュジュース、カプチーノといただく。部屋に戻り身支度に気合いをいれる。
マドリード→バレンシア→バルセロナとスペインの主要都市で過ごした8日間を振り返りながら(次はいつ来れるかな・・・。)と、良い思い出しかなかったスペインを離れる。

エルプラット国際空港へはホテルから徒歩数分の所にあるバス停から乗る。この空港行きバスは5分〜10分間隔で出発していて、いかに利用者が多いかの証拠。
空港へは30分ほどで到着し、空港に入ると、とても広い空間で(早めに来て良かった・・・)となる。
荷物が重く60€の追加料金を払い、次は手荷物検査に並ぶも前の人が持込禁止の水筒とジュースでひっかかり一悶着。でもルールに従わななければならず、その場で廃棄・・・残念。

異国の地での国際線利用は予期せぬこと(搭乗手続き、荷物検査などのトラブル)も多く、余裕をもって2時間30分前に到着したものの、何事も起こらず!?スムーズに搭乗口に到着、あれ!?1時間30分も余裕がある・・・。

第1章のスペイン編が終わり、第二章のイタリア編へ突入。搭乗が始まり飛行機の中に入るとスペイン語からイタリア語になった(当然だけど)!さよならスペイン!こんにちはイタリア!

祝!5,000,000歩。


「サグラダ・ファミリア」以外にも「カサ・ミラ」「カサ・バトリョ」「凱旋門」などが点在するバルセロナ中心部。歩くだけで楽しいので、移動は公共交通機関を使わずひたすら歩く。
気になったモノコトは写真に撮ってメモ代わり。
するとウォーキングアプリでの1週間の歩数計が100,000歩を突破。そしてアプリを入れた日から累計5,000,000歩を超えたとわかる。おぉ!バルセロナで記念!

2020年5月(コロナ禍の非常事態宣言で運動不足の解消に入れた)以来だから、33ヶ月かかって5,000,000歩。というコトは5,122歩/日平均を歩いていたことになる。
歩いたからとといって「全く痩せない」けど、歩くコトで全身の酸素は入れ替わるし、体を動かすことで気分転換にもなるし、なにより(今日も動いたぞ)と、納得感が高い。そう言えば、この3年間、風邪もひいてない。

歩かなけれな気づかなかったことに「信号機」が面白い!日本では一種類しかない(はず)だけど、スペインでは四角型以外に丸型もあったし、赤信号・青信号のモデルも男性、女の子(=子供)、親子の他に自転車が表示されたり。
地元民にとってはフツーなコトだから私が立ち止まり信号を写真に撮る光景は怪しかったはず。街には魅力がいっぱいあるという証。

友達について。


アドバイスは
「友達をつくることを目的にしない方がいい」。どんな関係性を友達と築きたいか?は察しがついて、友達という存在が自分の評価や自己肯定感、承認欲求のモノサシだと、その“友達”が自分と違う見解や予期せぬ内容だと(友達だったのに〜!)と、落胆や裏切りと思うのは映画だけか?
そもそも、自分の評価を他人に委ねてどうすんの?「あなた自身はどこにいるの?」と問いたい。

友達の定義は曖昧で人それぞれ。友達を広義で捉えれば「ココ大付属学園の子供たちから85歳のおジイさんまで」友達。狭義で捉えれば「親友」だけど、NY時代を共に過ごした親友とは30年も会ってない・・・。
誤解を恐れずに言えば、「友達」などのタグ付けやグループ分けをせずに、心地よい関係性を構築・維持できたら、それが友達と思えばいい。例えば1年ぶりの再会でも“前回の続き”のように話せる仲とか。

他人との距離感が掴めず、一方的なコミュニケーションで相手を戸惑わせたり、誤解を招いたり・・・。すると「凹みオーラ」は相手にガードさせて関係性は更にこじれさせたりも。
「一人と独り」の違いだけど「友達が欲しかったら、まずは自分が誰かの友達になりなさい。」と言いたい。
私なんてノーガードすぎて、スペインでも「写真を撮ってくれませんか?」と女性から何語で話されたかも分からないのにお願いされるのだから・・・。