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2024年10月10日木曜日

天国と地獄。


映画業界で「ピッチング」と言えば、「短い時間(5分程度)で自身の企画を提案して、リソース提供をお願いするマッチング機会」。

聞き手は人脈や資金などの資源(リソース)を持つプロデューサーなど。

ピッチングがうまく行けば、その内容に興味関心を持つ人が集まるし、うまく行かなければ誰からも声をかけられず、登壇者にとってはまさに天国と地獄。運命の瞬間!


今回は9組が発表したのだけど、新しい作品のプロット(あらすじ)は面白かった。
「時代だな〜」とつくづく思ったのは、未だ世に出ていない作品なので、作品をどう伝えるか?イメージ写真やイラストを多用して聞き手に理解してもらわなければならないのだけど、数組はAIによる生成画像でイメージを作っていて感心。

確かに!で、例えばホラー映画などはイメージを伝えにくく、フリー素材もない。
でも、プロンプトを上手に入力すれば、イメージ通りの画像が出る世の中になった!だからより迫力、訴求力が高まった感じ。

また、物語が複雑な場合も同じで、聞き手の理解が追いつかなかった過去が、AIによる生成画像で理解の一助になる。
個人的には、絵コンテもAIで生成すればトーン、カメラアングル、照明、背景などまで整えることができ、制作環境は劇的に変わると思ったり。若手は既に始めているよう。

釜山(韓国)でのピッチングだったので、韓国舞台(日本も絡む作品多かった)なので、韓国に精通するプロデューサー、そして資金調達(製作費)。
4,000万円/本から8,000万円/本ほどの予算で作りたいとプレゼンター達。

資金は調達できないけど、ロケ地の紹介や滞在費の補助だったらフィルム・コミッションでもできそうな気がしたのは本当のこと。

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