日記を検索

2025年5月29日木曜日

正常な不安。健全なモヤモヤ。


昨年度から愛媛県研修所と議論を重ねてきた「民間との共創事業研修」がスタート。
愛媛県は「共創」という概念を掲げて進むことになり、その最前線に立つ、係長級職員を対象にした研修。

「共創?これまでの協働とは何が違うんですか?」が話を聞いての一言目。

協働(Collaboration)が多様で主体的な立場がパートナーシップ関係を築き事業へ互いの資源を持寄ること。(=状態・関係性を創る)ならば、共創(Co-Creation)は、共有した目的に多様な関係者が資源を持ち寄り、新たな価値を創出すること。(=結果を創る) 
と研修では定義して、思考の向きを揃える。

ただ、理解できたとはいえ、これまで以上に民間との共創=結果が求められ、実益の創出が求められる最前線職員。

「漠然とした不安は何ですか?」と尋ねると・・・。

  • 目的・価値観・方向性の不一致が不安。
  • 公平性・公正性・利益供与の懸念が不安。
  • 信頼関係・意識の差・信頼性の不安。
  • スピード感・意思決定・柔軟性の違いが不安。
  • 役割分担・責任・体制の不明確さが不安。
  • コミュニケーション・ミス・認識のズレが不安。
  • 実行性・持続性・成果の不安。
  • リソース・人材・知識・予算の不足が不安。
  • プライバシー・セキュリティ・情報管理が不安。
と、率直を挙げてくれて大感謝。

「皆さんが不安に思っていることは、共創相手も同じと思います。」と返すことで、先ずはお互いに利害を超えた信頼関係を築けるか?となる。
正常な不安であり、健全なモヤモヤとも言う。

そんな偉そうなコトを言う“お前は誰だ?”だけど、民間企業→愛媛県→松山市→NPO法人と渡り歩いた人はいないとのことで、面白がってもらう。

0 件のコメント:

コメントを投稿