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2016年12月28日水曜日

6万人以上が訪れた!

RESASで調べると2015年、愛媛県を訪れた外国人は多い国順に台湾23108人、香港8686人、中国8235人、米国3852人、韓国2998人、ドイツ2120人、オーストラリア2067人、イタリア1825人、シンガポール1400人、カナダ1394人、タイ1247人、英国1140人、フランス864人、インドネシア697人と続く。意外と色々な国から訪れていることにビックリ。

しかし彼らが訪れる店舗では「パッケージに多言語表記がない」「英語を話せる人材がいない」「商品の特徴・活用を伝えていない」「海外の習慣、趣向に対応できない」など、6万人以上の外国人のニーズに応えているか?と問われると厳しい。「我が店は日本人だけでいいのです」という経営者がいたら「日本一のおもてなし」を標榜する松山(愛媛)は笑われてしまう。

できることからしよう!と愛顔の食卓では、日本語、英語、中国語での商品紹介をしています。中国語を喋れるスタッフはいませんが、英語を話せるスタッフはいます。言葉が通じない場合は「試飲試食」で直球勝負。文法や発音が問題ではなくて、訪れているのに「見て見ぬ振り」をして、相手に残念に思われる方が大問題。

2016年12月27日火曜日

この先不安。

ニールセンの調べでは2016年4月現在、スマホやタブレットの携帯端末利用者数は5496万人いて、1日の利用時間は2時間11分。これは2015年の1時間49分から22分増えている結果。利用時間の内、アプリ利用が80%、WEBブラウジングが20%。80%のアプリ時間のうち1位は「LINE」で4305万人が使用とのこと。Instagramはこの時点で18位だが対昨年増加率は+84%で1092万人で急上昇中。特に50代以上で+226%の150万人の利用者がいるとのこと。

Youtubeは2680万人で第4位。時期が異なるけど2015年9月のニールセンでYoutubeの利用時間はPCで3時間5分、スマホで1時間29分/日。朝昼夜の食時を計2時間、就業時間を8時間、睡眠時間を7時間、通勤通学時間を往復1時間、その他雑時間を2時間とすると計20時間。1日は24時間なので残り4時間。そのうち、半分以上をスマホに費やしているのか!

12月26日読売新聞。29歳以下の車の所有率は49%、20代のパスポート取得率は5.9%、30代未満の単身者データによると1989年と2014年を比較した場合、個人が自由に使える可処分所得は男性約12%、女性約0.5%増えたのに実質は男性約9%減、女性約5%減。外食も洋服代も減っている中で通信費は増加。自分も経済の一部と考えるとこの先、この国はどうなる?と考えずにはいられない。

2016年12月26日月曜日

シーズンインに乾杯!

1800年代からフランス・ブルゴーニュ地方のボージョレ地域で造られる「その年」に収穫されたぶどうを仕込む新酒(ヌーボー)は、地酒として楽しまれていたが1967年にフランス政府が11月15日を公式の解禁日としたことで、パリからブームが起こる。そして1984年、11月の第三木曜日が解禁日と制定され、世界中で楽しまれている。企画立案者にとって「文化をつくること」は最大の成果なので、スゴイなーと感慨にふける。

「みかんジュース」だって同じだ。温州みかんは11月から収穫が本格化、伊予柑は12月、その他種類も12月には色々揃う。ジュースも12月には出てくる、ならば【みかんヌーボー】とし、「その年に収穫されたみかんでシーズンインに乾杯!」はどう?と周りに言っていたら伊織の村上社長、TENの西本さんが「実はエイトワンで取組んでるんです」とのこと。「それだったら一緒にしましょうよ!」と勝手に私。

毎年12月○日を「みかんヌーボー」の日と制定し、その年に収穫されたみかんジュースで乾杯!日本一の収穫量を誇る愛媛らしさがある。生産者さんから「ジュースできましたよ!」の連絡が愛顔の食卓へ続々入る。【みかんヌーボー】【みかんソムリエ】が目下の目標。協力者求む!

2016年12月25日日曜日

2016年収録終了。

2016年の「週刊ココ大ラヂオ」収録終了。1カ月以上ぶりの収録で、その間はスタッフがピンチヒッターで出演してくれ、当分の間、スタッフに頭が上がりません。
収録は171回目、杉浦副学長との掛け合いは「予定調和一切ナシ!」なライブ感を大切にしているので、再収録は同じ内容がいえませんが、話が予想外に発展したり我ら2人は楽しんでいます(リスナーがどう思っているか、一抹の不安はありますが)

「学長、売れるためにはデザインですよ!デザイン」と、これまた超がつくほど久しぶりの再会者から力説される。「おいしいデザイン」授業でも【消費者との接点となるデザインは大切】と説きましたが、やはりデザインです。ラベルだけの話ではありません、消費行動(接点の作り方、買い方、使い方、伝えた方など)の全てにデザインが求められているとのこと。10歳以上も離れる年配者に面白がってくれて何よりです。

自前で完結するのが「カッコいい」、他者に仰ぐのは「体裁が悪い」なんて時代もあったけど、コラボしてナンボです。互いの強み、得意分野で連携し相乗効果を創出する。頭では分かっても行動に落とし込めないのは、「目的と責任の所在」を明確にしていないだけ。と自分に言い聞かせてコラボ検討中。

2016年12月24日土曜日

モノコト物語。

「一生懸命に販売してくれているんだから私達も頑張らないとと思って!」と、あすもの山下由美さん。お花を愛顔の食卓へ届けてくださった帰り際に「あすも年末感謝便」の誕生経緯を教えていただく。そして「あすも年末感謝便」が到着しました。「はれひめ、じゃこ天、元気もん、イチゴジャム、みがらし味噌、米粉マドレーヌ、田作り、焼肉のたれなど」大満足の詰め合わせ。クリスマスプレゼンとしてテンションアップ。

ベトナムへ「野球指導研修」に行った大澤くん、猪飼くん。4日間の研修は総括では実り多い日々でしたが、ホーチミンに到着した初日は「右も左も言葉もわからず」の二人。交通量の多さに道路横断もできず途方にくれながら「うどん屋」に駆け込み、そこで来店していた日本人経営者に親切にしてもらい、その後は全て順調にコトは進んだとか。裏話。

愛顔の食卓にて。あと5分で帰ろうと店内で準備をしていたら、ニコニコした来店者。最初は気づきませんでしたが、ナント15年以上ぶりとなる再会に超ビックリ!10年以上前に上海へ渡り、起業されて今では3つの名刺を持つ敏腕経営者。「全て愛媛産でしょ?これだけの品揃えは見たことないよ。一緒にできたらいいね!」と声をかけていただく。モノ・コトの全てに「物語(背景)」があるという話。

2016年12月23日金曜日

お客じゃなくて。

撮影現場では「見物人」は見張られます。理由は情報を外部に漏らさないため。カメラ撮影なんてご法度でレンズを見つけたら注意ですが、スマホ時代になり、通話か撮影か見分けがつかず「イタチごっこ」に考えた。(集まった見学人はファンであり、撮影妨害でないから「見張るより仲間」にした方がいい)と。「役者を演技に集中させてあげましょう!そのためには皆さんの協力が必要です!」と表現を変えたら全員がファンになった。

キングコング西野氏が同じようなコトをブログに書いていた。「えんとつ町のペプル」の発刊に際しクラウドファンディングで1万人以上から支援を得た。支援を受けるのに「持てる情報の全てを公開・発信する」ことで共感をよび、ファンを「お客さん」から「作り手」に変えたのが1万人の応援者の要因とのこと。だから情報を伏せてタイミングをはかる「情報解禁」は以前よりも効果が低いと指摘。

「野村シルクプロジェクト」も同じ。情報共有に価値がある時代の中で情報発信は不可欠。斜陽産業と認知され、先細りが心配されていた所に「繭」の可能性を提げてリバースプロジェクトトレーディングスが現れた。周りを固めるのは一人一人が専門家。過程を発信することで得たいのは、お客さんではなくて「一緒に夢を見る、応援」してくれる人。

2016年12月22日木曜日

真実か虚栄かみたいな。

「悪い点(改善点)を挙げよ」と言われたら、際限なくに言えるのが人間。本当に「悪い点」もある、これは同意。しかし、つい「立場や加勢で」でそう思ってなくても、言ってしまうのだなと聞いていて思った場面に遭遇。更に「自分たちの都合に悪いコト」「社会通念的に悪いコト」の2種類を混同して話しているので整理して聞かないと、私のことではないのに私が凹みそうになる(涙)。

その反対に「可能性に溢れた」話も伺う。手法は違えど目的は一緒の話を伺い、「愛顔の食卓は可能性に溢れている」こと。「えひめ南予通信大学」は愛媛や扱うテーマのコンテンツ(≒商材)として成立すること。照れるほどに褒められると、普段は「そうでしょ!」と調子に乗るのに、「いぇいえー、そんな」とつい、言ってしまった小市民(笑)。

人は立場や状況で色々と異なると人間ウォッチ。私もそう、聖人君子のつま先にも及ばない適当野郎。一つだけ気をつけているのは「どんな状況でもどれだけ楽しめるかを追求する」こと。「ライフイズビューティフル」のお父さんから学んだし、「カープール」を見たら、ハッピーな気分にならざるを得ない。水面に映るのは真実か虚栄かみたいな感じ。

2016年12月21日水曜日

信じるか信じないか。

自宅から土居真珠まで100km、100分の旅。土居さんに先日終わった「えひめ南予通信大学」のお礼を兼ねながら新プロジェクトへのお誘い。そして「ご当地コスメ」のご縁に感謝の意を伝えて後にする。土居真珠から野村シルク博物館まで42km、45分の旅、亀崎館長に「野村シルクプロジェクト最優秀賞」の報告、宇都宮さんには愛顔の食卓への出品のお礼、そして新商品の可能性について意見交換。

大介うどんで「うどんそばMIX」を食べてヒーヒー言い、森の息吹まで40km、45分の旅。森下さんに愛顔の食卓への出品お礼、細川さんに生産者の紹介依頼。そして松山へ100kmの帰路。「訪れたことは点」だけど繋がっている。「未来に先回りして点と点を繋げて見ることはできない、バラバラであっても将来、何らかで必ず繋がると信じなくてはならない」といったのはジョブス(のスタンフォード大学でのスピーチ)。

「そんなコトは分かってますよ!でも時間とお金は有限です。」と言う人がいるけど、そう思う人へ信じろとは言いません。自分を信じない人が人を信じられるはずがないと思うから。No. Try not. Do or do not. There is no try.(「やる」か「やらない」かだ。「試す」などはない。)と言ったのはマスター・ヨーダ。

2016年12月20日火曜日

視点と思考に柔軟性。

近所のスーパーにて。愛媛県が誇る「紅まどんな」が10個で5000円程度、1個500円の計算。もはや「フルーツ」ではなく【ケーキ】の域だ!実は「紅まどんな(愛媛果試第28号)」になれなかった果実も多く、友人知人のFBには「安価でおわけします」の情報が多い(1個200-300円で販売)。

富士教材で行った「プラモカフェ」は、戦闘機や宇宙船、戦車のイメージが強いプラモデルを「インテリア」と切り口を変えたら女性や親子が多く参加した。ガラス製理科製品の販売が需要減で細る中、「理科系雑貨」としてネット販売をした所、反響が大きいとのこと。と、すると「加工食品」も「雑貨感覚」で売れるよねと思ったり。「レトルトカレー」が本棚に並べられて販売されていたのを見た時は驚いたっけ。

固定概念ってのは本当に邪魔だし、目の前を飛ぶ蝿みたいでやっかいだ!みかんジュースを「ワインのように」売りたい。視点と思考に柔軟性をもたせよう!価値観は固定されているものではなく流動的で経済や自分の意思でどうにでも変えられる。視点や思考を固定させてしまうと選択肢や可能性が狭まる。と、自分に言い聞かせながら企画書を校正中。

2016年12月19日月曜日

愛顔の食卓大試食会!

愛媛の味は外国人の口に合うのか?留学生や海外経験者などを交えた「愛顔の食卓」試食会。中村和憲さんに教えていただいた「お粥」、台湾にもお粥に似た料理があるので、違和感なく食べられるとのこと。
海のないモンゴル、ちりめんじゃこ+梅+昆布の佃煮、ゆずそうめんが美味しい!と太鼓判。オーストラリアは「梅干しのような酸味の強い味は慣れていないと思う」とのこと。

やはり「小さい頃から慣れ親しんだ味」と似ている味はリンクするようで、じゃこ天も「母国に似た味がある」のでOK、「鳥そぼろ」も台湾では人気の味とのことで料理本まで見せてくれる。用意した10種類の味は全て完食、集まった10代-20代の若い世代に愛媛の味は「美味しい!」と大好評。

もう一つ気づいたのが「食への安心安全」という意識が「美味しい」に結びついていること。「モンゴルでは以前まで中国から野菜を仕入れていましたが、農薬などの問題から不信感が高まり、自国での生産を奨励し今では野菜の自給率はほぼ100%です」。「日本の品は高いですが、その代わり安心安全が付いているので買います」。安心安全のブランドは各地で日本人が築いてきた価値と痛感。いやはや凄いこと。

2016年12月18日日曜日

夢を応援する。

この笑顔!「ベトナムの国技はサッカー、しかし野球熱が高まる中で肝心の指導者が不足している」とベトナムから相談を受けたのが2年前。「自分たちが学んだ野球の面白さを伝えられるなら」と、21ヶ月前に松山大学の重松君(当時)、大澤君がプレゼンテーション。その後、プロジェクトは重松君の後輩猪飼君と大澤君に託され、お金を貯めるためにアルバイト、就職活動を経て、寄付金3万3000円と共にベトナム(ホーチミン)へ出発。

ホーチミンでは「サイゴンフェニックス」と合流、ホーチミンには国別に「草野球チーム」があり、サイゴンフェニックスは日本人チーム。昨年、サイゴンフェニックスを訪問したのが懐かしい。猪飼君、大澤君とチームは初対面、でも言葉なんていらず練習を楽しんだと報告が入る。

私が応援したのは、この笑顔が見たかったから。自分のためにお金を使うこともアリ!この場合は自分の欲求を満たすだけなので成果は1倍。だけど、誰かに夢を託しその誰かが叶えてくれると「自分+相手+受益者」で3倍。この場合、終わってからも経験は関係者と共有、持続されるので効果は実質3倍以上と推測。夢を応援するって本当に気持ちいい!彼らはケーキ屋にも研修に行くとのこと、どうなることやら(笑)

2016年12月17日土曜日

師走つれづれ。

「君の名は」は206億円突破ですか、「スターウォーズ 7」が2062億円なので10倍差ですが「君の名は」邦画史上第2位、「スターウォーズ 7」は世界歴代第3位、ものすごい記録です。昨日公開の「スターウォーズ ローグ・ワン」は日本では50億円の興行収入かな。2016年の間違いなく1位ですな、2015年は「エピソード7」「MADMAX」2014年は「インターステラー」。邦画も観ないとね。

朝から2本の企画書と格闘中でなんとかメドをつける、明日には完成予定。昨日、ローグ・ワンを観れたので頑張れる(笑)。これまで何百本も企画書だけは書いてきたけど、写真点数が50点を超える企画書は記憶がない。と、いうか文章がとても少ない(笑)。内容が文章では表現しにくいので図解や写真で紹介。この企画書用に写真も撮ったので、上手に伝わりますように!

ローグ・ワンは我が子3人と観たのですが、こんなコトがいつまで続くのかと思ったら、劇中とダブってしまいウルッときてしまった師走。早くてあと5年もしたら夫婦二人の生活になる可能性もある。それはそれで面白いと思うけど、たぶん一緒に行動はなくて移動先や出張先で落ち合うなんてコトになっていたり。

2016年12月16日金曜日

これでいいのか?

「みかん」をキーワードに商品を並べてみました。ミカンジュース(温州みかん、デコポン、晩柑、清見タンゴール、せとか)をはじめ、みかんゼリー、みかんのシロップ漬け、みかんジャム、みかんケチャップ、みかん塩があります。右の「白っぽい」のは「100%レモン果汁」です。興居島のカネミ農園、八幡浜の濱田農園の品です。個人的にはみかんジュースの種類は増やしたい!ちなみに1万円の紅まどんなジュースも置いています。

「学長、ワインはワインセラーで陳列・保管されるのに、日本酒はどうして"常温で陳列"されるのでしょうか?」と、ココ大日本酒アドバイザーの唎酒師、槌谷さん。槌谷さんによると日本酒はワインよりも繊細だから丁寧に扱うべきで、ご自身がオーナーのセブンイレブンでは「槌谷責任監修」の元、日本酒が冷蔵庫で陳列・保管されています。その姿勢に蔵元さんからも信頼が厚く、取り扱いできた品もあるとか。

私に置き換えると(じゃあ、みかんジュースって透明な瓶に入っているから、紫外線などの影響を受けるよね?すると味も変わるよね)とよぎる。やはり紫外線、酸化などを防ぐために、ワインのような色味の瓶。もっと言えば「生醤油」のような密封パックで詰めた「みかんジュース」だったら、外装は自由にデザインできる。あぁ、妄想。

2016年12月15日木曜日

働き始めたJK。

働き始めたJK、制服姿を見せてもらい涙腺ゆるむ。先輩方の助言を漏らさぬよう小さなメモ帳を常に携帯し書いていたら既に半分近く。疲労困憊で帰ってきても振り返りをして明日に備える姿を見て、(成長したなー)と、感慨にふける。
「働くってすごいね」とJK、辛い意味ではなく「やることが多く密度が濃い一日」とのこと。「そうだね」と私。自分の役割と居場所が明確なようで、そのような環境を提供してくださったJKの職場に感謝!

愛媛県指定えひめ伝統工芸士認定第234号の資格を持つ「よしを工房」の宇都宮よしをさん。「一人で全てしてます」と、よしをさん。宇和島の伝統「牛鬼」の牛鬼頭などを製作する傍らで「鈴鹿」がカワイイ!小さな鈴鹿はカラフルでピンクや青も。「○○色で作って!」という小学生などこどもの助言が反映されているとのこと。伝統文化と子供のコラボ!だけど全て一人作業のよしをさん、この先どうなるの?と思いつつ鈴鹿を購入。

「働く」について講座や授業を持ったことはあるけど、改めて「働く」って何だろう?考える時間もなく就職した人も多いだろうな、そんな時代もあった。時代は流れ、細分化された現在において旧来然の働き方だけでは時代とズレる。自分の中にある古い価値観を壊さないと!

2016年12月14日水曜日

味を決めること。

食する時、味が美味しいのは当然とした場合、「美味しさ」を演出するのは決して「味だけじゃない」という話。例えば「時間」、空腹時と満腹時に食べるのでは「ありがたみ」が違うし、「場所」は「屋外」が美味しいと感じるのは陽にあたるなど非日常だから。「屋内」の場合も非日常の雰囲気が美味しく感じさせる。
「誰と食べるか」も大切で「喉が通らない」なんてコトもある(ビジネスでは会食は商談にもなる)。

そんな中で「料理を盛る器」は最重要で、どんなに美味しい料理でも器がダメだったら台無し。1月から提供を始める「お粥」は、シンプルなので器は攻めよう!と杉浦副学長の工房へ。彼女の器にはファンが多く1つはあっても、碗や長皿、小皿、箸置きなど「スギウラ工房揃い」で出せる所はあるまい!という品揃えになりました。素晴らしい!

そして帰り道は「みかんケチャップ」「ごまドレッシング」などを提供くださっている「のっぴんらー麺」さんで昼食。ここでも器は「砥部焼」です。「せっかくなら砥部焼で提供したかったんです」と、昨年、篠原さんに取材した時を思い出す。美味しさの演出とは「食事中に話題となるか否か」だなと。その話題が共有されると月日が経っても思い返せると。メモメモ。

四万十にて。

四万十川市舞台のドラマ「遅咲きのヒマワリ」のロケ地ツアー。四万十川を上流に向かいながら、先人たちの苦労と工夫で誕生した沈下橋の説明を受けて撮影ポイントに到着。
「沈下橋を俯瞰で撮れる場所はココがベストです。」と、沈下橋は多数あっても川と山とを俯瞰で撮れる所は少ないとのこと。辺りは離合さえ難しい山道、よくぞ見つけました!

農家レストラン「しぇんじり」で昼食、おばちゃん達3人が作った惣菜食べ放題+飲物が1300円/人、一日あたり30人/日=39000円×25日=975000円/月×12ヶ月=1170万円/年か、材料の多くは自家調達と思われるので15%、光熱費は15%、賃料は公民館なので10%、人件費が50%と妄想、残り10%(約10万円/月)が利益か?農家レストランの先駆けとして商売繁盛店!

帰りは廃校となった小学校をシェアオフィスとして活動している「いなかパイプ」を訪問。学生時代から知り、NPO法人「eyes」のメンバーとなり、今はお母さんとなっても活動を続けている佐々倉愛さん、お母さん達と意見交換。「子ども達のために自分たちでできることはある!」と気付いたお母さん達、あえて伝えたのは「何もかも背負い込まないこと」。

2016年12月13日火曜日

地域を安売りしない。

アポなし宇和島旅は想像以上の収穫で四万十市へ出発!車中も談笑しながら予定到着時刻になり辺りを見渡しても集合場所らしき建物が見つからない。
アレ?と思いグーグルマップで位置を確認すると、ナント!四万十市へ到着予定が四万十町へ到着していた!OH!NO!大慌てで会場へ向かうもその距離50km。計100kmの道間違え、貴重な体験で高知県、香川県のフィルム・コミッションの爆笑で始まった「JFC四国ブロック会議」。

「ロケハン、撮影協力体制づくり、撮影相談、関係者対応、観光誘客」など、FCが「しなくてはならないorできる」コトは多く、頑張れば頑張るほど、仕事量は増え課題や悩みも比例して増える。でも冷静に考えると「その業務って本来は制作側の仕事じゃない?よかれと思ってることは本来しなくてもいいかも」と提言。FC担当者は1名-2名で、悩みを相談できる相手もいなく孤軍奮闘だから四国四県でフォローし合おう!と話す。

FCは「地域を安売りしない」のが大前提。愛媛の場合、企画書がない企画、撮影日が差し迫った企画はNOです。「じゃあ、撮影を逃してますよね?」「そうも考えられるけど、協力者に負担を強いる撮影をした結果、協力体制に支障が出た」という方が悲しいので、それは譲れない。来年は香川だ!

2016年12月12日月曜日

お粥大作戦!

先日の視察でも高評価だった「愛顔の食卓」の試食はジュースやジャム、お菓子などが中心ですが、塩などの調味料、ジビエや梅干しなどは「もっと美味しく試食できるはず!」と思っていました。(どうしたら商品の魅力を引き出せるか?)と思案をめぐらせ、(魅力を引き出す試食メニューの提供だ!)と、閃いた結果【お粥】にたどり着きました。

お粥ならトッピングとして「梅干し、海苔、塩、佃煮、鯛味噌、ゴマなど」を乗せることができる他、サイドメニューとして「ジビエ、筍、チーズ、燻製、クラッカーなど」があり、口直しには「羊羹、ピール、お茶など」が出せるでしょう。お粥はプレーンと玄米の2種類を用意する予定、味噌汁もつけて400円/食で提供できるかな?そもそもお粥はヘルシーだし、お粥を提供する店もないし、とにかく並ぶ商品の魅力を最大に引き出せるはず!

畑さんが準備してくれた「試食」を試食。美味しくてペロリ。その後、あーだこーだで意見交換。味にOKが出ると「器はどうする?やっぱり砥部焼だよね?」など什器やオペレーション、空間についても話がおよび。最初は凸凹するのは当たり前、1月7日の「七草粥」に開始できるか?お粥大作戦!ちなみに私自身、顧客の一人になります宣言。

2016年12月11日日曜日

課題改善で飯。

今週はココ大、リソースセンターの立場を入り交え、松山市、大洲市、面河村、新居浜市で計5回の講座・研修を敢行!我ながらよく頑張りました。ごお声がけいただき、協力いただいた方々に感謝です。技術的なことは各地で行われているので「生々しい話題」を心がけています。具体的にいえば「旬」や「経験」「明日から活かせること」。

日本政策金融公庫さんの依頼で【ソーシャルビジネスのための資金調達】。「会費、寄付、自主事業は少額の内発的財源で自ら使用目的を決められる特性」を持ち、「助成や補助、委託、融資は多額の外発的財源で使用目的が提供者によって決められている特性」がある。内発的財源は支援性なので参加しやすく、外発的財源は対価性なので事業成果が指標になる。

で、実は上記は資金調達の基礎情報なだけで、見落としがちなのは「なぜソーシャルビジネスなのか?」というWHY?約140万人の愛媛県の人口はこのままだと133万人(2020年)→121万人(2030年)と推測され、高齢者が多くなり介護負担増、すると働き手不足から経済は鈍化し税収入は減少、公共サービスが危うくなる、すると行政による課題改善を期待するより自分たちでしないと!という改善意識が「課題を事業で解決し飯を喰う」ソーシャルビジネスの始まり。

2016年12月10日土曜日

2019年の予言。

東京オリンピックを控える2019年、私48歳。世間がオリンピックムードで盛り上がる傍で2016年12月2日に可決された、金融機関で10年以上放置されたお金を民間の公益活動に充てる「休眠預金活用法」の施行開始。超党派による議員立法だった「休眠預金活用法」は可決以降、中身の討議は喧々諤々だったが、公益活動を支援し、自助・互助の促進による「地域の課題は地域で解決する」方針になる。

休眠預金の活用に手をあげた愛媛県の休眠預金受入団体は、初年度500億円の休眠預金のうち、1%を預かるが、預かるために策定した活用の仕組み、組織づくり・運営体制、事業計画書、評価指標などは2018年末になんとか完成。しかしながら、預かった休眠預金をどの公益活動に支援し、成果を出すかは不安と期待を抱えている。

一方で「粗悪な休眠預金受入団体」が各地に発生。額に目がくらんだ「迂回団体」「トンネル団体」「天下り団体」が愛媛にも「公益っぽく」誕生。それらを排除し、公益活動の支援による自助・互助の促進、地域を昨日よりも今日、今日よりも明日よくするには【覚悟】が必要と、全国コミュニティ財団協会の深尾会長、みんなでつくる財団おかやまの石田専務理事。