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2025年6月27日金曜日

“鬼”から物語。


日本国内には1,741の地方公共団体(自治体)があるけれど、唯一「鬼」という字が入る鬼北町-鬼北町-より。実際に鬼伝説もあり、鬼王丸、柚鬼姫というシンボル像まで立てて鬼に全振り。

私は鬼北町で「にぎわい塾」という、何をしたい&始めたい人向けの講座を受け持ちかれこれ5年、今年度も実施との連絡が入り、鬼北町とのご縁も長くなった。

そんな鬼北町でご当地映画を作ると聞いたのは昨年。
愛媛県出身の大森研一監督が今回取り上げたのは、その「鬼」で、どんな物語になるのかな?と思ってたら、これまでの愛媛作品にはない、鬼ベラシという「鬼の血を引く「鬼女」たちが生き残りをかけて戦う姿を描いたサバイバルバトルムービー。」

えひめフィルム・コミッションの支援作品ではないけど、大森監督、今作品で助監督を務めた皆尾さんとも長い付き合いなので応援してる。

出演はアイドルグループSTU48のメンバーなどで(アイドルが鬼ってどんなの?)と思い予告編を見たら、怖いんだけど、凄みがあるけれど、(良い意味で)カワイイ鬼でした。

特記事項としては、やはり、この手の作品を完成させたこと。
ご当地映画の場合、多くが地域密着型だから題材も地域に根付いている文化、伝統、風習、習わしなど。時に古臭く、埃被ったような素材を作品を通して照らす&磨く目的に作るから、基本的に戦わないし、殺し合いもしない。

それが「鬼」という一文字から、73分の物語を創ったのは、大森監督の才能。
かつ、中途半端(例:誰でも考えられる物語=鬼伝説を調べる役場の職員が秘密に気づいてキャッー!みたいな)ではなく、振り切ったからこその賜物。

えひめフィルム・コミッションでも「サイコ・ゴアマン」みたいな作品が来ないかな・・・。

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