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2022年11月25日金曜日

共感の分かれ道。


鬼北町の中心部は近永地域。10代から60代の参加者へ「近永がどんな地域になったらいいですか?」と問いをなげると、一人一人が思いのままに付箋紙に書いて貼り出す。
分類すると「こども達が笑顔になる街」「色々な職がある街」「働く女性(お母さん)が楽しめる街」「訪れる目的になる街」「多世代で繋がる街」の5種類となる。ワークショップに慣れていない方も多かったのにササッ!と書けたのは“現状はそうじゃない”と明確に思ってるから。

改善策に「空き家活用、コーヒーショップ、〇〇教室、農家との連携」など、色々と手段を考えるものの、それらはアウトプット。アウトプットを描けた時点で素晴らしいけど、取り組みの持続には協力者、関係者を巻き込む必要があり「共感」が必要になる。その共感の素となるのが「想い(≒物語)」。だからゲストにお招きした「さむこっぺ」の高田さんの「私から有機野菜は外せない!譲れない」は共感を得たから認知度100%。

共感は「価値観の共有」だから、同じ経験や想いを持った人には響きやすい。ただ地域には色々な人(≒価値観)がいるので、協力者や関係者を求めるなら、価値観の異なる人たちも巻き込まないといけない。特に「世代による価値観の違い」は影響が大きく、「愛の壁」を紹介すると激しい同意が・・・。
ポイントは「譲りたくはないけど譲れる点と絶対に譲れない点」を自分に持つこと。

2022年11月24日木曜日

走るコンビニ。


先日の「鬼北町にぎわい塾」でwarmthに一泊した翌朝、にぎわい塾の参加者が、移動スーパー「とくし丸」にて近永駅前で販売していると情報が入り見学。走っている姿を見たことはあってもマジマジと見たことがなかった「とくし丸」。
刺身、ひき肉、ヨーグルト、歯磨き粉、トイレットペーパー、洗剤、牛乳、ぬか漬けの素、果物、ゴム手袋、おでんの具材、野菜、お菓子、惣菜、パン、カップヌードル、缶詰、ジュースなどが所狭しと並ぶ。

常連のおばさま達が買物中。その隙に「この一台に何品種を載せてますか?」「約400種類1200品くらいですね」「400種類!スゴい!まさに走るコンビニですね。」「載せている品は自身で選別されるのですか?」「そうです。自分で考えて載せています。」「すると、Aさん、Bさんなど買い手を想像しながら、品揃えするんですね!」「そうです。色々と考えますね。」など、話が面白い!

利用者を想定するとシニア、単身もしくは2名、遠出ができない、少量の買物なので、商品も「揚げ物一つ」「ミニサイズ」「豆腐も半丁」「一人分」「500ml」などの使い切り品が多く、持ち帰る際も大きくなく重くないようになってた。
「この商売、これからもっと面白くなりますよ!」と教えてくれて、ホント!その通り。自分のセンス次第と売り上げが直結してるんだから面白い。そして隣町へと「とくし丸」は走るのでした。

参加者に合わせる。


これまでに「あんな時そんな時こんな時」などで訪れた鬼北町。今回は「鬼北町にぎわい塾」からお声がかかり、全3回のワークショップの塾長。その第一回目は二回目、三回目、その後にも影響する大切な役目。
会場は元造り酒屋を改装した「Warms」というコワーキングスペース+宿泊施設(新しい施設なので超キレイ!)。募集定員は12名、アッ!という間に満席となり、期待値の高さを知る。そして見学者やCATVなどの報道も入れると20人の大所帯でのスタート。

参加者は10代〜60代の老若男女、全員ほぼ初対面。「にぎわい塾への期待は?」と尋ねると「脳みそをリフレッシュしたい」「他の人がどんなコトを考えているか知りたい」「チラシを見て興味が湧いた」「いつか起業したいから」「面白そうな内容だったから」「知り合いを増やしたい」「近永(地域の名前)を魅力的したいから」など、(当然ながら)一人一人の思いは違う!

はて?どうすれば全員の期待に答えられるか?予め決めていたゴールは変えずに手段(内容)を変える。参加者同士が話す時間を増やしたり、付箋紙に意見を書いたり、問いを投げたり、意見を集約したり・・・。
ワークショップ初参加の方も複数いたので最初の印象って大事!「参加してる感」が感じられるようにしたつもり。手応えは終了後に初参加の方々が積極的に話かけてくれたのが評価。

2022年11月22日火曜日

静かに応援。


「すずめの戸締まり」が公開からV2、既に累計興行収入は41億円超、動員数は299万人超で目標は150億円!とのこと。動員は1000万人ということか!国民12人に1人は見る計算!?「君の名は(2016)」が250億円!「天気の子(2019)」が141億円、100億円超は確実と言われてるからまた映画史に残る作品になるんだろうな。そして「聖地巡礼」が愛媛でもにぎわい始める。

「〇〇は愛媛の〇〇ですよね?」「〇〇の光景は〇〇のコトですよね?」などの問い合わせが入るけど、フィルムコミッションとして声を大にして言えないのが事実(そもそも製作支援してない)。事情が絡み「個人で楽しんでくださいね!」としか言えず・・・。
過去2作品でも同じでFCは非営利で商売っ気はゼロなんだけど控えようと。地域が映ってるのを知ってるからPRしたいけど、惜しい!の一言。「竜とそばかすの姫」とは大違い。

2022年は「ONE PIECE FILM RED」が興行収入182億円、観客動員1300万人。「呪術廻戦0」が138億円。「名探偵コナン_ハロウインの花嫁」が97億円と層が厚く、12月には「SLAM DUNK」が公開されて2023年にまたぐけど100億円超は確実と言われていて、かつてない「アニメ年」になる。去年は「シン・エヴァンゲリオン劇場版」が102億円で1位だったから、今年がいかに豊作だったか分かる。

イレギュラーなキャリア。


「子供たちには面白くて刺激になるんじゃないの?イレギュラーなキャリアの持ち主として」と妻に言われたのは、小学校6年生へキャリア教育の一環で講和してほしいという依頼。
子供たちには刺激的かもしれないけど、保護者からは「余計なコトは言わないで欲しい!」と思われたらどうしよう・・・。なぜなら「何にでもなれる、できる」と言いそうだから(実際にココ大付属学園では言ってるかOKか!)

(1)FCの仕事→愛媛県で撮影希望の映画やドラマ、CMなどを誘致して支援しています。(2)仕事時間→撮影が入ると24時間対応で土日祝も関係ありません。
(3)仕事の魅力→愛媛県の素敵な場所が映画館などで映し出される点です。
(4)仕事で大切・大事にしていること→愛媛県の魅力を壊さないこと。撮影効果を地域に還元すること。
(5)必要な資格→何も必要ありません。誰でもできます。
(6)FCの仕事に就いた理由→映画監督を夢見て渡米しましたが才能が無いと分かり挫折。違う仕事に就職しましたが、ある日、フィルム・コミッションという職があると知り愛媛県に提案して「えひめフィルム・コミッション」の設立に参画しました。
(7)子供の頃の夢→映画の影響などで考古学者になりたかったり、スターウォーズなどの影響で映画監督になりたかったり・・・監督にはなれませんでしたが、FCを天職と思ってます。で、どうだ!

2022年11月21日月曜日

自由に盛り上がる。


松山市でも八王子市でもイベント多し!「いちょう祭り」を知らず、ウェブサイトを見ても「約4kmの甲州街道沿のいちょう並木が色づく頃の祭り」の表現に、松山市の堀之内公園などのイメージで出かけたら42年前から行われていて想像を超えていた件。
これまでフリマやマルシェなど色々と企画運営したけど、(こんな祭りができたら楽しいだろうな)と思わせた「いちょう祭り」の魅力とは・・・。

一言で言うと「カオス」で「インクルーシブ(全ての人が孤立したり、排除されしないよう援護し、社会の構成員として包み、支え合うという社会政策の理念)」な魅力。JR高尾駅から並木道を歩き会場を目指すのだけど、その道中にある家や店では自由な品々が並び、軒先でコーヒー、弁当、キムチ(チャンジャとオイキムチをお得に購入)などが売られ、写真の神社では町内会によるバザー、甘酒が100円、お囃子が響くなど何でもあり。おじいちゃん、おばあちゃんが声を張り上げて呼び込み。

会場も一つではなく複数点在。公園ではステージもない砂場でフラダンスやよさこいが演じられ、違う場所では和太鼓、歌謡曲の熱唱。来場者も老若男女、犬の散歩や車椅子など障がいの有無に関係なく、警察も消防もJRも大学もブースを出してPR。
良い意味で好き勝手に盛り上がってる状態。来場者は毎年50万人!アメーバ方式の自立した祭りで「楽しまないと損!」と思わせた祭り。

公務員へのエール!


愛媛県研修所から先日の研修評価が届く。研修生は愛媛県や市町の最前線で頑張る職員たち。地域の未来は彼ら抜きには語れず、山あり谷ありの連続と思うけど踏ん張って欲しいからエール!写真はアドバイザー参加してくだったサイボウズの久保さんからのワンポイント講座の様子。感想を一部紹介。

  1. 一つのニーズに対し、複数のウォンツを考える癖をつけるようにしたい。
  2. できない理由だけを考えるのではなく、できない理由に対して自分は何ができるか、どうすればできるかを考えて実行していきたい。 
  3.  協働事業のあるべき姿(対等な立場で想像力を使いながら、新しい改善策を創造する) を学ぶことができた。
  4. 関係者がワクワクして参加してもらえるプロジェクトのあり方を考える機会になった。 
  5. 自分の組織以外の抱える課題や現状を共有できて良かった。最後のプレゼンでは、同じテーマでも設定する課題や、その課題解決に向けた協働者が異なっており、様々な考え方を知ることができた。
  6. 課題とは何か?といったことに関して、どのように課題を明らかにするか、また課題解決のために、手法・手段が目的化しないよう気を付けるといった話が特に印象的だった。
  7. 課題に対してネガティブにならず、徹底的に調べたり、協力し合ったりして解決したいと思った。
  8. 公務員という職場環境しか今まで知らなかったので、今回、企業に勤めている方の働き方や、職場環境について話を聞けて良かった。
  9. 「調べる」=「数える」・「比べる」・「訪ねる」が参考になった。今後も意識したい。
  10. 協働者を意識しながら、自分の業務について、他者を巻き込み進めていきたい。
  11. 初日はひたすら考えるだけ(調べるだけ)というプロセスは初めてだった。
  12. 発表のための調査より、様々な考えが出てきたことから、このプロセスを学べたことが非常に良かった。

2022年11月20日日曜日

決め台詞は。


】私たちって家事の分担を決めたことある?
【妻】ないね。どうして?
【私】今度、カジダンフェスティバルと言うのに出演するのだけど、今ひとつ“カジダン”と言われるコトにピン!とこないんだよね。
【妻】それは家事を特別に意識せず、“できる人がする”で自然にできてたからじゃない?
【私】そうだね。ゴミ捨て、洗濯、掃除、育児、食事づくりとか両方がしてたよね・・・など、妻に尋ねる。


愛媛県では「カジダン」を「家事を楽しみつつ積極的に取り組む男性」と定義。そんなカジダン男子の家事参画を推進するための取組みを色々していて11月27日(日)は「カジダンフェスティバル」がエミフルMASAKIで開催。

【妻】フレキシブルに対応できたってのが大きいと思う。お互いに比較的自由に時間を調整できてたからね。これが定時で固定化してたら偏ってたかも【私】その通りかも。組織に属していたけど柔軟だったね。


【私】“家事”は独立して考えたことも目的でもないからピンときてなかったかも・・・。【妻】そんなコト考える暇はなかったね。【私】忙しい時もあったけど、“お互い様”だったよね。【妻】完璧とか目指さなかったよね。【私】確かに。ヤバいな、こんな内容で登壇してもいいのかな?【妻】いいんじゃない(笑)。フム、決め台詞は「夫婦は最も身近な他人だからこそ思いやり」が必要と言おう!

極端な働き方。


東京の家に立ち寄る。いい天気で洗濯物を干していた長女が「見て!富士山が見える!」と澄んだ青空の奥の奥に富士山が見えた。「すごいね!」となり、富士山と言えば高尾山。資料作成の真っ最中だったけど「高尾山にいく?」と長女に尋ねると「いいね!」となり、20分後には出発となる。こんないい天気に部屋に篭り資料作成はもったいないと自分に都合よく言い聞かせる。気づいたら行動できるのもエクストリームワークの醍醐味。

40分後には高尾山駅に到着するも日曜日の原宿竹下通りを彷彿させる激混み。(さすが世界一の登山者をほこる高尾山)と思いつつも前に進まない。多くの方がロープウェイだから途中で分かれたものの1号路、4号路ともに激混み。(みんな同じコトを考えてるんだ)と長女と人の合間をぬって歩く。「外国人が多いね!」と長女、言われると中国語、英語、フランス語、ヒンディー語と五組に一組は外国人と思うほど。

混み混みでいつもより時間がかかりながらも山頂に近づくも渋滞。そして到着すると見たことのない人の多さ。写真の後ろにも大勢いたから1000人以上?
肝心の富士山は・・・と言うと、霞がかかってシルエットは確認。紅葉も見頃で満足して下山するも行きよりも多いかも?と思うほどの人出とのすれ違い。往復4時間で家に戻り、一息入れればまた仕事。極端な働き方だけど合ってる。

2022年11月19日土曜日

ポップ・アート最幸!


週末だから。Instagramで4つしかフォローしてない一つの「バンクシー」がウクライナで作品を発表したのは一週間前。作品を見て「どう解釈するか?」は人それぞれ自由なのがアート。あの作品は今後、どう扱われるのか興味あるファンの一人。
そしてNHKでも取り上げられてしまった「鳥取県立美術館」がアンディ・ウォーホルの「ブリロ」の作品5個を3億円で購入した件。そして「キャンベル缶」も4554万円で購入済だった件。

個人的には12月に京都市京セラ美術館のみだけ(巡回ナシ)で行われる「アンディ・ウォーホル・キョウト」へ行くぞ!なファンだから、いいね!けど、ポップアートを知らない、触れたことがない人にとっては???となるのは理解できる。「単に値段が高いから無駄遣い」「個が多い」などの話だったら残念。
石川県能登町の「イカキング(2500万円を投じて作ったイカのオブジェクトは最初酷く批判されたけど、6億円以上の経済効果を生み、批判から称賛に変わった話)」と同じになる予感。

そもそも、建設予定地の倉吉市はポップカルチャーに注力しているのだから文脈はある。ウォーホル、リキテンシュタイン、バスキア、ヘリングなどに大した違いはないと思うけど。
先日寄付されたのは「キース・ヘリング」のドミノ。私は大喜びしたけど、興味関心のない人もいる。このような話がされる時に思うのが「作品に罪はない」ということ。ポップ・アート最高。

謎モナカ。


「ご当地モナカ評論家」として、各地を訪れる際は探すのだけど、青森県で探索は苦労した。大抵「銘菓」や「おみやげ」と掲げられた所へ行けばあるのだけどナイ。(「ねぶた」とか「りんご」をかたどったご当地モナカは絶対あるはず!)と、観光物産館やお土産センターへ行くもナシ。レジの方に「モナカってありますか?」と言われると「チョコモナカジャンボなど」のアイスを紹介される。

代わりに五所川原駅では「石炭飴」「石炭クッキー」なる「黒い飴、クッキー」を見つけて(そのまんまだけどネーミング次第だな)と感心したり。ホント、単に黒いだけ。他にも「ドライリンゴ」は軽くて、そのままのリンゴだから“青森らしい”ので購入。「せんべい汁セット(郷土料理)」もいい。「りんごしょうゆ」なんてモノもあったし、王道の「りんご丸ごと1個パイ」も確認済み。

でも「ご当地モナカ」だけない。最終日に海鮮物などの問屋っぽい所をのぞくと菓子店に青森市のヤマイいと福製造の「バナナ最中」「貝もなか」を見つける。でも、なんでバナナ?貝?とよぎり店員に聞いても「さぁ・・」で解決せず。ご当地モナカと呼べるのか?まだ食べてないけどバナナモナカは白餡、貝モナカはこし餡。そして、やはり1個が大きい。
青森県さん!「ねぶたモナカ」「りんごモナカ」つくりませんか!と提案したい!

2022年11月18日金曜日

芸術な青森。


青森といえば「ねぶた祭」「棟方志功」「奈良美智」と思う。次はいつ来れるか分からないから高速ダッシュで制覇してゆく。「ねぶたの家ワ・ラッセ」は外観からは想像できないねぶたの熱量を感じる施設で、今夏の最優秀賞を受賞したねぶたなどが勢揃いして、迫力に感動してしまった。ねぶたの豪快さ荒々しさと大人しくて穏やかなイメージのある青森人とのギャップがありすぎた。

「棟方志功記念館」へダッシュ!「板画で世界に名が響いている」「わだばゴッホになる」「ほとんど目が見えないのに創作」程度しか知らず、作品自体に興味がある方ではなかったけど30分のドキュメンタリーを観て感動。作品だけでは伝わらない棟方志功という人間の魅力に感化されてしまった。そして、弘前と言えば「奈良美智」。レンガ倉庫を美術館に改装した「 弘前れんが倉庫美術館」で市民が参画して行った奈良美智展の記録展をしていた。

移動の合間を縫っての鑑賞は咀嚼できない部分もあるけど、長く味わえそうでOK!暮らしとアートが共存してるって素敵。
そして、木造(きづくり)駅へ移動するも一つ手前の五所川原駅で運行ストップ。バスへの振替運行で木造駅へ向かうと駅舎が宇宙人型の土偶像になっていて驚く。「一億円のふるさと交付金で作ったんですけど、もう誰も驚かずで・・・」「えっー!私、メチャメチャ驚いたんですけど・・・」

エルム街の・・・。


豪雨の影響で電車が通っておらずバス移動になり、(昭和感漂うセットのような)案内所の扉をガラガラと開けて窓口で券を購入。パッと目に入ったのは「エルム街の〇〇」と勝手に脳内変換されたワードでギョッ!とする。マジマジと見てしまい「エルムの街へは」と読み直すことができたけど、窓口の方に尋ねることもできず、フレディが夜な夜な暴れているかと思うと辺りの静けさとのギャップがすごくあった件。

青森の天気は変わりやすく、晴れから急に雨になったり。ホテルから出れず雨宿りをしていて(傘を借りればいいのか!)と気づき、フロントへ「後で返すので傘を貸してくれませんか?」と尋ねると「傘ねぇ〜、あっ。これだったら差し上げます。」と、棚にあった折りたたみ傘のビニールを破いて「どうぞ」とフロントの方。「えっ!?代金は?」と言うと「それ、いらん傘なんです。」と???な返答で、その後も超重宝したのはいうまでもない。

青森は「リンゴ」。商店街を歩いていると果物屋の前で店主らしき、おばあちゃんと2人のお友達おばあちゃんが井戸端会議。ゴソゴソしてるから何気なく止まったら「アンさん、リンゴ買わん?1つ50円よ」と声がかかる。「50円!?それは安いですね、じゃあ買おうかな?」とポケットから小銭を出すと100円しかないので「2個ください」と言ったら「3個にしてあげる」だった件。1個33円。ダイナミック青森。

2022年11月17日木曜日

アタリ!


「おっ!古い電車だ!アタリ」と喜ぶ。何十年(70年以上?)も老若男女な乗客を乗せた証の古さ。板張りの汚れ、シミ、傷みの全てがデザインのように見える。そしてモスグリーン色のペンキも渋くて好き、どうしてこの色になったのだろう。アンティーク列車と言っていいのかな。この古路面電車、それなりに機械音もするし時に揺れたりもするけど、演出と思えば全て楽しい。

先日の撮影でもお世話になった伊予鉄道さんとも「古い路面電車は少なくなりましたね。」と話題にして、今回のモスグリーンの内装電車の他に「窓枠も木製」の電車も残っていると教えていただき「あぁ!ありましたね!」と盛り上がる。でも、いつかは引退してしまう旧電車。
坊っちゃん列車のように残せたらいいと思う市民だけど、諸事情あるんだろうな。でも一両しかない、見かけたらラッキーな車両とか!

JRで下灘駅に行った時もそうだったけど、乗り鉄、撮り鉄さんがいて、ターゲット層は「狭いかもしれないけど深い」かもしれない。するとフワフワしてる広く浅いターゲットより、ガチッ!とした狭い深いターゲットの方が明確な戦略を考えることもでき、考えるのも楽しかったり。「電車が絡む撮影がもっと増えたらいいですね!」と社員さん。郊外電車を含め色々な車種の電車が走ってるからトーマスっぽくとか!

まさかのドラマ。


こんなことってあるのか!と本当にビックリした話。今から15年ほど前(35歳頃)、私はJFCの前身である「全国フィルム・コミッション連絡協議会」として、文化庁が構築した「ジャパン・ロケーションデータベース(JLDB:日本各地のロケ候補地情報が1万件以上登録されているデータベース)」のリーダーを任されていた。開発から利用促進まで携わり、その一環で各地へ赴いては講座や講演もしてました。

青森県での開催を引き受けてくれたのが弘前フィルム・コミッション。その時の担当者がTさん。帰り際に「温泉に行きたいです。」と相談するとTさんが調べてくれて行き方を教えてくれて、駅まで送っていただき、親切にしていただいたことを今でも鮮明に覚えていて・・・。
それから約15年後、ヒアリングで弘前FCにアポを取るとTさんと同じ名前。もしかして?と思うも同一自分じゃないよな・・・。

そして、弘前FCを訪ねると男性が迎え入れてくれて、本題の前に尋ねるとナント!Tさん本人!おぉ!感動の再会!Tさんは出会いから15年後に要職に就かれ、私はジャパンFCの理事長とそれぞれに肩書き変われど互いにフィルム・コミッショナー。再会話に花が咲く!
まさか15年前の出会いから今回の再会は想像せず、ただただ驚く。出会は点でしかないけど、その後に線になると実感。本題に入るのに苦労した件(笑)

2022年11月16日水曜日

摩訶不思議丼。


松山空港から羽田空港まで約80分、羽田空港から青森空港まで約80分。青森空港から青森駅までバスで約40分。途中何も食べなかったから腹ペコで空港で教えてもらった「のっけ丼」へ一直線。
「青森魚菜センター」は明らかに観光客向けだったけど話題づくりに一度は行っていいかも。ただし16時閉店で、お店に入ったのは閉店15分前。「あれ、お客さん来たよ・・・」みたいな顔をされたけど腹が減ってたのだ!

2000円(税込)の10枚綴りチケットを購入。最初に「ご飯」を丼に入れてもらうが、この時点で1枚消費。残り9枚を通路の両脇にあるお店(多くがフツーの鮮魚店)が提供する「ネタ」から自由に選び丼に乗せてもらう。
でも閉店間際なのでネタが無い店もあり選択肢が少なかったけど、ウロウロするとオバ様店主が「もう終わりだからオマケするよ!」と、サーモンとタイ、シラス、タコをお願いしたら、色々と残ったネタをドンドンいれてくれた。

残り5枚。別の店でイクラも欲しいなと思ったら1枚消費、その隣にエビもあって「大きいでしょ?2枚!」というので「オマケはあるの?」と調子に乗ったらネギトロを乗せてくれる。
残り2枚。うーん、何にしようかな?と思ったら違うお店にホタテがあり、見ていると「これにしてあげるよ」と並んでいた品ではなく袋から取り出した巨大ホタテとヒモを乗せてくれて2枚消費。ネタが三段に重なったのっけ丼の完成。これで2000円は高いと見るか、安いと見るかはアナタ次第。

後で気づくこと。


「他流試合(≒色々な意見を求めに出かけたり、話に行ったり)」は、「場数」と同じで結果として「経験」に変わるから、積極的に参加した方がいいとオススメしたい一人。
当時は「自分への投資、成長の機会」なんて思わなかったけど、振り返ると「糧」になったのは事実だから、当時の自分に(もっと、した方がいいよ!)と言えたら良かった。後の祭り、後悔は先に立たない。

他流試合は「違和感の克服」。アウェイだから当然だけど、アイデアなどを聞く人は誰一人として予備知識がない。だから大抵「なぜ、ソレをアナタがする必要があるの?」「単にいいコトしたいの?それとも地域を変えたいの?」「本当にしたいの?」などの洗礼を浴びる。
自分的には本気で臨んでいるつもりでも、構想の弱さや気持ちの甘さなどが露呈することも多く、(お金や時間を費やして、わざわざ叩かれるって・・・)と敗北感を味わうことも。

でも、お金も時間も費やしているから「元は取りたい」わけで、試合に何度も挑むと、評価をいただいたり、自分も発言ができたり。繰り返せば「自分の型」も形作れるから不思議。
ただ年中、他流試合をしてたら破産するので自分の「型」を磨きたければ「助成金などの申請」で鍛えられる。勝てば助成金ゲット、負ければゼロだけど、自分のアイデアがブラッシュアップできる機会だから得しかない。

2022年11月15日火曜日

ココ大付属学園【冬編】申込スタート!


12月26日から始まる【ココ大付属学園(冬)】の申込が始まりました。冬休み編は計7日間(12/26-28、1/4-1/7)と短い期間ですが、だからと言って「感性の育み」に何か変更があるわけでなく、濃い7日間になるのは間違いなく、我々も存分に楽しませてもらいます。
特記事項は12月の3日間は夏編に参加してくれた大学生たちが戻ってきてくれる!そして1月は松山東雲女子大学生がスタッフ参加してくれる!

「話している時、楽しそうですよね」と、関係者らとココ大付属学園の話題になると笑顔で話してるみたい。それは子どもたちに再会できるからだし、夏編から3ヶ月しか経ってないけど成長した様子が嬉しいし、大人びて(もう遊んでくれないかも・・・)と一抹の不安はあるものの、それも成長への過程。でも、参加対象の子どもたちは70名以上いるから全員が希望しても参加できないのが残念(定員40名/日)

期間中を通して最大の魅力は「自由」という子どもたちが自ら過ごし方を決めるコトだけど、その他に「慌てた正月という名のミニピザづくり」「お金探偵という名の伊予銀行本店見学」「おじいちゃんおばあちゃんの生活体験」は協力者と共に、正月だから羽子板や福笑いなどの「正月あそび」もしたい。住まいも暮らし方も学校も学年も性別も異なる子どもたちが学校ではない所で交流できるって素晴らしい。

90分で描けたアイデア。


参加者だった「松山(愛媛)へのワーケーションを促すアイデア」ワークショップ。我がグループは「30歳前後の独身女性、東京都世田谷区在住。仕事はウェブデザイナーやライターなどワーケーションが可能な職業。ヨガやティラピスをして、自分らしさの実現に自己投資は惜しまない、今のところ結婚願望も強くない。それなりに自立している。」というペルソナを立てて「こんなサービスや環境があったら、松山(愛媛)にワーケーションに行きたい!」を考える。

すると「ウェブサイト」の立ち上げは必須。そして「情報が多すぎるから一人一人のリクエストに合わせたサービスの提供」が必要となり「ワーケーションコンシェルジュ」という人がいて、コンシェルジュ厳選のモデルプランを紹介するのはどうだろう?となる。
でも「与えらえたプランでは押し付けがましいので、選択制にすることで半カスタマイズ、基本とオプションを組み合わせればオリジナルなワーケーションプランになるね。」となる。

ワーケーションの合間のアクティビティは「通年で楽しめる果物などの収穫体験」「温泉やエストなど美容&健康」「おいしい食事」なども選択制にする。ならば「海、山、街でのワーケーション」と入口から選択できるようにしよう!となる。
そもそもワーケーションをする目的は仕事をしながら「リフレッシュ」「英気を養う」だから、心身ともにリラックスして「また頑張ろう!」というもの。わずか90分程度で形になったアイデアに「これ、実現できますよね?」となり、実際にプロジェクトが立ち上がる。

2022年11月14日月曜日

そんな日曜日。


自分に課したのは午前中は全ての作成資料を校正して送信すること。だけど1つだけ送れぬ質だった件。そんな時に限ってインスタントコーヒーを飲もうとしたら粉をこぼしてしまい、シンク、床を拭いたらメラミンスポンジでゴシゴシしたくなり、すると今度は掃除機までかけたくなり、辺りも気持ちもスッキリしたけど「明日できることは明日しよう」となる。頑張らない。

12時になり外出、まつやまNPOサポートセンターへ書類の提出。馴染みのスタッフと立ち話をして隣接する松山市役所第四別館で期日前投票。でも投票できたのは知事選だけで市長選は未だとのこと。でも県民の義務として投票。
写真は、夏休みのココ大付属学園に参加した子どもが夏休みの宿題で描いた投票啓発ポスター。ちゃんと私の意志は届けました。松山市長選は無投票ということか?

(そうだ!お土産を買わなきゃ!)と松山三越に寄って物色。色々な品が並び見ているだけで楽しくなる。だけど初対面の方にはベタでも分かりやすいモノがいいと「坊っちゃん団子」を購入。
そのまま真っ直ぐ歩き「プログレッソ御宝」に到着。ここまで家から45分ほどの歩き。帰りも歩いて帰り今週は48410歩でフィニッシュ!スタンプも15個たまり飲み物1本ゲット。そんな日曜日。