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2022年1月4日火曜日

まちづくりは変わったか。


「まちづくり(≒地域おこし)は変わりましたか?」という話に「変わりました。」と答えたけど、どう変わったか?言えなかったので整理する。「いつと比べて変わったのか?」はNPO法人として活動を始めた2002年と比較する。当時はNPO法人自体が珍しく、それも30代になったばかりで「NPOを生業(≒飯を喰う)」とする人は皆無で、「まちづくり」は都市開発のような曖昧さや胡散臭いキワモノとして受け止められていたのは事実。

愛媛県ボランティアネットを見ると、県内のNPO法人数は667番(整理番号:うち100件以上が解散)まであるから、地域の課題を改善・解決しようとする取り組みの芽や根が広がっている。ただ、20年経てば人も組織も老いるのは事実で「世代交代ができない」という相談にこれまでは「次世代に繋ぐことが最善」と思っていたけど、今は「解散も選択肢」と助言し、無理に延命(手段の目的化)せず、誰かが必要と思ったら新しい活動が始まると思ってる。

時の流れと共に意識も価値観も変わり、そこへ予期せぬコロナウイルスの影響が活動規模は細分化され、ミクロ的(近視的)になった。組織を立ち上げるとミッションの実現に組織や事業は持続が求められ、理念や思いとは別物の経営センスが求められる。「良いことをしてるから・・・」的な時代はとっくに過ぎ、地域や社会に成果を提示する必要があるのも変わったと思う点かなと。

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