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2025年5月31日土曜日

西の愛媛、東の東京。


民間との共創研修では、多くの県職員が取り組んだことがない「バックキャスティング」を学びながら事業アイデアを考えよう!を掲げる。

バックキャスティング/フォアキャスティングとは事業構想および着手の方法論で、バックだから(逆引き)、フォアは(積み重ね)で事業を取り組む。

普段はフォアキャスティングだから、バックキャスティングを理解しても実際に事業を構想すると現状分析から一つ一つ積み重ねて・・・あぁ、このままではフォアキャスティングだ。と、気付く(笑)。

現状分析はどちらにせよ必要だけど、改善を積み重ねてたどり着くゴールは「予測された未来」。
一方で「描きたい/叶えたい未来」から逆引きするのがバックキャスティング。
*どちらが良いか悪いかの話はなく、事業に合わせてどちらでも対応できるた方が良い。

ただ、どちらにも注意点はあり、フォアキャスティングの注意点は「アイデアが消極的になったり、視野が狭くなったり」することがあるし、バックキャスティングにも「描いた未来と現実との隔たりが大き過ぎると失望したり、やる気が続かなかったり」という注意点がある(笑)。

そんな凸凹を乗り超えて、9つの共創に相応しい事業アイデアが出たのだけど、やはりフォアキャスティング的だったと思わざるを得ない事業アイデアが多かった。
予め「振り切った、ぶっ飛んだ事業アイデアを期待します!」と言っていたものの、染みついた思考は突然変わらない。

でも、その中で「砥部動物園でパンダを飼おう!」というアイデアはバックキャスティングな発想で面白かった。

現状分析をすると、和歌山のアドベンチャーワールドからパンダが中国へ返還されると西日本ではパンダがいなくなる!

そこで西の愛媛、東の東京という切り口でパンダを飼い、砥部動物園、ひいては愛媛県の観光に寄与しよう!という内容。
年間1億5000万円の維持費が必要とのことだったけど、来場者増で賄えると言ってた(笑)

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