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2018年7月20日金曜日

吐露の駄話です。

「寝ても覚めても」から一ヶ月、寝ながら、歩きながら、食べながら、学長日記を書く時間さえ忘れるほど、考えても整理がつかないこと。で、今も整理ができておらず悶々中。あっ!と言う間の1ヶ月と思いきや地震、豪雨、高温と容赦なく次々と襲ってくる試練に神様へ文句も言いたくなったり(スミマセン)。考える力が鈍ったのか?手に負えないほど大きなことなのか?

たぶん、手に負えないというか「得たいなら手放せ」ということだろう・・・と、薄々感じているから厄介。実は今年に入り理事長職などを3つ退任し、身が軽くなったと思いきや3つ分を優に超えるヘビー級猛者に心構えができてない・・・。たぶん自分が描く未来にビビッてるんだろうなー。だって、これまでに構築した関係性とはまた異なる関係性を一から築くって大変だから。

「事業は5年で陳腐化する」と教えてくれたのは中島出身、神戸大学院の忽那先生。これまでに取り組んでいる事業ですら5年ごとに更新が必要なのに、まだ見ぬ事業も5年後には更新が必要と思うと、ワクワク感の中にこの暑さも手伝い悶々としたり。レジリエンスが持ち味だけど、この気持ちの悪さっていったら気温や湿度のせいだ!と転嫁して少しはクールダウン。

2018年7月18日水曜日

プロ中のプロに認められる。

昨日から始まった「ベーカリー&カフェジャパン2018」という展示会。ジェラート会社大手のUNOさんとご縁をいただき、NICE CREAM をUNOさんの商品と一緒にPRさせていただく。自分たちは美味しいと思っても初めて食べるプロはどうなの?と戦々恐々でしたが、スペシャリストは「うん、美味しい。サッパリしている」と評価、「ココナッツミルク」と「みかん」をPR中です。本日まで!

訪日外国人はボーダーレス、どこの誰だか分からない。日本人だけを対象にしていても減少しているし、価値観も様々なので5年-10年先を考えると「あの手この手」を今から考える必要があるのが経営者。展示会には5年-10年先を見据えた方が多い。その中で「食の多様性への対応」「話題性への取り組み」「付加価値の高い差別化」など、関心度は高いとのこと。

NICE CERAMが既存のアイスクリームの代わりになるとは全く思っていなく「選択肢が増える」ことを目的にしていて、アイスクリーム業界の中に「アレルゲン不使用アイス、ヴィーガンアイス」などの新ジャンルができたらと思ったり。とはいえ、美味しくなかったら元も子もない商売の中で、プロ中のプロに認められたことは自信を持ってもいいよね!と鼓舞。

2018年7月17日火曜日

十人十色。

「愛媛を舞台にグローバルに地域の活性化を考える」というお題目で中国やマレーシア、台湾などからの留学生らと一緒に考えた授業。でも、その前に「グローバルって何?」「地域って何?」「活性化って何?」と、聞こえの良い響きに意識が素通りしてしまうけど、仲間内でキチンと【言葉の定義】をしておかないと、ズレますと紹介。言葉には「解釈の幅」がある。

学生が解釈したグローバルとは「国境のない、世界が対象、国をまたいだ繋がりなど」、地域は「愛媛」、活性化とは「お金が回ること、元気になることなど」。十人十色というけど一人一人の解釈が面白い!考えるにあたって基礎を共有したら「なぜ活性しなければならないのか?というWhy?」の検討。このWhy?が成立しないと活性化に意味も意義も見出しにくい。

「アニメで観光」「果物狩りでおもてなし」「美術館に名画を集めて集客」「まずは働き方ワークショップ」というアイデアはどれも面白く、アイデアを完成させたら終わりではなく、実際に「検討→計画→準備→実行→集結」というプロジェクトの工程に合わせて詰めたら、現実味が出て面白いんだけどなー。心底、大学にこういう授業は必要と思う一人。

2018年7月16日月曜日

全て仮説から。

アイデアと仮説は同類と考えていて、(こうだったらいいのに、あんなだったら面白い)と思いを巡らす(≒妄想)のが好きです、お金もかからないし(笑)。仮説の立て方は(こうであって欲しい)という願望からの逆算で、実行に必要な資源と手段を書き出す。利害関係者にはメリットを、受益者には益を、地域には新しい価値を提示できそうと思ったら図解で繋いでみる。

この先を妄想した時【愛顔の食卓】がなくなるかも!?と漠然に思ったり。というのも愛顔の食卓で扱う商品の半分は南予地域の生産者。原料の収穫が少なかったら比例して加工食品も少なくなるのは当然。すると今はよくても、1年後に店頭に並ぶ品は少なくなり、売上も落ちて・・・。一人だと「負の妄想」がとめどなく続くので良くないですね。その逆だってあり得るのに。

と、そんな傍で、遂に!【ご当地もなか研究家】という肩書きデビューの時COME!?足掛け6年の妄想の仮説が実り、確かめてみたら本当だったという好例。愛媛はもちろん、各地の話題を引き出す・盛り上げるに【ご当地もなか】は有望です。「もなか、深いですね・・・」と編集者も唸ってしまった先日の打ち合わせ。仮説を立てられるか?が企画の一歩。

2018年7月15日日曜日

こうなったら!

お城下マルシェ花園は初の試みとなる「夜(16時-21時)」開催でした、その理由は「夜市」との連携で、銀天街&大街道で始まった夜市の延長ということで。昼間との異なりは(1)夜市目的の行きや帰りに立ち寄った方も多く、浴衣など「夏らしさ」を感じることができました。(2)昼間と異なる「マッタリ感」があり、滞留時間は長かった気がします。人出はというと日中開催よりも少なかったかな。

KAZU、ユウギボウシ、メニークエストなどの生産者が「現状報告」を兼ねて、立ち寄ってくださりました。そこで聞けたのは「(何もかもが)しんどい」という実情。やっと道路が開通したと聞けば断水は続いており、商品も中身は何ともないものの泥を被り出荷できない・・。先ずは目の前の復旧が最優先だから園地まで気も手も回っておらず、行くのが怖い・・・など。

各種「応援セット」を販売していますが、いっそのこと被災した生産者の加工食品を全部買上げ、復興するまでの期間限定で【愛顔のツマミ】と称した一品料理屋、立ち飲み屋、カフェでもした方が直接的で早いんじゃないかと。そこに行けば「美味しく応援」できる、そんな場所には入れ替わり生産者も訪れる。そして消費者と意見交換して商品力工場、経済の循環!

2018年7月14日土曜日

小さなコトから

神戸フィルムオフィス(神戸FO)に「みかんづくしセット」が届きました。届いた証を送ってくださり元気をいただく我々。神戸FOとの付き合いも17年、先代の代表であるマコさん(現JFC理事長)からバトンを受け取った現代表のマリさんとは、フィルム・コミッション以外でも「EAT LOCAL KOBE」などで接点があり、色々と先駆け刺激をいただいている神戸。

「南予応援セット」を紹介してから、注文も問い合わせも増えました。という私も贈った先で応援が広がればと、東京で心配してくださった方へ「飲み比べセット」を贈りました、向こうで話題になってほしい!美味しい応援は当分続けます。【いいね定期便】は、愛媛の生産者がつくった加工食品などを3種類(毎月、隔月、3ヶ月に一度)から選び1年間お届けするサービスです。

毎回のセットにスタッフが「初めまして愛媛です」「愛媛のさしすせそ」などのテーマをつけてくれました(テーマ出しに悶えてくれたスタッフに大感謝)。【いいね定期便】はPDFをダウンロードしていただき印刷→郵送 or PDFで送信でも、申込用紙と同じ内容をメールで送信してくださっても承ります。大きなことはできません、小さなことからコツコツと(by 西川きよし師匠)

2018年7月13日金曜日

できることから

できることを考えて、愛顔の食卓で【南予応援セット】つくりました。愛顔の食卓で扱う商品の半分は、南予の生産者が作られたものなので、色々な組み合わせができます。また【いいね!定期便】も早速申込者がありました、定期便も私たちの都合ながら応援の意味を含め「南予の商品」を軸にお届けします。これらの商品の売上げは生産者の収入となります。

話かわり、先日【週刊ココ大ラヂオ】の収録が250回目を迎えました。30分番組を5年間、250回、7500分と表しても全く慣れない自分がいて、向上してないと猛省。放送は毎週土曜日18時からなのですが「何を喋ってるの?」と問われても「日々の雑感」でして、この【学長日記の音声版】のような感じです。「聞いてるよ」と生産者や周りからヤンヤ言われて、その気になって。

豪雨から1週間。続々と届く生産者からの現状は底なしの惨状で、これから収穫などを迎えるに減収は確実。すると青果を中心にすれば加工食品は少なくなるかもしれないし、賞味期限を考えると逆に増えるかもしれない。いづれにせよ【愛顔の食卓】では生産者の加工食品をより一層売ります。店頭でもネットでも電話でも「買って応援」という手段もあります。

2018年7月12日木曜日

これからの卵たち

説明会から1ヶ月、ココ大で研修を受けたいと希望した6人。当初は3名の予定でしたが熱意にほだされ全員を引き受けることに。そして初顔合わせ、愛媛大学から4名、松山大学から2名。聞いてみると【企画立案法・愛顔の食卓・NICE CREAM・生産者を交えた授業など】に興味津々の皆々、これからどうぞヨロシクね!と記念写真。いい顔してます。

実はインターン研修は2016年、2017年とお休みしてました、なのでリブート(再起動)。初日は他己紹介とインターンシップでの目標設定、そして企画立案前の概論&心構え。リブート前と比べると良い意味で場への対応に慣れているし、そもそもNPOを希望しているので意欲も十分。互いに初対面でしたがワイワイ、撮影後は互いに連絡先の交換も、いい雰囲気。

これからを担う人たちへ投資宣言!お金はないけど若い人が求めるモノコトがあるなら渡します。ちなみに研修生はこれから9月まで企画立案の他に「商品の魅力を伝えるポップづくり」「企画販売の企画立案」「NICE CREAMの販売策」「お城下マルシェ花園出店企画」などに取り組みます。どんな成長をしてくれるのか?期待の卵たち。

2018年7月11日水曜日

妻の話


5/4は【may the force】だからスターウォーズの日。5/9はアイスクリームの日、6/4はココ大開校記念日、7/3はソフトクリームの日。そして3/14は「切腹最中の日(1701/3/14、吉良上野介への刃傷事件で即日切腹を命じられた浅野内匠頭が田村邸にて切腹を行った屋敷跡にあるのが「新正堂」だから、なんじゃ!?)」、どんなことでも記念日があれば盛り上がるし、面白い。

7/11は妻の会社「Nourish Japan(NJ)」の設立2周年日。3年ほど前に「起業する!」と妻が宣言し一人でコツコツと準備し、創業後はご縁に恵まれ国内外を飛び回り私よりも忙しい(笑)。Nourishとは「(栄養などを与えて)元気にする」という意味なので、妻が動けば周りが元気になるので、その名の通りかと。NJは【愛顔の食卓】で扱う商品などを海外へ紹介、海外進出希望事業者のお手伝いなどをしています。

NICE CREAMも妻が最初。わずか15ヶ月前の偶然の出会いでしかなかったコトが、今では日本初の100%植物性ソフトクリームとして世に出て、新しい「ご当地ヴィーガンソフトクリーム」として売り出し中。当初の事業予定に「NICE CREAM」はなかったけど、おかげで妻は「貿易(輸出入)」の経験値が急上昇中。NYで出会ってから約25年、お互いに「よくぞ今日まで生きながらえました」と。

2018年7月10日火曜日

やっかいな情報

直接連絡すると、滑床渓谷へ行く道路は陥没、遊歩道も崩れ、安全が確保できないので7/21の「森の国へようこそ」「美味いよBBQ!」は中止・延期。蒋渕地区でも崖崩れが多数発生したので7/22(日)の「こもテラスで深呼吸」も中止・延期。その他関係者、市民学生にも状況を伝えてひと段落。現時点では復旧に目処は立っておらず、見守るしかない。

「直接」が重要で、自分が直接見たり聞いたりした内容しか発信しない。その理由は「発信に責任を持ちたい」から。(有益な情報だから・・・)と思うことが新たな混乱や錯綜を引き起こすことがあるのは経験済み。早速、善意の拡散に便乗したデマを流すアホが現れたり、偶然のタイミングか?SNSが乗っ取られ、個人情報を教えて!とアカウントを乗っ取られたニセ友人など、溢れる情報量がハンパない。

どの情報がホンモノで、どの情報がウソというのは正直、判断がつきにくい。特に断片的な情報が入ると、自分の中で文脈に関係なく都合よく解釈され「自分の中の正義・正論」が出来上がってしまう。その結果が誤った情報や行動を引き起こしてしまうかも。「リテラシー」ともいうけど、善意だからとむやみに情報を信じるには危険でやっかいなSNSになったと・・・。

2018年7月9日月曜日

悶々を力に。

県外の友人からも被害について心配の声、できることは何か?へ「復旧作業は長期化するので寄付(現時点では「公益信託愛媛県災害ボランティアファンド」がいいかも)、被災地へのふるさと納税を」と伝える。時間が経つにつれて明らかになる現状にただただ驚くだけ。でも被災地では呆然とする間もなく除去作業が始まり、被災地へ行けないもどかしさに悶々としたり。

悶々とする気持ちの発散に事業企画書を書く。気分転換に散歩、スポーツ、読書など色々あるけど、私の場合、最も気軽なのは企画書を書くこと。頭の中に溜まったコトを頭の外に出すことができてスッキリする(書き上げることができればだけど・・・)。企画書といっても何十ページのものはなく、最近は「図解1枚」か「文章1-2枚」のもの。週末に3つ書いて、新たに1つ書き始める。

書いたものは関係者と共に意見交換を経て精度を高めて事業の骨子となる。特に図解は共通認識できるし書き込めるのでお気に入り。書いたからといって全ての企画が成立するわけはなく「気持ちの区切り」というものか。蓄積することで一つ一つは接点のない企画でも新たな要素で繋がり新しい企画になるなんてザラ。新たに書き始めたのは大作!文筆家気分。

2018年7月8日日曜日

これから

SNSに次々とアップされる友人・知人による愛媛県内の被災状況は現実のものと思えない惨状で(どうか、ご無事で!)と願うばかり、写真や動画をみても「いいね!」を押せず見るだけ・・・。行政職員の友人・知人は徹夜で状況把握、消防団に属する友人・知人は現場で被害状況確認。お亡くなりになった方へお悔やみ、被災された方へお見舞い申し上げます。

被災地域から発信される情報は現状や救助要請、道路情報など色々あふれる中で「現状から次に必要な情報」は少なく、個人発で「避難場所は○○です」「迂回路は○○です」などしていた。現状を把握した上で冷静に次に求められる一手を先読みして打てるのは自治体なんだろうか?もちろん今は発災時だけど、発災時、数日後、1週間後と打つべき手段は変化してゆく。

被災地へ行けない中(自分には何ができるのだろう?)と溢れる情報に考えたり。これが南海トラフだったらもっと甚大な被害が出ると予測すると、今備えている対応でいいのか?と過不足を考えたり。各地から発信される情報から【読み取れるコトは何か?】考えて提言しよう!思う。写真は7/6の卯之町、特急に乗れるもこの後運休になりました。

2018年7月6日金曜日

WS運営のポイント

立て続けに受けた「ワークショップの進め方」の相談。1.まずは「ワークショップの目的・ゴールを設定」すること。2.次いで「参加者の属性を知り、どんな意識で参加するのか?考える」こと。3.そして「ゴールへ導くための手法を考える」こと。4.進行を含めた「ワークショップの質(参加者が得たモノ・コトなど)はどうだったか?」を振り返ること。

ワークショップの進行役をファシリテーターとよぶならば、1.その場が「安心・安全に意見を出せる場(雰囲気)にする」こと。2.進行役が「喋りすぎない」こと(全体の20%以下を意識する)。3.各グループの検討内容に違う切り口の「問い」を立てる。4.何を学び、得て、意識し続けるのか?まとめと問いを立てる。5.設定したゴールとモレヌケズレがなかったか?進行を振り返る。

ワークショップ終了時に満足感や「腑に落ち度(造語です)」が高いのはいい。だけど「いい話でした!」と終わった途端に思考や意識がワークショップと共に一区切りではもったいないので【あえてモヤモヤ感を残すのがミソ】ですと伝える。このモヤモヤ感が得た学んだことの持続に繋がると思う一人。「問いを立てる」でもいい、ワークショップは終わりではなく新たな始まり。

2018年7月5日木曜日

動けば動く

企画書を作成するのに課題と思われる仮説を立て、色々な角度から考えてみるが煮つまり、手詰まり感の打開に往復1400kmかけて専門家へ助言をいただきに伺う。するとやはり専門家、知らない現状や経験に裏打ちされた話に書くべきポイントが見えてきた。仮説も外している点は少なく、打開策は少し壮大だけど、そこは妄想家。これで書いてみるか!とスイッチオン。

動けば何かが始まるし動く。のは百も承知だけど、できない正論っぽい理由を並べたくなるお年頃、楽して功を得たいと思うのは当然。だけど楽して功を得たことなんて一度もない!(笑)。自分が動いた手間だけの効果や成果しか得られないから動くしかない。「時間がない、アイデアがない、協力者がいない・・と、言ってはダメですよ!」と研修でも参加者へ伝えたばかりでした。

時間がないなどの「できない理由」は、【手間をかけた見返りが確約されてないから】と自己分析。誰だって割いた労力や提供した知識に対して報われたいと思うはず。報われる確約があるコトだけすればいいと思うけど、なんだか面白みに欠ける。往復1400kmのご褒美の一つは4種類のジェラートをご馳走になったこと。報わなんて意外とこんな些細なことかも。

2018年7月4日水曜日

組織の存在ではなくて

「目的」と「手段」そして「意義」の話。目的を変えず、手段も変えないと環境に適応できず【絶滅】といわれ、目的を変えず、手段を変えることは環境に適応してゆくので【進化】と捉えられ、目的を変えても、手段を変えないのはジリジリと【退化】しやがて絶滅。目的も変え手段も変えるのは刷新なので【変異】とのこと。組織や事業の行く先を案じるのは経営として当然。

組織の「意義」をどこに見出すのか?は"組織の存在"ではなくて、事業などで「その組織しかできない価値を創出する」ことで、受益者を含む利害関係者が(あそこは頑張ってるなー)など、成果を実感して存在意義を理解・認知してくれたり、協力してくれたり。NPO法人の場合、一つ一つの成果は成果なの?というほど小さく、見えにくい。何に繋がるか?も不透明。

とはいえ、「何か」を信じてコツコツと続けないといけない大変さ。毎回100名近い参加者に驚きだけど、それ以上に全国各地から担当者が集まり、自発的に互いの情報を交換してレベルアップをはかろうとしていること。こんな全国組織は珍しいと思うし、妙な結束力があったり(笑)。目的は変えず、地域によって手段を変えて取り組んでいるFCは進化と言える。

2018年7月3日火曜日

慈善でもボランティアでもなくて

「まちづくり/地域の活性」を学びたい、実践したいという個人は確実に増えている。そんな人を対象に「地域づくり人養成講座」が始まり、心の師匠、前田さんの誘いにより講師役で登場。何を伝えたかというと「NPO法人でも飯は喰える」ということ、そして、それは「課題の改善で稼ぐ」という手法であれば可能ということ。ギリギリまで赤裸々に紹介してきました。

「まちづくり/地域の活性」に正解・不正解はないから(自分は何のために取り組むのか?)という軸への答を持たないと誘惑や景気などに左右されブレブレになる可能性大。「キレイごとばかりいっても飯は喰えない」とも言いました。慈善活動でもボランティア活動でも違い、事業として取り組むことは「雇用」を創出できるし、経済活動にも寄与もできる。

参加者は「地域おこし協力隊、自治体職員、学生、企業人、個人」で構成されていたけど、少し心配だったのは、これからを担う学生にとって卒業後の働き方に選択肢が少なすぎること。学んだことを少しでも活かせる職業に就職したい・してほしいなら、正解・不正解のない中でも「自分なりに考えぬく力」を養う訓練も必要かなと。ココ大で預かるインターン生はそこに注力!

2018年7月2日月曜日

知られていない逸品を

ほぼ毎日、贈り物(ギフト)があります、昨日も写真の「柑橘づくしセット」を贈りました。先日は「◯◯◯(商品名)を購入して美味しかった。東京では手に入らない。◯◯◯以外にも美味しいものがあると思うので、適当に詰めて送ってほしい」と電話。「適当!?ご予算は?」と聞くのは小市民か、予算ウンヌンではなく「本物」を求めるに金額は不要のようで、送り先を聞いて納得の土地。

(やはり、自分用に取り寄せる人っている!)と気づいたのが1年前。そして【愛顔の食卓】では常時250点ほどの品を揃えていますが、来店者の方へ全ての商品を紹介する時間はなく「知られていない逸品」が多々あると悶々としてました。そこで定期的に「愛媛の本物の味が 指定先に届く定期便」サービスを始めました。選べるコースは3種類(年4回、年6回、年12回)

申し込めば定期的に届くので、自分へのご褒美(忘れた頃に届き驚く)にもなるし、 贈り先は届くのをワクワク待つことができる!そして本物の味は県内外へ広がる。結果、愛媛のファンが増えて【愛顔の食卓】も安定する(笑)。えぇ、私もこのサービスを使います。店頭でも配布中ですし、大量に必要な方は郵送もします。愛媛の本物との機会創出にご協力ください。

2018年7月1日日曜日

気づいても

右も左も前も後ろも周りは仲間、同じ思考で安心して進む中で、周辺の変化に(変だぞ?)と思っても同質化された思考・雰囲気から色々と忖度して「気持ちにフタ」をしてしまった結果、気づかぬうちに前は崖で、気づいた時は互いに非難、責任の所在不明。前を進む何人かが崖に落ち犠牲になったことで、慌てて戻るも「戻り方、戻る方向がわからず」迷った挙句全滅。

「組織は同質化を好みたがる」と誰かが言ってた。団結、結束などの意味も含み、決して悪い意味でないけど、「私が苦労しているからあなたも苦労して」とか「組織のために我慢して」など、一見正論風だけど、同質化という言葉を悪用してるにすぎない。そして、そんな正論風に流されてしまう「考えない人」たちの存在、そんな大人が多くては、これからを担う若い人も避けたいよね。

と、烏龍茶片手に大学生らと談義。同質の中で異質に思っても「気持ちにフタ」は私もある。でも、そんな時は「自分に問いを立てて対話」し、自分の意見を出すことは大事と助言。くれぐれも(悪い方向での)同質化の中で思考が停止してしまい、気づいた時には遅かったということにはならないでねと。って、人に伝えながら、今の自分に言ってるよねーとブーメラン(笑)

2018年6月30日土曜日

もはや事件だ!

「船を降りたら彼女の島」「世界の中心で、愛をさけぶ」「がんばっていきまっしょい(映画&TV)」「坂の上の雲」「書道ガールズ」「陽光桜」「ディストラクションベイビーズ」「海すずめ」「春子の人形」「ソローキンの見た桜」など、地方でこれほど「映画・映像作品の舞台(素材)となった県」は珍しいのでは?と思ったり。セカチューは80億円!サカクモは150億円!の経済波及効果と言われたし。

1本1本の作品は「点」だから気づかないけど、16年間も撮影支援に携わっていると「線」で追うことができ、俯瞰して(これは事件だ!)と気づく。でも誰も知らないから声を大にして言いたい!愛媛出身の大森監督は県内で複数の作品を撮る予定だし、森監督もプロの領域に入り作品を撮り続けている。「ソローキンの見た桜」はラジオドラマとして南海放送の田中社長が書いて受賞した作品だ。

日本映画監督協会の設立(昭和11年2月26日)は東西5名の映画監督が決めたが、5名のうち2名は伊藤大輔と伊丹万作だ(残り3名は衣笠貞之助、村田実、牛原虚彦)。これほど映画と縁のある県も珍しい。さて今後、愛媛の映画はどう発展してゆくのか?個人的には「映画・映像作品の原作となる物語が創れる環境」が必要だと思う。そして映画人を次々と輩出できたら、伝説と化した金子正次も喜ぶかも!

2018年6月29日金曜日

鈍った五感を再起動

気づけば7月はすぐそこ。7月は一人でも、親子でも、グループでも参加できる授業をつくりました。松野町では【森の国へようこそ】滑床渓谷を教室に森を注意深く歩きます。耳を澄ませば川の音、鳥の声、鼻には草木の香り、夏の匂いが、そして目には滝のしぶき、濃い緑、青空に映える雲などが映るでしょう。日常の中で鈍ってしまった五感を再起動できる授業です。

【美味いよBBQ!】「一生の思い出となるBBQ体験」というキャッチュフレーズに全てが凝縮されています。松野町の野菜、ジビエなどの肉を使い豪快に美味しく学ぶ授業です。自らを「BBQ侍」と称している沖野さんから手ほどきを受け、蒔き拾いなど準備から着火、素材の焼き具合調整、食欲との我慢比べ!などを経てガブリといきましょう。もちろんBBQ侍誕生の秘話も伺います。

【こもテラスで深呼吸】は、前日の森から海へ教室が変わります。宇和島市蒋渕地区を訪れたら、目の前に広がる海に深呼吸したくなります(笑)。新しく整備された小道をトレッキング、地域の産業を!と取組む「こもねっと」の成果に、知らなかった愛媛の魅力に驚くこと間違いナシです。学んだあとは、しっかり腹ごしらえ!「海の幸に期待してください!」とこもねっとさん。期待します!