カワウソの代わりに。

正直に言いますと「1975年4月8日にニホンカワウソが最後に保護された場所」という説明から勝手に「河辺の湿地帯、ぬかるんだ場所」と思い込んでいました。なので人口約900人が暮らす宇和島市九島に着くと拍子抜けというか、自分の想像した場所を探しましたが、そんな場所はありませんでした。

代わりに見つかった（遭遇した）のは、「ガードレールがなくハンドル操作を間違えたら確実に海に落ちる幅2.5mの小道」「ゴジラ岩」など。ゴジラ岩は誰が見つけて名付けたんだろうか？子供たちかな？人間の脳は賢いようで、見たものを過去の経験値と結びつけると言うけど確かにね（笑）。でもまさか、これを「観光資源」とは思ってないよね？ネタだよね。

完全な自然だったらいいんだけど、セメント跡が見える部分もあるようなないような。こういう小さな島で資源を発掘するのは大変。「眺望がいい」と言う人がいるけど「島からの眺望はどの島も美しい」から差別化にはならない。来年3月には約85億円をかけて468mの橋が架かる。島の魅力を発掘しないとね。