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2022年8月30日火曜日

130人が答えました。


愛媛県新規採用職員研修も折り返し!初回では76.2%が河内晩柑という名称は知っているも、69%が愛南ゴールドや美生柑などが河内晩柑と知らず、73.8%が今シーズン、河内晩柑を食べてない・飲んでなかった。と書いたけど中間調査では、名称を知っていた職員は
76.2%→74.1%に微減。愛南ゴールドや美生柑などが河内晩柑と同じと知らなかった比率は69%→79.3%と激増。今シーズンに河内晩柑を食べてない飲んでない人は73.8%→77%に増!

うーむ、期待値より低い値が出てしまった。新規採用職員は平均20代なのでSNSネイティブ、だからFacebookだ!Instagramだ!TikTokだ!と飛びつきそうだけど、実態は「Youtube(86.7%)→LINE(83%)→Instagram(68.1%)」の順でFacebookは、わずか3%、TikTokは10.4%。参考までにTwitterは48.1%。表現を変えた質問ではFacebookは67.4%が全く使わず、TikTokも55.6%が全く使わず。


Facebookは自身よりも上世代のSNS、TikTokは下世代と思っているのかな?かろうじてInstagramだけど、発信よりも閲覧が多かった。
食べれば、飲めば美味しい!となる河内晩柑だけど、本当に「食べるまで、飲むまで」のアプローチが難しく、リーチしようとSNSを活用しようも選択肢を間違えると届かないと明白になる。この調査昨年もしたので、今年度で精度はもっと高まるはず。


2022年8月29日月曜日

カオスっぽいけど。


何を思って写真を撮ったかと言うと「カオス」っぽかったから。手前のテーブルでは(1)宿題に追われている子どもに解き方を教えている大学生。(2)大学生の隣でお絵描きをしている子ども。(3)大学生の前で黙々と工作をしている子ども。と3種類が同時並行で進行してたから。でも更に右奥では大学生らが創作の後片付けをしていたり、真ん中の男子はウロウロしてて、左のテーブルではプラ板を制作中の子どもがいて大学生が見守っていたり。

奥で子ども達が“たむろって”いるのはパソコンがあるから。何度注意しても“たむろって”しまい、何かしているのかと思いきや「一つのパズルゲーム」を子ども達が順番(一回のプレイは20分間と制限されているため)にプレイし続けて「レベルアップ」している図。いわゆるチームプレイで(そんな遊び方があんの!?)と驚く。想像していなかった遊び方に脱帽。

写真の部屋以外の通称「静か部屋」ではトランプや読書、ままごとなどが行われていたし、体育館ではドッヂボールが行われて、この撮影後に汗だくの子ども達が戻ってきた。
カオスっぽいんだけど、過ごし方のルールだけは全員で予めきているし、子ども達は自分で行動を決めてるから意外と統制が取れているから「管理しない管理」は今のところ機能中。のこり3日間!

夕焼けがキレイなら愚痴も浄化されるはず。


10回のオンライン会議より1回の対面会議。事前に資料がデータで届いているからオンライン会議で再度説明するのは時間の無駄(事前に一読して参加が暗黙の了解ではないのか?)それだけで半分の時間を費やし、案の定中途半端になったり、案の定通信環境の不安定さからタイムアップ・・・。こんなことを数回繰り返したら時間泥棒と思われてもしょうがない。会えば一回で済む話。

10回のオンライン会議より1回の対面会議。オンライン会議では忖度から違和感を放置してしまう時があり、話が噛み合わなくなってしまい「会いましょう!」となる。話を進めると互いのすれ違いは間を取り持つ仲介者が問題とわかり「直接やりとりした方がいいかもね」となる。気軽にできるからとオンライン会議の数を増やしても意味が薄いなら濃い対面会議一回で済ませましょう。

10回のオンライン会議より1回の対面会議。相手の環境を整えると、Zoom、GoogleMeet、Teamsなどのオンライン会議ソフトを使うことになり、Slack、WorkSpace、Chatworkなどのチャットソフトも使わなければならず慣れるのに一苦労。さらにメタバースまで広がり(そこじゃないかも)と思い始める。そこに時間や手間を取られるなら「会いませんか?」と声をかけたり。夕焼けが綺麗だった件。

2022年8月28日日曜日

ノーパンで帰る。


「海に入りたくない」「水着を持ってきてない」など、水が苦手、海水が苦手な子もいるのは事実。「眺めるだけでもいいし、暑かったら基地(ベース)に戻ってもいいよ」と“余白”を提示して誘う。他の子ども達はワッー!と砂浜から海へダイブしてバッシャーン!と弾けていたからウズウズしてしまったのか、男子洋服を脱ぎ出してしまう!「着替え持ってきてないでしょ?」「ノーパンで帰る!」

鬱憤を晴らすかのように波打ち際を駆け回る子ども達。一巡すると砂遊び、磯遊びにチェンジ!プカプカ浮かぶ子どもいる。「私さ、“溺れるごっこ”して怒られたコトあるんだ」「!!!なにそれ!!!」「うつ伏せにタダ浮かんで動かないの」「ダメ!絶対だめ!ビックリするからダメ!」と念押しました。そりゃ、保護者はビックリします。そんな遊びを考えるなんて天才なのか・・・。

「血が出てます!」の一方は学生から。聞けばフジツボで胸や足を切ったとのこと。他にも足指を切ったり、トゲが刺さったり、切り傷、擦り傷する子ども達発生!流水で流して消毒して、自然乾燥させたり、絆創膏貼ってテーピングしたり、幸いに全員軽傷だったので帰り際までに処置終了!
最後の記念撮影は帰りの乗船前。既に疲れ切っている子どももいたりして4時間の鹿島ピクニックは大満足で終了!

2022年8月27日土曜日

鹿島上陸!


バスの中にて。「インチキ、ビンボーなくせに、どうしてバスなんか借りられるのさ?お金はどうしたのさ?」「なけなしのお金から出したんだよ!」「ナケナシ?カオナシ?」(そっちかい!)。そこへ横の子が「インチキはさ、私たちの家からお金もらってんだよ!」と間髪いれずツッコム。「えっー!そうなの。いくら貰ってんのさ!」「ヒミツ!」「集めたお金、パチンコに使ってんでしょ!」

子ども達にとってパチンコは悪い象徴でしかないようで、否定すれば否定するほど冷たい視線がささる。「インチキー!まだ着かないの?」と別の子。「あと30分です。」「えっー!あと30分も乗るの!」「ガマンしてくださいね」「違うよ!楽しいんだよ!」(そっちかい!)。
鹿島への道中で既にテンション高い子ども達。保護者からは「前日は興奮してなかなか寝付けなかったんですよ」などの連絡も。

「船ってフェリー?」「違うよ」「バスも乗るの?」「違うよ」「20分くらい船に乗るの?」「違うよ」「10分くらい?」「違うよ」「何分なの?」「2分くらい」「2分!?短か!」と質問の嵐に巻き込まれながらバス到着。渡船に乗るも乗船時間が短すぎて、呆気にとられる子ども達。鹿島に初上陸の子ども達も多く、まずは1回目の記念写真。この時は後で何が起こるか誰も知らず、分からず。

2022年8月26日金曜日

みんな違ってみんないい。


次々と生まれる不思議な生き物は、“子ども達には見えてる”ようだけど、大人には完成するまで見えない。平たい生き物、高い生き物、丸い生き物、多足な生き物など見たことのない生き物が続々と生まれる(これらの作品は8/30に展示)。その傍らでモゾモゾ何をしているのかと思ったら「できたよ!寿司!」と声があがる。目の前の多くが枝やドングリなどで創作していたのに全く別物を創ってた子。

「サイコー!」と喜んだら、(一つ目はマグロ)サーモン、玉子、エビ、イカと次々と誕生する。そしてなぜか、寿司達も生き物になり“目”が入る。「足があってもいいかもね」と調子に乗って言うと面白がったその子は“寿司に足を生やし”て寿司さんブラザー&シスターが誕生する。30分前には何も誕生していなかったのに、30分後には新しい創作が生まれ新しい話題で盛り上がってるのだから、これをサイコーと言わず何をサイコーというのか?

いわゆる「ゼロイチ」で、ヒントやコツを得た子ども達の創作は加速して、ついに「インチキ星人(の本当の姿)」が誕生する。もちろん、テーブルの向こうでも不思議な生き物は誕生していて、一人一人の個性が爆発したひととき。全体の方向性は創作だけど、個々の感性を尊重して応援する。今夏もたどり着いた感じ。

2022年8月25日木曜日

名作ゲーム誕生!


処分されそうだったサッカー選手たちが“トイ・ストーリーの緑色の兵士風”に(俺たちはまだ現役だぞ!)と語ってきたので、キープする。そこに60cmの板も放置されていてハーモニープラザさんも「どうぞ、使ってください!」と言うのでキープ。そこで2つを組み合わせて何ができるか妄想したら「サッカー型迷路」が閃き、板を芝生色に塗り、サッカー選手21名を所狭しと配置した。

選手の間を抜けてビー玉などの球をゴールに入れる。子ども達に遊んでもらったら意外と面白いと評判になり順番待ちに。でもコツを覚えた子ども達が増え難なくクリアし始めて「インチキ!簡単だよ!」となる。製作者魂に火がつき(そんだったら、これはどうだ!)と芝生に見立てた長さ60cmの板を穴だらけにしてやった!すると、失敗プレイヤーが続出してヒヒヒッ!とほくそ笑むと恨み節を浴びせられる。

でも、やはり何十回も遊ばれるうちにコツを掴まれ「ヘン!簡単だよ!」と言われるも“打つ手”がない。(ココで子ども達に屈するのか・・・)と思った時に(そうだ!審判がいなかった!)と気づき、コツが潰れる所に審判を配置したら、プレイヤーにとっていい加減になる。
ここに辿り着くまで既に200回以上は遊ばれている名作ゲームの誕生。今は「何秒でゴールに入れられるか?」という遊びに変化。

子ども達の変化。


「頭痛=睡眠不足」「イライラ=宿題遅延」「無口=嫌なコトがあった」「泣く=悲しい・痛い」などの因果関係が分かりやすいのが子ども達。朝は元気にオッハー!と入ってきたのに1時間後はテンションがダダ下がり。30分前までよく喋ってたのに今は憮然として無口・・・。
どうして、そんなコトがわかるのか?というと【そんな子ども達は“そうなった理由”を言いに来てくれる】から。信頼関係が築けている証。

「昨日遅くまで起きてたからシンドイ」「〇〇さんが〇〇を勝手に使ってるから嫌」など聞いては「昼寝してきたら?」「一言伝えたら?」と助言のつもり。すると早速30分ほどゴロリとしたら元気になったり、1時間後には一緒に走り回ってたり、子供の方が大人よりも「正しく解決してる」と思ったり。何度も書くけど、子ども達は時に一緒に遊んでる子の名前や素性を知らないまま時間と場所を共有している。

話を戻して。子ども達からの小さなSOSをどこまでフォローできるか?今日は登校日の学校もあり「面倒くさいなー」とか「行きたくないなー」などの小さな声。1週間後は2学期の始業式、始業式と言えば・・・今年はゼロでありますようにと願うばかり。
「うえだ子どもシネマクラブ」というのがあって、子ども達への居場所づくりに、こういうアプローチもあるのかとメモメモ。

2022年8月24日水曜日

驚いて帰られる。


遂にこの時がきた!愛媛のドングリ、松ぼっくり、小枝、流木、木端などを素材に「不思議な生き物」を創作中の子ども達。トンカチ、電気ドリル、ペンチ、ヤスリ、ノコギリ、千枚通し、ボンドなどを駆使して一心不乱に創作中。(そういうコトね!)とか(そう作りましたか!)と唸ってしまう作品が続々生まれて、出品すると返却されないから(うーん、もったいないなぁ・・・)と思ったり。

一巡目が終わると次は「乗り物や武器、道具」などに創作物は変わる。ササッ!と手を動かし思いのままに創作する子ども達の頭の中はどうなっているのだろう?
大人も挑戦するも、デザインや配色、見栄えなど面倒で厄介な感性に邪魔されて諦める。30分ほどで「できた!」と本人はご満悦だけど一見して分からず・・・。「これはどんな生き物?」と聞いて「おぉ!分かった!」と納得。

昨日は3名の見学者が訪れ、驚いて帰られる。案内をしてる最中も「できたよ!」と作品を見せにきてくれる子ども達。「〇〇ちゃんがさー!」など、見学者を全く意識、忖度せず、いつも通りに接してくる子ども達に見学者も、雰囲気に飲まれるしかない(笑)
一見すると放任のようだけど、子ども達は一人一人、自分の意志で行動しているから基本的な秩序は子ども達自身で守ってる(と思う)

計画された偶発性理論。


キャリアについて意見交換をしたので、プランド・ハップンスタンス理論における3つのポイント自分に当てはめると・・・。

(1)現代はキャリアの80%は偶然の出来事によって形成される、はそうかもしれない。
中学生の頃はインディ・ジョーンズに憧れて考古学者になりたいと思ったことも。でもスターウォーズに出会い、映画の道に進みたいに変わり、一度は自ら機会を手放したものの、20年以上もフィルム・コミッションなんだから、当初にイメージした映画監督や脚本家とは異なったけど偶然が重なって今になったの事実。


(2)偶然の出来事を利用して、キャリア形成に役立てる、はその通り。
私の場合は
2001年の正月に偶然に見たニュースステーションで紹介された「フィルム・コミッション」が全て。あの時は我が家にテレビがあったから奇跡!(その後、テレビのない生活が数年続いた)。日本のFCはゼロスタートで手本も前例もないから、当時の担当者とは徹夜でFC談義や自主的に勉強会をしたり熱量が高かった。


(3)偶然の出来事を引き寄せて、積極的にキャリア形成の機会を創出する、もピン!とくる。
2004年、文化庁がJLDB(ジャパンロケーションデータベース)を構築する際に主査になったのが始まりかもしれない。20年前、最年少で理事になり、勢いもあり、JFCに変わっても理事→副理事長→理事長となった。周りの後押し、協力なくして今はない。

そこで何が言えるか?と考えると、昨日は過ぎて変えられず。明日も予定は未定で分からない。すると「今」しか変えられず、注力することで拓けることは多いということ


2022年8月23日火曜日

シャッターチャンスは突然に。


寄付いただいた大量の毛糸をどう活用しようか?と探っていたナビーラ。子ども達も「ナニナニ?」と近づいてワイワイ。とても長かったので最初は「ストール」のように首に巻いて遊んでたら突然、頭に乗せてターバンかと思いきや「真珠の耳飾りの少女」「アリエル」など“カツラごっこ”が始まる。シアン、マゼンタな毛糸はアニメのキャラクターの髪色だよね・・・とうなづいてしまう。

そして突如、撮影会になる(撮影時のみマスク外してます)。数分前までは無かった、この“ノリ”と言うか“勢い”は突然で素だから表情もいい。一緒に写真を撮った保護者もよい思い出になったと思います。
シャッターチャンスは予め用意されていないし、瞬間なのでチャンスは自分の感覚に任せる。サッ!と出してサッ!と撮らないとタイミングを逃すし、何度もシャッターをきると子ども達が気づき、襲われる(笑)

自分がピン!ときた時に写真を撮るのはロケハンと同じ。それは決定的瞬間を狙っているのではなく「情報量の多い写真」を撮るのが目的。20年前にロケハン写真の撮り方で教えてもらったのは「強い写真(≒色々な要素が入っていて1分以上は見れる写真)」。
この写真を見ても後ろには神社があるのはなぜ?だし、工作机の落書きはヒドいし、見どころが多い写真=いい写真。

期待という煩悩。


「目立ちたくないけど、見つけてほしい。」「描いた将来像と届かない現実」「異なる親の願望と子供の夢」「スゴい私が認められない社会」「家事に参画してると自負する夫と全く感じない妻」など、描いた/思ったイメージと現実や現状に隔たり(差)が大きいほど落胆度は大きく、不甲斐ない自分に腹が立ったり、怒りの矛先を他人に向けたり、世間を憎んだり。すべて「期待」という煩悩のせい。

期待とは「将来、それが実現するとアテにして予期すること。心待ちにすること」とのこと。願い/願望の一種で誰もが経験済だけど、期待として描いたイメージと現実には「差・溝・間」的なズレがあって、その「隔たり」は自然に埋まることは稀で、多くは何かしらの行動や意識の変化で埋めようとするも、埋まればいいけど、埋まらない場合、悶々とする心身をどう納得させればいいのか?

よく「比較はやめなさい。」と言うけど、比べることは悪くなく、その差(≒状況)をどう捉えるか?で良くも悪くもなる。そんな質問や相談されたら「そんなコトを考える時間(暇)があるなら、目の前の現実に全集中してください!」と一蹴するけど、心理学者の妻と2時間、学術面と実践面から「隔たりをどう捉えれば、納得すればいいか?」について意見交換。
捉えどころのない喋った内容を言語化するって内省にいい訓練。

2022年8月22日月曜日

やらかし!わっしょい!


盛大にやらかす。創作途中で作った色水が入るコップをバッーン!とひっくり返して、テーブルや床など辺り一面が青緑になる。洋服も染まってしまった。子ども達による自主的な自由研究だったから、“早くやりたい衝動”が普段の手順を忘れてしまい、こんな時に限って新聞紙を敷いてない。(服が染まったのは別問題として)何事も失敗しないと分別が分からない学びと受け止める。

ココ大付属学園は、子ども達にとって「安心・安全の居場所」なので「インチキ・・・怒られちゃうかな?」「大丈夫でしょ、ワザとじゃないんだから。連絡しておくね」と凹む当人をフォローする。子育て真っ最中の保護者は別の見解だろうけど、現場で原因を究明して責めても“そこ”じゃない。ここで創作意欲を削いでしまっては、そっちの方が問題!その後の当人はケロリ、それで OK!

他にも「ぶつけた、切った、転んだ、こぼした、汚した、壊した・・・」と毎日、40名が10時間も過ごせば色々ある。元気な証だけど、受け止める大人は気持ちに余裕がないと対応できないと痛感する。
すると、学校の先生などは本当に大変というか素晴らしい!と思うけど、子ども達とは見解が異なるようで「もうすぐ2学期だね!楽しみだね」「学校嫌い!行きたくない」「・・・」これ、いかに。

2022年8月21日日曜日

アップサイクル作品。


子ども達は資材を「ある分だけ使いたがる」「新品を使いたがる」ので無駄が多い。「ある分だけ使うんじゃないよ!必要な分だけ使うんだよ!」と口すっぱくいっても伝わりにくい(涙)。
ある日、100円ショップの紙粘土(正確に言うと“紙粘土”ではない)で創作をしたら大量に余ってしまった。(100円だし、処分しようかな・・・)と思ったものの、アップサイクルをお願いすると「はらぺこあおむむし」が誕生した件。

先日に松山城で拾った落枝も上手に使い、とてもかわいかったのでパチリ。すると「ナニナニ〜〜!」と群がる子ども達。つくづく、子ども達のアンテナ感度はとても高く、面白さを察知する本能は大人よりも敏感。この後、枝を使った「ハリネズミ」ができたり、不思議な生き物ができたり普段では処分されるものが新たな価値として生まれ変わる瞬間は、いつ見ても愉快でサイコー。

いつも気づかせてくれるのは子ども達。大人のような忖度はゼロだから意見や評価はストレート。理屈もなく、通じなく直感(≒動物の勘)のようでテキトーにはダマせない(笑)。と、言うのも我々が思う以上に見ていてコピペするから。
最初こそ我々のマネだけど、次は道具の持ち方、扱い方、工夫の仕方などスポンジのようにはとはこのこと。端材からもっと創り出してくれないかなー。

タコウィンナー星人来襲。


ナビーラはナビーラ星からやってきて、インチキ先生はインチキ星からやってきて、ハーモニープラザ内の“見えない”部屋に暮らしている。
そんな所に“エッチ星人”という子どもの姿をした小型異星人が現れ、インチキ星人にちょっかいばかりする。インチキ星人にとってエッチ星人は天敵で逃げても襲われる。そんな所に弱小のタコ星人が来襲しても地球人の子ども達は「足をもいだぜー!」とか「焼けた足が美味しい!」と残酷な表現でインチキ星人ビビる。

寄付いただいたソーセージをどういただくか?寄付者から「タコウィンナーが美味しいですよ!」と助言いただいたので、ホットプレート上にタコ星人が続々と立ち上がる。土曜日は参加人数が10人程度なので、子ども達とゆっくり向き合えるからいい。大学生ともマンツーマンになることも多く、土曜日は平日とは違う雰囲気と時間が流れる(私たちも片付け、掃除がスッキリできる)

学生達は8/29の夏祭用の小道具を製作中。「自分たちも参加したい!と思えるクオリティ」が私のオーダー。「どうですか?」と経過を見せにきてくれたら創意工夫が随所に見られてGOOD!私も後回しにしていた工作もできた。
こんな時は企画書などの書類作成などの脳みそから離れて思いっきり遊ぶ・楽しむ!「インチキは何年生なのさ!」「地球で言うと50年生です。」

2022年8月20日土曜日

役目について。


「名前を見てビックリしました!」「研修でお世話になりました!」「六媛はどんな感じですか?」と、今も関わっている人、これまでに関わった人が大勢いた県内職員の合同研修。(今回は一体、何者?)と思われた件。それもそのはずで今回は「エールラボプロデューサー」と名札が用意されていたから。自分ではプロデューサーとは「新しい価値を創出する人≒ゼロイチの人」と位置付けているけど・・・。

今では“その役目”を与えてくださる人の描くイメージで良いと思っていて、お願いは一度もない(自ら率先して名乗るのは「フィルム・コミッショナー」「ココ大学長」の2つ)
国重要文化財萬翠荘、松山東雲女子大学非常勤講師、第一回愛媛国際映画祭プロデューサーなど、何かを期待して役目を与えてくれるのだから、その期待に応えるよう、これまでの経験や妄想を発揮するだけ。

期待以上の成果を出した時もあるし、期待以下になった事もある。その分かれ目は何か?と内省すると「役目を与えた側との意思疎通(≒信頼関係)」で、互いに熱量があり、意識が同じ方向だと成果は出る。逆に与える側に熱量はなく、自身はその場に鎮座、与えた側に諸々を負わせて良い成果は自身、失敗は与えた側では残念。
話がズレたけど、「そんな役割を担いたい!」と相談されたので振り返る。

2022年8月19日金曜日

現在進行形美術。


「ミニチュア」のように見えるけど、実は大きい!額縁型の画用紙に描かれているのはヨハネス・フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」レオナルド・ダ・ビンチの「モナリザ」
こんな絵、小学生が描きますか?と問いたくなるほど素敵だったのでパチリ(ちなみに、この絵はA3サイズです)。四つ折りの新聞紙で何を作ったのか分からないけど、とにかく自分達の“部屋”だそうです。

床に転がっている(落ちている?)ピンク色のモノは“花瓶”だそうで、この後、ちゃんと“生けて”ありました。同じく床にある黄色のモノは“鍵”だそうです。想像×創造が爆発したようで創作意欲満々な子ども達はこのあと、増築を繰り返して3-4人のシェアハウスになり、「持って帰る!」と言い張った時の保護者の“引きつった、作り笑顔”は忘れられません。そうだよね、フツーは家や学校で創れないもんね。

“自由に創作”できる背景にはルールがあるから。それは「カッターやハサミ、文房具、ゴミを帰る際は片付けること」。実際は完璧じゃないけど、ポイントはルールを守らせて常に意識させることで創作にも真剣さが表れるから不思議。これらの作品は現在進行形だから「現在美術」と名づけていて、8/30-8/31の「現在美術展」にて披露目。自分で言うのもアレですが、スゴいコトになってます。

2022年8月18日木曜日

インチキじゃない話。


「今日はおでかけ」と告げると「どこに行くのさ!遊び?パチンコ?」と矢継ぎ早に質問する子ども達(子ども達にとってパチンコは“そんなイメージ”の よう)。「そう、遊びに行ってくるね」と話を合わせると「(私たちを置いて行くなんて)なんてヒドい大人なんだ!」と突っ込みが入り、「本当は教えにいきます。」と本当のコトを言うと「インチキのくせに、どうして教えられるのさ!」と指摘される。

昨年はオンラインだったので2年ぶりに愛媛県政を担う愛媛県新規採用職員への研修。今回も200名を超える職員と共に公益について考える。堅い内容が多い中で一際特異を放つボランティア/NPOによる「地域づくり、撮影がい及ぼす地域への影響など」について。伝わってくれたら嬉しいと思ったら休憩時間に「お世話になりました!」と、学生時代に縁のあった当時学生だった方が県庁に就職してた!

研修後半は河内晩柑の需要拡大について検討。とは言え河内晩柑について尋ねると、76.2%が河内晩柑という名称は知っているも、69%が愛南ゴールドや美生柑などが河内晩柑と知らず、73.8%が今シーズン、河内晩柑を食べてない・飲んでなかった。意識の中に入らなければ購入などの選択肢にも入らない。いくら愛南町は日本一の生産量と言ってもね・・・これはインチキじゃない話。

2022年8月17日水曜日

想像力を育むとは。


紙切れに重曹とクエン酸を入れると化学反応が起きてブクブクと泡立つ。その様子に好奇心の塊の子ども達は早く触りたい!そしてかき混ぜたい!ヌルッとした感触に「気持ちわるーい!」と言う子も入れば「気持ちいいー!」と喜ぶ子も。ついでに重曹とクエン酸が入っていた紙袋もポイッ!と入れてひたすら「揉んで、ちぎって、かき混ぜる」こと約15分。すると・・・。

攪拌された紙は水と混ざりトロトロになり、すくい上げて水気を絞ると「紙粘土の素材」が完成する。そして紙粘土の素材にノリを混ぜて成形スタート!団子を作ったり、ポケモンボールを作ったり、星や惑星を作ったり、おにぎりを作ったり・・・色々な作品ができあがる。でも、この時点では成形のみで着色していないので、見た目は地味。1週間ほど乾かすことで超軽量のホントの紙粘土が完成。残るは着色のみ。

紙粘土をそのまま購入した方が安いし(安い100円ショップの紙粘土と称する商品に紙は入ってないけど)、早いし、汚れない。手間のかかる作業に「紙粘土ってこんなに(作るのが)大変なの?」と子ども達。過程を知ると、自然に扱いが丁寧になるし、愛着がでるから不思議。普段は完成、商品化されたモノしか見ていない子ども達にとって過程や経緯を体験してもらい想像力を育む。

2022年8月16日火曜日

また愛媛県初。


「愛媛県パズル」が大好評だったのは3年前。その時から愛媛県をテーマにした「次」を考えては沈み、沈んでは浮かびの繰り返し。そして遂に「えひめいろ(迷路)」にたどり着く。
ちなみに辿り着くまで「愛媛県内20市町のバランス積み木」「愛媛県内旧70市町村パズル」「愛媛県内20市町の観光名所立体パズル」など色々と考えたけど全てボツ。そしてパズルに決めたものの、どこまで深掘りするかでまた悩む。

「ビー玉が落ちたら裏愛媛で続きができる」「等高線のような立体迷路」など、これまた色々と考えるが今度は予算との兼ね合いで断念。愛媛県初の企画だし先ずはシンプルに作る予定が、子ども達がド派手にしてくれた件。迷路だからスタートからゴールへ向かうと思いきや子ども達は紙粘土で火山や海辺、鯛や鯨、橋や建物を作り“ゴールがとてつもなく遠い”迷路を作ってしまう。

2時間の創作予定は3時間を超え、その間の集中力はスゴかったこと。迎えに来た保護者は既製品と勘違いして「どこに売ってますか?」と尋ね「オリジナルの非売品です。」と告げたらビックリ顔だった。改良したら、これまた売れる!とそろばん弾く(でも弾くだけで売るには労力が必要なので手が回らない)。企画は自分がワクワクしないとオススメできない。自分専用に作るぞ!