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2024年9月18日水曜日

津波は15mを超えていた。


震災遺構の「浪江町立請戸小学校」。
「児童全員が避難できた奇跡の学校です。」と紹介されて、(そんな報道を聞いたコトがある)程度の情報量。
そして、全校児童108人のうち70%の74人が亡くなってしまった石巻市立大川小学校も思い出しまった我々。

「波はあっちから来たんですか?」と海岸を指さして尋ねると、海岸から請戸小学校までは約300mの距離で、津波が到達する頃には【全方位から津波】がやってきたとガイドさん。

波は横一直線に一方から押し寄せるは映画の見過ぎで、障害物などで方向も速度も変わるので、到達する頃には全方位から押し寄せたとのこと。

その証拠に校内はグチャグチャのメチャメチャだったけど、一部の部屋では押し寄せた方向が偏っていたり。ちなみに、津波の高さは15mを超えていたとのこと。15mといったら、5階相当!

誰も経験していなかった大津波の危険をいち早く察知して、児童全員を山へ避難させよう!と決断された校長先生のリーダーシップは本当にスゴいと現地を訪れて痛感。
なぜなら、避難しようと指示した大平山までは西へ約1600m、82名の児童は何が何だか分からないままの「訓練ではない」避難は、先生も含めさぞ恐怖だったと思う。

8月8日の地震を思い出す。
松山では揺れを感じなかったけど、子ども達、保護者と一緒にいた空間で「机の下に隠れて!」と指示しかできなかったけど、そこから外へ避難は、立地が違うとは言え、色々と考えてしまい決断しにくいよな・・・と。
何が大切かは命。

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