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2022年2月7日月曜日

ココ大付属学園【春】参加者募集!


3月26日から4月7日までの12日間、開校する「ココ大付属学園【春】」の参加申込を開始する。
今はまだ寒い真っ只中だけど、開校時期は菜の花の黄色や桜などのピンクも咲いて春を感じているんだろうな!この時期だからこそ、1つしてみたいことがある。それは「桜の花」を子供たちと作り、朝など訪れる度に一枚ずつ、予め用意している木に貼ってゆくという現在進行形の作品。完成すると壮大な桜絵図になるはず。

今回は運営スタッフも募集している。子供たちの感性を見守ってくれる方を希望していて、一緒に作ったり、話し相手になったり、ゲームしたり、散歩したりなど、子供たちを中心にした過ごし方に寄り添ってもらえる方なら年齢性別経歴などは不問。興味関心のある方はコチラからお申し込みいただきたい。運営スタッフ以外にもボランティアも募集しているので、新たな出会いに期待したい。

3月26日からは子供たちに全集中になるので、それまでには全ての事業にメド(報告書作成とか事業立案とか研修とか!ロケハンとか!)をつけておかないといけないのが目下の目標。
あぁ、でも6年生は今回で卒業なのか・・・。昨年夏に出会ったばかりなのに寂しさ一抹。今回の12日間、どうしたら驚きに満ちて子供たち同士が楽しく過ごせるか?これも企画の一つなんだよねとネジを引き締める。

韓国作品は面白い。


「注目している国はどこですか?」と尋ねると「韓国です。」とアメリカ在住の日本人の映画プロデューサー。理由は「ブラックパンサー(カーチェイスに市がバス停などを動かしてまで撮影に全面協力)、パラサイト(実写、セットも含めた世界観の確立)などに勢いを感じている」とのこと。「韓国の映画本数は日本より少ないんです、でも1本1本のインパクトが強いこと。またドラマの強さが目立ちます。」と解説を入れてもらう。

「ミナリ」を観る。「今日が終わる、また明日が来る。」のコピーが秀逸。淡々と物語は進むものの、“流れてしまう家族の何気ない日々”を的確に捉えていて、映画でしか表現できない作品と勝手講評。全編韓国語のSF作品も観る。物語自体や配役はさておき、全編SFだからロケはなく、世界観を細部までに作り込んだことがすごく、(日本でこの規模の作品はできるかな?)と、思ったり・・・きっとできます。

「1本1本のインパクト(≒印象)が強い」が響く。原作にしてもオリジナルにしても、やはり素地となるモチーフ(題材)の作り込みか。でも、このモチーフは明暗などの変化球はあるものの普遍的なキーワード(家族、愛、友情、親子、平和、祖国、自己肯定感など)が多い。
何が言いたいのか?というと、だからソコではなくて、その普遍的なモチーフをどう感じさせるか?のアイデア。「やっぱり、FCの奮闘って映画になるよね?」と同意を求める。

2022年2月6日日曜日

どこ目指してんですか?


映画が1900円/一般に対して400円/一般という値段につられて入った科学館がとても勉強になった件。愛媛県でいうと総合科学博物館と同じだけど、展示物などは多かったし面白かった気がした(個人の感想です)。
興味をひいたのは地震についてで、こう言った展示はデータが古い印象があったけど最新情報(直近2週間)が表示されて、見入ってしまう。たった2週間の間にナント地震の多いことか。最後にはプレートの境界まで表示された。

プレートの境界上で暮らしてるんだと改めて思うと、この先のことを妄想してしまった。「地震はいつ起こっても全く不思議ではなく、常に備えが必要です。」的な説明があったけど、全くその通り。先日の地震もビックリしたけど(おぉ、揺れてるな)と夢の中での出来事で済んでしまい、仮にココ大付属学園で子供たちを預かっている途中に地震が来たら・・(その時は施設の避難指示に従います。)

知り得たことを早速、周りに伝ると「電源ですよ、電源!今は電源がなかったら生きていけませんよ」とのこと。そこでお約束の話題になる「泉谷さん、どうやって暮らしてるんですか?」「フツーだよ」「(車(免許)も冷蔵庫もテレビも無い生活は)不便じゃないんですか?」「特段に感じないし工夫次第だよ」「ナニ目指してんですか?どこ目指してんですか?」と、世間とズレ始める。   

あの時の味は・・・。


正直に言うとグルメ派ではありません。トマト以外は何でも食べる“雑食”で、大抵のものは美味しく食べられるし、こだわりもないから同じものを数日食べても飽きない便利な胃袋です(今なら毎日鍋でも大丈夫だし、昼にカレー食べて夜も翌日もカレーでも大丈夫です)。無頓着なのか?鈍感なのか?美味しく食べられているのだから問題なし。だけど「ひつまぶし」だけは色々とありまして・・・。

21年前(2001年)のコンサル時代は上司に言われるがままにプロジェクトにアサインさせられて自分では仕事を選べなかった。そんな仕事の一つに名古屋拠点の某企業のネット戦略を受け持ち戦略メンバーに加わる。企画提案書を書き、上司や同僚らと新幹線で名古屋へ行った。クライアントの社長はTHE 社長という感じで秘書がガッチリ横に控えていて、毎回好き放題言われた記憶があり、何度も更新した資料を持って行ったような。

ダメ出しに凹み、その都度「元気出そうぜ」みたいな感じで「ひまぶし」「味噌煮込みうどん」を食べて東京へ帰った。「ひつまぶし」を初めて食べたのもその時だったけど、味も”ありがたみ”も当時は全く覚えてなく、今回「ひつまぶしでも食べませんか?」と言われなければ、21年ぶりということも忘れてた件。ストレスもなく、気持ちよく食べれるって美味しく食べられるという話。

2022年2月5日土曜日

どんな日だよ!


テクテク歩いていたら、目の前でコチラにマスク姿で会釈する女性がいて目があって「こんにちは!」とハッキリ言うから(後に控えるFC研修の参加者かな?)と思ったら、キャッチセールスだった件。なんだよ!と、思ったら今度は信号待ちで「〇〇○はどこですかね?」と、初老の男性が尋ねてきたので「あっ、ゴメンなさい。分からないです。」と答えてしまった。聞き取れなかったし・・・。

ホテルへチェックイン。必要事項を記入して担当者に渡すと「愛媛県松山市からですか?」と尋ねられたので、!?となりマジマジとフロントの方を見てしまう。「私、宇和島市出身です。」とフロントの方。「えっ!南予ですか!」と訳の分からぬ返答の私。「お仕事ですか?」「はい、そうです。」「お疲れさまでした。」と続き、「空いていましたので、少し広めのお部屋を用意させていただきました。」わぉ!一日の最後にこう来たか!

昨今は「黙」が蔓延して、必要最低限のコミュニケーションしかできず、無意識な緊張を強いられる日々の中で、意外な所での声がけにドッと“何か”がほぐされる。コミュニケーション(≒人との関わり)が変わり、“見知らぬ人は怪しく思え”的な教えも蔓延。でも、知らない人と交わらないとモノゴトは広がらない。コロナウイルス対策を万全に整えて今回も終了。

2022年2月4日金曜日

本物とニセモノ。


ニセモノが現れて本物を脅かしてしまったら・・・。何が“脅かす”のか?と考えた場合、一般的に考えやすいのは「商品」とか「サービス」の模倣やマネで、本物と同等、もしくは本物が持つ情報を活用して商品化、サービス化は、よくある事。でも本物はダメージを受ける。仮に抗議をしても、そういう輩は話を聞いてくれるわけでもないし、抗議をされることで、“より一層模倣、マネしている品やサービスに価値はある”と思うツボ状態になる。

そこで本物は考えた。「ニセモノが本物の品やサービス(≒特別なものと位置付けて)を模倣して高額で売りつけているなら、我々はその品・サービスを無料で提供しよう!」と。
専門性が高い所に価値を見出していた品・サービスに、より高い付加価値をつけて無料で提供することにした。この一見して無謀とも言える作戦は(えっ!?いいの?大丈夫なの?)と、周囲をザワつかせる。

最初こそ、品の技術やサービスの内容の流出でダメージはあったものの、長期的にみるとニセモノの価値を無効化することに成功し、ニセモノは売るモノがなくなりジリ貧になり弱体化。
ニセモノは本物を超えることはできないし、絶対に勝てない。というエピソードを目の当たりにしてムムッー!となる。結果オーライの話だったけど、短期のダメージが大きすぎると回復までの時間に耐えられるか?がポイントかな。

健康寿命。


「亡くなりましたよ・・・。」と言われて絶句。しばらくお会いしていなかった「ココ大の先生」が亡くなっていた。地域の歴史をめぐるボランティアガイドなどをされていてお世話になったし、ココ大授業にも参加くださった生徒でもありました。人っていつでも会える存在ではないと痛感。何一つ言えずの別れ。そう言えば“あの人”も“この人”も突然の別れだったと思い出す(涙)

死ぬまで健康でいられる人はごくわずかなのね。平均寿命まで残り30年、いや、それより先に・・・。

そんな側で、70歳までの定年引き上げの努力義務(2021年4月)が施行されて、老いても働き続けるのか。そして晴れて退職しても健康寿命が72歳となると、たった2年の間に旅行だ!と思っても70代以上の旅行回数は1.13回と60代の1.62回から激減する。そして健康寿命は尽きる。だから「その時」では間に合わないというか、気力体力が追いつかないかもしれない。
常日頃から楽しめるようにと。柑橘の木の寿命は何年だったっけと。

2022年2月3日木曜日

〜のような場所。


「泉谷さん、惜しいっす」と返答=却下。何が惜しいかというと「東京」に見える場所のロケハンで、前から気になっていた場所を写真に撮って送った返事だった件。「見えそうだけどな」と食い下がってみたもの、この写真が「青山、吉祥寺、表参道、恵比寿」辺りには見えないかな?。それとも原宿や代々木、渋谷辺りから一本入った裏道にありそうな場所かな・・・と妄想。いづれ何かに使おう!次がある!

そう言えば「三丁目の夕日(第1作)」で、昭和32年の荻窪周辺の設定を大洲市のポコペン横丁付近や伊予鉄道の石手川橋梁(石手川公園駅近く)で進めていたことを思い出す。監督まで来たメインロケハンだったけど、夜のシーンは撮影時間中に周辺住民が外出できない、準備が大掛かりすぎるなどの理由で結局、東宝のスタジオに大規模セットを組んで撮影されたよな。その時はセットにお招き預ったけ・・・。

「えっー」!と驚いたのは以前に松山城を1ヶ月間、貸し切りたいと言ってきた某配信会社の作品がイギリスで撮影中と知る。オープンセットを組んでるとのことで、コロナウイルスの影響もあって海外から日本へは来れないもんね。「いいですよね、皆さんの所は・・・うちなんて東京の代わりにしか撮影してもらえないんですよ!」は名古屋ロケナビのスタッフ。最近も東京設定の大規模撮影をしたとのこと。

2022年2月2日水曜日

バーチャルロケハン。


メタ社などが牽引して世間で話題のバーチャル空間。セカンドライフなどの昔を思い出す。今回教えてもらった「GAIA TOWN」に入ってみる。アバターの設定は海外製なので外国色強い(なぜ、こういう点でフォートナイトとかGTAなどのようなオシャレでカッコいいアバターが作れないのか疑問、技術的、ネットワーク的な問題なのかな?)。一先ず自分をアバター化してウロウロする。

利用目的は海外製作者とのロケ地マッチング機会に「GAIA TOWN」のような「場」を活用できないか?の感触。未だ利用者が少ないので空間は現実の延長に置き換わっているだけで「竜とそばかすの姫」のOzのような世界観はない。デジタル空間にアナログ感覚を残したいのはわかるけど、移動したり展示スペースに入ったりと現世界と同じ手間が発生するのは、ちょっとまどろっこしかったり。

例えば、会場自体が瀬戸内海として表現されていて、目の前は大三島の大山祇神社だけど横は道後温泉本館、後ろは双海駅、奥に進めば松山城や東平など、臨場感溢れる音とグラフィックで、擬似的にロケ地をバーチャル体験できると、現実世界では絶対にできない価値なんだけどな。展示ブースというモノはなく1歩踏み入れたら愛媛とか瀬戸内が目の前に開けている感じ。今は発展途上だけど5年後にはフツーになってるかもしれないバーチャルロケハン。

愛媛ファンゲット!


「泉谷さん、FCは何年ですか?」「20年です。」「うわっ!長い!」「〇〇さん、おいくつですか?」「31歳です。」「と、言うと11歳からフィルム・コミッションをしてる計算!?ワヮヮ!」と、ビックリする。30歳から50歳までと11歳から31歳までとは同じ20年でも質の違い、雲泥の差を感じる!「で、愛媛と全国ですか?」「えぇ、愛媛いいですよ」「愛媛、いいですよね。地方がロケ初めてで、それが愛媛!」愛媛ファン一人獲得。

「私も愛媛の印象はスゴく良いです!」ともう一人。おっ!愛媛ファン、二人目ゲット。話は徐々にディープな話になり「あそこを通行止めにしたんですか!」「担当者も、いつかはしてみたいと思っていたようです。」。
実はこれが危ない。これまで、国道11号線の通行止め、赤信号の交差点に逆走車走行、来島海峡大橋で単独走行撮影などを支援してきました。すると、その時は疲労困憊で(二度とするか!)と嫌気がさすものの、悲しい職業性で翌日から“より難しい撮影に好奇心”が湧くから危険!

純粋に愛媛が好き!もあれば、撮影ができるから好き!もあって、そこは聞いてない(爆)。でも、どのような形でも愛媛ファンになってくれるのは嬉しいこと。
「君のような県外から来て、我々より知ってる人を知らないよ」と、経営者から褒められる。(いえいえ、こうしていられるのは、県庁や市役所時代の上司や同僚、地域の人々が“変や奴だ”と面白がってくれて、連れ回してくれたおかげです)と心の声。

2022年2月1日火曜日

声を大にして言いたい!


毎年恒例の「日本映画産業統計」が、日本映画製作者連盟からされて一人感慨にふける。と、言うのも業界全体を見ればコロナウイルスの影響は大きく、回復なんて程遠いけど、興行収入10億円以上の作品一覧を見ると上位3作はアニメ作品(ちなみに上位10作品にアニメ作品は計4本)で、1位「シン・エヴァンゲリオン」は山口県宇部市の宇部フィルム・コミッション。3位「竜とそばかすの姫」は高知県の高知フィルム・コミッションが支援した作品!

そして、今は「ドライブ・マイ・カー」がカンヌ国際映画祭(脚本賞)、ゴールデングローブ賞(外国語映画賞)、全米批評家映画協会賞(作品賞、脚本賞)など10以上の受賞を日本、世界で席巻しているけど、この作品は広島県広島市の広島フィルム・コミッションの支援作品。
これらの作品は研修で支援内容などを共有させてもらい、各FC担当者の奮闘を知ってたから嬉しくてたまらない。

そして、2019年の理事長就任時に予想した「実写以外にアニメ作品の支援がもっと増える」が現実になる。ただ予想外のことも・・・それは「配信作品の支援が想定よりも早く増えていること」。配信作品は未だ海外作品が多いと思っていたけど日本発のオリジナル作品が東京だけでなく地方撮影も増えてきた。ちなみに日本映画産業統計では2021年に劇場公開された邦画は490本だったけど、この本数に配信作品は含まれていない・・・。

出稽古大切!


情報量がとても多かった徳島県への研修のアウトプットもこれで終わり。最後は「アドリブ大学」の中川社長さん。写真は「工場に泊まる」でドメトリーで一夜を過ごした翌日、出発直前の記念写真(ちなみに左端が“もってた”Dくん)。研修生の金光さんから拝借。アドリブ大学はココ大と似ているけど、全方位体制のココ大より、狙いやターゲットを絞った硬派な感じ。「コミュニティ」という言葉/表現を使われていたので「コミュニティって掴みどころがないけど、どうしてコミュニティを意識するのですか?」と尋ねる。

「(自分達が想像もできない)色々な可能性を生み出せるのがコミュニティだからね」的な返答に「コミュニティに集まる方々の知識や経験などによる化学変化ですね」と話が合う。(素敵だな)と思ったけど、その後の中川さんに更に感銘を受ける。それは我々を受け入れてくださった際の“片付け”などの裏方作業を一人黙々とされる姿で、見過ごせず我々も手伝わせてもらう。ものすごくホスピタリティの高い方。

出稽古は大切。これまで各地を訪ねたけど、いつの間にか“知ったような勘違いで自分の範囲に収まってしまう(=タコツボ化)”はよくない。以前のようにホイホイ行けないけど、正しく恐れて、常に自分をアップデートしないといけないと痛感。写真のあと、見送ってくださる時も片付けしていた中川さん。見える所だけでなく見えない所こそ本質が宿るというか素と思った件。

2022年1月31日月曜日

本当だったら・・・。


「会えるのを楽しみにしています、“モナカ”持っていきますね!」と、再会を約束していた県外ランナーの友人。昨日は予定通りだったら「愛媛マラソン」の開催日。1万人のランナーだけでなく、大会を支えるサポーター、協力者などの声がSNSに散見できて、誰のせいでもないけれど、このモヤモヤや鬱憤はどこで発散したらいいのだろうと。そう言えば朝散歩でもランナーを見かけなくなったのも、このせいか・・・。

本当だったら・・・。私も今は高松での会議へ向かう電車の中で居眠りをしていたはず。ぽっかり空いた2日間を“ラッキー”と思うしかなく、滞っていた作業などに充てようとTODOリストを書いたら20コ以上出てきて(ヤバイ!2日間では消化できない!)となる。
この「途切れそうな流れ」を繋ぎ止める【レジリエンス(今回で言えば、急な予定変更によるダメージへの対応)】が試される。ボーナス日と思うと燃える!

でも、こうもスケジュールが目まぐるしく変更になると再調整の手間がものすごく煩雑になる。1月に予定されていた撮影もなくなった。もう、あの時(いつかコトの顛末を暴露したい!)のように決まっていた撮影を逃したくない(涙)。
一時的なイレギュラーだからと2年。その間にアメリカの母が亡くなり、本当だったら墓参りをしていたはず・・・。今は目の前の対応で精一杯だけど、平常に戻った時こそ本当のレジリエンス力が求められる。

もう一度、楽しませてもらっている。


ココ大付属学園【春】に合わせて運営スタッフを増やす。夏休み、冬休みと行い、春休みの今回。手探りで運営しトライ&エラーだったけど、これまで得たことのない「実感」もあって、それも未来の塊である子供たちと直接触れ合うことができて本当に楽しい。我が子が小学生の頃を思い返すと、同じようなコトをしていたなと・・・。なんと言うか、もう一度楽しませてもらってる気分。

運営スタッフには条件があり【保育士免許、社会福祉士、教員免許、子育て支援員研修修了者】を持つ、有資格者でなければならず、現在のスタッフは全員資格所有者。人生の先輩方にも協力してもらいたく、松山シルバー人材センターからもシニア世代の有資格者が参加。
今回、若干名ながらスタッフを増やすこと=できることが増えると考えていて、新しい出会いを試みる。ちなみに私は、何一つ該当する資格をもっていないから「インチキ先生」。

運営スタッフって何するの?の質問には「友達以上であり、保護者未満」だから、統率はしない。子供たちの好奇心の引き出しを引き出す役目かな?これが「想像力や創造力、表現力などの感性の育み」に繋がると思っている。そのためには子供たちは「自分で考えて判断すること」が色々な場面で求められる。そんな時、声をかけたり、気持ちを汲んだり、手助けしたりすのが運営スタッフ。申込はコチラから。

2022年1月30日日曜日

600万円です。


諸説あるけど、企業が繁栄を謳歌できる期間は「約30年間」と言われていて、23年から37年の“幅”があるとのこと。なんで30年間なんだろう?と考えさせられた。
営業担当者から「(利用料は)車1台分のお値段です。」と、言われて???となる。なぜなら「私は運転免許を持ってないから車を買ったことがなく、車1台の値段を知らないから!」。いきなり相手のことを知らず、聞かずに話してきたぞ!

てっきり、100万円?200万円?と思ってたけど正解は400万円でした!(400万円の車がどんな車種か知らないけど最近は軽自動車も高いと知る。)そして「初期費用として別途200万円です。」と言われてドン引きする。さらに!「即決してくれるなら、初期費用は免除します!」と、どんなビジネスモデルなんだよ!と心の声が呟く。上から目線と思えば、急に下手に出たり、憐れんだりなどの揺さぶりトークは悪い印象しか与えず。

いかに自社のビジネスモデルが素晴らしいか話してくれたけど、20年ほど前の創業時の顧客が高齢化して新しい顧客を創造しないと自らのビジネスモデルが崩壊する(≒自社の繁栄を謳歌できない)ことを喋ったと気づかなかったのかな?その場で600万円もポンッ!と即決で払える人を知らない。
丁重にお断りしたら、表情がそれまでの営業面からガラリと変わり「後日、後悔しないでくださいね。」と厳しい顔で捨てゼリフを言われてしまった。すごく勉強になったひととき。

ムー少年だった私は。


辺りは1000年以上も遡れる歴史深い地域。細い未舗装の山道を登った先で紹介されたのは自然への意念や思想を具現化した祠(平積みの石や丸石、てっぺんの石の意味などを教えてもらったが忘れてしまった・・・)。こう言うものを作って祀り、長年暮らしていたとのことだけど、私には【UFOなどの未知と交信するアンテナ】にしか見えなかった、なぜならこの祠の上はポッカリ開けていて空と光が差し込んでいたから。

他にも神様に実った穀物をお供えする藁で編んだり組んだドーム状の置き場所があったり、収穫した稲を木に吊るしていたり、何も知らずに立ち入ると「ちょっと怖い系」と勘違いしてしまう要素大(不謹慎でゴメンなさい)。それだけ山深く時代や文化、伝統を大切にしてひっそりと暮らしている地域。当然ながら、この地域で暮らす人々は自給自足が基本だけど、アマゾンは活用している。

辺りには平家の落人伝説も色濃く残っているほか、キリスト縁の伝説があったり、そして「子泣きじじい」の里もあったり、ミステリアスな地域。ムー少年だった私からすると、この不思議感がたまらなく、色々と紹介したい反面「毎日、団体が来るとオーバーツーリズム(≒対応できない)」とのことで、地域を持続させる経済循環と平穏な生活のバランスの取り方について考えさせられた場所。

2022年1月29日土曜日

時間がない。


地域内に素晴らしい方が暮らしていて、自分達の地域を盛り上げようと献身的な姿勢に感銘を受けて(愛媛ではどうだろう?)と考えしまった。愛媛にもいるけど、これほど「狭いエリア」で複数人も自ら自覚して臨機応変に対応し、面白くてユニークな素材(コンテンツ)を持っている高齢者はいるかな?発掘できていないのか?おられないなのか?とにかく「"その人”ありき」で、人がコンテンツを再確認できた。

ただ!あえて言うと【時間がない!】のである。平均年齢約80歳の方々なので、この先は誰にも分からない。山口さんなんて「○○さんが事故で三途の川に着き、親戚らが向こうで手招きしてたから渡ろうとしたけど渡らなかったのよ!」というエピソードを、自身の体験のようにしてくれてリアリティありすぎ!「来年も来るね!」と言っても来年の相手は分からない。一般的なら継承されるけれど、そもそも人がいない・・・。

これまで携わった愛媛県の西予市や大洲市などでも同じ事態は起きていて、「その人自身がコンテンツ」だから代替えができない。10年前だったら継承できる人財育成で育てましょう!だったけど、今となっては「今だけ存在するコンテンツです。」に変わってる。コンテンツを持つ“人”も必要だけど、そのコンテンツを発掘し磨く人も必要で、私はこの10年、地域に貢献できてきただろうか?と問いを立てる。

妖怪たち。


艶やかな美声で民謡を歌ってくれた都築さんが作ってくれた昼食(写真)は、周辺で採れた野菜天ぷら(猪肉のジビエ天ぷらも!)、蕎麦は手打ち、ご飯は穀物入り。フランス人など海外からの来訪者が多く「海外ではヴィーガン、ベジタリアンも多いけど好まれますか?」と野暮な質問をした私。「みんな、好きでしたよ。」の返答に浅い質問を反省。そうだよね、味噌も醤油もご飯も雑穀も全部、手作りの安心安全な材料だから、この味が好まれる。ジビエ肉がNGなら、こんにゃくなどに交換可能。

軒先でお茶を出してくれた猪岡さんはお茶などをつくる農家。「その時」に収穫できる野菜でもてなしてくれる。そして奥では90歳超のおばあちゃんが趣味でカズラを編んでカゴなどを製作中。
ちなみに、この西祖谷地域にお茶を広めたのは山岳武士出身の徳善家で、子孫のおばあちゃんがお住まいの屋敷は1000年以上前まで遡ることができる重要文化財。

最後は大歩危駅前で歩危マートを経営される山口さん。事前レクの「気をつけて!」が何を指すのかサッパリだったけど、すぐに分かる!グイグイと引き寄せるパワーが凄まじく、お茶を飲めば「おかわりは?」、商品を尋ねれば「食べてみる?」、帰ろうとすると「これはどう?」とサービス精神が超旺盛で勢いがすごい。「みんな妖怪なんだよ。」とコーディネートしてくれたデオッチ(60歳)。人間界で言うと都築さんは77歳、猪岡さんも75歳超、山口さんは80歳。3人とも自分のことを妖怪と言っているので本当に妖怪と思う。

2022年1月28日金曜日

巻き込み、巻き込まれ。


結論から言えば「一人でもできるけど、一人でできることは限られる」ということ。決して一人が悪いとは思わない。「一人時間」はとても大切にしたいし、全てを掌握できる「一人事業」は責任と自由が絶えず混じり緊張感が楽しめる。「一人生活」も10ヶ月、冷蔵庫なし、テレビなしの生活も一人だと苦にならず、知恵と工夫で毎日が修行のよう。一体自分がどこを目指そうとしているのか分からないけど、一人を満喫中。

だけど一人は一馬力。これが仲間や協力者を得ると一馬力は数馬力になり無限馬力になる可能性もあるのを知っているから、仲間、協力者と共に行動するのも大切。そんな数日だった今週。「2022年はこれまでと違い解放されます。」的な内容だったと思う星占い通りで、都合の良い部分だけ信じる楽天家。コロナウイルスの影響で“つながり”や“ネットワーク”などが寸断、断絶されてしまったけど、再構築の予感。

だけど、単にこれまでの関係性を依然に“戻す(ゼロ)”ではなく、“新しい再構築(プラス)”を感じさせるのがポイント。「可能性を広げたい、可能性に繋げたいんですよ。」と相談。「いえいえ、私一人ではできません。協力者がいてこそ発揮できます。」とお伝えする。「巻き込み力」とか「巻き込まれ力」という言葉があるけど、分断されて点となりそうなモノゴトにどれだけ、巻き込み、巻き込まれるか?試す価値のある案件発動!

一期一会。

写真はデオッチ(左)から拝借

前述したように、“たまたま”その場に居合わせたDくんとは初対面だったにもかかわらず、翌日は終日共にしたし、都築さんとも初めてだったけど外国人を相手に百戦錬磨(ちなみに77歳の都築さんはタブレットを駆使する)だったので、外国人のノリで話せたし、猪岡さんとも初だったけど、昨日も会ったような語り口になったし、山口さんには押し倒されながらも古い友人のように話せた。再会を約束してバイバイ。

極め付けは「かずら橋」に到着すると、学生らしき先客が4名いてカメラを持っている。(観光で楽しんでいるんだな)と思い、カズラ橋の上で「こんにちはー」と、追い抜かす。
カズラ橋は揺れるし、橋は隙間だらけのスケスケで怖かったけどスタスタとリズムをとって制覇。近くの平家の落人伝説が残る「琵琶の滝」を見学してたら、先ほどの4人組とデオッチがなんだか話している。

「この人はスゴいんだよ!」と紹介されて、誰のことかと思えば私を紹介していて、聞けば学生4人組は地域のPR映像制作を県?から受託して、その撮影中だったとのこと。名前もそこそこに、その場でSNSの交換が始まり、記念撮影まで撮ったのがこの絵。パッと見ると一行に見えるけど名前も知らず出会って3分でこの和み&一体感。
「デオッチの知り合いだったの?」「いいえ、知らないよ」「知らんのかーい!」となる。わずか数分のできごと。