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2025年3月19日水曜日

皆んなが戻ってくる。


一週間後の3月26日からココ大付属学園【春休み】が始まる。
春休みは冬休み&夏休みとは違う雰囲気がいっぱい。それは“年度”という制度が有るから。

3月に引っ越したり、上級生になったから一人の留守番もできるようになったり、習い事などで忙しくなったり・・・各ご家庭の事情でココ大付属学園を卒業する子どももいれば、妹弟がいるから、お友達がいるから、噂を聞きつけて・・・など、これまた各ご家庭の事情で新規に参加申し込みをされる人もいたり。

小学校の制度上、3月31日までは小学6年生、以前に「中学生って入学式からじゃないの!」と言われたけど、4月1日からは中学1年生。

ココ大付属学園が始まった4年前から参加してくれた子が、もう中学生だなんて時が過ぎるのは早い。幼かったのにすっかりお兄さん、お姉さんの貫禄だもんね。

そして、年度始めなので子ども達もスタッフも「スポーツ安全保険」に入った。
お守り的なコトだけど、保険に入っていて良かった・・・という事態はこれまでに数回あり、備えあれば憂いナシとはこのこと。

春休み参加の名簿も完成。そして名札シールも完成。
新しいプラバンが届いたし、新しい手芸用品も到着、「段ボール財布の作り方」という本も届いたので、これはナビーラにお任せしよう。

米の価格高騰の中、平岡家からの「平岡米」も、夏、冬に続き寄付いただけること(涙)
これでまた、毎日おにぎりを作れる!

松山東雲大学生、松山大学生も参加してくれるし、シルバー人材センターからも常連メンバーが戻ってくる。

さて、これから保護者へ文具類などの寄付をお願いだ。
こうして、ココ大付属学園は大勢の方の理解と協力で成立してる。
本格的な準備が始まる!

そんな彼の誕生日。

第1回早慶戦の両校選手(1903年11月21日)赤丸が泉谷祐勝さん

「この前さ、渋谷で
テレビ局の取材を受けたんだよね。そしたら相手がお父さんの連絡先を教えて欲しいって言うから伝えたよ。」
と、いう不思議な連絡をくれた末っ子くん。
「OK!」と私。

その後、「こんにちは。〇〇〇テレビの〇〇〇(番組名)、ディレクターの〇〇〇です。先日、息子さんにインタビューさせていただいたのですが、息子さんの高祖父である泉谷祐勝さんは日本の野球史上、初めてバントをした選手と聞きましたが・・・。」

「あっ、その話ですか?本(天皇の野球チーム)に書いてありますね。私もその本に書かれている程度のことしか分かりません。」
「はい、調べてみるとそうでした。では、本当だったんですね。」
「そうなんでしょうね。」
「ちなみに、第一回の早慶戦にも選手で出場されてますよね?慶應大学に挑戦状を出されたとか?」
泉谷祐勝さんなんですかね?そうなんですかね。」
「裕仁親王(後の昭和天皇)からの依頼で宮内省野球班を創設して監督兼選手だったとも書いてありました。」
「そのようですね。」

だんだん、私でも分からない質問になり「ゴメンなさい。私の父に聞いてみます。」と切る。

そして父に電話。
泉谷祐勝さんだけど、〇〇〇で〇〇〇だったの?」など、色々尋ねると初めて知ることも多く、へっーとなり、色々と情報をもらい、番組ディレクターに伝える。

そんなやりとりから、家族について知る機会を作ってくれた末っ子くんの誕生日は今日。
放送されるかは不明だけど、立場上、取材されるのは珍しいという話。

2025年3月18日火曜日

また、お会いする時まで!


エールラボえひめは、毎月最終金曜日の18:55から、FMえひめにて「エールラボえひめ」というラジオ番組を持っていて、2024年5月から放送を開始したので、これまでに10回放送し、今回は11回目の収録。11回目の放送は3月28日(金)18:55から。

パーソナリティは私と愛媛県デジタルシフト推進課の上神さん。
主にエールラボえひめで立ち上がったプロジェクトを紹介してきて、今回の11回目が一区切り。

4月以降も番組があるかは現時点では未定だけど関係者は継続を望んでいるので、仕切り直しての放送なのか!?その時はお知らせします。

11回目は私と上神さんの記憶に残っているプロジェクトの紹介。
上神さんは小松高校が立ち上げた「小松の石鎚黒茶の魅力を発信したい!」、私はなまじサンが立ち上げた「ユースセンターを立ち上げたい!」。
これらのプロジェクトがこの先、右往左往はあると思うけど、続いてくれて小さくても一つ、成果を出してくれることを願う!それが他のプロジェクトにも好影響をもたらすから!

すると自分でもプロジェクトを立ち上げたくなり、ソワソワオ&モゾモゾしたくなる。だけれど、ここで教訓。

【どんなに優れた最高の事業でも、実行する人(牽引する人)がいなければタダのアイデア】
は本当で、逆の言い方をすると【誰か実行する人(牽引する人)がいれば、アイデアは最高でなくてもいい】。なぜなら、事業は続けることが大切で、実行する人(=続けられる人)さえいれば、育てることができるから。

ラジオに乗せる際は、思考を整理する必要があるから、振り返ることにもつながり、良い機会をいただきました。
来月も放送はあるのか!?

合計2,271,500円


3月14日(金)、令和6年度、エールラボえひめ最後のセミナー「お金も心も集めNight!『想いをカタチにするクラファン会議!』」が終了。

今回のセミナーにお招きしたのは伊予銀行さんとpoco pono COCO代表の太田聡美さん。
伊予銀行さんは愛媛県内でクラファンに挑戦したい人を支援していて、具体的には成約時にクラファン運営会社へ支払う成約手数料の1/2相当額(上限25万円)を補助している。

これは伊予銀行創業140周年記念で始まった取り組みで140件分の支援に達した時点で終了とのことで、3月14日現在127件まで達しているとのこと。今年中に終了予測なのでGO!

太田さん(通称;さっちゃん)は、エールラボえひめ会員でプロジェクトも立ち上げている方。
今回、「不登校に悩む保護者の孤立をゼロに!愛媛県で大交流会を開催したい!」というクラファンを立ち上げる。当初目標は100万円だったけれども、アッサリ突破し、ストレッチゴールを倍の200万円に設定すると、のべ301人から合計2,271,500円で終了。
うーむ、スゴい。それだけ応援したいと思わせた太田さんの人柄、必要性、可能性があったという証拠。

で、さっちゃん。
227万円超えの支援金を何に活用するか?と言うと・・・。
(1)不登校に悩む保護者の孤立をゼロに!愛媛県で大交流会を開催。*当初の予定通り
(2)愛媛県内の不登校児童生徒(4,068人)へ支援冊子を届ける。*ストレッチゴール

そこへ「今回の取り組みを持続化する計画はありますか?」という参加者からの質問。
その通りで、このような取り組みは一回や一年ではなく、何回も何年も続ける必要がある。
太田さんも、これまでの活動から“その点”は気になっていたようで、今後は助成金などの活用を挙げてた。

エールラボえひめとしても応援しないとねと。

2025年3月17日月曜日

朝散歩にて。


静かな週末。そこへ聞こえてきたのは何を言ってるか分からなかったけどレゲエ調の歌声。
そして、しばらく経つとまた違う楽曲が流れて、堀之内公園で行われていたイベントから聞こえてました。
(そう言えば朝散歩の時にフードトラックやテントなどの会場設営をしてたな・・・)と思い出し、イベントに行ってないのにアゲアゲな気分に掃除&洗濯がはかどる。

翌朝は雨。朝散歩は少々の雨でも決行(そうじゃないと1日のルーティンが狂い、モゾモゾする)。傘をさしながらいつものルートを通り堀之内公園へ。6時過ぎ、辺りは薄暗い。
フードトラックはなかったけど、一角に柵がズラッーと並び人が集まってた。

(何のイベントなんだろう?)と看板を見つけたら「えひめパンコレクション」なるイベントでした。で、柵は有料エリア区分で入場料100円を徴収して、35店舗以上のパン屋などのめぐれる企画だった。

愛媛県松山市は「人口10万人に対してパン屋の多さが日本一/消費量は全国3位」とのことで、確かにパン屋は多いと思ってたけど、ちゃんと実証されてるのね。
だから、こういうイベントも成立するんだ・・・と納得。

でも、朝散歩の時点でポツポツ雨。
その後も雨は降り続けたけど、開催はできたようで、イベント主催者はさぞ天候不順に神経をすり減らした2日間だったと思う。
誰か知らないけど、同じイベント企画者として、お見舞い申し上げたい。

ホント、今の時期は雨と晴を繰り返して春になるなる。
3月27日はココ大付属学園でも大型バスを借り切ってレインボーハイランドへ「お花見ピクニック」を予定していて、今からソワソワする!

タイムトリップ。

無料で試せたレタリングシート、フォントが80年代。

1980年代。当時の10代は音楽雑誌「FMステーション」を読むのが流行りで、国内外の音楽情報と言えば「FMステーション」だった。

そしてFMステーションには、毎号カセットレーベルの付録(デザインは鮮やかな色使いの“シティポップ調”なイラスト)がついていて、ハサミやカッターで切っては自分で録った音源のカセットテープの台紙として入れて保管してた中学生&高校生の良き思い出。
全て実家に置いてきたけど、捨てられただろうな・・・。

カセットレーベルを切り取った後、楽曲(例:渡辺美里/マイレボリューションなど)をペンで書こうとしても字がヘタクソで嫌だったから、レタリングシートで擦っては転写してた。
でも、スペルを間違えたり、文字が曲がったり、剥がれたりしてキッーーー!と捨てたカセットレーベルの付録は数知れず。

そんな甘酸っぱい思い出が一瞬で蘇った松山銀天街の路地にあった文房具屋「福井善」の資料館。たぶん、初めて訪れたと思う。

放置されていたレタリングシートは当時と同じもので(210円だったのか!)、でも今は出番がないのだろうバサッ!と束で置かれて「無料お試しレタリング」ができた。
シャドウ付きのフォント、太ゴシックなど、こんな機会にフォントデザインの知識をいれていたのかも。

他にも小学生時代に流行った「キン肉マンケシゴム」が展示してあったり、ブロマイドがあったり、他も「お好きに見学どうぞ!」的に展示してあって、しばし、タイムトリップして思い出に浸る。

で、三文判(ハンコ)は「ご自由にお持ち帰りください」になっていて、探したけど他はあったのに「泉谷」はなかった。どういうこと?

2025年3月16日日曜日

ダメに不思議なダメなし。


「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし。」
と言ったのはプロ野球元監督の野村克也氏。

この教訓は色々な場面に的確で「成功には偶然の要素も重なり、その理由は本人にもわからないことが多い。その反面、失敗にはやってはいけない事を必ずやっているから失敗する。」とも読める。

米国アカデミー賞の前日に「ゴールデンラズベリー(ラジー)賞(毎年アカデミー賞が発表された。その年のダメダメ映画賞の発表)」に興味があり、今年で45回目。

今年の最低映画賞は「マダム・ウェブ」が受賞し、最低主演女優賞(ダコタ・ジョンソン)、最低脚本賞も獲得し、3冠を達成(全然嬉しくないはず)。
どうでもいいことだけど、マーベル作品だけどソニー作品というややこしさ。

ニューヨーク映画に駄作ナシ!と思っているので、確かめようと観たのだけど「ダメに不思議なダメなし。」だった。
全編にわたって主人公達にとってご都合主義の展開だった。映画化の必要性あった?
  • キャシー(主人公)!NYタクシーを盗み翌日に自宅に戻ったら見つかっちゃうでしょ!
  • 若い女の子が帰宅しなくても保護者から通報がない理由は、取ってつけた感があった。
  • 数日間の物語と思うけど、もしかしてキャシーも女の子達も誰も着替えてないの?
  • 悪役蜘蛛男はピョンピョン飛び回れるのに死ぬ時だけ、どうして落下を防げなかったの?
  • 最後は「マダム・ウェブ」じゃなくてX-MANの「プロフェッサー・ウェブ」のようで笑ったのは私だけじゃないはず!
でも、ダコタ・ジョンソンは嫌いじゃないし、NY映画も嫌いになれない。
口直しに評価がとても高いダコタ・ジョンソン&ショーンペンのNY映画「ドライブ・イン・マンハッタン」でも見にいくか!
あれ!でも、松山では・・・。

2025年初めてでした。

これで1350円(ナンお代わり付き)

先日の「デュエットでのミートスパ」に続き、妻と「ニューポカラ」へ遅めのランチに。
前回来たのは11月、その前が8月と言うことは、2025年初めてのニューポカラ!
常連なんて言えませんな・・・。

私はスペシャルランチセット(サラダ+タンドリーチキン+サグチキン+本日のカレー/シーフード+1カラwithバター+ナン+マンゴーラッシー=1,350円)、妻はサラサラカレー(サラダ+1カラ+ナンwithバター+アイスティー=950円)。
これでナンがお代わりできるのだからお得(一枚が大きいからお代わりしなかったけど)。

訪れた時刻は13時頃、私たちが訪れた時はお客さんの多くが食事を終えたタイミングだったけど、13時過ぎでも新規のお客さんが数組来店して、フレンズの店は安泰という言葉がピッタリだった件。

妻と食べていて、そもそもネパールカレー&インドカレーとの出会いは、ニューヨーク時代にマンハッタンの一角(30St-40St辺り)にインド系通りがあり、インドカレー店が多く、近くに住んでいたこともあり、時々訪れたことで好きになった思い出。
茶色や赤色、緑色など色々な味のカレーがズラリと並び、食べ放題だった思い出。
客に“媚びない味”で刺激が強かった思い出。

ちなみにこれまで海外でワニ、カエル、ウサギ、ダチョウなど色々食べたけど、唯一食べれなかったのは「ヤギミルクのライスヨーグルト」の発酵味。

閑話休題。
銀天街や大街道に行けば大手チェーン店が多くなり、ご当地&地元の店は少なくなってる感があるから、応援しないとね。と、応援額は合計2,300円だった件。ごちそうさま。

2025年3月15日土曜日

11回で28,820円ナリ。


10年ぶりの歯医者通いは11回で終了
昨年10月からだったから6ヵ月間!長かった。
全11回の治療にかかった金額は合計28,820円。1回あたり2620円。
1回の治療時間は約30分、そんなものかと。歯医者に費やした総時間は5.5時間。
この時間を他に注げたかも・・・とも思うけど、5.5時間でこの先しばらくの安心が買えたということにしようが、50歳超の意識。

今回の経緯は詰め物が取れてしまった診察で、新たな虫歯が1本見つかっての治療。
歯磨きは毎食事にしてたけどダメでした。

2025年1月情報によれば、歯科医の数は全国で66843軒、コンビニが全国で55657軒というのだから、歯科医の方がコンビニより10,000軒以上も多い。
その理由は「個人事業主が多い」からだそうで、松山でも歯科医が多いような気がするのは実は本当。実際に今回の歯医者に通う道沿いには、もう一つ別の歯医者がある。

でも、わざわざ“その”歯医者を選んだのは「これまで、何回か目の前を通り覚えていたこと、そして新しかった」から。「電話をしたら、すぐに出てくれた(もう一つの歯医者が電話が繋がらなかった)」から。
選ばれるって意外と些細なこと、シンプルなこと。

「上位3番目では難しいかもね・・・」と、事柄を想起する時に上位からどれだけを候補とするか?という話をした所だったので思い出す。
3つの選択肢から「どれか?」より、2つの選択肢で「どっち?」の方が選びやすいと言う話。

(じゃあ、なんで10年前の前回と違う歯医者なのさ?)と言うのは、恐ろしい目にあったから・・・もあるけど、引っ越したことで遠くなったことも。
すると「近い方が」になるけど、通り道あった別の歯医者は「古くて」選ばなかった。
やれやれ、優先順位は何なのか?

妄想&想像&構想。


もう、これらのチョコレートはない。
でも、こう言うことだと思う。これまで何度も妄想&想像&構想したけど実現に至ってない一つのアイデアが「愛媛(地域)を模ったお土産開発」。

それも私の場合はフィルム・コミッションなので「ロケ地」とか「地域資源」をモチーフに開発できないか?を10年以上温めているけれど妄想&想像&構想の域を出ていない。
ちなみに「ご当地モナカ」もその一つ。

魚(鯛?)、桜、栗、富士山プリント、ミカンなどを模ったチョコレートの中には、味に変化を出しているものあれば、ゼリーや求肥が入っているものあり面白かった!

愛媛を模るなら「ミカン、ミカンの花(県花)、鯛(県魚)、カワウソ(県獣)、島、松山城、道後温泉、路面電車、駅など」かな?
富士山のチョコは表面にプリントしてあり、“この手”のチョコも結婚式などで多くなった。

でも、模ったチョコは諸々の費用が必要で原価が高なる。だから、写真のように一つ一つ違う形ではなく、四角型で包み紙に「ロケ地など」の地域情報を印刷するのもアリ。
“その手”のチョコレート土産は北海道などでよく見かけるけど、観光地など美しい所の紹介であって、ロケ地はない(と思う)。

大きめの板チョコ(味はミカン味とか)の包装紙にロケ地情報などを記した土産もアリと思うし、食べた後に手元に残るよう、ロケ地情報などがプリントされた缶に入ったチョコ(この場合はフツーのチョコ)でもいいかも。

いっそのこと、板チョコなら正岡子規の横顔とか「坊っちゃん」に登場するメンバーを模ったチョコとか加藤嘉明を模った歴史系チョコもいいかも。

あっ、みきゃん、ダークみきゃん、こみきゃんを模ったチョコレートはあるのかしら?
確実に売れますな、作ろうかな?と、また妄想癖がモクモクと。

2025年3月14日金曜日

オーバーツーリズムとは違う話。


(フィルターなどを使っていても)素敵な映像と思いました。それは、そもそもの資源が魅力的だったのだけれども・・・。

これまで善意や親切心などで許容されてきたコトが、許容できなくなっていると愛媛県内でも報告されるようになる。

と、言うのも(おっ!愛媛だね?いいね)と流れてきた映像には、許可が曖昧な私有地が写っていたり、お参りもせずに写真だけを撮って帰ったり、公開されていないロケ地が紹介されたりして・・・。

撮影自体は全く問題ないけど、写真を撮る場所には十分な配慮が必要な話。
想像して欲しい。知らない人が自分の敷地に無断で勝手に入ってきて(道に迷ったのかな?)と思ったら、写真を撮ってササッ!と逃げるように去っていく。

キャーキャー言いながら写真を撮る本人達は楽しそうだけど、そこは以前から神聖な場所。
お参りも敬意もない振る舞い。イベント会場ではない。注意書きを置いても効果は全くナシ。

訪れる人が多すぎて地域が困る「オーバーツーリズム」とは違う困り話。
「マナー」なのか?「モラル」なのか?「ルール」なのか?自分だけが訪れるわけではなく、その次にも、その次にも魅力のバトンタッチで繋いでいるような感じなので、マナーやモラル、ルールを破り、バトンを落としてしまってはいけないと思うんだけどな。

キレイな映像はさぞ自己満足と思うけど、大抵、そのような人たちは一回しか訪れない。
「あんたたちも同じだろ?撮影は遠慮して欲しいんだよ!困ってる!」と、ロケ候補地が一つ無くなることが、どれだけ愛媛へのロケ誘致に影響するか?
フィルム・コミッションだけが抱える問題なのかと?

ご当地映画頓挫トラブル


岐阜県関市で起きた「ご当地映画の制作」に伴う頓挫トラブル。
PR目的のご当地映画を2000万円の補助金で制作しようと、2023年の公募で2社(IROHA STANDARD社とファニーパンドラ社)が選ばれる。

今回の事態は
IROHA STANDARD社(兵庫県豊岡市)がおこしたもの。
ファニーパンドラ社は「怪獣ヤロウ!」という作品を完成させて2025年1月に公開、その後全国公開も、「劇中劇」だから好み。いいね!

2023年度+2024年度に
IROHA STANDARD社へ計2,000万円を交付したものの「ご当地映画」は完成せず、公開メドもたたず、岐阜県関市は全額返金を求めるとのこと。

公募内容は以下の通り。

1.関市を舞台とし、または市内を中心に撮影が行われる映像作品を製作する。

2.映像作品の公開で、関市の知名度向上、観光誘客等の経済効果が期待できる。

3.令和7年3月31日までに、製作した映像作品を国内の映画館で上映する。

4.製作した映像作品の中に関市を表示する等の方法により、関市の知名度向上を図る。

5.製作した映像作品の内容が公序良俗に反するものではないこと。

6.製作した映像作品の内容が宗教的目的または政治的目的を有するものではない。

※  映画館で上映するとは、複数の映画館において4週間以上有料で公開する。

片方は作品化&公開までできて、もう片方は頓挫&中断してしまった件。

岐阜県にはJFCに加盟する岐阜フィルムコミッション(岐阜県)がある。
IROHA STANDARD社から撮影支援依頼はなかったと思われ、関係ないのに“撮影”と言うことで“とばっちり”を受けなければいいけど。


本当は作品で岐阜県関市をPRしたかっただろうに、不名誉な話題が全国規模でPRされてしまたという、笑うに笑えない皮肉な話。
と、言うかこの騒動が計算だったら超敏腕プロデューサー。


こう言う話題、後を絶たない・・。

2025年3月13日木曜日

商品開発は難しい。

宍道湖のシジミを使った品を購入。

(おっ!どう見てもコスパ的に一番お得ではないか!)と「シジミ味噌汁の“お湯を入れるだけ”商品」を見つけて手に取る。

そして、愛顔の食卓、6次化商品開発などでついクセとなったパッケージを裏返して原材料や製造場所を見ると、手に取った商品のシジミは外国産だった・・・。

ここは島根県松江市。
シジミで有名な場所で目の前に宍道湖があるにもかかわらず外国産のシジミを使った商品が置いてあるのは、購入者の価値観の違いに合わせたからか?

でも、せっかくなら「宍道湖で獲れたシジミ」を使った「シジミ味噌汁の“お湯を入れるだけ”商品」が欲しかったので、宍道湖産シジミを明記していた写真の商品を求めた。

鳥取県米子市にて。
ホテルで「名物!梨カレー」なるものを食べたけど、誰もが思うように梨の味はしなかった。
鳥取県と言えば「すなばコーヒー」が有名だけど、前回訪れた時に買ったから今回はパス。
「ご当地コーヒー」は今では全国どこにもであるので、味というより話題性という感じか。

「準チョコレート」は「チョコレート」よりも質が低いし、チョコレートにしてもカカオ含有量が70%以上のモノを選ぶし、「ラクトアイス」も「アイスクリーム」より質は低い。
商品開発に携わってから「本物」を選ぶようにしていて、なんと言っていいか「なんちゃって商品」には気をつけようと思ってる。

「なんちゃって商品」の原材料はカタカナが多く、多く入ってる。
本物にはカタカナ原材料は少ないし、シンプルな構成。

そもそも(それって本当にニーズを汲み取って開発したの?プロダクトアウト的な発想じゃない?)という土産品もあって商品開発の難しさが痛かった件。

その点、「ご当地もなか」は原材料がシンプルで多く入れられないのが良い所。

愛媛の芝は青いのか。


鳥取県米子駅前で見たのは空へ向かって進む機関車。
(へっー!松本零士って鳥取にも縁があったんだ!)と思い込んで写真を撮ったら、「銀河鉄道999」ではなくて、山陰鉄道発祥の地でイメージは宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」でした。
これまた、へっー!となる。
世代によって感じるイメージは違う・・・というモニュメント。

2024年度の出張が全て終わった。
本来ならこの時期は香港FILMARTだけど、諸事情でとりやめに。

香港、台湾、韓国と、アジア圏での映画・ドラマにおけるマーケットシェア、影響力などのパワーバランスは目まぐるしく、その中に日本が加われていないことが悲しい&寂しい。
どこのマーケットを狙うのか?それとも創るのか?側から見るとそんな感じか。独り言です。

2024年度の出張が終了。
東京都、長崎県、福島県、釜山市(韓国)、熊本県、宮崎県、鹿児島県、北海道、千葉県、埼玉県、兵庫県、香川県、京都府、和歌山県、島根県、鳥取県を訪れる。

多くがフィルム・コミッション関係だけど、同時にまちづくりの現場にも訪れると、抱える悩みはどこも大差ないな・・・という反面、可能性はそれぞれ異なって“隣の芝は・・・”と思うコトもあったり。
だけど、そんな地域からすれば愛媛の芝は青々と見えている!?とも思ったり。

特にフィルム・コミッション的に言うと「笑うマトリョーシカ」「がんばっていきまっしょい」「劇場版トリリオンゲーム」と2024年度は連ドラ、アニメ映画、人気作品映画とバラエティに富んだ作品に恵まれたからかもしれない。

でも、欲を言えば、これらの支援作品をもっと地域の活性に活用できたら・・・は担当者の気持ちで、各地のFC担当者も同じはず。
訪れないと、関係者から直接話を聞かないと分からないことばかり。

2025年3月12日水曜日

掲載_愛媛経済レポート3/10号。


松山に帰ってきたら投函されていた「愛媛経済レポート3/10号(第2436号)」の掲載誌。
窪田記者には数年前から色々と取材してもらい、そんな間柄なので今回も「劇場版トリリオンゲーム」の公開に合わせて取材していただく。

「次作品の誘致状況はどうなんですか?まだ言えないですか?」など、記者自身も興味関心を寄せてくれる話題、大切。大感謝!

そして、第三者が発信してくれることで、自分では届けられない層に届けられること、もっと大事。
先日の研修会でも「FC活度への理解と協力には広く伝えられる地元メディアとの関係性大事!」と伝えた所。

そんな「劇場版トリリオンゲーム」は105万人の動員を突破し、興行収入も15億円超は確実。
これで愛媛撮影作品としては「真夏の方程式」以来、12年ぶりの10億円以上の興行収入。
これで公式に残る。

その一方で、無償配布の「劇場版トリリオンゲーム」のロケ地マップが「フリマサイトで2枚500円で売られてたんです。」という担当者の嘆きを聞いて「私にも“ロケ地マップありますか?”と電話が数本あったよ。」と伝えたけど、転売ではなく本当のファンと思ってる。

5万枚刷ったのに、1週間後にはほぼ無くなってしまったロケ地マップ。ホントなの!?
手元に残っているだけになったのか!?プレミアになっても売りません。

果たして、映画やロケ地マップなどの効果で松山にも多くの人が訪れるんだろうか?
と、思っていたら義姉が鑑賞していて「愛媛のロケ地って、しまなみ海道?亀老山展望台?でしょ?あとはどこだったの?」「松山観光港だよ。」「あっー!分かった!夜のシーンね。佐野優斗くん!」と、身近に映画のファンがいました(笑)。

フィルムコミッションの役割の一つは、地域の資源を活用してどれだけ話題を作れるか?ということ。

少し安いプランです!に泊まってみた。

一人だけど強制的ロフトが組まれた部屋だった。

少しでも宿泊費が抑えられるなら・・・は出張者の願い。
とにかく訪れる先々で宿泊費の値上がりを感じてる。

そんな中で、時々あるのが「部屋タイプは選べない代わりに少し安いですよプラン」で、チェックインの時点で部屋をあてがわれる。
作業と寝るだけだから、そんな条件で宿泊費が少しでも抑えられるなら問題ナシ!と言うことで2泊する。

1泊目。部屋に入ると靴を脱がなければならない「小上がり」になっていて、床が畳調でベッドも低い。部屋は正方形型で、1/4は洗面所&バスルーム、2/4がベッド、4/1がテーブルとテーブル言うレイアウト。一言で言えばコンパクト。
部屋自体は良かったんだけど、作業机がなかった・・・。
ローテーブルにソファは寛ぎたい方にはピッタリ。

でも(特に安くした条件は何だろう?)と思い、カーテンを開けたら真っ暗で、(アレ?)と思ったら、隣ビル壁と近すぎて外光が全く入らずでした。でも全く気にしない。

2泊目。大手チェーン店のホテルで自動チェックインを済ませ、部屋に入って驚く。「えっ!?ロフト!?」とダブルベッドの上に鉄格子でシングルサイズのベッドがあって、この部屋は特別に広い部屋でもなく、14m2程度の小さな部屋。
そこへ強引にもう一人分のベッドを作るとはアッパレ!に変わる。

どんな人が使うの?と思ったけど、親子二人旅とか女性同士2人旅とかにはありがたい部屋(=宿泊費を抑えられる)かも。

で、一人には不便かと思いきや、荷物をベッド脇に全て置けるメリットを見つける(さすがにロフトには寝なかった。)

そして写真ではロールカーテンを開けてないけど1泊目と同じかと思いきや開放的な光景があり、そんな光景を見ながら作業机て学長日記書いた。
宿泊記は想像を超えるから面白い!

2025年3月11日火曜日

天国へ手紙を書く。

妖怪ポストのようだけど天国へのポスト

黄泉の国の入り口「黄泉比良坂(よもつひらさか)」まで揖屋駅から徒歩25分。
フィクションなのか?ノンフィクションなのか?ファンタジーなエピソードを求めて、揖屋駅を出発するも、いきなり道を間違えて5分のロス!痛い!

早足で向かうも初めての場所は、道を間違えそうで怖い(早速、間違えた所だし)。
そして緩やかな登り坂が続き、トレーニングのようにヒーヒー言いながら黄泉比良坂へ急ぐ。

途中から「黄泉比良坂」という案内板が出ていたので更に加速して「300m先」と分かったものの、道は細くなり住宅と畑の間を歩いて行き心細くなる。
(ドキュメント72時間もこの道を通ったのか?)と思いながら進むこと数分。

突き当たりとなり、車が3台ほど駐車できる広場に出る。
そして、その広場を囲むように通り道があって、ここが黄泉比良坂(よもつひらさか)か!と分かるも周りの自然と一体化しているので、「黄泉の国への入り口とやらはどこ?」と謎だったけれど、視界に入る大きな石や石碑が黄泉比良坂(よもつひらさか)の全てと分かるのに時間を要してしまう。

実は「黄泉の国への入り口」は大岩で塞がれている・・・。が伝説。
なので(この大岩の向こうに黄泉の国へ通じる道があるのか!)と想像する。
なぜ、大岩で塞がれているのかはコチラ(しまね観光ナビ)から。

ココに来たら天国への手紙を書かなきゃ!と思っていたので周辺の探索はそこそこに、25年ほど前に天国へと逝った祖母に「みんな元気ですよ!」と書いてポストに投函(このポストがゲゲゲの鬼太郎への妖怪ポスト(鬼太郎への妖怪退治依頼ポスト)にソックリだったのは余談。)

おぉ!揖屋駅発松江方面行きの電車出発時刻まで残り30分!
来た道を、また急いで戻ったら出発5分前に到着。
完璧な時間運びで、元々無かった予定が充実する。これも天国の祖母のおかげか(涙)


黄泉比良坂(よもつひらさか)、黄泉の国へ。


米子駅から松江駅へ移動して、その後は空港リムジンバスで出雲空港へと思うも、時間が中途半端に余り(どこかに立ち寄れないかな?)と調べる。

観光協会のサイトで調べるもカフェや神社、陶芸などの体験などが多く(ちょっと違うんだよな)と、しつこく探し続けたら「黄泉比良坂(よもつひらさか)」という情報が出てきた!

(んっ!?見たことがあるような・・・)と思ったら、NHK「ドキュメント72時間」で2023年6月に放送された場所で観てました。

(探した甲斐があった!)と思ったのも束の間、ココで3つの確認事項が発生する。
【問】「黄泉比良坂」の最寄駅はどこか?→【答】「揖屋(いや)駅」と分かり、ナント!米子駅と松江駅の途中にあった!

【問】「揖屋(いや)駅」から「黄泉比良坂」までの距離は?→【答】揖屋駅から徒歩25分だった。

【問】「黄泉比良坂」から戻っても都合のいい電車はあるか?→【答】1時間に1本の電車が運行とわかり、往復1時間以内に戻ればOK!と分かる。

これは行くしかない!と米子駅から電車は出発。
次の駅は「安来駅」で、先日、足立美術館に行った時に降りた駅だ!と、この路線は一見フツーの地方路線だけど沿線の魅力資源がスゴいな・・・と思いながら電車に揺られて約20分、揖屋駅に到着。

(到着したら早足だな。片道25分だと往復で50分、現場に居られるのは10分以内か・・・)と考えつつ、改札口を出て地図が示す方向へ進むも、なんか変!
一つしかない改札口を出てまっすぐ歩いてしまったけど、黄泉比良坂は反対方向だった!

(どうやって駅の反対側に行くの?)とキョロキョロしてたら「どうした?どこ行くの?」とタクシーの運転手さん。
「ヨモツヒラサカです。」と、伝えると「送っちゃろか?」と言われるも「歩いて行きます!」と伝えつつ頭をさげて、線路を横断する陸橋を渡る。
急げ黄泉比良坂へ!すでに予定よりも5分ロスだ!

2025年3月10日月曜日

全フリの地域づくり。


水木しげるロードとは、境港駅から水木しげる記念館までの約800mの通りのこと。
その800mの道の両脇には177体のブロンズ製の妖怪たちがウェルカムしてくれている。

全国的にも有名になり、平日の日中にもかかわらず多くの老若男女が歩いていて、気になった妖怪と記念写真を撮ってた。
ちなみに水木しげるロードの途中には「妖怪神社」なる神社もあり、目玉石というエピソードを持つ石があった。

そして同じく、800mの道の両脇には色々な店が並んでいて、その95%が「妖怪系」で、その全フリ具合が半端なく、水木しげると添い遂げる気概を感じた(爆)。

と言うのも、ぬいぐるみ&フィギュア、おもちゃ、キーホルダー、ストラップ、お面、ノートや鉛筆など文具類、絵葉書、Tシャツなど衣類、バッグなどアクセサリー、ぞうりなど履き物、消毒液などの衛生用品、クッキーなど焼き菓子、せんべいなど米菓子、飴&グミ、チョコレート、麺類、妖怪をモチーフにした手づくり品など、世の中に出ている商品のほぼ全てを「鬼太郎 or 妖怪バージョン」に変えて販売しているように見えて(この全フリはスゴいな)となる。
ちなみに残り5%は、イチゴなどフルーツスイーツ、カフェだった感じ。

そして、案の定、ご多分に漏れず「妖怪モナカ」を発見!
2個入り、4個入り、6個入り、8個入りの4バージョンあって、どんな違いがあるのか分からず店員さんに聞くと「6個入り=6人入り」とのことで一番売れるとのこと。
それ以外は人気キャラが重複して入っているとのこと。へぇー、聞いて良かった。

そして「この、梨味の餡って想像がつかないな・・・」と、つぶやくと「皆さん、そうおっしゃるんですよ。6個入りは梨餡が3つ、小豆餡が3つなので食べ比べてください。」と店員さん、ターゲットのツボを押さえてる!で、迷わず6個入りを購入。


水木しげる記念館にて。


“ムー”少年だったからか、中学生から水木しげるのファン。
「あんな」「こんな」「そんな」を10年前から書いたり、展示会に行ったり(爆)。
だから、松江駅(島根県)から米子駅(鳥取県)までわずか30分、米子駅から境港駅まで50分ほどと知ったら、「水木しげる記念館」に行くしかないでしょう!聖地!

館内は生い立ちから始まり、絵が上手な神童と言われ、のんのん婆と過ごしたことで「目に見えないモノに興味を抱いたり」したものの、いづれ来る・・・と思っていた赤紙が来たら(もう終わりだ・・・)と絶望し、南の戦地へ送り込まれても所属部隊が全滅したり、敵襲を受けて瀕死の重傷を負っても死ななかったのは“神がかり的な何かがあったよね?”と思わずにはいられないエピソード。
この辺りは漫画でも発刊されている。

以前から水木しげる作品で気になっていたのが独特の描き方で、唯一無二の雰囲気と思ったら、「アメリカンコミック」に強い影響を受けていたことを、浦沢直樹がホストの「浦沢直樹の漫勉neo(2024年3月18日)」を見たときに納得&解決したのを思い出す。
だから、ゲゲゲの鬼太郎の第一巻(登場人物の水木も)もアメコミタッチ(特にカラー版)。

展示会ではなく記念館だから、生き様などの資料&展示も多く「屁のような人生(要するに全ては屁のようでどこで漂っていても大したことはないのである。)」なんて教訓、そんな境地に辿り着きたい!と思ったほど。

2時間ほど満喫して記念館を出てベンチに座り、電話で話していたら、向こうから「ねずみ男」が、こっちに向かってきて、指で私と自身(ねずみ男)を指して「その電話、代わろうか?」みたいなジェスチャー。

電話が終わり「こんにちは!」と言うと、今度はスマホと自身(ねずみ男)を指さして「写真を撮ろう」的なジェスチャーだったので、撮ったのがコレ。