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2025年6月2日月曜日

客観的にまとめてもらった。

名物「研修所カレー(700円)」

先日の「民間との共創事業」について、全員からいただいた感想をChatGPTにまとめてもらったら以下のようになった。

1. 研修全体の満足度・印象

  • 楽しかった、面白かったという声が多数。
  • 普段の業務とは違う考え方を知る貴重な機会だった。
  • 非常に有意義な研修だったという肯定的な声が多い。
  • グループでの議論や協働により、新たな気づきが得られた。

2. 内容・講師に対する意見

  • 泉谷先生の指導が非常に分かりやすく、参考になった。
  • 実体験に基づく話に説得力があった。
  • バックキャスティングという新しい手法について学べたのがよかった。

3. 時間・構成について

  • 全体的に時間が足りなかったという意見が複数。
  • 午前の議論を充実させすぎて午後の作業時間が不足したと後悔する声も。
  • 座学と演習の連続で疲れたが、やりがいはあった。

4. 学び・今後の活用

  • 今後の業務に活かせるという声多数。
  • 政策立案における新しいアプローチとしてバックキャスティングを評価。
  • 共創の考え方や柔軟な思考の重要性を実感。
  • 他部局との協働や横断的な検討が有益だった。

5. 改善提案・要望

  • テーマ設定をある程度絞った方がやりやすいという提案。
  • 演習の時間を増やし、より深く事業立案できるようにしてほしい。

6. その他

  • 他の班の発表が刺激になった。
  • 普段の業務では経験しないことに挑戦できたことへの評価。
  • 若手職員にもぜひ受けさせたいという意見。
  • 今後もこのような研修を継続してほしいという要望。
写真は職員と一緒に食べた名物「研修所カレー(700円)」。
実はその時に話した「撮影こぼれ話」が最も刺激が強かったかもしれないのは、講師として複雑な気持ちになったのはナイショ!

2025年6月1日日曜日

心のつっかえ。


あぁ、なんと言うか、「心のつっかえ」と言うか「モヤモヤ」と言うか「同じ考えの人がいて良かった・・・」と言う安堵か。

「大事なコトだから一回しか言わないよ。」と我が子へ伝えたものの、釈然としなくて自分に問いを立てたのは20年以上前。

私も親にそう言われた。それは「集中して聞いてね!」という意味だったのは分かるけど、大事なこと、大切なことだから何度も伝えないといけないんじゃないの?

「耳にタコができたよ!」と言い返されるほど言ってもいいのかもと思ってた。
でも、ウェブの討論会?か何かで同じコトを言っていて(だよね)と共感と安堵した話。

「他人に迷惑をかけて生きてはいけない。」とも幼少期から教えられ、(その通り)と何の疑いもなく、(でも、実際には迷惑を掛けながら)今日まで生きてきたけど、誤った解釈をすると「迷惑をかけない=おとなしく、何もしない」と捉えられがち。

窮屈さも感じ、モヤモヤしていたけど、「お互い様」という言葉があるように、私も迷惑をかけているから私が迷惑を被っても許し許される関係=お互い様と納得する。
許容範囲はあるけどね。

「静かな子=手間のかからない子=いい子」でいいんだろうか?違う気がしてならない。
静かなのは恥ずかしがり屋などの性格もあるかもしれないけど、分からないから静かなのかもしれないし、周りを観察してるだけかもしれない。

そもそも「いい子」ってナニ?誰にとっていい子なのか?は、単に大人にとって都合の良い子としか捉えてないんじゃないの?とフツフツと湧く。
そんな変なコトで損をさせてはいけないと思う。

「助成金を申請する団体は資金調達を頑張っていないと見られる・・・」なんてのもあったけど、やれやれ・・・という感じ。
モヤモヤが多い。

納得解。

研修会へ向かう途中にあるメリーゴーランド。

放課後児童支援員認定資格研修の2回目。講師と登壇されたのは山下さん。
山下さんは昨年度までの4年間(ココ大付属学園初年度から!)、ココ大付属学園を全力で支えてくださった松山中央児童センターの職員さん。

異動で離れてしまったけど、山下さん(と館長さん)がいなかったらココ大付属学園は今ほど発展してなかったかもしれない・・・と言うほどお世話になった方。

そんな山下さんからのテーマはステイクホルダーとの関係性について。
ココ大付属学園のステークホルダーは・・・。

(1)ハーモニープラザ(
松山中央児童センター→施設機能提供者。子供のプロとして相談相手、見守ってくれている。
(2)市民先生→プログラムに講師として参加。
(3)スタッフ→最前線で子供達を見守っている。
(4)保護者→我々に期待して子供を預けている。
(5)シルバー人材センター→経験の豊富を子供達の見守りに生かしている。
(6)松山東雲女子大学→授業の一環として子供達とナナメの関係を経験。
(7)参加者(子供)→ココ大付属学園の時間を楽しんでくれている。
(8)松山市→主管としてココ大に任せてくれている。
(9)ボランティア→中学生、高校生、大学生、社会人がココ大付属学園を楽しんでくれる。

これらのステークホルダーと関係性を保持するのは簡単ではないけど、どのステークホルダーとも関係が良好なのは、底辺に「信頼関係」が成立しているからと思う。
迷惑をかけること、配慮が足りないことも多いけど、どんな時でも真摯に接することを心がけているつもり・・・、つもり・・・。

4年間の経験があったから、山下さんの一つ一つの話に納得解(山下さんからのキーワード)があったけど、経験がなかったら・・・。

2025年5月31日土曜日

8Kなのに8ビット。

解像度を高めよう。

書きながら自問自答と整理。
「事業は細部に宿る。」と言うと、事業アイデアを複雑怪奇にして「間違ったオンリーワン」にしてしまうケースがあるけど(大抵そういう事業モデルは“前提”や“ご都合主義的”なストーリーが多い。)。

事業アイデアはシンプルが良いに決まっていて、特にコミュニティビジネス/ソーシャルビジネスの場合は「共感」がキーワードだから、小さいけど複数の共感ポイントよりも、大きい(太い)一つの共感ポイントの方が分かりやすさを得られると思ったり。
どうだろう、好みかな?

でも、この「大きな(太い)一つ」を作る/探すのは並大抵ではない。
なぜなら古代から事業アイデアは星の数ほど生まれ、全ての事業アイデアには共感ポイントがあるから成立していて、時に“出尽くした感”があるから、誰も目をつけていない極小の共感ポイントを探してしまうのは間違ったオンリーワンの入り口。

でも、仮に共感は10ポイントで得られる場合、小さい共感ポイントを見つけたとしても0.1ポイントだったら、一つの事業モデルに100個もの共感ポイントを見つけなければならない。それは大変、まず無理。

「細部」とはそんなコトではなくて、「解像度(≒具体化)」のことかもしれない。
どんな事業アイデアにもターゲットは存在して、そのターゲットは人であることは分かるけれど、どこまで解像度をあげて具体的にできるか?
もしくはターゲットが事業アイデアを利用するタッチポイントはあるけれど、種別、頻度、金額などの解像度をあげることで事業規模もできるようになったり。

解像度(≒細部)をあげることで聞き手にも伝わりやすくなり、同じイメージを持つことができたら共感に繋がるのかもしれない。

でも、ご本人(当事者)の頭の中では8K(超高精細)な解像度なんだろうけれど、出力は8ビット程度(ドット絵)だから伝わらないんだろうな。
すると、細部と言いつつ、実は言語化も必要ということかな?どうだろう。

西の愛媛、東の東京。


民間との共創研修では、多くの県職員が取り組んだことがない「バックキャスティング」を学びながら事業アイデアを考えよう!を掲げる。

バックキャスティング/フォアキャスティングとは事業構想および着手の方法論で、バックだから(逆引き)、フォアは(積み重ね)で事業を取り組む。

普段はフォアキャスティングだから、バックキャスティングを理解しても実際に事業を構想すると現状分析から一つ一つ積み重ねて・・・あぁ、このままではフォアキャスティングだ。と、気付く(笑)。

現状分析はどちらにせよ必要だけど、改善を積み重ねてたどり着くゴールは「予測された未来」。
一方で「描きたい/叶えたい未来」から逆引きするのがバックキャスティング。
*どちらが良いか悪いかの話はなく、事業に合わせてどちらでも対応できるた方が良い。

ただ、どちらにも注意点はあり、フォアキャスティングの注意点は「アイデアが消極的になったり、視野が狭くなったり」することがあるし、バックキャスティングにも「描いた未来と現実との隔たりが大き過ぎると失望したり、やる気が続かなかったり」という注意点がある(笑)。

そんな凸凹を乗り超えて、9つの共創に相応しい事業アイデアが出たのだけど、やはりフォアキャスティング的だったと思わざるを得ない事業アイデアが多かった。
予め「振り切った、ぶっ飛んだ事業アイデアを期待します!」と言っていたものの、染みついた思考は突然変わらない。

でも、その中で「砥部動物園でパンダを飼おう!」というアイデアはバックキャスティングな発想で面白かった。

現状分析をすると、和歌山のアドベンチャーワールドからパンダが中国へ返還されると西日本ではパンダがいなくなる!

そこで西の愛媛、東の東京という切り口でパンダを飼い、砥部動物園、ひいては愛媛県の観光に寄与しよう!という内容。
年間1億5000万円の維持費が必要とのことだったけど、来場者増で賄えると言ってた(笑)

2025年5月30日金曜日

わいわいスポーツ!

大人だって楽しめる!

今年度はライフ・スポーツ財団から助成金を預かり「ニュースポーツ体験」を行うココ大付属学園。
そして、スポーツ用品が続々届き始める。

・ヘリディスク(フライングソーサーで互いの的を当て競うスポーツ)
・ヘリドロップ(「コーンホール」に似たスポーツ)
・どこでもバトミントン(折りたたみネットなどが収納されてるセット)
・アウトドアバトミントン(風の影響を受けにくい屋外OKバトミントン)
・ソフトソーサー(3歳から99歳まで対応という超柔らかいフライングソーサー)
・ボッチャ(色分けされているから複数人が同時に競える)
・モルック(棒を倒して倒れた棒に書かれた数字で勝敗を決めるスポーツ)
・長なわ(昔からあるスポーツ)

気付いたのは(これだ!)と思った多くが、海外製品だった事実。
韓国(ヘリディスク・ヘリドロップ)、ドイツ(フライングソーサー)、フランス(ボッチャ/ラ・マリオーラ)、フィンランド(モルック)、ヨーロッパ(アウトドアバトミントン)。

他にもピックルボール(アメリカ)、ダーツ(イギリス)が気になっていたり。
日本でも「輪投げ」「ストラックアウト」、「スポーツ吹き矢」なんていうのもあったな。

買うだけではなく、これまでの手づくり用具もある。
「ゴールネット」はバスケットゴールへ新聞紙を丸めた“ボール”を30秒間で何個入れらるか?で楽しんだし、ペットボトルを10本並べてボールを投げて倒れた本数を競い合ったり、輪ゴム鉄砲で倒れた的の点数を競い合ったり。

すると少なくとも毎回12種類以上のスポーツで遊べる。
体を動かしたくてウズウズな子ども達に刺さるはず!

そんなコトができるココ大付属学園の事前説明会は5/31(土)19時から。
申込みは6/1(日)8時から!

ターゲットは深く、マーケットは広く。

朝散歩をしながら反芻

「ターゲットは深く、マーケットは広く。」
は、誰に向けたサービスや商品なのか?
トコトン深掘りすると一見、対象者がドンドン絞られて(大丈夫なの?)と不安になるけど、最後には必ず“具体的な誰か(顔など思い浮かべられる)”に落とし込めるから、確実に“その人”には刺さるはずになる。

例えば、路線バスが撤退した山間地域にオンデマンドタクシー/バスを走らせよう!というアイデアでは、思い浮かぶターゲットは交通弱者という人たちだけど「それは誰?」となる。

「シニアです。」となったら「どんなシニア?」と尋ねれば、免許を返納した結果、交通手段がない70歳以上と考えるのはいいけど、まだ弱い。

免許を返納した70歳。持病の通院は週2回、買い物も週2回、通院と買い物のために毎週2回、松山で暮らしている娘に電話をして来てもらっているけれど、毎回の連絡に申し訳なさ、気が引けながらも、何とかならないのか?と悩んでるお婆ちゃん。

となると、単にシニアと言う言葉から生身の人間を想像できる。
すると(そう言えば、隣のお婆ちゃんも似たようなコトを言ってたな・・・)とか(ニュースで似たような取り組みを見た覚えがある・・・)に繋がるかもしれない。

ターゲットをトコトン突き詰めることで、ペルソナ化された人物は年金額から週2回の買い物内容、所要時間、娘さんとの行き帰りの車中での会話などまで想像/設定できる。

想像した/ペルソナ化されたターゲットは一人だけど「確実に刺さる」ことが大切、そこまで突き詰める。

(いやぁ、そんな人、他にはいないでしょう)と思うかもしれないけど、企画者が知らないだけで必ず存在するので、マーケット(ターゲット)に広がりはあるよ。という意味。
フワッとしたターゲットになったら、フワッとした事業にしかならないので要注意。

2025年5月29日木曜日

正常な不安。健全なモヤモヤ。


昨年度から愛媛県研修所と議論を重ねてきた「民間との共創事業研修」がスタート。
愛媛県は「共創」という概念を掲げて進むことになり、その最前線に立つ、係長級職員を対象にした研修。

「共創?これまでの協働とは何が違うんですか?」が話を聞いての一言目。

協働(Collaboration)が多様で主体的な立場がパートナーシップ関係を築き事業へ互いの資源を持寄ること。(=状態・関係性を創る)ならば、共創(Co-Creation)は、共有した目的に多様な関係者が資源を持ち寄り、新たな価値を創出すること。(=結果を創る) 
と研修では定義して、思考の向きを揃える。

ただ、理解できたとはいえ、これまで以上に民間との共創=結果が求められ、実益の創出が求められる最前線職員。

「漠然とした不安は何ですか?」と尋ねると・・・。

  • 目的・価値観・方向性の不一致が不安。
  • 公平性・公正性・利益供与の懸念が不安。
  • 信頼関係・意識の差・信頼性の不安。
  • スピード感・意思決定・柔軟性の違いが不安。
  • 役割分担・責任・体制の不明確さが不安。
  • コミュニケーション・ミス・認識のズレが不安。
  • 実行性・持続性・成果の不安。
  • リソース・人材・知識・予算の不足が不安。
  • プライバシー・セキュリティ・情報管理が不安。
と、率直を挙げてくれて大感謝。

「皆さんが不安に思っていることは、共創相手も同じと思います。」と返すことで、先ずはお互いに利害を超えた信頼関係を築けるか?となる。
正常な不安であり、健全なモヤモヤとも言う。

そんな偉そうなコトを言う“お前は誰だ?”だけど、民間企業→愛媛県→松山市→NPO法人と渡り歩いた人はいないとのことで、面白がってもらう。

彼女たちは証明してくれた。

だし油あげソーダ。脳みそがバグる。

「だし油あげソーダ(出汁と松山あげ、餅やハンペンをクリームソーダ風に見立てる、見た目とのギャップに映える。意外と味にまとまりがあり美味しそう)」。
と発表時に「イメージ画像も作りました!」と学生。
見た目はクリームソーダっぽいけど、味は“おでん”のようで脳みそがバグッてしまった。

他にも「Three いなりウサちゃん」は、いなり寿司の形状に目と耳をつけてウサギに見立て、かじると中は「抹茶チョコ、ミルクチョコ、イチゴチョコ」の三層仕立てになってる。

「松山あげショートケーキ」はスポンジの部分が“カロリーオフの松山あげ”になっていて、クリームと重層になっている。キャッチコピーの「松山ショーあげーき」は秀逸で笑う。

「フレンチあげ」は、トーストの代わりに松山あげを卵液に浸してバターで焼いたもの。たっぷり吸い込んだ卵液のフレンチあげの上にはアイスクリームなどをトッピングしてもOK。

「あげラスク」は、色々な味を染み込ませた松山あげを2cmほどに切り、乾燥や焼いたりしてサクサクのラスクにしたもの。染み込ませないプレーンもありで、ディップするのもあり。

「いなフィーユ」は松山あげをパイ生地のように仕立て、何層にもする。トッピングはペースト状にした愛媛特産の里芋「姫かぐや」をモンブランのマロンのように線状にトッピング。

「イチゴあげ大福」はイチゴ大福の餅の部分を松山あげで包む。試食の時にフワッとした食感が良かったので、柔らかい食感の松山あげの開発を求める。イチゴが嫌いな女子はいない。

「あげクレープ」は丸い松山あげにクレープと同じ要領で野菜、ダシ味のゼリーなどを入れて巻いた野菜クレープ。ワンハンドなので手に持ったまま写真が撮れる。意外とヘルシー。

など計16種類のアイデアを発表した東雲女子大学生。
彼女達は「私たちに刺さるスイーツ」を考えたのだけど、企画立案方法を知らずに、ここまで具体的に考えられたのだから、いかにターゲットが大事ということを証明してくれた。

2025年5月28日水曜日

一発OKからの。

一発OKが出てご機嫌な我々

毎月土曜日の16:55からFM愛媛で放送中の「エールラボえひめ」は、今年度から愛媛県総合政策課官民共創推進室の所管になり、パーソナリティーも高田さんに交代。
そんな高田さんと2回目となる収録。ちなみに5月放送は、5月31日(土)16:55から!

収録を終えると、その勢いでシマズDのチェックが入り、編集がその場で行われる。
スタジオでは高田さん、西城さん(エールラボえひめ事務局)、私の3人で収録した内容や次回の収録内容について話していると、編集をしているシマズDからOKサインが出る。

???と思っていると、一発OKとのことで、たぶん2回目となる収録最短記録タイではないかと思う15分ほどで収録&編集が終わり完パケとなる。
「気持ちいいですね!」と高田さん、ホント、スカッ!と決められてサクッ!と終えられサイコー!な収録後の写真。

その後は打合せ。今回の収録内容を振り返ると取り上げたプロジェクトの課題に「資金調達」があがったので、5/31にIYO夢みらい館で「公益活動の資金調達講座」をするし、エールラボえひめでも7月に資金調達講座を予定しているから、お伝えしたらいいなどの意見交換していたら思い出したことがあって・・・。

「資金調達講座に興味はあるけど、資金調達を頑張っていないように思われるかも・・・」という方がいてビックリしたという話。

一体、どこでそんな思考回路になるのか?高田さんも西城さんも驚いてた。
活動資金の調達は頑張っている、頑張ってないなどの自己評価、世間体に関係なく、市民活動、NPO活動を含む公益活動は「(課題の改善、解決の為に)持続しないといけない!」という使命が薄らいでいるのかもしれない。

「使ってください!」と言うお金があるわけだし、仮に100,000円の助成金を活用して100,001円でも成果を出せたのなら有益と言うことを記したい。

インターンシップ説明会終わる。

これまでにココ大付属学園へ参加したインターン生たち(一部)

2025年度のインターンシップ研修受入説明会が終わる。
今年度は計92の事業所が受入れ予定で、県警、市役所、民間事業者などが事業紹介をした(はず)。
その中でNPO法人は5法人だったから少なかったかな?以前は10法人ほど参加していたような。

受入説明会、コロナ前までは大学へ赴き、対面で行っていたけど、コロナ禍でオンライン実施となり、受入れ側にも学生にとっても負担が少なくなり、オンラインの恩恵を受ける(と、言うのも学生は移動時間に慌てるし、受入先は20分のために赴かないとならず遠方の事業所には大きな負担になっていたから)

我々の持ち時間は20分。
予め言われているのが「学生の参加が0名になる可能性があります。」ということ。(もしも、待っていても0人だったら悲しすぎる・・・)と毎回の事だけどヒヤヒヤするのは事実。
せっかく資料を作成したのに、見せる学生がいないなんて・・・怖すぎる(過去に0人はあったとのこと)。

待っていると、一人、また一人、更に二人・・・と興味関心のある学生が集まってくれて安堵。なぜなら、ココ大付属学園に参加しても就職先にはならないから。
大学生と接しているとインターンシップ機会を就職へのロードマップに入れている学生もいて、それもアリと。

でも、ココ大付属学園では子ども達との関係性を築くことで、自分を見つめ直せたり、対人コミュニケーションを学んだり、単位取得以上のコトが得られると思う(言わなかったけど)。

資料の一枚に、これまでの学生達を一部紹介。
ココ大付属学園ではこれまで20人以上のインターン生を受け入れていて、卒業して社会人になっても参加してくれている方もいて、ほんと、感謝しかない。
去年はこんなコトを書いてた、残しておくって大事。すっかり忘れてた!

2025年5月27日火曜日

プレゼン技法と同じだった。


【共感的理解】
とは、語り手(この場合子ども)の世界(≒伝えたい体験・感情・考え)に対して、微妙なニュアンスに至るまで、“あたかも”その子供自身であるかのように感じ取りながら接しする傾聴技法。

ただし、“同情”や“同化”とは異なり、あくまでも【相手の調子(姿勢、態度、話し方=声の調子、声量、速度など)に合わせる】こと。
その結果、語り手はリラックスして緊張感は溶けて聞き手との雰囲気は一体になり、安心感を抱いてもらえる。

【相槌】を打つことは、語り手へ理解や共感をしている姿勢で、言葉を発しなくても伝えられる。しかし、単に相槌を打てば効果があるわけではなく、【相手の調子(姿勢、態度、話し方=声の調子、声量、速度など)】に合わせることが大切。

【視線を合わせる】も大切。語り手に視線を合わすことで相手に安心感、信頼感を抱いてもらうことができる。しかし、凝視ではなく、見つめるでもなく、相手の方向を向く、見ることが大切。凝視すると威圧感を与えてしまう。

【反応】は、語り手が話した言葉を感情を込めて返すことで相手と温度差がないことを示す。語り手は「自分の話をこの人は聞いてくれている。」という安心感を抱くことになる。
発言を返すことで語り手自身が客観的に内容を振り返ることができる。

【感情の反射】は、語り手の言動から受け止められる気持ちや感情を汲み取り、言葉に変換して相手に返すこと。語り手が明確に言語化できていない場合でも、相手の気持ちを推察して言語化することで不明瞭だった気持ちや感情を明確化できる。

【オープン/クローズドクエスチョン】は会話技法。相手が自由に答えられるのがオープン(例:今日の朝食は何を食べましたか?→パンです。)、相手が選択肢でしか答えられないのがクローズド(例:今日は朝食を食べましたか?→はい。)

など、心理士の教えに(児童向けの研修だけど、この内容ってプレゼンテーションを学ぶ際の内容とまったく同じじゃないか!)と気付き、得ることが多かったのでGOOD!

楽しみすぎる!

サコッシュ、木工体験、スポーツ体験、ミニピザづくり

5年目のココ大付属学園【夏休み編】は、7月22日(火)から8月30日(土)までの間で計34日間(日曜日と祝日は除く)、松山市ハーモニープラザで開設。

これまでとの大きな違いは「パッケージ利用」と言われる“通し利用”のみの受付け。
昨夏まで夏編は「パッケージ利用」と「単日利用」の2種類を選べたけど、今夏は「パッケージ利用」のみ。

その代わりと言ってはアレだけど、申込み人数をこれまでの40人から45人程度まで増やせることが分かり、通し利用を希望する人が一人でも多く利用できるようしたつもり。

「参加する子どもが予め分かっているとコミュニケーションが取りやすい」はスタッフ評。
単日利用の方には申し訳ないけど、今夏はこの方針で。

夏と言えば「鹿島ピクニック」。去年は台風の影響で中心になり春のレインボーハイランドに変わってしまったから、今夏に実施できたら子ども達は喜ぶだろうな。

帆布で作ったスペシャルな「サコッシュ」も登場。シルバー人材センターさんにお願いして作ってもらった逸品。子どもに渡すから“子供用”ではなく、尾道帆布を活用したモノ。「売ったらいいのに!」と言われたけど、行き渡ったら売りましょうかね(笑)。

そして「ニュースポーツ体験(1979年に最初に用いられた和製英語。20世紀後半以降に考案されたスポーツ群。数十種類におよびレクリエーションスポーツとも呼ばれる。)」。
今夏も熱中症アラートが連発すると思われ、すると外で遊べないので、室内でも楽しめるスポーツを現在、整え中。個人的にもとても楽しみ!

森林環境保全基金事業で行う木工体験「コレクションフレーム」も楽しみ。カードサイズ、ハガキサイズ、L版サイズ、丸型にくり抜いた愛媛県材をノコギリやヤスリ、接着剤などで整えて、好きな写真などを入れて飾ればコレクションは映えるはず!

その他に「おにぎり作り」「ミニピザ作り」も行う予定だし、120kgのレゴ、クーゲルバーンなどはそのまま。
これを楽しまず、何を楽しもう!と言うのかという感じ!

2025年5月26日月曜日

売れるかもと妄想。

それぞれに入れても、一枚を入れてもOK

森林環境保全基金事業の採択通知が届いてすぐに「木生活」の宮浦さんに連絡。
その連絡とは「(事業に提案した)サンプルを作ってください!」という依頼。
もちろん、応募の時は事前に宮浦さんにも見てもらってからの提出だけど、採択されるか分からないから詰めていない所があるのはお互い様(笑)。

私のイメージを宮浦さんにお渡しして、1ヶ月後「できました!」ということで受け取ると、なんだかいい感じのサンプルができていたので写真に撮る。

応募する際は「私が欲しいモノであるコト」を最優先していて、そうでなければ“前のめり”にならないから、仕事ではないので自分のモチベーションを高めるには「私が欲しいと思えるコト」は必須でしょ?となる。

今回は去年と同じフレームだけど昨年とは切り口を変えて(去年は直径40cmの円型フレーム、正方形フレームだった)、既存の100円均一A4フレームに入れられるフレームにしている。
これで100円フレームなのに“高見え”と言いたい所だけど、中身の材料は県材、職人が一つ一つ作っているので“本当に”高い。

たくさん円型に抜いたフレームもあれば、チェキサイズに抜いたフレーム、ハガキサイズに抜いたフレーム、L版サイズに抜いたフレームと4種類を用意して子ども達にはノコギリでガイドを切ったり、ヤスリでバリを磨いたり、塗ったりなどの木工体験。

今回のポイントは背面にマグネットでもつけられる点。吊るすのが多いけどマグネットでも壁にピタッ!とくっつくのはココ大付属学園でも大活躍するコト間違いなし!

「あとは微調整ですね。」と宮浦さん。細かい点を数か所改善すればポケモンカード、手紙、チェキ、絵、写真などが飾れる素敵なフレームになる!
これは売れるんじゃないか?と、ここでも妄想。

チェキ・カードサイズ用

2,000時間以上、5,000人以上と接して。


これまで2,000時間以上、のべ5,000人以上の小学生と接してきた
経験(ココ大付属学園)から児童支援員養成講座を受けることになったけれど、(経験値がゼロだったら講座は苦行でしかなかった・・・)と心底思った、セーフ!

色々な局面に直接対応してきたから、心理士の先生の話が刺さったこと。

【生涯発達】とは、生体が受胎して死に至るまでに生じる、心身の機能や形態の変化のうち、長期にわたる系統的、持続的な変化。


ブロンシェンブレンナーが提唱した生態システム論的発達論では、個人は社会環境に存在するシステムにおいて互いに影響を及ぼしながら生活していることを前提に、「マイクロ(家や家族との直接的関係)」「メゾ(家と学校、保護者と教師などと直接交わる関係)」「エクソ(親の職場、友人の家など間接的関係)」「マクロ(個人が属する地域、国家など)」として心理・社会的関係を四構造で捉えた。

児童期(6歳-12歳)は“好き”に打ち込むことで、自分の有能感に動機づけられてチャレンジ意欲がわく。その結果、自発性から勤勉さにつながり、自己価値観が形成される。
反対に失敗が続くと自分には能力がないと自分に失望して自己嫌悪感に陥る。

7歳-11歳頃の【具体的操作期】とは、状況を客観的に把握でき合理的・戦略的な思考ができ始める。“具体的な対象についてのみ”、論理的に考えられる。

12歳以降の【形式的操作期】とは、科学的思考が(一応の)完成を遂げる時期。内容や状況に関係なく、純粋に形式のみに従って論理的・抽象的・形式的思考ができるようになる。

仲間の存在は、家族を中心とした「タテ関係」から、同年齢・同世代と接触する「ヨコ関係」で協力や競争が始まる。自ら踏み出し地域や異年齢と交流するのは「ナナメの関係」。


仲間関係から「自己主張(気持ちや考えを伝える、友達を誘うなど)」と「自己制御(ルールを守る、感情に振り回されない)」などの自己制御機能を学ぶ。

仲間関係が醸成すると、「自力で問題解決できる発達水準」と「他者からの援助によって達成可能な水準」を見極めることができるようになり、一人では解決ができないが、“独力の判断”ができるようになる。

大人は、子どものレベルを見極めて刺激を与えるべきで、子ども同士が互いに刺激合えるよう助言や介入などのスキャフォールディング(足場かけ)も役割の一つ。

2025年5月25日日曜日

エッセイスト、コラムニスト。

どこへ向かっているのか?わたし。

学長日記を書き続けていたら、「もっと広げたら?」の一言に昨年末からnoteでも転載している学長日記。

すると、これまでとは違う反応があって面白い。
そして、noteは定期的に「お題」に対して応募を募っていて、普段は自分の好きこと、気分のままに書き綴っているから、お題に合わせた自分の意見などを書いてみよう!となる。

すると「コラム」と「エッセイ」の違いってなんだっけ?となるも、私自身の理解は「コラム(≒話題)」は、決められたテーマに沿って自分の意見や感想を書くこと。
「エッセイ(≒随筆)」は、自分発の気持ちや想いを書くこと・・・と思ってる。
間違っていたら教えて欲しい。

「最近の学び」「仕事について話そう」「私の旅行記」「消したくない思い出」「〇〇日記」など、決められたテーマに沿って構想すると、違う脳みそが刺激されると言うか、気づきも多くて、いい学びにつながってる。

でも、テーマしか決まってないから、文章の体裁や文字数などはまだ掴みきれてなくて迷走もある。当たり障りのない体裁、1,000文字版、2,000文字版など試行錯誤中で、落とし所を決めて“自分らしさ”を確立しよう!が目下の目標。
ちなみに、学長日記は、思うがままに書いていて、自分への内省口調で600文字-700文字の間。

書くコトが苦にならなくなったのは、学長日記を書き続けた訓練の成果(≒習慣化)だけど、幼少期の読書習慣も影響してるのかな?文体が軽いのは一時、刊行本を読み尽くしたほどハマった赤川次郎の影響か?ホント、読みやすかった。

あとは、書くことで収入が得られたら・・・なんて、よぎってしまう。
「エッセイスト」とか「コラムニスト」なんて言えたら、いいなぁと。
どこを目指してんだか・・・。

6つのまちの【くだもの自慢ピクルス】を取り寄せた!

各地にお配りして営業活動!

2年間、携わった「6つのまちの【やさい自慢】【くだもの自慢】ピクルス」プロジェクトが3月で終わり、4月16日から発売開始となった【くだもの自慢ピクルス】(【やさい自慢ピクルス】は販売終了)。


発売から大忙しだったGOOD MORNING FARMさん、発売から1ヶ月が経ち、少し落ち着いたとのことで【くだもの自慢ピクルス】を取り寄せる。

伊台・五明こうげんぶどう/カラマンダリン(松山市)、キウイ(伊予市)、イチゴ(東温市)、リンゴ(久万高原町)、イチジク(松前町)、七折小梅(砥部町)と6市町が自慢したいくだものを「お酢+梅シロップ+シナモン少々」に仕上げた甘酸っぱいピクルス液が特徴の商品。

試作品の時はヨーグルトやクラッカー&チーズに乗せて食べたけど、商品になったのは初めてだから、どうしようかな?チップスだけど、水気を取ったヨーグルトにクラッカーを添えて&乗せて食べたら「フルーツピクルス on チーズケーキ」だった。

「フルーツピザ」なる味も教えてもらったので、やってみようかな!すると日常的で毎日食べる味ではないけど、誕生日やお祝いなどハレの日に使いたい「とっておきの味」と言う立ち位置でいいじゃないか!と思えた。

でも、ココまでの道のりは平坦ではなく、全てはGOOD MORNING FARMの気概で乗り越えた感じ。
自然の恵みが相手だから、当初予定だった素材からの変更も余儀なくあったし、収穫量の問題も出たし、それらを乗り越えても今度は、魅せる技術力と言う売れる or 売れないの生命線を渡り歩き、渡り歩いたとしても、最後には値段というゼロから積み上げると大量商品より高い値段になってしまうのが6次化品の宿命。

だから、値段以上の付加価値を魅せる必要があり、6市町のお墨付きだったり、GOOD MORNING FARMさんのこれまでの実績だったり・・・色々考えたなと。
お疲れさま!


2025年5月24日土曜日

一人妄想授業企画。

流れる景色と雨模様、車内からの眺めがよかった。

「本を介在させると話しやすくていいですね!」「毎回の参加が楽しくてしょうがないです。前日の本選びは、他の人が持ってくる本と被っちゃいけないから、2冊でいいのに3冊用意したりワクワクするんですよ。」「紹介された本、ポチりそうでした。買っても読まないかもしれないのに(笑)」など、参加者は本好きなので、その魅力を授業で何倍も増幅させてて何より。

「そこで皆さんからご意見が欲しいのですが?」にキョトンとする参加者。
「このままのテーマでもいいのですが、何か“しばり”を設けた本の紹介もアリかな?と思っています。例えば・・・。」
「先日、本を処分したんですが、その度に“逃れる本(≒手放せない本)”とか。」「あるある!」
「定期的に何度も読み直す本はどうですか?」「あるある!」
「ジャンル縛りはどうですか?例えば漫画とか?」
「いいですね−!私には“シャコタン⭐︎ブギ”の血が流れています。
「シャコタン⭐︎ブギ、ビーバップハイスクール、よろしくメカドックの世代ですね(笑)。」
「漫画なら若者も興味を持つかもしれませんね。」
「その場合、お酒はナシで昼の開催でもいいですね。」
「漫画か・・・、私はAKIRAかな。」
「絵本も面白そうですね!」
「画集や図録もいいですね!」などなど。

皆さんノリノリだったので、一人妄想すると・・・。
(1)IYO夢みらい館で「あなたの好きな漫画投票(仮称)」を行う。
(2)10代、20代、30代、40代、50代、60代と世代別にベスト10を把握
(3)全世代の投票結果を元に「キャラや世界観の魅力を紹介しあう授業」
(4)番外編として投票結果とは異なる作品の魅力を語り合う「漫画夜話(仮称)」も行う。

と、考えていたら、松山駅に到着のアナウンス。
ソール・ライターのような雨模様が素敵だったのでパチリ。

授業なんだもの、楽しく学べ!

事前にアイデアを複数考えてきた学生もいた。

松山東雲女子大学での「松山あげ×FM愛媛コラボスイーツ授業」のアイデア出し授業
  • 絶対思いつくわけが無い!って思っていたけど、意外と色々に思いついたので楽しくアイデアを書き出せました( * ֦ơωơ֦)
  • スイーツを考えたのは初めてだったので楽しかったです。
  • 様々な視点から考えました。特に若者に刺さると言う面でいいアイデアが考えれたと思います。
  • 色々なアイデアを考える時間はないので楽しかったです。
  • 松山あげのコラボ商品を考えるのは色々なアイデアが出てきました。
  • チーズボールだと食べ歩きも可能なので若者に人気が出そうだと思います。
  • 「松山あげ×出汁」というスイーツとは程遠い味をコラボスイーツにする考えはとても面白かったです。
  • いざ商品を考えようって言われても考えられるかな?と思いましたが、アイデアが出せて楽しかったです。自分の考えたアイデアが採用された時絶対買いたいなと思いました。
  • 甘いものが好きなので、それを活かしてあげぱんが作れたので良かったです。
  • すごく自由に考えられて楽しかったです
  • いなりでスイーツを作るのは考えたこともなかったので難しかったですが、考えてみると意外にも美味しそうなものが浮かび上がって楽しかったです。
  • 商品開発を考えたりする機会は普段ないので面白かったです。

色々な教え方があるけれど、私は「先ずやってみる!」が好みで、情報に振り回されて“頭でっかち”で発想したアイデアは「悪くもないけど良くもない。」こと多し。

授業なんだもの、「振り切ったアイデアでお願いします。」とハッパをかけたのだけど、学生達はワーワー言うわけでもなく、静かに考えては記入するから(苦戦してるのかな?)と、記入用紙を覗き込んだら、ビッシリ書いてるし、中には記入用紙に線を入れて2案書いてる学生もいて、静かにアイデアに燃えていた件。

やはり、自分をペルソナ化してターゲットにしたのが良かったのかな?
次回はアイデアをブラッシュアップして発表!楽しんで学べ、学生達!

2025年5月23日金曜日

知的欲求満たされる。

1回目の紹介本

IYO夢みらい館での4回目の「本とスパークリングワインの夕べ」授業。

今回も、どんな本に出会えるのだろう?と耳を傾けると・・・。


全ての失恋男に捧ぐ!巨大な妄想力意外持たぬ男の無闇な疾走物語から始まると、
2008年のボローニャ・ブックフェアでラガッツィ賞を受賞した一刷ずつ表紙が異なり1ページずつシルクスクリーン印刷という「手づくりのインドの絵本が紹介されたり、
2008年9月から2009年5月に意識不明になる直前までを綴った闘病記があったり、
「人生の最後に食べたいおやつはなんですか?」と言う問いから“生と死”について考えさせられたり、
最初から最後まで「人の良い所さがし」をする少女は実は「世界名作劇場の愛少女ポリアンナ」としてアニメ化になってたり、
学校へ行きたくない子ども視線の世界観に子育てを考えさせられたり、
行き当たりばったりな人生でも軽やかにケセラセラだったり、
母から娘への書簡にジ~ンときたり、
知らない世界を知ろうとする知的好奇心を刺激されたり、50歳を過ぎると残りの人生をどう生きるか?示唆があったり。

想像を超えた知的欲求に満たされたと共に、妄想で各本の世界観が脳内再生される。

<初夏に本とスパークリングワインの夕べで紹介された推し本>

  • 太陽の塔(著:森見登美彦)
  • 少女パレアナ(著:エレナ・ポーター、訳:村岡花子)
  • 転移(著:中島梓)
  • 夜の木(著:バッジュ・シャーム・ドゥルガー・バーイー・ラーム・シン・ウルヴェーティ、訳:木恵都)
  • ライオンのおやつ(著:小川糸)
  • いつもちこくのおとこのこ_ジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシー(著:ジョン・バーニングカム、訳:谷川俊太郎)
  • ときどき意味もなくずんずん歩く(著:宮田珠巳)
  • 誕生日のアップルパイ(著:庄野千寿子)
  • 目の見えない人は世界をどうみているのか(著:伊藤亜沙)
  • 美しいものを見に行くツアーひとり参加(著:益田ミリ)
2回目の紹介本