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2022年6月16日木曜日

ニーズから思うこと。


ココ大付属学園【夏】の募集開始から一日。定員がいっぱいになり申込を締め切りました。申込ができなかった方には申し訳なく、「次回に・・・」と伝えるのが精一杯です。今回のニーズを考えると子供の居場所は「こども(には安心安全で自由に過ごせる時間と空間)」にとっても「大人(には安心して預けられる、家庭や家とは異なる経験機会)」にとっても必要とされていると痛感しています。

ココ大付属学園は、学校教育や塾、習い事の場所ではありません。参加すれば国語や算数などのテストの点数が上がるわけでもないし、何かが上手になるわけでもありません。尋ねられたら教えますが、一方的な教えはしません。“そこ”を希望されるなら違う場所があります。
だから「ココ大付属学園では何をしてくれるのですか?」と言う問いには答えづらいのですが、狙っているのは「子ども達が秘める感性の育み」です。

でも、子ども達にすれば「そんなコト、知ったこっちゃない!」なので、せめてココ大付属学園では自主性を尊重して大人が子どもをサポートしたいと、それが大人の役目と。このご時世、安全・安心・自由は大人が構築・演出しなければならず、そうしないと「忙しさの渦、情報の波」に飲み込まれてしまう子どもたち。「昼寝でもすればいい」と、子供たちの気の向くままを推奨しているのはそんなことから。

2022年6月15日水曜日

インチキ先生 is Back!

カツラを被れ!と言われた思い出

ココ大付属学園【夏】の申込が始まりました。一年なんてアッ!と言う間で、去年の夏休みは33日間開校すると、のべ793人が参加。参加学年は1年生が8人、2年生が11人、3年生が10人、4年生が11人、5年生が8人、6年生が3人。男女比は42:48で女子の方が多かった。冬も春も女子の方が多かったな。ただ、去年はコロナウイルスの影響が大きく、利用率は予想より低く60%だった。

教室となったハーモニープラザは、ココ大付属学園関係者以外は来館禁止となり、子供たちは窮屈と思いきや「使い放題だ!」と、換気スースーの体育館で弾けたり、カプラで3mの塔を作って「倒壊セレモニー」をしたり、「縁日/夏祭り」と称して部屋をデコレートしたり、普段とは異なる日々をたくましく過ごしたっけ。そう言えば雷が轟いても突然の雨で濡れても、子供たちは一瞬ビックリするけど、その後は意味不明の大笑いしてたっけ。

2年目になると、一層の充実!と“勘違い”しそうだけど、子供たちが求めているのは「安心安全で自由に行動できる時間と空間」と思っているので“あえて”抑え気味に。
そして今年の夏も「想像×創造の居場所」として感性の育みに寄り添う。去年も参加した子も来るだろうし、初参加の子もくるだろうな。「夏休み期間中は他の仕事は滞りますから・・・ご容赦を・・・。」と、周りにお願いし始める。

2022年6月14日火曜日

ある日のできごと。


「子どもたちに早く会いたいです!」と、ココ大付属学園に参加してくれる大学生の言葉でハッ!とする。もう来月から「ココ大付属学園【夏】」が始まるではないか!今年の夏休みは計35日間開校で定員は40名/日と変わらず。春休みの時は始業前だったからピンとこなかったけど、夏休みは一学年UPして、色々と成長してるんだろうな。先述の大学生、スマホで当時の様子を懐かしんでは画面を次々見せる(涙)

「〇〇のオーナーさんを取材するので、オーディションを行います。つきましてはエントリーのお願いです。」「それって、どうやって調べるんですか?」「FCさんなので情報をお持ちかと」「いえいえ、持っていません。」「メーカーさんなどにお尋ねになった方が良いかと思います。」「そもそもオーディションって何ですか?」「色々と反社じゃない確認とか・・・」「興信所みたいですね」

「河内晩柑美味しいです!」と県外の方からメッセージ。「すっかりファンになりました!」「ふふっ、1個から果汁は約40%だから120-150mlの果汁が出ます。お酒の割材として搾ったら格別ですよ!」と紹介すると「それは放っとけない!」。ふるさと納税で柑橘を取り寄せたとのこと。
「色々なコトをされてますね」と、よく言われるけど当人の頭の中で一本の線で全てが繋がっているから何の違和感も感じず。

2022年6月13日月曜日

学びを創る。


ジャンルは「恋愛、サスペンス/ミステリー、ホラー、青春、アドベンチャーなど」があり、状況は「失恋、トキメキ、張り込み/尾行、追いかけ、挫折、友情、秘密の花園」などり、登場人物は「女子大学生、探偵、学校の先生、就活生、怪しい人など」様々。シーンを考える際は2系統あり、一つは「自分を登場人物に置き換える」タイプ、もう一つは「雰囲気から想像する」タイプとわかる。

アングルを考えてみたり、風にそよぐカーテンの演出をしたり、ホラー感出すために白黒にしたり、疾走感を出すために走ったり・・・。普段とは異なる脳みそを使ってもらい刺激的だったようだけど疲れた様子(笑)。観光地や名跡・名勝ではない何気ない所で物語を感じる場所を探すって簡単そうで難しい。まとめみると、一枚一枚に物語が付随してるから面白くてたまらない。よくぞ校内で考えました。

多くが子供たちを相手にする職業に就くと思われ、その中で大切になるのは「(相手の気持ちを)想像する力」。仮に就職先で「想像力を使って子供たちと接してください。」といきなり言われてもできるはずもなく、こうして一見して遊んでいると思われることが実は後に役立つこともある。映画「ベストキット」のミヤギ先生が「ワックスかけて、ワックス拭く(≒今は分からなくても後に実感)」と教えたのと同じか、違うか。

12ラウンドへ。

2011年6月4日の開校時に集まった木

ココ大の総会が終了。コロナウイルスの影響でココ大の特徴だった地域を訪れる体験型授業ができなくなった他、勢いに乗じて事業転換を決めた矢先に大プロジェクトが頓挫。まさか!と言う事態に巻き込まれる。借金の返済のアテがなくなり、どうしようかな?と悩んでいる所にドスッドスッ!と容赦ないボディブローがきいて、赤字決算が腫れ物のように膨らむ。もしかしてノックダウンか!?

と思いきや、不思議なものでニーズも変化していて組織活動よりもソロ活動が高まり、赤字決算から黒字決算となる。現にココ大付属学園はコロナウイルスの影響下で始まりニーズが高いし、萬翠荘の顧問就任や松山東雲女子大学はソロ活動。「エールラボえひめ」のディレクター就任はココ大の実績とソロ活動の相乗効果が期待されてたり。今年度も予算通りなら来年度に無借金経営になる(はず!)一年前は想像もしてなかった。

今年度はえひめFCの20周年も重なり「バスカヴィル家の犬」の公開、「離婚しようよ」の撮影、他にも撮影はあるはずなので、リングに片膝ついたもののゴングに助けられ、コーナーに下がり呼吸を整えたら、まだ地域の課題相手に戦えそうだった件。でもコロナ前と同じ戦い方じゃないのは明らかで、とりあえず15Rまでは頑張ろう!と思ったり。彷徨った2年間だった件。

2022年6月12日日曜日

変化の合図。


変化は怖い、という話。現状に慣れて、昨日も一昨日も変わらず、明日も明後日もその翌日も変わらないだろうという思い込みは、五里夢中で不明瞭な中で抱きたい「安心感」かもしれない。だけど手取りが16万円だったら?家賃5万+光熱費2万+食費4万+通信1万+交際費3万+その他1万円で計16万円。今は良いけど、30年後も16万円だったら生活は厳しいよね?変化を想像して現状と30年後だったら良くなる可能性はどっちが高いだろう?と。

怖いのは不明瞭で不確かだから。そしてこれまでのささやかな平穏を覆してしまうかも・・・という不安から。ネガティブになりがちだけど、決してそうではない。ただ、一人で考えて、それも「布団の中」で考えるとダークサイドに陥りがち。明るい想像が全くできない。
現状に“違和感”を感じたらそれは変化の合図かもしれない。と、頭では分かっていても気持ちに“フタ”をしてしまうのが自分。

変化は痛みを伴うと言う人がいるけど、個人的には「望んだ変化」なら、不安より期待の方が勝って感じにくいと思うけどな。それよりも「重さ」の方が響くかも。色々と背負い込んだ人と身軽な人では初動などが違う。ありきたりだけど、人生は1度きりなんだから、後で(あの時、行動しておけばよかった・・・)と、周りのせいにするのはNG。それこそ自己責任。みんな怖いのよ。

2022年6月11日土曜日

ネタバレなしで。


エンドロールで「カリフォルニア・フィルムコミッション」が撮影を支援したことに気づき、ウェブサイトをみると「200億円の経済効果がもたらされた。」とホクホク顔で話す関係者を見て(そりゃ、そうだよね・・・)となる。
終始、涙(どこが?と言われても散りばめられてました)の物語だけど、トム・クルーズが「大スクリーンで観る作品です!」と言うからIMAXで2400円払いましたよトム!その価値はあったよ!トム!

それにしても200億円ってどんだけスゴい効果だったのか。数分間のクレジットに載っていた人数だけでもスゴいけど3000人の雇用を創出したとなると一先ず直接効果かな。直接効果に関わる一次・二次間接効果まで広げると倍額かな?世界興行収入は700億円以上だから1000億円は超える予感(その中の2400円は私なのか・・・)。IMAX上映も下支えしてるんだろうな、迫力を感じたいならIMAXで観た方がいい。

こんな撮影を支援できるなんてフィルム・コミッション冥利に尽きる。でも、FCは基本的に陸と思うから海と空まで影響力がないけど、そこは日頃の繋がりによる軍隊なんだろう。
そう言えば撮影中に演習音が録音に支障が出てしまった時、関係者が連絡するとピタッ!と数分間演習音が止まったことがありスゴいな・・と感心したことを思い出す。協力の範囲は広いということ。

100倍楽しくみる!

撮影直前の様子

テレビ愛媛さんへの相談は昨年度末。ロケがあったことをお伝えして提案するもテレビ局だし、組織での検討だし、編成の話でもあるし、視聴率も検討しないといけないから簡単にはGOサインが出ないだろうな・・・と思っていたら出た!
新年度になり「ゆ〜ばら」での放送が決まり森本D、岡田さんらと打合せすると(面白くなる!)と確信。萬翠荘もANAクラウンプラザホテルからも取材にGOサイン。

収録当日は「その場で演出」となり、内木さんの喋りに合わせて適当に喋る。森本Dからお褒めいただくも「二度と同じことは喋れません!」と、アドリブ力を発揮。映画の雰囲気を醸し出す萬翠荘に全員がオォ!となり、バルコニーで最高潮を迎える。
ANAクラウンプラザホテルでは14階にある石鎚で冒頭の収録を行うのもザワザワする(見てのお楽しみ!)。その後は「バスカヴィル・ショコラ」「カース・オブ・バスカヴィル」の紹介。

番組では取り上げられないけど、個人的にはバスカヴィル・ショコラを考案した木田さん(ショコラの見た目や味、試行錯誤の連続の賜物などのエピソード)。今回の企画を実現した遠藤さんの奮闘(東宝などとのやりとりを経たエピソードなど)を感じてもらいたい。
こうして多くの協力を得ながら作品の魅力、地域の魅力は発信されるのだと岡田さん、私は思うのでした!

2022年6月10日金曜日

企画の度に思うこと。


撮影時からフジテレビプロデューサーらに「PRを積極的にしたい!」と伝え、その後も妄想を聞いてもらう。具体的な内容は決まらなくても熱量(想い)を伝え続けることは大切で「愛媛でPRする!」は決まる。すると今度は交渉相手が宣伝会社に移る。彼らは撮影現場に来ていないのでヒットを願いつつも「通常業務で扱う数多い作品の一つ」なので改めて、私の熱量を伝える必要があり、ここで大切なのはプロデューサーと話していた事実。

ここからは「宣伝会社」と「地域での協力者」へ、交渉と検討を同時に並行して行う紆余曲折の旅が始まる。密に連絡を取り合い、常に情報共有を行い妄想を現実に落とし込む。
結果「萬翠荘」では【衣裳展およびパネル展】、「ANAクラウンプラザホテル松山」ではスイーツ【バスカヴィル・ショコラ】、カクテル【カーズ・オブ・バスカヴィル】、「松山市立中央図書館」ではシャーロック・ホームズおよびミステリー作品コーナー、そしてテレビ愛媛【ゆ〜ばら】での特集が実現する。

企画は一人で描けても一人では実行できない。だからお願いを通して共感していただき「自分ごと化」していただけるか否かが分かれ道。特にゼロイチは実績も成果もないから信じていただき、協力者が周りに説明できるかが鍵。だから協力者の協力や熱量によって実現するのが企画。
次はアウトカムの創出、そしてインパクトまで実感できたら次回作でも色々できるはず!

取締られ役再び。

レク中に出た弁当

全てがブーメランなのは百も承知。数時間後に使う資料を空港で作成したり、翌日の資料を前夜に推敲したり、飛行機の時間を信じてスケジュールを組み立てたら数分しか余裕がなくてヒヤヒヤしたり、打合せが長引いて慌てて移動すると、会議開始1分前に到着したり。そんな時に限って「超特急案件」が入り、その場対応で数分間積み重ねていた余裕時間が一気に吹っ飛ぶなんて日常茶飯事(ではダメなんだけど・・・)。

こんな危うい「綱渡り」が成功するのも仲間の助けがあるから。移動手段を用意してくれたり、資料を整えてレクしてくれたり、段取りを調整してくれたり。綱を渡るのは一人かもしれないけど、その準備や調整は仲間のフォローがあって成立している事を危うい場面になればなるほど痛感する。みんなには本当に感謝。だから綱は“渡りきろう”と思うし、“見せ場”もつくろうと思う。

ただ、この「綱渡り」をリスクと思うと安全策を講じるけど、代償はスピード/勢いが落ちること。性格もあるけど石橋を叩いて渡るより「走りながら考える」が基本。
(しょうがないなぁ、協力してやるか・・・)という「取締られ役」再び。そんなリーダーでもいいでしょ?と。ヒエラルキーの頂点に君臨して下知するリーダーもいれば、センターで周りと互いに助けあうリーダーがいてもいいと。

2022年6月9日木曜日

ところ変われば。


お気に入りの木製名刺入れを壊れても使っていたのを知っていたのか(いや、絶対に知らないはず!)、カンヌ国際映画祭から帰国したスタッフがくれた土産の名刺入れ(カンヌ国際映画祭は今回で75回目)。
平たく言えばフランス田舎の「村おこし」で始めた小さな映画祭は75年も続けば文化にまで昇華する。途中に色々と起こるけど、“信念を持って続けること”で雑音もいつしかBGMに感じる。

海外の撮影環境と比較するとパンチが弱い日本の撮影環境。以前に訪れた台北フィルム・コミッションは大作の誘致失敗から国を挙げて取り組み、「ルーシー」などの制作にも関わるアジアで最も勢いのあるFCを思い出す。
日本でも「唐人街探偵」「G.I.ジョー」などの海外大作の撮影誘致支援をしているけど、海外との競争力はまだ弱い。「ガラパゴス化(取り残されない)」しないためにも世界と堂々と渡り合える環境大事。

その傍らで地域も大事。全てのFCが「海外作品の誘致支援」を最重要案件とはしておらず(まずは国内作品の誘致支援です・・・)は当然。世界の情勢と地域の情勢が入り混じって整理できず。劇場公開作品だけでなく配信系作品も増え、その他にYoutubeなどの作品も増えると想像すると(撮影はどうなるの?)などがよぎり、チャンスはピンチ?ピンチはチャンス?とココでも整理できず。

2022年6月8日水曜日

学び方はそれぞれ。


何をしてるかというと「シーンを考えて校内で写真を撮ろう!」とロケハン体験の様子。ボランティアは多様と教えている「ボランティア論」は、河内晩柑からフィルム・コミッションへテーマが変わり、学生に撮影現場で活躍できるボランティアには「エキストラ」と「ロケ候補地探し」があり、ロケハン体験を実施。座学もいいけど自ら考えて行動して振り返って「自分ごと化」する体験は大切。

「やばい!妄想が広がる!」と学生。「そう!妄想&想像こそ全てです、周りをいつもとは違うフィルターで見てごらん。」と言うとピン!ときたのか、グループで相談してキャンパスを散策しはじめて「物語がありそうな」場所を見つけては撮影する学生達。中にはシーンを設定してセリフや演出を入れて写真を撮るグループも現れる。その後は写真を提出してロケハン成果の閲覧会の開始。予想通り、大いに盛り上がる。

授業のポイントはどこにあるか?「地域の魅力とは何なのか?」目立つ施設や派手なイベントだけではなく、足元にも多くあり意外と見落としているが狙い。日々通うキャンパスでは妄想や想像することもないけど、ロケ地と思うと教室はもちろん、ベンチ一つ、木々、階段一段、暗い廊下でさえ魅力的に見えるから不思議。「この授業、面白いです!」と学生。「ボランティアだもの、面白くないと」と私。

2022年6月7日火曜日

生沖縄。


案内いただいたのは米軍の嘉手納基地横にある「道の駅かでな」。ホテルでローカル局を見ると本土復帰50年の特集やニュースが多い。道の駅には沖縄戦の資料館が併設してあり、「知ってるつもりが全く知らない」ことばかり。米軍が上陸したのは写真右手と教えてくれる話が全てリアル。「生まれた時から基地と暮らすと言うのは意識してるんですか?」とストレートに聞いてしまった。

「日常ですからないです。小学校は米軍の子供達との交流もあるし、スポーツでは軍関係者がメンバーだったりしますから」。
その後、嘉手納基地が丸見えの展望台にあがると見学者が多く、皆さんカメラを持っていて「戦闘機などの離発着を狙ってるんです。」とのことで、輸送機が見えると人が集まりカメラを構える。「(撮った画像はマニアなどに)売れるみたいですよ。」(そんな市場があるのか!)と驚く。バズーカ砲みたいな巨大なレンズに無線を傍受してるのかイヤホンの人もいて愛媛じゃ見たことない光景にビックリ。

帰り際に教えてもらったのは嘉手納町は甘薯発祥の地で紅芋につながっているとのこと、ちなみに生の紅芋は沖縄県から持ち出はNG。今回も沖縄の方々にたくさんのおもてなしていただき学ぶ。ホテルからは宜野湾が見えて毎朝ボッーと眺めてた。

妄想広がる。


沖縄での河内晩柑フェアは、予め決まっていたわけでなく、河内晩柑がウォンツとして成立するシーンを分析して「沖縄県での検証」が決まる。とは言っても、どうやって沖縄県と河内晩柑を繋ぐのか?となり、頼ったのが「フィルム・コミッション」の繋がり。フィルム・コミッションは、母体が観光協会の所も多く、沖縄市にある沖縄市コザフィルムオフィスは沖縄市観光物産振興協会。そして北中城村観光協会の事務局長は元沖縄県のFCスタッフ。

こんな所でFCの縁が活きるとは!と驚くもフム・・・となる。今回のような地域の特産品販売は、FCの繋がりで発展できる!と妄想。今回が良い事例で、沖縄市観光物産振興協会の事務局長とは知り合いだったので(コイツは誰だ?紹介して大丈夫か?)という予備審査は不要。私の場合はJFCなので説明もしやすく「泉谷さんって全国組織の理事長なんでしょ?」と店長から驚かれたり。

特産品の販売は既に各地で行われて目新しさは薄いけど、もしも、FCが特産品販売できると劇中に登場した商品の販売やロケ弁の販売など、従来とは異なる切り口や特徴を持たせることができて面白い!と思うのは私だけだろうか?
懸念はただでさえ忙しいFCスタッフを特産品販売まで担わせるのは酷なので、そこは物産担当者が担っていただけるとFCの認知度も上がるよなーと。

2022年6月6日月曜日

河内晩柑フェア。


「おいしい⤵︎ね⤴︎」という沖縄言葉のイントネーション(おば様が多いのかな?)がとても好きで、聞くたびに嬉しくなった50歳。おじ様からは「やなかーぎーよ」と言われて???となり、スマホをいじる愛南町職員。「(河内晩柑の見た目≒日焼けなどが)よくない」と言う意味で「中身と味は全く問題ないんですよ!」と試飲してもらうと美味しかったのか、笑顔で一袋購入いただく。

ちゃんぷる〜市場は米軍基地も近いので、来店者には外国人の方も多く、他にも中国の方やベトナムの方もいて、つたない英語で対応。子ども達は初めてみる河内晩柑に興味津々で、こちらをジッーーーと見るので試飲してもらうと「Yummy!(おいしい)」と笑顔。それを見守るお母さん「アリガトウゴザイマス」と行って子供と相談して一袋購入。日本人と思い込み喋っていた方は台湾人にも飲んでいただくと「Delicious!」。

河内晩柑の果汁は皮ごと丸ごと絞っているので苦味もあるから(どうかな?)と思いきや子供からシニアまで好評で、「お酒にも合いますかね?」と尋ねると「合うなー」「フレーバードリンクで出してもいいかも」と色々とご意見いただく。全員が初対面なのに、とてもフレンドリーだった件。そう言えば「愛媛県に娘が行ってるのよ」とか「愛媛にふるさと納税してるのよ!」と意外と愛媛県との接点が多かったのも特記事項。

2022年6月5日日曜日

見つけられない店。


「昼飯、いきましょう!」と店長。こう言う時は「郷に入れば郷に従え」で車で走ること10分ほど。「沖縄そば」の店だけど店構えからして老舗感たっぷりで店の半分(写真の右側にも他建物はある)は木々で覆われて見えない。でも駐車場は満杯。店内は見た目以上に広く、地元の方で満席。「ココは観光客は見つけられないですよね?」「そうですね、普段は地元客が中心ですから」と店長とスタッフ。

メニューも数えるしかなく表示もシンプル。「沖縄そば」を注文するとファストフードのようにササッ!と出てくる。これまでに何度も沖縄そばを食べたけど、出汁(スープ)がアッサリで極好みだった件。三枚肉がコッテリ感を感じさせるけど全くナシ!シンプルでおいしく記憶に残る味に選定!こういう「見つけにくい店と味」、残ってほしい。

そして夕食。これまた一人辺りを探検していたメンバーに連れていかれたのは、ごく普通の地元の方が集まる食堂?居酒屋?ご夫婦で経営とのことで、獲れた魚などを好みに合わせて調理してくれたり、チャンプルーは当然、沖縄風天ぷらは本土と衣が違うなど教えてもらったイカ天など。ご近所なのか、おじさま達も来店し、ココも観光客が見つけられない店その2。出張はまさに探検。安易に全国どこでも食べられる飲食店に行くのはもったいないと。

冒険出張。


映画「ララランド」の主人公二人が夜、雨上がりの坂道を歩いているみたいだったからパチリ。感じたり、気づいたら放置せずに撮ること大事。ちなみにココはホテルの方に「周辺で美味しいお店はないですか?」と尋ねたら紹介された郷土料理店で「パンフ持参でドリンク1杯無料」だった店は予想より美味しかった件。ココは沖縄県沖縄市。

遡ること数時間前、沖縄空港に着陸する時間なのに未だ上空。そしてアナウンスの「雷雲の影響で着陸できないので、場合によっては他の空港へ着陸します。」に(えっー!)となる。しばらく旋回して着陸できたものの、今度は雷がドッーン!と響いたり、雨が突然大雨になり前が見えなくなったり、そして緊急地震速報のような聞きなれない音が!きけばauの携帯に鳴った「大雨警報」「避難警報」。

雷の音、豪雨が打ちつける音、警報音が鳴り響き(この先、どうなるの?)と冒険出張の始まり。予定変更も余儀なくされて、やっと辿りついた「ちゃんぷる〜市場」に着いた途端、“さらに”ものスゴい土砂降り(バケツをひっくり返したという表現はこの時のためと思う)となり、10m先の店に入るのも困難なほどでまさにアドベンチャー。「ようこそ、ちゃんぷる〜市場へ!」と副店長と合流できて、一先ずチェックポイント通過。

2022年6月4日土曜日

11年になりました。


6月4日はココ大の開校記念日。昨年はコロナウイルスが蔓延する中、「ココ大付属学園」と言う新しい事業が始まり、一昨年は創立時に掲げた「マニュフェスト」で振り返り、3年前は、「ココ大によって創出された価値(アウトカム)」について書いてたのね。書いてて良かった!日々の記憶なんてすぐに忘れてしまうから、日記を読み返して、その時の心情を思い返す。去年は10周年という節目だったのか。

不明瞭で不確実、暗中模索の五里霧中で迷走するよりもソロ活動に舵をきって2年。思いがけないことも多く、萬翠荘の顧問に就任したり、松山東雲女子大学で教え始めたり、JFCは前よりも忙しくなる。そして、「エールラボえひめ」という愛媛県官民共創デジタルプラットフォームと言う地域の課題改善・解決をDX化を取り入れながら行うマッチングサービスのディレクターに就任した。

聞けば、地域の課題に気づき改善策/解決策を思いついた個人が、資源を募りながら形にできる仕組みで、現在、約30のプロジェクトと呼ぶ取り組みがあり、伴走してほしいとのこと。ただ今年度も新たに30種のプロジェクトが立ち上がるとのことなので、そちらも伴走する。なかなかの大役を引き受けてしまった。でも、ココ大でのこれまでの経験から大体は応援(エール)できると思ったり。写真は道後に行ったら目をひいた「の」。

2022年6月3日金曜日

出稽古のススメ


出稽古は後に大きな糧になるから勧めたい。その時はアハハッ!と誤魔化したり、ドキッ!と緊張したり、シュン!と凹んだりするけど、どんなことでも【気付けたコト】は成果で、自分だけが得られた賜物。東京や大阪、北米やアジアなど自腹で行ったり、採択を受けて行かせてもらったり。お金も時間も労力も投下するから、踏み出すに躊躇もするけど、自分への投資と思えば成果を出せるか否かは自分次第。

「えっ!?なんでココにいるの?」と、そこに居るはずのない20代に尋ねると、「もっと活躍できる場所があると思って転職しました。」にビックリ。そして別場所では「えっ!アレ!どうしたの?」と、そこに居るはずのない30代は「将来を考えた末に転職しました。」とのこと。自分の可能性を信じての転職はキャリアアップだから素晴らしい!それにしても二人とも、例の少ない華麗な転職でした。

出稽古を通した繋がりは、カラフルな糸(フィルム・コミッションの糸、地域づくりの糸、観光振興の糸など)で紡がれて広がり、素敵な織物になるけど、紋様は“当時”は分からない。出稽古が短い時間だったとしても他の参加者との時間は濃厚で「経験を共有」できるから、相談もしやすい。経験至上主義者としてのアドバイスは「出稽古して損なんて一つもないから!丸ごと得するから!」。

2022年6月2日木曜日

映画撮影からの。


萬翠荘との最初の接点は、2011年8月に行った高橋久美子さんと白井ゆみ枝さんによる「ヒトノユメ展 in 愛媛」を盛り上げようと、ココ大の授業で「アートを学びながらつくる」的な取り組みをして、館内に詩や言葉などを展示して不思議な空間を楽しんだ思い出が。その後もプロジェクションマッピングの「空想美術館」をさせてもらったり、奥にあった愚陀仏庵(当時)ではドラマのロケなどもさせてもらったり。

そして「バスカヴィル家の犬」で念願の映画撮影。置かせてもらったチラシが既になく、東宝に急遽発送を依頼したほど。多くの人に物語と萬翠荘に浸ってもらい、その後はコラボ企画をしている「ANAクラウンプラザホテル」でオリジナルスイーツを食べながら映画談義をしてほしい。
からの萬翠荘顧問として、別プロジェクトにて。これまでは建物自体に魅力を感じていたけど、歴史や関係性を調べると・・・・。

萬翠荘の主だった久松定謨伯爵は教育に熱心で学校設立に多額の寄付をされていた。その寄付金で作られた学校は互いに独立しているけど交流できたら素敵だよね。と、萬翠荘を管理運営しているウインさん、校長先生たち。プロジェクトに携わりながら学べるって、これほど得なことはなく、良い機会をいただいたという話。萬翠荘ファンとしては魅力がまた一つ増えることに感慨。