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2023年2月8日水曜日

真実は一つ!


バレンシア/
カステリョデラプラナ駅では1泊のみ。とは言っても、せっかくだから周辺を散策しようと辺りを見渡しても街は静か。(今日は日曜日だから、どこも休みだよね・・・)と分かったつもりで、先ずは腹ごしらえ。
イスラム教/ハラル料理店で「生搾り100%バレンシアオレンジジュース」「ケバブ」「ベジファラフェル&クスクス」をいただく。この「ベジファラフェル&クスクス」は異国情緒(香辛料や甘みなど)たっぷりの味で(日本にはない味だな)と知ったかぶり。

腹ごなしに散策開始!と言っても、街は”静かすぎ”てシャッターが降りている店が多い。(日曜日はキリスト教の休息日だから仕方がないか・・・)と分かったつもり以上に店が空いてない。空いてる店は地中海が見える観光スポット程度でガラーンとしている。水を買う店さえも探しても閉店(結局、水はカステリョデラプラナ駅内で買う)。
(夕飯はどうするの?)となるもホテル周辺は全滅。でも(すると、どうしてクスクスを食べた店は開いていたのか?)となる。

その答は「イスラム教」だから日曜日は関係ナシ。だから日曜日でも通常営業していて、そこへ偶然に入っただけ。(そういうことだったのか!)と全ての謎(ではないけど)、異国の文化事情を体感する。ちなみにチェーン店系は開いていた。
結局、夕飯は食べず、そのまま仕事などして早めに就寝。翌朝は早いし・・・。

時差失敗。


(あれ?誰も入ってこないな・・・)と思いつつ、待っても誰もZoomに入ってこない。(もしや!)と思い確認すると「時差」で1時間ズレていた(8時間ではなく9時間と勘違い)。
スペインと日本の時差は8時間、日本時間よりマイナス8時間がスペイン時間。だから日本が20時だったらスペインは12時、日本が12時だったらスペインは4時間。時差に合わせたオンラインミーティングの調整は難しい!

突如のポッカリな空き時間。すでにメールや資料作成などに一区切りをつけていたので、再作業は気が乗らず、作業机が外だったので乗り出すとこんな風景だった。観光のオフシーズンだからか、観光客らしきはいるけど人数は少なく、地元民の方が多いような。
スペインの失業率は2013年に26.10%とヒドい数字だったけど、2022年は12.69%まで下がる。ちなみに日本の失業率は2.5%。

しばらくボッーとしてたら、太陽が雲に隠れて途端に寒くなる。(バルコニーからオラ!と登場したら、ツッコミ満載で面白いだろうな)と画策していたけど寒さに断念。
仕事環境が楽しかったり、充実していたら仕事の質も成果の質も上がると信じているから、この点は外せない。特に何もせず、ボッーとしてたらオンライン会議始まり10分前。何事もなかったかのように「オラ!」と言ったら、画面越しに引かれたのがハイライト。

2023年2月7日火曜日

ちょっといい話。


「アクア カリエンテ ポロファボール(お湯をください)」とフロントに伝えたら「(一人だから)取りに来てください」となり、取りに行くと熱々のお湯がたっぷり入ったマグを渡され、「冷めないようにフタをしておいたよ」とマグカップの受け皿をフタにしてくれてた。
おかげで日本から持ってきたインスタントコーヒーが飲める。海外ではホテルにお湯沸かし器がない所も多い(フツーかな)

列車とホームには20cmほどの隙間と高い段差があり、乗降時は気をつけないと転ぶ・落ちる。大きく重いスーツケースを転がしている私でもエイッ!という感じ。
目の前で乗客が止まっていたので止まると、ベビーカーを下ろそうとするお母さんを旅行客が助けていたり、その後はお婆さんに手を貸していたりと、たぶん知らぬ同士と思う人たちの助け合いにホッコリ。

その光景を見る2時間ほど前、対面で座っていたアメリカ人男性と寝ていた私。(!?)と異変を感じて目を開けたら右足ズボンがビッショリだった。
目の前の彼がコップをこぼしてしまい、狭い座席でアタフタしているから「ドント ウォーリー!ウォーターでしょ?」と伝えると「アイム ソーソーリー」と謝る彼。
いづれ乾くし問題ナシ!その後も自分のサンドイッチをくれようとした彼、お元気で!
小さな外交。

常に臨戦体制。


いつ、どんな時でも緊張感を持たないといけないのが海外。特に無防備な時(≒シャワー)は警戒感がなく、鼻歌混じりで浴びていると突然「熱湯」になり、ヒャッー!と思ったら今度は「冷水」になり、熱湯冷水の無差別交互攻撃に合う。
(何かの修行か!?)無防備だから対応が大変!滑りそうになる。

冷蔵庫を開けるとジュースやお菓子が入っている。(むっ!これはもしや・・・)は正解で、「食べたら有料」な品々で、何もしらなかった30年前に色々と食べて高額請求された記憶が蘇る。ちゃんと別に「無料の水(Complimentary Water)」が用意されてる場合が多いから、ガツガツしない。

ヨーロッパは自転車愛好家が多いので「自転車走行レーン」が歩道脇に整備されている。だから不用意に自転車レーンを歩くと自転車の方から睨まれるし、歩道の人も訝しげに見るので要注意。時に轢かれる、ぶつかる時もあるとのこと。睨まれた私、反省。

マスク着用は屋外ではナシ。だけど、美術館などの公的施設、公共交通機関(電車やバス)は必須。バレンシアではマスクを持っていない(していない)乗客はバスから乗車拒否された。
一部の店もマスク推奨で、マスク有りと無しの線引きが難しいのは、海外も同じ。なのでマスクは携帯!

2023年2月6日月曜日

LLOMちゃん。


マドリード/チャマルティン駅から特急でバレンシア/ホアキンソロジャ駅まで1時間49分。列車のチケットは予めomioというサイトで購入していたので「紛失」ナシ!(でも消去はアリ!)
7:15に列車は出発、マドリードの朝焼けを見ながらバレンシアへ列車は快速!ホアキンソロジャ駅に着いたら、今度はローカル線の「ノルド駅」まで歩き、「カステリョデラプラナ駅」まで1時間40分。出発までの30分間の空き時間にバレンシアオレンジ100%ジュースで休憩。

列車は対面型のボックス席で空席に荷物を置いていたけど混雑してきたので荷物を退けたら女の子とお母さんが「グラシアス」と言って座った。
すると、目の前に座った女の子がマジマジと私の顔を見てスペイン語で話しかけてきた。
ビックリ顔の私をお母さんがみかね、スペイン語を話せないと察して女の子の話に割って入るもペラペラと話しかけてくるので「Google6a」の登場!翻訳機能で
意思疎通をはかる。

すると「私の似顔絵」を書いてくれる!本当に私の顔をマジマジみるから、こっちも目を合わせると彼女の瞳がブルーグレイで吸い込まれそうなキレイさだった。
彼女の名前は「LLOMちゃん(呼び方忘れたけど明るい子という意味)」。似顔絵を見せてくれると♡マークまで書いてくれて、お母さんが笑う。それから3人で連想ゲームなどした1時間。きっとアジア人を見たのが初めてだったと思う。
スペイン人の
LLOMちゃんに気に入られ「ココ大付属学園」の子ども達を思い出す。

出発の朝。


マドリードを離れる前日、手元に残った朝食券を“翌日の朝食”として使えないか?の相談に、ホテルが提携するカフェテリアへ。こんな相談をするのは、翌日は6時出発で朝食開始は8時だから。
朝食券をもらったのに無駄にするのはもったいない!と思い無理を承知でお店に行くと・・・。実はその日の朝食も食べていたので顔を覚えていてくれて快諾いただき、翌日用にパイをいただく。

翌日(出発日)は4時起床。朝の仕事を一気に行い、5時30分から出発準備!最初の地マドリードからお土産を増やしてはいけない!と最小限にしても1kgほど重くなる。
6時にマドリード市営のタクシーが玄関に来てくれるはず!タクシーの手配も前日に管理人のアイーダに相談すると代理で予約電話をしてくれた。アイーダには他にもお世話になったの「きのこの山」をあげると「日本大好き!行きたい!」とのこと、小さな外交。

朝6時に重くなった荷物を持ち外に出るとちょうどタクシーがやってきた!(本当に来るのか?少々不安だったのはナイショ)。約20分でバレンシア行きの列車駅「Madrid Chamartín駅」に到着。
辺りは日の出も未だの真っ暗。待ち時間も30分ほどあったので、ベンチに腰掛け、前日にゲットしていた「ハム&チーズ&マッシュルームパイ」をカプチーノといただく至福の瞬間。
さよならマドリード!おはようバレンシア!

2023年2月5日日曜日

本物をみる。


美術館めぐりもミッションの一つ。マドリードは噂通り“美術館だらけ”の街で、初心者はまず、どこの美術館を抑えるのがいいか?
絶対に外せない「プラド美術館」のサイトでチケットを購入(ネットによる事前予約が推奨)しようと金額表を見たら一番最後に「国立美術館三館めぐり」的なチケットがあり「プラド美術館、ソフィア王妃芸術センター、ティッセン・ボルネミッサ美術館」が32€/人(≒4640円/人)で単館で見るより割引になっていたので購入。

プラド美術館はベラスケス、ゴヤなど宝の山。ソフィア王妃芸術センターはピカソ、ダリなどの宝の山。ボルネミッサ美術館は知識ゼロで(男爵のボルネミッサ家のコレクションって何?)と期待せずに行ったら大当たり。
他2つの美術館は歴史と伝統があり“枠や範囲”が決まっていたけど、ボルネミッサ美術館は元々個人所有だったので所蔵種類が広く500年以上前の宗教画からポップアート、映像作品まであり好みにドンピシャ!

で、ふと思う。良い悪いはさておき「作品を後世に残すには超絶リッチな人たち」がいなければ、これらの作品は目の前で見れなかったわけで、超絶リッチな人たちの役目の一つなのかと。
全く期待していなかったら大当たり気分。4640円だから3館で割ると1館1546円。1館あたり3時間滞在したから1時間あたり515円。ココに来ないと見れない名画(個人的にはゴヤの“我が子を食らうサトゥルヌス”がイチオシ)も多く、
515円/時は悶絶。

襲われる!


2月4日のマドリード中心部の最高気温は18度。半袖の男女、ノースリーブの女性、公園では半裸の男性が日光浴、その脇をダウンジャケットの観光客らしき団体が歩く。私も「厳冬対策」していたけど暑くて仕方がなかった件。半袖なんて一枚も持ってきてないよ!
マドリード中心部はなだらかな起伏があり、登り坂、下り坂も多く、日光を浴びると汗ばむ!
2月はもっと寒かったはず!大丈夫か?地球。

だからかなのか、人出も多く、私たちも予定よりも遠出するとマヨール広場へ到着。中央に鎮座するフェリペ3世のことは知らないけど、さすがスペインの首都。ネット情報では年間800万人の観光客が訪れているとのことだけど、一日平均の21917人/日の多くが、この周辺にいるんじゃないの?というくらいの人混みだった。隣接のサンミゲル市場も人が多すぎて、身動きできなかったほど。

だからなのか、怪人たちも広場にいて記念撮影をしようとしたら、突如チャッキーがフレームインしてきて怖かった件(ホント、突然やってきた)。
この後、チャッキーの両手が私の肩にかかりビックリしてしまう。チャッキーは喋らず「一緒に写真を撮ろう!」というジェスチャーだけど撮ったらお金を要求されるので退散!私だけちゃっかり得してしまう。

2023年2月4日土曜日

早速、やらかす。


(あれ!搭乗券がない!)と気づき、あらゆるポケット、カバンの中を探す。でもない。ラウンジに聞いても「落とし物はない」とのこと。うーむ、どこで紛失したのか・・・。
(やってしまった)と思うも(ネタが一つできた)とも・・・、アホ(笑)。
乗り継ぎカウンターへ行き、事情を話すと再発行してくれる。その際のお姉さんの対応が、とにかく明るくて「全く何の心配もないですよ!」という雰囲気に救われる。ムチョ!グラシアス!

マドリード/バハラス国際空港に到着。預けていた荷物がベルトコンベアーに乗って来るのだけど「ロストバッケージ(荷物が飛行機に乗ってないコト)」が怖い。(そんなコトある?)と思うけど、ここは外国。過去に経験あり、旅のテンションに大きく下がるロストバッケージ。
2個預けたのに1個しか出てこず、数分後にはベルトコンベアが止まった。(えっ!終了!?もしや・・・)と思ってたら、奥のベルトコンベアが動き始め、そこから出てきた!(そっちかい!)とツッコミ!

22時にホテルへ到着するも、イメージと違う!
目の前には大きな木製ドアと暗証番号入力端末だけ。(えっ!ここからどうするの?)と混乱していると、偶然にお兄さんが建物に入ろうとするのでチェックインの方法を尋ねると英語が分からずスペイン語で話してくる。
「ちょっと待ってね!」と取り出すGoogle Pixel6aの翻訳機能。「連絡先を聞いてくるから、中に入りなよ」と招き入れてくれる。お兄さんさんから連絡先を教えてもらうも電話が使えない!

メールが届いてないか調べると届いてる!暗証番号と部屋番号が書いてあり、恐る恐る入力するとガチャ!と開く。混乱と呆然から20分程度の解決。
メールを見落としてた私の落ち度なんだけど、ハプニングは人を成長させる糧と思い、気を取り直して辺りを散歩。

悩みの淵から。


悩みの淵に立つ人から。「自ら手を挙げたから期待されているのに、体調を崩してしまうし、期待に応えてるかも分からない。プライベートもあるし、色々と不完全で挟み潰されそうで悩みっぱな私はダメ人間でしょうか?」的な内容。
そんな悩みに対して私は「極めて健全な悩みです。そりゃ、そうなりますよ・・・。」と素っ気なく、慰めの言葉のない私。だって、経験値がなく耐性もない方に依頼や期待をする方問題がある。そうでなかったらゴメンなさい。

思い通りにいかなかった。悩んで前に進まなかった。やり直すことになった。などのどこが自らを否定や自己嫌悪するのに繋がるのか?全く分からない。きっと悩む当人は真面目で周りを忖度してしまうのかな。
「もっと自分を許していい」とアドバイス。そんな気持ちの変容を促すためにも「毎日、日記を書いてもいい」ともアドバイス。自分に問いを立てて日々を振り返ることで「自分との対話」が成立する。

100歩譲って「そんな気持ちに早く気づけて良かったね。」と伝えたけど、自分とは死ぬまで付き合わないといけないのだから、自分をもっと信じて労ってあげるの大切。
私も悩むことはあるけど、そんな時は頭がスッキリしている朝に解決策やヒントが多い。決して寝る前に悩まない。
そんな私は相談に対してカウンセリングの資格もないし学位も何もない「 インチキ」だから参考まで。

2023年2月3日金曜日

親切か?おせっかいか?


良いのか悪いのか・・という話になるのか?ならないのか?日本で気になるのは「公共交通機関や公共場所での情報量の多さ」。これは観光などで訪れる外国人で日本語に慣れてない人にとっては恐怖でしかないと想像する。

例えばリムジンバスに乗ると「乗車のお礼→最終目的地までのバス停紹介と所要時間→バスは揺れるなどの諸注意→両替が必要な人は事前に両替してバスの遅延防止に協力してほしい→赤信号に止まります→発車します、お気をつけください→バスが止まってから席をお立ちください・・・」と続く。
日本語でしか説明しないから、「???」と不安顔の外国人をこれまでに何人も見たし、尋ねられたりもした。

自分が外国にいる今、ここまで慣れない情報を与えられたら(どこまで必要なの?全部理解する必要があるの?なぜ必要なの?)など混乱すると思う。
でも実際は海外での情報は超シンプルで「分からなかったら尋ねる」が基本。尋ねられそうな質問には先に全部伝えよう!答えようは親切なのか?おせっかいなのか?

私的に言えば「プレゼンテーション」と同じで「言いたいコトと、聞きたいコトを混同」してしまい、結局、肝心なコトは伝わらないというオチにならなければいいけど。
外国に来ると、みんな親切に教えてくれるから一層思ったり。

一瞬の交差。


到着したヘルシンキ空港の周辺は-2度。あれっ!札幌で-11度を“予行体験”してきた身としては拍子抜け。でも午前3:30の空港は人がいないのでヒンヤリ・・・。
機内食の朝食はパスしたので、ラウンジに入って用意されたサラダやパン、ベーコンなどの朝食をいただく。一つ見たこともないパン?のようなものがあったので英語を読んでると「スクランブルエッグやチーズを乗せて食べるんだよ!」とシェフが教えてくれる。

腹を満たすと、今度はシャワーを浴びたくなる。シャワールームの前に立つも使い方が分からないでいると掃除のおば様が「GOボタンを押すんだよ!」と教えてくれて「今から30分使えるよ!」とドアを開けてくれる。シャワールームは広く快適!存分に浴びる。歯磨き、クシ、髭剃りなどが使え、普段は使わない「保湿液」も。なんとも異国の匂い・香り(柑橘系)が漂いテンションがあがる。

シャワー帰りに朝食を食べたスペースを見ると1人しかおらず、食べた時は20人ほどいたから、皆さん、それぞれに目的へ出発したのだろうと想像すると実に面白い。まさに「一瞬の交差」で素性も知らないけど色々な人がいるなぁと実感(お前もだろ!と言われそう)。
まだ最初の目的地であるマドリードに着いてないのに既に満足してる(笑)。
これから予想もしないハプニングやトラブルが多々起こるはず、嵐の前の静けさか!?

2023年2月2日木曜日

まずはフィンランドへ。


出発前夜になって知ったのは「Googleドライブの容量が心細くなっていたこと←慌てて写真や書類を削除して2GBの容量を確保する。」「国際線機内のwifi接続は有償(接続分数で加算)なこと←国内線は無料だから、国際線も無料と思い込んでいた。」そして「帰国後の円滑な入国審査に事前登録をしておいた方がいいこと←面倒と先送りしても仕方がないので接種証明書などをスキャンして登録を済ます」。知らないこと多し!

海外でのネット接続をどうしようか?と悩んだ結果、今回は「EU圏対応のモバイルルーター」を借りる。それも使用量無制限タイプ、だから1日あたりの使用料金も2000円/日と高い!でも、同時接続もあるしファイルのやりとりもあるし、オンラインミーティングもあるから仕方がない。
両替は手持ちのガイドブック(ブックオフの2018)では128円/€だったけど、148円/€だった。

出国審査はハイテクスキャンで映画「トータルリコール」を彷彿させる。パスポートをセットすれば数秒で終わり、顔認証も数秒。最後はインスペクターにパスポート見せて終わり(パスポートにスタンプを押して欲しかったから“わざわざ”お願いする)。
パッと見は外国人も多く賑わっているように見えるけど、閉店しているブランド店も多く(この人数では採算取れないんだな・・・)と勘ぐったり。

最終兵器FC。


「泉谷さん!申し訳ないです!全カットになりました!」
とPから連絡。こればかりは私たちが「あーだこーだ」いう権利はなく、連絡くださったPに御礼。エキストラなどでご協力いただいた皆さんには申し訳ないけど、こればかりは私たちでもどうにもできない。
願うのはカットされることで、作品の内容や質が良くなること。撮影現場という非日常を味わえたことでご了承いただきたいのが私たち。

20年前(2003年)、「世界の中心で、愛をさけぶ」で急遽、アキとサクが下校中に寄り道をするシーンの撮影となり、エキストラがおらず「泉谷さん!出て!」と、アキとサクの近くを歩く通行人役で出演。オロオロな演技がダメだったのか、後にプロデューサーから「寄り道シーンは全カットになっちゃったよ(笑)」と。残念感と安堵感が入り混じったあの感情は忘れられない。結局、特典映像に入った(はず)ようだけど見てない。

FC担当者はエキストラの最終兵器で、“その時”が来たら逃れられない。「がんばっていきまっしょい(TV版)」では、1回目に体育の先生役がおらず、急遽の体育先生役。
一度だけで十分!と冷や汗かいたら、また体育の授業があり「同じ人じゃマズイでしょ?」と言われるも、今度は錦戸さん、鈴木さんと絡み「頼むよ」のセリフ付き。演技指導までされて、エキストラじゃないよ!と思うも、終了後は撮影スタッフから「ブルーリボン(新人賞)ですなぁ」とイジられた件。

2023年2月1日水曜日

デザイン決定。


愛南町の特産品の一つ「河内晩柑100%果汁」をどんな付加価値で売り込むか?を考えた3年間。特徴は甘みは少なくスッキリとした苦味と酸味、「100%果汁です!」と売込むのも可能だけど、他の柑橘に埋もれてしまう。そこで目をつけたのは「割材でも楽しめる」という切り口。
じゃあ、どこから始める?となった時に平均気温23度、飲酒習慣で割材を使い、苦味や酸味を美味しいと思う地域は沖縄県だった件。

そこでまず2022年6月に現地調査として果実を売ったら爆売れ、手応え十分で満を持して「100%果汁」を持ち込む。でも持ち込む際に「沖縄県と愛南町をミックスさせたラベルデザインが必要」となり、通常なら愛媛県内のデザイナーを頼るけど、今回は全国各地のデザイナーが登録しているプラットホームに依頼し、興味関心のあったデザイナーから38件の応募がある。色々なデザイナーにも知っていただく。

そこから4案に絞り、顧客である消費者に直接選んでもらおうと「ちゃんぷる〜市場」の来店者へ投票を実施。結果276人が投票に参加してくださり、色々な意見を伺いながら投票を見守ると、写真のデザインが最多得票となる。
このデザイン、各世代で人気で、特に財布を管理?する女性には「沖縄と愛南町がいい感じで混ざってる」など高評価。その旨を、お会いしたこともないデザイナーに伝えると、とても喜んでくれて、皆んなハッピーだった件。

生涯の自慢。


想像が膨らみ過ぎて・・・知人プロデューサーのお葬式を思い出してしまう(涙)。
今思えば、亡くなる数ヶ月前に1泊2日で撮影に随行した時は既に“その時”を悟っていたのではないかと思う。
亡くなる前に自分のお葬式の段取り(例;参列者名簿作成、葬式会社、各種段取りなど)を予め済ませていた・・・と聞いた時は本当にビックリして(映画のよう・・・)と絶句してしまった。「だからPの言う通りにしてるだけなんだよね・・・。」と別プロデューサー。あっぱれなPでした。

これまでに直接参列した映画関係者のお葬式は2回、前述のPと撮影監督だった篠田昇さん。映画関係者の“生き様”は一人一人が個性的なので強烈な印象を残す。
篠田さんは「世界の中心で、愛をさけぶ」の撮影監督、名前が同じだからとロケハンや撮影時に気にかけてくださり、カメラの横に呼んでくださったり、ロケハンの仕方を行定監督と共に教えてもらったのは生涯の自慢。
先日は崔洋一監督の訃報もあったし、否が応でもこれまでの20年を振り返ると、映画関係者以外にもFC仲間の訃報も思い出してしまう。

色々な雑念がよぎったので、気分転換に松山城へあがる。日の出時刻は沖縄、日の入時刻は松山にいる。この時期に山頂にいる人は数えるほどしかおらず、しばらく見れない眺めに深呼吸。でも夕陽は世界のどこからでも見えるよね・・・と思ったり。

2023年1月31日火曜日

頑張れ実写!


なんだか金銭感覚が麻痺する。アバターWoWが全世界歴代4位となる2700億円の興行収入(歴代1位は「アバター」、歴代2位は「アベンジャーズ/エンドゲーム」、歴代3位は「タイタニック」)となった
の見出しに驚き(うわ、本当に実現した)と2022年11月29日の日記を読み直す。
すると今度は「ワンピースフィルムレッド」が1月29日終映となり、公開日数177日!興行収入197億円、動員人数1427万人という結果に麻痺する。

1月12日時点で190億円の興行収入と書いていたから最後に7億円を上乗せ。来場者特典はもうないと思ってたら、1/21から「ONE PIECEカードゲームフィナーレセット」、1/28&29限定で「クライマックスクリアファイル」をプレゼント(それまでに10回以上の入場特典があった)って、もうイベント。こういう集客方法が定着したけど、アニメ作品との親和性が高いから実写はどうなんだろう?

スラムダンクの興行収入も100億円を超えたと思う。と、なると100億円超作品は「呪術廻戦0」「
ワンピースフィルムレッド」「すずめの戸締まり」「スラムダンク」と4本!こんな状況日本映画史上、初めてじゃないかな?日本映画製作者連盟の発表を待とう。
そして、ここに「製作費20億円!」と、なり物入りの「レジェンド&バタフライ」が、どう食い込むか?週末5億円スタートというから、頑張れ実写!

たわいもない話に・・・。


沖縄人と同じ話題で盛り上がった一つに「Dr.Pepper」があり、松山では全く見ない(その昔、サイボウズ松山オフィスにあってビックリしたのを覚えてる程度)。
「私、Dr.Pepper中毒でした。」と伝えると「美味しい⤵︎よね⤴︎」と共感いただく。「Dr.Pepperにもフレーバーがあるの知ってる⤴︎」「えー!オリジナルしか知らないです。」「飲んでみて⤴︎」とアドバイスをいただくと同行者が「買ってみました!」とオリジナルフレーバーを購入。「缶のデザインが変わり、すっかり別味と勘違いした私」

「じゃあ、ルートビアもいけ⤵︎る⤴︎?」「好きなんですよ!あの薬っぽさにハマりました。」と返すとギャハハー!とうける。「Dr.Pepperもルートビアも最初に飲んだ時はオェ〜でしたけど。」「わかるー!」と永遠と続くたわいもない話。
なんと2012年に「あんな」「こんな」、2017年に「そんな」で似たようなコトを書いているではないか!誤解を恐れずに書くと、昔はホントにジャンキー(中毒と言う意味)でした。

Dr.Pepperを買った同行者に「飲める?大丈夫?初めてでしょ?」「大丈夫です!飲み切ります!」と強気の回答だったけど、“頑張って”飲んだよう。
彼はA&Wでルートビアに挑戦するも一杯止まりだった(店舗内で飲食の場合、ルートビアは飲み放題。私は二杯。)
10年以上の学長ブログの中で3回目となるDr.Pepperネタ。どこかにファン、ユーザーがいるから無くならないと希少系マーケティングのあり方を考える。

2023年1月30日月曜日

ご縁のカタチ化。


2日間の「河内晩柑100%果汁試飲会&ラベルデザインコンテスト」は200人以上の参加者が参加して終了。愛媛県出身の人がいたり、愛媛へ行ったことがある人もいたりと、沖縄人と会話しながらできたことは大きな収穫。「沖縄で売るなら、このデザイン!」も決まり一区切り。
甘みと酸味、苦味のバランスがよいスッキリ味だから「割材推し」でPRしてきたけど、「実はオリーブオイルと割るとドレッシングとしても使えますよ!」と伝えると喜んだ人、多数。

前回、今回のご縁は「フィルム・コミッション」。沖縄市のFC「KOZAフィルム・オフィス」のFC担当者とは代々繋がっていて、今回の事業を相談すると協力を快諾してくださり、「ちゃんぷる〜市場」「新里酒造」などに繋いでいただき成立。
こういう事業を新規営業で話していくのは困難で、“まさかココにつながるとは”という感じで、これまでの関係性を最大限に発揮できたと実感。

フィルム・コミッションの多くは観光系・シティプロモーション系なので「観光誘客」とは相性もよく、また全国をネットワークで結んでいるので「この強み」を生かせば、これまでにないイベントや話題を創れるはず!と身をもって体験。スキームも描けた。
この「まだ見ぬ(無い)価値をどう創出するか?」はFCにとっても付加価値になるし、部署にとっても相乗効果が高まるし、いいことだらけ。すると、やっぱりアレでしょ!と妄想しながら本日帰松。

虹を見たおかげかどうかは。


イベント初日の朝、天候不順で雨が降ったり陽が差したり、そこへ虹が掛かり「虹が見えるなんて幸先いいね!」と車内でワイワイ。すると翌日の2日目の朝も日差しがあるのに雨と風「沖縄の天候って不思議だね」とワイワイ言っていると虹がパァー!とかかり「おぉ!虹ー!2日連続で見れるなんて、いいコトありますよ!」とテンションをあげてイベント会場の「ちゃんぷる〜市場」へ向かう。

すると・・・(1)昼食を済ませた途端に観光バスが到着、大勢が来店して混雑を回避。
(2)イベント終了後に「ちゃんぷる〜市場」で買い物を済まし、レジに並ぶとお世話になったスタッフの方で「あら!お疲れさまでした。あっ!ちょっと待って、これよりもこっちの方がいいのよ!」とカゴから商品を出して別商品と取替えてくれ「ねっ!こっちの方が美味しいのよ!」と秘密を教えてくれる(笑)。

(3)帰り道に寄った海辺でTHE 沖縄を味わっていたら、観光バスが到着し次々と降りる観光客に辺りはごった返す中、混雑を避けられる。
最後は「絶対に並ぶから覚悟して!」と言われた店に待たずに入れ、食事後に外と出たら長い行列ができてて「すっ、スゴいね・・・」となる。
「私たち、最後まで“持って”ましたね!」となる。これを「虹を見たおかげ」と思うか、どうかは自分次第。