日記を検索

2022年8月10日水曜日

保護者との関係。


連日、保護者から寄付や差し入れをいただく。新聞紙、空き箱、画用紙、絵の具、クレヨン、色鉛筆などもあれば、おにぎり、駄菓子/お菓子、ケーキなどスイーツ、飲み物など。素直に喜んで全ていただきます。先日は企業からもガムテーム、セロハンテープ、ゴム、画用紙などを提供いただいた。シルバーさんからは数個のスイカの差し入れがあり、スイカ割りができた。ご協力に大感謝!

ココ大付属学園では保護者ともコミュニケーションをとりたくて、行き帰りの時に話したり、BANDで直接連絡を取り合ったりして、普段の子ども達について共有≒見える化させてもらってます。我が子が小学生の頃と今では環境や状況(例:忙しさだったり、習い事の内容だったり)は変わりつつあり、時代に即してないとズレてしまう。「お互いに顔が見える関係」って本当に大切。

子ども達が第一の顧客なら、保護者は第二の顧客。だけど第一の顧客は参加の決定を自らできず、第二の顧客が決定権をもっている。すると、第一、第二の顧客の双方から評価を得られなければ価値の創出も事業の継続も難しい。周りにいる間接的な第三者から共感を得るのも難しい。事業的になかなか難しい事業を運営してると思ったり。その醍醐味は十分なほど味わっているけど。

2022年8月9日火曜日

失敗は成功の。


スライムの作り方を調べると「PVA洗濯のり、ホウ砂」が素材と知る。でも、ホウ砂って馴染みがないし扱いには注意が必要だし・・・と思い、代用品を探すと洗剤の「アリエール」が有効で手元にあったので、此れ幸いと「PVA洗濯のり+アリエール+蓄光材」でスペシャルなスライムだ!と実験したら・・・、ものスゴイ強烈な香りのほか、蓄光材が混ざらずダマになり大失敗!オススメできない!

ダンボールで家具を作りはじめた子どもたち。イスを創ろうと思考錯誤してできたのは資材を大量に消費したモノだったので、ネットで調べたらダンボール1つで乗っても潰れないイスがあるのを知り、早速作り座ってみたらグシャッ!と潰れた。「大失敗!」と凹む子ども達だったけど"折り目を間違えた”だけで、新しいダンボールで正しく作り直したら成功する。悪いのは全てインチキ先生となる。

8/12に射的をするので射的台を作ってる大学生。私からは「子ども達が参加したい!クオリティ」とオーダーし頑張って制作中。概ね完成し“的”も完成するも「的が毎回当たるたびに吹っ飛び、その度に回収してセットするのは手間じゃない?」と指摘し、的を紐やテープで繋ぎ吹っ飛ばず、リセットが簡単な方法を思考錯誤中。失敗を繰り返すことで経験値があがり、成功の精度や確度はあがるという話。

フィルム・コミッションと地域の活性。


驚いたのが、ココ大が縁で知り合った東中南予の方々が市議会議員になっていたこと。
ひょんなコトから隔年開催で前回は中止とのことだったので久しぶりとなる「愛媛県市議会議員研修会」からお声がかかり、「フィルム・コミッションと地域の活性」と題して講演をしてほしいという依頼。県内各地から100人以上の議員が参加してくれる。これだけの方々に伝えられる機会は貴重。

肩書きはジャパンFCの理事長。話題は世界→日本→愛媛→地域と身近にしたことで多くの方に興味関心を持っていただいたようで一安心。特に興味をもってもらえたのは「支援作品は地域の活性(≒観光など)に有効活用できる点」「フィルム・コミッションは制作会社に1円も資金を提供しない点」「ロケ地は日常的な場所であり身近にあること」「撮影の誘致は成功するとコスパがとてもいい」などなど。

講演後、速やかに退席だったので知人らとの語らいなく会場を後にしたけど、多くの方からメッセージをいただき手応えを得る。劇場公開作品以外に配信作品もさらに増えるのが確実な今後、撮影を活用するか否かで地域の魅力発信や市民の愛着などの醸成は大きく変わる。
「映画で地域が活性するなんて夢があり、最高です!」と感想を寄せたくれた議員。その通りと私も思います。写真は岡議員から拝借。

2022年8月8日月曜日

あぁ、夏バテ。


切手を貼ろうと点線でちぎって水につけたら、一枚と思ってた切手が“折れて”いて、裏にもう一枚あり二枚の切手がくっついてしまい、剥がれず、そのままでも貼れず、ノリで貼ることになるわ、切手一枚を無駄にするわ(あぁ、夏バテかも・・)とその一。

マスク越しの電話で滑舌が悪かったのか“タマイ”さんに電話したつもりが、電話交換の方が“カワイ”さんを呼び出してしまう。母音が同じだったからね・・・。そして、そのまま要件を伝えてしまう・・・。両方とも知人だったからよかったけど。あぁ、夏バテその二。

突然の大雨に折り畳み傘を持って外出。用事を済ませた頃には雨は止み、すっかり夏空で傘を持っていたことさえ忘れて帰宅。そして雨予報で気づく。まぁ、日傘も兼ねた傘も欲しかったし、と自分を納得させてネットで晴雨兼用の傘を購入。あぁ、夏バテその三。

夏バテには寝るに限るけど、4時には目が覚めてしまう。「不眠症か?寝苦しさか?」と思いつつ、7時過ぎには出発なので仕事をする。ある日「就寝は何時か?」という話題になり、周りが23時頃と言ってたのに対して「疲れてるから8時過ぎには寝る」と言って驚かれて気づく!8時に寝れば8時間後の4時に起きるはずだよ!

200万円/年って!?


毎年恒例(と、言っていいと思う)愛媛県新規採用職員研修を控えて情報更新。昨年度はコンテンツ配信だったため、昨年度の新規採用職員からは恨み節、ゴメンなさい!
特に今回は「バスカヴィル家の犬」「離婚しようよ」など、愛媛がロケ地になった作品や地域との連携事例が豊富で今年度の新規採用職員は嬉しいかも。他にもNPO法人について調べたら(記憶が正しければ)昨年度の584法人から674法人と登録が増えてた。

どんどん増える愛媛県内のNPO法人だけど解散も100以上あって、解散理由はわからないけど「目的を達成すれば解散もアリ」と思う一人。地域の課題解決のために立ち上がるのがNPO法人だから一つでも解決→解散と思いたい。とは言え法人がたくさんできれば、それだけ関わる人も多くなり事務なども必要になりボランティアだけでは限界で有給職員を雇うことになる。しかし・・。

特定非営利活動法人に関する実態調査(内閣府)を見ると、有給職員の年間給料手当総額の中央値が200万円/年!って以前に調べた時は231万円だったから更に下がってる!ってホント?200万円/年だから副業やパートと思うけど、やりがい搾取でないことを祈るばかり。

これまでは公益活動をするのは“NPO法人だけ”というイメージだったけど、今はNPO法人以外でも課題改善を事業化できるから色々考えさせられた件。

2022年8月7日日曜日

冷蔵庫ナシ生活からの悟り。


「えー!結局、買ってないんですか!」と義姉。「修行みたいだね」と義兄。と思えば「食べ残しとかないから、いいわよね。」と義母。冷蔵庫のない生活になり早1年以上、最初は超驚いていた義母も肯定的に。慣れてしまうと人間は不思議なもので「余計な食品」を買わなくなる。幸にして徒歩圏内にはスーパーが複数あるから、散歩のつもりで出かければ気分転換や運動不足の解消にもなる(と思いたい)

本当にいいことだらけ。1.部屋の場所をとらない。一角を占有する冷蔵庫は存在感が大きいけど、無いから狭い部屋でも広く見える。最近の小型冷蔵庫、キャンプ用冷蔵庫に惹かれる時もあるけど思うだけ。2.電気代が安い。今は12時間ほど不在だし、出張も多いしブレーカー落として外出可能。テレビもなく待機電源もないから電気代は安い(クーラーはある)3.不要な食品類を買わないのは正義。

特に調味料を買わなくなった。以前は冷蔵庫に色々な調味料やソース、タレなどがあったけど、今は醤油、砂糖、つゆの素などもなく、塩こしょう、カレー粉、顆粒ダシ程度。あとは惣菜を買うことが多いから、プラごみの量問題だけど解決できず。量り売りとかあったら行くのにな。
シンプル生活はスッキリ生活だから手持ちも把握しやすく、日々、必要なものは、そんなに多くないと気づくけど、どこを目指してるのか私。

2022年8月6日土曜日

変に思われたくて一所懸命。


「ナビーラって何人?」「ナビーラ?ナビーラ人だよ。」「ナビーラ人?」「そう、ナビーラ星から来たの」「嘘だ!絶対に嘘だ!」とカンカンの子ども達。「じゃあ、ナビーラ星ってどこにあるの!」「遠い彼方だよ、ナビーラ星は緑豊かな星だったんだけどね・・・」「何さ!」「ナビーラはナビーラ星のお姫さまで脱出して、不時着したのが地球の松前町ってところ」「なんで、ナビーラ星から脱出したのさ!」「異常気象だったかな、ナビーラに聞いてみて」

子ども達にもシルバー人材センターの方にも「ナビーラ」は不思議に映るようで、ガモーラ(ガーディアンオブギャラクシーの一人)のように勘違いした子も。設定は松前町に不時着したナビーラ星のお姫様です。「インチキ星は知ってる?」「ない!そんな星ない!」とインチキ星は全面拒絶だけどナビーラ星は半分信じて半分疑ってる子ども達。「〇〇さんはナビーラ星なんて知らないって!」と館内で聞きまくる子ども達(汗)

10時間以上、あの場所で過ごしているから「あの場所で暮らしている」と半分思われていて風呂は外に入りに行っている設定。狙ったわけでなく、会話の成り行きで転がった感じ。
子ども達には親でもない学校の先生でもない「ヘンな人」と思われたくて一生懸命です。子ども達の“常識(固定観念)”をイジることで発想や気づきが拡張すると思うから。「インチキはどこ小学校卒?」「からあげ小学校」「うそだーーーー!」

2022年8月5日金曜日

激レア発見!

タツノオトシゴ、このあと悲劇が・・・

「オレ、絶対にしたくなーい!」と、頑なにちりめんモンスターへの参加を拒絶していた男子。「面白いと思うんだけどな」と私。「だって魚でしょ?知ってるもん」「でもさ、激レアもいるんだよ、見つけてよ」と、何とか参加してくれるようになる。
愛媛県水産研究センターから橋田主任をお招き(「ちりめんモンスター」は10年ほど前から行っているけど、水産研究センターの方々に脈々と受け継がれている、ココ大の名物行事)。

和歌山沖のチリモンは瀬戸内海では見られない不思議な海洋生物が多く、目の前の小さなモンスターに興味津々の子ども達。「ハシダさーん!」の大合唱で、橋田さん引っ張りだこの大忙し。中には橋田さんでさえも分からない激レア生物の発見も!そして皆んなが探した激レア海洋生物は「タツノオトシゴ」。こればかりは運と根気で探すしかなく探していると・・・あった!と男子が見つける。

他の子ども達も(2匹目がいるかもしれない!)と探すも見つからず。タツノオトシゴを見つけた男子、台紙にボンドを塗り貼って乾かしたはずが、帰る際にタツノオトシゴが所在不明になる悲劇に見舞われる、大ショックな本人。
始める前に「絶対にしたくなーい!」と言っていた男子。虫眼鏡とピンセットでチリモンの山から熱心に探して、結局一番最後まで残ってた件。子どもの「いやだ」という反応は決して本意ではない件。

妖怪か!


「四国カルストっていいですよね!」「はい!草原に石灰岩のゴツゴツ感は不思議な光景です。」「そうですよね、ヌケもいいし、ココはオープンセットは可能ですか?」「要相談ですが可能です。」「それはいいですね!」「12月頃の景色はどんなでしょう?」「12月!?うーん、12月は四国カルストへ上がる道は閉鎖されるのでNGです。」「えっ!・・」と節句の電話口。その後「今回は残念ながら別場所で撮影となりました・・・」と連絡。

四国カルストで撮影を逃すのは数回目。古くは宇◯戦◯ヤ◯トの撮影相談があった時、興味関心を持った撮影隊だったけど撮影時期が合わず、そしてマ◯ハ◯トの撮影相談は面河渓谷とのセットでイケる!と思ったものの数十台の撮影車両を面河渓、四国カルストに移動させるのは非現実的となり流れる。今回の作品もいい作品だったんだけどな。そして同時進行中の別作品からは・・・。

「〇〇〇はいけますか?」「〇〇〇のストロークはどうですか?」と具体的に進む。他にもオープンセットを希望する案件(検討時間が短いのでNG)や大型案件(東京近郊でしか撮影できないのでNG)などの撮影相談がある中で「製作費をアテ(地方に捻出させようとする作品)にする怪しい案件」が混ざってた!
こう言う作品は「シナハン、ロケハンの相談前に制作費の話をする」ことが多く、地方への撮影相談が多い。妖怪か!

2022年8月4日木曜日

エール!


聞けばコロナの影響で転職を決めたものの、転職先はダメ会社で、もう一度転職して今に至るとのこと。「へー!良かったね」とエール。そしてコロナの影響と言うと暗い重いイメージがあるけど、“コロナが縁で知り合った方と結婚した”とのことで「ほー!それはスゴい!」となる。コロナの影響が良い方向へ導いた人を初めてみた。運転免許を持ってない私は、助手席からアレコレ質問する運転手泣かせ。

「生産性は上がるかもしれないけど、何かこのままではダメだと気づいたんです・・・」と神妙な顔つきの当人。何かと思えばコロナ禍で“ふれあい”がゼロになり、仕事面では効率的、生産性は上がったけど、何かを失ったのような感じで思い切って転職を決意してた。「えっ!今までの仕事は?」と尋ねると「うーん・・・」と悩んでいたのは廃業も選択肢なの?とよほどの決心かと。でも転職は新しい可能性だからエール。

個人的に転職はレベルアップと思ってるから無条件にエール。転職のきっかけは人それぞれ。偶然にTVで見た「フィルム・コミッション」にビビッ!ときて、当時所属してたコンサル会社の上司に相談したらNGとなり勢いで退職。その後、愛媛県庁→松山市役所→ココ大→ジャパンFC理事長となれたのは転職した結果(繰り返したから)。転職は可能性しかないと思う一人。

2022年8月3日水曜日

4ヶ月間がんばりました。


15回の授業を1回も休まず、日にち変更もせずに予定通りできたのはアクション映画のようなギリギリハラハラな連続(時にハプニングも!)を乗り切れたから。任務遂行に協力、調整してくれた仲間には大感謝しかなく、協力してもらえなかったら「休講」だったのは確実で思い返すだけでヒリヒリしてしまう。
私は周りに恵まれていて本当にラッキーな奴。でも、今年は乗り切れたけど来年は乗り切れるかは不明。

授業開始3時間前には未だ沖縄県で、那覇空港と機内で授業準備を済ませる。授業1時間前に松山空港に到着。ここで協力者による空港からの疾走!で授業15分前に教室に到着。渋滞があったらどうなっていたか・・・。
また、飛行機出発時刻は授業終了の1時間後、搭乗手続き終了時刻は40分後。タクシーを待たせて映画さながらの疾走!帰宅ラッシュ時間だったにもかかわらず、超絶裏道を抜け搭乗手続き終了5分前に松山空港に到着して搭乗。

ココ大付属学園の間も授業はあり、スタッフに任せて出発するもギリギリに到着したり、自転車が途中でパンクして半泣きになりそうながら歩いたり、よくぞ4ヶ月間を乗り切れたもんだと。
慣例に習わず教科書もなく実践と振り返りを重視した前代未聞の授業。「また、どこかで会えるかもね!」と伝えて閉講!

見つからないオトモダチ。


「インチキー!たいへん!どこにもいないの!」と慌てて部屋に入ってきた子ども達。「なに?どうしたの?」「かくれんぼしてるんだけど、見つからないの?」「えっー!誰が見つからないの?」「それが分からないの?」「???どういうこと???」「分からないけど、みつからないの」と、私と話が噛み合わない。「かくれんぼ」ってヒヤヒヤする遊びの一つ。とにかく、どこに隠れたか分からない。

「誰が見つからないのか分からないの?」「そうなの!でも見つからないの!」とミステリーなコトを言い始めた子ども達。(これは、もしかして・・・イマジナリーフレンド≒想像上の空想友達か?それとも座敷童か?)とよぎるほど真剣な表情の子ども達。
「インチキがもう出てきなさいって言ってるよー!」と辺りに声をかけても誰も出てこない。しまいには出欠名簿で一人一人を確認しながら探すも見つからない“オトモダチ”。

全員いるのに「全員いることを信じない子ども達」、見えないオトモダチを探そうとする子ども達。本当にイマジナリーフレンドか?と思ったら上級生がやってきて、「みんな帰ったよ」「えっー!ウソー!」の一言で正気に戻る子ども達(笑)。
真相は闇の中だけど、信じるか信じないかはアナタしだい。暑い日の涼しい話。写真は、かわいい口裂け女。

2022年8月2日火曜日

真理を突かれたような。


松山東雲女子大学でのボランティア論、全15回の授業を終える。実は私自身がこの授業の本質を授業の中で見つけたようで、それは「ボランティア(個人)」だけに知識や経験を求めるのではなく、ボランティアを求める受入側への要求もボランティア発で検討したらよいと感じ、最後は「双方がメリットを享受できるには互いにどんな心構えなどが必要か?」と尋ねると・・・。

ボランティアには「自主性。責任はなくとも責任感はもっておくべき。意欲を持つこと。積極性など」が挙がり、受入側へのリクエストは「手軽にできること。グループで参加できること。明確な役割を与えて欲しい。求めている人が来るとは限らないと思ってほしい。ルールを教えて欲しい。雑に扱わないでほしいなど」が出る。その中で特に印象的だったのが「(受入団体に)ボランティアに過度な期待はしないでほしい」という意見。

その通り!と真理を突かれたよう。(志願してるのだからあれもこれも・・・)と期待してしまう時もがあり耳が痛かった。ココが双方にミスマッチを起こす原因かもしれない。
そして「ボランティアは発意による無償の行動なので、全ての人がする必要はない」と念押し。心に余裕などもないと気持ちも向かない。「ボランティアはしないといけないと思ってましたが気持ちが軽くなりました。」と学生。そんなことはありません。

美味しく楽しく。


マルブンでピザ職人として腕を振るっていた鈴木雅也さん。以前からココ大の縁でご夫婦と知り合って数年、やっとココ大付属学園で交差する。「ピザってどうやってするの?」と私。「今回は餃子の皮をピザ生地に見立てます。」「ホホッー!薄いからサクサクのクリスピーピザになるね!美味しそう」と想像したものの、見たことも食べたこともないギョーザ皮のピザはどんな味か?

用意してくれたのは通常のピザ(バジル、チーズ、ベーコン、トマト、オニオン)とスイーツピザ(チョコ、マシュマロ、フルーツ缶など)、オーブンも2台持ち込んでいただき、全員が参加。アツアツのボリューミーなピザを頬張ると「ウマッ!」「メッチャおいしい!」と子ども達。すると「インチキのも作ってあげる!」と何人もの子が、私の貧そな食生活を心配してか、オリジナルピザを作ってくれる(涙)おいしかった。

子ども達の想像以上の喜びに鈴木さんも喜ぶ、写真の通り。この「遊び感覚(創作できる自由度など)」と「食育(愛媛の食材、生産者の存在を知るなど)」の間(ハザマ)と言うか絶妙なバランスが子ども達を惹きつけたと分析。
「次はいつしようか?クリスマスかな?」「いいですねー」「よし!冬休み早々のクリスマスパーティーとして開催決定!」

2022年8月1日月曜日

コラボ企画は大成功!


ANAクラウンプラザホテル松山、萬翠荘での「バスカヴィル家の犬」の公開に合わせたコラボ企画が終了。多くの方が訪れてくれたり、食べてくれたり。東京からも聖地巡礼にきた家族もいたほど。ウェブなどの情報から推計すると興行収入は約5-6億円。約40万人が鑑賞した計算だから、経済的にもプロモーション的にも一定の成果は得られたはず。愛媛の動員も良かったとのことでコラボ企画は大成功!

バスカヴィル・ショコラも一時は売切れと聞いたし(その後再販)、私が直接目にしたのは普段は静かな萬翠荘が大勢でにぎわっていた光景。特に2階のパネル展示、衣装展はファンと思える方々で混雑していたから作品の影響力を実感。今の時代だからSNSへのハッシュタグ投稿も増えたと言ってた。いい機会をいただきフジテレビ、東宝には大感謝。一年がかりの仕込みでした。

今となっては(もっと、あんなコトできたなー)と想像するけど、次回以降の支援作品できっとできる!ちなみに舞台となった霞島のお土産「霞島饅頭」をお菓子メーカーと組んで期間限定発売を妄想したのはナイショ!
私の妄想話を「面白いですね!乗ります!」と快諾くださったANAクラウンプラザホテル松山さん、全館を貸し切って撮影を受け入れてくださった萬翠荘にも大感謝。やはり企画はワクワクが大切!

ワンダーな一日だった件。


今年で4回目となった「佐田岬ワンダービューコンペティション」の表彰式へ伊方町へ。第一回から冨永昌敬監督、渡邉ゆみえサンらと共に審査員に加えていただく。実行委員会会長は高門伊方町長。審査自体は既に終わっていて、私はグランプリを受賞した「never.Fin」という作品について講評。毎回、グランプリ作品と準グランプリの選出に喧々諤諤で今年も案の定、意見が分かれる。

グランプリ作品の評価点は「他の作品が演出や編集で魅力を作ったのに対して、BGMもなく削ぎ落としたシンプルな演出に力強さを感じた点」「93歳のお爺さんの姿から伊方町を想像できたことがまさにワンダー!」と表現。特に原稿も用意せず、感じたままを言いました。
ちなみに準グランプリ作品はダンサーが伊方町の海辺などの各所でコンテンポラリーダンスで表現する作品で、(こういう作品も来たか!)と審査会での意見。

写真は表彰式直前。朝の大雨でヒヤヒヤ&クタクタで運営事務局の労が労われたと思い「晴れて良かったですね!」と高門町長に声をかけると「いやぁ、本当によかった!」という返答後、町長が挨拶をし始めたら急に暗雲立ち込め突如のスコール!でも町長、動じず「止みますよ!」と予言されると数分後に本当に止んで青空になる。これもワンダー。第5回目も開催も決定とのことで、オォーとワンダー。

2022年7月31日日曜日

全集中を見る。


ハーモニープラザが「片足反復跳びのギネス挑戦者」を求めていたのでココ大付属学園軍団で乗り込む!ギネス記録は片足のみで10cm幅を反復するだけ・・・と書くと簡単に聞こえるし、コツも分かったけど激ムズで、職員が実例を見せてくれるもゼーゼー息を切らす。「インチキもして!」と言われたけど病院送りが確実で「ココ大付属学園が休みになるよ!」と言うと「それはダメ!」と免除される(笑)

ギネス記録は107回とのことで、「そんな回数できる?」と懐疑的だった子ども達だけど70回、80回と出る。するとやる気に火がつき全員が挑戦する。その様子を見ていた普段はオットリでホンワカな女の子、でも運動神経は抜群。観察して「私もやる!」とスイッチが入り挑戦すると初回で91回が出て、オォー!となる。2回目は96回。息を切らすも「100回を超えたい!」と闘志むき出しになる。

3回目に挑戦すると99回!一瞬満足するも「100回を超えたい!」となり4回目で101回の記録を達成。普段とは違い全集中とはこのこと!と見たこともない真剣な表情だった件。でも終わると、いつものオットリホンワカ表情に戻る。
その後、他にも101回を記録する子も誕生し、思いのほかギネスに挑戦は子ども達にとって刺激的で、いつもと違う子ども達を見れて感激だった件。

知らぬ間に陥る。


「それがいいんですよ!」と見ず知らずの方にお褒めいただきハッ!と気づく。誤解を恐れずに書くと、モノゴトは「直接的な関係者」と「間接的な関係者」とに分けることができ、直接的関係者とは主に当事者、間接的関係者は協力者と表現すると分かりやすい。
ココ大付属学園なら子ども達、保護者、私たちが直接的関係者。松山市やハーモニープラザ、市民先生らが間接的関係者。ステイクホルダーと同意語。

直接的関係者は当事者だから意見が反映されやすいけど、当事者の立場はそれぞれに異なるから“誰の”意見(ニーズ)を尊重すべきか?は時に悩ましい。ココ大付属学園の場合、最も重要なのは子ども達だけど、参加費を払うのは保護者。そして保護者のニーズは一人一人違うけど、子ども達の意見(ニーズ)は一つで「自由(≒解放)」でいたい。自分で過ごし方を考えて遊びたい、創りたい、勉強したい。

その方は子ども達が醸し出す雰囲気を感じ取っての感想と思うけど、第三者というのがポイントで(そんな風に見えるんだ・・・)と、知らぬ間に近視的な思考だったと気づき、俯瞰的な思考にリセット。当事者と密接になると、つい“守り/保持”なマネジメント重視になりがちだけど、“攻め/描く”のリーダーシップも発揮しないといけない。マネジメントとリーダーシップの両立の難しさを痛感。攻めは最大の防御って言ってたのは誰だっけ。

2022年7月30日土曜日

引く、剥がす。


始める前は色々と妄想するし、やってみたい!手間もかけたいし、複雑なコトもしてみたい。だから想像したことや願望をやってみる。すると(あれ?描いていたコトと違う)とか(うーん、イマイチだったな)など、やったコトで初めて気づくことも多い。
「やりたいコト」「できるコト」「しなくてはならないコト」の例で条件がある場合、「“やりたいコト”と“やらなければならないコト”」をどう両立させるか?

企画会議で“やりたいコト”が濃くなり、“やらなければならないコト”が薄らいでしまい再検討。条件(≒縛り)はあるものの、どんなワクワクを創出できるか?自分もワクワクしたい(やりたいコト)し、ターゲットもワクワクさせたい(しなくてはならないコト)。悩み苦しむ。
結局、装飾した細々したアイデアからシンプルかつ太いアイデアに戻る。その方が誰にでもイメージが湧きやすく、協力者にも伝えやすい。

ココ大付属学園も昨年度は初めてだったので手探りだったけど、今年は「変えてもOKなコト」「変えてはNGなコト」が分かり、残ったのはシンプルで太いアイデア。シンプルだから誰にでも分かりやすく、受け手にとっても特徴と感じる。コンセプトにも繋がるからブレない。
企画立案って、つくづく「引く、剥がす」の引き算作業と思った件。写真は教室裏手の松山城、こんなアングルは初めて。

スゴい品質だった件。


昨年は折り畳みテーブルを作り、聞けば今も活用されていて、ココ大付属学園でも自習用などに大活躍。今年度は「思い出」をテーマに写真が入れられる木箱を制作。私の妄想に付き合っていただいたのは今回も木生活の宮浦さん。好き放題に描いたイメージを整えてくださり形になって子ども達へ。「写真を入れられるの?いいね!」「中に宝物入れよう!」などワクワクの子ども達。

とは言え、トンカチを触るのも釘を触るのも初めての子も多くてつまづく・・・。でも釘抜きの練習と思えばいい!あっちではボンドを塗りすぎて垂れてしまったけど、ペーパータオルで拭けばいい!と何事も経験!“これは自分のモノ”と意識づけられると途端に丁寧に慎重に作る子ども達。やはり“イメージ化(≒制作後の活用方法など)”って大事。写真は力を合わせて協力している子ども達。

完成させたら持ち帰りたい!けど、これらは8月末に作品展で飾る(その時に持ち帰り)のでお預け。迎え時間にやってきた保護者。「えっ!ナニ、この完成度」と驚く。「えぇ、製品化レベルですから」と私。レーザーカッターでカットしていたり、通し穴があったり、子ども達が気づくこともない細部まで配慮の塊な職人仕様だったマイ宝箱づくり。子ども達が保護者に自慢したがるのもうなづける品質だった件。