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2023年9月13日水曜日

内省。


全日程を終えて帰松。松山空港で強烈な西陽を感じたら夕陽がキレイだった件。
JFCの理事会から一夜明けても引っかかりが収まらなかったのは「日本映画(邦画)の公開本数(≒制作本数)は多すぎる。」という意見。
タブー視のような腫れ物案件だったけど、関係者からも声があがると言うのは、どうにもならない切実な事情と推察。

その一つが人材問題。映画産業だけでないけど慢性的な人材不足。人材不足なのに年間600本以上の作品を制作できているのが不思議、いや奇跡のよう(あまり喜ばしくない奇跡かも)。
令和4年の公開本数だけでも邦画634本、洋画509本、計1143本ってどういうこと?と思う。

邦画の公開本数と興行収入を単純に割算すると約2.3億円/本の計算だけど、600本以上が公開される中で2.3億円以上の興収作品の割合は何%なんだろう?

それに映画制作環境の改善と向上を目的にした「映適マーク」の登場により、一日の労働時間の上限は定められたものの、制作日数や予算は増え、でも制作予算は変わらずだと2.3億円/本という数字は下がる。

「独立系製作会社は潰れる。」と聞いて冗談と受け止めていたけど、制作本数が減ったのは製作会社が潰れたからでは本末転倒と思ったり。

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