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2022年9月28日水曜日

アドベンチャーファミリー。


「日本から出たことがなければ都道府県外もなく、地域から出たこともなく今に至っている。」という話を聞いて松山市で生まれ育ち、市内の小中高大に通い、市内の企業に就職して結婚し、円満な家庭を築いている人を思い出した。本人が満足ならば外野が言うことは何もない。

25歳でマイホームを購入して35年ローンを組んで60歳でローンを返済。60歳で二世帯住宅を新築した人を思い出したし、夫婦の実家と別荘も合わせると一時期、5つの住宅を所有した人を思い出す。維持費が大変!と思ったけど、それぞれの家で過ごした会話も時間も記憶も宝物と思う。


何の縁もない地域へ“完全移住”もアリだし、妻の故郷や夫の故郷で暮らすのも移住、働き方によって“週末移住”と言うのもあるし、学生生活の4年間だって“期間限定移住”と言える。言い方を変えれば「二拠点生活」「多拠点生活」かもしれない。移住って単に引越しの延長みたい≒重くないもの。


私も妻も実家を出て海外で数年間暮らして出会い結婚。その後は暮らし方、働き方に合わせて引越し回数は11回。予測しなかった愛媛と東京の二拠点生活は周りから見ると不安定のようだけど、不安を楽しめるアドベンチャーファミリーだから。

愛媛に帰る際に東京の家を出たら自然の緑と青空が素敵だった件。

忙しくなると突然・・・。


主催の愛媛県自然保護課とは忖度一切ナシの「生物多様性○×クイズ」の問題づくりでギリギリまで練る、骨太な内容となりました。例え難しい問題でも○×で答えられるのがミソ!
会場のエミフルMASAKiとは生物多様性○×クイズの回答数によって回せる「ガラポン」から出るアタリ(赤玉)の確率について20人に一人にするか?15人に一人にするか?それとも10人に一人にするか?「泉谷さん、景品は大丈夫ですよね?」と念押しされる(笑)

会場設営を担ってくれる松山建装社とは搬入・搬出の段取りを共有。養生をどこにするか?どれだけするか?パネルの枚数は?レイアウトは?など想像力を働かせて指示。これで作業時間が30分は省けた!
そして市民先生とは入り時間の確認、搬入物の確認、内容の確認、展示・掲示物の確認。アルバイトには集合時間、担当内容、自転車置き場の説明・・・実はココ大付属学園に来てくれた学生だから安心!

事前申込をしてくださった市民学生の方々からの問い合わせ対応。エミフルMASAKIは家族連れも多いので同伴者の追加情報やキャンセル対応など興味をもってくださり大感謝。
そして忙しくなると、突然、後回しでもいいコト(ちりめんモンスターの台紙作り、散歩に出かけたり・・・)をして現実から逃げる(でも、逃げれず全てブーメラン)。本日13時で事前申込締切!

2022年9月27日火曜日

世界は日本が好き。


東京での最後はジャパンFCの理事会。理事長は議事進行役。地域のFC以外に日本映画監督協会、日本映画製作者連盟、日本映画製作者協会、日本シナリオ作家協会など多くの映画・映像関係者に支えられているジャパンFC。「日本の撮影環境の向上に自治体や関係団体が参画し、政府も交えて連携している珍しい組織」と評されてから自覚、理事会はシャン!=自分ごと化となります。

サンセバスチャン国際映画祭で最優秀監督賞を受賞した川村元気監督の「百花」は諏訪圏FCなどが支援した作品。オタワ国際アニメーション映画祭では和田淳監督の「半島の鳥」が短編部門でグランプリを受賞。山村浩二監督の「幾多の北」も長編部門でグランプリを受賞。思い出すのは今年の第94回アカデミー賞国際長編映画賞受賞、ちなみにカンヌ国際映画祭(脚本賞)でもゴールデングローブ賞でも受賞(外国語映画賞)していることを忘れてはいけない。

実は日本映画は世界から評価されて支持されている。本当に誇れることで、それらの作品に携わらせていただけるのはFC冥利に尽きる。ただ「世界は寿司が大好き、だけど、その寿司を握る職人がいないんだよ!」という独特の表現で嘆いた仲間。訳すと「日本の作品は素晴らしいと認知されているけど、肝心の製作者が圧倒的に不足とのこと。クリエイティブ人材の不足はどう補えるの!?

2022年9月26日月曜日

ただいま授業準備中!


いよいよ今週末(10/1-10/2)となったえひめの生物多様性フェア「ワンダフルエミフル2022」。授業は無料参加の公開授業、出入り自由ですが、中には定員が決まっている授業もあるので確実に参加希望の方はココ大ウェブサイトからの事前申込をおすすめしていますが、すでに定員一杯になった授業も出ています。とは言え多くの授業は近くから遠くからも聞けるのでお誘いします。

生物多様性に触れる、考える授業の他には「生物多様性○×クイズ(参加無料)」もオススメします。「ヒントはこの中(ワンダフルエミフルの中)にあるんですか?」と毎回聞かれますが【ほとんどありません】。授業とは全く別の文献など資料から探したので骨太な問題ばかりです。だから、その日の夜の食事時などに話題になるからもしれません「植物にも血液型はあるか?ないか?どっちだと思う?」と(笑)

「生物多様性○×クイズ」は全部で40問です。全ての問題に答えたら採点をします。回答数に応じてガラポンを回せる回数(1回〜4回)を設定していますので運試しです。運良く赤玉が出れば景品です、景品は「シルク飴、ホントの紙粘土、今治タオルなど」を用意(各景品は数量限定)しています。
回答に迷ったら“勘”に頼ってもいいと思っています。その時の“気づき”が記憶に残ることもあるかもしれません。ただいま準備中!

2022年9月25日日曜日

どうなるのか?


変化や改革は目の前でトランスフォーマーのようにガチャガチャ変形するのではなく、気づかぬうち、もしくは微々たる変化で見過ごしているうちに“ジワジワ”と変化してた・・・。
変化と言えば同世代の素敵な大人の物語だなぁ・・と読み進めてたら主人公たちが自分よりも年下で、なんというかガックリ。50歳はそんな話にも該当しない年頃なのか。50歳以上になると喪失感、介護、相続、死が多くなるのは時代や現実を反映してるのかな。

閑話休題。研修資料を更新すると2021年の夏は東京オリンピック2020が開催(経済効果は6兆円、赤字は2.3兆円/関大調べ)され、9月には4回目の緊急事態宣言が全解除。10月頃は1ドルが108円付近だった(今は140円超)。この頃、山口県宇部市に伺い「シン・エヴァンゲリオン」の話題で盛り上がる(その後、100億円超で2021年の第一位)。この頃はコロナウイルスの国内感染者は172万人(今は2000万人超)

オンライン飲み会もオンラインツアーも一時の勢いから衰え、あんなに騒がれたclubhouseもユーザーから忘れ去れる。変化は“終わらない”からこの先も想像すると、愛媛県の人口120万人(2030)→105万人(2040)→91万人(2050)と30%減の予測。でも、これは愛媛(日本)の話で世界では人口が増えてるをどう捉えるか?と終日大雨の中で提言。

2022年9月24日土曜日

PRいまむかし。


ジャパンFCは海外エリアに出展だったので、通路を隔てた国内エリアを探検。北海道から沖縄まで各地のブースがPR。そしてその中にはフィルム・コミッション担当者もいて挨拶してくれたり、招いてくれたり。全国に仲間がいると言うのは嬉しいし心強い。
そして四国ブースを発見、四県合同のPRは贔屓目でみて愛媛県は「みきゃんが印刷されたトートバッグ」が人気のようで肩から掛けている人が多くいた。

ぐるりと見て周り海外と国内の注力の違いを見つける。それは「観光DX(≒観光業務の煩雑な作業改革としてDX化しましょう!など)」「観光SDGs(≒観光業の方向性としてのSDGs、観光客へ地域がSDGsに取り組んでいる様子を紹介など)」「二次交通(レンタカー、キャンピングカー、電動自転車、キックボードなど)」「学び旅(物見雄山的な旅から知的欲求“も”満たすお得な旅)が目立ったこと。

国内の観光(旅)における課題を解決できます!という切り口で各出店者の熱いPR。そんな中で「1980円のが今なら0円ですー!」と、昔ながらの集客法をしてたのはエリア端の出展者。何かと思って行くと旅のお供に消毒殺菌用品、不要だったので素通りすると「ゆっくり、観ていってくださいよ!」と、関係者が立ち塞がりキャッチセールのよう(笑)。これも昔ながらのPR。PR今昔物語。

2022年9月23日金曜日

大きな変化!


「アレ、撮影したんですか?」「???」「“競争の番人”の最終話に愛媛が出てきたんですよ!“みかんパン”って本当にあるんですか?」「あるよ、給食でも出るし」「って、観てないんですか?」「テレビないからね・・・。撮影相談は来なかったな」「やっぱりね。買い物シーンだけだったから、愛媛まで行かないよね」と、撮影関係者が四方八方から集まったツーリズムEXPOでの「ロケ地マップフェア」“競争の番人”は続きそうだから次は愛媛から!?

3年ぶりだったので、感じた変化が大きかったこと!特に【これまでは単にロケ地という“点”の話題や相談などが多かったのに対して、今回は“線(ロケ地と観光地などを結ぶ導線)”そして“面(地域)”としての話題や相談】が多かった。
とにかく【ロケ地への関心は爆上がり】で、これまでも多かったけど、この2年間でロケ地+地域は有料なコンテンツとして浸透したのは確か。

その証拠にハード&ソフトで「連携したい」などの相談もあれば、韓国ブースでは写真を撮らせてもらうために名刺を渡したら営業PRがすごかった。ARやVR、オンラインツアーなども盛況だったけど、あくまでも手法なので、キラーコンテンツになり得る素材を皆んなが探してたツーリズムEXPO。
用意した全国各地のロケ地マップは印刷物(このご時世、デジタルの方が効率的だけど)だったにもかかわらず、残数わずかな作品も・・・残り3日。

2022年9月22日木曜日

タイパはタイ式パーティーじゃない。


北海道から沖縄まで各地でフィルム・コミッションが誕生しているのは「今ある資源が使える」「制作側へは0円」「撮影時、公開(配信)時、BD化の計3回あるPR機会」など【コスパ(費用対効果)】がとても大きいから。映画の場合、直接効果+間接効果=100億円超も珍しくないほか、作品は時代や地域を映す鏡として後世に残る点もフィルム・コミッションが携わる意義がある。

「【タイパ(タイムパフォーマンス)】ってご存じですか?」「知ってるよ!消費時間の効率化だっけ?」「今はタイパも重要らしいですよ」の会話で(むむ、配信作品を1.25倍速で観てしまうのもタイパか!)と自分もしているのに気づく。時短と同意語か?どうして速くするのかな?どうしてタイパが求められるのかな?時間を効率的にしてまで得たいコトとは何だろう?と帰り道に振り返る。

つまらない作品は速見したくなる。この場合「全体の早回し」であって気になるシーンだけを「摘んでない」のがポイント。そう言えばファスト映画というのがあったな→起訴。
物語には文脈があり因果関係で成立しているから、そこは守る。単に興味関心の所だけをかいつまむとミスリードや誤解につながる。この問題、実は面白い作品は「あっ!という2時間が過ぎちゃった」という感想が根本の解決なんだけどね。

2022年9月21日水曜日

困った相談は・・・。


「(誤)愛媛鉄道→(正)伊予鉄道」に始まり「(誤)伊予公園→(正)道後公園」「(誤)瀬戸内海岸→(正)五色浜海岸」と全て名称が間違っていた撮影相談。
(どうしてそうなるの!)と思いつつも、軽く流してしまった自分に罪悪感。
こういう浅い相談、軽い相談は内容もフワッとして掴み所がない。「オシャレな場所やお店を紹介してくれませんか?」系。

「費用がかかるのでNGになりました。」「そうですか」「なので別場所にしたいのですが、私、動けないんですよ。」と相手。「そうなんですね。」と私。「なので・・・」「なので?」で話が止まる。「泉谷さん、動けませんか?」「んっ!?それは?私に無料のロケ地を整えろということですか?」「いえいえ、そうは言ってません」「じゃあ、どうしろと?」「それは・・・」。結果、情報提供となる。

と思えば「企画書を送るのでロケハンに同行願えますか?」「もちろんです!」「現地を知らないので助かります!」「こちらこそ、撮影の実現に協力します!」「いい作品にします!」
お会いしたことのない方々とのやりとり。そんな方との共通点は「撮影相談」だけど、お互いに立場や役割を理解した上でないと困る率が上昇する。とはいえ、撮影相談の9割は何の問題もなく困った相談は1割ということを添える。

2022年9月20日火曜日

最後の味は。


フィレンツェへ戻った長男くんが自宅で最後に食べたのが【松山市とのコラボパッケージの“カ〜ル”】【らくれんの“ホームアップ”】。実はホームアップは初めての長男くん「うぉ!なんだ!クリームソーダだ!」と“まんま”の感想。実は私も過去20年間で一度しか飲んでないので、味を思い出せず。でも「愛媛らしさ」を堪能して出発。スーツケース2個に愛媛、日本の味をたくさん詰め込みました。

17歳で高校を中退、シアトル→フェレンツェと渡り海外生活も6年目。「画家になりたい」と思う気持ちは日に日に強くなっているようで、そのために解剖学の本を読んだり、骨董市で本物を見たり、美術館へ行ったり日曜美術館を観ては意見交換したり。
まさか、こんなに早く、こんな時が来るなんて思ってなかったから成長が嬉しいやら少し寂しいやら。幼少期の映像を見て懐かしむ(涙)

実は私の姉の子供(=甥っ子)も美術に進学したいと立ち寄った実家で聞き知りビックリ!姉は美術高校→美術大学→デザイナーになった生粋の美術人。甥っ子がどんな美術に興味あるか知らないけど我が家の血筋なのか。
子ども達の進む道は暗中模索の五里霧中、不確かで不透明だけど、一つだけ言えるのは「可能性が我々よりもある」のは事実。「子供を応援せずに誰を応援するの?」というコト。

2022年9月19日月曜日

また言うけど。


企画はセオリー(理論)メソッド(手法)フレームワーク(構造)を知れば立案できる。ただし、企画内容のクオリティ(品質)レベル(程度)アプローチ(取り組み方)とは別次元の話。特にオリジナリティ(独創)の鍵となる「感じる力(感性)」は全てに共通する礎と思うから、「どうしたら企画力を身につけられますか?」的な相談には「感性を育むことが大切です」と伝えます。

じゃあ、その「企画立案に役立つ感性はどうしたら育めるか?」と尋ねられたら「何でも見て考えて振り返る」がいいと思う。駅前で開催されてた「古本市」をのぞくと、料理本の隣は哲学書だったり、化学本と開運本が並んでいたり分類されてない雑然とした古本群。
狙いは図鑑や目録、写真集!ペラペラめくるだけで楽しい!整理されてないから求めていない情報もワッー!となってまさに波。

どんなにテクニック(技巧)派でも、企画の源泉となるイマジネート(想像)できないと隅々まで意識は広がらないし、クリエイト(創造)できないとアピール(訴求力)に欠ける内容になる。インパクト(波及効果)も薄い。
企画は立てられるけど、ニーズ(需要)を掴み、ウォンツ(欲求)を叶える企画が立てられないとマズイよね・・・というとてもカタカナが多かった話題。

2022年9月18日日曜日

モログプラオ。


長男くんとの思い出づくり2022。高尾山からの帰り道、途中駅でバングラディシュ料理を食べて帰ろう!となり、普段ならカレーだけど、味の開拓に挑戦してモログプラオ(鶏の骨つきもも肉が1本丸ごと入ったカレー&炊き込みご飯)を注文。これが美味しかった。「松山では食べられない味だね」となる。幸いに私も長男くんも海外食に抵抗がないので、ワイワイ楽しんで食べる(ただ私は世界の料理共通でトマトは苦手だけど)

「フィレンツェって日本料理屋はあるの?」「寿司屋とかあるよ、だけど美味しくない」「じゃあ、何がヒットしそうかな?」「パンだね。」「パン!?」「そう、フィレンツェはハード系のパンが多いからカレーパンとかクリームパンなどの惣菜パンや菓子パンは無いから絶対にウケるね」「日本のパンは美味しいよね」「日本のカレー屋もウケそう」と妄想して楽しむ親子。

松山だと「ニューポカラ」みたいな感じか。家庭では食べれない味なら定期的に通う。「じゃあ、各地で食べた味で強烈だったのは?」「ケニアでの発酵料理は香りも味も強烈だったね。」「わかる!ネパール料理でヤギのミルクを発酵させてご飯にかけて食べたのは強烈だったな」と私。このモログプラオ、付合わせはゆで卵、キュウリ&人参の酢漬け。そしてレモンでサッパリ。

我が道を愚直に進め


明後日にはフィレンツェへ戻る長男くんとの思い出づくりに霊気満山“高尾山”へ。朝8時に出発、乗り継ぎなどで8:50に高尾山口に到着。長男くんは初高尾山なので、やはり6号路(途中、沢登りもあったりする自然満喫コース、通称“ジュラシックワールドコース”を進むも、世界一の登山客数を誇る高尾山、渋滞が起こるほどの大人気。最後は300段超の心臓破りの階段をあがり1時間超で599mの山頂につく、当然、大混雑の頂上。

10分ほどの滞在で降りる。帰りは舗装された1号路を選択。高尾山は天狗の山なので、所々にある天狗像に見入る長男くん(造形に興味津々)、そして薬王院で「おみくじ」に挑戦すると、ナント!大吉。それもキーワードが【学】で「我が道を愚直に進め」と。「不可能に見えることも情熱をもって学び続けなさい。」「他人の決めた常識にとらわれることなく、自分で決断せよ。予測できなる未来などない。自分で創るものだ。」

今、まさに長男くんが望んでいる内容(新学期が始まると環境も異なるようで、より高いレベルが期待されるよう)とガッチリ合い、私もビックリ。「なんだか、自信が湧いてきた!」との感想で思い出ページに一枚追加。おみくじは寮に貼るとのこと。
「不可能に見えることも情熱をもって学び続けなさい。」っていい言葉。隣で見てた私まで感化される。

2022年9月17日土曜日

走る企画。


預かってから28時間後に提出した妄想企画は関係者に好評だったので一安心。今回、描いた中で(自分でも)手応えがあったのは提案内容をイメージできる「造語」を創れたからと分析。
この造語は企画の主旨を表す代名詞のような存在で「キャッチコピー、コンセプト」になることも多い。ココ大の「誰でも先生、誰でも生徒、どこでもキャンパス」と同じで、誰にでも受け入れやすい言葉で表現できるかがポイント。

造語がカチッ!とハマると企画が走る。スラスラとイメージが湧いてくるから不思議。小説や漫画でいうところの「キャラクターが走る(作者の意図を超えた登場人物たちの躍動)」と同じ。その結果、描き切ることもできるし、説明する時も(実際は存在していなくても、存在しているように)スラスラ説明できるから不思議。この醍醐味は味わった人しか分からない。ゾーンというやつかも。

どうやって企画を自分のモノにするかは、妄想力を最大限に展開するしかない。これまでの経験や興味関心コト、感じていることなどの「点」を繋ぎ合わせるのだけど、「ターゲットの心情」で考えると繋がりやすいかも。そして頭の中の妄想を描き出す図解化。頭の中では繋がっていた内容も手を描き出すと(アレッ!)と思う時もしばしば。この時点で自分が「ターゲット」になりきれていたら描ききれる。

2022年9月15日木曜日

妄想街道爆走中。


久しぶりに“仮眠”して作業を続ける。なぜなら「自由に妄想してOK!」と言われたから。先ず考える(=妄想する)。色々と巡らして頭の中で出てきた各パーツ同士が結びついてイメージできるまで、あーでもない、こーでもない・・・と考えていたらタイムアップ!研修に出かける。
戻って頭の中の整理ができていなくても図解化してみる。描き始めても結びつかないのは矛盾があるから。

夜になってしまい腹が減る。とは言っても考えに夢中なので軽く済ませようと近所のスーパーへ、気分転換も兼ねて歩く。歩くと不思議なものでハッ!と気づく点があり、ヨーグルトと煎餅を買って、そそくさと帰って図解が半歩進む。図は描けても理屈を支える条件が弱いので適当に書いてみる(妄想が加速)。分かりやすい言葉でないと伝わりにくいので、これまた勝手に妄想造語をつくる。

眠くなる。生産性が悪くなるし、アイデアを寝かす意味でも仮眠する。しかし丑三つ時に目が覚めてしまう。他の用務もあるから自分で設定した締め切り時間には提出したい。あっ!でもラジオの収録日だから6時過ぎには出ないといけない。マズい!出張の準備もしてなかった。など後ろ倒ししていた諸々に襲われ中断。こうして存分に気が済むまで仕事ができるのも単身の強みだけど、際限ないのも困りもの。

時代は変化し続ける。


200名以上の愛媛県新規採用職員への研修が終了。県外から就職した方も多く職種に関係なく「愛媛の魅力を知りました」とか「そんな視点があったのかと驚きました」などの感想をいただいた中で「坂の上の雲が大好きで愛媛県に来ました。という職員」がいたり「市町の役場に就職したものの、県庁へ転職した職員は知人」だったり、「学生時代にワークショップに参加してくれた職員」がいたり、“縁”というのは存在する。

異端に見えるからか質問も多くいただき「どうして愛媛に来たんですか?→東京なので故郷にイメージがなく妻の故郷に興味を持ったから」「企画力をつける必要なことは?→妄想力を養うことです」「失敗はありますか?→たくさんあります」「フィルム・コミッションに興味があります→異動が叶った時はよろしく!」など、色々と出会う中の一人として留めておいていただけたら幸い。

我が子世代の職員の実態を知りたいと今年度も協力いただいたSNS利用アンケート。「日常で最も利用頻度(閲覧、発信)が高いSNSは何ですか?」3つまで回答可能と伝えた結果、YouTube(ニュースやYouTuberなど好きなコンテンツの閲覧)とLINE(友人などとの連絡手段)が同率トップ。Instagramは買い物や店情報などの入手や発信などとのこと。「Google?ほとんど使わないです」とのこと。

2022年9月14日水曜日

大きな勘違い。


「地方(≒田舎)にはあると思い込んでました。」「うーむ、歴史はありますが比例して建物や佇まいまで歴史的かと言われると・・・。」と言葉に詰まる。ロケハンで「雰囲気のある・味がある(この抽象的な表現を具現化するのが難しい!)建物や街並み」を探すも見つからない。私もあると思ってたから楽勝!と思ったものの見つからない。いや、存在はしていても望んでいる雰囲気ではない(と言ったら失礼ですが)

(こんなケース、以前にもあった!)と思い出す。古い日本家屋(茅葺き屋根まではいかない)を探すも【あるけどない】状態で、それは古い日本家屋は隙間風やバリアフリー化されてないので一部をリフォームしている所が多く、惜しい!となる。
毎日の暮らしの方が優先だから1回の撮影のために無理強いもできず、別の候補地へ行くも今度は「新しい古民家風にリフォーム」で、また惜しい!と。

こうなると、たどり着くのは歴史的価値があり管理されている古民家や地区だけど、撮影には色々と配慮が求められるのも事実。すると「東京で撮影できるかも・・・」に傾く。実は東京の方が古い建物は現役のまま活用しているようで、歴史感や雰囲気、味もあるよう・・・。単に古いだけじゃロケ地にはならない。「地方=田舎=古い=雰囲気がある・味がある」とは限らない件。

2022年9月13日火曜日

コロコロえひめ旅。


【愛媛県パズル】は“ありそうでなかった”のでヒットした(と思う)。そして第二弾の【愛媛県ジェンガ】もそれなりにヒットした(かな?)。少なくともココ大付属学園ではジェンガやドミノとして活躍している。各ピースの側面に観光名所や柑橘の名前を刻印しているのが特徴。
じゃあ(第三弾はどうする?)と槙野さん(私の妄想を形にしてくれる凄腕職人)と話していたら「迷路はどうかな?」となる。

愛媛県20市町を舞台にスタート地点からビー玉をコロコロ転がして各市町の名所ストップしながらゴールを目指す。でも途中には所々に大きな穴もあるから落ちないように気をつけなければならない。
単純だから難易度は低い。だから障害物を自分好みに配置できるようにしてあるのがミソ。でも、子ども達は私の想像を軽く超えて橋作って超えたり、完全行き止まりを作ったり(笑)

一番ビックリしたのはビー玉ってコロコロ転がす遊びと思ってたら「ジャンプ」させてた!そして完全行き止まりでも「エイッ!」と飛び越えるのだから子供は天才。色鉛筆で着色すれば雰囲気も変わるし、愛媛の20市町を名前、位置を覚えながら学べる「えひメイロ」。また子供達はスタートからゴールまでの時間競争もしてた。10/2(日)10:30からエミフルMASAKIにて!数量限定無料授業!

困りもの。


「アイデアを出したなら(直接的、間接的に関係なく)アイデアに関わるのが筋」と思う。「私は指摘する人、あなたは実行する人」とか「私は気づく人、やるのはあなた。」など、アイデアを手放す人の話は訴求力、説得力に欠ける。そんな人の多くは「忙しい(時間がない)」「疲れている(注力できない)」など自らをアイデアキラー化してしまい残念。関わり方は色々あるのにな。

体力も衰えぎみの80歳超の老人がプロジェクトに直接関わってると知ったら?65歳の人が映画のプロデュースに奔走するのを見たらどう思うだろうか?ちなみに心の師匠の前田さんは69歳、出会いは前田さん49歳、私30歳ということか、ヒッー!
だから年齢なんて取り組みの障壁にはならない。障壁を作っているのは他人ではなく自分自身ということを柔らかく伝えたつもり。

あと、アイデアのみの人は「ゴール(≒達成されたビジョン=美しい社会)」を述べることが多いけど、ゴールまでの凸凹したプロセスまで言える人は少ない。その理由はリーダーシップとマネジメントの両方が備わってないから。
少なくとも私は、自分で描いたアイデアはプロセスまで描いて実行する。だから失敗もあれば成功もある。自分のアイデアなんだから責任を取るのは当たり前でしょ!手放してはダメ!

2022年9月12日月曜日

廃業9割と言われて。


サービスを開始したら軌道に乗せたいのは関係者なら誰でも思うもの。それが受託事業なら期限もあり、仕様となって襲いかかる。(いやぁ、そりゃ難しいですね)と笑うものの半分は本当で、開始1年で軌道に乗るのなら皆うまくいってる。
一般的に起業しても1年以内に廃業する割合は60%、3年以内は70%、10年後は90%!と言われてるから、持続は簡単ではないことは意識しておいたほうがいい。

「ココ大はいつからですか?」と尋ねられて「2011年です。」と伝えて「10年以上ですか!」と驚かれ褒められて喜ぶ50歳。「まったくのゼロから始めました。」に嘘偽りはなく、最初は私一人。だから最初は仲間もゼロ。だけど市民大学設立!と決めてから1年間かけて50回以上の意見交換を経て、名前も皆んなで考えた。2011年6月4日の開校日には100人超が市民学生として登録。

プロセスも名前も大切だけど、それ以上に取り組みによるアウトカム(=創出する価値)が大切で、アウトカムに共感が集まり10年後には2000名の市民学生、300名の市民先生となる。資金もない中で「会費、寄付金、自主事業、受託、助成/補助」という公益活動(NPO)の資金調達法+借入で今に至る。
コロナの影響もありながら、10年以上続けられているのは、ホント奇跡。指摘されて気づく。