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2022年8月25日木曜日

子ども達の変化。


「頭痛=睡眠不足」「イライラ=宿題遅延」「無口=嫌なコトがあった」「泣く=悲しい・痛い」などの因果関係が分かりやすいのが子ども達。朝は元気にオッハー!と入ってきたのに1時間後はテンションがダダ下がり。30分前までよく喋ってたのに今は憮然として無口・・・。
どうして、そんなコトがわかるのか?というと【そんな子ども達は“そうなった理由”を言いに来てくれる】から。信頼関係が築けている証。

「昨日遅くまで起きてたからシンドイ」「〇〇さんが〇〇を勝手に使ってるから嫌」など聞いては「昼寝してきたら?」「一言伝えたら?」と助言のつもり。すると早速30分ほどゴロリとしたら元気になったり、1時間後には一緒に走り回ってたり、子供の方が大人よりも「正しく解決してる」と思ったり。何度も書くけど、子ども達は時に一緒に遊んでる子の名前や素性を知らないまま時間と場所を共有している。

話を戻して。子ども達からの小さなSOSをどこまでフォローできるか?今日は登校日の学校もあり「面倒くさいなー」とか「行きたくないなー」などの小さな声。1週間後は2学期の始業式、始業式と言えば・・・今年はゼロでありますようにと願うばかり。
「うえだ子どもシネマクラブ」というのがあって、子ども達への居場所づくりに、こういうアプローチもあるのかとメモメモ。

2022年8月24日水曜日

驚いて帰られる。


遂にこの時がきた!愛媛のドングリ、松ぼっくり、小枝、流木、木端などを素材に「不思議な生き物」を創作中の子ども達。トンカチ、電気ドリル、ペンチ、ヤスリ、ノコギリ、千枚通し、ボンドなどを駆使して一心不乱に創作中。(そういうコトね!)とか(そう作りましたか!)と唸ってしまう作品が続々生まれて、出品すると返却されないから(うーん、もったいないなぁ・・・)と思ったり。

一巡目が終わると次は「乗り物や武器、道具」などに創作物は変わる。ササッ!と手を動かし思いのままに創作する子ども達の頭の中はどうなっているのだろう?
大人も挑戦するも、デザインや配色、見栄えなど面倒で厄介な感性に邪魔されて諦める。30分ほどで「できた!」と本人はご満悦だけど一見して分からず・・・。「これはどんな生き物?」と聞いて「おぉ!分かった!」と納得。

昨日は3名の見学者が訪れ、驚いて帰られる。案内をしてる最中も「できたよ!」と作品を見せにきてくれる子ども達。「〇〇ちゃんがさー!」など、見学者を全く意識、忖度せず、いつも通りに接してくる子ども達に見学者も、雰囲気に飲まれるしかない(笑)
一見すると放任のようだけど、子ども達は一人一人、自分の意志で行動しているから基本的な秩序は子ども達自身で守ってる(と思う)

計画された偶発性理論。


キャリアについて意見交換をしたので、プランド・ハップンスタンス理論における3つのポイント自分に当てはめると・・・。

(1)現代はキャリアの80%は偶然の出来事によって形成される、はそうかもしれない。
中学生の頃はインディ・ジョーンズに憧れて考古学者になりたいと思ったことも。でもスターウォーズに出会い、映画の道に進みたいに変わり、一度は自ら機会を手放したものの、20年以上もフィルム・コミッションなんだから、当初にイメージした映画監督や脚本家とは異なったけど偶然が重なって今になったの事実。


(2)偶然の出来事を利用して、キャリア形成に役立てる、はその通り。
私の場合は
2001年の正月に偶然に見たニュースステーションで紹介された「フィルム・コミッション」が全て。あの時は我が家にテレビがあったから奇跡!(その後、テレビのない生活が数年続いた)。日本のFCはゼロスタートで手本も前例もないから、当時の担当者とは徹夜でFC談義や自主的に勉強会をしたり熱量が高かった。


(3)偶然の出来事を引き寄せて、積極的にキャリア形成の機会を創出する、もピン!とくる。
2004年、文化庁がJLDB(ジャパンロケーションデータベース)を構築する際に主査になったのが始まりかもしれない。20年前、最年少で理事になり、勢いもあり、JFCに変わっても理事→副理事長→理事長となった。周りの後押し、協力なくして今はない。

そこで何が言えるか?と考えると、昨日は過ぎて変えられず。明日も予定は未定で分からない。すると「今」しか変えられず、注力することで拓けることは多いということ


2022年8月23日火曜日

シャッターチャンスは突然に。


寄付いただいた大量の毛糸をどう活用しようか?と探っていたナビーラ。子ども達も「ナニナニ?」と近づいてワイワイ。とても長かったので最初は「ストール」のように首に巻いて遊んでたら突然、頭に乗せてターバンかと思いきや「真珠の耳飾りの少女」「アリエル」など“カツラごっこ”が始まる。シアン、マゼンタな毛糸はアニメのキャラクターの髪色だよね・・・とうなづいてしまう。

そして突如、撮影会になる(撮影時のみマスク外してます)。数分前までは無かった、この“ノリ”と言うか“勢い”は突然で素だから表情もいい。一緒に写真を撮った保護者もよい思い出になったと思います。
シャッターチャンスは予め用意されていないし、瞬間なのでチャンスは自分の感覚に任せる。サッ!と出してサッ!と撮らないとタイミングを逃すし、何度もシャッターをきると子ども達が気づき、襲われる(笑)

自分がピン!ときた時に写真を撮るのはロケハンと同じ。それは決定的瞬間を狙っているのではなく「情報量の多い写真」を撮るのが目的。20年前にロケハン写真の撮り方で教えてもらったのは「強い写真(≒色々な要素が入っていて1分以上は見れる写真)」。
この写真を見ても後ろには神社があるのはなぜ?だし、工作机の落書きはヒドいし、見どころが多い写真=いい写真。

期待という煩悩。


「目立ちたくないけど、見つけてほしい。」「描いた将来像と届かない現実」「異なる親の願望と子供の夢」「スゴい私が認められない社会」「家事に参画してると自負する夫と全く感じない妻」など、描いた/思ったイメージと現実や現状に隔たり(差)が大きいほど落胆度は大きく、不甲斐ない自分に腹が立ったり、怒りの矛先を他人に向けたり、世間を憎んだり。すべて「期待」という煩悩のせい。

期待とは「将来、それが実現するとアテにして予期すること。心待ちにすること」とのこと。願い/願望の一種で誰もが経験済だけど、期待として描いたイメージと現実には「差・溝・間」的なズレがあって、その「隔たり」は自然に埋まることは稀で、多くは何かしらの行動や意識の変化で埋めようとするも、埋まればいいけど、埋まらない場合、悶々とする心身をどう納得させればいいのか?

よく「比較はやめなさい。」と言うけど、比べることは悪くなく、その差(≒状況)をどう捉えるか?で良くも悪くもなる。そんな質問や相談されたら「そんなコトを考える時間(暇)があるなら、目の前の現実に全集中してください!」と一蹴するけど、心理学者の妻と2時間、学術面と実践面から「隔たりをどう捉えれば、納得すればいいか?」について意見交換。
捉えどころのない喋った内容を言語化するって内省にいい訓練。

2022年8月22日月曜日

やらかし!わっしょい!


盛大にやらかす。創作途中で作った色水が入るコップをバッーン!とひっくり返して、テーブルや床など辺り一面が青緑になる。洋服も染まってしまった。子ども達による自主的な自由研究だったから、“早くやりたい衝動”が普段の手順を忘れてしまい、こんな時に限って新聞紙を敷いてない。(服が染まったのは別問題として)何事も失敗しないと分別が分からない学びと受け止める。

ココ大付属学園は、子ども達にとって「安心・安全の居場所」なので「インチキ・・・怒られちゃうかな?」「大丈夫でしょ、ワザとじゃないんだから。連絡しておくね」と凹む当人をフォローする。子育て真っ最中の保護者は別の見解だろうけど、現場で原因を究明して責めても“そこ”じゃない。ここで創作意欲を削いでしまっては、そっちの方が問題!その後の当人はケロリ、それで OK!

他にも「ぶつけた、切った、転んだ、こぼした、汚した、壊した・・・」と毎日、40名が10時間も過ごせば色々ある。元気な証だけど、受け止める大人は気持ちに余裕がないと対応できないと痛感する。
すると、学校の先生などは本当に大変というか素晴らしい!と思うけど、子ども達とは見解が異なるようで「もうすぐ2学期だね!楽しみだね」「学校嫌い!行きたくない」「・・・」これ、いかに。

2022年8月21日日曜日

アップサイクル作品。


子ども達は資材を「ある分だけ使いたがる」「新品を使いたがる」ので無駄が多い。「ある分だけ使うんじゃないよ!必要な分だけ使うんだよ!」と口すっぱくいっても伝わりにくい(涙)。
ある日、100円ショップの紙粘土(正確に言うと“紙粘土”ではない)で創作をしたら大量に余ってしまった。(100円だし、処分しようかな・・・)と思ったものの、アップサイクルをお願いすると「はらぺこあおむむし」が誕生した件。

先日に松山城で拾った落枝も上手に使い、とてもかわいかったのでパチリ。すると「ナニナニ〜〜!」と群がる子ども達。つくづく、子ども達のアンテナ感度はとても高く、面白さを察知する本能は大人よりも敏感。この後、枝を使った「ハリネズミ」ができたり、不思議な生き物ができたり普段では処分されるものが新たな価値として生まれ変わる瞬間は、いつ見ても愉快でサイコー。

いつも気づかせてくれるのは子ども達。大人のような忖度はゼロだから意見や評価はストレート。理屈もなく、通じなく直感(≒動物の勘)のようでテキトーにはダマせない(笑)。と、言うのも我々が思う以上に見ていてコピペするから。
最初こそ我々のマネだけど、次は道具の持ち方、扱い方、工夫の仕方などスポンジのようにはとはこのこと。端材からもっと創り出してくれないかなー。

タコウィンナー星人来襲。


ナビーラはナビーラ星からやってきて、インチキ先生はインチキ星からやってきて、ハーモニープラザ内の“見えない”部屋に暮らしている。
そんな所に“エッチ星人”という子どもの姿をした小型異星人が現れ、インチキ星人にちょっかいばかりする。インチキ星人にとってエッチ星人は天敵で逃げても襲われる。そんな所に弱小のタコ星人が来襲しても地球人の子ども達は「足をもいだぜー!」とか「焼けた足が美味しい!」と残酷な表現でインチキ星人ビビる。

寄付いただいたソーセージをどういただくか?寄付者から「タコウィンナーが美味しいですよ!」と助言いただいたので、ホットプレート上にタコ星人が続々と立ち上がる。土曜日は参加人数が10人程度なので、子ども達とゆっくり向き合えるからいい。大学生ともマンツーマンになることも多く、土曜日は平日とは違う雰囲気と時間が流れる(私たちも片付け、掃除がスッキリできる)

学生達は8/29の夏祭用の小道具を製作中。「自分たちも参加したい!と思えるクオリティ」が私のオーダー。「どうですか?」と経過を見せにきてくれたら創意工夫が随所に見られてGOOD!私も後回しにしていた工作もできた。
こんな時は企画書などの書類作成などの脳みそから離れて思いっきり遊ぶ・楽しむ!「インチキは何年生なのさ!」「地球で言うと50年生です。」

2022年8月20日土曜日

役目について。


「名前を見てビックリしました!」「研修でお世話になりました!」「六媛はどんな感じですか?」と、今も関わっている人、これまでに関わった人が大勢いた県内職員の合同研修。(今回は一体、何者?)と思われた件。それもそのはずで今回は「エールラボプロデューサー」と名札が用意されていたから。自分ではプロデューサーとは「新しい価値を創出する人≒ゼロイチの人」と位置付けているけど・・・。

今では“その役目”を与えてくださる人の描くイメージで良いと思っていて、お願いは一度もない(自ら率先して名乗るのは「フィルム・コミッショナー」「ココ大学長」の2つ)
国重要文化財萬翠荘、松山東雲女子大学非常勤講師、第一回愛媛国際映画祭プロデューサーなど、何かを期待して役目を与えてくれるのだから、その期待に応えるよう、これまでの経験や妄想を発揮するだけ。

期待以上の成果を出した時もあるし、期待以下になった事もある。その分かれ目は何か?と内省すると「役目を与えた側との意思疎通(≒信頼関係)」で、互いに熱量があり、意識が同じ方向だと成果は出る。逆に与える側に熱量はなく、自身はその場に鎮座、与えた側に諸々を負わせて良い成果は自身、失敗は与えた側では残念。
話がズレたけど、「そんな役割を担いたい!」と相談されたので振り返る。

2022年8月19日金曜日

現在進行形美術。


「ミニチュア」のように見えるけど、実は大きい!額縁型の画用紙に描かれているのはヨハネス・フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」レオナルド・ダ・ビンチの「モナリザ」
こんな絵、小学生が描きますか?と問いたくなるほど素敵だったのでパチリ(ちなみに、この絵はA3サイズです)。四つ折りの新聞紙で何を作ったのか分からないけど、とにかく自分達の“部屋”だそうです。

床に転がっている(落ちている?)ピンク色のモノは“花瓶”だそうで、この後、ちゃんと“生けて”ありました。同じく床にある黄色のモノは“鍵”だそうです。想像×創造が爆発したようで創作意欲満々な子ども達はこのあと、増築を繰り返して3-4人のシェアハウスになり、「持って帰る!」と言い張った時の保護者の“引きつった、作り笑顔”は忘れられません。そうだよね、フツーは家や学校で創れないもんね。

“自由に創作”できる背景にはルールがあるから。それは「カッターやハサミ、文房具、ゴミを帰る際は片付けること」。実際は完璧じゃないけど、ポイントはルールを守らせて常に意識させることで創作にも真剣さが表れるから不思議。これらの作品は現在進行形だから「現在美術」と名づけていて、8/30-8/31の「現在美術展」にて披露目。自分で言うのもアレですが、スゴいコトになってます。

2022年8月18日木曜日

インチキじゃない話。


「今日はおでかけ」と告げると「どこに行くのさ!遊び?パチンコ?」と矢継ぎ早に質問する子ども達(子ども達にとってパチンコは“そんなイメージ”の よう)。「そう、遊びに行ってくるね」と話を合わせると「(私たちを置いて行くなんて)なんてヒドい大人なんだ!」と突っ込みが入り、「本当は教えにいきます。」と本当のコトを言うと「インチキのくせに、どうして教えられるのさ!」と指摘される。

昨年はオンラインだったので2年ぶりに愛媛県政を担う愛媛県新規採用職員への研修。今回も200名を超える職員と共に公益について考える。堅い内容が多い中で一際特異を放つボランティア/NPOによる「地域づくり、撮影がい及ぼす地域への影響など」について。伝わってくれたら嬉しいと思ったら休憩時間に「お世話になりました!」と、学生時代に縁のあった当時学生だった方が県庁に就職してた!

研修後半は河内晩柑の需要拡大について検討。とは言え河内晩柑について尋ねると、76.2%が河内晩柑という名称は知っているも、69%が愛南ゴールドや美生柑などが河内晩柑と知らず、73.8%が今シーズン、河内晩柑を食べてない・飲んでなかった。意識の中に入らなければ購入などの選択肢にも入らない。いくら愛南町は日本一の生産量と言ってもね・・・これはインチキじゃない話。

2022年8月17日水曜日

想像力を育むとは。


紙切れに重曹とクエン酸を入れると化学反応が起きてブクブクと泡立つ。その様子に好奇心の塊の子ども達は早く触りたい!そしてかき混ぜたい!ヌルッとした感触に「気持ちわるーい!」と言う子も入れば「気持ちいいー!」と喜ぶ子も。ついでに重曹とクエン酸が入っていた紙袋もポイッ!と入れてひたすら「揉んで、ちぎって、かき混ぜる」こと約15分。すると・・・。

攪拌された紙は水と混ざりトロトロになり、すくい上げて水気を絞ると「紙粘土の素材」が完成する。そして紙粘土の素材にノリを混ぜて成形スタート!団子を作ったり、ポケモンボールを作ったり、星や惑星を作ったり、おにぎりを作ったり・・・色々な作品ができあがる。でも、この時点では成形のみで着色していないので、見た目は地味。1週間ほど乾かすことで超軽量のホントの紙粘土が完成。残るは着色のみ。

紙粘土をそのまま購入した方が安いし(安い100円ショップの紙粘土と称する商品に紙は入ってないけど)、早いし、汚れない。手間のかかる作業に「紙粘土ってこんなに(作るのが)大変なの?」と子ども達。過程を知ると、自然に扱いが丁寧になるし、愛着がでるから不思議。普段は完成、商品化されたモノしか見ていない子ども達にとって過程や経緯を体験してもらい想像力を育む。

2022年8月16日火曜日

また愛媛県初。


「愛媛県パズル」が大好評だったのは3年前。その時から愛媛県をテーマにした「次」を考えては沈み、沈んでは浮かびの繰り返し。そして遂に「えひめいろ(迷路)」にたどり着く。
ちなみに辿り着くまで「愛媛県内20市町のバランス積み木」「愛媛県内旧70市町村パズル」「愛媛県内20市町の観光名所立体パズル」など色々と考えたけど全てボツ。そしてパズルに決めたものの、どこまで深掘りするかでまた悩む。

「ビー玉が落ちたら裏愛媛で続きができる」「等高線のような立体迷路」など、これまた色々と考えるが今度は予算との兼ね合いで断念。愛媛県初の企画だし先ずはシンプルに作る予定が、子ども達がド派手にしてくれた件。迷路だからスタートからゴールへ向かうと思いきや子ども達は紙粘土で火山や海辺、鯛や鯨、橋や建物を作り“ゴールがとてつもなく遠い”迷路を作ってしまう。

2時間の創作予定は3時間を超え、その間の集中力はスゴかったこと。迎えに来た保護者は既製品と勘違いして「どこに売ってますか?」と尋ね「オリジナルの非売品です。」と告げたらビックリ顔だった。改良したら、これまた売れる!とそろばん弾く(でも弾くだけで売るには労力が必要なので手が回らない)。企画は自分がワクワクしないとオススメできない。自分専用に作るぞ!

2022年8月15日月曜日

できないコトができる。


「グラフティ(≒落書き)」と言うと、敬愛するキース・ヘリングやバスキアも入り、描かれたのは言葉にもならない感情で、時に反骨だったり、愛だったり(なんかスゴい・・・)と中学生の時に見た衝撃は未だ鮮明だったり。
だからか、落書きには一定の理解があるつもり。最初は何一つ書かれていないテーブルなのに1週間もすると落書きだらけ。子ども達も衝動とか落書きという普段ではできない行為で発散をしたいのだろうと推察。

ココ大付属学園にはシークレットな“遊び”があって、残り3人になったら解禁になるソレは「台車遊び」、業務用の台車に乗るだけ・・・。でもコロコロがついてるからスイーーーーと滑るように移動できるのがいいのか、残り人数が少なくなるとソワソワする子ども達。この遊び、子ども達自身の提案だから、持ち出しも片付けもキチンとできるから不思議(笑)

ただ、子ども達にとって不安要素は2つあって(1)何時から台車遊びができるか分からない不安。(2)何時に保護者が迎えにくるか分からない不安。18時終了なので17:30に3人になれば30分も楽しめる。だけど17:35に保護者が迎えにきたら5分しか楽しめない。このギャンブルのような遊びは見る方が面白い。先日も「よっしゃー!」と台車を持ち出し、遊ぼうとした瞬間に保護者がきて、超ご機嫌ナナメで帰った子。

2022年8月14日日曜日

人生の歩み方。


小学生→中学生→高校生→大学生と、自動的に進学すると大学の次は大学院とか就職をイメージする。これまでの卒業&進学が“当然”に思えてしまうと、その道から外れると挫折を感じてしまうかもしれない。ましてや周りも同じ歩みだから(自分だけ違うのは出来が悪いのか?)など、“得体の知れない圧”を感じるかもしれない。大学生と話していたら感じたので意見交換。

「時に立ち止まったり、回り道するのも選択肢。これまでストレートだったから今後もストレートとは限らない。」は私たち夫婦の経験で、妻はごく普通に大学を卒業して留学先で私と会い結婚。子供を3人出産して長女がまだ小学生の時に「私、博士になる!」と宣言し、大学院へ進学して博士号を取得。大学の教壇に立ちながら、実践も必要だ!と起業もして、昨日、出張先のワシントンD.Cで用務を終えて帰国した。

“学びをとめない、成長をとめない”は大切で、卒業したら終わりではなく、幾つになっても学べる、成長できる。」と伝えたつもり。世の中の価値観が激変する中で変わらない普遍的な価値かもしれない。「人生100年時代だよ、急がなくてもいいかもね」にウンウンとなる。
変わってほしくない一つに妻がD.Cから送ってくれた昔ながらの24時間営業のダイナー(レストラン)の写真。こういうダイナーに二人でよく行った。

2022年8月13日土曜日

後半戦に突入!


昨夏も大人気だった縁日の前哨戦として「ココ大付属学園杯五種競技」を実施。子ども達は「マグネットダーツ、ボッチャ、バスケシュート、射的、輪投げ」の五種類に挑戦し、各競技ごとの点数を合算して500点以上だったら「好きなお菓子を2点選べる」など、アゲアゲ企画に盛り上がる。ちなみに景品で用意したお菓子の数々は全て保護者からの寄付。保護者の協力、理解に大感謝です。

五種競技の実施はインターン生/研修生に任せる。「子ども達が興味関心をそそるクオリティ」という私の注文に対して、一度は制作したものの完成度に納得いかず解体して再制作したり、ワクワク感の演出にカラフルにしたり、難易度の調整を工夫したりなど、(これが研修でいいの?)と思ったかもしれないけど、「メッチャ楽しいです!」と研修日を増やしてまで自分ごと化して参加してくれたのは想定外。

競技会は真剣に高得点を狙う子ども達で終始大にぎわい。そして本番の縁日への課題(得点の付け方、低学年&高学年の難易度など)も把握できた。
ココ大付属学園も後半に突入!7月はシルバー人材センターに助けてもらったけど、8月は連日、愛媛大学、松山大学、聖カタリナ大学、松山東雲女子大学の学生に助けられて運営は安定期になる。8月末までどれほど思い出深い日々にできるか?

「知らない」を知る。


先日は「佐田岬ワンダービューコンペティション」で伊方町の魅力を映像で発信する作品の審査員、今回はテレビ系作品の審査員。のべ9時間以上の作品を観て採点。外出もせず見終わる頃は一日が暮れてしまった。そして何回泣いたか・・・。泣くと本当に疲れる。とにかく一所懸命な姿には当人や周りが想像もしていなかったドラマが生まれやすく、無条件に賛辞をコメントに書く。観なければ知らないコトばかりでした。


その中でも地方創生推進士(高知県内の高等教育機関(高知大学、高知県立大学、高知工科大学、高知工業高等専門学校)の教育課程で、地域の住民と積極的に触れ合い地域の課題解決に取り組む経験などを経て、地域への理解と愛情を深め、高知をはじめとする地域で働き貢献したいという学生に与えられる称号)と言うのを初めて知り、高知県だけでなく四国の大学でも取り入れたらいいのにと「知らない」を知る。


感じた違和感などに問いを自ら立て、課題を自分ごと化して、仮説を立てて改善策を行いブラッシュアップしてまた実践。その中で国語、数学、理科、社会、英語などが学べたら楽しいだろうなと思ったり。誤解を恐れずに言うと「鉛筆の持ち方を完璧に教えてから描き方を教えるよりも、描く楽しさの中で持ち方を学ぶ方がいい」と、20年ほど前に愛媛新聞の「門」欄に投稿しをのを思い出す。

2022年8月12日金曜日

撮影リテラシー。


8月はココ大付属学園に専念なので他の仕事はセーブ。特に県外出張は控えているのでJFC主催の名物企画「全国ロケ地フェア(全国各地からFCが一堂に集まり、制作関係者らと企画やロケ地などについて意見交換するマッチング機会)」は副理事長らに一任する。
おかげさまで今回も100名以上が来場し、各FCで成果があったよう。興行収入上位50位までの作品でFCが支援した作品は平均98%なんだから欠かせない存在になりました。

ただ、私が不在とは知らず訪れた方々もおられて連絡をいただくもお詫び。大きな話から小さい話、シンプルな話から複雑な話まで色々あり、FCへの期待は多面的で切り口も多様と立場上、(先日の愛媛県市議会議員研修会でも講演したので)深々と思う。
いい話が大半だけど、相変わらず困る相談も各所に来ていて、その中の一つが「バラエティ番組」で、かつ地域の魅力発信などに全く貢献しないもの。

FC自体は撮影支援相談は拒否しないものの、撮影協力者は撮影の受け入れを拒否できる。例えば地域の文化や風習などを茶化したり、イタズラなどで地域の人を困らせて笑いを取ったり・・・。撮影実績が少ない地域は受け入れざるを得ないのも分かるけど考えもの。個人的な感想だけど、このような作品に限って現場対応が多く振り回されるだけ・・・の傾向あり。

こどもでもわかる醍醐味。


「インチキー!見て見てー!」と、近づいてきた手には「折り紙、新聞紙、フィルム」で作った傘を持っていて「わぉ!スゴい!」とお世辞抜きで驚く。ちゃんと持つ所は曲がっていてパサパサと音はするものの意外と丈夫な構造。「写真を撮ろう!」と言ったら、ちゃんとポージングまでしてくれる。上出来でご機嫌だった彼女、ただ「どうやって持って帰ろう?」と尋ねてきたから「日傘にして帰ったら?」と助言したら「やだっ!」と一蹴される(涙)

私の横で宿題をしてたと思ってたら、突然、折り紙を始めた女の子。「あ”ー!時間がないー!」と宿題の締め切りが迫ってると思いきや、折り紙を折る時間がないとのこと。お母さんへのプレゼントに多面体を猛烈に仕上げていく。(そのガッツとスピードがあれば、宿題なんて一瞬で終わるのに・・・)と思っても言ってはいけない。「もう少し!」と煽ってしまった。そして完成して帰宅。

普段はレゴ遊びが大好きな男の子。席に座ってる姿を見ないのがフツーなのにプラバン製作だけは別で、2-3時間は集中して絵を描く。途中「インチキー!見て!〇〇が描けたよ!」と報告してくれる。ココ大付属学園に来る子ども達は時に驚く能力を見せてくれる。先日は全集中でギネスに挑戦した子もいたし。なんと言うか「達成感」を味わった、または知った子ども達は醍醐味を知ってると思った件。

2022年8月11日木曜日

万国共通の痛み。


「キャッーーー!」「ギィーー!」と男子が甲高い声をあげたと思ったら「イテテッーー!」と飛び上がる。なにかと思ったら“レゴを踏んで”の断末魔。100kg以上のレゴを6個のコンテナに無造作に入れているのでパーツを探すのはガサガサと“レゴの海”から探さないとならず、時にザザッーー!とレゴを広げて探す子ども達。でもレゴを広げると足の踏場がなくなり、誤って踏んでしまい自爆する。

先ほどの子、裸足(裸足な理由は不明)でレゴを踏んでしまい、レゴを避けて足を着地させたら足裏にレゴがひっついていて「イタッーーー!」と二段階ギャグのようにオチを見せてくれる。このレゴを踏んだ時の痛さは経験者しか分からない悶絶さで、万国共通、老若男女共有の痛みと認定!
ただ、この痛みは、これまでレゴに興味を示さなかった子ども達に訴求できたのか?レゴに群がる子ども達。

そして「コレナニ?」と寄ってきたレゴはバイオニクルシリーズ。このバイオニクルシリーズ、既に発売終了の絶版品でレゴには珍しい人型ロボット?生物?海外出張の際などに買い集めた種類は10種類以上あり、他のレゴとは一線を画すデザイン。
作り方を調べたらナント!1万円などの高値で取引されてて超ビックリ!(あのレゴの中に数万円分のバイオニクルが・・・)と廃盤は高値というのも万国共通と知る。