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2023年11月28日火曜日

ヴィダ・コン・ミエール再び。


前回は、その空気感・世界観に飲み込まれてしまったヴィダ・コン・ミエール。「緊張するカフェ」では、呆気にとられてしまったのでリベンジ!とランチをいただく。

ちなみにランチは予約制で午前2組、午後2組の計4組/日しか、この世界観を堪能できない。


着席のテーブルにはメニューと思いきや、J.L.ルーネベリ(フィンランドの詩人)の詩が表紙だった!読みいってしまい、情景にメニューに辿り着かない。

料理はコースのようになっているものの、フランス料理、中東料理、デンマーク料理、イタリア料理と世界各地の調理法で生み出された味がでてきて「食の世界旅行だね」と、唸ってしまう。写真は「南瓜のフムス/マルチシードクラッカー」を食べ終えた皿。

一つ一つの料理を盛り付けている皿も個性的で、いちいち感激する我ら。


でもココは愛媛県上島町弓削島。離島。

照明はあるけど、自然光の中での昼食。店内に流れるBGMは時々不協和音だし、「作品の中で作品を食べているようですね」という表現は的を得たり!という感じ。

個人的にはとても面白くて、どれも美味しくて、かつデザートも込みで3,500円/人(デザート抜きは2,500円/人)はお値頃と思ったり。

気づけば90分の食の旅をしていて、大人空間を味わいたい人にはオススメできる所。
今回はキチンと対峙できて大満足!と思っていたら、
ヴィダ・コン・ミエールを知っている方からの情報で再び謎に陥るとは予想もできず、それは次回に解決。

2023年11月27日月曜日

ごいた。


「夜(食事)ですが、岩城島で島民の方々が集まるので、どうですか?」的な誘いを受けて「いいですね!ぜひ!」と即答したものの、情報はそれだけ。
集まる理由や誰が来るのか、全く分からず。でもお誘いを受けたのだから、飛びこもうJUST DO IT!

集会所には10台以上の車が並んでいて、「こんにちはー!」と声をかけてIN。廊下手前の厨房では忙しく調理中。廊下奥の部屋に入り「こんにちはー!」と声をかけると「こんにちは!」と、どこの誰?感はあったものの笑顔で迎えてくれる島民の方々。

でも部屋では複数のテーブルに4人が座り、マージャン?のようなゲームをしていて食事の雰囲気はゼロ。(あぁ、間違った部屋に入ってしまった!)と思いきや、島民の方々が集まっていたのは「ごいた」という競技で、年数回集まり、今回は優勝決定戦だった!

数分前まで「ごいた」という名前も競技も知らなかったのに、「してみませんか?」と誘っていただき、親切に教えてくれる岩城島・弓削島・佐島の方々。
子ども達も一緒にできるシンプルかつ作戦が求められるゲームで、早速助言をいただきながらプレイすると面白い!

「“ごいた”って何ですか?」と尋ねると「明治に能登の漁師が始めた遊び」とのことで、2008年には能登町の無形文化財として登録もされてた!
「これは面白い!松山でもしませんか?」とIRCのOさん。子どもでも十分にできる(実際に勝ってた)から普及できるかも!
なんでもJUST DO IT!

2023年11月17日金曜日

保存と暮らし。


一年ぶりの角館。ただ、昨年は泊まらず次へ移動したので今回は泊まって地域資源巡りから。
角館駅から徒歩15分で「武家屋敷通り」に到着。車は速度30km以下に抑えた走行が求められる一帯で、江戸時代から続く両側に並ぶ武家屋敷(跡)。
資料では全国に10箇所ある武家屋敷群の中でも角館の武家屋敷は有名のようで、桜の季節が最も人気のようだけど紅葉も夕陽と重なりキレイだった。

武家屋敷には有料見学と無料見学があり、無料で見られる武家屋敷の門をくぐると外国人(グループもカップルも)が多かった!
そして秋田犬の「武家丸(ぶけまる)くん」が行き交う人を見ていて、外国人に人気だった。外国人観光客は今や東京や京都だけではなく、ドンドン地方へも行っている。松山城山頂へ行くと必ずいる。

だけど、武家屋敷の保存が大変なことは一目瞭然で、「非公開」という看板があったり、門の奥は普通の家だったり「保存と暮らし」の両立には我慢もあるよう。

そして紅葉の落葉量もすごく、かき集めていた方に「こんにちは!」と声をかけたら「ようこそ!」と言ってもらったものの、落葉をごみ袋に詰める作業は続いてた。
愛媛県で言えば文化財と共に暮らしている内子町を思い出す。


2023年11月7日火曜日

知った気にならない!


「島の日々をめぐる本〜瀬戸内かみじまトリップ公式ガイドブック2023〜(発行:上島町)」は、使えるガイドブックだった。無料配布
数多くのガイドブックを見てきたけど、誤解を恐れずに言えば一部のガイドブックは、どこかからコピペしたようなペラペラな響かない情報で無駄と思ったこともあるけど、手間暇かけて当事者へ取材して編集もキチンとされてた。

で、誰が編集したかと思えばKitchen 313 Kamiyugeの宮畑さんのダンナさんと判明!そりゃ、当事者だもんね・・・となる。

他にも気になる店も多く、時間の合間を縫って行こう!となるも、店舗情報をよく見ると営業日が土日、金土日、火木土など、3日-4日も多く「水曜日、日曜日が定休日の店が弓削島には多いですよ」と汐見の家の工藤さん情報。
今回は偶然にも行きたい店が空いていたのでセーフ!(我々、持ってるね・・・となる。)。

営業日が少ないとは言え、こんなにも魅力ある店が
弓削島で多くなっているのは知らず、友人達に紹介しても満足いただけると結論。

「今回、弓削島&佐島しか行けなかったから、岩城島、生名島にも行きたいですよね!」となり、まだ業務途中で先もあるのに早速、次回を期待させる上島町はいいね!となる。
情報のアップデート!大切!

素材化には?


フィルム・コミッション的に言えば、立ち寄った「亀老山展望台」は旅番組や情報番組が好きだし、「大山祇神社」は「離婚しようよ」以来の訪問で当時を思い出したし、大山祇神社の「参道」は旅番組や海外作品での実績もアリ。

ちなみに参道の突き当たりの「宮之浦港」では新車のコマーシャル撮影をしたり、「大三島憩いの家」では「船を降りたら彼女島」、「台海岸」では「がんばっていきまっしょい(TV版)」のロケセットを建てて長期間撮影した思い出。

「佐島」で見た夕陽は美しく、朝陽としても撮影できそうだったし、実景だけだったら地中海やエーゲ海など海外の海として登場させても遜色なさそう。
「弓削島」の迷路のような細い路地は言わずもがな映画に相応しく、多島美が見える橋では車の走行シーンを提案できそう(走行車両も少ないし)。

「向島」に行けば「大林作品のロケ地(新・尾道三部作)です。」という看板を見て、どんな様子かと見れば納得したり。ただ、大林監督はロケ地紹介看板の設置には一言あった。
漁港からの眺めはアマルフィで見た景色と被らせてしまったし、晩秋なのにハワイのような雰囲気を味わったり、物語を感じさせる所が多かったのが感想。

しまなみ海道・ゆめしま海道の島だけで映画が作れそうで、これらをどうやって素材化して制作者へPRできるか?大きな宿題。

2023年11月6日月曜日

夏に逆戻り。


予定より早い到着と分かり急遽、寄り道先を探すと村上海賊が築いた牙城の一つ「因島水軍城」が近くにあると分かり立ち寄る。
海賊と水軍の違いが分からなかったけど、広義で捉えれば同じ、狭義で捉えると「蛮行な輩 or 守護者」のようで、時代によって捉え方が違うことを知る。
到着すると、後ろからどこからか来た軽トラも到着し、おじいさんが城門を開けてくれる。「ワシはボランティア。休みの日は早く来る人がおるけんな」と、私たちのことだった!

教えてもらった「立花食堂」は海沿い道に建つ、広い敷地にある平屋カフェ。隣には物販も併設されていて、11時のオープンに合わせて行くと、サイクリストや車での観光客が次々と吸い込まれていく。
メニューはカフェメニューの他にラーメンや定食もあり、食欲がそそられたけど(ガレットを食べるんだ!)と見学で退散。今度はちゃんと食べに行こう。

「70 cafe」は全てが終わった帰り道、立花食堂がある道路を更に進んだ所にあるスタンド式のテイクアウト店。
アメリカンな雰囲気は店主の好みで、敷地の奥にはオシャレな家もあり、聞けば店主家族の家で、気に入ったココを購入して道路に面した敷地はカフェに。
「ブルースカッシュ」を頼んだらハワイアンな飲み物で、目の前は海、暖かさもあり夏景色。
一泊二日で盛りだくさんのリサーチは終了!

居場所づくり。


尾道自由大学は、2009年に開校した「自由大学」の姉妹校で、2012年に自由大学を訪問。そして、その縁で教えていただき色々と話を聞かせてもらったこれまで。
ただ、尾道自由大学は2023年4月に閉校し、新たにWAKUWAKU GAKKOとリスタートするとのことでアポを入れると祝日にもかかわらず、お会いしてくれた高野さん。

実は高野さん、10年前にお会いした際に対応してくれた小川さんのダンナさんで、ご縁にビックリ!ちなみにガンツウのNさんともお知り合い!世間は狭い!

地域づくりについて、現場に立つ当事者から聞けるのは貴重で、特に子育ての真っ最中の高野さんには「教育」は最重要事案で、教育を取り巻く環境(経済、観光、子育てなど)を自分たちごと化する・行動するにはどうしたらいいか?を率直にお話ししてくれて、メモメモ。
ココ大付属学園は、保護者や地域などのニーズに応えてるかな・・・と思わずにいられなかった。

市民大学も生涯“学習”だから、教育を内包する【学び】についてギュ!とネジを締め直すことができたのは私の収穫。
写真の建物は子どもたちの居場所として整備している最中で、1階は幼児、2階は少年・青年の居場所。
拠点の大切さはココ大付属学園で染みているけど、自分で整備して運営できるか?と言われると考えてしまう大ごとをコツコツと3年以上続けている高野さんから刺激をいただく。

Les Dix-Sept Bateaux


「ガレット」はクレープのような見た目、形だけど原材料はそば粉を用いているフランス料理の一つ。
教えられた道を進むと漁港(湾)に辿り着くも更に奥へ。すると行き止まりに間口が3mほどの二階建ての小さな建物があり、そこが「Les Dix-Sept Bateaux(レ・ディセット・バトー)」フランス語で「十七艘の舟」と言う名のガレット屋。

「小さい店で予約優先だから入れないかも・・・」と教えられていて入店するもやはり入れず。
でも、店の外は?という交渉を成立させてくれた同行者Oさん。
漁港を目の前にガレット(私は自家製塩バターキャラメルと胡桃&スュクルヴァニーユと檸檬/写真手前)をいただく。

聞けば店主は東京でもガレットなどを提供している二拠点事業者。お一人で回し
ているので、調理やサービスを考えれば小さく営業するのは当然。
そんな所へ突然来た我々にも気遣いいただき大感謝。それにしても食べながらの風景は日本なのに、アマルフィのように見えたのは私だけ(笑)

そして忘れられない特記事項は、お婆さんが散歩で目の前を通り過ぎたのだけど、そのお婆さん、ベレー帽、綿シャツ、ベージュのベスト、チノパン、革靴という身なりで、モデルかと思い、声をかけると「80を超えてるけどオシャレが好きでね、恥ずかしいわ」と、照れて帰られる。
お会いした時だけでなく、普段からオシャレをしてる80歳超が島、漁港にいることに驚く。

2023年11月5日日曜日

tsubuta SANK!


弓削島→因島→向島、津部田地区に入る。9時に到着したのはカフェ&アイスクリームのtsubuta SANK!(サンク)さん。朝7時からカフェはオープンなので観光客やサイクリストにとって、ありがたい店。
ちなみに店名は津部田三区だからtsubuta SANK!。

手を振って待っていてくれたのはNさん。Nさんは「いしづち編集学校」の研修生(ちなみに彼女が発表したアイデアは石鎚山系を眺めながら楽しむスパイスカレーのキッチンカー)。
今は瀬戸内海を宿泊しながら運行する豪華客船(と、言うのか)ガンツウの乗務員。

互いの近況報告にワイワイしてると「アイスクリームができました!」とオーナーが教えてくれて朝アイス。SANK!定番の「ソルティ・ミルキー」と期間限定の「マロン・マロン」のダブルをいただきながら、向島在住のNさんから情報をいただく。

「tsubuta SANK!」のオーナー夫婦は移住者。2022年9月オープンとのことで1年余り。続々とサイクリスト(海外の人も多く!)がやってきた!そう言えば今日から連休。
オーナー夫婦もサイクリストとのことで納得。

「立花食堂も人気ですけど、ガレットを提供してる“レ・ディセット・バトー”は素敵ですよ!」とNさん。(向島でガレット!?)と思いつつも「ガレットを食べに行こう!」となる。
Nさんは、この後ガンツウで勤務とのことでまたの再会を約束してお別れ!

シェアごはん


「シェアごはん」と聞いて思い出すのは、その昔、ランチを知らない人と食事する一期一会のマッチングサービス。日本にも上陸したけど、いつの間にか消滅した。
「夕食は“シェアごはん”です。」「それってナニ?」「宿泊者同士で夕食を作って一緒に食べるそうです。」と教えられ、「汐見の家」に着くと既に夕食準備が始まっていて、管理人の工藤さんと若い女性二人が台所で忙しくしてる。

7名が揃い、初対面同士ながら食事を囲んでワイワイお喋り。こういう時のコミュニケーション能力って大切。こういう一期一会が日々続いていると思うとスゴい。
Tさんは日本周遊の旅を車で続けている方で、仕事も辞め、住まいも引き払い、ADDRESSに登録してあった「汐見の家」を利用。翌日は高知へ行き、四国周遊へ。

Mさんは高知県出身のタイマッサージマスター。以前は店舗を構えていたけど出張型に変更、「汐見の家」へは、弓削島でのイベント参加ついでにヘルパーとして滞在。
ヘルパーと言うのは宿代が0円の代わりにお手伝いする制度。長期滞在にはうってつけ!

これこそ一期一会。たぶん、この先会わないと思うけど、この出会いは忘れない。
食事(アジフライ、炒め物、揚げ物など)は美味しく、3時間の滞在で1,000円/人。

そして翌日も6:30から朝食も汐見の家でいただく、卵焼き、炒め物、ノリなどをワイワイ食べて500円/人。
これをプライスレスと言わずに何を言うという感じ。

燻された夜。


夕飯は自分たちでも用意できたけど、「ねぎねぎ」から徒歩数分の所にある姉妹宿?「汐見の家」でいただくことに。
19時に汐見の家に到着すると、こちらも平屋の古民家で、灯りがついてる台所で夕食が準備中なのが見えた。

「こんばんはー、おじゃまします。」と玄関に入ると掘りごたつ式のテーブルに7人分の箸が並べられていて、(私たち以外に管理人、その他に二人?)と思いつつ台所へ。
3人が所狭しと動いていて、夕食準備のお手伝い。「汐見の家」の食事は「シェアごはん」というシステム。

食後も歓談が続き、「お風呂が沸いてるので、入っていきますか?」と誘っていただき、利用させていただくと時刻は既に22時過ぎ!翌日も朝が早いので洗い物をして「ねぎねぎ」へ帰る。
辺りは真っ暗で虫の鳴き声しか聞こえない静寂な夜。

「ねぎねぎ」へ戻るも、相変わらず玄関の引き戸はガシガシッ!でエイッ!とあけて就寝準備。
蚊取り線香を私の部屋で預かり、ずっとつけていたら蚊はいなかったけど、燻されてしまい翌日は蚊取り線香の香りが染みついてしまったのはナイショ。

でも、用意されていた布団はフカフカでぐっすり快眠。翌朝は5時起床、散歩して6:30に再び、汐見の家へ向かい朝食&チェックアウト。
外観とは違う快適さの「ねぎねぎ」は、一棟貸しで8,000円/日という破格の値段。

2023年11月4日土曜日

一棟貸し「ねぎねぎ」。


弓削島で泊まったことがあるのは「民宿中塚」と「フェスパ」。当時(10年ほど前)は数えるほどしかなく、佐島に泊まった時は「開発センター」に雑魚寝だった。
今回は「ねぎねぎという一棟貸の古民家です。」と教えてもらい、(おぉ、古民家!)と思っていたら「弓削高校の学生と改修を続けている古民家です。」と説明が追加されて(改修中?)となる。

ナビの誘導通りに路地を進み、目的地到着と告げられたのは「敷地は雑草が生えた“かなり”ワイルド」な平屋の古民家で、その外観に一同、一瞬目を疑う。
まず玄関の建て付けに一苦労で引き戸が開かない(笑)。エイッ!と開けて中に入ると、トイレ+台所+8畳の和室が4部屋、ふすまで仕切られていて快適な広さ!
そして、台所隣の引き戸をあけると細長い土間の通路を発見、壁には電動工具などDIY用具が並ぶ。

細長い土間の通路の先には「階段状の風呂場」があり奥は「五右衛門風呂(お釜型風呂)」。
ワイルドな佇まいに「面白いね!」となる。
我々は4人だったので一人一部屋を割り当て、荷物を下ろし雑談してるとプッ〜ンと蚊!11月なのに、さすがワイルド。
蚊取り線香を見つけて火をつけると香りは季節外れの夏。どうなる!?私たち。

Kitchen 313 Kamiyuge


「島の日々をめぐる本〜瀬戸内かみじまトリップ公式ガイドブック2023〜(発行:上島町)」P36に掲載のベーグル屋「Kitchen 313 Kamiyuge」の閉店時間は15:30。
「vida_con_miel」を15時過ぎに出発!10分ほどで到着予定とナビゲーション、果たして間に合うか!?

で、やはり近くに到着したもののたどり着けず、降りて細道を進むと焼杉で壁が真っ黒の
「Kitchen 313 Kamiyuge」がドッーン!と現れた。そして(んっ!?)と、よく見ると「登録有形文化財(文化庁)」のプレートが飾られていて(えっ!登録有形文化財でベーグル屋?)となる。
築100年超の実家は長らく空き家だったが、13年前に弓削島に移住した宮畑さんが9年前にオープンしたベーグル店。

全くの初対面だったのに、弓削島などの魅力を色々と教えてくれる宮畑さん。
「実は今日はKitchen 313 Kamiyugeの9周年の記念日なんです。」と特製クッキーのおもてなし。
そして、ナント!宮畑さんの誕生日でもあり、初対面の方に「誕生日おめでとうございます!」という不思議な出会いとなる。

で、肝心のベーグル(パンは弓削島に来てから独学で学んだ)はガイドブック通りにモッチリで、ベーグル好きには大満足な味。

緊張するカフェ。


愛媛県上島町発行の「島の日々をめぐる本〜瀬戸内かみじまトリップ公式ガイドブック2023〜」のP.37に目が止まった同行者。
店名を見るも「vida_con_miel」が読めない!
「島の日々をめぐる本」は2021年に第一刷、2023年に第二刷と好評な証。そんな本に紹介されているのだから、素敵な店に違いない!と店名も分からずGO!

「しまでCafe」を出たのが14時過ぎ。「vida_con_miel」の閉店時間は15時!急ぎナビを頼りに辿り着くも(ここでいいの?)となる。と言うのも看板がない、フツーの家。
同乗者に確認してもらい、ココ!となるも「マジでスゴいっす。見てくださいよ!」と驚きの表情で手招き。何がスゴいのか分からず入店すると・・・。

愛媛では見たコトも感じたコトもない、東京でも味わえない「美術館、ギャラリー」と同じ雰囲気&しつらえの空間に飲み込まれてしまい「話し声」が小さくなってしまう。

調度品、什器のこだわり(一脚ずつ違うし、手作り?など)もスゴかった。
メニューにはフィンランドの国民的詩人、ユーハン・ルードヴィーグ・ルーネベリ(1804-1877)の詩がページ毎に書かれていて、店主のポリシーが随所に溢れてた。
席も大きなテーブル、小さなテーブルしかなく、静かに過ごすことが前提のようで、まさに空間に浸るギャラリー。
緊張しながら(良い意味)ダージリンティーをいただく。

2023年11月3日金曜日

しまでCafe


弓削島を訪れるのは数年ぶり、誰に会いたかったと言うと村上律子さん。
律子さんには、これまでに「あんなこんなそんな」でお世話になっていて、そんな中でも思い出深いのは、佐島のコミュニティセンターに雑魚寝することになったものの、布団の数が足りないと分かり、律子さんに相談すると「借りてきたわよ!」と、軽トラに積まれた布団は島民から預かってきたものだったコト。
そんなコトができる人なんていないよ・・・と大感謝だった思い出。

律子さんが経営されている「しまでCafe」で昼食。数年ぶりの再会、70歳を超えてもパワフルさは変わらずで「私も50歳を過ぎました。」と伝えると「まだ、そんな歳なんだ。」と(笑)
地域づくりを20年以上してるけど、まだまだヒヨッコなんだよね・・・。

私は「レモンポーク丼+アイスコーヒー+藻塩ソフトクリーム」を注文。律子さん、娘さんの話を聞きながら頬張る。NPO法人弓削の荘で塩づくりにも励んでいる律子さんたち。
その塩を聞きつけて、著名なな料理人が顧客になったり、豪華クルーザーやスゴいヨットで訪れる海外からの訪問者の国が世界地図でピン留めされていたり、世界各地から「しまでCafe」にやってくる。

滞在時間2時間超えとなり、次の予定時刻に慌てて、「また来ます!」とアットホームな「しまでCafe」を出発。

2023年9月24日日曜日

観光格差。


私見です。ロケツーリズム(≒フィルムツーリズム)はこれまでに検討済で、個人的には「訪れる人たちの多くはロケ地めぐり(≒聖地巡礼)だけでは物足りないはず。」と思っていて、例えばAというロケ地からBというロケ地への移動最中に歴史的建造物や名所名跡、美味しい味などがあれば、立ち寄った方が“お得感は増す”はず・・・が仮説。
ロケ地の多くは「ここが〇〇のロケ地です。」などの看板はないから淡白かもしれない。

京都市のフィルム・コミッション「京都市メディア支援センター」の情報を頼りに龍谷大学を見て、西本願寺から東本願寺を歩き、JR京都駅を抜けて東寺まで行き、JR京都駅に戻る。
さすが京都、途中には隠れ家的なカフェや石畳の路地、名も知らないけど雰囲気のある寺などが多くて歩くだけ楽しい!
でも、オーバーツーリズムと言われているのに、行き交う外国人などの観光客は少ない。

と、思ったらJR京都駅周辺は超がつく大混雑!スターバックスやマクドナルドなどのグローバル店には長蛇の列、スーツケースや大きな買物袋を持った外国人も多く、先ほどまで感じてたひっそり感が嘘のよう。まっすぐ歩けない。

一極集中というのか?二極化というのか?「百聞は一見にしかず」の言葉があるけど、名を知られている・知られていないだけで地域内でも差があるんだと観光格差。

2023年9月23日土曜日

勝手にロケハン。


(よし!和歌山城へ行ってみよう!)と出発。やはり観光視点で一ヶ所しか行けないとなると城マニアでなくともお城はマストで、実は和歌山城のコトも知らず入口の看板を見る。
「1619年に徳川家康の10男頼宣が55万5千石を拝領して紀州藩が成立。紀州徳川家は、尾張・水戸とともに「御三家」と呼ばれ、8代将軍吉宗、14代将軍家茂を輩出した。」とあり、(暴れん坊将軍は和歌山出身なのか!)と知る。

天守閣入口まであがると、甲冑姿のお兄さんたちが清掃中で、看板などを立てていたけど、その看板は「サマータイムレンダ」というアニメの登場人物が「和歌山市アニメ観光大使」と名乗っていて(ここまでアニメが観光に影響するのか)と思ったり。

写真は「御橋廊下(幅3m、長さ27m
)」という藩主と付き人だけが通れる傾斜11度の屋根付き橋で、周りから見えない(見えさせない?)のが特徴とのこと。
今は誰でも通り抜けできるので通ると滑り止めなのか、廊下は2-3cmほどの階段状になっていて先人の知恵なの?と思ったり。ちなみに土禁。

時代劇のロケに使えそうと、勝手にロケハン気分を味わったり。とにかく広かった和歌山城、90分で観光終了。

2023年9月21日木曜日

強烈な第一印象。


合流早々に車が向かったのは桑名駅から約10分ほどの住宅街。そこに大きな鉄門があり、呼出鈴を鳴らすとスタッフが出てきて鉄門が開けてくれる。
鉄門が開いてドッーーン!と現れたのが水色の四層塔。「ここはナニ?」「六華苑です。」「六華苑?」「鹿鳴館を設計したイギリス人建築家のジョサイア・コンドルが二代諸戸清六のために建てた洋館です。」第一印象が強烈すぎて「すっごい!」としか言葉が出ない。

1912年完成なので111年、洋館と言えば愛媛にも101年の萬翠荘があるけど、イギリス様式とフランス様式の違いなのか全然違う。ちなみに六華苑も萬翠荘も国の重要文化財。
「今日は泉谷さんのために開けました。」「どういうこと?もしかして休館日?」「はい(笑)」と担当者。フィルム・コミッション万歳!

一人、説明してもらいながら、普段は入れない場所などの見学は贅沢。
最近では「リボルバー・リリー」「わたしの幸せな結婚」などのロケ地としても有名で、聖地化されていたり。「どんな撮影でも受入れるのですか?」「大抵は受け入れます、以前は殺人事件もありましたし・・・」「わかる!」「どうして、そこまで受入に熱心なんですか?」「PRです。六華苑って全然知名度がないんです・・・。」

実は六華苑はこの建物以外にも広い敷地には日本庭園などもあり、その維持管理は大変!
守るには攻めなければならず、FCって、そんな立場でもあるよね・・・と次へ!

2023年9月20日水曜日

アイスコーヒー。


立てた計画はその通りに遂行したい。という相談は「そもそも計画の質や内容はどうなの?」とか「良い計画だから遂行できる訳じゃない。」とか「計画を立てても突然の変更はあるから臨機応変な柔軟性が遂行に必要なんじゃない?」とか「そもそも計画通りに遂行できる取組なんてあるのか?」とか「遂行が目的なのか?目的の達成なら遂行できないのも選択肢としてありではないか?」と、メチャクチャになる(笑)。全て一理あり。

確かに、計画を立てたからといって、思い描いた通りになることはまずない(私の経験ではない。)。
だから、計画は目的達成のための道標程度と思い、計画の中身は柔軟に変更(≒遠回りなど)できた方が良いと思う。
ゴールが大切なのか?プロセスを重視するのか?は事前に決めた方がいい。その方がリスク発生時の対処方法にも影響するから。

冷えたアイスコーヒーを飲む!という計画の場合、ゴールは「冷たいアイスコーヒーを飲む」だけど、喫茶店で飲む計画が途中で我慢ならず極冷の缶コーヒーを飲んでしまうかもしれない。計画は変更したけど、ゴールは同じ。
この場合「我慢できない喉の渇き」はリスクであり、そんなリスクを回避してサムコッペさんで冷たいコーヒー with 豆腐ドーナッツ。違うか・・・。

2023年9月18日月曜日

スッキリ!


プロジェクトの多くは(うまくいって欲しい!)と願うも大抵は“うまくいかない”が定説。ましてや起業や創業では一般的に10年後も存続するのは約25%と言われてるので、約75%は廃止、廃業、解散などに追い込まれてしまっている。

一歩進んで二歩下がる的な話もよくあり、勢いあった取り組みが急にトーンダウンして萎んでしまい停止に追い込まれてしまった。
理由を聞けば「多すぎるステイクホルダー&世代間ギャップによる意思決定の後ろ送り」で、典型的な内容。若手がやる気を示すなら、任せるのが上役の役目と思うけどな・・・。

と、思ったら、別の所で、あれよあれよと言う間に新規プロジェクトが複数始動する。残念がっているヒマはなく、事業構想を妄想。
すると、今回の鬼北町にぎわい塾でも山下さん(Coffeeとツナグ)がコーヒーを出してくれるとのことで、美味しいアイスコーヒーを淹れてくれる。
この一杯で気分スッキリ!イメージ描けた!

「コツコツと経験値を積んで続けたいです。」と山下さん。いづれはお店を・・・と記憶してるけど、お店ができたら、きっと地元から支持されるコーヒー屋さんになるんだろうなと。