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2023年9月22日金曜日

自分で書いた方が・・・。


「えっ!そうなの!?」と驚いたのは、助成金などの申請をためらっている理由の一つに「自分では書けないので、代理で書いてもらうと手数料が取られるから・・・」。
「その、手数料っていうのはどれほどなの?」「2、3万円もあれば10%とかもあるかも。」「それって誰に依頼してるの?」「社労士さんとか。」「それで申請は通っているの?」「数年前に不採択になって以来、してないです。」

色々な考えがあるけど、申請書を自分で書くことを薦めたい。なぜなら【自分自身の言葉で書くこと想いを含めることができる≒納得】から。
かと言って代理申請がダメとも思わず、その理由は【自分の想いを第三者に明確に伝える必要がある≒説得】から。
どちらも想いを整理して編集して言語化するのは同じ。でも相手に任せた場合、結果に色々と想像してしまうかもしれない。

助成金申請は「自身の取組を客観的に整理できる機会」と思うので、申請する・しないに関係なく思考整理の練習と思って書くのもアリ。
そして(この内容はイケる!)と根拠のない自信が持てたら申請すればよく、その結果が採択されたら更に良し!
経験値や自信を上げたかったら他人任せにせず、自分の言葉で書いた方が説得力があると思うのは私だけかな?

地域の協力。


各地を尋ねると(あっ!)と気付かされる時があり、今回も。その一つが「フィルム・コミッションは多くの協力者と一緒に撮影の誘致・支援をしている。」ということ。
当然のことだけど、その協力者の例として観光協会があり、意見交換時に県庁や市町の職員と同席いただいた方を見ると、雰囲気が職員っぽくない(見た目も帽子を被っていたり、カジュアルだったり、作業服だったり)。

でも、名刺を拝見すると「代表や専務理事、常務理事など」組織にとって重要な役割。だから「常勤ですか?」など尋ねると、「いやぁ、私は薬剤師なんだよ」とか「新聞配達所の作業着なんだ」とか「公民館の館長です。」など、地域の方々で(あっ!)となる。
誤解を恐れずにいうと、職員のOBなども多いと思い込んでいて猛省。
ボランティア(無償)でされていたり、「小遣い程度だよ、ハハッ!」と笑って返答したり。

「引き受けられている理由は何ですか?」と尋ねると「単なる物好きだよ」的な答えが多く、地域を盛り上げたいとの気持ちが滲む・溢れる方々に頭がさがる。

そう言えば過去に映像系から出馬されて見事に当選。派手にFCを盛り上げてくださった首長さんもいたけど、そうじゃないんだよな・・・。というコトまで思い出してしまう。
20年以上もフィルム・コミッションを見つめていると色々ある。

2023年9月21日木曜日

3時間40分、各駅停車の旅。

 


「次の発車時刻をご存知ですか?」「はい、1時間後ですよね。」「そうです、接続が悪くて・・・」「大丈夫です。」「でも、まだ日中だからいい方ですよ。1時間に一本走ってますから」と、きっぷ売り場での駅員との会話。2時間に1本の列車もあった!

駅のホームでPCを広げてメール返信したり、電話したり、のどかな風景にボッーと1時間過ごして15:20分に乗車。
目的の新宮駅は31駅先の終着駅、各駅停車で3時間40分。
田園地帯を走り、山中を走り、トンネルと抜けると太平洋が広がり、また山中に。乗客も色々な人が乗っては降りるのを眺めて、いつしか夕陽が列車の窓に入ってくる。

(一人旅の番組のよう)と思いながら、居眠りから覚めてもまだ2時間もある!
紀伊半島沿岸をひたすら進む列車、気づけば夕陽も沈み辺りは暗く何も見えなくなった。
そして、三重県から和歌山県に入り、終着の新宮駅に到着。時刻は19時。
3時間40分、(途中、何度か立ち上がりストレッチはしたものの)よく頑張ったと自分を褒める。

三重では桑名市、四日市市、津市、伊勢市のフィルム・コミッションと三重県庁のFC担当らと意見交換ができ、「離婚しようよ」などの話題で盛り上がる。
そして、今日も新宮から和歌山まで3時間20分の移動。旅のように仕事する。

強烈な第一印象。


合流早々に車が向かったのは桑名駅から約10分ほどの住宅街。そこに大きな鉄門があり、呼出鈴を鳴らすとスタッフが出てきて鉄門が開けてくれる。
鉄門が開いてドッーーン!と現れたのが水色の四層塔。「ここはナニ?」「六華苑です。」「六華苑?」「鹿鳴館を設計したイギリス人建築家のジョサイア・コンドルが二代諸戸清六のために建てた洋館です。」第一印象が強烈すぎて「すっごい!」としか言葉が出ない。

1912年完成なので111年、洋館と言えば愛媛にも101年の萬翠荘があるけど、イギリス様式とフランス様式の違いなのか全然違う。ちなみに六華苑も萬翠荘も国の重要文化財。
「今日は泉谷さんのために開けました。」「どういうこと?もしかして休館日?」「はい(笑)」と担当者。フィルム・コミッション万歳!

一人、説明してもらいながら、普段は入れない場所などの見学は贅沢。
最近では「リボルバー・リリー」「わたしの幸せな結婚」などのロケ地としても有名で、聖地化されていたり。「どんな撮影でも受入れるのですか?」「大抵は受け入れます、以前は殺人事件もありましたし・・・」「わかる!」「どうして、そこまで受入に熱心なんですか?」「PRです。六華苑って全然知名度がないんです・・・。」

実は六華苑はこの建物以外にも広い敷地には日本庭園などもあり、その維持管理は大変!
守るには攻めなければならず、FCって、そんな立場でもあるよね・・・と次へ!

2023年9月20日水曜日

ハプニングの末。


ホテルオススメのお店が臨時休業で、次の店に行っても臨時休業、そしてその次も休業と(こんなコトあるの!?)という事態!
昼食抜きだったので腹ペコ。3軒目の隣に“THE 飲み屋”という雑居ビルの一階、小さな間口の店が「営業中」とあったので(えぇい!)と勢いで入ると、明らかに仕込み中の店主が壁時計を見て、「あっ、いらっしゃい!」と早すぎる客、それも1組目の客に驚く。

「飲むの?」と尋ねられ「いいえ、食事です。」と告げると「嫌いなモノある?」と再び尋ねられて「ないです。」と答えると、「んじゃ、そこに座って」とカウンターに座る。
(そう言えば、値段見てなかった!)とメニューを見るも一品ばかりでカウンター台には日本酒の瓶がズラリ。(やばっ!)と思いつつ「定食をお願いします。」とオーダーする。
店員はおば様一人で奥様だろうか?「はい、どうぞ」と、おしぼりと箸が並べられる。

「はい!お待ち。」と出てきたのが写真の定食。???と思ったのが「刺身にワサビが付いているのにカツオにカラシ!?」。
「ここではカツオにカラシはフツーなんですか?」「そうだよ、初めて?どちらから?」「愛媛です。」「愛媛でカツオはないよねー」の返答に(本当は愛南町という町では“びやびやカツオ・・・)と言おうとしたけどスルーすると、「じゃあ、これオマケ!」と、カツオにカラシ&マヨネーズを一品出してくれる!
「これが美味いんだよ!」と完全に酒のツマミ。美味しくないはずがない!

そして、ワイワイとカウンター越しに話して「ごちそうさま!」「はい、1500円。」一品のサービスもしてくれて、美味しかった時間。
食べた店の名前を知らず、不思議なひと時だったココは三重県津市。

アイスコーヒー。


立てた計画はその通りに遂行したい。という相談は「そもそも計画の質や内容はどうなの?」とか「良い計画だから遂行できる訳じゃない。」とか「計画を立てても突然の変更はあるから臨機応変な柔軟性が遂行に必要なんじゃない?」とか「そもそも計画通りに遂行できる取組なんてあるのか?」とか「遂行が目的なのか?目的の達成なら遂行できないのも選択肢としてありではないか?」と、メチャクチャになる(笑)。全て一理あり。

確かに、計画を立てたからといって、思い描いた通りになることはまずない(私の経験ではない。)。
だから、計画は目的達成のための道標程度と思い、計画の中身は柔軟に変更(≒遠回りなど)できた方が良いと思う。
ゴールが大切なのか?プロセスを重視するのか?は事前に決めた方がいい。その方がリスク発生時の対処方法にも影響するから。

冷えたアイスコーヒーを飲む!という計画の場合、ゴールは「冷たいアイスコーヒーを飲む」だけど、喫茶店で飲む計画が途中で我慢ならず極冷の缶コーヒーを飲んでしまうかもしれない。計画は変更したけど、ゴールは同じ。
この場合「我慢できない喉の渇き」はリスクであり、そんなリスクを回避してサムコッペさんで冷たいコーヒー with 豆腐ドーナッツ。違うか・・・。

2023年9月19日火曜日

敬老の日の備忘録。


備忘録。NHKによれば100歳以上の方は9万2139人。性別では男性が1万550人、女性が8万1589人で全体の88.5%を女性が占めているとのこと!国内最高齢は116歳の女性。

厚生労働省によれば日本人の平均寿命(2021)は男性81.47歳、女性87.57歳。長寿な秘訣は分からないけど、これからも伸びるのか?縮むのか?は誰にも分からず。でも、実はこれでも少し縮んだそう・・・。

90歳で富士山頂に立った車椅子の男性、100歳の女性はギネスに登録された世界最高齢の薬剤師、マクドナルドのクルーにも90歳で現場に立つ方がおられるとのこと。ちなみにマクドナルドの最高齢クルーは94歳!
92歳の女性総務部員はエクセルを駆使しこちらもギネス登録されていたり!
85歳のVtuberは「メタばあちゃん」の愛称でピンク髪の女子高生姿で人生相談に応えてる!
100歳以上の就労者は2010年200人→2015年243人→2020年は406人と増加。

今、51歳だから100歳だと折り返し地点なのか!?ジェットコースターのような半生だったから、まだ片道と思うと呆然とする。いつまで働けばいいのだろうか?

松山城にあがると、目の前に片耳が垂れたネコちゃんが寛いでいて、カメラを向けても全く動じず。なんならポーズもとってくれる。穏やかだった三連休が終わった。

大人の役目。


「将来、なりたい職業のイメージってあるの?」「あります、公務員です。保育士です。学芸員です。エステシャンです。銀行員です。学校の先生です。」など教えてくれた高校生たち。
「なれるよ、きっと!頑張ってね!」とエール。
ワークショップが始まる前の高校生との会話。学校の総合学習の一環でプロジェクトを立ち上げたとはいえ、放課後に大人に混じって時間を過ごすって緊張しただろうな。

「空き家リフォーム、北宇和高校の魅力発信、キャンプ体験、イベント」の各班に分かれて、取り組み内容をした後は「理想から現実への落とし所」「解決していない問題点」などを大人達と解決へ。
11月の文化祭には経過報告をしないとならず、あと一ヶ月少しでどこまで進めることができるか?各班を見ていると大いに悩んでいるように見えたけど、発表になったら・・・。

「2つの問題が解決しました!」「来週からすることが明確になりました!」「協力者を見つけました!」と、あれれっ!?そんなに収穫が多かったの!?とビックリ。
「一緒に考えてくれた大人が包容力で全肯定だったので、学生達も話しやすかったんだと思います。」は顧問の先生談。
大人達が役割を果たしてくれて「鬼北にぎわい塾」は無事終了!

2023年9月18日月曜日

スッキリ!


プロジェクトの多くは(うまくいって欲しい!)と願うも大抵は“うまくいかない”が定説。ましてや起業や創業では一般的に10年後も存続するのは約25%と言われてるので、約75%は廃止、廃業、解散などに追い込まれてしまっている。

一歩進んで二歩下がる的な話もよくあり、勢いあった取り組みが急にトーンダウンして萎んでしまい停止に追い込まれてしまった。
理由を聞けば「多すぎるステイクホルダー&世代間ギャップによる意思決定の後ろ送り」で、典型的な内容。若手がやる気を示すなら、任せるのが上役の役目と思うけどな・・・。

と、思ったら、別の所で、あれよあれよと言う間に新規プロジェクトが複数始動する。残念がっているヒマはなく、事業構想を妄想。
すると、今回の鬼北町にぎわい塾でも山下さん(Coffeeとツナグ)がコーヒーを出してくれるとのことで、美味しいアイスコーヒーを淹れてくれる。
この一杯で気分スッキリ!イメージ描けた!

「コツコツと経験値を積んで続けたいです。」と山下さん。いづれはお店を・・・と記憶してるけど、お店ができたら、きっと地元から支持されるコーヒー屋さんになるんだろうなと。

アメフト題材に駄作ナシ!


連休の予定はナシ。朝散歩や作業、読書、夕陽を眺めに松山城へは変わらずのルーティン。
何もないコトはいいことだけど、何かしないと落ち着かず、細かい片付けを始めてしまい、狭い部屋を散らかす。片付けあるある。

でも「百貨店商品券」を発見!もう一つ未開封の紙包を開けたら「ギフトカード券」が出てきた!
早速「百貨店商品券」を近所のスーパーで使おうと尋ねたら「それは百貨店でのみ使えます。」と言われ「ギフト券なら使えます。」と教えてもらう。発行元によって使える場所が違うのを知る。
でも、この商品券は一体どこからやってきたのだろう?

相変わらず配信作品から掘り出し物を見つける。その中でもNETFLIXの「コーチ・スヌープ(全8話)」は、毎話見ては号泣。ラッパーのスヌープ・ドッグを見る目が180度変わってしまう。
アメフトを題材にした作品に駄作ナシ!
チームの子ども達は、日本では考えられない過酷な環境を強いられているけど、どうか生き延びてほしい。

さて、持っていっても使えなかった商品券。突然のボーナスのようで何に使おうかと。

2023年9月17日日曜日

みんなの居場所。


鬼北町公営の「お鬼楽塾」は学生の居場所。北宇和高校から徒歩5分の位置にあって毎日学生が利用しているとのこと。2階と3階では自習したりお喋りしたり、ただ過ごせたり。
写真は「Cafeスペース」という名の休憩室で、利用ルールの一つとして「この部屋で勉強してはいけない」と明記されている!すごくいいね!と大人達(なぜか、この部屋に大人が続々と訪れて大人気だった。)

子ども達の居場所と言えばココ大付属学園も、その類に含まれていて、開所の相談経験あり。
子どもだけでなく「大人の自習室」や「宅老所」のようなシニアの居場所、我が子(20代)いわく「若者にも居場所は必要」との意見もあり、居場所というのは全世代に求められているんだなと自分が携わって感度が高くなる。図書館やコワーキングスペースとはちょっと違う居場所のよう。

でも、運営は難しいはず。お鬼楽塾のスタッフ3名は全員が地域おこし協力隊なので期限あり。収入は利用料3000円/月だけど、それだけでは運営費を賄えるはずもなく町費負担もあり、「お金がないので止めます。」という事業じゃないから、敎育のインフラ事業にするのかな。
「余計な心配はしないでよい!」と利用ルールには書いてなかったけど、心地よかったので、ついおせっかい。

27年目に。


家族で毎年祝う記念日といえば、それぞれの誕生日、ココ大開校日、妻の会社の設立日、そして結婚記念日。年に8回あるのか!
とはいえ、毎年“うっかり”忘れてしまうのが結婚記念日。でも今年はしっかりと覚えてた(のは先日、家族と話題になったから)。結婚記念日について書いたのは8年前!「27年目に入ったね」と妻。その前に3年ほど付き合ってたから、もう30年の仲。

子育ても一段落すると、子育て真っ最中の保護者から相談も受けるけど、人様の参考になるような子育て方針なんてなかったし、言えたとしても後付け多し。
「総じて子供たちと一緒に楽しんだ。」と先日も伝えた所。そりゃ、一つ一つの出来事に即対応でアタフタしたかもしれないけど、【育児=育自】と誰かの言葉通り、保護者へなるに必要なプロセスだったと。そして今ではメンター、アドバイザー的な子供達。

振り返って言えるのは「子供と一緒にいられる時間なんて、あっという間だから、できるだけ一緒に過ごせる機会を持った方がいい」こと。旅行とかイベントだけでなく、買い物とか散歩、食事や団欒などごく日常の様子。
忘却曲線によると記憶は1日後には約65%、1ヶ月後には約80%を忘れてしまうのだから、たくさん残さないと。

2023年9月16日土曜日

五ツ鹿踊り。


鬼北町職員が終了後に「これから五ツ鹿踊りの練習があるもんで先に!」と、そそくさと出ていかれたので、我々も帰り際に「練習を覗いてみますか?」となり、練習場へ。
そこには数人が練習中で、聞けば「今日が二回目なんですよ」とのことで、お囃子のリズムや動作、所作確認しては笛の音に合わせた稽古。
今回の練習に集まったのは役場の職員、地域おこし協力隊、そして保存会の方。

愛媛県内には鹿踊りが南予地方にあり、それも五ツ鹿踊り七ツ鹿踊り八ツ鹿踊り、とそれぞれ踊る鹿の数が違う。ちなみに鬼北町の五ツ鹿踊りは10年ぶりに復活!とのこと(だから5人、うち一人が雌鹿役)。
時刻は既に20時過ぎ、それぞれが仕事を終えての参加は並大抵のことではなく、一人一人が思う所があるんだろうなと推察。テンポの良い太鼓のリズムを覚えながら会場を後に。

「誰かが引き継がないと伝統芸能は廃れますよね・・・」となり、「でも、誰が引き継ぐべき担い手なんだろう?」ともなる。
「たぶん、各地でも同じような議論の果てに消えた伝統芸能も多いよね。」「みんな大切と思いながらも、どう関われるんだろう?と思っているのかもね」と、てくてく歩きながら感想共有。

行き当たり、バッチリ。


「最後はなぜかうまくいくイタリア人」という本をやっぱり借りようと思った件。
思い出すのは先日のイタリアへのワーケーション/ブレンデッドトラベル。今となっては笑い話だけど、鉄道会社のストライキでスケジュールがひっくり返り、ごった返すローマ・テルミニ駅で困っているはずなのに陽気に鼻歌で長蛇の列に並んでいたイタリア人。
あの時、私たちは心底、不安だったのに(まぁ、しょうがいよね・・)という雰囲気に器の緩さ、大きさを痛感。

「鬼北にぎわい塾」の帰り道。21:30頃のパーキングエリアにて休憩中の眺め。
振り返れば学生達のアイデア(空き家リフォーム、キャンプ、魅力発信、イベント)は、どれも半歩進み、週明けから何をすべきかの道標ができたようで目的は達成できた。

でも、実は始まる前までは出席予定者が来なかったり、でも飛び入り参加で補えたり、相談したい人がいないと思ったら、「実は私・・・」と相談できる人がいたり、(学生からの意見が出るか不安です・・・)と言われてものの、学生の積極性にグイグイ検討は進んだり。

振り返れば、始まる前の不安を完全に払拭する“ハマリ具合”で、「行き当たり、バッチリでしたね!」となる。でもこれは、予めのマネジメントがしっかりしていたら少々の誤差が発生しても対応力(≒何とかなる)で補えたが結論。

2023年9月15日金曜日

映えか?萌えか?


「あっ!これ見たことあります!」と指差しで教えてくれたのは中身が透け透け(透明)の容器に入ったスポンジケーキ。生地やフルーツやクリームなど幾重にも重なった様子が“映える”とのこと。他には中身にハンカチ入れた缶詰もあって「へっー」となる。
「昔、透明容器に入ったチラシ寿司とか最近では丸亀製麺も透明容器にうどんを入れてたよね?」「そうそう、そんな感じです。」

現在の映えが鮮やかさや特徴ある盛り付けならば、細い横道にひっそりとある射的屋さんの経年劣化はレトロな映えか?いや萌えか?エモさか?
よく見ると手書きで、これまで訪れた芸能人らの履歴が貼られていて、温泉街の雰囲気を体感したくてキューピーちゃんを狙うのか?1回300円(5弾)って良心的。
全てがアナログなのもいいのかも。

もしかしたら、ローリスクローリターンな「持続可能な超ニッチ事業」かもしれない。
仕入れ(景品)があっても周りの飲食店などと違い保存できるし、レトロなら古さも気にならない、むしろ演出。店内の薄暗さも気にならない。
一人で対応できるし、1日20人(カップルなら10組)なら6,000円。25日/月営業で15万円。
自分のペースでできるのもいいかも。

2023年9月14日木曜日

要アップデート。


道後に行ったのは「離婚しようよ」の撮影以来だから、一年余りぶり。自転車で15分程度の距離なのに行かないのは「いつでも行けるから」と思っているからだろうか?
だからロケに随行して撮影する対象物などを見ながら、道後温泉商店街周辺の変貌ぶりに実は一緒に驚いてたのはヒミツ。

一年前にはあった記憶の店がなかったり、(えっ!?こんな店あったっけ?)と思ったり、とても“映え”を意識した店が多かった印象。やはり撮影隊も“画”を気にするから新旧織り交ぜての撮影(老舗と新しい店という意味)に感嘆。
ちなみに「道後」という名はブランドが確立しているので「道後〇〇〇」という店に人々は吸い込まれていた感じ。それにしても日中の平日にもかかわらず人出は多かった。

“画”を気にする撮影隊が好んで撮影したのは「団子、みかんジュース、出汁、じゃこ天、射的、ガチャガチャなど」の体験型。今回の撮影には至らなかったけど、コンテンツと意識すると道後のポテンシャルはやはり高い!
と、思いつつも知ってるつもりで紹介してたけど、アップデートしないと古い情報を紹介しそうなくらい、変わっていた道後。猛省。

沸点が低い。


何を血迷ったのか?散歩もできていなかったからか?(道後まで歩いたら、どれほどの歩数&時間になるのだろう?)と決行!
平日の日中、待ち合わせ時間から逆算してスタート。歩くスピード、自転車のスピード、電車のスピード、車のスピードと色々あるけど、歩くスピードはキョロキョロできるのがいい(不審者に見えるかもしれないけど)。ちょっと脇道へ入ってみたり、抜けてみたりロケハン気分で散策。

でも、風は涼しくなったけど暑く、持ち歩いた500mlの水はすぐになくなる。道後温泉駅に着いたのはアパートを出てから約40分。
その後も道後中心部をブラブラして帰りに道後一会に立ち寄ろうと思ったものの定休日で、エネルギーが切れて路面電車で帰ろうとなる。ココまで歩数は16,000歩で何をしてるんだ?と自問自答(ロケの随行です。)

緊急の用事対応にアパートへ一度戻り、再びロケ現場へ。路面電車に再び乗ると「俳句ポスト」のある木造の旧型で(ラッキー!)と感激。何とも感激の沸点が低い奴。
そして、また道後に戻り界隈を散策して計6時間で用務終了。一日に二度の道後で最終的に20,000歩超/日となる。昨今は、なかなか塊で時間を確保するのが難しい中で貴重な体験だった件。

2023年9月13日水曜日

内省。


全日程を終えて帰松。松山空港で強烈な西陽を感じたら夕陽がキレイだった件。
JFCの理事会から一夜明けても引っかかりが収まらなかったのは「日本映画(邦画)の公開本数(≒制作本数)は多すぎる。」という意見。
タブー視のような腫れ物案件だったけど、関係者からも声があがると言うのは、どうにもならない切実な事情と推察。

その一つが人材問題。映画産業だけでないけど慢性的な人材不足。人材不足なのに年間600本以上の作品を制作できているのが不思議、いや奇跡のよう(あまり喜ばしくない奇跡かも)。
令和4年の公開本数だけでも邦画634本、洋画509本、計1143本ってどういうこと?と思う。

邦画の公開本数と興行収入を単純に割算すると約2.3億円/本の計算だけど、600本以上が公開される中で2.3億円以上の興収作品の割合は何%なんだろう?

それに映画制作環境の改善と向上を目的にした「映適マーク」の登場により、一日の労働時間の上限は定められたものの、制作日数や予算は増え、でも制作予算は変わらずだと2.3億円/本という数字は下がる。

「独立系製作会社は潰れる。」と聞いて冗談と受け止めていたけど、制作本数が減ったのは製作会社が潰れたからでは本末転倒と思ったり。

一難去ってまた一難。


令和5年度のジャパンFC、第一回目の理事会。前回は浜松市での総会前だったから、あっという間に3ヶ月が経った、早い!
第一四半期ということもあり、議案の採択はつつがなく終わり、多くの時間を割いたのは意見交換。
ジャパンFCは個々のFCでは対応しにくい案件(例:海外案件や官公庁案件、人材育成など)を扱い、理事会は北海道ブロックから沖縄ブロックまでの理事が参加するので、絶好の意見交換&情報共有機会。

縦横無尽に話題が駆ける中で、やはり海外案件は重要事項で、昨今の「オーバーツーリズム」とも重なり、直接的でないにしろ、どこかでFCも絡んでいて、各地からの意見を聞いてムムッーと唸ってしまう。

更には米国作品に関しては「ストライキ」の影響も間接的にあり、出口が全く見えない中で、日本でのロケハンや撮影が延期になったり、俳優による作品のPR来日が中止になったり、ニュースが自分たちにも影響を及ぼしていることを実感。

良い悪いではなく、以前は撮影を単純に誘致&支援したという一面でも役目は十分だったけど、実績を重ねて期待も大きくなると、役目は多面的になり、それぞれの面に対応策が求められて「一難去ってまた一難だね・・・」と副理事長らと踏ん張ろうと。

2023年9月12日火曜日

Do, or do not. There is no try.


どんなに調査や分析、素晴らしい戦略や戦術を立てたとしても【結局はするか?しないか?】に最後は委ねられるわけで、これは大企業であろうが零細企業であろうが関係ない。

バスから見えたのは三崎口駅の口の時が赤かったので(何だろう?)と、近づいたら「三崎マグロ駅(みさきまぐろえき)」と駅名がなっていて、面白い!とパチリ。
惜しいのは英語表記(多言語)されていなかったこと、センスが良かっただけに惜しい!

きっと大勢が(三崎口駅の口ってマグロの“ロ”の字に見えるよね?)と思ったに違いなく、そのまま放置したら何も変わらず、関係者が「三崎口駅の口ってマグロの“ロ”の字に見えますよね?PRしてみませんか?」と提案して実現したと推察。
想像から提案した人も素晴らしければ、それを認めた上司たちもセンス&理解がある。

“Do, or do not. There is no try.”(「やる」か「やらない」かだ。「試す」はない。)はヨーダ先生の言葉。

そしてヨーダ先生は”Judge me by my size?”大きさは問題ではない。わしをサイズで判断するのか?)と説く。
調査や分析、戦略や戦術より称賛されるべきは「する」か「しない」かの判断。