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2019年11月1日金曜日

アニメは言語

知らないことばかり・・・。知ってるつもりという意識は思考を狭めると猛省。愛媛国際映画祭でご登壇いただく最前線の方々を尋ねる行脚。今回は特に「アニメインパクト」について。結論からいうとアニメの効果を知らない世代の退場、アニメで育った世代の台頭による「受け止め方」が様々に変化・浸透し、経済の血となって循環しているものの、制作現場は鬱血中・・・。

日本より海外での評価の方が高いことも多く、すると最初から「日本じゃなくて世界を相手/意識した作品」が出てくると、もしかしたら「そもそも日本とか組織で製作する必要があるの?」的な快適な製作環境を求めるのも自然の流れか。こんなに評価が高く質の良いアニメ作品を送り出しているのに従業員5人以下、20以下の売上高3億円未満の小規模事業者が全体の60%とのこと・・・。

アニメ作品単体でも聖地巡礼などの効果を生み出すことはできるけど、もっと産業として広げられるよね?と自治体も可能性に期待して取り組んでいたり。じゃあ、アニメ作品のない地域はどうすればいいの?という話になるけど、至極シンプルで従来通りロケハンを重ねればいいんだけど、同じ場所でも「朝昼夜、春夏秋冬、晴曇雨雪、東西南北」と表情が違うことを知っておくこと。

2019年10月30日水曜日

何かの啓示か!?

審査委員を冨永監督、渡邉さんと務めている「佐田岬ワンダービューコンペティション(通称:サダワン)」は、粒ぞろいの作品が集まり絶賛審査中。そして我らの「愛媛国際映画祭」でも「愛顔感動ものがたりショートフィルムコンテスト」も大詰め、そんな中、多くの才能へ機会を広げようと募集期間の延長を決定!11月8日までになりました。審査員としても責任重大!

準レギュラー?!の「NHKラジオまどんな」にて。「どうしてショートフィルムコンテストをしようと思ったのですか?」と岡田さん。「未来の映画・映像産業への投資です」と言ってしまったワタシ。もう少し気の利いた答を言えばよかったと思ったけど本音がポロリ。新しい才能を応援することで、未来の愛媛作品に繋がるかもしれない。何か始めないと何も起こらない。

そこで重要な鍵を握るのが審査方法および審査員。才能を発掘できるか?否か?は、この両方にかかっている。愛媛国際映画祭でも「ロケーション」をキーワードに各地で撮影されたご当地映画を独自視点による審査項目を設けたけど、右往左往の暗中模索作業で苦労したっけ。撮影支援という作品の縁の下の力持ちだった存在が、いつの間にか作品の未来を握る立場になってしまった。後光は何かの啓示か!?

2019年9月22日日曜日

頑張らないけど踏ん張る!

ワイワイガヤガヤと子供達が入れ替わり立ち代わり帰省しては帰った。最後は長男くんで無事に旅立ち、新生活が始まったとの連絡に安堵。「来年は忙しいと思う」とのことで次に会うのは卒業式かな。更に経験を重ね自分を高めて欲しい親心。それにしてもガラッーンとした我が家、夫婦二人だと行動範囲が部屋の中でも狭く、静けさを紛らわせようと(仕事だ!)と意気込むものの「ワナ」に陥る。

一生懸命にのめり込んでしまった。それ自体はいいことかもしれないけど、のめり込むと「視野や思考が狭くなって」しまい、些細なコトに敏感になってしまう。大局から見れば大したことはないのに視野と思考が狭いから「局所(点)」で見てしまい反省。今回の立ち回りが難しいのは「プレイヤー兼マネジャー兼プロデューサー」という点。そんな時に何かを察してか、連絡をくださる本物のプロデューサーやメンター。私はツイてる!

情熱や熱量も大切だけど、粛々とロジに従い膨大なタスク処理の方が優先されるのが今と知る。指示書・手順書などを作成していると(あ”ー!自分でした方が早い!)と思うけど、それは浅くて広まらない。(もぉー!分かってくれない!)というのは相手に非があるのではなく、自分に伝える力量がないから。「頑張らない宣言!」してるから、頑張らないけど踏ん張る!

2019年9月17日火曜日

ボランティアつれづれ。

丸2日間、計27時間を映画館で過ごした計算。ホテルへは初日が24時前、2日目は23時。「泉谷さん!せっかくの博多を楽しまないなんてもったいない!」とボランティア活動で仲良くなった皆さんから提案やお誘いを受けたにも関わらず、「またの機会に・・・」と濁したのは、夜はポンコツで眠くて役立たず、23時なんて普段では夢の中な時間帯ですから。一期一会のボランティア、色々な人がいて楽しかった。

ベテランだけど朝オンリーな方、大学での張り紙を見た学生、映画について学んでいる学生、海外からやってきた方、学生時代から社会人になってもボランティアを続けている方、キャストに会えるからという方、暇だったからという方、劇団員の傍で映画に出ている役者の方、アジア映画が大好きという方、カメラが好きな方など、総じて女性が多かった!(ちなみに学生へ、バイトした方が稼げるのにどうして?と尋ねると「非日常の経験がしたい」という旨が多かった)

写真は今回の話題作の一つ「福岡」。チャン・リュル監督(韓国)が福岡で撮影をしたい為に書き下ろした作品で個人的には好みだった作品。*余談だけど海外作品の最後って、どうしてあんなに「体言止め」なシーン(ショット)にするんだろう?その先は観た人が考えてね的な作品が海外には多い!=ハッキリ終わらせない。リュル監督は手応えを感じているそうで、色々とアイデアを語ってました。

2019年9月16日月曜日

ご当地映画あるある。

ハッ!と気づいたのは「ご当地映画の主人公には市役所など公務員が意外と多い」事実(笑)。ご当地映画の祭典にしたい【愛媛国際映画祭】は、その土地ならではの空気感を映画から感じてほしく、物語の世界観に深く結びつけられるとしたら「役場の職員」が最適なのだろうと。そして、その主人公は「何かしらの悩みや問題を抱えている」ことが多い(そうじゃないと物語は始まらない!)

アジア・フォーカス福岡国際映画祭でたまたま観た作品のうち、3作(カンペーン、自由行、フンバ・ドリーム)が「映画監督(の卵)が主人公」だった件。映画監督も悩みを抱えていて、その最大の悩みが「制作資金難」とリアルだったのが(実情を知っているから)笑えなかったり。そもそも悩み、社会への問いを物語として伝えるのが映画監督だから、自分を映画化するのは真っ当か。

ちなみに愛媛県では「高校生が主人公」の作品が多い、それも主人公は部活動に入っている。「ボート部(がんばっていきまっしょい)、陸上部(セカチュー)、俳句部(恋は五七五)、書道部(書道ガールズ)」むむっ!ご当地らしさに「(ご当地)部活」も有効ということか!?そう言えば「羊の木」では、主人公は町役場の職員で部活は軽音楽で仕事帰りにバンド練習してたっけ、ご当地表現の複合型か!?

2019年9月13日金曜日

世界初となるご当地映画の審査基準!?

夜は「愛媛国際映画祭」の検討が続く。これまでの映画祭では目利役の「プログラム・ディレクター」の経験と知識を駆使することで作品は選ばれ、それは映画祭の「個性」となってきましたが、客観的な要素も基準に加えたいと思ったら七転八倒、暗中模索、五里霧中・・・。考えるのが仕事とはいえ、周りから「早く決めてくださいよっ!」という圧がかかる中で、ご当地映画の要素を分解する。

例えば、ご当地映画と呼ぶなら「舞台と撮影地はできるだけ合致」してほしい。また「ロケ地マップの作成&公開」は、地域にとって有益と思って欲しい。「撮影日数」は地域への経済効果を測ることができる。「JFCへの加盟の有無」は国内唯一の撮影支援ネットワークによる撮影対応力になる。「監督と脚本が同一、映画祭で受賞歴、初監督、初主演など」の特記事項はPRとみなすことができる。

評価を数字・数値化することで客観的な視点は確保できそう。そして「観終わった後、ロケ地へ行きたいと思ったか?」「音楽と世界観は合っていたか?」「セットはロケーションと合っていたか?」などは感性で異なる「主観的」な気持ちを加味することで点数に差がでると予測。実際に作品に照らし合わせて見ると、まんざらでもない!世界初となるご当地映画の審査基準の誕生か!?

2019年8月31日土曜日

ロケ地マップ2.0

ざっくり言うと、映画にはロケ地を「訪れることができる作品」と「訪れることができない作品」の2種類があり、前者はご当地映画に代表される「設定こそ撮影場所と違っても日本のどこかで撮影された作品」、後者はMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)に代表される「宇宙や異空間など人類が行けない場所が舞台の作品」。
以前は架空の場所や舞台が多かったアニメーション作品も訪れることができない代表格だった。それが今や・・・。

「ロケ地マップ」を改めて見直すと(ひょっとすると・・)と思わせる。それまで(あぁ、ロケ地マップね、知ってるよ。情報やデザインなどのクオリティの低い印刷物ね)と片付けてた(猛省してます)けど、写真のJFCが昨年に初めて行った「ロケ地マップフェア」が連日、大勢でにぎわったのを目の当たりにしてから気になっていたのは事実。そして愛媛国際映画祭を機に意識すると・・・。

クオリティ高いロケ地マップ多し!バージョンアップしてました!個人的な好みは単なるロケ地の紹介でなく、地域の味など魅力と絡めているもの。現地へ行きたくなるなー。印刷物の方が所有感は出るけどネット上で公開しているのも情報が扱いやすくていい。思い込んでいた情報からバージョンアップしてて、旅の目的になってますよ!「ロケ地だけでは旅の目的にならない」と言われたのが15年以上前。

2019年8月19日月曜日

この映画界の片隅で。

どう考えても1年間で145本の映画は観れない(2018年公開の邦画のうち、FCが支援したと確認できた作品数)。3日で2本ペース!それよりも145本を劇場一般で観たら1900円/人×145本=277,500円!ジュースとか買うと想定したら約30万円/年の鑑賞代。忙しいし財布にも厳しいし、そもそも上映期間が短い「ご当地映画」、愛媛で公開されなかった作品も多く、大きなスクリーンと音響で観れたら。

「映画館消滅説」というのがあり、映画館で2時間、映画のためだけに時間を費やすのは至難になるだろうという予測。一理あるけど、映画館の絶対有利な点は2つ「スクリーンの大きさ」と「音の響き」。この2つだけは家やスマホでは再現できない、映画館だからこそ(VRゴーグルで視界を広く深くできるじゃないか?と思われる人がいるけど、ヘッドセット重いでしょ?熱いでしょ?)

いっそのこと、145本の作品と撮影地の組み合わせを当てるクイズはどうだろう?映画界の片隅にいるけど、不勉強そのもので今回の調査で初めて名前を知った作品ばかり・・・。さて145本から今回の上映に該当するであろうと作品数を絞ると94本となりました。「メチャメチャ映画観ている人いるよ!」と朗報届く。写真はMAD MAXの世界にしか見えない画。燃えてきた!

2019年8月12日月曜日

時が追いつく。

100億円の興行収入は確実!と言われている「天気の子」、今年最大のヒット作になることは間違いナシ。前作「君の名は。(2016)」が250億円、3年ぶりの100億円突破作品。周到に練られた「売れる仕組みづくり」に感服、プロダクトプレイスメントの手法も効果的でコラボしている企業は喜んでいるだろうなと。かたや大作!と言われた作品を観たものの??の連続、どうして映画にしたの?案の定6億円の爆死。

「天気の子」はカフェまであった!打ち合わせ先に行く途中に偶然に見つけ早速お客さんが並んでいた。映画上映は本筋だけど、周りで盛り上げることで広く接点を持つのは基本中の基本。「アニメ作品は実写よりも効果が続くと思うし、伝統芸能とも相性がいいんですよ」と京都市でアニメ作品を支援している担当者。「うちは京アニ作品に登場してるんですよ」と愛知県の担当者。やはり!

そう言えば、外国人の背負うバッグにもキャラを形取ったキーホルーダーがついてたっけ。10年以上前、国らと「ロケツーリズム」について協議した結果は「ロケ地めぐりだけで人は地域を訪れない」となり、旅行の脇役的な感じで下火になったけど、今では主役にキチンとなっているではないか!あぁ、当日は「実写のみ」を対象にしていたからね。【アニメ作品と聖地巡礼】と題したパネルディスカッションはしようと思う!

2019年8月9日金曜日

気持ちが軽くなる!

「木を見て森を見ず(物事の細部に気を取られすぎ、全体を見失う)」と思った件。経験があるが故に、(わかっていると思い込み)総論を省き各論から検討すると、各論同士はバラバラで相乗効果を生み出さずチグハグになる可能性大。そして、複雑怪奇にもなる。(複雑怪奇な構造だけど紐解いてコツコツとするか・・・)と、思っていたら的確な助言に気持ちが軽くなる。

持つべきものは友!複雑怪奇な渦に飲み込まれていたけど、もっとシンプルに考え、フィルム・コミッション(FC)が持っている資源の活用、FCしかできないことは何か?主催者が満足するのではなく、映画関係者や来場者から支持され喜ぶ手法は何か?やはり「同業者」だと考える話が早くて的確。シンプルさは「力強さ」を内包していて、その力強さは「訴求力」になる。

この「生みの苦しみ」を味わうのは毎回のことだけどシンドイ・・・。企画立案なんてやめたらいいのにと思うけど、生みの苦しみを超えた先の達成感がコロッ!と忘れさせてしまうんだろうな、一言で言えばアホだと。一つの難問に解決策が出たのでホッと一息つきたいけど、次の難問が現れた!うーむ、事業立案ってRPGのようなのか?プロデューサーはレベルが上がった。

2019年8月5日月曜日

ロケーション拡張現実作戦!

「巡礼ビジネス(角川新書:岡本健著)」を読んで「印象に残ったBEST3を挙げよ!」と言われたら①【拡張現実空間(p130)】という考え方に共感したこと。②【コンテンツはコンテクストを創出できる(p190)】という考えに再び共感したこと。③【文化資源へのアクセスには「身体的・物理的アクセス」「知的アクセス」「感情的・感情的アクセス」の3様態があること(p201)】とは知らなかった!

特に【拡張現実空間】は妄想による補完とも言えてロケーションをキーワードに「現実と想像が交わる国際映画祭」を標榜してるだけあって、ポスターに【愛媛国際映画祭拡張現実空間作戦】とか明朝体で書いたらエヴァっぽい(笑)。閑話休題、拡張現実空間が成立するのはロケーションが醸し出す世界観に一体感があるから。これはアニメだけでなく実写の世界でも同じこと!ココがポイント。

フィルム・コミッションは基本的には映画やドラマなどの実写作品を扱っているが、もっとコンテンツを拡大してはどうか?小説やマンガ、アニメ、ゲームなどにロケ地の供給できれば地域と関わるコンテンツが更に蓄積される(p225)」というくだり。ホント、その通りで2011年から提唱していたけど、8年経って機は熟したという感じか?ロケーションが創出するコンテクスト(文脈)の多さよ。

2019年7月30日火曜日

問い地獄。

そもそもイノベーション(改革)とは何なのか?から考える自分がいるから面倒で嫌になる時がある。人と変わったことをすればイノベーションなのか?(いや、それは単なる目立ちたがり屋である by ニーチェ)これまでを否定すればイノベーションなのか?(いや、それは単にカイゼンの拒否である by ドラッガー)そもそも何でイノベーションが求められるのか?本当に求められているのか?問い地獄。

これまでに存在していないモノコトを説明する時、理解を得ようと既存のモノコトを事例紹介すると各人が持つ既存イメージに引っ張られること多々あり。そして説明すればするほど説明者は(たくさん情報を伝えたから分かってくれたはず)と思いこむけど、聞いた方は(ナンダ?複雑怪奇でよく分からなかった・・・)はプレゼンあるある。典型的なダメプレゼン。

【結論】シンプル the BEST!情報や装飾は盛るのではなく引くのである。極限まで引いて残るものが本質と思いたい。写真は富士教材屋上の【Urban Harvest】の一コマ。これほど伝えたいことがシンプルに伝わる画はないと思う。企画立案者が目指すのは「言わずして伝える」こと。説明を継ぎ接ぎしているということは、まだ途中。考える(妄想する)時間だけは省けないよー。

2019年7月17日水曜日

仮説にたどり着く。

5日ぶりの松山だけど、出張が濃厚だったせいか長期間離れていたような。気を取り直して出張の成果を実行に反映させないと!国内に200とも300とも言われる「映画祭」を今さら始めても新鮮味は薄いし他の映画祭と比較されるのは当然。でも、始めるからには何か目新しく斬新で(その手があったか!)と思わせないといけない。なおかつ「シンプル」でないと伝わりにくいし、再現なども難しい。

長年続けると知識や経験が蓄積されて「常識」という概念が誕生して、その常識(「一般的には」という表現などが該当する)が物事の判断基準になる。初めての場合、暗中模索の五里霧中だから、その「常識」を参考にする。参考にすることは良いことだけど、気づかぬうちに真似や模倣になってしまう恐れあり。前例が多ければ多いほど常識は多く、外れると心配や不安を招く可能性大!

個人の技量や経験に頼っている部分を「仕組化」できないか?と模索中。(個性を失うのでは?)と思われるかもしれないけど、それは「点の視点」であって「全体を俯瞰」すると、唯一無二の存在を確立できれば個性として成立するよねと。ここまでの仮説にたどり着いた!あとはキーワードの【ロケーション】というフィルム・コミッション最大の持ちネタをどうするかって話。

2019年7月15日月曜日

台北から埼玉

台北の宿から空港まで約25分、アッサリと出国審査は終わり搭乗。機内上映作品を見ながら(このロケ地でなければ成立しない作品だったんだろうな)とか、(CGのコテコテも物語に凄みや迫力を持たせるための背景なんだな)と、内容よりも背景が与える作品への影響について観てしまい楽しめず反省。離陸後5時間後に羽田空港に到着、入国審査もアッサリ通過、入国審査検査の悲喜交々のやりとりはテレビの見過ぎか。

JR川口駅で下車、東口から出て腹ペコだつたので「太郎焼(170jpy)」なる松山でいう「日切焼」を食べながらボランティアの指示で無料シャトルバス乗り場へ。既に30人ほどが待っていて結局50人は乗ったと思うバスはSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2019会場へ。約20分で会場に到着、映画祭だけでなく親子イベントもしていて賑わいある中で上映開始。今年は「翔んで埼玉」があるから劇中で使われた道具も展示。

ボランティアはストラップ、Tシャツ、トートバッグの3点セットが付与されると想像(バスの中でボランティア同士が話をしていた)。会場には中国人と思われる若者グループがいて、(あぁ、数時間前までは私が外国人だったな・・・)と思ったり。帰りの電車にも旅行者がいたし、駅には団体もいた。コンビニの店員は外国人。自分が海外に出て自国に戻り思うことって多い。

2019年7月14日日曜日

熱烈感謝台湾!

小龍包は一口で頬張ったので肉汁はセーフだったのに、肉餡饅は大きくて一口は無理だからかじってみると肉汁が溢れ出しシャツが一枚サヨナラ。いざ!小さな店に飛び込み、言葉が全く通じず指差して注文するも違う品が出てきた、けど美味しかった。ご馳走になり「美味しい台湾料理ですね!」と伝えたら、「ここはタイ料理の店だよ」と笑顔で返される(確かにトムヤムクンとか出てたけどさ・・・)

台湾に来たらと言うのでタピオカジュースを2回飲む。一つ80T$から300T $まで種類が多く、量も多く提供している店も多し!多いと言えばファミマやセブンなどのコンビニが各ブロック毎にある。取り扱い商品も日本の品が多い。スーパーに行っても無意識に手に取った品が日本製ということも、そして売り場の方に現地語でモーレツにアピールいただいたけど熱意だけは伝わった。

松山と桁違いなのは街中の緑の多さ。木々が多いから気温が35度あっても日陰が多いし、気持ちいい。またジェニファーも台湾FCスタッフも(中には5ヶ国語を操る猛者も)、通訳のソウさんもバスガイドもフロントも全員3ヶ国語以上を話すマルチリンガルで、ものすごく仕事ができる人々だったと。初めての台湾だったけど、多くの素敵な方とお会いできて好きになる!やはり人との出会いは旅を良し悪しを左右する。

2019年7月13日土曜日

FCと映画祭は相性がいい。

未来は自分の意思とは関係なく向こうからやってくるけど、忙しさなどを理由に備えないとか、来るべき未来を描かないとかもったいないと思う一人。ジェニファーいわく「映画制作に国境はなく、国をまたぎ連携する事で撮影は一層しやすくなり、いい作品が生まれる」とのこと。また「作品はもはや映画館だけの上映ではなくなり、ネット配信も今以上に増えると予測される中で制作環境を充実させる必要がある」とも。

国の異なるフィルム・コミッション同士が業務連携することに今ひとつピン!ときてなかったけど、それは日本という枠でしか見てなかったから。台北フィルム・コミッションでは中国、香港、日本、フランス、米国映画の撮影がひっきりなしで、多種多様なロケ地のリクエストへの提案に、ワンストップサービスを標榜するFCとして撮影が国境に関係なくシームレスにできたら、それはスゴいと。

制作への投資も始めた台北FC。2008年設立だから11年、JFCが2009年設立だからほぼ一緒と考えると、色々と考えさせられる・・・。職員35名!撮影支援だけでなく、違う部署ではノウハウを活かして作品製作もしてるというから、10年間の過ごし方は 常に数年先を見ていたのか・・・と。そして台北映画祭とは別と思っていたら、異なる組織だけど連携しているとのこと、一体だれ!事業構想を描いているのは?

2019年7月12日金曜日

ヒョいと台湾。

羽田空港に着いたもののエバー航空はストライキの影響で台北行きの飛行機は一便欠航して次の便へ。18日に松山空港から直行便がでるとのことですが、一足先に初エバー航空。機内は冷房がキンキンで最後尾は毛布2枚重ね、食事は想像通り、座席の間隔も問題なし!映画のラインアップも良かったので5時間のフライトは2本観たら台北空港に到着という感じ。空港は軍施設併設なので機内からの撮影は禁止とアナウンス。

この季節、気温は32度ほど。現地ツアーの参加に夕方の街を歩く。集合場所の台北駅まで約20分、所々に日本語看板や日本料理店があるので街の景色だけ見れば異国情緒感は薄いけど、一つ一つ細かく見るとワンダーランド!駅で集合したのはフィリピン家族、韓国夫婦、マレーシア友人同士、そして私の10名。用意されたバスに乗って4時間のツアースタート!

ナイトマーケットを歩き、寺院を訪ね、夕食は円卓で歓談、タピオカジュース飲んで、台北101に行って、帰りはホテルまで送迎。ガイドの台湾人ウォルターは京都や大阪に家族と行ったと言ってたし、フィリピンの子はワンピースなどのアニメ、ラーメンなどの日本食が大好きで日本へ行きたいと熱望してた。海外から日本は魅力的に見えるけど、日本は思われるに値するかと思ったり。

2019年7月9日火曜日

企画を煮詰める。

プロデューサーと意識すると(何をどこまですればいいのかな?)と考えてしまったり。もちろん「仕様書」はあるので、書いてある通りの結果を出せばいいのですが・・・果たしてそれだけで自分は「らしさ」を出せるのか?と・・・。自分の考えを「やらなければならないこと」「できること」「したいこと」に分類し、仕様書(=しなければならないこと)と照らし合わせて優先順位をつけてゆく。

難しいのは、企画の実現に必要な資源の調達と実施体制および過程の描き方。妄想を広げながらヒト・モノ・カネ・ジカンを当てはめて具体的な工程へ落とし込むのは、プロデューサー冥利に尽きるとはいえ大変!だけど自分の妄想を超える(新しい出会いや無理難題などの喜怒哀楽)と思うとシビレる!7月2日に就任してから1週間、考えるだけで1週間経ってしまった(涙)

悶々と考え込んでしまったので家族と気分転換。大島の「カレイ山展望台」と「亀老山展望台」をハシゴ。目の前に広がる「ロケーション」はいい!と実感。ロケーションが映画を通して国内外へ発信されることで愛媛・日本の魅力が世界中に届く。これまで取り組んできた事業とはスケール感が違うのも面白い。で、訪れたら100%確実に食べる「ご当地アイス」、ここははご当地NICE CREAMの出番!

2019年7月3日水曜日

下心と野心。

愛媛国際映画祭のキーワードは「ロケーション撮影振興」。愛媛国際映画祭自体はアウトプット。愛媛国際映画祭が創出するアウトカムは「ロケ撮影が盛んになることで愛媛・日本の魅力が今以上に世界へ発信されること」。アウトカムによるインパクトは映画を観た(海外の)方が聖地巡礼のように訪れたり、文化を体験したり、日本各地を訪れる動機が生まれること。世界共通語の「ロケーション」の可能性を高めたい。

自分にこんな役がやってくるとはね・・・が本心。記憶が正しければ2002年7月1日付で【えひめフィルム・コミッション】が設立されて専属職員になり、2019年7月2日付きで【愛媛国際映画祭プロデューサー】に就任したので17年後ですか・・・。ロケーション撮影の誘致・支援を担うフィルム・コミッションの認知度が上がることで地域での撮影がしやすくなると思っているのは下心。

野心はロケーションというイメージが実写に限られているのでアニメ映画やゲームの世界まで広げたいと妄想していること。「崖の上のポニョ」は鞆の浦、「サマーウォーズ」は信州上田、「エヴァ」は箱根、「君の名は」は飛騨古川駅、「千と千尋の神隠し」の湯屋は道後温泉本館をモチーフと、今やアニメやゲームの世界は現実世界とシームレス。唯一無二の映画祭となるか!