日記を検索

2020年3月25日水曜日

生傷とは?

空の青さは残りつつ、夕陽を挟んで暮れる瀬戸内海の曖昧な良さ。曖昧さがいいのは「一体感」を感じる所で「グラデーション」とか「シームレス」と言った表現もある。曖昧さを色で例えれば「灰色」とか「玉虫色」などもある。撮影で「曇天」が好まれるのは照明によって自由に調整できる為でピーカンだと次のシーンに繋がらないコトもあり自在に操れる曇天がいいと行定監督の教え。

ただ、曖昧なままだとボヤけたり、ウヤムヤになったり、見えなくなったりするからハッキリさせようとすると「グレーは白黒」「シームレスは継ぎ目」「曇天は晴れ/雨」などになる。責任も曖昧から所在がハッキリするけど、厄介なのはハッキリすると具合が悪くなる人たちがいること。そんな人とは「角が立つ」こともあり厄介。最悪なのは都合が良いように始末してしまうこと。

都合の良いようにすると根本的に解決していないから、不都合がまた起きる可能性がある。白黒、ハッキリしてしまうことで波紋が起こるのは確実。曖昧さに緩んでいると波紋の対応に慌てることあり。疎外感も味わうこともあると伝えアドバイス終了。「生傷とは何ですか?」と質問されて、相変わらずの例えで紹介した件。信じているものがあれば生傷はすぐに癒える。

0 件のコメント:

コメントを投稿