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2024年3月7日木曜日

出稽古へ。


8:10発の岡山行きの特急しおかぜ「アンパンマン号」に乗車。ゴトゴト揺られて宇多津駅(どうでもいい話だけど、多度津と間違えて下車した過去アリ)で車両は岡山行きと高松行きに切り離され、しおかぜは瀬戸大橋を渡り、岡山駅に11時に到着。
ここまで既に約3時間!

次は岡山駅から津山駅まで快速ことぶき、11:40発の汽車。岡山駅でブラブラしてたらアッ!と言う間に出発時間。到着は12:52までゴトゴト揺られながら車窓から見る景色を見ながら(愛媛と似てるなぁ)など思いながら過ごす。

12:52に津山駅到着。人生初の岡山県津山市訪問。松山から4時間40分かかっての到着。津山城のある城下町で岡山県第三の街、人口は10万人を下回ってしまった・・・と市役所職員。

駅舎を出て指定場所に行くと既に数名の方がいて「こんにちは、初めまして泉谷です。」となる。

全員と初対面、かつ、誰が何をしてるかも知らずに来たから、よい緊張感でも4日間の仲間だし・・と不思議な雰囲気のまま、「津山市Co-workation」プログラムのオリエン会場へ徒歩移動。
で、到着したところは天満屋津山店、1階の生鮮食品売り場を通り(ココなの?)からスタート!

2016年以来(苦楽を共にした“ふるさとグローバルプロデューサー”の縁は今でも続いてる)久しぶりの出稽古。

2024年3月6日水曜日

教訓。


「夏の景色を撮影したいです。田んぼの中を通り、森 or 木の葉は落ちていません。愛媛にありませんか?」という慌てた撮影相談。
「山間部でしょうか、撮影はいつですか?」「来週です。」「来週ですか!?」というドタバタ。しばらく先の撮影と思い込んでた。

「広葉樹の森ですよね?でも針葉樹と混ざってるから所々スカスカですよ。CGとか使わないんですか?」「一応、使わない方向なんです。」

と、制作側も困りながらの相談。資料も取り寄せたけど、やっぱり「空気感(夏の田畑ってモヤッとした湿気を感じる)」も違い、「愛媛で撮影して欲しい気持ちはありますが、ご希望を叶える場所はありません。」と、言いにくかったけど返答。
無理やり愛媛に撮影を誘致して、見せたら「違う!」となったら、それこそ大変!

すると「ありがとうございます!「ありません。」とハッキリ言っていただき、ありがたいです!」と、わざわざ御礼?の連絡。

曖昧な返事で先送りにして、結局“ありません”は、相手に失礼になるので残念だけど即断。
これで撮影隊も次の選択肢に進める。←ココ大事。

(使えないフィルム・コミッションだな!)と思われるかもしれないけど、その時は思わせておけばいい。
今回の相談は違うけど、撮影準備期間が数日しかない撮影は、トラブルやハプニングが必ず起こる。

スケールアップ、スケールアウト。


持ち時間で伝えたかったのは「地域の魅力の発信・展開方法」について。
“色々ある”が前提だけど、戦略を立てるなら「スケールアップ」「スケールアウト」という考えた方があり、そもそもIT用語だけど地域づくりにも当てはまるので紹介。

例えば、スケールアップは鬼北町は全国1741の地方公共団体で唯一「鬼」が入る自治体だから「鬼」でどんどんスケールアップ。道の駅「森の三角ぼうし」には鬼王丸がいるから、鬼王丸を軸に特産品やイベント、話題を創る。

既に鬼灯(ほおずき)の活用、文具や食品の開発、イベント実施、着ぐるみ制作、鬼列車運行などをしてるけど、スケールアップの類。
どんな展開をしようと鬼王丸のイメージが付随する。

スケールアウトの場合、鬼王丸も鬼北町の魅力の一つに過ぎず、他にもキジ、泉貨紙、近永駅、北宇和高校(馬術部、レスリング部など)、warmth、サムコッペ、ハルシャコーヒー、滑床渓谷などのほか、「人」も地域の魅力と捉えると、その数は膨大になる。

それぞれは独立してるけど、何かで繋がっていることが多く、その繋がりを活かせば相乗効果が出やすくなる。「今度、一緒にマルシェしない?」と盛り上がってた。

「スケールアップ」「スケールアウト」のどちらが損得ではなく、地域を見渡した時に、どちらの方が「自分たちごと化して取り組めるか?」という話。
鬼北町の場合、スケールアウトかな?と伝えると、その通り!と激しい相槌をいただく。

2024年3月5日火曜日

一年の振り返り。


不適切にもほどがあるけど、寮母さんと聞くと「世話好きのおばさまで、寮生のお母さん」的なイメージがあるのは昭和生まれだからか?
アメリカ留学時の学生寮生活では、ナンシーという女性が寮母で、夫のビルと赤ちゃんと一緒に暮らして家族ぐるみで生活した思い出。

話を戻して、だから森實さん、倉田さん、中井さんとお会いした時に(寮母のイメージじゃない!寮姉さん!)と6月に書いてた(彼女たちは2023年4月に着任した地域おこし協力隊)。
ちなみに彼女たちは寮母ではなく「ハウスマスター」という肩書き&役割。

そんな彼女たちの奮闘ぶりを振り返り。8名の寮生の世話や見守りを一年間つづけて気づいたのは「安心安全と思える場の提供」「成長を促す機会」など、やっぱり“振り返り”って大切と思わせたプレゼン。

「学生たちは寮生活を通して成長した。」という報告だったので「皆さんはどう成長したの?」と尋ねると「認め合う、比較しない、慌てない、焦らない、任せるなど」実は寮生から多分の影響を受けたようで、自分たちの変わり様も大きかったよう。

「描いている今後はなに?」と尋ねると三人とも「この北辰寮(北宇和高校の学生寮名)をもっと地域に開きたい。」とのこと。
すると、早速、地域から「マルシェを一緒にしない?」と声がかかる。

幸せのお裾分け。


「コーヒーとマフィンに何を込めてるの?」という質問。すると「ゆっくり飲みながら、ひと時を幸せに感じて欲しい。」と篠﨑さん。「それはどうして?」と更に深掘り質問。
すると「自分自身、幸せを感じる機会が少なくてコーヒーを飲んでる時が幸せだったから。」という原体験からの“お裾分け”。
とはいえ、それはオーナーの気持ちだから、ハルシャコーヒーを飲む人は自由に飲んでいい。

続いて「今回のマフィンは宇和島産のサツマイモや無農薬レモンを使っていて、生産者を少しでも応援できればという気持ちです。」

先日、お店でいただいたのは「シルクスイート(サツマイモ)のマフィン」。そして今回はレモン&ハチミツのマフィン。参加者全員に振る舞われて、みんなニコニコ。
「作るの大変だったでしょ?」「はい、でも楽しかったです。」と、さすが単独で鬼北町にやってきただけあって肝が座ってる(笑)

一人で切り盛りしてるから「困りごととかないの?」と尋ねると「お客さんが来ない!」に、会場の笑いを誘うも、実は周辺のオジ様たちから“推し活”されていて、集いの場所(人気スポット)になっていると、場所を提供している地主さんからのヒソヒソ話。

終了後、多くの方に囲まれていたし談笑もしてたし、鬼北町って頑張る人を応援したいという気質というか皆んな、優しい。

2024年3月4日月曜日

車と同級生。


鬼北町への道中で、Oさんが興奮気味に「スゴい車がありますよ!」と見せてくれたのがDATSUN240Z(日本名:フェアレディZ)。左ハンドルの車を見たのは何年ぶりだろう!
「左ハンドルって高速道路でチケットを取るのに苦労しますよね?」に「いや、今はETCだから問題ないけど、コインパーキングは都度、下りて面倒」とのこと(笑)。

オーナー(青いジャケットの方)いわく、「50年以上前の車だよ。」とのことで、ナント!車と同級生だった私。

ボンネットをあけていただくと6気筒エンジン、「運転席にどうぞ!」にOさん喜び、座ろうとするも50年前の車なので狭く「頭から入ってね」と、「デザインに人が合わせる。」という、昔のカウンタックなどのスーパーカーでは当然だった「デザイン最優先時代」を思い出す。
今は「人に合わせたデザイン」が主流だから、デザインも優しくなった。

DATSUN240Zの向こうには、「赤と黒のツートンカラーのスカイラインRS」が止まっていて、(西部警察!?大門刑事の車!)と心で叫んでしまう。
その他にも数台の旧車が止まっていて、香川県から走りに来た愛好者たち。

そう言えば以前、とても古いミニクーパーでロケハンをした時、車高が低く、車内は狭く、走行時の振動がイスからお尻に直接響いて痺れたのを思い出す(爆)

でも旧車好きな方には、そんな振動すら愛しいんだろうなと「お気をつけて!」と別れる。

その前に。


信じられないけど、来週の今は既に香港2日目のはず。分かっていたのにドタバタだと気が回らなくなるのは良くない前兆。

今年も香港FILMARTへ参加。そのために、航空券などの手配をしようとしたら、激高になってた件。単に円安だけとは思えない価格に事務局と作戦立てて予約、でも昨年よりも激高い。

昨夏にプチョンファンタスティック国際映画祭を訪れた際に、松山空港から仁川国際空港への往復直行便が27,700円というのは何だったのだろう?

昨年はCOVID-19の影響で事前申告など面倒な手続きが必要だったけど、今は条件さえ満たしていれば自動無人審査ゲートを通れるらしい。悪い事をしてないのにインスペクターの前に立つと緊張するから、通れたらいいな。

国際映画祭やマーケットが良いのは、“普段は絶対に会えない人に直接会えて直接意見交換ができる”こと。

昨年は「エゴイスト」がとても話題になっていて、松永監督からフィルム・コミッションへの期待とリクエストを伺えたこと。
それが先日の全国ロケ地フェアで実現した「地域資源のPR」。
オリジナル作品にリアリティを組み込むには各地の地域資源情報が不可欠とのことで実現。

今回も実り多い機会にしないと!と、その前に色々と片付けないとスッキリ行けない!

2024年3月3日日曜日

どこで暮らして何をして生きようが。


卒業式の報告が大量に表示されたのは私たち世代が“そんな”年頃な子供を抱えている親で納得。
おめでとうございます!前途が拓かれていますように。ホント、子供は未来。

だけど、我が子たちの卒業式(高校も大学も)には全くご縁ナシ。
かろうじて中学校の記憶まで。長女はニュージーランドの高校で卒業、長男もシアトルの学校で卒業、末っ子はN高で東京で卒業式をしたのかな?誰の卒業式にも出席してない。
ちなみに入学式もない。

私自身も大学は中退してるから卒業に縁ナシ、妻は松山とニューヨークの大学を卒業。
ごく一般的なモノサシでは測れない我が家、今後、学びたい時に大学へ進学もアリと思うから、オルタナティブなモノサシを持つ家族ということで。

目下、自分と対話中の末っ子くん。高校卒業から2年が経ち、大学進学へのイメージがなく、見聞を広げたいとメルボルンに行き、現在はロンドン。

思い返せば、私も日芸を落ちて浪人のイメージが湧かず、親の提案もあり、アメリカへ行ったことが“今に繋がってる”と思うと、末っ子くんの気持ちも少しは理解できたり。

三人とも愛媛で生まれ育ったというアイデンティティさえ大切にしてもらえれば、どこで暮らそうが何をして生きようが無問題。
写真は現在、ロンドン滞在の妻から。親も自由に生きているのだから。

週末鑑賞。


ジョン、2時間49分もの大作だったのに拍子抜けだったよ。日本で撮影予定だったと聞いていたから観たけど残念。散々こねくりまわした挙句の最後がアレでは(もっとストレートに構成できただろ!)と思われても仕方ないと思う。
一作目は良かったのに二作目以降、つまらなくなる作品を辿ってしまった感があったよ。

マ兄貴。兄貴の無双ぶりは見ていて安心感があったし、物語の世界観も良かったのに既視感のある展開はワクワク感がなく、もう少し骨太な内容を期待したのは私の勝手は分かってる。
でも、兄貴の主演作だもの期待するよ。
ラスボスが弱すぎたのか?兄貴が強すぎたのか?何が残念だったんだろう?あれを日本で制作しろ!と言われても難しいと思うけど。

NETFLIXの「忍の家(HOUSE OF NINJAS)」を見始めたけど、舞台は小田原辺り。結末が安直になりませんように!
「わたらせフィルム・コミッション」「神戸フィルム・オフィス」「立川ロケーションサービス」などがロケ撮影に協力してるのね。

物語上「普通」が求められるものの、「ちょっと違う普通(山間にある酒造場など)」は意外と難しい。また、この作品は世界展開用だから多言語化も多い。ヒットもわかる。
つい(愛媛だったら・・・)と思うのは職業柄。愛媛に忍者いないのかな。

2024年3月2日土曜日

小市民。


朝のウォーキングは寒さと眠気との戦い。(今日はいいかな・・・)と思うも目が覚める。たかが30分のコトなので(30分だから頑張れ!)という自分と(たった30分なんだから止めても問題ない)という、もう一人の自分とのせめぎ合い。
でも結局(このままボッーと30分ゴソゴソするのは“もったいない”)となり、着替えて6時過ぎに出発(ゴミ出しなどの用事がない時はホント億劫)

辺りは未だ暗く、テクテク歩くとすれ違うランナーや追い抜かす自転車などを見て(この人たち、寒い中スゴいな・・・)と思いながら一日のスケジュールなどを考えながら歩く。

約2.5km、約30分の出来事、約3500歩だから、特にカロリー消化で痩せるわけでもなく、ウォーキング履歴が残る程度。
人が習慣化に必要な期間は66日と言われているけど、その名残なのか?惰性なのか?

仕事にしても人知れずコツコツと進めている人がいれば、そうじゃない人もいて、優秀な人ほど「やるべきコトに集中している。」だけど、見せないと言うか見えないというか目立たない。
そんな領域に達していない自分を振り返り、今日も朝散歩。今日もマジで寒かった。週末だから休めば良かったのに・・・。休めない小市民。

ハラハラ&ドキドキ&ワクワク。


買い物へプラプラ歩いていたら、保育園前の道路が園児のお迎え時間帯だったので大混雑!自動車、自転車、バイク、徒歩が入り乱れて、関係者?による誘導も行われていて、これが毎日の光景と思うと(皆さま、ご苦労さまです。)となる。
そして、否が応でもココ大付属学園(春休み)がよぎる。

でもその前に。我が子を自転車のカゴに座らせたり、下り坂&上り坂をジェットコースターに例えたり、今、思い返せば危険極まりない送り迎えの日々(汗)。絶対にやめましょう!
毎日が自分との格闘だったけど、過ぎてしまえば、楽しかった思い出の一片。

ココ大付属学園(春休み編)は3/26から4/6の計11日間。春休みならではなのは、3月30日は現6年生最後の日。4月1日は新1年生最初の日。

春からのココ大付属学園は新1年生も含めて計10名が初参加。うーむ、スゴい。
ココ大付属学園への登録者数も90名を超えてしまい、40名/日の定員は変えられず、昨夏は申込開始から40分で定員オーバーになったのを思い出す・・・。どうなることやら。

とはいえ、春はキャンセルもあり39名で一区切り。と、思ったら「預ける場所がなくて困っているお友達を誘いたいのですが、席は空いていますか?」という相談が舞い込んだり。

ほんと、特別なコトは何もしてないし、特別な所を目指してないココ大付属学園。
ハラハラ&ドキドキ&ワクワクな11日間になるのは間違いナシ!

2024年3月1日金曜日

閏年あれこれ。


昨年11月から改修が続いている松山城乾門と乾門西塀の工事に伴う迂回。
迂回先は天守北側通路で、さらに冬季という理由で城門の締切時間が17:00に設定されていて、松山城への散歩を締め切り時間に合わせていたけど、2/29で解除された(はず)。
昨日は雨だったから散歩に行かず。
これで日没時間(今は17:30頃)に合わせて行けるようになる、小さな幸せ。

昨日は閏年だから4年に一度、なのでFacebookの“思い出”も4年前、8年前、12年前の2/29と4年ごとの表示なのね。ちなみに12年前は「ココ大ラヂオドラマ劇団」をしてた!
と、いうことは昨日アップした「6市町ピクルス(仮称)」は4年後に表示されるのか!

2月は29日あったので、学長日記は計58回の更新。「1日に2回更新なんて尋常じゃないです、何を目指してんですか?」とか「そんなに書くネタが、よくありますね。」など言われるけど、思考力のトレーニング。STOP!衰え!
ダイエットは全く続かないけど、アウトプットだけは続けないと色々とダメになりそうだし。

1日多かったから助かった!おかげで「外出しない日」として過ごせて、細かい作業(バックアップなど)もはかどり手をつけていなかった書類作成や今日のオンライン会議の事前準備もバッチリになったり。

いよいよ3月。怒涛の3月が始まる!アッ!と言うまに“去る”3月。

スリリング。


これまで商品開発に携わったのは「唐草こざくら(薄墨羊羹)」「愛南町産100%河内晩柑果汁(愛南町)」「道後JIN六媛(水口酒造)」、そして今回の「6市町ピクルス(名称未定/グッドモーニングファーム)」

変わった商品では「えひめ粥(愛媛の6次化品のアンテナショップ「愛顔の食卓」で提供した、商品を活用したお粥)」「NICE CREAM(日本初のヴィーガンソフトクリーム)」をプロデュースしたことも。

商品開発と言っても味の開発はお任せし、企画開発やプロジェクトマネジメント、販売促進などに特化。
自分で言うのも何だけど、携わった商品は全て話題になったし、手応えを得たと思っていて、今回も話題になる!思っているけれど。

開発にいつも立ちはだかるのが「関係者の想い(期待)&消費者の想い(要求)」のせめぎ合いと言う壁。
関係者の想いを積み上げ過ぎると、消費者熱は冷めるし(悪いプロダクトアウト)、消費者の要望に応え過ぎると関係者の熱量は下がるし(悪いマーケットイン)、“落とし所”というか、双方にとって納得できる点を見出すのが毎回スリリング。

「おいしいのは当然(大前提)」だから、そこではない“何か”を高付加価値として加味しないとならず、かつピクルスという商品が持つ魅力を話題にしなくてもならず、今回も“そこ”を得られたら、話題になるのは必然と!

2024年2月29日木曜日

大好評だったけれど!


6市町(松山市、伊予市、東温市、松前町、砥部町、久万高原町)の担当者が待ちに待っていた「6市町ピクルス(名称未定/私の勝手な呼称)」。

グッドモーニングファーム(GMF)の齋藤さんとのコラボ商品開発。
渡された試作品を手に取り上下左右にマジマジと見る担当者。それもそのはず、どんな野菜や果物が使われているのだろう?という感じ。

試作品は「フルーツのピクルス」と「野菜のピクルス」の2種類!
最初から2種類をお願いしていたわけでなく、野菜と果物のMIXピクルスを検討したものの、美味しさを存分に活かすには分けた方がいいという齋藤さんの判断(涙)

松山市からはレーズン(ピオーネ)と長ナス、伊予市からはキウイと生しいたけ、東温市からは梨と玉ねぎ、松前町からはブルーベリーとハダカ麦、砥部町からは梅シロップとキャベツ、久万高原町からはリンゴとトマトが使われた。

齋藤さんのプレゼンテーションを聞くと、試作品に辿り着くまでには試行錯誤の連続だったことが容易に想像できて・・・。
特にGMFの商品は“見た目”も大切なので、素材の色や形、大きさ、切り方でも苦労されただろう・・・と想像。

味はフルーツのピクルスも野菜のピクルスも大好評だったけれども、実は試作で使われた素材は地域の特産とは言いにくいモノもあり、商品開発の悩ましい壁が立ちはだかった!

いろいろ伊予市香る。


JR伊予市駅を降りてテクテク歩くと、かつお節のようないい香りがしてきた!
それもそのはず、マルトモ本社工場が目の前にあったから(ちなみにヤマキ本社も奥に見えた)。
(さすが伊予市!)と思いながら56号線へ向かう。

会議は14:00開始、準備時間を考慮すると13:20に会場入りでOK。
周りから「美味しいですよ!でもホルモンの匂いとか大丈夫ですか?」など聞いていた「中華そば専門店 みかさ」へ初入店。

店内には既に3人の先客がいたものの一人と告げると「何になさいますか?」と注文を尋ねてきた!「そば or 焼きそば」の二つしかメニューがない(“おでん”と“いなり”はある)。
「焼きそば定食で!」とお願いして相席へ通される。
(定食と言うからして何だろう?)と期待すること15分、この間に店内に漂うホルモンの香りが食欲を増幅させる。そして続々と店内に入ってくる新規客。

「おまちどうさまでしたー!」と、目の前に届いた焼きそば定食。
カタ焼きそばにトロミのあるホルモンと野菜炒めがかけてある!そして、定食とは白米&海苔&沢庵のセット。

カリカリにホルモンと野菜炒めのトロミが絡んで美味しー!ホルモンも美味しー!
白米&海苔&沢庵も美味しかったけど、次回はイナリにしよう。

ちなみに周りの多くは(中華)そばを注文してた。そして切れることのない来店者。
お会計は1,000円(税込)。伊予市の“ご当地”味。

2024年2月28日水曜日

“おいしい”だけじゃない。


隔月レギュラーのNHKラジオ「ひめゴジ!」の終了後は、お約束の記念撮影。
初めてみるアングルというか松下Dの撮り方が芸術的(笑)。
岸本キャスターと私の間にあるのはアーム。収録などの機材がたくさんあるからアングルが難しいけど、そうきたか!という感じ。

今回は「撮影と食」=ロケ弁について。自分がロケ弁は魅力的というか可能性に溢れていると思い込んでいるから、いつもにも増して熱が入ってしまう。
「“おいしい”だけじゃないロケ弁」という切り口で、地域と作品を繋ぐアイテムと紹介したけど、岸本キャスターも「言われてみれば・・・」と納得してくれて、共感者ゲット!

先日の沖縄研修でも具体的にロケ弁の可能性を示すと共感者が多かったように、非常に分かりやすい経済効果。
そして「地域・地元の味」は話題にもなりやすく、B級グルメの「焼豚玉子飯」が出た時は撮影隊で「知ってるコレ!」ナド、緊張感漂う撮影現場が緩くなった一時。

コロナ禍もひと段落してロケ弁以外に、ケータリング(カレーや牛丼など、その場で提供される温かい出前)も戻ってくると思うけど、「地域・地元の味」で提供できたらいいな。

「ロケ弁とケータリングの違いって何ですか?」だけど、メニューももちろんだけど「お代わり」ができることが多いのがケータリングの魅力(爆)。

解散177団体。


ココ大のNPO法人登記日を忘れたので(2011年1月26日でした。)、久しぶりにアクセスした「愛媛県ボランティアネット」
(はて?愛媛県内のNPO法人って今はどれくらいあるのかな?)と、興味本位で見ると設立申請中も含めて705団体あった!

一番最初のNPO法人の登記が1999年4月だから、約25年間で700余のNPO法人が活動をした、している、これからするという状況。

「活動した」は既に解散したNPO法人を指して、その数は177。ざっくりNPO法人を立ち上げても25%のNPO法人が25年間で解散している計算。

その解散も「総会決議」がフツーなはずが「認証撤回、認証取消、その他」が数件あって、不祥事を起こして解散したNPO法人もあったな・・・と思い出す。
*誤解しないよう記すのは「役目を果たし成果を出して解散」もあることを添えておく。

さらに、法人登記からわずか9ヶ月後には解散したNPO法人もあり、(“地域の課題を解決する”だけでは済まない問題)を目の当たりにする。
解散は設立よりもエネルギーが必要だよな・・・と余計なことを思ったり。

とはいえ、700以上の課題がある愛媛県。25年も経てば地域には新陳代謝が起きるし、代替わりもあるし、新しい活動も必要になる。ココ大は既に14年目。

2024年2月27日火曜日

珍しく。


とても珍しい「フィルム・コミッション担当」の募集が松本フィルムコミッションから出てる(もう、この時点で締め切ってるかもしれないけど・・・。)

フィルム・コミッションの多くは地方自治体なので、担当者になるには“異動”による着任が多い。
「えひめフィルム・コミッション」も愛媛県庁観光国際課に事務局があるので、担当者は“異動”による着任。でも、着任した全員が時に驚きながらも手応え多い日々を過ごした、過ごしているのは事実。
「えひめフィルム・コミッション担当になりたい!」と、熱量アツアツの職員もいる。
その中で、松本観光コンベンション協会のような所が募集するのは滅多にない。

福島県会津若松フィルム・コミッションからNETFLIX作品の大規模撮影を行うので、エキストラを大募集してる。「これまでにないアクション超大作」とのことで、ナニナニ?という感じ。
3/28から4/20までと長期間の撮影。これはエキストラも大変だけど、FC担当者も体力勝負確実。くっー!スケジュールが合えば参加したかったな。

「離婚しようよ」の場合も日々の撮影には多くのエキストラが求められ、エキストラ要員を抱えていないえひめFCは、制作側へ「主役の名前を出させて欲しい!」と伝え、了承を得られて募集をすると、のべ3,000名の応募(愛媛県外から)があり、うち1,000名が参加。

撮影は基本、極秘裏に行われるけど、オープンにすることで地域が盛り上がり応援団になるという撮影もある。

調べてね。


「〇〇〇を制作している者ですが、ミカンジュースの蛇口が松山空港にあるって本当ですか?」
「はい、ありますけど・・・。」
「電話番号を教えてもらえますか?」
「あの・・・ウェブから検索もできますけど・・・。」
「そうなんですか!分かりました。他にもミカンジュースの蛇口ってあるんですか?」
「えぇ、ロープウェイ通りや道後商店街にありますけど・・・。」
「それはどこですか?」「・・・。」
と、話がイマイチ噛み合わない。

テレビ局や番組名を名乗っているけど、こんな相談は明らかにリサーチャー(撮影調査会社)。そもそも、相談以前の話かも。
自分で調べられる範囲でしょ?と困った相談。

「先日で撮影が終わり、編集に入りました。」とお礼の連絡。約1年間の撮影を支援。
ハプニングやトラブルなどを乗り越えてのクランクアップ。「ほんと、お疲れさまでした。」と伝えると「追撮の予感もあるので、また相談させてください。」と、プロデューサー。

追撮と言えば悪天候の中、強行撮影を検討したものの断念したという連絡も。でも中止にはならず、また来県してくれるとのことでフィルム・コミッションとしてはホッと安堵。

今年の市道「河又東平線(こうまたとうなるせん)」は2月29日まで通行止めの予定。「3月から通行できるかもしれません。」と伝えると早速、撮影の検討を始めると番組制作者。
令和5年度は撮影支援が多い。

2024年2月26日月曜日

1000万点!


「ゼミでフィルム・コミッションについて研究したいので協力してください。」と、相談があったのが昨夏。

相談主は松山大学生の4人。学生からの相談はこれまでにも卒論などで協力してきて、今回も無条件即決で対応。
ちなみに、松山東雲女子大学では授業で「フィルム・コミッション」について教えている。

彼らがFCについて調べたかった背景には「地域の活性化にロケツーリズムは有効で、引いてはフィルム・コミッションの可能性について」彼らなりに納得したかったから。
特にアニメ作品(産業)に興味があった学生達、一生懸命に調べて、仮説を立てて、検証して、結論に至った報告書が完成(全18ページ)したとのことで頂戴する。

報告書では「えひめフィルム・コミッションの課題と展望」という段落で、“えひめフィルム・コミッションが大規模体制にしない理由に人件費問題があり、現在の2名体制で費用対効果は出ているが、人数を増やせば撮影も比例して増えるとは言えず現状がベスト”、とまとめていた。
補足すると、もう1名は愛媛県観光国際課の職員(えひめFCの事務局は愛媛県観光国際課)

地域での撮影が増えればロケツーリズムも盛んになると考えた学生達。
しかし、そのロケツーリズムも交通の利便性なども加味すると儲け(≒活性化)は現実ではなく、ロケ誘致は「数」ではなく「質」の高い誘致を行うことが有効と結論付けていた。

学生達にとって、当初に想像していた結論と違う結果になってしまったかもしれないけど、ロケツーリズムは副産物でしかなく、1本1本、質の高い撮影誘致&支援が新たな撮影を呼び込み、結果として地域が活性すると理解してもらい1000万点!