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2024年1月24日水曜日

フレンドリー。


入館料は1,000円。天井が高く開放的なロビーは自然光が入り明るい。ゆったり座れるイスもあり、ガラス越しに庭も見える。床はフローリングで、靴を脱がず土足で鑑賞できるのはシニアや外国人にも優しい。
作品紹介にヘッドホンを無料で借りることができ、イヤホンジャックではないUSB-Cタイプもアダプター付き。

作品の紹介以外に作者の経歴、テーマについてなど60インチほどのモニターで映像紹介していた他、40席ほどのミニシアターでは3部構成(各数分ずつ)のドキュメンタリー映像で紹介。制作はNHK系でナレーションも聞いたことのある声だった。

幅広い通路の壁には作品が即売展示され、100万円/枚ほどの作品もあったり。
カフェも併設されていてコーヒーやホットレモン、スイーツが食べれて休憩もできたり。
小さいながらもミュージアムショップもあり、商品は充実していた。
ミュージアムショップ脇にあったトイレも綺麗で清潔感があった。

功績の年表が大きくパネル化されていたり、作品の遍歴なども紹介されていて、鑑賞に必要な情報をインプットしてから作品を見せていたので、作品がスンナリ入ってきた。

洞窟内を凹凸なども細密に再現した展示もあり、懐中電灯で見せる“
飽きさせない”体験型演出に、さほど興味がなかった私にも刺さる。

チケットは近隣施設の割引にも使え、閉館まで再入場も可能だったのでお得だった件。
作品は全て撮影可能だったので、来館者自身もPRできて更に人を引き寄せるフレンドリーさ。

2024年1月23日火曜日

露天風呂に浸りながら。


(この土手でTV版「がんばっていきまっしょい」の撮影をした記憶・・・)と、露天風呂に浸りながら乗り出して辺りを見渡す。自転車に二人乗りなど青春シーンだったかな。

コチラから10mほど先に土手が見えたということは、土手からもコチラが見えたということでスッポンポンだったけれど、夜だったし、知り合いもいないし、お構いなし。
撮影の時以来の入浴だから19年ぶり?の大三島マーレグラッシア。

露天風呂、塩風呂(体力が奪われるので5分間しか入ってはけない!と警告文アリ)、ジェットバス、ラベンダー湯、歩行湯など1時間ほど色々な湯に入って、のぼせ気味になったのが、この日最後のクライマックス。

サッパリして着替えを終えて、ロビーで寛いでいると終業時間の20時が近づき、館内には蛍の光🎵が流れてお爺さま、お婆さま達と一緒に退出。
2024年最初の大浴場満喫。

予定では、この後は近くの居酒屋で乾杯だったけど、コンビニでおのおの好きな食べ物を買ってゲストハウスの共有スペースでお疲れさん会に変更。

「こんな所には何もない。」と思う人には何も感じない所だし、色々と思った人には可能性を感じる所だし、要は“どんな意識”で地域を見るのか?

離島へのアンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み・偏見)を考えさせられた件。

Co-livig&Cafe SANDO。


今回の宿は大山祇神社の参道に構えている
ゲストハウス「Co-livig&Cafe SANDO」さん。私が選んだわけではなくIRCのOさんチョイス。お一人5400円(ファミリールーム宿泊)。
ゲストハウスと言えば直近で佐島の「ねぎねぎ/塩見の家」が記憶に新しい。
あんなこんなそんなどんなで書いてた。

1階はCafe&Bar、そこでチェックインと支払い。案内されたのは店を出て隣の通路から奥へ進み、ゲストハウス専用の入り口。暗証番号を教えていただき中へ。通されたのは一番大きなファミリールーム(2F)で、壁を隔てて共用ラウンジがあり、PC仕事もできる!本棚にはオーナー好み?のビジネス書や漫画、カード&ボードゲームなどもあり、家族連れでも楽しめる。

建物は3階建てでドミトリーがあったり、廊下の奥には貸出モノがあったり、洗面所も多かったり、トイレも綺麗だった。シャワーのみなので、車で5分の大三島マーレグラッシアへ。
宿泊時に困るのがコンセントで、少なかったり、あっても遠くにあったり。枕元に欲しい派なのでGOODだった。

夕食は外食予定がコンビニ。朝食にコーヒーを飲もうとインスタントの顆粒と思いきやドリップが用意されていて感激。

さらに感激だったのは、チェックアウトがラクで一通りの片付けをして、預かった鍵をポストに入れれば非接触で誰にも会わず退出できること。早朝出発者などにはストレスなし!
もちろん、駐車場もあり無料。オススメのゲストハウス。

その時がきた!


これまで数々のクラウドファンディングで挑戦を支えてきたけど、リターン(返礼)を得る出番がなかったコトも多し。
今回、大三島にも行くことになり、訪問地の検討の中で(あっ!確か・・・)と気が付く。

地域おこし協力隊として愛媛にやってきた小松さんが、5年前に大三島で島唯一のパン屋「まるまど」を開業するに際して行ったクラウドファンディング。
その際のリターンは「500円のパン割引券」。
ゴソゴソと探すコト10分、(おぉ!)とお礼の手紙も入っていた青封筒を発見!

営業終了時間(18時)間際に到着。店頭に立たれていた奥様にご挨拶すると、少し驚いた様子で「ちょっと呼んできますね!」と奥に行かれて出てきた小松さんと数年ぶりの再会。
「(売れて)少なくなっちゃいましたけどね。」と、言いつつも16種類のパンが並んでいて、説明してくれる小松さん。
ちなみに「まるかど」の特徴は「みかん酵母」を使ったパン。

3種類のブドウパン、ベーグル、抹茶ホワイトチョコなどを購入して、500円の割引券を活用すると500円ほどになり、勝手にお得気分になる。

で、壁に飾ってあったイラスト入りのショッピングバッグを見たら、ナント!奥様が直筆で描かれたイラストで記念に購入。束の間の再会時間。
記念とか言いつつ、大三島に行ったらまた行くけどね。

2024年1月22日月曜日

500年前の体験。


水軍レストランで満足なランチを食べた後は、お隣の「潮流体験」へ。
余談だけど、受付のお兄さんに「海鮮丼セットは、美味しくてお得でしたよ。」と告げると、お兄さんも「そうなんですよ、本当にお得ですよね。私も食べました。」と教えてくれる。
お兄さんは岐阜県からの移住者で、海無県から大島にきて、魚の美味しさにビックリしたとのこと。

オフシーズンだし、こんな寒い時に潮流体験をする人はいない・・・けど、ココに4名。
ライフジャケットをつけると「コレも着といたら?防寒にもなるよ。」とレインコートを渡され、これが海風を防げて大正解だった!

40人以上乗れる観光船に4人。約40分間の潮流体験という名の遊覧。船長も私たちしかいないからサービス精神旺盛に説明と操舵。

事前に“能島水軍博物館で予習”をしてきたから説明と体験がリンクして500年前の歴史を身近に感じたり。
以前に能島に上陸したことがあったけど、上陸当時とは様相がすっかり変わり、整備中で観光資源になる予定。
そして、船酔いもなく体験は終了。

今回の潮流体験は宮窪町からだったけど、海の駅いきいき館からも同様のサービスがあり「そっちも行きたいよね」となるも「それは今度、ご家族でどうぞ!」となる。

10年後。


「いよココロザシ大学しまのわ分校」と掲げて、しまなみ海道やとびしま海道の離島で魅力資源を発掘し、その魅力を授業化したのが2014年、もう10年前!
その一つに「地上最大級のものづくり!あっぱれ進水式」があり、しまなみ造船を訪れて巨大なタンカーの門出(ハレの日)を祝った授業。

その後、撮影には至らなかったけど「海賊と呼ばれた男」のロケ候補地にあがり、山崎監督らがロケハンに来た場所。

そんなスゴいモノづくりの現場に10年ぶりに訪れたら「1月23日に進水式」が予定されていて、タンカーがほぼ出来上がっていた。その大迫力は写真の通り。ちなみに無料で見学可能。

そして、その後は当時の授業と同じく「玉屋」さんを訪れてスイーツとコーヒーをいただきながら、オーナーに「実は以前に、玉屋さんで授業をさせてもらった者です。」と伝えると「あっー!覚えてるよ。ナントカ大学の方だね!」と覚えてくださっていて再会の感激。
「あの時は楽しかったよね。」と、わざわざ時間を作ってくださり、しばしの歓談。

なんと言うか、10年前に感じた味わいを、今、改めて噛み締めてる気分。あの時に自分なりに一所懸命にしたから思い出も多く、それが醸成されたのが今回。
ホント、未来は分からないから“今”を大切にという感じ。

2024年1月20日土曜日

空が広くなってた!


2024年の初出張も終わり、久しぶりに松山に戻れば郵便受けは溢れてるし、請求書に溜め息がでるし、ゴミと思ったら不在連絡票が紛れていたし、部屋は冷蔵庫のように寒かった。
一気に“私の日常”に戻ったけど、この不便というか環境が心地いいのは慣れか?アホか?

そして不在の間に変わったコトは、周辺でスクラップ&ビルドの最中だったお宅やビルなどの工事が終盤を迎え、空が広くなってた!これはいい!
掃除洗濯をして買い物や散歩をして愛媛・松山の空気を存分に吸って入れ替えも完了。

愛媛のPRをするとゼロイチのような選択肢があるけど、愛媛でも東京でもアメリカでもイタリアでも、その土地の良さはそれぞれ違う良さだからゼロイチで測っても無意味。

「外に出て(地域を離れて)分かる地域の良さ」は本当で、「理事長、地元にも来てくださいよ。」は私のもう一つの地元「多摩FC」。

「毎度お騒がせします」などのドラマ撮影があった地域で、何とも思わなかったけど「平成狸合戦ぽんぽこ」の舞台として話題にすると、へっーとなるから不思議。多摩FCの紹介。

「住めば都」とも言うけど、八王子18年→VA&NY6年→松山3年→東京2年→松山23年の現在、3年前から二拠点生活にもなり、今後どうなるかは未定だけど、当分は松山が拠点。
恵まれてる環境に感謝。

2024年1月18日木曜日

地域の代名詞。


「泉谷さん、これ食べてみて!」と「岩谷堂羊羹ひとくち」をくれた奥州ロケ推進室/おのみちFC。

「持ってきましたぜ!」と「どでか梅」を渡してくれたのは和歌山FC。

「えっ!モナカ?」と思わず漏らしたら「理事長はモナカ集めが趣味なんだよね?」と周りに???だった初対面の甲賀FC。

豪華な金色の箱から出てきたのは絵巻風のパッケージだった「仙台銘菓伊達絵巻」。「食べてほしい!」とせんだい・宮城FC。

「ぐんまちゃんもありますよー!」と「ぐんまちゃん旅がらす」をくれたぐんまFC。
他にも「きび団子」をくれた岡山FC連絡協議会。

「これは!?」と浜松FCが用意したのは「ゴジラ-1.0」のシルエットがプリントしたクッキー。他にも同じように支援作品をプリントしたクッキーがあった。

「みすゞ飴」をくれた信州上田FC、「ミレー」をくれた高知FCなど、各地のFCが持ち寄った【ご当地菓子】が集まる。
えひめFCは「みかんジュース」を持ち込み、あっ!と言う間になくなる。

各地のFCが持ち寄った理由は、映画映像制作者へ話題提供のため。全国ロケ地フェア終了後の意見交換会には多くの関係者が参加し、ざっくばらんな情報交換。
意外とこういう気兼ねない機会に何かが始まることアリ!

「こんなにバラエティ豊かで、持ち込んだお菓子のエピソードを話せるなら、これも一つのご当地コンテンツだよね?」となり、「理事長!企画して!」ともらった対価を求められる。

2024年1月15日月曜日

青山古市。


「渋谷蚤の市」から徒歩約25分(距離約2km)で国連大学に到着。
ココは何度も来たことがあるけど「青山古市」と初めて知る。古い半纏やアクセサリー、小物などが売られているけど、実はファーマーズマーケットの方が印象が強め。
実際に会場の多くを占めるのは各地からの野菜や果物、加工品や菓子。

何も買うつもりはなかったのに「はーい!甘いよ!食べていって!」と和歌山のみかん農家さん。
売り方が上手で「2024年のミカン福袋だよー!」と言われたので「じゃあ一つ福袋をください。」と伝えると、周りにも聞こえる大きな声で「1個500円の〇〇(名前は忘れたけど甘平系)を一個追加しまーす!」と袋に入れてくれて1500円。

和歌山のミカンも食べてみないとね!と思っていたら、また柑橘が売られていて「宇和島本」が目に入る!
聞けば店主の親戚が宇和島で柑橘農家していて直送してもらったとのこと、ブラッドオレンジまであった!
「愛媛なんですよ。」の定番挨拶から愛媛話で盛り上がった後に「カゴ(500円/盛)を一つください。」と伝えると店主から「オマケで1個追加しとくね!」とサービスをしていただく。

今日の「全国ロケ地フェア」で配るのだ!楽しい蚤の市めぐり。

渋谷蚤の市。


住友不動産渋谷ガーデンタワーで行われていた渋谷蚤の市へ。「Very old BAG.」と声を掛けられてしまう。
見ていたのはアンティークアメリカ製の巾着袋で、こんな時は、いちいち「日本人です。」と訂正するのも面倒なので「サンキュー!」と返す。
ここでは日本人である必要はないし、実際に訪れていた人の多くは外国人だったし。

で、隣店のアンティーク小物などを見ていたら「HELLO!」と、今度は店主が外国人だった。
また、自作の絵を売っている人がいて、よく見たら「ドゥモ」が描かれていたので(フィレンテェ?)と思ったら店主はフィレンツェの美術学校卒業のイタリア語講師で、「フィレンツェに行ったことはある?」「昨年行きました。」から始まったコミュニケーションで盛り上がる。

また一角では映画やコンサートなどのシーンを額にいれて販売していて、ギターケースに無造作にキース・ヘリングのプリント(ABSOLUT VODKA)が16800円で売られていた。1980年代にホットドッグやポパイなどの雑誌でよく見かけた広告。

眺めていたのを感じ取られたのか、店主が「お安くしますよ!」と声をかけてくれるも持ち金がなくお礼を言って退散。

いやぁ、土地柄なのか訪れる人の多くが外国人だし店主も外国人の多かった国際派蚤の市。
さて、次は青山古市へ!今回はハシゴ!

2024年1月14日日曜日

一人柑橘大使。


「はしり」とは「出始め」のことで、酸味が甘さよりも強いですよ。という親切な説明があった愛媛県産伊予柑(1個110円)。
上等!甘さを追い求める柑橘が増えてきてる中で「媚びない味(酸っぱさ&苦味)」は最高。何よりもスーパーで柑橘を見ると(愛媛産はあるかな?)と確認してしまうのは、愛媛ファンだから。*スーパーには和歌山産、熊本産など各地の柑橘も多く売られている。

色艶や重さの確認に一つずつ持って選んでいると、その様子を見てなのか、1人、2人が追随するから面白い。心の中で(オススメします。)と呟く。

そもそも伊予柑1個の値段は110円くらいなのかな?愛媛では頂くことも多いから値段を知らなかったり・・・。以前に甘平が600円/個で売られていたのには驚いたけど。
ケーキと同じ値段と思うと、もっとありがたみを持っていただかないと。

生果は充実してるけど、愛媛産の柑橘ジュースは全く充実してない。置いてあるのはどれも濃縮還元ジュースで生搾りジュースが置いてないのはもったいない。
「みかんジュースヌーボー」とか企画したなー。

ブツブツ呟きながら、一人柑橘大使は手に買い物カゴを持ち愛媛から遠く離れた店を物色。

2023年12月21日木曜日

勘違いのまま。


高尾山へ2023年の登り納めに。最後だから生い茂る6号路を上ろうとしたのに、うっかり1号路(舗装された道)にあがってしまう。

そして、1号路の途中にある団子屋が見えてきたら、いい匂いがしてきた!(599mの山頂まで残り半分、小腹を満たそう!)と自分に甘い。
串団子(400円)は「大福、幸福、裕福」を“三福”を意味してるとのこと。前に並んでいたのはアジア系外国人、そして後ろはアメリカ人。

「(私)お団子を一つください。」「400エン、プリーズ」とトレイを指差す店主。400円を払ったら「(店)ジャパニーズ ダンプリン ウィズ ソイソース OK?ワン?」と人差し指を立て、こちらを見る店主。
(あれ!?もしかしてワタシ、ガイコクジンと思われてる?)と思うも、そのまま「(私)イエス、ワン」と人差し指を立てる。ちなみに団子は英語でダンプリンというのを知る(ギョーザと思い込んでた。)

団子を手渡される時も「ベリーホット!」と気遣いされる。団子に絡んだ甘醤油味のタレが美味しく、アドバイス通り団子は熱い!
3つも食べると小腹は満たされ、串を返そうとゴミ箱へ入れたら「サンキュー!」と、店主には終始外国人と思われたようで、こちら「サンキュー!ベリーデリシャス!」と返して山頂へGO。小さな思い出。

2023年12月14日木曜日

情報量が多かった銚子電鉄。


「濡れせんべい」で赤字を改善させた程度の情報だった銚子電鉄。
電車が停車しているホームはJR線の奥(端)で、車両は年季の入ったレトロ感たっぷり。ちなみに駅数は10駅しかない。

乗車券(片道350円)は車内で車掌から購入。往復券を購入すると「外川つくしサン/鉄道むすめ」というキャラが描かれた切符を渡される。


車内は大正レトロチックな雰囲気。そして、走り出すと車掌さんのアナウンスの合間に流れる車内アナウンスの声が変わってた。

声の主は声優さんのようで、地域のPRを話す。(へっ~)と乗降口を見ると「ロボットと乗車できます。」とあり、見間違い?と思い、もう一度見ても「ロボットと乗車できます。」だった。LOVOTやロボホンなどとも一緒に乗車できるっていい。


さらに周りをみると、オリジナル?のアニメキャラが各駅の魅力や特徴を紹介していたほか、駅に着いた時に???と思ったのが駅名とアナウンス名が合致しておらず、「笠上黒生(かさがみくろはえ)駅」は「髪毛黒生」と表示されてたし、「本銚子(もとちょうし)駅」は「上り調子・本調子」と表示されてた。どうやら駅ごとに愛称があるらしい。


平日の午前中にもかかわらず乗り鉄、撮り鉄は多く、10駅しかないのに銚子電気電鉄は人気なんだと。

ちなみに松山は観光列車「坊っちゃん列車」が休止中。

荒磯に波。


銚子駅で銚子電気鉄道に乗り換え、犬吠(いぬぼう)駅まで約15分。犬吠駅は、それまでの電車からの田畑広がる眺めから、オープンセットに入ったかのような和洋折衷の昭和感漂う佇まい。

犬吠駅から15分ほど歩けば犬吠崎(灯台)。前日は暴風雨で空き缶転がり、落ち葉は舞ってたけど、訪れた日は澄み切った快晴。
目指す場所へは銚子市商工観光課が紹介しているフォトスポット「荒磯に波」に到着。

そう、ここは東映映画のオープニングで磯に波がバッシャーン!としぶく岩(荒磯)が撮影された場所。オープニングでは荒磯を背景に東映のロゴマークがズームアップで表示されるアレ。
実際は近くへ行こうとしても立ち入り禁止なので上から眺めるしかない。

訪れても特に何もなく、立ち止まる人もおらず、(わざわざ、そんな所まで行く?)という感じだけど、何が魅力資源になるか分からない。少なくとも私には刺さった。

ネット情報によれば、1954年公開の「旗本退屈男どくろ屋敷」に登場した「荒磯に波」。
すると来年は70周年!「いつの間にか名所になっていた。」との説明に、色々思うことあり・・・。発車時刻が迫り退散!

2023年12月13日水曜日

カオス感。


羽田空港を降りて向かった先は町田駅。妻と合流して「ぽっぽ町田蚤の市」へ。
蚤の市といえば、今年はローマウィーン東京立川などへも赴き、特に目的もなくブラブラと見て歩くのが好き。好きな理由は、想像もしてないモノコトに出会えるから。
ちなみに、ハンドメイドマーケットやクラフト市も好きだけど、蚤の市、ガラクタ市の方がカオス感(ゴチャゴチャ)があってカオス。

ぽっぽ町田蚤の市は実行委員会形式で、店主の他にスタッフの方がいて、値段を尋ねたりできる。季節柄か「冬物洋服のほか、クリスマス、正月系」など色々なもの(コートやセーター、クリスマスオーナメント、獅子頭など)が並び、この“興味あるんだったら自分で探しな!”感がいい(笑)

個人的に気になったのは、ダンボールに無造作に入っていた大量の折り紙や和紙はまさにカオスで、聞けば一つ100円とのことで(ココ大付属学園に使える!)と思ったものの、持ち帰るには重すぎると断念・・・。終始こんな感じで店主らと一期一会の会話を楽しむ。

「世界中の蚤の市へ行って、その様子をコンテンツにして配信したら?(=生きていけるよ)」と妻。そんなカオスなアイデアをサクっ!と言れる妻。
蚤の市が訪日外国人の目的になるかもしれないと妄想。

2023年12月9日土曜日

不思議しかない!


兼六園前の横断歩道で待っていたら、隣の女性がこちらをマジマジと見るので(道を尋ねたいのかな?)と思ったら「泉谷さん???」と言われて、脳みそコンピューターが猛烈に動き「〇〇さん!?」となる。

「えっ!どうして?どうして?ココにいるの!」と、驚愕した女性は金沢市のフィルム・コミッション担当者で長年の仲。「こっちこそビックリですよ!ATDCに出席してたんです。」「あー!そういうことだったんですね!」となる。そして立ち話20分で「またね!」となる。

でも、金沢市に来たから、せっかくなので金沢FCに連絡しようと思ったのは確か。だけど急に連絡しても迷惑と思っていたら会えるのだから不思議しかない!

21世紀美術館では記念撮影を親子づれにお願いされたら、カップルからもお願いされる。美術館を出て青信号を待ってると、外国人が近づいてきて「兼六園の入り口はどこですか?」と尋ねられ、券売所の前を通っていたから「この道沿いにありますよ」と伝えて見送ったり。

ホテルに到着すると、開業40周年(昭和58年12月)と言うことで飴をもらう。
何の計画もなく動いた結果に起きた偶然の出来事ばかり。理屈では説明できないことも多く、これを不思議と言わずして何を言うと言う感じ。

2023年12月7日木曜日

ムー少年は・・・。


金沢駅から徒歩20分の所にある尾山神社は藩祖を祀った神社。主祭神は加賀藩の藩祖前田利家と妻の芳春院(まつ)。
神社門は洋風にステンドグラスがあしらわれていて、境内には前田利家像が鎮座していたから、てっきり「前田利家の霊廟(墓)」と勘違いしてた。
尾山神社は前田利家の死後、子の利長が祀ろうと試みるも紆余曲折あり、利家とまつが合祀されている神社。霊廟は別の所でした。

でも、霊廟(墓)に興味があるのはなんでだろう?と思い出したら、伊達家の霊廟にも訪れていた!京都市では墓ではないけど本能寺跡を訪れたり、千代田区大手町にある平将門の首塚にも行ってた。県内では宇和島市の伊達家のお墓にも行った記憶。
さすが「ムー少年」だったからか、未だに“そっち”に興味を引きずられてるのかもしれないけれど、古今東西、名所・名跡に墓所は多い。

ハリウッドには「ハリウッド・フォーエバー墓地」と言うのがあり、死んでもコンテンツとして人気が続く著名人たちの墓が有名(アメリカの登録歴史財産)。
訪れること自体は無料だけど花を買って献花するのがマナー。ガイドをつけるのは有料。

愛媛県で墓めぐりツアーがあったら行く。国内外から訪れる方にとって優良コンテンツになること間違いナシ!と思うのは私だけかな?それとも、既にあるのかな?

迷ってみる。


2回目の金沢市。と、言っても前回(3年前)は用務+21世紀美術館だけで街を知らない。
今回は「バス1日乗車券(800円/大人1名)」を購入してめぐる。
約15分間隔で「右回り・左回り」の2種類が運行していて、チケットを買った目の前に来たのは右回り周遊バス。

こういう時、私はまず一度周遊するのが流儀で見知らぬ街をバスは進む。さすが100万石の城下町、東茶屋町、兼六園、金沢城、21世紀美術館、香林坊など聞いたことがあるバス停ばかりで40分ほどで一周が終わる。あっ!と言う間。

なので、乗車した金沢駅でも降りず、そのまま乗車(金沢駅が主となる発着場所だけど、乗車し続けてもOKとアナウンスがある)して、東茶屋で降りて歩く。
地理的には松山市と似ていて街の中心に城と公園があり、美術館や博物館があり、平日でも訪れている人が多かった。

人が多かったのでメインストリートから外れて路地・細道に入って迷ってみる。すると、写真のような軒下に柑橘が無造作に販売されていたり、橋の上で休憩しているおじいちゃんに会ったり、途端に生活感が感じて、いいねー!となる。こういう予期せぬ発見があるのが散策の醍醐味。
なんでもかんでも最適解を最短にかつ効率的に求められるけど、止まったり迷ってみることも大事。

2023年12月3日日曜日

ノラ伊予柑。


いつもの松山城への道が城壁修復工事で通れず、迂回しなければならなかった!遠回りになるものの仕方なく脇道を歩いてると紅葉の合間に黄色く実っているモノを見つけて(まさか!?)となる。
そのまさかで「ノラ伊予柑」を見つける。さすが愛媛!と言うしかない光景で、実っていた木は数メートルの高さがあり、写真は両手を挙げて撮ったから2.5mほどの高さか。

合成写真のようだけど本物で、奥にはノラ金柑かな?同じように実ってた。こういうたわいもないコトも情報番組には時に必要なのでストック素材(持ちネタ)としてキープ。
何が求められるか分からないのがバラエティ番組。ちなみに辺りには、人が飲むには位置が高すぎる水飲み場があったと思ったけど、これは「鳥用」という情報を渡して採用されたっけ。

迂回先の入り口は艮門。だけど16:30に閉門されるので要注意。ちなみにこの艮門から上がる階段は「坂の上の雲」のメインビジュアルとなった秋山好古と秋山真之兄弟が座ってた所。

こうして面倒で遠回りになったものの、それなりに楽しむことができるじゃないか!と意識が変わる。
そして、山頂広場には相変わらず海外観光客が多く、沈む夕日に何度もシャッターを切ってた。

2023年11月28日火曜日

人智を超えた何か?


しまなみ海道の島々には「展望台」があって、伯方島には開山展望台、大島には亀老山展望台とカレイ山展望台、大三島には多々羅展望台があって、それぞれの眺めは絶景。
特に亀老山展望台は有名で、展望台は高い所にあるから当然だけど“あの”坂道を自転車や徒歩で上るのはスゴいと思う。有名なのは見晴らしもだけど、著名な建築家(隈研吾氏)の作品という理由もあるのかな?

同じ大島のカレイ山展望台にもあがる。こちらは採石場が近いから、道すがら上り下りするダンプカーと行き違いになるのでサイクリストの方は気をつけた方がいい。でも、亀老山展望台と比べたらサイクリストの数はとても少なかった。わざわざ感があるのかな?
展望台にあがると、亀老山展望台とは異なる構図の見晴らしはいい!と2013年2019年にも書いていた。ちなみに展望台には私たちだけ。

そして翌朝は、2016年以来7年ぶりに岩城島の積善山へ。朝だったためかサイクリストはゼロ。
昭和感あふれる展望台からの見晴らしはサイコーで、眺めていると「天使のハシゴ」とよばれる雲の合間に隠れた太陽からの日差しが瀬戸内海を照らして幻想的に。
中世の宗教画のようで、こんな自然の現象に人智を超えた何かを感じたのかな?
「愛媛人は自分たちが暮らしている所をもっと自慢してもいいよね?」となる。