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2023年9月17日日曜日

みんなの居場所。


鬼北町公営の「お鬼楽塾」は学生の居場所。北宇和高校から徒歩5分の位置にあって毎日学生が利用しているとのこと。2階と3階では自習したりお喋りしたり、ただ過ごせたり。
写真は「Cafeスペース」という名の休憩室で、利用ルールの一つとして「この部屋で勉強してはいけない」と明記されている!すごくいいね!と大人達(なぜか、この部屋に大人が続々と訪れて大人気だった。)

子ども達の居場所と言えばココ大付属学園も、その類に含まれていて、開所の相談経験あり。
子どもだけでなく「大人の自習室」や「宅老所」のようなシニアの居場所、我が子(20代)いわく「若者にも居場所は必要」との意見もあり、居場所というのは全世代に求められているんだなと自分が携わって感度が高くなる。図書館やコワーキングスペースとはちょっと違う居場所のよう。

でも、運営は難しいはず。お鬼楽塾のスタッフ3名は全員が地域おこし協力隊なので期限あり。収入は利用料3000円/月だけど、それだけでは運営費を賄えるはずもなく町費負担もあり、「お金がないので止めます。」という事業じゃないから、敎育のインフラ事業にするのかな。
「余計な心配はしないでよい!」と利用ルールには書いてなかったけど、心地よかったので、ついおせっかい。

2023年9月16日土曜日

五ツ鹿踊り。


鬼北町職員が終了後に「これから五ツ鹿踊りの練習があるもんで先に!」と、そそくさと出ていかれたので、我々も帰り際に「練習を覗いてみますか?」となり、練習場へ。
そこには数人が練習中で、聞けば「今日が二回目なんですよ」とのことで、お囃子のリズムや動作、所作確認しては笛の音に合わせた稽古。
今回の練習に集まったのは役場の職員、地域おこし協力隊、そして保存会の方。

愛媛県内には鹿踊りが南予地方にあり、それも五ツ鹿踊り七ツ鹿踊り八ツ鹿踊り、とそれぞれ踊る鹿の数が違う。ちなみに鬼北町の五ツ鹿踊りは10年ぶりに復活!とのこと(だから5人、うち一人が雌鹿役)。
時刻は既に20時過ぎ、それぞれが仕事を終えての参加は並大抵のことではなく、一人一人が思う所があるんだろうなと推察。テンポの良い太鼓のリズムを覚えながら会場を後に。

「誰かが引き継がないと伝統芸能は廃れますよね・・・」となり、「でも、誰が引き継ぐべき担い手なんだろう?」ともなる。
「たぶん、各地でも同じような議論の果てに消えた伝統芸能も多いよね。」「みんな大切と思いながらも、どう関われるんだろう?と思っているのかもね」と、てくてく歩きながら感想共有。

2023年9月15日金曜日

映えか?萌えか?


「あっ!これ見たことあります!」と指差しで教えてくれたのは中身が透け透け(透明)の容器に入ったスポンジケーキ。生地やフルーツやクリームなど幾重にも重なった様子が“映える”とのこと。他には中身にハンカチ入れた缶詰もあって「へっー」となる。
「昔、透明容器に入ったチラシ寿司とか最近では丸亀製麺も透明容器にうどんを入れてたよね?」「そうそう、そんな感じです。」

現在の映えが鮮やかさや特徴ある盛り付けならば、細い横道にひっそりとある射的屋さんの経年劣化はレトロな映えか?いや萌えか?エモさか?
よく見ると手書きで、これまで訪れた芸能人らの履歴が貼られていて、温泉街の雰囲気を体感したくてキューピーちゃんを狙うのか?1回300円(5弾)って良心的。
全てがアナログなのもいいのかも。

もしかしたら、ローリスクローリターンな「持続可能な超ニッチ事業」かもしれない。
仕入れ(景品)があっても周りの飲食店などと違い保存できるし、レトロなら古さも気にならない、むしろ演出。店内の薄暗さも気にならない。
一人で対応できるし、1日20人(カップルなら10組)なら6,000円。25日/月営業で15万円。
自分のペースでできるのもいいかも。

2023年9月14日木曜日

要アップデート。


道後に行ったのは「離婚しようよ」の撮影以来だから、一年余りぶり。自転車で15分程度の距離なのに行かないのは「いつでも行けるから」と思っているからだろうか?
だからロケに随行して撮影する対象物などを見ながら、道後温泉商店街周辺の変貌ぶりに実は一緒に驚いてたのはヒミツ。

一年前にはあった記憶の店がなかったり、(えっ!?こんな店あったっけ?)と思ったり、とても“映え”を意識した店が多かった印象。やはり撮影隊も“画”を気にするから新旧織り交ぜての撮影(老舗と新しい店という意味)に感嘆。
ちなみに「道後」という名はブランドが確立しているので「道後〇〇〇」という店に人々は吸い込まれていた感じ。それにしても日中の平日にもかかわらず人出は多かった。

“画”を気にする撮影隊が好んで撮影したのは「団子、みかんジュース、出汁、じゃこ天、射的、ガチャガチャなど」の体験型。今回の撮影には至らなかったけど、コンテンツと意識すると道後のポテンシャルはやはり高い!
と、思いつつも知ってるつもりで紹介してたけど、アップデートしないと古い情報を紹介しそうなくらい、変わっていた道後。猛省。

2023年9月11日月曜日

1610円分。


三崎港では「まぐろ」が有名&推しだけど、33店が加盟する中から「おいしいマグロが食べられる店」を土地勘、ド素人が選ぶのは困難!
なので事前に教えてもらった「くろば亭」へ行くも日曜日なので13組待ち!待っていると隣の民家から老婆が出てきて「私は93歳なの。でも隣(店)で食べたことがないのよ、人気なのね。」などの雑談に付き合っていると「レンタサイクルの返却時間に間に合わない・・・」となり断念。

なのでレンタサイクルの返却時に「オススメの店を教えてください。」とスタッフに尋ねると近くの「庄和丸」を教えていただき、「まぐろまんぷく券」と引き換えに出てきたのが「三崎まぐろ御前」。
それに「まぐろのカマのスペアリブ」を別途追加したのが写真。
「三崎まぐろ御前」は刺身盛り合わせ、まぐろ唐揚げ、角煮などがついて1610円(推察)だからお得感アリ。

満腹になったもののデザートは別腹と、三崎口駅にバス(0円)で戻り、隣駅の三浦海岸駅で下車(0円)。ビーチを歩いてカフェへ。アイスコーヒーとケーキを正規料金でいただき帰路につく。

横浜まで京急線なので0円。ここで「まぐろまんぷく券」の恩恵(3670円)は終わり。松山ならコンテンツも豊富だから実現できるだろうなと思いながら電車に揺られて2時間。
だけど、お得な券に含まれていなかったコトとして大いに日焼けしてしまう。

コンテンツ体験。


日曜日の予定が丸ごとなくなったので、今後の参考にと京急企画の「三浦半島まるごときっぷ(みさきまぐろきっぷ、よこすか満喫きっぷ、葉山女子旅きっぷ)」から「みさきまぐろきっぷ」を選び、ゴールを城ヶ島公園にする。

家から横浜まで50分、「みさきまぐろきっぷ」は3670円、33店舗が加盟する食事処での「まんぷく券」、26店舗が加盟するアクティビティや物販で使える「三浦・三崎おもひで券」、そして横浜から三崎口までの途中下車OKの電車賃、三崎口からのバス乗り放題付でお得。
ちなみに正規で払うと横浜と三崎口の往復で1160円。三崎口と城ヶ島へのバスは往復900円。

と、言っても初めての土地。観光案内所に「上手な使い方」を尋ねると「三崎港までバス(0円)で行き、「三浦・三崎おもひで券」を使い、レンタサイクル(0円だけど正規料金は3時間900円)を借りて、城ヶ島へ行くといい。」と教えてもらい、三崎港でレンタサイクル(電動)を借りて橋を渡り県立城ヶ島公園へ。
片道20分ほどの道中はアップダウンがあったものの、電動サイクルの恩恵でスイスイ進む。

県立城ヶ島公園では安房埼灯台まで約15分歩き、さらに奥に進むと「犯人が犯行を独白」するようなゴツゴツ岩場&高台に到着。ここがゴール!
さて、正規で計算すると2060円分を消費。残り1610円分は「まんぷく券」となり、何を食べようかと。

2023年7月22日土曜日

ラッキーロケハン。


鬼北町近永へ「鬼北にぎわい塾」にGO!でも、その前に「宇和島のポピーという花屋を知ってますか?」となり、「いいえ、知りません。」「いいお店なんですよ!」「行きたいー!」となり、宇和島へ。
松山を出発して90分で到着、店内は花屋というよりカフェの雰囲気に近く、でも花や植物が溢れていて、やはり花屋。でもコーヒーやレモンジュースも提供していてカフェっぽい。

代表の二宮さんに撮影許可をいただきロケハン。花屋と言えば「グレースの履歴」を思い出す。あの時は「リズミックガーデン」で撮影させてもらったけど、2階建ての花屋は少なく、紹介できる素敵な店でラッキーなロケ候補地を見つける。
「ロケハンですか?いい所ありますよ!」と二宮さん。「凸凹神社です。」「凸凹神社?」となり店から見えた看板を見て思い出す。あ”ーーー!あの凸凹神社ね!

「通り道にKAZUというお店があるので、そこも行きましょう!」となり「新改さんの店?」「お知り合いですか?」「よく知ってるけど店には行ったことはないです。」ということで、伺ったら平日の日中なのに店内は満席で外では順番待ち!
新改さんと久しぶりの再会!アポもとってないから驚かせてしまう。かき氷は食べれず・・・。目的地の鬼北町まで、あと少し・・・。

2023年6月24日土曜日

三度目の大河ドラマだった件。


ドラマ館といえば思い出すのが「坂の上の雲」のドラマ館。NHKエンタープライズへ赴き、展示の構成などについて意見交換して、3年間におよび放送だったから展示内容も模様替えした記憶。
そう言えば、NHKがCGに注力し始めたのも「坂の上の雲」からで、シンポジウムに登壇いただいた美術、CGの責任者は「あの時と比べて“どうする家康”は格段に違います。」と言ってた。

朝10時の開館に合わせて「どうする家康浜松大河ドラマ館」へ到着すると、開館前なのに既に行列!旅行ツアーの一団でシニアの方々が数十人ワイワイガヤガヤ。
徳川家康役の松潤の等身大パネルに出迎えられてオープン、ドドッーとシニアと共に流れ込む。パネルや映像、セットなどでドラマが紹介され、4Kシアターもあって撮影風景の様子を見ながら(豊富なコンテンツは旅行の目的になるよなー)と見学終了。

隣のショップではオリジナルグッズなどが販売されて、ここにも既に人だかり。
「どうする家康」用に開発された商品も多く(千載一遇のチャンスだもんな)と思っていたら「おんな城主景虎(2017)」「いだてん(2019)」でも浜松市は舞台になっていて3度目の大河ドラマと聞いて超ビックリ。
「坂の上の雲も3年間だったじゃないですか!」と言われても全然違った件。

2023年6月23日金曜日

600万円!?


「シン・エヴァンゲリオンに登場する第3村のモデルの一つなんですよ!」と紹介された天竜二俣駅。てっきりモデルは宇部駅のみと思っていたので「へっー!」となる。
「で、どこがモデルになったの?」と尋ねれば「転車台」を中心にトウジの家などが周りを囲むようなレイアウトになって模型も作られたとのこと。
併設された古い木造建築物も参考にされて「第3村」として聖地になってた!不勉強でした!

あれっ!?でも、宇和島駅にも「転車台」はあったはず・・・とネットニュースを見たら、更地化するorしないで検討中でした。
天竜二俣駅のある天竜浜名湖鉄道ではラッピング電車に注力していて「エヴァンゲリオン号」があったり「マリメッコ号」があったり、車両を積極的に活用して「週末は大勢のお客さんが来られるんです。」と関係者の説明。

訪れた時は職員の皆さんが油まみれの作業服でメンテナンス中で、ガイドさんいわく「裏方を見れるのは貴重です。」と教えてくれたので「この見学ツアーのお値段はいくらですか?」「600万円からです。」「600万円!?」「予約制のオプショナルを入れると」「入れると!?」「900万円です。」「ひぃーーー!」と、二人で掛け合ってしまう。
ちなみにガイドさんはお孫さんもいるオバ様でした。

2023年6月1日木曜日

打合せはセッション。


意見交換/打合せで訪れる。初対面の方々が多く、挨拶から始まり、事業概要を説明して、相手を知りたくて色々と尋ねる。回答に新たな質問をしたり、会話のキャッチボールをする。
多くの方は自ら発信するのは恥ずかしいとか、私なんて・・・という謙虚に控えめになってしまうのを「引き出す」のが役目なので、趣味や考え方、夢など色々な切り口から質問攻め(笑)。

すると、違う質問をしても端々に「キーワード」が出てくる。今回は「音楽」で、弾くのが好き、歌うのが好き、聴くのが好きなど、仕事は全員バラバラなのに(不思議だなぁ)と思ったまま、最後の打合せは高校へ。
事業への協力を仰ぎたくて、初対面の教頭先生や学年主任の先生と話す。先生たちからの質問にも応えて、一通り話し終えた時。誰からともなく音楽の話題になると・・・。

「うちの吹奏楽部もどうですか?」「へっ!?」「3年生の引退演奏とか新体制のスタートしても・・少人数ですが良い機会になると思います。」「分かりました。セッションしましょう!」と決まる。
3カ所8名の初対面の方とそれぞれ話し、キーワードを即興で紡ぐこと自体がセッション。
高校を出たら吹奏楽部のホルンなどが響いていて「SING,SING,SINGの演奏をリクエストしなきゃ!」と。

2023年3月22日水曜日

愛媛。


令和4年度の出張が全て終わる。先日の香港でも愛媛を紹介する際に「セトウチアイランド」と紹介して映像などを見せると、東京や京都とは全く違う「瀬戸内美」に驚く海外の人々。

先日の法事でも愛媛県へは一回は訪れたことがあっても観光意識だから「日常」を知らない親族たち。「愛媛ってそんなにすてきな所なの?また行こうかしら。」と、私が東京に戻らないのを不思議がる。

先日、松山市内の住宅街にある和食屋さんに初めて行くと、刺身の分厚さ&美味しさにビックリする。刺身以外にも、焼き物、煮物なども美味しく、これが「愛媛品質」なのか・・・と。わざわざわ東京へ行かなくても問題ナシ。
愛媛で撮影があると「キャストらが食事できる個室のある和食屋」は尋ねられるので、リストに追加決定。駐車場も広かったしね。

羽田空港隣接のホテルにて。歯磨きをして何気なく「歯磨き粉」を見たら愛媛県の文字。(へー!こういう会社があるんだ)と知り、妙に嬉しくなったり。
既に「地方の時代」と言われているけど、地方は地方で人口減少に端を発する色々な問題が山積してるけど、「地域資源をもっと磨けば、なんか見えそうだよね」と、地方出身者とあーだこーだ。

2023年2月27日月曜日

これがゼロ→イチ。


3年間におよぶ「道後JIN六媛」プロジェクトが最終日を迎える。全く何もない所から始まり、最初は未だ存在しない品のイメージを創り、次は各市町ごとにJIN化する素材を何にするか?(最終的に松山市→伊台・五明こうげんぶどう、
伊予市→中山栗、東温市→いちごの赤い雫、久万高原町→りんごのふじ、松前町→はだか麦、砥部町→七折小梅)となる。

そして、誰にどんな価値を提供できるか?を話し合い、水口酒造さんから提案された試作(調合具合や香りなど)へ意見し、ラベルデザインでは修正を依頼したり・・・。
醸造の様子を見学させていただき、できたてホヤホヤの透明な透き通った
道後JIN六媛を見た瞬間、その場は「おぉ!」となったり(笑)。

商品完成とPR機会は、松山市長をはじめ、各市町の首長の所へ表敬訪問して成果を報告する傍らで、各市町担当者がPR担当者となり、道後JIN六媛の魅力をラジオで紹介もしたり。
その甲斐あってか、今も売れ続けている道後JIN六媛。
先日は水口専務をバイヤーに見立て、道後JIN六媛にあう「地域の食材」をプレゼンテーションして、全員が悪戦苦闘したり(汗)そして最後は「道後一会」での展示。

市町担当者の中には(これまで全く携わったことがない、考えたことがないコトも多くて参りました。)という感想もあったけど、「地域を売る」をOJTできたのは今後に活きると思う。
お疲れさまでした!

2023年1月22日日曜日

希望という覚悟。


「始めるのと終わらすのはどっちが大変ですか?」という質問があったら「終わらす」方がもの凄くエネルギーを使うと答える。
「愛顔の食卓」を閉店させる際も「単に閉じる」だけなんだけど、お世話になった関係者、融資返済計画の変更、閉じるとなって初めて知ったコトなど、想像以上の事柄に「エイヤー!」と放り投げたくなったのは事実。
始める際はウキウキワククだけど、終わらす時にそんな感情はない。

1回目、2回目と盛況だった「鬼北にぎわい塾」の最終回。ゲストはGOOD MORNING FARMの齊藤さん。「1歩を踏み出したい」方にとって齊藤さんの凸凹話は“映画”のようで、笑えない話なのに笑いそうになるのは齊藤さんの人柄。
「始めたものの想定外のハプニング」の例として紹介された「スタッフが全員辞めた」「取引先の撤退」などで「廃業」もよぎったとのこと。でもギリギリ乗り越えた先にあったのは「希望という覚悟」というのは、まさに映画。

覚悟って一昔前は「退路を絶って!」「全てを賭けて!」などの精神論的な意味合いもあったけど、「自分らしく生きる覚悟」などもあってよいわけで、塾生には「くれぐれも気負いすぎないよう、燃え尽きないように」と伝えると「その“ゆるさ”が私には合います。」と感想をいただく。
「週末起業や復業など、業種や規模ではなく一人一人が動けば鬼北町近永地区はにぎわうから!」で最終回も終了。

2022年11月28日月曜日

地域の魅力。


これまでに「ご当地モナカの食べ比べ」「植物性ソフトクリームの食べ比べ」「柑橘の食べ比べ」「天然鯛と養殖鯛の食べ比べ」「しぐれ(大洲の名産)の食べ比べ」など、色々したことはあったけど「坊っちゃん団子の食べ比べ」は初めて!
手前から「白鷺堂」「巴堂」「つぼや」の3種類。この3店舗は道後商店街にしか店舗がない(さらに「つぼや」の坊っちゃん団子は夏目漱石著の“坊っちゃん”にも登場する)。

団子の形が一つ一つ“いびつ”なのも手作りの味。味は「抹茶、白餡、こし餡」と思ったけど、白鷺堂さんの白餡は栗っぽかった(正解も聞かず、食べ続けてしまった)。結局、どれも美味しいかったの甲乙つけがたく、いただいたお茶、そして沈む夕陽を見ながら完食。
こんな素敵な企画「夕焼けベンチin宝厳寺」をしたのは「NPOイイトコ道後(愛媛大学、松山東雲大学の学生たち)」。夕陽を眺めた宝厳寺には思い出がありすぎて書ききれない。

宝厳寺に1時間以上も滞在したのは2013年8月10日の火災以来。我々の想像を超える損失で、単に地域のにぎわい創出をしていた身には何もできず、翌年には住職も逝去。色々と思い出してしまった。
でも、こうして新しい視点と切り口で学生が宝厳寺の魅力を発信してくれているのだから、やはり宝厳寺は地域の宝ということを実感。

2022年11月21日月曜日

自由に盛り上がる。


松山市でも八王子市でもイベント多し!「いちょう祭り」を知らず、ウェブサイトを見ても「約4kmの甲州街道沿のいちょう並木が色づく頃の祭り」の表現に、松山市の堀之内公園などのイメージで出かけたら42年前から行われていて想像を超えていた件。
これまでフリマやマルシェなど色々と企画運営したけど、(こんな祭りができたら楽しいだろうな)と思わせた「いちょう祭り」の魅力とは・・・。

一言で言うと「カオス」で「インクルーシブ(全ての人が孤立したり、排除されしないよう援護し、社会の構成員として包み、支え合うという社会政策の理念)」な魅力。JR高尾駅から並木道を歩き会場を目指すのだけど、その道中にある家や店では自由な品々が並び、軒先でコーヒー、弁当、キムチ(チャンジャとオイキムチをお得に購入)などが売られ、写真の神社では町内会によるバザー、甘酒が100円、お囃子が響くなど何でもあり。おじいちゃん、おばあちゃんが声を張り上げて呼び込み。

会場も一つではなく複数点在。公園ではステージもない砂場でフラダンスやよさこいが演じられ、違う場所では和太鼓、歌謡曲の熱唱。来場者も老若男女、犬の散歩や車椅子など障がいの有無に関係なく、警察も消防もJRも大学もブースを出してPR。
良い意味で好き勝手に盛り上がってる状態。来場者は毎年50万人!アメーバ方式の自立した祭りで「楽しまないと損!」と思わせた祭り。

2022年11月18日金曜日

芸術な青森。


青森といえば「ねぶた祭」「棟方志功」「奈良美智」と思う。次はいつ来れるか分からないから高速ダッシュで制覇してゆく。「ねぶたの家ワ・ラッセ」は外観からは想像できないねぶたの熱量を感じる施設で、今夏の最優秀賞を受賞したねぶたなどが勢揃いして、迫力に感動してしまった。ねぶたの豪快さ荒々しさと大人しくて穏やかなイメージのある青森人とのギャップがありすぎた。

「棟方志功記念館」へダッシュ!「板画で世界に名が響いている」「わだばゴッホになる」「ほとんど目が見えないのに創作」程度しか知らず、作品自体に興味がある方ではなかったけど30分のドキュメンタリーを観て感動。作品だけでは伝わらない棟方志功という人間の魅力に感化されてしまった。そして、弘前と言えば「奈良美智」。レンガ倉庫を美術館に改装した「 弘前れんが倉庫美術館」で市民が参画して行った奈良美智展の記録展をしていた。

移動の合間を縫っての鑑賞は咀嚼できない部分もあるけど、長く味わえそうでOK!暮らしとアートが共存してるって素敵。
そして、木造(きづくり)駅へ移動するも一つ手前の五所川原駅で運行ストップ。バスへの振替運行で木造駅へ向かうと駅舎が宇宙人型の土偶像になっていて驚く。「一億円のふるさと交付金で作ったんですけど、もう誰も驚かずで・・・」「えっー!私、メチャメチャ驚いたんですけど・・・」

2022年11月17日木曜日

アタリ!


「おっ!古い電車だ!アタリ」と喜ぶ。何十年(70年以上?)も老若男女な乗客を乗せた証の古さ。板張りの汚れ、シミ、傷みの全てがデザインのように見える。そしてモスグリーン色のペンキも渋くて好き、どうしてこの色になったのだろう。アンティーク列車と言っていいのかな。この古路面電車、それなりに機械音もするし時に揺れたりもするけど、演出と思えば全て楽しい。

先日の撮影でもお世話になった伊予鉄道さんとも「古い路面電車は少なくなりましたね。」と話題にして、今回のモスグリーンの内装電車の他に「窓枠も木製」の電車も残っていると教えていただき「あぁ!ありましたね!」と盛り上がる。でも、いつかは引退してしまう旧電車。
坊っちゃん列車のように残せたらいいと思う市民だけど、諸事情あるんだろうな。でも一両しかない、見かけたらラッキーな車両とか!

JRで下灘駅に行った時もそうだったけど、乗り鉄、撮り鉄さんがいて、ターゲット層は「狭いかもしれないけど深い」かもしれない。するとフワフワしてる広く浅いターゲットより、ガチッ!とした狭い深いターゲットの方が明確な戦略を考えることもでき、考えるのも楽しかったり。「電車が絡む撮影がもっと増えたらいいですね!」と社員さん。郊外電車を含め色々な車種の電車が走ってるからトーマスっぽくとか!

2022年11月12日土曜日

ワクワクは原動力。


先日の「おせっかいおじさん」は、昨日も「道後一会」にお邪魔。 目的は水口酒造さんに商品開発でお世話になった「道後JIN六媛」の発売から一年が経過し、販売を更に加速させようと六市町の担当者が集まった作戦会議のファシリテーション。
原料は「はだか麦」の麦焼酎をベースに、伊予市の中山栗、松山の伊台・五明こうげんぶどう、東温市の紅い雫(イチゴ)、砥部町の七折小梅、久万高原町のリンゴなどを漬け込んで蒸留したクラフトジン。

地域の話題や味を肴にする作戦会議は終わっても各市町担当者による質疑応答は続き、延長戦に突入。特産品・生産者支援が本事業の根幹なので自分ごと化して悩んでくださる職員に感謝。水口酒造に売り込むぞ!
帰りはショールームでクラフト魂溢れる商品をじっくり見学。一つ一つの品に物語があり、素晴らしい。

そして水口さんに「道後一会」の可能性について教えていただく。率直に面白い&楽しそうと思ったから相乗りさせていただき、ストリーミング妄想で意見交換。面白い&楽しいと感じた時って勢いというかノリみたいな感じで「その場」で決まることが多い。今回も一つ決める。決めたら後は走りながら詰めればいい。
ほんと「ワクワク」って大切。何をするかも大切だけど、誰とするかはもっと大切。

2022年11月11日金曜日

アニメ聖地少ない愛媛県。


フェリーで揺られてもいるのに、こんなにも「のっぺり」というか鉛青色の空を反射する海面を見たことがなくパチリ。止まっているようにみえる「超凪」な海面。
コロナ禍では病院がない、シニアが多いなどの理由で撮影を遠慮してもらっていた島だけど、これで解禁。今回の撮影では普段の生活では行く機会のない所にもいけたし、各関係者とも新たな繋がりもできて、この先の支援も円滑に活かせそう!

実写の次は「アニメ作品(聖地巡礼)」のリサーチ。聖地巡礼マップで見ると、愛媛県内には「道後温泉、松山城、今治城、大洲城、宇和島城、湯築城、来島海峡周辺、下灘駅」が登録されてた。サイト上では計10ヶ所となっていたけど実際は重複してるから8ヶ所。
これは聖地登録ランキング(2022年4月時点)では全国第46位!つまりケツから2番目。あらら、愛媛県にアニメ聖地って少ないのね。四国中国地方では2021年に登録された聖地数は2倍の306箇所にになっているのに・・・寂しい。

「“アオアシ”が入ってない!」「“和田ラヂオ作品”が入ってない」「“すずめの戸締まり”が入ってない」などの指摘がありそうだけど、そっと静観。
秋田県の漫画(アニメ)パワーがスゴかったから少しでも手がかりというか光明を見出そうとしたけど、原作者が少ないのね。専門学校に営業でも行こうかな。

2022年10月28日金曜日

アンテナショップあれこれ。


愛媛県と香川県の共同アンテナショップ「せとうち旬彩館」の入り口に「開業19周年」と掲げてあった。来年(2023年)は20周年なんだ。開業当時の2002年-2003年の私は愛媛県観光物産課(当時)に在籍していて、隣のシマではY係長やT係長が奔走していたのを思い出す。(県職員ってこんなコトまでするんだ)と、時々相談を受けていたのを思い出す。あれから19年、リニューアルも経て、2階も1階も混雑してた!

新橋、有楽町、銀座界隈には「アンテナショップ」が多いと書いたのは2018年。2016年にNYを訪れた際もアンテナショップに行ってた。鳥取と岡山の共同アンテナショップは「せとうち旬彩館」の目の前で営業してたけど、同じ通りにあった久留米のショップは空き店舗になってた。
銀座界隈には沖縄や岩手のショップもあり、地元産を大売り出してた。だけど、“何周か回った感”があったのは事実。

真新しさなのか、新鮮味という表現なのか?最近は「道の駅」や「産直市」も市場に参入しているから感動が薄いのか?それとも感度が鈍ったのか?値段は市場の2倍以上する品もあり、味に大差が出にくい今は「素材の少なさ=シンプル=安心・安全」で価格差を納得させた方がいいんじゃないかな?あとはパッケージデザイン。毎日、一般の食卓に並ぶ品とは考えにくいから「手土産」となるとねぇ・・・。