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2025年2月2日日曜日

彼の話。

右下が長男くんの自画像。澄んだ目がいい。

長男くんがグループ展「A Study in Monochrome.」に参加すると聞いて、日時や場所を調べたら東銀座から電車で1本、20分先の所ではないか!と分かり、訪れる。

商店街に構えていたギャラリー「ギャラリーしろむじ」のオーナーに、長男くんの絵をどうやって見つけたのか?と尋ねると、長男くんが発信していたInstagramを、オーナーの師匠が見つけて推薦されたとのことで、オーナーもファンになる。情報発信の大切を痛感。


前回(別場所)のグループ展でも販売実績があったので、プロと言っていいのかな。
本人も画家として生計を立てたいという希望だから、トコトンやってみたら良いと思う。


グループ展の良い点は、テーマは同じでも作品はそれそれ異なり、新しい発見がある点。

作品からは気づかないけど、今回は70歳以上の作家さん作品もあり、20代の長男くんは貴重な若手作家とのこと。


親としてもアート愛好家としても安心&満足した帰り、今度は末っ子くんと妻と合流。

すると、末っ子くんが“あるアイデア”について熱心に語ってくれて、話してる本人も楽しそうな表情。


一般的にはマーケット調査、ペルソナ設定、マーケットイン思考、アウトプット手段などのマーケティング戦略がセオリーだけど、若者の発想には常識を飛び越える勢い(≒怖いもの知らず)があるので、「先ず、やってみなよ!プロトタイプを創って改善を繰り返せばいい。
大切なのは、そのスピード感!」と伝えて話を後押し。

ほんと、子供にやりたいコトがあるなら、やらせてみたら良いと思う。
そのために親は存在するのだから。
子に対して損得勘定なんてないのだから、子を応援せずに誰を応援するの?という感じ。

2025年2月1日土曜日

捨てれば0円。


先日の断捨離熱は愛媛に戻ってからも冷めず、(何かあるはず・・・)と、ゴソゴソ探すと「10年以上前に買ったミニ三脚」「間違えて買ってしまったiPad用ケース」「使い勝手がイマイチで使わなくなったiPad用キーボードケース」「ミニマイク」「マウス」など、色々と出てきた!

でも(古いモノばかりだけど引き取ってくれるのか?)とよぎるも、アパートにあっても場所を取るだけ=価値ゼロ。

メルカリでもよかったけど、メルカリの場合は、拭いて、写真撮って、説明文書いて、アップロードして、問合せ対応して、包装して、郵送して、取引終了対応と色々と面倒臭く、その場で査定&現金化はモヤモヤを持ち越さないので気分的にもいい。

バッグに詰め込んで、ハードオフに到着。
「こんにちは、引き取ってもらいたいモノを持ってきました。」と伝えると、手慣れた店員さんから「20分ほどで査定できますが、その前に電源が入るかチェックします。」とのこと。

ここが最初のチェックポイント。
通電チェックが通らないと、そもそも査定されず返品。通電しても動作不良があってもマイナスで、こう言う品はジャンク扱いで引き取ってもらう事も。
査定中にジャンク品を見たけど、全てに難アリ(当然)でパーツ取り、改造などで求められるのかな?と全く知らない世界。

呼び出しがあったのは、予定通り20分後でカウンターに行くと何もない!(=全て買取対応)と分かった。どれも壊れてなく、古くても値段がついた!

計8点で買取価格は知れた金額だったけど、捨てれば0円。
ちょっと豪華な夕飯にするか?貯金箱に入れるか?という感じ。

できるけどできない人、できないけどできる人。


きっと、古今東西な話題。
今に始まったコトではなく、古代ローマとか紀元前、弥生時代でもあったと思う。

「できるけど、できない人」とは、ニーズへの感度が高く、地域から共感を得られるアイデアを立案でき、一回目を成功に導き注目も集めた。

でも、二回目、三回目と続くと(自分も功績に寄与してるのに・・)と自身に注目が集まらないと気が済まない人が出てきて妬まれたりする。
また、「できるけど、できない人」もそんなコトに気づかなかったり。

「できないけど、できる人」は、自身にアイデアはない。
だけど日頃から“そこじゃない”点でも地域と色々と繋がっているから、手順や要領が分かれば「あとは自分たちで」という人(たち)。
縁の下の力持ちとも言うけど、要領の良い人、上手に持っていく人と言える時もある。

この違いは「ゼロイチ」の人と「イチニ」の人との違いと似てる。

これまで多くの地域づくりに携わり、現場で見てきた&味わったのは「できるけど、できない人」はゼロ(時にマイナス)からイチへの熱量はヤケドするほどだけど、その熱量は地域からすれば(いやいや、そんなに熱くなくてもいいよ。)と実は思われたり(涙)。
と、言うのも地域は、(そんな熱い熱量で渡されても保てない)などが理由だったり。

「イチニ」の多くは「ゼロイチ」を尊重して引き継ぐけど、時々「全ての功績は私たちの努力です。」と、サラッとゼロイチの成果までも自分たち色を醸し出す人もいて、そんな地域に「ゼロイチ」の人は、自分たちのストーリーに邪魔なだけでしかない。

本当に地域には色々な人がいるけど、教科書にも参考書にも載ってないから体当たりで学ぶしかなく、だから「生傷が絶えません。」と言う表現。

2025年1月31日金曜日

お題は伝統芸能。


今度のお題(お悩み)は伝統芸能の会員減少について。
伝統芸能をざっくり言うと、「能楽、文楽、歌舞伎などの演劇」「雅楽、尺八、長唄などの音楽」「舞楽、日本舞踊の舞踏」「落語、講談、浪曲などの演芸」の4種類に分かれていて、その中には、今回の相談者がたしなんでいる詩吟もある。

でも、そもそも詩吟とは?と言うと、漢詩や和歌、俳句、今様、構成詩等さまざまな形態の詩歌に節調をつけて詠む/唄う伝統芸能で、語尾の⺟⾳を⻑く引いたり、⼩節を⼊れたりする独特の節回しが特徴。と知る。
川辺を散歩していると詩吟の練習や尺八を吹いている人を見かけたことがある。

相談会に参加してくださったのは、依頼主の娘さんのシトラスさん&お母様。
お母様に自己紹介をしていただくと、70歳超とは感じないハッキリとした澱みのない声量がPC越しに聞こえて「お母様の声量、素晴らしいです。」と感想(笑)


で、肝心の悩み事は会員減少が著しく、新規会員を募集したくても、どうやってしたらいいか・・・という内容。
かと言って、詩吟に興味関心を持つ人/世代は20代、30代、40代では少ないだろうし・・・60代以降で、仕事に一区切りして新しい出会いなどを求める機会に詩吟なのかな?となる。

でも、詩吟に興味があってもネットに情報がなければ、今の時代、伝わりにくいよね・・・となり、お母様にnoteを勧めるシトラスさん。

その通りで、「何か気負わずに始められるコトから始めましょう。」となる。
デジタルが苦手でもスマホは触っているシニア世代。
会合は近々あるとのことで、結果を報告してもらう。そして相談は一区切り。

今後に期待!


到着した羽田空港第1ビル。その5階に1月27日に新規オープンした「ART’ GALLERY(アートダッシュ・ギャラリー)」に行ってみる。

アンディ・ウォーホルをはじめ、ジェフ・クーンズ、ジャン=ミシェル・バスキア、KAWS、草間彌生、村上隆、奈良美智、田名網敬一などの作品を観れる、買える”という謳い文句だったので、5階へ向かうも、羽田空港をウロウロすることがないので新鮮というか初めてきた。
スタバとかコワーキングスペースがあったけど5階まで目的があって訪れる人は少数だろうな。

奥へと進むとギャラリーが見えてきた。
訪れた日がオープン初日だったので開店祝いの花が並んでいたもののお客さんは0人。
4人の店員さんに「いらっしゃいませ!」と声をかけられて会釈をしながら入店。

店内はうたい文句通り、有名作家の作品が並んでいたけど多くが量産品、一部が限定品の展示で、珍しくはないけど値段は本物に比べたら手頃。

よく見ると一部の作品にはタグが付いていて(おっ!売約済みか!?)と思い、近づいてみたら「Not for Sale」と書かれていて非売品だった・・・。

作品の一部は華やかに魅せる店内ディスプレイ用で、写真中央の田名網敬一のデザインを写した熊人形も非売品だった。

ちなみに写真左上がバスキア、ウォーホル、村上隆。敬愛するキース・ヘリングの作品もあった。

初日だし、まだ全体的に熟してないかな?という感想。
この成熟してない感は昨年訪れた香港のM+と同じ。

とは言え、アートに気軽に触れられる場所が増えるのはいいこと。今後に期待!
そして、また4人に「ありがとうございました!」と送られる。

2025年1月30日木曜日

今日も1.87本が公開される日本映画。


毎年、この時期恒例のお楽しみ(私だけかな?)の年間興行収入の発表が日本映画製作者連盟から行われた。
2024年1月1日から12月31日に公開された劇場映画について数字や数値で発表される機会。

私的(フィルム・コミッション的)には、邦画の興行収入が気になる所で、ナント!1,558億円!と、これまで1,486億円だった2016年(「君の名は」「シン・ゴジラ」など)の記録を約5%上回る新記録となる。

洋画邦画を合計した総興行収入額が2069億8300万円(前年比93.5%、144億円減)だったから、邦画75.3%:洋画24.7%と言う割合。

洋画の落ち込みがヒドい。
ちなみに10億円以上がヒット作として記録に残るのだけど、洋画で10億円以上のヒット作は10本(公開数505本)。それに対して邦画は31本(685本)と3倍以上の開き!


とは言いつつ、10億円以上の興行収入を記録した31本のうちアニメ作品は14本(トップ10のうち6本)。いかにアニメ作品が強いかが分かる。
その第一位は「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ):158.0億円」。
第二位は「
劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦:116.4億円」と、R4年から3年連続で100億円超の作品が複数本入る。

ほんと、これは事件で100億円の興行収入と言ったら1,000万人以上の動員数で日本の人口の12人に1人は鑑賞している計算。


と、驚く一方で、劇場公開作品の2069億円言う市場規模はと言うと、高齢者食品や寝具と同等の規模。実はとても小さい。

これまでは劇場公開作品の市場にレンタルやセル市場が加わり1兆円産業と言われていたけど、その部分が配信に食われてしまった映画産業。
でも、1年間に公開された本数は685本と毎日1.87本が公開されている。
これはどうなのか?

魅せ方。

アンティークな額縁と鏡の組合せはテッパンな魅せ方。

「愛顔の食卓(愛媛県の6次化産業アンテナショップ)」に携わるまで、陳列や什器などの知識&情報がゼロで、商品の魅せ方を全く分かっておらず、インテリアコーディネーターなどに教えてもらった過去。
そんな経験から、つい意識してしまう「魅せ方」の大切さについて気づき連発。

特にアクセサリー類は魅せ方次第で購入に直結するから店主も映える演出に余念がなく、宝石箱に陳列ではなく「額縁(それもゴージャス系)」にベルベットを蛇腹織りして凹溝に指輪を挟んでいたり、アンティーク調の額縁の中に小さな額縁を入れ子状態にして、ピアスやイヤリングなどを分類していたり。

鏡の上に商品を置くのは奥行きが出るからテッパンだけど、周りの景色も映り込ませて雰囲気UPを演出してたし、直筆(筆ペンなど)で書いたポップもベタだけど、ポップを描く紙がコピー用紙ではなく和紙だったり、思わず立ち止まってしまう仕掛け&演出が赤坂も渋谷も秀逸だったかな。

そうそう、ネックレス販売店では鏡を入れたアンティーク調の額縁を台座にして「鹿の角」を置き、そこにネックレスを掛けて陳列し立体的な魅せ方に(上手だな〜)と感嘆してしまう。

もう一つ気づいたのが、自分の創作品を売る作家は積極的な声がけや会話が成立するけど、オシャレ雑貨でも単に仕入れ商品を扱う店は店主が奥にいる法則を見つける(笑)。
意欲の問題か?その人の問題か?

教科書や参考書では学べないから、こういう所で少しでもセンスの気づきを得なきゃ!と思った件。

2025年1月29日水曜日

渋谷蚤の市。


六本木一丁目から銀座線に乗り10分ほどで渋谷駅に到着。
そして15分ほど歩くと「渋谷蚤の市」に到着。渋谷ガーデンタワーの敷地内で、ココも「赤坂蚤の市」と同じく超街中。
もう「蚤の市」という言葉は一般名詞で、蚤の市/フリマ/骨董市/手づくり市などを内包してる・・・と確信。ノージャンルというかホント、古今東西色々あった。

ただ、「赤坂蚤の市」がアクセサリー(指輪、ネックレス、イヤリング/ピアス、ブローチなど)の出店が多かったのに対して、渋谷と言う土地柄なのか目立ったのは「ビンテージな和洋服」「他では見かけない尖ったオリジナル商品」が多かった印象。
と思っていたら、1年前にも「渋谷蚤の市」訪れてました。

ポップなオリジナルキャラクターフィギュアやステッカー、リメイク洋服、オリジナル陶器、手作りバッグなどがある中で、個人的に響いたのはまん丸い球体&モビール。

「これは・・・」と球体が何か分からず尋ねると「泥団子です!」と店主2名。
聞けばお二人は「左官業」が本業で、泥団子づくりを極め、そこへ左官技術(モルタルを滑らかに塗る、均等に塗るなど)を惜しげもなく注ぎ込んだら「作品/商品」になったという話。

触らせてもらったけど、ツルッツルのピッカピカで重量感があり、小さい泥団子はモビールになってた!
数千円/個したけど、落としたら当然、割れて、壊れてしまうはかなさを持ち合わせる作品。

何でも極めれば人を驚かすことができて、価値と認識されたら、その価値に対価が支払われる。
学びも多い、蚤の市めぐり。

赤坂蚤の市 in ARK HILLS。


趣味の一つ「蚤の市/フリマ/骨董市めぐり」は、神社の境内や公園での開催が多い中で、会場が六本木一丁目だった「赤坂蚤の市 in ARK HILLS」
テレビ朝日の敷地内、六本木のド真ん中に集まる出店者、来場者はどんな人たちかな?どんな品が並んでるの?など、興味津々で妻と出かける。

で、“やっぱり”神社の境内や公園で行われている蚤の市とは全然違った・・・。
一言で言えば、出店者も販売物も来場者もオシャレ。
そして自ら造った品を売っている作り手さんが多かった。とにかくオシャレな “蚤の市”という雰囲気。

オリジナルの焼き物、革品、雑貨、指輪やピアス、ネックレスなどのアクセサリー、洋服、木工など、買わなくても作り手さんの創作ストーリーが面白くて、店ごとに聞いてまわる。

その極めつけが、女性が一人で創っているという、一見すると普通のアクセサリー。
しかし、写真の左上のテレビ、その右隣のテレビ、右上のハシゴ、右下のカメラはギミック(仕掛け)多数で、外せたり、動かせたりしてアクセサリーとしてもオブジェとしても楽しめる優れもの。

造形もユニークだったので尋ねると「不思議の国のアリス」「モモ」などの物語からインスピレーションを受けて創作していて、教えてもらわなければ気づかない細部まで丁寧に造られていて、これぞ“こだわり”。

「海外で売ったら0(ケタ)を一つ増やしても売れるクオリティだね。」となる。
神社の境内や公園では見たことのない精巧さ&造形力な品々。話せば話すほど面白くて(ムムッ!これはイイ!)と、一点買ってしまったほど。

場所とターゲットが違えば品も変わるという至極当然な話。
さて、このまま渋谷でも行われている蚤の市へ行きましょう!となる。

2025年1月28日火曜日

手応えあった2日間。


単なる芸能情報とあなどるなかれ。
タレントの不祥事を端に発したフジテレビではコマーシャルの多くが「ACジャパン(広告を通じて社会問題を啓発する公共広告団体)」になっていて、「タレントによる意に沿わない行為は犯罪です!と、
ACジャパンで広告したらいいのにね!」と、全く関係ないコトで余波(例:ロケ協力に断りなど)を受けたフィルム・コミッション。

数年前の沖縄市での出来事。
ヒアリングを終えて次の場所へ移動するにもバス停まで遠く、仕方がない・・・とテクテク歩いていたら、後ろからクラクションを鳴らした車がやってきて「泉谷さん!」と運転席から声をかけてくれたFC担当者。

「えぇ!どうしたの?」と尋ねると、ヒアリング時間の終了を見計らって迎えに来てくれたものの、私がそんなコトを知らず、歩き出したと知り、車で追いかけてくれたとのこと。
そんな担当者「任期が3月末で終わるのでご挨拶を・・・」と。新天地での活躍を願う(涙)。

「謝る先は私ではありません。」
制作関係者から謝罪されたものの立ち話で、かと言って謝罪されたから「はい、分かりました。」と簡単に引き下がれる案件ではない由々しき事態発生。
「話し合う用意はできています。」と伝える。
謝る先は私ではなく、勝手な後出しジャンケンを出され泣き寝入り寸前のFCなのですよ。

そっ!そうなんですか?
現在公開されているガンダム映画にミカン箱?が登場していると教えられて、???となったり、別では聞けば愛媛も絡んでいたり、新企画に(個人的に)前のめりになったり、人生相談を受けたり・・・。

こんなに手応があったのは久しぶりだった全国ロケ地フェア&スキルアップセミナーの振り返る。


未だない作品。


制作者との意見交換が終わり、余韻での雑談。
「普段はどんな作品に関わっておられるのですか?」と私。
「普段はですね、ヒーロー作品に携わってます。」とP。
「ヒーロー作品!?」と興味関心高めの声を出してしまった。

「えぇ、〇〇って言うんですけど。」と(知らないよねぇ・・・と言う表情の)P。
「知ってますよ!〇〇と言えば大人向けのコアなファンが多い作品ですよね?」
「はい、よかった!IP(権利)を持っていまして創っています。」と笑顔のP。
「IPを持ってるんですね!愛媛ロケをお願いしたいです!」
「えっ!そうですか!?」と驚くP。

「私の夢の一つがヒーロー作品を愛媛で撮影していただくことなんです。」
「ホントですか!?」とPを含め、周りを驚かせる&引かせてしまう(でも、本当)。
「だって、面白いじゃないですか!ヒーローが愛媛で活躍するんですよ!」
「・・・・・」な周り。

「(20年以上のキャリアで)過去に1度だけヒーロー作品の相談があったけど流れました。」
その時は銀河系で活躍中のヒーロー戦隊で(なんで愛媛?)と言う感じだったけど、思い出せず、でもロケ地などを考えるだけで楽しかった思い出。

「ぜひ!来て欲しいです!」と口頭だけで作品を誘致しようとする私にニコニコで返してくれたP、少しだけ期待します!

そう言えば下灘沖の海に悪怪獣が現れて、暴れまくり辺りを破壊して、しまなみ海道方面へ行くのを善亀怪獣が阻止するという作品もあったな。
ウキウキしてロケハンしたけど別場所で撮影されてしまった過去(涙)

ハリウッド、恋愛、ミステリー、コメディ、青春、歴史など色々と撮影された愛媛県だけど、ヒーロー作品だけ未だない。

2025年1月27日月曜日

「全国撮影差入れフェア」とか!

全国各地の銘菓&ご当地菓子

(ざびえる/大分、なると金時/徳島、ゆずラングドシャ/高知、きび田楽/岡山、いちごグミ/茨城、干し芋/茨城、ふくまん(山口)ブリふせん/富山)に写ってないお菓子、グッズでは・・・。

金沢市からは和菓子、香川県からはオリーブお菓子、富山県からは白魚せんべい、愛知県からはういろう、茨城県からは納豆うまい棒、大阪府からは限定ブラックサンダー、北海道からはラングドシャ、静岡県からはお茶キャンディー、岡山県からはマスキングテープなどなどをいただく。
ちなみに地元ワイン、日本酒などのお酒も試飲できたり。

19時過ぎ。全国ロケ地フェアも大入りで一区切り。次はフィルム・コミッション同士のネットワークづくり+製作者も入った「撮影(支援)ネットワークづくり≒懇親会」がスタート。

各地のお菓子やグッズを見ると「古参(定番)」と「新参」の違いがあったりして面白い。
ただ、持ち込んでいるのは各地のフィルム・コミッションだけど、持ち込まれたお菓子には「フィルム・コミッション関係情報」が一つもない。

例えば、FC活動に協賛していただける企業にはパッケージにFCのウェブサイトへアクセスできるQRコードが印刷されていたり、ビックリマンチョコのように菓子袋の中に「ロケ地シール」が入っていて、収集可能だったり・・・。
アイデアはいくつでもある。

「バスカヴィル家の犬」では、フェリー乗り場に売っている土産を独自に作って、後に実際に売るのはどう?とPと話したり(予算の都合で作れなかったけど)。

必ず手に取る買う人がいるお菓子(土産)はPRツールなのだから情報量を多く濃くできる。
全国撮影差入れフェアとか!

スキルアップの目的。


全国ロケ地フェアの翌日は「スキルアップセミナー」。
この先も撮影は無くならないし(逆に増える予想)、するとフィルム・コミッションもこの先、なくならないはず。

でも、時の政権や経済、社会のニーズや可能性の高まりでフィルム・コミッションが担う範囲や深さは広がる&深まる一方(それが良いのか?悪いのか?は正直分からない)。
でも必要とされているなら、応えよう!がジャパンFC理事長という立場。

なので、そのためには【スキルアップ(=知識や技術を高め、ノウハウなどを共有し研鑽するコト)】が必要で、年に数回の研修、講座、セミナーを実施。

とは言え、ジャパンFCに加盟する130のフィルム・コミッションは母体も設立目的も違うので、普遍的なテーマ「海外作品誘致」「撮影支援環境向上」「支援作品活用」に分かれていただき、さらに小グループ化して、計16グループで具体的に検討してもらう。

皆んなが自分の経験などを話すことで、共感や相違による気づきが生まれ、話題は加速していく。性別や年齢、組織や職位、経験などが違っても同じフィルム・コミッションなので話が弾むのが特徴で、そんな雰囲気を束ねるのが私の役目。

計16グループからの発表を要約して模造紙にまとめ、他グループの検討内容を共有し終わったのはいいコトなんだけど、そこへブッこまれた(いや、私がぶっ込んだ)のが、「フィルム・コミッションとして適切な知識や対応を学び合い、現場で反映させているにもかかわらず、制作側の不誠実な対応には辟易する。」という内容。

一所懸命に学んでも、起きてしまう制作側の問題。
泣き寝入りしないためにもフィルム・コミッションのスキルアップは必須。

2025年1月26日日曜日

30年後。


実母、義母、アメリカの母、そしてNYの母という4人の母がいる私(なので父も4人いる)。
ただ、アメリカの母は2020年に亡くなり(涙)、実母も義母も高齢となった。
そして、NYの母も聞けば60代後半となり、NYの父も70代後半になった。

「30年も経てばなぁ、いくつになった?45歳?」と、NYの父。違います(笑)53歳です。
昨年は会えなかったので2年ぶりの再会。でも、お二人ともお変わりなく元気で一安心。

そして会えば30年の時を一気に遡り、当時の話で盛り上がる。私たちを知りたがってくれるお二人。
NYの母と父については会うたびに書いているけど、ホント、単なるアルバイトとオーナーとの関係が30年も続くって奇跡
我々の子ども達とも会ってくれて、そんな我が子も全員が成人を迎えてるって、そりゃ、月日が経つのも驚きますわな・・・という感じ。

ニュースでは知っていたけど、最近のNYは物価も高く、治安も悪くなり、行きたくても行かない方がよい場所になってるかもとNYの母。そして歴代最高齢でトランプ政権(強権)の誕生。

「良い人と会いなさい。」はNYの父の言葉。
そのためには自身も良い人にならないとならず、先日なくなったMAYAMAXXからの言葉を思い出して(確かに人は出会う人によって変わるよな・・・)と思っていると。

NYの母から「場所を西村(フルーツパーラー)に移しましょうよ。」と、美味しい中華からフルーツパーラーへ移動して、頼んだのがプリンアラモード。

4人合わせて252歳!という私たちだったけどペロリと食べて、談笑が続いたある日。
【教訓】人との出会いは大切に。30年も続くなんて当時は微塵も思わなかった。

1,890円。


「もしも事故で突然死んでしまった時、義母や義姉たちがアパートに来るでしょ?その時に汚部屋だったら、(あぁ、こんな所で生活してたんだ・・・)と思われるのはイヤだよ。」と散歩中の妻との会話。

この話の前段には「実家の話」や「子ども達が遺されたモノで困るのは可哀想」など、50歳を過ぎると否が応でも“その時”を考えてしまうもの。

だから断捨離と言うか【モノは増やさない≒ミニマリスト】を死守しているつもり。
出張時には毎回、ブレーカーもガス栓も閉めて行くし、掃除機もかけて、万が一があっても整えてるつもり。

東京宅にて。
読まなくなった本を散歩ついでにブックオフで売ろうと14冊を査定してもらう。
私たちの前には数組いて「買取できない本がありました。お引き取りできない本は処分でいいですか?」と言われていた組もあり(0円査定だったら悲しい・・・)と思いつつ本を手放す。

「(買取額は)いくらになると思う?」と妻。
「1,000円もいったらいいんじゃない?」
「私は1,800円。」と妻。
「刻んでくるね。」
と予測を立てて30分後、カウンターへ行くと・・・。

「お待たせしました。1,890円になります。」と店員。
予想よりも高値で買い取ってくれた以上に査定0円本がなかった!のが嬉しかった私。
自分の予想が当たったことに喜んでいる妻。

ちなみに一番高かったのは「C言語」の本で500円。
一番安かったのは私が海外で買った「レゴフィギュア解説本(付録のフィギュア無)」の60円。
まぁ、60円でも価値は価値。

2025年1月25日土曜日

飯で飯を喰う。


「この弁当、いくらだと思う?」と尋ねられて、周りは「う〜ん、650円?税込700円?」、私は「700円!税込で770円!」と予想を立てると「900円台(税込)」でした。
100人超の発注だったから約100,000円を支払った計算。

「そうか、東京価格だね。」となる。「でも、やっぱり高いよね」と周り。
中身は白ごはん+カリカリ梅干し、ハンバーグ+花型にんじん、春巻き、ポテトフライ、唐揚げ、ミートスパ、何かのコンポート、ポテトサラダ。
ごくフツーに美味しく、モリモリいただきながらの会話。

自分たちの地域ではどんなロケ弁が出せるか?
“金額によって違う”が大前提だけど、仮に850円(税抜)のロケ弁だったら・・・という設定でワイワイ。
「もっと(入ってる)種類が多いかな。漬物、焼き物、煮物とか」
「個人的には唐揚げの代わりに(チキン)照り焼きがいい。」
「米は地元産だよね。」
「温野菜、蒸し料理がいいですね。」
「海近だと魚かな?焼魚、干物、酢漬け、南蛮漬けとか」
「B級グルメを出したコトもあるよ。」←私

と、目の前でハンバーグ、唐揚げを食べながら違うメニューをネタに「飯で飯を喰う」。
世の中には色々な弁当(生姜焼き、親子丼、松花堂弁当など)があるけど、それはそれで美味しい。

なんだけど、“地域性(=ご当地感)”が出ないから、ロケで訪れた撮影隊には(オォ!)がない。
だから「ロケ弁こと、地域と作品をつなぐアイテムだよね。」となると「あ、泉谷さんがロケ弁を語り出した(笑)」となり、ごちそうさま。

食事が喉を通らなかった。


今回泊まったホテルは晴海地区、だから埋立地。
ニーズに合わせてどんどん拡張して、高層マンションや倉庫などが立ち並び、その一角に
「L stay & grow 晴海」という名のホテル。目の前は隅田川。

名前から、オシャレ系?シティ系?と思ったけど意外と年季は経っていたかな。
でも部屋は奥行きがあり、チェーン店の極狭部屋ではなく広かった(と、言うのもツインの部屋の一人使用を案内されたから)。

ツイン部屋だからトイレとバスルームが別々だったけど、トイレに行くつもりが
間違えてバスルームへ行ってしまったり・・・老化現象か思い込みか。

21時過ぎにホテルに着いたので周りの様子や方角が分からなかったけど、朝は燦々と朝日が入ってきて起床。
朝日がビルとビルの合間からあがるタイミングだったのでパチリ、夕日のようなイメージだけど朝日。

で(このホテルはシティ系だ!)と思ったのは朝食会場にて。
勝手なイメージだけど、これまでの朝食会場は朝なので静かなピアノなどのBGMやヒーリング音楽が流れていたと思うけど、シティポップ曲がガンガン流れて「♪真夜中にベルが鳴れば〜Stay with me〜♬」などに、(えっ、朝だよ?)と思ったら可笑しくて、笑いを堪えるのに精一杯で、口に運んだ味が分からなかった(笑)

たかが宿泊だし、特に高級でも洗練でもないけど、楽しむ感度を高めておくと色々と感じることが多くて宿泊記は面白い。
チェックアウトを済ませたら、2km先の会場までウォーキング!

2025年1月24日金曜日

全国ロケ地フェア2025。

愛媛県観光国際課(えひめFC事務局からも参加!)

年に2回(夏と冬)、開催する全国ロケ地フェア(フィルム・コミッションと映画・映像製作者のマッチング機会)。
去年はこんな感じでした。
去年は「こんな所で裏切り飯」の放送直前でした。そして、この後「笑うマトリョーシカ」の撮影相談が入ったのでした。一年前なのに遥か昔のよう・・・。

北海道から沖縄県まで88のフィルム・コミッションが参加して、230名ほどの映画・映像制作関係者が訪れたとのことで昨年と同水準だったにもかかわらず、「なんか今年の方が人が多くないですか?」は、参加者の滞在時間が長かったのかも。
来場される多くが具体的な相談案件を持ってきていて、各地のフィルム・コミッションに熱心に話しかけていたからかもしれない。

写真もそうで、えひめフィルム・コミッションに熱心に話しかけている製作者の様子。
私たちの知らない所で愛媛が話題になってる!っていい。

えひめFCの立場もあれば、ジャパンFCの立場も担っているので、打合せをしたり、声をかけられたり、紹介されたり&紹介していたら、13時開始だったのがもう19時近し!
19時から20時までは全国各地から集まったフィルム・コミッション同士の意見交換を製作者を交えて1時間1本勝負!

ちなみに会場の歌舞伎座タワーマイナビプレイスを運営管理しているのは、高校時代の同級生!と言う奇跡の再会再び。

「マッチングの成果は?」と尋ねられそうだけど、2025年に・・・という感じ。
と言うか、隣県の香川FCに届いていて、愛媛に届いてない販促物があり、宣伝部に「大至急、送ってください!」が先だった件。

選ばれるとは。


女性でも、これだけの量を食べられるんだ!と思った私が注文した「スパイシーチキン&キーマカレー&魯肉飯(ルーローハン)に十五穀米=1,770円」。情報量が多い!


目の前に出てきた時の彩りとボリュームに「おぉ!スゴい」と声を出してしまったほど。

愛媛・松山でも、こんな食事を提供しているお店は多いのかな?


こういうメニューなら撮影隊も喜ぶだろうな・・・と、町田で食べた味に思ったのは、近年は撮影現場で働く女性も増えて、野菜中心のロケ弁を提供したら喜ばれたから。


長女とのランチは待合せしやすい町田に

でも、町田駅のランチ情報に詳しくないのでネット情報を頼りにすると、“THE 映える料理”を全面に出している店があり、評価も良かったので行ってみる。


「モニカ&アドリアーノ」と言うお店は駅近で、1階から3階まであり、我々が通された1階は22席。12時前には既に満席。

店内には女性客しかおらず(=男性客は私だけ)、入店時も「混み合いますので2時間とさせていただきます。」と言われたほど。


なんで魯肉飯?はさておき、美味しくて人気店なのがわかった感じ。

それなりの量と質が両立(≒情報量が多い)のが“映える”の条件と思うので、そのためには「幅×奥行き×高さ」が鍵で、長女が食べたサラダボウルも映えがスゴかった。


「選ばれる」には(どんな些細なことでも)必ず理由があるなーと振り返り。

そんな「選ばれる」理由は一つは当然で、二つ、三つの要因があって、それらが乗算されて四つ目になって・・・と(飲食店に限らない話だな)と食べながらもメモメモ。

2025年1月23日木曜日

あ”〜!残念。


「波動砲で放射能が除去された後の地球再生イメージです。」
「草原に溶岩があるイメージってどうですか?」
「岩のゴツゴツ感がいいですね。そこから芽吹き、再生や希望が感じさせるCGを組み合わせればイケるかもしれません!」
「おぉ!嬉しいです。撮影はいつですか?」
「冬です!」
「あ”〜!冬は通行止めなんです・・・。」
「あ”〜!残念・・・。」

「(この辺りに)セットを建てられますか?」
「はい、条件がありますが建てられます!」
「いい所ですね!」
「ここから面河渓谷で激流をくだり逃げる・・・感じですか?」
「いいですね!でも・・・」
「でも?」
「撮影隊の車両が30台以上も行き来するとなると、1本道では渋滞や他の車が通れませんよね?」
「えぇ、言われてみるとそうですね。」
「撮影は難しいですね。」
「あ”〜!残念・・・。」

「車が山道を疾走する撮影ですか?」
「林道や未舗装の道をガンガン走る感じです。絵コンテを送ります!」
「絵コンテ見ました!イメージ通りの場所あるんですが・・・撮影はいつですか?」
「3月予定です。」
「おぉ〜!3月31日まで通行止めなんです。雪が無かったらスキー場もキャンプ場も走れます!」
「愛媛って雪降るんですか?」
「えぇ、愛媛の山間部は雪がしっかり降ります積もります。スキー場は3つありますから。」
「えっ!四国なのに(スキー場)!」
「あ”〜!残念・・・。」