「現状を網羅していて、邦画の世界を知りたい人にとっては驚きと納得が得られる本」と紹介できるかな?という良本。
2024年9月初版の「教養としてしっておきたい映画の世界(コトブキツカナサ/日本実業出版社)1980円」を入手。感想が上記。
映画の歴史から古今東西の作品(映画の世界を変えた10本など)紹介、業界の暗部、そして未来と可能性など、映画業界に携わっていない人が読んだら(裏側こそが物語!)と思うだろうな・・・と。
フィルム・コミッションこそ本には登場しないけど、日本の映画業界が抱える課題改善策として日本版CNCにも触れていたし、AFAN(Asia Film Alliance Network/韓国、インドネシア、フィリピン、マレーシア、シンガポール、モンゴル、台湾の7カ国で設立された国立系映像機関)にも触れ、日本でも設立、加盟がアジア圏での作品振興になると。
ちなみにAFCNet(Asian FilmCommission Network/韓国、台湾、日本、フィリピン、カンボジア、インドネシア、ジョーダン、ネパール)にはジャパンFCが加盟。
話を書評に戻して。
この本は好きな映画を3本選ぶと、その人の心理状況が分かる(著者は「映画心理分析」と名を付けてた)という内容がウリ。