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2025年5月13日火曜日

海士町で阿部さんと。

海士イカの甘辛炒め

海士町に愛媛県出身の方が移住して地域づくりなどをされていると知り、連絡すると「会いましょう!」と快諾いただいたのが「(株)風と土と」代表取締役の阿部裕志さん。

その阿部さんが予約してくださったのが「島の恵みと発酵ビストロ きくらげちゃかぽん」というお店。
素敵なお店で、どれを頼もうか?メニューから選ぶのに時間がかかったけど、海士イカの甘辛炒めを選択。

阿部さんとは初対面だったけど、接点を持つ愛媛人たちに知り合いも多く、お会いできて良かった!が素直な気持ち。
それは、海士町に移住してゼロから始められてご苦労も多かったからこそ、「自負があります。」とキッパリ言える人は少ないし、カッコいい。

企業研修と出版が主事業で出版に合わせてドキュメンタリー映画も制作されたというバイタリティ溢れる話が面白くて、阿部さんとの写真を撮り忘れる失態・・・。

ご自身の会社に名付けた「風と土と」にも意味を込めていて、「風の人と土の人が共に風土を創る」が社是のようで、外からの人&地元の人とで耕す新しい地域と言う感じかな(時に破壊と創造に近いかも)。
言われてみれば、ココ大も「いよココロザシ大学」と決めた時は“一人一人が志を持てる愛媛に実現”的な意味合いをもたせたっけ。

また、海士町の活性にも気概があり、その源には一人ではできないことを最初からご理解されていて、同じ方向を向いている仲間をコツコツと増やしていった最初の10年だったかな・・・とお話しされてたのに納得。

と、話が盛り上がる中で私の「海士イカの甘辛炒め」がテーブルに、阿部さんは「生姜焼き」。
おいしくいただきながらの談笑は、アッ!と言う間に終わり、阿部さんは帰って行った。
写真を撮り忘れたけど、どこかで再会できるしょう!

2025年5月12日月曜日

どう見てもカメ。

魅力資源は見方によってさまざま。

誰が名づけたのか「ローソク岩」。
国賀海岸に立つ奇岩で、約40mほどの高さがある鋭く尖った岩。
春と秋の年2回のタイミングで夕陽がローソク岩の先端に沈む時に灯のように見えるから「ローソク岩」とのこと。

でも、それだけではなく(上手だなぁ)と思ったのは、岩場から見れば「ローソク岩」だけど、海上から見ると観音様のように見えるから「観音岩」とも言われている。

PRとしては、一度で二度おいしく、なんなら新たに違う角度から見たら「指先岩」とか名づけてもよさそう。ゴメンなさい。

でも更に誰かが気づいたことがあり、ローソク岩がある国賀海岸から、もう一つの名所「摩天崖の断崖絶壁」までを遊歩道(約2.3km)として整備することで、訪れる目的を2倍増にしたこと。

国賀海岸から摩天崖、もしくは摩天崖から国賀海岸と、異なる魅力資源を結んだことで、どちらかに訪れた人は必ず両方行くという演出。実際に私も両方に行きました。
スゴいアイデアだけど、残念ながら摩天崖にも国賀海岸にも売店などはないからお金は落ちない(涙)

そんな素晴らしい魅力資源に大勢が押し寄せていた中で、通天橋というアーチ型に侵食された岩が橋のように見えるというポイントに辿り着いた時、一目見た時から(カメだ!)と思ってしまい、通天橋の説明が全く入ってこなかった。

どう見ても巨大なカメ、それもゴツゴツしていて怪獣のよう。
口を開けているように見えるし、目に見える凹みもある。首から甲羅にかけても見えるし、どうして「カメ岩」と名づけないんだろう?と思い、宿に戻り、20歳の先輩ミッキーに見せると「カメですね。」と太鼓判をもらう。

地域資源、上から見るか下からみるか横からみるか?

細いのがローソク岩。またの名を観音岩。

いつも子ども達が示唆してくれる。


2025年1月にライフスポーツ財団に助成金を申請し、そして、3月25日に採択通知を受け取る。

そして、同じく2025年1月に森林環境保全基金事業へ申請していた事業が、4月21日に採択されたという通知が届く。これで今夏もココ大付属学園で子ども達と一緒に木工体験ができる!

採択された事業は「プレミアムケース」と名付けた鑑賞もできるフレーム。
このアイデアに至った経緯は、子ども達が持ってくる(ポケモンなどの)カードから。

子ども達はカードを箱に入れて持ってくるのだけど、カードの中には「お気に入りのカード」があり、見せたいのだけどたくさんのカードに埋もれているし、紛失の可能性もある・・・と彼らなりのジレンマもあり、「じゃあ、飾ったら?」と言ったら「そういうのがあったら嬉しい。」と言うのが発端。

子ども達の発言や行動には示唆が多い。

すると(カードだけでなく、色々と飾ることができるよね?)と自問自答する。
美術館の入場券、神社仏閣の拝観券やお札、旅先の思い出(レシート、メトロカード)、思い出のチェキ、絵葉書など、横展開は無限に広がる。

ただ、ここまでは妄想なので、妄想からどうやって現実に落とし込むかと、毎回お世話になっている木生活の宮浦さんに相談すると「できますよ!」という返答に、言語化して申請書完成!その後の採択につながる。

訴求のポイントは3つ。
(1)男の子でも女の子でも工作、活用できること。
(2)床に置くモノは捨てられる可能性があるので壁を活用すること。
(3)保護者も喜ぶこと。

コトの始まりは子ども達。
彼らの小さな声に耳を傾けると、気づかなかったコトが見える!

2025年5月11日日曜日

裏切られる。

6品+白米=1,000円(税込)

西ノ島町テレワークオフィスでの作業ははかどり、ToDoリストをどんどん消化していく。
すると気づけばお昼前で(そう言えば使用時間は12時までだった・・・)と思い出すも、1日400円(1時間でも400円)の使用料を思い出し、「延長利用はできますか?」と、受付に尋ねると「はい、大丈夫です。」との返答だったので「じゃあ、延長で。ちょっと食事をしてきます!」と、建物を出て30歩余りの所にあった「軽食あすか」へ行く。

のれんをくぐり、引き戸を開けると店内は想像以上に広く、12時過ぎでお客さんは10人以上、それも学生からシニアまでの老若男女。

窓際の席に座り、従業員が水を持ってきてくれたタイミングで「初めてなんですけど、オススメは?」と尋ねると、壁を指さして「アレが日替わり定食です。」と「わがとこ定食(1000円/税込)」なるメニューを教えてくれる。

「じゃあ、それで!」と伝えると「はい。わがとこ一つ!」と奥の厨房へ伝える従業員。
私の後にも数組入ってきて、漁港が目の前だからか漁港関係者、そしてお爺さんも多かった。
で、お爺さん客は知り合いを見つけると自身は席につかず、知り合いが食べてるテーブルに両手を置いて「あんた、今日はヒマなんか?早いのぅ〜」と、世間話がスタート(笑)。

そんな、島の食堂あるあるをしばらく見ていたら「わがとこ定食(写真)」がやってきた。

「ヒラマサの刺身、ハマチの南蛮焼、切り干し煮、ブロッコリーと卵のサラダ、漬物、ワカメの味噌汁&白米」という構成。


主食は全て西ノ島産とのことで、美味しいに決まっていて、案の定、美味しい。

特にハマチの南蛮焼きは分厚くて、外は堅焼き、中はホクホクで自分では作れない味。
(建物看板には「ラーメン・うどん・カレー・コーヒー」と書いてあるから、侮ったけど、全く違うじゃないか!)と、良い意味で裏切られる。

で、世間話をしていたお爺さんはカレーを食べてた。

食堂だけどコミュニティスペース、憩いの場所なのね。



1時間400円、1日でも400円。


終日、お休みをいただいたので選択肢は3つ。
(1)疲れを癒すために終日、グータラして過ごす。
(2)せっかくの休みだから、電動自転車で西ノ島をめぐる。
(3)こんな時だからこそ、仕事に集中する。

そこへ天気予報では曇天から雨。連休明けに提出しなければいけない資料がある。近々、片付けないといけない、やっておいた方が後で楽なToDoが多い。などを鑑みて「(3)こんな時だからこそ、仕事に集中する。」を選択。

でも宿では集中できず、!!!と思い出したのは西ノ島テレワークオフィス=コワーキングスペース。西ノ島にもコワーキングスペースがあるんだ!とサイトを見ると1時間400円。うーん、仮に6時間使うと2400円か、他に比べたら安いけど・・・と思ってよく見たら「1時間400円、1日でも400円」だった!

どういうコト?と見間違ったと思い、見直しても1時間でも400円、1日でも400円。
リゾ隠岐ロザージュから電動自転車で15分も漕げば到着する浦郷地区、目の間は海(漁港)という立地。

「こんにちは!」と入ると受付の方が対応してくださり、「連休中は利用者も少ないですから、お好きな所へどうぞ」と2階のコワーキングスペースを紹介してくれる。
眺めの良い角席に陣取り、早速作業開始!wifi完備だし100円で飲み物も飲めるし快適!

手を休めて顔をあげれば穏やかな海。利用者もおらず静かで作業がはかどる&はかどる。
利用する際に利用時間の目安を申請するのだけど、当初は9時から12時までの3時間利用としていたのに、結局営業終了の17時前まで7時間超の滞在をしてしまい、57円/時という利用計算になった件。

提出予定日よりも前に資料を送付できて、ハッピーになった西ノ島テレワークオフィス利用記。


2025年5月10日土曜日

西ノ島で猛省。

西ノ島出身の山本幡男さんの物語

「〇〇さん、〇〇さん、〇〇さんもココにお泊まりになりましたよ。」とリゾ隠岐ロザージュのイトウ支配人と撮影談義。西ノ島で撮影があるとロザージュに泊まることが多いんだとか。

「西ノ島で有名なのは玉木宏さんですね。お父さんが西ノ島出身で縁が深いです。それに山本幡男さんはご存知ですか?」
「いいえ、知りません。どなたですか?」
「二宮和也さん、北川景子さんで映画化された「ラーゲリより愛を込めて」を知っていますか?」
「映画の題名しか知りません。」
「「ラーゲリより愛を込めて」の主人公は西ノ島出身の山本幡男さんの物語なんですよ。」
「えっ!そうなんですか!全く知らなかったです。」

ウェブサイトを見ると想像を絶する体験を強いられながらも不屈の精神で過ごした様子が紹介されていて、何気なく入っていた「西ノ島ふるさと館」に遺品などが展示されているのを知り、「摩天崖」には顕彰碑が建てられていたことも知った・・・けれど、実は「西ノ島ふるさと館」でも「摩天崖」でも全く気づかなかったのを猛省。訪れたのに!

いかに知らなければ気づかないか、知る由もないことを学ぶ。
と、同時に地域には必ず映画化に値する物語(資源)があるということも学ぶ。

色々なジャンル(アクション、SF、冒険、恋愛、ファンタジー、ホラー、サスペンス、スポーツ、ドキュメンタリーなど)があっていいけど、多くの人が感動や共感をする点は人間讃歌(=人の有様を讃えること)であって、それが身近な出来事であればあるほど尚更、感動や共感しやすくなる。

やはり、フィルムコミッションを題材にした物語を世に出すべきと思ったり。
まさに私好みの「劇中劇」で、表の整った作品ではなく、裏の人間模様の方が面白いのよ。

“まかない”とロケ弁。


ある時は「アジフライ、サバの煮付け、タイ&カンパチの刺身」、またある時は「タケノコの天ぷら、(名前を忘れた)煮魚、タイ&カンパチの刺身」、時には「目玉焼き on ハンバーグ定食」だったり「うずらの卵いっぱい中華丼」「目玉焼きon焼きそば」そして「カツカレー」「シーフードカレー」など、厨房を預かるシマモトさんがつくる“まかない”が美味しくて毎食、楽しみだった。

「人が作ってくれた料理はおいしいよね。」はハウスマスターのマエイタさん。
おっしゃる通り!自分でつくった料理もマズくははないけど驚き&感激はない(なぜなら何もかもを知ってるから)。

でも人が作ってくれた料理にはどこかに必ず驚き&感激があり、感謝が生まれるから不思議。
それも“まかない”だから0円。こう書くと誤解を招きそうだけど、そういう条件で受け入れていただいている。

日頃は貧そな食事(スーパーで買った惣菜や弁当、カット野菜と麺を茹でた味など)だから沁みたのは言うまでもなく。

先日、古い友人の古関さんが私のロケ弁熱をかってくれ「愛媛のロケ弁情報をください!」と依頼してきて、東洋経済ONLINEに掲載してくれたけど、撮影隊やキャストが求める味は、決して豪華絢爛な食事だけではないと“まかない”を食べて思い出す。

記事にもあるけど、多くの撮影隊はロケ弁に「癒し」や「モチベーション」を求めていて、食べることで「よしっ!続きも頑張るぞ!」的な踏ん張りが生まれること多し。
それが、安かろう不味かろうで生まれるわけはなく、ポイントはやはり「地元飯」。

タケノコは松山も西ノ島も同じかもしれないけど、〇〇さんが〇〇で取ったんだよ。
この魚は沖で釣れたモノなど、エピソードが味に上乗せされて、旨みが増すのは本当の話。
だから、明日も頑張っちゃおうかな!となる。

2025年5月9日金曜日

旅先の出会い。


摩天崖(まてんがい)という「天外魔境(大昔のゲームタイトル)」な断崖絶壁へ行く。
「摩天崖はコチラ」という道路案内から40分以上、ひたすら長い長い登り坂を電動自転車のアシスト強モードで漕ぎました。

(これは何かの修行か?罰ゲームか?)と思った先に辿り着いた駐車場で、一際目立つ黒いスポーツカーが止まっていたのを何気なく見ていて・・・。

帰り道の下り坂で馬や牛の放牧様子を撮っていると、観光バスが来たので避けて、そのバスの後ろに見えたのは、駐車場で何気なく見た黒いスポーツカー。

その後は国賀海岸にも行き、ロザージュに戻ってきたのは17時頃。
すると、摩天崖で見かけた黒いスポーツカーが止まっていて(あれ!さっき見かけた車だ。宿泊客なんだ)と分かる。

そして、汗を流そうと大浴場へ行くと既に4人いて、私が5人目で浴場はいっぱい。
体を洗い、「すみません!(入らせてください。)」と言いながら4人の間に割り込んで湯船につかると、自然と「どちらからですか?」と隣から声がかかり「愛媛からです。」と答える(旅人モードで会話した)。

すると「俺たちは京都からです。」となり、お互いに「西ノ島は初めてですか?」となり「初めてです。」と、旅人あるある話が続く。

「どこかに行きましたか?」と尋ねると「なんだっけ、断崖絶壁に行ったよな?」と話ぶりから二人組と分かり、「摩天崖かな?私もさっき、摩天崖に行きました。」と伝えると、「もしかして、自転車で行ってました?」となり「えぇ、自転車で行きました。」と答えると、私が下り坂で写真を撮っているのを見かけたという黒いスポーツカーの方で、「奇遇ですね〜」と笑いになる。

そこへ6人目、7人目が新たに入ってきて、湯船からも人が出たりと浴場はにぎやかになり、「じゃあ!」とそのまま私も浴場を出る。
メガネも曇っていたから顔もよく分からず、名前も何も分からないけど、これも旅の醍醐味。

ワーケーションの日々は。

飛行機雲がよく見える。向こうは島根・鳥取。

「楽しそうですね!」と、よく言われるけど、働き方は人それぞれ。
どんな働き方にも(大袈裟だけど)メリット&デメリットはあるわけだけど“そこじゃない”。
“今”は自身が選択し続けた結果。

たまたま、“今”はワーケーションをしても仕事に支障がないし、ワーケーションの経験は今後に必ず活かせると思っているから積極的に実践と吸収。

とは言いつつ、訪れた先ではどんな仕事をしているか?は気になる人もいる。
主に【撮影相談対応、オンライン会議、資料作成、情報発信】をしていて、学長日記(ブログ)やメール&電話対応などもしたり。

私の仕事の特徴は2つ。
(1)どの業務もパソコンとwifiがあればどこでも仕事ができること。
(2)プログラミングなどのエンジニアではなくても仕事ができること。

先ほどもメールのやりとりではニュアンスが掴めなかったのでオンラインミーティングを急遽したり、スピーカーフォンで意見交換しながらロケハン資料を整理して「今、送りました!」となったり(笑)。

どこにいても仕事ができるから、メリハリがないのも事実。
平日と休日の意識はあるものの、平日と休日だからと言って分けられない仕事なので、毎日対応してる。完全OFFをしたい時は、自分で自分に指示を出さないといけない。

ただ、1日(24時間)の区切りはつけていて、夕方以降はポンコツなので検討事項は夕方前までをお願いしてる(朝型ということ)。

自分に適した働き方を見つけることができたらと思う。
民間企業→愛媛県→松山市→NPOというフィールドで仕事をしてきてたどり着いた現在。
今後、もしかしたら変わるかもしれないし、そこはケセラセラ。

2025年5月8日木曜日

トイレの神様。


ハウスマスターのマエイタさん、20歳の先輩サカグチさんとのベッドメイキング&清掃作業は、アドバイスをいただきながら、「洋室」なら一人でもできるようになった。
「和室」は洋室よりも作業数が多いので、段取りを飛ばしてしまったりして、その都度、あっ!となり途上中。

ベッドメイキングをして思ったのは「いかに手数を少なくピシッ!とシーツをシャンと整えられるか?」は挑戦であり醍醐味!ということ。

二人一組でメイキングをする際、最小動作は4回(シーツを広げて敷く→左と右の端をベッド下に折り入れる→頭側と足元側のシーツをキャラメル折のように入れる)かな?
もしくは5回目でピシッ!と四隅を立てるとか。手数が少ない方が美しいはず!と思った。

寿司を握る際も手の温かさがネタに伝わらないよう手数は少ない方がよいと「美味しんぼ」で読んだし、御年97歳のアーティスト、アレックス・カッツが描く作品の手数の少なさと同じだ・・・と自分なりの解を出す(なんのこっちゃ!)

話を戻して、ベッドメイキングが終われば浴室とトイレ掃除。
(そう言えば昔、“トイレの神様”ってあったな)と思い出しながら、洗剤をシュッ!と吹き付けて、ブラシでこすって流して、流せる溶剤ペーパーで拭いて流して、最後は壁や床掃除をしてフィニッシュ!ピッカピカの浴室とトイレになる。

松山のアパートでもトイレ掃除はするけど、こんなに丁寧にすることはなく、一拭入魂!みたいな雑念のない作業は嫌いじゃない(笑)。

ただ、最近の便器は手入れがしやすいようになのか、凹凸はないし、便器裏の縁もないし、汚れがつきにくい加工がされている。

そもそもロザージュの浴室、トイレは新しいし、トイレの神様に感謝しようにも、神様も困ってしまうほど人間の技術力は高くなっていた件。

サファリパーク。

キジがいたる所にいる。

「ホーホケキョ!」「ピーピー!」「チュンチュン」「クアッ!クアッ!グルグルー!」「キュルルルーピヨピヨ」など、鳥の鳴き声を擬音語で表現すると色々だけど、言葉に表せない鳴き声もあると知る。

鳥の鳴き声で朝、目覚めたことはあるだろうか?
松山でも“聞こえたこと”はあるけど、目覚めまではしない。それが大きな鳴き声で(えっ!ナニ?)と思い、カーテンを開けるとパサッ!とベランダから茂みに飛んで行ったのはキジ。

「野生のキジを見たのを初めてだよ。」と20歳の先輩ミッキーに伝えると「えっ、そうですか。よく見ますよ。」と全く驚かず、彼女には虫の方が大問題だった。

ムカデ、クモ、ナメクジ、ミミズ、カエルはいるし、これらはフーコック島での体験(フーコック島では自然と一体化したコテージだったので、大きなヤモリ?イモリ?得体の知れない生物と一夜を過ごした)に比べたら何てことはない。

空にはトンビ(トンビとは違う猛禽類もバッサバッサ飛んでたような)、カモメ、カラス、ハト、スズメなどが飛んでるし、海には今の季節ならスズキ、マダイ、アジ、カサゴなどがいると言うし、そもそも中ノ島はイカが有名で「イカ寄せ」という秋になるとイカが集まる入江があったり。

焼火神社を訪れた際にも山道ではガサッ!と音がしたし、UMA(未確認動物)がいたって不思議はない雰囲気(笑)

「海があって町があって里があって山という暮らしのグラデーション」が「海と町と山」というハッキリしたコントラストだから、一歩踏み込むとサファリパークのようで自然にお邪魔してます・・・となる。

で、鳴き声は朝だけかと思いきや終日、鳥たちの鳴き声がBGMなんだから「西ノ島はサファリパーク」とうたっていいんじゃないかと。

イカ寄せの浜

2025年5月7日水曜日

西ノ島探検。


島内の移動用に与えられたのは電動自転車。
せっかくお借りできたのだから、ホテルから離れて探検だ!となり、「買い出しするなら、ユアーズかYショップですね。」と教えてもらったので、まずはユアーズへ。

漕ぎ出しから電動自転車の恩恵を受ける。と、言うのもロザージュは坂道沿いに建っているし、島内はアップダウンが多い。これを補助ナシ自転車で漕げるのはアスリートくらい。

ユアーズまで漕いで約30分。ごく普通のスーパーで地元の人たちが野菜や肉などの日用品を買いに来ていた。
訪れたものの、特に目ぼしいモノはなく店を出て、次はYショップを目指す。

さらに漕ぐこと約20分ほどで海沿いに出た。その海沿いの風景が良かったので、相棒の写真を撮る。
すると、佇む木造のバス停が目に入りロケハンモードになってしまう。
「小向(こむかい)」というバス停だったけど、後ろは海で漁船も映る。色々な要素が詰まった「強い画」にシーンを妄想しながら、引き続きYショップを目指す。

Yショップとは、いわゆるヤマザキデイリーストアのことで、コンビニ。
そして、道端の標識を見ると「外浜海水浴場」が目に入ったので、アイスを買って外浜海水浴場で食べよう!となる。

たどり着いた外浜海水浴場はオフシーズンだから誰もいなかったけど、とてもいい景色で、ココでもロケハンモード発動。
奥に切り立った岸壁、赤い灯台、防波堤、透き通った海水など画になる構図だった。

ここまで漕いで約50分。
帰ろうか?どうしようか?とGoogleMapを見ると「ニグ展望」と言うのが更に奥にあると分かり、せっかくだからと登り先を電動アシストを強力にしてひたすら漕いでいたら、いつの間にか過ぎていて(えっ!どこなの?)となるも発見できず。

実は展望台があるわけではなく、自然が織りなす景色の見晴らしが良い所ということ。
帰りも寄り道しながら帰ると2時間超えの自転車旅。

次回は西ノ島で最も人気という国賀海岸を目指す!



静かに起こる日常。

向こうに小さく見えるのがリゾ隠岐ロザージュ

西ノ島の人口は2025年3月31日現在2,455人(男性:1,243人、女性:1,212人、世帯数:1,448世帯)。
仮に一世帯平均2人で計算すると1,227世帯。一世帯1人の家も多いんだろうなと推察できる。毎年3%-4%ほど人口が減り続けている西ノ島。

人口には自然増減と社会増減があるけれど、高齢化率は2021年時点で47%とのことだから薬1,200ほどが高齢者。

そう思わせる出来事があり、毎日の朝散歩はロザージュの周りを一周するのだけど、ある日、海岸通りを歩いていると、昨日も一昨日も通った家の前に、その日は亡くなった方への大きな花輪が並んでいて、大きな花輪の差出人を見ると、故人は西ノ島に多大なる功績を残した人物ということが分かった。

そんな光景を通り過ぎて防波堤までたどり着き振り返ると、朝の静かな海辺に大きな花輪と灯りがボンヤリと見えて、映画のワンシーンを眺めているような錯覚になったり。

「今朝、いつも通る散歩道でどなたかの忌中に出会いました。」と言うと、「あぁ、〇〇さんね。〇〇に亡くなって今日が出棺のはず。」と、ごくフツーに教えてられて(そうか、島だから、さまざまな情報は知っていて当然なのか・・・)と、“島らしさ”に気づく。

「玄関に鍵なんてかけないよ。」「野菜とか玄関に置いてあることも多い。」なども聞いたけど、実は島独特の生活習慣ではなくて、愛媛でも玄関に鍵をかけていない家はあり、理由を聞いたら「声がけするから=生存確認のため」と笑いながら言っていた記憶。

島に長く滞在すると、歴史や文化など観光面だけじゃなくて、ごく普通の日常も目の当たりにする件。
派手なコトは起こらないけど静かに色々起こる島の日常。

2025年5月6日火曜日

マスターとパダワン。


「ココからの景色はいいですよ。」とハウスマスターのマエイタさん。
リゾ隠岐ロザージュで長年働いてるマスター。
ベランダに出て、目の前に静かに広がるのどかな景色について色々と教えてくれる。

パダワン(弟子)な私たちの役目はチェックアウトの部屋清掃。
順番があり、OJT(オン・ジョブ・トレーニング=実践)で学ぶ。

  • 廊下、部屋の窓をあけて換気する。
  • ゴミ、各所のゴミ箱を集めて外に出す。
  • 忘れ物をチェックする。
  • シーツ類、タオル類、浴衣類を外に出す。
  • テーブル、リモコンなどを拭く。
  • 部屋と廊下に掃除機をかける。
  • トイレ&浴室の掃除をする。拭きあげる。
  • トイレットペーパーの先を△に折る。
  • 新しいシーツ、枕カバーをベッドにセットする。
  • リモコンの位置、利用ガイドなどの位置を整える。
以上が“セット”になっていて、宿泊された全ての部屋で行う。
「トイレットペーパーの先を△に折るのは何のためですか?」と、マスターに尋ねると「掃除が終わっている証拠」とのこと。

そう言うことだったのか!と、パダワンは理解する。
客室が多いホテルでは「掃除済みの目印」として多いとか。他にも「目に見えない配慮」を教えてもらう。

でも、これだけでは終わらず。
全ての部屋の掃除が終わったら、今度は補充作業があり、様々なアメニティが入ったカートを持ち込み、部屋ごとに不足しているアメニティをセット。
そして廊下に出したリネン類は業者に出すために準備。ゴミを集めて破棄準備。

「ホテル利用者としては、気を回してゴミを集めたり、色々と片付けてしてしまうけど、本当は・・・。」
「それはそれでありがたいけど、掃除の仕方はホテルごとにあるから、チェックアウトの時は“そのままでもOK”なのよ。」とマスター。

動けば出会う。


「毎日、こちら(社務所)に来てるんですか?」と松浦宮司に尋ねると、週2-3回とのことで、この日は草刈りをしに来たとのことで、その準備中に私と出会う。

「私は、この道の下りた所にあるリゾ隠岐ロザージュで住み込みアルバイトをしています。」と自己紹介をすると「もしかして、SAGOJOさん(経由)?」と、想像してなかった言葉が出てビックリ!
「どうして、SAGOJOを知ってるんですか?」と尋ねると、松浦さんは焼火神社の宮司でもあるけど、西ノ島観光協会の会長さんでもあった!他にも肩書きがあり、地元の名士さんでした。アラッ!

「そうですか、嬉しいですね。SAGOJOさんから話をいただいた時は、本当にそんな人が来るのか?分かりませんでしたが、そうですか。」と喜んでくださる松浦さん。

その後も談笑は続き、お茶、菓子もいただき、後の予定もないので「掃除のお手伝いをさせてもらえませんか?」と伝える。

最初こそ「いやいや、大丈夫ですよ。」だったけど「じゃあ、社務所の掃除を手伝ってもらうかな。」と松浦さん。「これも何かのご縁です。」と私。

30分前まで全く接点のなかった焼火神社に今は社務所にいて、廊下をモップ掛けしてる私。
外では草刈機の音が響き、私はモップ掛け。一回では終わらず、洗っては絞り、拭いてを繰り返していると、(なんで、こんな流れになったんだろう?)と、とても不思議な気持ちになる。

草刈りがひと段落つき、私のモップ掛けも廊下&板間を終えて一区切り。
再び、2階にあがり雑談をしてると「これをどうぞ」と焼火神社のお土産をいただく。
お土産目的ではなく、単にお手伝いと思っていたので・・・でも、お気持ちとしていただき、お別れする。

帰り道の1時間の間、一つでもタイミングが重ならなかったら松浦さんとお会いしなかった思うと不思議な巡り合わせだったし、行きは水筒だけだったのに、帰りは買ってもいないお土産を手して戻る。

動けば出会うを体現した件。

2025年5月5日月曜日

焼火(たくひ)神社。


焼火(たくひ)神社が有名ですよ。ロザージュの前から上がれますからどうぞ!」という案内を受けて、特に何も考えず、行ってみよう!となる。

焼火神社のウェブサイトによれば、焼火山(452m)にある焼火神社は、日本海の海上安全の神と崇められている。

大昔の旧暦大晦日の夜に海上から火が三つ浮かび上がり、その火が現在社殿のある巌に入ったのが焼火権現の縁起とされ、安藤広重・葛飾北斎等の版画「諸国百景」では隠岐国の名所として焼火権現が描かれている。


現在の社殿は1732年に改築され、隠岐島の社殿では最も古い建築。社殿は大岩窟の中からせり出すように建てられているのが特徴で、当時としては画期的な大阪で作成され地元で組み立てられた・・・。
と知ったのは後から。

水筒を片手に山道をあがり、途中、車やバイクに追い抜かされながらも歩き続けて、
参道から見えた日本海の眺めは素晴らしく休憩。そして1時間ほどで焼火神社に到着。


岩屋寺のように岩の中に社殿が組み込まれていて(へっー!スゴいもんだ。)と眺めて、来た道を帰ろうとした時、社務所の前にオジイさんが立っていた。
「こんにちは!」と挨拶を交わし「いい眺めですね。」と伝えると「天気のいい日は(鳥取の)大山まで見えるんだ。」と教えてくれてスマホで写真を見せてくれる。

すると「2階でお茶でも飲みませんか?」とオジイさんが声をかけてくれて、特に予定もないので遠慮なく社務所の2階にあがると、スカッ!と晴れた眺めが広がっていて感激する。

「どうぞ。」とお茶とお茶菓子(干し柿、落雁)を出してくださり、話を続けるとオジイさんは松山、中島へ訪れたことがあるとのことで話が弾む。

ココまでお互いに素性を知らずに話していたけど、目の前のオジイさんは、焼火神社の4代目宮司の松浦道仁さんだった。アラッ!

半年間の成果は2,485マイル。

JAL機かな?

2024年11月から始めた「毎日10,000歩」活動は、4月で6ヶ月が過ぎた。
6ヶ月間で獲得した累計JALマイルは2,485マイル。
4月は計397,552歩で、19,489kcal消費。計419マイルを獲得した。でも、全然痩せてない(爆)

と、言うことは、1ヶ月あたり平均414マイルを獲得して、4月は毎日平均13,251歩の計算になる。我ながら頑張りました・・・となるけど、歩くことが習慣(≒生活に溶け込む)になれば日課になる。

松山では朝散歩でお堀周辺を歩けば往復約5000歩。
もしくはアパートから松山城へあがり、下りて城山公園内を歩いても往復約5000歩。
買い物も遠いスーパーに買い物に行けば往復約3000歩。
FM愛媛に収録に行けば往復約2500歩。
最寄駅は往復約2000歩など、歩数計算ができるようになってきた。

出張先、旅先でも散歩は欠かせない。
先日の山口県田布施町麻里府地区でも朝散歩をしたし、現在滞在中の島根県西ノ島でも朝散歩中。
東京宅に行けば散歩も兼ねた買い物ができて、リュックからネギなどを出しながら歩いたり。

実はこの機会に自転車も手放す準備中。
10年以上乗っていた自転車をメンテナンスに自転車屋へお願いしても復調せず。
松山東雲女子大学へ通う為だけだったけど、バス利用申請も出したし出番がなくなってしまった。

話を歩いて獲得したJALマイルに戻して。
半年間で2,485マイルと言うことは、皮算用すると、もう半年間で2,485マイル獲得できれば計4,970マイルとなる。ボーナスマイル、抽選マイルもあるので、5,000マイル/年を超える可能性もある!
5,000マイルと言うと松山から鹿児島便の片道が無料だ!

余談は、この半年間に「Coke ON」アプリでは、2本の飲み物を既に得ていることを添えておく。

2025年5月4日日曜日

ヒリヒリハラハラ。

元隠岐の島フィルムコミッションの齋藤さん

突然の予期せぬハプニングに愕然&呆然になるも、同時に(キタッー!)と旅には必ず起こるハプニングにヒリヒリ&ハラハラ(ヒリハラ)が湧き起こり、オォー!となる(たぶん、アドレナリンが出た)。

その場では解決せずだったので、そんなコトも知らず停車中の齋藤さんに駆け寄り「今日は満席でキャンセル待ちなんですって・・・。」と伝えると、島民である齋藤さんも「えっ!なんで?聞いたことがない。」とビックリ!

隠岐の島めぐりの途中だったのに強制終了となり、キャンセル待ちに並ばなくてはならないことを伝え、お別れの挨拶をしようとすると「駐車場に停めてきます!」と、コトの顛末を案じてくれて一緒に待ってくれると齋藤さん(涙)。

乗船券販売まで2時間以上あったけど、いつ誰がキャンセル待ちで並ぶかも分からず、とりあえず並ぶと後ろにオジさんが並んだ!
「どうぞ、お先に。私はキャンセル待ちです。」と伝えると「おぅ、ワシもキャンセル待ちなんぞ。ビックリしたわ、帰らんといけんのに。」とオジさん。

オジさんは西ノ島で暮らしていて、窓口の方とも顔見知り。「今日はなんで満席なんぞ?」と尋ねると、今度は若いお兄さん担当者が「陸上大会なんです。でも、きっと乗れますよ、大丈夫。」と教えてくれて「おぉ!そうか、ホントやな。」とやりとりが目の前で行われ「アンタも大丈夫や、きっと。」と話しかけてくれる。

オジさんが列から離れるのと一緒に私も列を離れると、オジさんとの会話は続き、その中に齋藤さん、そしてオジさんの奥様も混じり4人で世間話が始まる。

見ず知らずの西ノ島町民×隠岐の島島民×愛媛県松山市民=4人の不思議な会話(笑)
こんな満席は年に1回程度、こんなハプニングには対応ができないので運に任せる、実はオジさん&奥様は西ノ島にUターン、奥様はオジさんをイジるけど愛情の裏返し・・・など、たわいもない会話が面白くて、ハプニングがなかったら起きなかった交流。

乗船券販売30分前になり、周りがザワザワし始めたので、オジさんとキャンセル待ちに並ぶ。
高速船は定員230名ほど。それが満席と言うのは陸上競技に参加した子ども達&引率者&家族などが多いから。

キャンセル待ちは“後回し”となり、並んでも追い抜かされる中の辛抱が続く。
そして、やっとキャンセル待ち対応となり、オジさんは2人分、私は1人分を確保ーーー!
「あぁ、良かった。どないしようと思ってたけど、もうこれで安心だ。」とオジさんのとびきりの笑顔が印象的だったこと。

私も落ち着き、トイレから戻るとオジさん&奥様がいなく「知り合いの所にいってしまった。」と齋藤さん。
「せっかくだから記念写真を撮ろう!」と、こちらは鬼太郎とねずみ男を背景に記念写真。

でも、なんで隠岐の島で鬼太郎とねずみ男?
「トンネルから出てきてるポーズは境港から潜って這い出てきたという設定なんです。」と教えてもらう。

3月に境港に行き、水木しげるロード、水木しげる記念館も訪れた水木しげるファンとしては興味津々だったけど、またの機会に持ち越し。

一緒に並んだオジさん&奥様とは高速船でも隣席となり西ノ島に到着。
「私たち〇〇○(オジさん&奥様の名前)って言うから、お茶でも飲みに来てよ!」と誘っていただき、お別れ。

「ヒリヒリ感って“フィルムコミッションあるある”ですよね。」と齋藤さんの言葉を思い出しながら、リゾ隠岐ロザージュの伊藤支配人が「泉谷さん、ようこそ!」と見つけてくれた。



隠岐の島で愕然&呆然。

大阪のまちなみ。新幹線が疾走している。

着替えは何セット持って行こうか?洗濯機もあると聞いたから3セットでいいかな。
離島だから周辺に店はないと想定してお菓子セットも用意、後はいつもの旅行セットでOK!と、一式整えて出発。

まずは松山空港から伊丹空港へ。
飛行機は順調に飛び定刻通りに伊丹空港へ到着。機内から見下ろした大阪の街並みは松山の何倍もの過密さだった。

次は伊丹空港から隠岐空港だけど、3時間先だったのでラウンジに入り、メールしたり、ブログ書いたり、資料を作ったりしていたら、あっという間に搭乗時刻になり、搭乗口へ移動。

隠岐の島へはGWだから観光客や帰省の人たちで満席か!と思いきや意外と混んでいなく50分のフライトは順調で隠岐空港へ到着。

隠岐の島は2015年以来、10年ぶりだった!
ちなみに、その時はジャパンFCの7回目の総会だったと学長日記。

隠岐空港に降り立ち、迎えにきてくれていたのは元隠岐の島フィルムコミッションの齋藤さん。
だから齋藤さんとの再会も10年ぶり。

今回は隠岐諸島の西ノ島町へワーケーション。
隠岐の島から西ノ島へは船でしか行けず、出航時間が3時間先だったので、齋藤さんに連絡すると「隠岐の島を案内します!」と言っていただき、島内のドライブ開始!

見晴らしの良い所へ行ったり、さざえモナカと再会したり、順調に島内を巡り、フェリー乗り場の前を通り過ぎた時、「西ノ島への(高速船)チケットは予約されました?」と齋藤さん。

「いや、買ってないよ。予約した方がいいかな?」「大丈夫と思いますけど、すぐそこだから予約しに行きましょう!」とUターンして戻ってくれる。
「じゃあ、待っててください。予約してきますね!」と車を下りて、窓口へ行き「16:05発の高速船の乗船券の予約をしたいのですが・・・」と、尋ねると。

「今日はもういっぱい、満席。キャンセル待ちです。」と奥からおじ様。
「えっ!満席?キャンセル待ちって順番があるんですか?」
「ない。キャンセル待ちは並んでもらった順に対応するから。」
と、とりつくシマもない回答に愕然&呆然。
突然のハプニング!どうなる私!?

2025年5月3日土曜日

こぼれた話/サイドストーリー。


意外と本編よりもサイドストーリーの方が時に面白かったりするのは世の常。

馬島での散策で海岸を案内された時、海岸沿いの東屋の隣に墓地があり、それぞれの墓石は(向きは色々でも)海岸を向いていた。

そんな景色をみてロケハンしたNETFLIX作品「パレード」を思い出す。
パレードではこの世に未練を残した者たちが集まる特別な場所を探していて、北条の海沿いの公園を紹介した思い出。

馬島で散策中に立ち寄ったロッジの管理棟で絵本「はじめてのキャンプ」を見つけて、我が子に読み聞かせた絵本だったので、寝る時に読んだ思い出がよみがえりジ〜ンとなる。
林明子さんの絵が好きで「こんとあき」「おでかけのまえに」も何度読んだことか。
まさか、こんな所で再会できるなんて・・・。

2日目の昼食。どこへ行くのかな?と思っていたら車は海岸線から山手に入って行き、細いグネグネ道を通り、辺りはのどかな田んぼ風景に。(こんな所に食事所があるの?)となる。

そして「着きました。」と言われたのは「里山カフェ Berry
Berry」というカフェ。
ココで食べたスパゲティとガーリックバゲットが美味しく「何度も来てるですか?」と小田さんに尋ねると「以前に妻と来て美味しかったから」とのこと。

辺鄙な場所でも美味しければ(=コンテンツが磨かれていると)人は訪れるという典型を体感する。
ちなみに小田さんと奥様は中学生時代からの同級生で一時、離れ離れになっても結ばれたというサイドストーリーに「素敵!」と太鼓判を押したのは言うまでもなく。

海岸で(何かないかなぁ)と歩いていたらカニを見つける。
近づいてカメラを向けると、両ハサミを精一杯持ち上げて威嚇してきた!
その様子を写真に撮り、しばらく観察している間も威嚇モードは収まらず、ジッーと見ていたら威嚇モードのまま波にさらわれてしまった(笑)。達者でね!