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2022年1月24日月曜日

心境の変化。


地域教育の現場で頑張っている方々と2時間のオンライン意見交換。最近、漠然と感じることの多い「曖昧さ≒いい加減が持つ価値」を改めて感じた時間。これは意識がいく所まで辿り着いてしまった反動なのか?細分化の果てなのか?それとも一時の迷いなのか?それとも加齢や経験に伴う心境の変化か?これまで「あーだ」「こーだ」「そーだ」と、曖昧さは誤解を招きやすいなどと書いていて、良い意味で捉えていなかった。

いったい何の心境の変化なのか?昨今の白/黒、善/悪、する/しない、正解/不正解、明/暗などの二者択一が求められて=わかりやすさ偏重の雰囲気に反抗してるのかな?「ロニ・ホーンの作品」を見ても問いが出た。
教育現場では「サードプレイス(子供たちにとって学校でも家庭でもない第3の居場所)」が話題だけど、サードプレイスは学校や家庭の補完ではないから、曖昧≒特別な意味を持たなくてもいいとも思ったり。

「ココ大付属学園」を話題提供した際に「テキトーです。いい加減です。」と曖昧さを強調したら少し引かれてしまった。もちろん、運営側・管理側としてはキッチリしなければならないけど、小学生はモノゴトの分別が分からない時もある。だから大人の価値観を植え付けるのではなく、自ら考えて判断する機会を提供したい。「こどもたちを管理しない管理です。」と言えばよかったかな。来月は申し込み。

2022年1月22日土曜日

改革の現場。


DXって手書き(書類など)のデジタル変換ではないよね・・・。という話。膨大な紙資料を前にして「これまでも紙でしたから・・・」と、手間だけど慣例で時間さえかければ完成する安心感なのか、新しく覚えて移行する手間が面倒なのか。全く知らずのトンチンカンだから、あーだこーだ言ったら引かれてしまう。しまいには「オンラインだったらアナタでもできますよね?」という勢い。簡単とか複雑で判断されてしまう(涙)

DXの良さってワンソースマルチユースじゃないの?と思うけど、デジタル化で終わっているような場面を散見。同業種でも異業種でも“連携、連動”できたら効率的で合理的、負担軽減が時間短縮に繋がり、働き方改革にも繋がると思うのは遠い夢か。デジタルプロダクションの世界では撮影現場で「演出→撮影→編集」がその場で行われ、ポスプロが劇的に変わろうとしているのにな(だからFCも巻き込まれて大変だけど・・・。)

紙(ファイル)はとにかく重い、かさばる!場所をとる。配布資料が不足したら「ちょっと撮影させてください」と言われ、iPadでパチリと撮影され「私、紙資料は持たないので大丈夫です。」と続き、画面上に表示された資料にスラスラとメモした人。こっちは紙資料にフリクションペンで描いたりゴシゴシ消したり、汚く書いた字が読めなかったり。先ずは己のDX化からだと。

2022年1月11日火曜日

もう来月だった!


「成果の共有」と教えられたプロジェクト終了の振り返り(≒打ち上げ)。各メンバーが思ったこと、感じたことを話して意見を交わし、他は(そんなコトがあったんだ!)と共有する。私はもっぱら聞き役で、話題に意見を添えつつ、頭の中で整理して(今後にどう活かせるか?)みたいな思考でイメージにする。短い間だったけど、濃い時間だったと改めて思う。ちなみにナビーラは何人?と言う話題が面白かった(笑)

「〇〇〇〇ができそう!」「〇〇〇〇はどうですか?」という意見には基本的に大賛成。なぜなら、“それ”がメンバーのモチベーションにも繋がり、結果、子ども達にも良い効果を与えるなら、やらない理由はないから。何事もやってみないと分からない。だから成果の共有は振り返りつつ、今後さらに伸ばすにはどんなことができるか?的なものが好き。もちろん、お互いの労いや創出した価値の共有もある。

ハッ!としたのは【来月には春のココ大付属学園の申し込みをすべき】ということ。保護者からすると、なるべく早く申込を完了させたいはずとなり、告知期間、申込期間、手続き期間などを考えると告知は2月でないと間に合わない!こういう気づきも成果の共有ならではの成果。写真は食事の写真を撮り忘れたので大洲でいただいた郷土料理。そう!成果の共有では美味しくもなければならない!

2022年1月4日火曜日

まちづくりは変わったか。


「まちづくり(≒地域おこし)は変わりましたか?」という話に「変わりました。」と答えたけど、どう変わったか?言えなかったので整理する。「いつと比べて変わったのか?」はNPO法人として活動を始めた2002年と比較する。当時はNPO法人自体が珍しく、それも30代になったばかりで「NPOを生業(≒飯を喰う)」とする人は皆無で、「まちづくり」は都市開発のような曖昧さや胡散臭いキワモノとして受け止められていたのは事実。

愛媛県ボランティアネットを見ると、県内のNPO法人数は667番(整理番号:うち100件以上が解散)まであるから、地域の課題を改善・解決しようとする取り組みの芽や根が広がっている。ただ、20年経てば人も組織も老いるのは事実で「世代交代ができない」という相談にこれまでは「次世代に繋ぐことが最善」と思っていたけど、今は「解散も選択肢」と助言し、無理に延命(手段の目的化)せず、誰かが必要と思ったら新しい活動が始まると思ってる。

時の流れと共に意識も価値観も変わり、そこへ予期せぬコロナウイルスの影響が活動規模は細分化され、ミクロ的(近視的)になった。組織を立ち上げるとミッションの実現に組織や事業は持続が求められ、理念や思いとは別物の経営センスが求められる。「良いことをしてるから・・・」的な時代はとっくに過ぎ、地域や社会に成果を提示する必要があるのも変わったと思う点かなと。

2021年11月23日火曜日

ゼロイチの作り方


「ゼロイチの仕事をしたい!」と、相談を受けたので考えを巡らせてみた。そして【誰もしたことのない領域へ踏み込み、これまでになかった価値を生みだす】ことがゼロイチの本質と私は思う。世の中に職業(仕事)は無数にあるけれど、既に存在している職業(仕事)だと成果などは比較されたり、新鮮味や話題性が乏しかったりする。しかし、初めてだったら比較はされない、新鮮味や話題性もあると思いたい。

でも、初めてだと誰も知らないし、知れ渡るには時間がかかる。共感者や賛同者を得ることで加速はつくけど「仲間がいません」という嘆きをよく聞く。そんな時は「先ずは自ら、誰かの仲間になりなさい。」と助言している。共感者や賛同者以外にも協力者を増やしたいなら「アウトサイドイン」の考えが参考になると思う。ゼロイチ事業が生まれる課題(背景)を漠然と感じている人たちのこと。

漠然としてるから自身でも気づいていないことも多く、ニーズも顕在化していない場合も多い。でもゼロイチ事業がウォンツ(解決手段)と分かった途端、漠然とした点が繋がりアウトカムなどもイメージできたら協力者、応援者になってくれること多し。あとは描いたビジョンをやり遂げられる実行力があるかどうか。キレイごとだけじゃないから生傷は絶えない。でも、見たい景色が見れるのだからゼロイチの意義は大きい。

2021年11月12日金曜日

センスは引き算。


最初の肩書きは「アートディレクター」とか「クリエイティブディレクター」だったものの、自分でも撮影からチラシ、ポスター、CM、カタログ(パンフ)など、依頼されるままに製作してた。だから、二次元、三次元を問わず広告デザインは大好き!一流の仕事に色褪せることないセンスやユーモア、醸し出される雰囲気に時代を感じながら一人悦に入る。gggに来るのなんて数年ぶり?次の用務までの空き時間だったけどビタミンの充電完了。

駆け出しの頃は自分の出来を認めてもらいたく、“人と違うことをしよう!”と資料を雑誌風にしたり、企画書を巻物風にしたりして周りを驚かせたものの、自己顕示欲の単なるエゴ(“若気の至り”ともいう)でした。その後は「ストラテジスト、プロジェクトマネジャー、プロデューサー」などを経て「学長/理事長」「フィルム・コミッショナー」だけど、最近は「インチキ先生」が好み!

いいものを見て感性を耕す。いい広告って説明が少なくてストレート。分かってほしいからと説明などを足し算で加えてしまいがちだけど、本当は本質まで削ぎ落とす引き算。いい広告デザインも一線を越えるとアートの域(≒商品やサービスの購入や利用促進を促す手段だけど、見た人に“それ以上”を考えさせる、感じさせる)に入る。そんな作品がズラリと並んでたら、色々と考えさせられるのも当然でしょ!と。

2021年11月8日月曜日

休むのも仕事。


組織人から見ると、どんな一日を過ごしているか?どうやって休んでいるのか? が超気になったようで「これでも9年間、スーツ、ネクタイをして定刻で働いてたんですよ」と前置きしつつ、「仕事、働く、暮らす、住む、休むなどはとても曖昧」と答える。毎日、働いているけれど誰からも指示が出るわけでもなく(作業が遅いので催促はくる!)、預かる仕事のゴールへ紆余曲折で作業を続けている感じ。

休みは世間一般的な週末を意識するもそうではない時も多い。その代わり「スキあらば休みます!」と答えて笑わす。「平日の昼間に外出するとドキドキする」とドップリ浸ってると「隙っていつ!?」となり「仕事の都合で空いた時間、疲れて乗れない時とか・・・」と、無理しないよう心がけてると答える。「残業っていう考えがないですよね?」「そう、ないですね。だから自分で自分をコントロールしないといけないです。休むのも仕事ですから」となる。

残業もひと昔前なら「がんばり」と思われていた節もあったけど、今ではない。そんな状況を鑑みて仕事量は減ってるかと言われると増えてたり悩む彼ら。私はと言うと時に冴えてガンガン仕事をしたい時もあり、区切りまで続けると24時だったり。良い悪いではなく、どちらのほうが自身の性分に合っているかという話になる。働きづめの彼らに「休むのも仕事の一つ」とアドバイス。

2021年11月2日火曜日

不都合な真実。


たどり着いたのは「マーケット(市場)も老いる」という不都合な真実で、どうしたらいいものか?と思考が止まる。マーケットは微増や横ばいでも長期的に見れば成長(拡大)するのが“大前提”で、その根拠は世代交代などによる新陳代謝を絶えず繰り返すからだったけど、新陳代謝を促す活力、勢いなどがなければ鈍化してしぼんでしまう。うーむ、言われてみればそうだけど、気づかなかった既成概念・・・。

長い間、活動をしてきたNPOの相談の上位に必ず挙がる「後継者問題」。事業継承とも言えてNPOに限らず中小企業が抱える問題。一時はNPOの後継者(事業継承)に奔走した時もあったけど、最近は(無理やり残すのはエゴかもしれない・・・)と思い、地域に必要な活動なら時流に合わせた新しい活動が新たに始まる、生まれることに期待したいと思ったり。ここでも「マーケットは老いる」に似ているかもしれない。

と、するならば!既に直接的に繋がってるマーケットをどう維持、拡大するかは難問で、ジワジワと縮小する可能性あり。その時に「アウトサイド」とよばれる“まだ見ぬ顧客”へアプローチして開拓して、先ずはマーケットの縁へ近づける必要ありと熱弁。縁に近づけるためには、ターゲットとした人たちに興味関心を持ってもらわないといけない。ターゲットもだけどマーケットも老いる。

2021年9月4日土曜日

まずは461万円。


移住者にせよ、地域おこし協力隊にせよ、任期などの有無に関係なく地域で暮らす際に遅かれ早かれ“必ず”ぶつかるのが【収入源≒稼ぐ力】で、先日のいしづち編集学校でも話題になる。稼ぎ方には「就職≒終身雇用」のイメージが強いけど、他にも選択肢や可能性はある。既成概念に縛られ過ぎると漠然とした不安や他者との比較に襲われて飲み込まれてしまう。そんな時間は無駄なだけ。

自分の年間希望収入額はいくらなのか?例えば日本の平均収入が461万円なら、まずはこの金額を目標に稼ぐのも一つ。でも、協力隊だけの収入、地域産品だけの販売、執筆だけの収入では難しいのが現実。だけど協力隊をしながら地域産品を販売し、その経験から得られたノウハウを執筆したら3つの手段から収入を得られるとも考えられる。1種だけだと13万円/月×12ヶ月=156万円/年。でも156万円/年×3種=468万円となる。単純計算だけど・・・。

複業は“今の仕事の延長上で考える。”がポイント。延長上にない仕事は手間や労力がゼロからなので考えない。最初は会社勤めで1本だったけど、独立してフィルム・コミッションで稼ぎながら応用したココ大でも稼ぎ、その両方の経験から地域の活性化、6次産業化などのアドバイスやプロデュースへと広がり、更に実績を講演会などで紹介し、講師やファシリテーターなどにつながる今がある。

2021年8月20日金曜日

悩ましいね・・・となる。

人によって微妙に異なるけど、リーダーは「ビジョン(見たい景色)を描く人」、マネジャーは「定められたこと(運営管理など)を守る人」で良いか?すると、リーダーが描くビジョンは魅力的(≒今は何もないけど見えるような想像性)であってほしいし、マネジャーはドン!と構えた安定を期待したいところ。ドラッカーの本を読んでも似た感じだったし、実務を経験すると(確かに・・・)と思うフシも多い。

経験者なら誰もが一度は願うのが「リーダーとマネジャー素質が兼ね備わっていたら・・・」というもの。でも「プロスポーツ選手兼コーチ」がうまく機能しなかったり、「イラストレーターとフォトショップが1本のソフトにならず永遠に2本のソフト」だったり「制作部と演出部がぶつかる」のは相反する理由があるから。とは言え絶対にできないか?と言われると「できる場合がある」のは事実。

それは「事業規模が比較的小規模」の場合、事業規模は「事業予算」と同意語で1000万円までなら何とか一人でもリーダー兼マネジャーで、アウトソーシングしながらならできるかな。
「事業のまわし方」についての意見交換。一人で執り行うことで隅々まで“描く”ことができるし、サッ!と一人やった方が早いけど、この場合の最大の問題点は“人を育てられない”こと。「オンラインが増えて個人作業が増えたから力量が一層、問われているよね」となる。

2021年6月4日金曜日

しっぽりと開校記念日。

本日6月4日は、いよココロザシ大学の開校記念日。10年前に堀之内公園で、まさにこの写真の木の下、周りで開校式を行いました。梅雨時期だったので天気が心配でしたが当日は曇りから晴になって「持ってるね!」と言われたのを覚えています。開校式から10年が経ち、この木も10年成長して大きくなり、私たちも10年歳を重ねて、学長ブログも10年間(4567回目)という節目になりました。加速度的に1日が早く感じ、アッ!という感じ。

本当なら開校記念日なので何かしらするべきかもしれないけど、昨年も今年もなにもナシ。コロナウイルスの影響で人が集まりにくくなってしまい1年以上。また再開できる時まで辛抱です。こんな時こそ4年前の6月4日書いた「リード・ザ・セルフ」が沁みる。まさに不透明で不確実、混迷の中でも“見えないものを見ようする姿勢”がリード・ザ・セルフ(自分を自分が牽引する)。沼地にズボッ!とハマった自分を引っ張り出すイメージか。

引っ張りだせたものの、同じことを繰り返してはまたハマってしまう恐れがあり、新機軸として「いよココロザシ大学付属学園」が生まれる。まさか、こんなタイミングでの新しい事業は、それこそ不透明で不確実だけど、これまでのノウハウを活かせれば新たな価値を創出できると思い立ち上げる。今日はこれまでの10年間をしっぽり振り返ると共に新しい門出に独り、ケーキでも食べるか!

2021年3月27日土曜日

今年度も終わりました。

2020年(令和2年度)の全事業が終了。振り返れば今年ほど“考えさせられた”年はなかったと後で読み返す時に笑い話になるよう書く。数年間携わり、準備期間を経ていよいよ今年度から本腰で、その為にココ大としても事業などを整理したにもかかわらず、突然の【頓挫】。コロナウイルスの影響だけど、延期とか一時中断と思いきや中止・・・。青天の霹靂とは、まさにこのことで、いつか書く笑い話としては人間の欲が絡んだ一級品(涙)。

事業を整理してまで取り組もうとした事業が蒸発したので、他の事業がに注力でき丁寧に取り組めたのは事実。おかげで考える時間も取れて個人的には満足(組織的にはよくない)。特にこの先を描けたのは良かったと思う。自分が望むしたいコトより、他人が自分に望んでいるコトが分かったのは収穫。その一つは「思考の整理」、困っているのは自分だけでなく、他の人も困っていたので出番が増えた。

複業に救われたコトも多かった。青天の霹靂で打つ手ナシで凹んだ時でも、思考回路がまったく異なる仕事があったのは良かった。新しいプロジェクトも始まるし、フィルム・コミッションでも撮影現場に出ることで気分転換もできたのは精神衛生上よかった(涙)。写真は朝5時過ぎの堀端の桜、見事に咲いて散歩も始めて一年が過ぎていたと気づく。新年度が始まるまで、しばし自分時間!

2020年9月25日金曜日

まずは素材づくり。

「事業運営管理の際は“WBS”を使ったらいい。」と教えてもらったのが約20年前。WBS(Work Breakdown Structure:作業分解構造図)とは進捗管理法の一つで「見えにくい作業を視覚化」することが目的で、そのためには作業の一つ一つ「言語化」しなければならず、言語化するためには作業を「細分化」してパーツにする。細分化の重要性を初めて知り、それまで抽象的だった地域づくりに要素分解を持ち込む。

と言っても慣れない人には取っつきにくく、特に暗黙知(属人的なノウハウで定量化、平準化しにくく引き継ぎにくい情報)の多い地域づくりの現場では視覚化、言語化が足りてない。だから素材化(≒パーツ化)されず、自分たちの取り組みを発信しようとしても「アウトプット(したこと)」どまり、アウトプットでは(スゴいね・・・)と思われるだけで、アウトプットが創出した価値まで伝わらない。

実際は視覚化、言語化された素材は「編集」しなければただの情報で野菜で言えば、切っただけ。素材を組み合わせることで相乗効果や新たな素材に変化させられるのが編集の強み。野菜も切っただけでなく野菜同士を混ぜたり、和えたりすることで逸品になる。細分化するには練習しかなく、練習することで「細分化の加減(細分化の目的を忘れ、ひたすら細分化して無意味さに気づく・・・)」が身に付く。研修で細分化に手こずる人へのアドバイス。

2019年12月9日月曜日

目的と目標

「課題の改善へ、いきなりたどり着かないと思いますが、どうやって進めるんですか?」と教授。「課題の改善(ゴール)まで、複数の通過点(目標)を設定します。その通過点を一つ一つ達成していくと、最後は頂に到達し課題は改善となります。」と紹介。「ゴール(改善された状況)から手順を逆算し、最短で事業を進めるバックキャスティングという考え方があります」とも添える。

登山に例えると「目的は"マト(的)"だから全体として狙うのは1つ(頂)だけ。目標は目的への"しるべ(標)"だから複数設定できる」と学んだっけ。ただ、各目標にも目的を設定することで全体の通過点となり、通過時点で進捗を確認できる。登山でもいきなり頂上にはたどり着かず「今日は5合目まで、明日は8合目まで、明後日は山頂まで」と目標を定めて山頂(ゴール)を目指すのと同じ。

と言っても、理屈では理解できても簡単に前へ進まないのが世の常。コンチクショーな世の中では生傷が絶えない日々。「レジリエンス(回復力、復元力)はどうしているのですか?」との質問に「寝て翌日に持ち越さない!」と本気で答えしまう(笑)。翌日にゼロになるわけではないけど生傷が癒えるのは確か。しっかり寝ることで前に踏み出す気持ちになれる。

2019年11月23日土曜日

コメント力!

プレゼンテーションその1。私のことも、事業のことも全く知らない方々へ行う。なおかつ百戦錬磨の強者へ全くの新しい提案だから予定調和ナシ!プレゼン後にどんな質問が出てるかも分からずヒヤヒヤしたけど終始和やかで終了。これは「協力者が自分ごと化」してくださり、導いてくださった賜物。結果はともかく、誰も知らない大勢の方の記憶に残ったと思うとそれだけでも成果!

プレゼンテーションその2。大学卒業してないのに大学から講演依頼、関係者約150名を前に「学びとは?」的なチャレンジングな内容(笑)。学びの本質は成長と思っているけど(それは当然でしょ?)と思われて当然だから手法論か?それとも成果論が求められているのか?ここでも誰も知らない大勢へのプレゼンだから予定調和ナシ!プロに対して発表内容は通じるのか?出稽古!

プレゼンテーションその3。短い発表時間なのでパンチのある内容で聞き手の心を掴まないといけない。短時間で最大限に発揮するにはどうしたらいいか?思案中。短いと言えば最近は、プレゼンとは異なるけどコメントや発言を求められる機会も多くなり、コメント(返信)を「要点を的確に端的に」言うのって本当に大変!前後の文脈が切り取られる可能性もあるからプレゼンとは違う「コメント力」の精進も必要と・・・。

2019年10月31日木曜日

絞ると広がる。

地域産品の販路拡大について意見交換。「顧客(ターゲット)を明確にする」という基本で「顧客を絞りすぎると市場が狭くなるじゃないですか・・・」という話の場合に使う参考図。顧客を絞ると確かに対象者は少なくなる(図で言うと上から下へ狭まる)けど、絞られて顧客が明確になった瞬間に交差し、その後は明確になった顧客に対して可能性は広がり続けるというもの。

絞るだけでは市場は狭くなるだけなので、その後の可能性とセットで考えましょうと。可能性が功を奏でると対象者はファンとなり、リピーターになる可能性高し!ただ、対象者の絶対数は市場の割合からすると少ないので、少ないままで行くか?それとも多くの人も取り込むかは?戦略の一つ。戦術の例としては「ファン育成を持続させる必要があるので広く浅く接点を持つ」というもの。

ファンは「狭く深く」だけど、そんなファンも最初は「広く浅く」だったり。そこへSIPSの考え方などを取り入れれば市場全体に対処できるという屁理屈。NICECREAMはその典型で、三越の顧客やベジタリアンなどによる支持に支えられながら、年齢や性別、国籍などを問わず、様々な方が買ってくれた(立地が最高だったという基本がありました)。考えること大切!

2019年9月26日木曜日

作戦備忘録。

聞き流してしまう所だった(実際は聞き逃したもの、再度の質問があったからハッ!と気づく)。それは「戦略の立て方が分からない」という悩み。えぇ、SWOTが描けるからといって、それを戦略と言ってるようでは驚きます。総合的な判断としての戦略なのか?現場での局地的戦略なのか?単眼複眼、ミクロマクロと色々ありますが、描けた方が良いけど実施しなければ無価値だねと。

いきなり戦略は立てられない!戦略を立てるためには現状の把握とゴールイメージ、資源の過不足、人的体制、内的・外的要素など準備の万端が必要と伝える。実は企画立案は学びましたが、戦略の立て方は学んでないです。事業戦略と言うなら、受益者は複数いるわけだから、個々に対して(短期、長期で)どんなメリットを享受できるか?を考えたら?と吠える。

戦略と戦術は違うよね、戦略は大きな作戦地図を描くものであって戦術は、その作戦地図の中で動く、一人一人への指示や術(マネジメントも含むのかな)。新たに立てたり、軌道修正したり、方向転換したり、潰したり・・・。戦略を立てからといって、いざ進めても机上通りにいかないのは常。だから見た目完璧の戦略ではなくて、変更できる余地がある戦略の方が柔軟性があり現場対応できると締める。

2019年9月23日月曜日

教えながら実践!

事業(プロジェクト)の運営管理に携わる時、プロジェクトサイクルを理解しておくといいかも。【検討(アイデアレベル)→計画(アイデアの実施が決まり設計)→準備(アイデア実現の資源の調達)→実行(調達した資源の活用)→終結(最後の踏ん張り)】。そしてチームを編成する時は仲間同士で「するコト」を決めるのではなく「しないコト」を決める方が大切。

チームでは「目的(なぜ、この事業をするのか?)の共有、言語(異なる関係者間での円滑な意思疎通)の共有、課題(些細な問題点など)の共有、成果(互いの労い)の共有」を明確にし、事業の成功条件、チームとしてのゴール、個人としてのゴールを設定すると成長を得やすい。事業の「歯車」だとしても個人の成長は誰にも妨げることはできない。事業参画は成長のチャンス!

チーム内では互いに目配り(異なる関係者間への配慮)、気配り(仲間の可能性やスキルを引き出す)、手配り(手順、手法を遵守する)は忘れずに!また事業が進行すると終了作業量に気がまわってしまうけど「残務作業量」で事業の達成度を測ること。常にモレヌケズレのチェックを。そうしないと組織っていうのは簡単に責任を他者へ転嫁してウヤムヤにしてしまう傾向あり。頭で理解できても、いざ実践は難しいよねと。

2019年7月31日水曜日

ワークショップ運営論。

「ワークショップの運営研修をお願いしたい」と依頼。ワークショップの中身は千差万別だから、どんなツールや技法を駆使してもいいと思います。ただ「基礎・基本」は何事にもあるわけで、進行役(ファシリテーター)と実施側の双方は予め「ワークショップの設計」を描く必要あり。放談会のような内容で最後は「それぞれ考えてください」など、放棄してしまう「ワークショップもどき」はダメ!

【ワークショップから参加者が持ち帰ってほしいコトを明確にする(ゴール)】【参加者にとって「安心・安全」の場を提供する】【参加者へ与えるのではなく、参加者から引き出すことが重要】【ファシリテーター自身も学ぶ意欲で「共に学ぶ」姿勢が重要】【ワークショップは生き物なので、突発的な変化などに対応できる余力を残す】【ふりかえりで過程をたどり理解度と納得度を増す】【答を用意せず帰らせる】

最も重要なのは答を用意せず帰らせる】で、ワークショップで危険なのは(いい学びだった・・)と納得から自己完結してしまうこと。気づいた・学んだことを外で実践してナンボだから、「考える余地を残す(=問いを立てる)」を予め計算しておくこと。ツールに関しては用途に合わせて色々開発されていて興味津々だけど、いざ!と思うと「コピー用紙」さえあれば十分だったり。

2019年6月26日水曜日

大改革!

「ウマが合う」と本人は言ってました。お互いにガンガン言い合える間柄は、周りからみると(ケンカしてるの?)と心配されたほどです。それぐらい「素」と言うかストレートに言い合える戦友でした。昨日は江戸さんの誕生日でもあり、この日(退職の日)は1年前からの決まりごとでした(実は私が無理言って1年延ばしてもらいました)。だから昨日は笑顔でお見送り!

振り返れば17年。忙しい時は家族よりも過ごす時間が多く、家族ぐるみでお世話(食に困れば野菜を、寒さに困ればチャンチャンコを・・・)になりました。私がオフェンス(営業)なら江戸さんはディフェンス(庶務)、それも強固だから私は存分に力を発揮できました。徹夜や笑い転げたエピソードなんて無数にあって、今となっては良い思い出(とはいかないか・・・)。「激動の17年だった」と本人の談。

ということでココ大は次ステージへ変革の真っ最中。で、この変革が「(社会などから)求められている意義への変革」なのが難しい!なぜなら「変えてもいい」のは手法であって「変えてはいけない」のは存在意義。どうやって「自分達ごと化」すればいいのか?なんだけど、そこは手法を自分たちの得意技に引き寄せるしかアイデアがなく、そうでないと面白くないよね・・・と。