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2024年7月21日日曜日

一足早く終了。


2021年から夏休み期間は、日曜日・祝日を除く毎日、6時から20時まで(計14時間/日)、ココ大付属学園に体力も知力も注ぐので、世間よりも一足早い夏休みを終えました。

写真は雨上がりの散歩中に、目に止まった雫で、シャッターを切る瞬間に葉からツルン!と流れ落ちる瞬間の球雫を捉えることができた。些細なことだけど、だからこそ儚い。

今夏は長男君が7年ぶりに帰国したこともあり、これまで以上に話題の多い夏休みになり、先日の「日帰りブラブラ札幌旅」もできて満足。
「小さい頃に大阪での会議に一緒に行って隅で絵を描いて待ってくれたよね、覚えてる?」と彼に尋ねると鮮明に覚えているとのこと。

実家に一人、老いた父はそれなりに暮らしているけど、そこへ長らく入院していた母が退院予定の連絡が入り喜ぶ。

しかし、ヘルパーさんはいるものの「老老介護の始まり」でもあり、入院前に母の世話をしていた父も手放しでは喜べない現実を目の当たりにする。
姉に頼らざるを得ない状況。

札幌市をブラブラしていた時に関東地方の梅雨明けを知る。
そして愛媛でも梅雨が明けた途端、35度&熱風。札幌でビタミンチャージしてきたはずなのに、既に溶けて効率が悪い私。

2024年7月20日土曜日

相乗りケセラセラ。


正論っぽい“できない理由”なら何個でも並べられる自信があるお年頃。
「暑いから。時間がないから。疲れるから。お金がないから。ヒマじゃないから・・・」などを並べる自分が残念で仕方がない。

明日も明後日も日帰り弾丸札幌旅はできないけど、たった一日、それも家族と一緒なら(どんだけ楽しもうか?)が最適解のはず。

本当はアイヌの博物館や美術館、モエレ沼公園、羊蹄山などにも行きたかったけど、市内中心部から往復2時間などの距離では6時間しかない滞在時間ではもったいなく、街をブラブラしようとなる。ある意味、とても贅沢。

だから長男君が行きたかった「アンティーク(骨董)店」をハシゴする。
すると行く先々の店で自分では絶対に探せない、想像しないモノ&コトに出会えて長男君より熱心に見てしまったり(笑)。長男君はデッサンに使いたいアンティーク小物を購入。

また、札幌市内は古着店がとても多くて掘り出し物を探しに何軒もハシゴしたり。古着に縁はないけど、相乗りすると新しい発見が気づきが多かった件。

食事も海鮮?ジンギスカン?さっぽろラーメン?と決めず。たまたま二条市場が近かったので、ウロウロして混んでる店ではなく、離れた店に入ると店主らと話せて楽しかったり。

万人に与えられた一日24時間は平等。かつ、目の前に機会があるのなら躊躇しても、エイッ!と乗っかることも大事。

結局、一日が終わった時に(あぁ、行って良かったな)or(行けば良かったな)をどっちを味わいたいかということ。

思いつきにもほどがある!


関東以北へ行ったことがないと長男くん。それならば・・・と、急遽の計画に選んだのは仙台市。
青葉城や瑞鳳殿、朝市商店街、ケヤキ並木通り、牛タンにずんだ餅などを堪能しよう!となる。
日帰り旅なら、在来線+新幹線+観光で二人で6万円ほどかな?と計算して翌々日の出発を楽しみに就寝。

しかし、何を思ったのか?(在来線+新幹線と同額でジェットスターならどこまでいけるのかな?)となり、試しに成田空港から新千歳空港までを算出してみると同額とわかる!

仙台まで→在来線+新幹線で24,000円/人往復×2名=48,000円。
新千歳空港まで→在来線+ジェットスターで26,140円/人往復×2名で52,280円、仙台に行くよりも4,280円高い。

しかし、ココでテクニック!
新日暮里から乗った京成スカイライナーは2,600円/人往復×2名=5,200円。
ネットで支払いをしようとしたら、ナント!楽天ポイントで支払うことができ、使ってなかった5,200円分のポイントを充当。すると52,280円-5,200円=47,080円と920円(実質的に)安くなった!

(注)実際は新千歳空港から札幌まで2,300円/人往復×2名=4,600円が加算だけど、それでも920円を引いた3,680円は懐具合の許容範囲で納得。

札幌へGO!と決めたのは出発前々日夜、支払いを済ませたのは出発前夜。そして旅の目的はナシとなる。
思いつきにもほどがあるとはこのこと。

2024年7月19日金曜日

私たちはどう生きるか?


ひょんなコトで中学時代の友人に連絡をすると「(中学時代の同級生と)墓参りをしてきたよ。〇〇さんって覚えてる?」と尋ねられ、「ごめん、覚えてない・・・。」となる。

そもそも、“友人が墓参りへ一緒に行ったという中学時代の同級生”も覚えてる人がいたり、覚えていない人がいたり、一緒に過ごした仲とは言え、記憶は曖昧を痛感。
他にも中学、高校の同級生で既に亡くなっている方はいるようで早すぎる逝去に合掌。

「恋は五・七・五!」で俳句甲子園を目指す高校生の話(映画)で、2004年に松山市で撮影された映画。物語で中村靖日さんはライバル高校の学生の一人で、この時、既に30歳頃で学生姿に「いやぁ・・・」と照れ笑いしてた撮影現場。
規模も大きくない作品だったので、キャストたちとも距離が近かった撮影現場。
2024年7月11日に逝去。51歳。

渡米して最初に見たドラマは「ビバリーヒルズ青春白書」で、出演していたキャストたちの美貌に(さすがアメリカ、ハリウッドだなぁ)と別世界を感じた19歳。
その中でシャナン・ドハーティーは印象的だったけど、2024年7月13日に逝去。53歳。

ほんと、“その時”はいつなのか自分にも誰にも分からない。ある日、突然ということもあり、精一杯過ごせたらいいね、となる。
ラオウも言いました「我が生涯に一片の悔いなし」。

仕事です。


「世界の中心で、愛をさけぶ」
の時は、(その年の興行収入No.1を記念して)豪華DVDボックス、「がんばっていきまっしょい(TV版)」ではスポーツタオル、「恋は五・七・五」ではクリアフォルダー、「三丁目の夕陽(大洲市での撮影が予定されていたもののなくなった作品)」では“鈴木オート”の刺繍入りジャンパー、「リバース」では砥部焼、「こんな所で裏切り飯」では番組名入りのニット帽子、「離婚しようよ」ではタイトル名入りのマグカップなど・・・。

他にもTシャツ、トートバッグ、メモ帳、ステッカー、お菓子、ピンバッジ、ボールペン、うちわなど、色々なオリジナルグッズが作られるのはPRのため。

今回の「笑うマトリョーシカ」ではステッカーが配られた。で、もう一つ“ピンク色の筒”もいただき(これは何だ?)となる。外見からはサッパリ分からない。
説明書きを読んでみると「筒型のテッシュペーパー入れ」と分かり、へぇー!となる。ちなみに既製品のテッシュペーパーを丸くして入れたら“詰め替え”としても使える便利もの。

世の中には色々なグッズを考える人がいるもんだ・・・と感心。
今更ながら、今までのグッズを保存していたら展示会などができただろうな・・・と。

個人的に執着心がないので、お世話になった方々へ渡していて手元にない。
これまでのポスターやチラシもない(かろうじて「離婚しようから」。バスカヴィル家の犬の最後のポスターも差し上げてしまった。)

時々「(有名人の)サインもらえるんでしょ?」と言われるけど、一枚もお願いも貰ったこともない。仕事ですから。

2024年7月18日木曜日

草の根国際交流。


パーシャくんはロシア出身の25歳、カザフスタン国境に近い地域に住んでいるとのこと。
メイさんはミャンマー出身の24歳。二人とも創価大学の4年生。妻もそうだけど、最近は学会員ではない留学生も増えているとのこと。
我が家の長女、長男と同じ年頃で、初対面だったけどワイワイ、草の根国際交流。

パーシャは絵を描いたり、アートが好きで、甘いものが大好き。
メイは映画やドラマが好きでフィルム・コミッションについて話したら「出演したい!」と。そして刺身が大好き。やはり日本の食は格別なようで、味の話は止まらない。

この日はタコパでおもてなし。メイの好奇心は旺盛で「やってみたい!」と、たこ焼きを箸でグルグル回して形を整えてくれる。そして揚げ玉、ネギなどを乗せて「オイシー!」となる。
その横でパーシャとはウクライナとの戦争や政治について意見を交わしたり。

こういうホームパーティーは、留学生にとって思い出深い出来事になるのは私たち自身が経験済み。
同世代では友達が作れても、家族との交流(お招き、家族団欒など)は意外と少なく、30年以上前の出来事でも温かく迎え入れてくれた思い出は色褪せない。

最後は長女長男の誕生日、パーシャ、メイが来てくれたことなどを祝してアイスケーキ。その瞬間を記念撮影。
「日本のケーキ(スイーツ)は甘さ抑えめで良い、これは本当においしい!」と感激して食べるパーシャ。

大学4年生の二人は日本での就職を希望して内定もゲットしたとのことだけど、社会人としては不安もあるようで「いつでも何でも相談に乗るから連絡して!」と妻、長女。
できるコトをコツコツと。

700回目。


2011年6月4日に第1回目の授業から13年と3ヶ月後、授業回数が700回目を迎える
ことになった!

単純計算で年間53回(一年は52週だから毎週実施した計算)だけど、2020年4月から2023年5月まで授業が全く行えなかった3年間。

当時は「集まってはいけない。」と、今では考えられない方針に、ココ大の存在意義も危ぶまれ事業形態の変更(現在は市民先生の育成や授業構築ノウハウの指導などが多い。)を余儀なくされる。

それでも13年余りの間に市民学生の登録数は2100名を超え、市民先生も360名を超えて【愛媛県で最も大きな市民大学】になった。

最初は市民学生も市民先生も0人(当たり前!)から始めたから、ここまで成長できたのは偏に市民学生、市民先生、協力者、応援者など大勢の人が面白がってくれたから。これに尽きる!

私自身、最も多くの授業を企画立案した傍で、授業にも最も多く参加もしていて、毎回得るものが多いのだから感謝しかない。

これだけ授業数が増えると「どの授業が思い出深いですか?」的な質問を受けるけど、あえて言えば「ゲストをお招きした」授業で、理由は気づきの種類、数、切り口が多いから。

13年で開催数5回の「ラーニングBAR」は、その一つで「気づき方」もユニークだった授業。
また行いたいけどエネルギーがとっても必要なのよね・・・とアイデアキラー。

2024年7月17日水曜日

描き切る。


ココ大付属学園は多方面からの協力や支援を受けていて、その一つ「愛媛県森林環境保全基金」では(ウッドフレームづくりを通して愛媛県材の魅力を子ども達へ伝えたい)と申請書に書いて助成金を獲得。

ただ、助成金はゴールではなく単にスタート。申請時に妄想していたイメージ通りにできるのか?再度検証して、申請前に相談していた宮浦さん(木生活)へ報告と相談をする。

素人イメージから職人イメージへ変換される時はワクワク。イメージが確認&共有されたら試作品づくりに着手。ただ、いくらイメージを詰めていても実際にモノづくりでは異なりは発生するもの。
出来上がった試作品を前に、あーだこーだ好き放題言うと、解決策案を提示してくれる宮浦さん。ホント、職人さんは引き出しが多い。

ココ大付属学園に参加する小学生は40人/日だから、40人分+@の材料を用意しなくてはならず、手間や時間、指導などのコストが負担できるのは助成金のおかげ。

ちなみにクオリティは「商品化できるレベル」を目指していて、決して子ども向けではなく、私も使いたいか?が基準。*写真は試作品で四角型と円型の2種類を制作する。

試作品に改良を重ねてクオリティに目処がついたと言う報告が入り、早速、ココ大付属学園で共有。
完成したらココ大付属学園で展示してギャラリー化したら素敵だろうなと完成後の妄想も描き切る。

マリトッツォはどこに行った?


長男くんと合流。イタリアからのお土産を見せてもらう。
レモンバター、レモン&コショウ味付けツナ缶、純トマトソース、(ティラミスの底に敷く)ビスケット、そして今回の話題はToGoのポケットサイズのエスプレッソ(2cm×3cmほどの四角い容器にエスプレッソが入っていて、ストローで直接挿して飲む、携帯型エスプレッソ。)

筒形のコーヒーとモネの睡蓮、ヴァン・ゴの向日葵のアクセサリーは、ロンドンに立ち寄った際に買ったモノ。

海外のお土産が素敵に見えるのは“隣の芝は・・・”だけど、日本にはないものだから面白い。特にパッケージは参考になり、特にポケットコーヒーToGOエスプレッソのデザインが響く(「SUMMER EDITION(夏季限定)」って何だろうね?となるも分からず)。早く飲んでみたい!

そこへ、先日の愛南町講演会でいただいた「藻塩バターサンド」の話題をぶっ込むと「藻塩バターサンドって、マリトッツォみたい!」と愛南町とイタリアが融合する。
実際に「藻塩バターサンド」は生地に生クリームが挟まれていて、藻塩がいい塩梅な味。

「ところで、マリトッツォって(日本で)どこに行った?」は置いておき、商品開発において他の味やモノを知ること大切。

時に日本では「中身が見えること」を重視して透明ガラスやプラに入れるけど、今回は味やシーンを想起させるイラスト、デザインが多くメモメモ。レベルを一つあげる。

2024年7月16日火曜日

目利き鍛錬。


骨董市やファーマーズマーケットは雨天予報のため開催中止、でも雨は降らず・・・。
どこへ行こうかと探すも電車で1時間以上は面倒で、色々と探した結果「味の素スタジアム」で開催のフリーマーケットを見つける。
こんな時でも代替え、選択肢が多いのは都市部のよい所。

京王線飛田給駅から徒歩5分、初めての味の素スタジアム。フリマにしては珍しい入場料(300円/人)が必要で、それも10時からは300円/人だけど、8時からは1,000円/人という設定(これは先に品を選べるという理由)。

出店はスタジアムの外周に沿ってズラリと並び、最大500店が出店可能とのこと。今回は100店ほどかな。ちなみに出店募集は毎回抽選とのことで「久しぶりに当たった!」と教えてくれた店主がいたり。

品を見ると“フリマ”だから玉石混合(笑)。家族が自宅などの余剰品を売っていたり、古物商なのか仕入れ品を販売したり、はたまた作家が自分のてづくり作品を売っていたり、見るだけでも楽しく300円以上の価値あり。

で、気になって声をかけたのは アンディ・ウォーホル「マリリン・モンロー(ホットピンク/1967)」のポスターは15,000円だったけど「本当に買ってくれるなら8,000円!」とおばさま。ありがたかったけど、電車で持って帰るには大きくてパス。

またTUMIのビジネスバックはスレもなく良品と思い手に取ったら「50,000円の品だけど早い者勝ちで5,000円!」とおじさま。でも、バッグ自体が重いのが難点でパス。

玉石混合での目利き鍛錬。

働き方受け止め改革。


15年以上前、大阪での会議に我が子の調整ができず、主催者に事情を話すと「いいですよ。」と言われて助かった記憶。一緒に会議室に入り、隅で会議用の椅子に座ってもらい、お絵描きなどをして待機してもらった数時間。
会議が終わったら子供と一緒に遊ぶこともできて、思い出で深い出張になったのは、言うまでも無い。出席者の理解に感謝。

「ロケハンにお子様(乳飲子)を連れてくるそうです。」と聞いて「時代が変わったな!」なのか「けしからん!」の違いは価値観の違い。この話を聞いて思い出したのが我が子の時。
他人は「預ければいい。」とアドバイスをするけど、実際は「預ける所がない。預けに行かないいけないのが手間。など」簡単に済まないのが子育て。

「暑いから熱中症とか早めに切り上げるとか配慮が必要だね。」と子供同伴ロケハンの有無ではなく、子供同伴ロケハン時の注意事項をアドバイス。

「そう言えば、撮影現場に愛犬を連れてきた人もいた!」と思い出す。「犬!?ですか?」「そう犬。だから、犬と一緒に泊まれるホテルを探したんだよね。でも、街中になくて現場からも遠く、結局、車の中のゲージで過ごしてもらったんだよね。」

これが働き方改革の一つかどうかは分からないけど、周りの理解があれば、当事者の負担は一つ減るということ。
さらに言えば、自身が周りの理解を得たことがあれば、自ずと他者にも理解は及ぶわけで・・・。
働き方改革と言うより、働き方受け止め改革。

2024年7月15日月曜日

ラジオ体操会。


「ちょっと、動きズレてたよね?」「えっ!?見てたの?怖い(笑)」は、予定が変更になり朝に余裕ができたので、妻から「ラジオ体操へ行こうよ!」と誘われる。
ラジオ体操に参加したものの、ラジオ体操第一は覚えていたけど、第二までの間奏に流れる「首運動(首を前後左右、右回り左回りにグルグル)」を知らなかったし、その後のラジオ体操第二の動きを全く覚えてなく、見様見真似でしていたのを指摘された・・・という話。

妻はラジオ体操に参加していた幹事役のシニアに声をかけられる仲で、その周りにいた参加者は30名ほど。
多くがシニアの男女、一人で参加する人もいれば、お友達と参加している人も。50代の我々が一番若かったかも。

ラジオ体操に参加するなんて、子ども達の引率以来!第一+第二体操で約10分ほど、一生懸命に体を動かすと汗をかいた6時40分頃。

終わった途端に参加者はサッーと解散。ある男性は帰り際に「じゃっ!」と手を挙げてラジオを持っていったし、何事もなかったようにランニングをして去る人。自転車に乗って去る人。
これを毎日してるのだから、面白いコミュニティだなと。

帰り道、向こうにビニール袋とトングを持ったシニアがいて、「あの人、さっきラジオ体操に参加してた人だよ。」と妻。

よく見ると、草むらの合間にトングを入れてゴミを拾っていて、頭が下がると同時に(どうして、ゴミをポイ捨てすんだろうね・・・)と悶々。

朝食アタタ。


泊まったホテルは東急ステイ。選んだ理由は洗濯機などが部屋にあり無料で使用できるから。
夏だから洗濯したい・・・と、着た物を全て洗濯機に入れて就寝。ウンウン機械音がしたけど、乾燥まで仕事をしてくれるのだから、そこは気にしない。

実は今回は“そこ”がポイントでなくて、徹底した省力化の結果・・・という感じ。
先ずチェックインは機械でスタッフと会わず、アメニティも必要分を取って部屋へ。

山場は朝食。朝食会場があると思い込んでたら無く、1階ロビーの一角に冷蔵庫などが並び、カゴを持って「和食 or 洋食」を決めて冷蔵庫から冷凍の具材を取り出してカゴへ。私は和食を選んだので鮭の冷凍真空パックを一つ。
ご飯はキャンプのメイスンで炊きたい人は30分間必要。私は電子レンジのパックご飯を選択。

さらに和食なら、けんちん汁、洋食ならスープを選び、飲料水も取るとカゴは“買い物をしたかのような入れ具合”に。他にデザートにはシリアルもあった。

で、肝心の箸は・・・と言うと見当たらず、前に並んでいたおじさま達も「あれ?箸がないぞ?」と、スタッフのいない1階隅でオロオロする私を含めたおじさま達、そして後に続いていた女性もウロウロ。

遂におじさんが「チーン!」とベルを鳴らし奥からスタッフが出てくると「お箸はどこですか?」と尋ねると「お部屋に一式ございます。」と教えられ、(えっ!そうなの)と顔を見合わせて皆んなでエレベーターに乗って解散(笑)
時代に合わせないといけない。

2024年7月14日日曜日

一人一人にエール。


ジャパン・フィルムコミッション主催の認定研修が修了(この研修を修了すると、FCとしての基礎・基本的な知識や情報を得たとしてJFCのフォローを受けられる)。
2日間で10時間以上学んだ各地のフィルムコミッション担当者は、その内容の濃さに驚いたはず。

今回から対象者を5年以下の担当者に絞っても120名も参加したのだから、(参加したくても参加できなかった人のためにも)学んだことを周りと共有して、地域の撮影環境を充実させてほしいとエールを送ってお見送り。

写真は初日の研修が終わり、その後行われた名刺交換会。すでに19時過ぎで、乾杯後は雑談になったけど、いたる所で学びの振り返りや名刺交換が行われ、用意した軽食が全く減らなかった件。私は一所懸命にいただきました。

すると「支援作品を活用したイベントを行いたい。」「FCを通して文化財の魅力を伝えたい。」「FCができること(可能性)を検討したい。」「FCを移住施策に活用したい。」「地域との連携策を知りたい。」など、個別案件の相談をしてくる担当者たち。

(あぁ、そうか。研修は全体の話が多いから個別に抱える悩みや相談は、大勢の前では質問しにくいよな・・・)と、察してそれぞれにアドバイス。
皆んな、自身が取り組むコトに自信やエールが欲していると。

研修の目的は学ぶことだけど、実は「繋がること」も大切で、「どう?皆んなと名刺交換できた?」「はい、できました!でも、泉谷さんとは未だで・・・・」と、ごめんね〜!と名刺交換。

お口チャック。


SWエピソード4の頃(1970年代末)は、背景(トルーパー達の整列シーンなど)はマットペインティングという手法で多く描かれ(手描き)、合成用として使用されて以降、巨大なプリンターによる出力された“背景”があり、グリーンバック・ ブルーバックと進化し、最新の背景はLEDによる表示。

最新のLEDスタジオのデモンストレーションを見せてもらう。無意識なら気づかないクオリティ。「朝焼けや日没など時間が限られている時、天候不順の時なども柔軟に対応できます。」は、その通りで、手描き時代だったら発狂案件だろうなと。

「でも・・・。」「でも?」「予め素材の確保や諸々のセッティングが整っていたら早いのですが、準備には時間を要します。」とのことで、今後、それらの課題は改善するとのことだったけど、未だ手探り状態も多いとのこと。

「ロケは将来、なくなってしまいますか?」と新米FC。「いいえ、なくなりません。なぜなら、CGはCGを越えられない(設定範囲しかできない)けど、ロケは陽の当たり方や波飛沫などの偶発性などもあるし、CGでは出せない空気感などがあるから、良し悪しではなく融合が主流になるだろうね。」と回答。

「でも、今は生成AIの勢いがスゴいじゃないですか。いづれ、その波は撮影現場も被りますよね?」「そうだよね、今は想像できないけど、より自然な描写ができるようになり、そんな作品が大多数を占めて、ロケ作品が少数派になったら・・・」と口走ってしまい、怖くなってお口チャック!

2024年7月13日土曜日

目撃者。


2ヶ月ほど撮影の誘致に奔走していた作品を逃してしまった。私たちの対応が悪かったわけでもなく、ロケ地が悪かったわけではなく、回避できなかった外的要因が原因。

制作隊にも好印象でノリノリだっただけにお互いに泣く泣くお別れ。
不成立だったのに「ありがとうございました。」のお礼に一喜一憂はしてはいけないと言い聞かせていても惜しかった。

アメリカの映画製作大手パラマウント・ピクチャーズなどを擁するパラマウント・グローバルをアメリカの独立系映画製作会社スカイダンス・メディアが1.3兆円で買収!

親会社が買収されたことで、パラマウント・ピクチャーズとスカイダンスは合併!
仁義なきコンテンツ戦争とはこのこと、やはり配信の勢いが背景にあるのか。

日本では日本映画製作者協会、日本映像職能連合(8団体)、a4cの計10団体が日本映画の包括的な振興を目的とした機関の設置検討を内閣府に要望書として提出。
この背景には撮影や製作がグローバル化したことで、世界基準/標準の振興機関が日本にはないが発端。

撮影支援では日本のナショナルFCとしてジャパンFCがあり、世界と渡り合おうと経済産業省を主管としたインセンティブ制度(撮影優遇制度)が実現しているから、この話も製作振興の一つ。
すると、包括的振興の話もいづれJFCにもお声がけがあるだろうなと予測。
日本が大きく変わっている過渡期にいる。私は目撃者であり当事者。

14年前の同月同日に。


各地から電話やメール、メッセージで安否や状況を気遣っていただき、仲間たちに感謝。
私は現在、東京にいるので何の被害も被っていません。

ただ松山からのSNSを見ると「松山城が建つ山の一部が崩れた。」は(街中だから大丈夫)と言う根拠の無い思い込みに似た意識が、木っ端微塵に砕かれてショックを受けてる人が多いよう。
そんな私も一人で、崩れた場所が分かるだけに、地震や津波だけが災害ではないと猛省。

誰かが発信していたけど2010年7月12日、まさに14年前の同月同日にも豪雨で松山城が建つ山の一部が崩れ、その結果、愚陀仏庵が土石流で潰れてしまったのを思い出し、災害は忘れた頃にやってくるは本当なんだ・・・と怖くなる。
愚陀仏庵は以後、再建されることなく14年。建っていた時はロケ地として使わせていただいた思い出。

今回、崩れたのは山の北側、14年前は南側、私が散歩で上がる道は西側。
その西側は舗装されていない獣道で、想像するに勢いある雨水は土を削り濁流となったと思われ、他の道も含めて通行止めとのこと。

既に災害救済基金の設置も検討されているようだけど、同時に災害事態の意識もアップデートしないといけないと猛省。
海から離れているし、街中に津波は来ないよね・・・と思っていたけど、それを裏切るのが災害。

2024年7月12日金曜日

340円。


カレーライス物価が急上昇。カレー1食分の費用は323円、過去10年で最高値を更新。

カレーライス物価とは、カレーライスで使用する原材料や調理にかかる水道光熱費などを独自に試算した指標。
*各種価格データは「小売物価統計調査(総務省)」のうち各都市平均値(全国平均)。


2024年5月に1食当たり323円となった。23年8月以降10カ月連続で300円台となった。

単月では2015年以降の10年間で最高値を更新した。また、2023年5月(298円)から25円増加し、安価で手軽に調理できるカレーライスのコスト増が続いている。

と、言う話をしていたら、昼食にカレーを食べることになった(笑)
ちなみに調べのカレー1食当たり
323円の内訳は「具材(肉・野菜)200円」「カレールー25円」「ごはん94円」「水道光熱費4円」で計323円。

えっ!この欧風カツカレーは340円だから原価は?利益は?など色々話してワイワイ。
肝心の味は見た目からは感じにくい甘めスパイシーで美味しくごちそうさま。

「そもそも、カレーライス物価で経済を測るって知らなかったよね・・・面白い。」となる。
一言でいえば物価高騰で、株価が4万円超えの史上最高値になっても景気を実感しにくいのは円安などもあり、全体的にコストがあがっているからという説明にフムフム。
それってバブル?それとも格差の拡大?


ここは東映東京撮影場の食堂。

知命の50代。


孔子の論語によれば、40歳で迷うことはなくなり、50歳で天命を知り、60歳で他人の言葉を謙虚に受け止められるようになるという教えがある。

40歳の異名を“不惑”と言い、50歳の“異名”は知命といい、自分の人生が何のためにあるかを意識するようになるとのこと。「不惑」という意味を完全に間違えて使ってました、猛省。

自分の人生は何のためにあるか?と、その人は気づいてしまったかもしれない。
話を聞けば、それまでも十分に活躍されていて側から見れば・・・と言う感じだけど、人は見かけによらぬもの。(もっと役に立てるんじゃないか?)と思われたのかも。
本人曰く「そもそも、
“そんなコト”を考えたこともない性分」だったと、感化された自身に驚かれてた。

50代と言えば家族のこと、仕事のこと、自分のコトなど色々と背負い込み、“そんなコト”を考えても、日常に忙殺されて、いつの間にか忘れてしまうのがオチかもしれないのに、超えてまで新しいコトを始めるって素晴らしい。

そもそも、その人を“そんなコト”へ感化させた人がスゴいんだけど、何かの呪術をしたわけでもなく、純粋な熱量が伝わったわけで、それは【アウトプットではなくアウトカム(自分たちがするコトではなく、したコトで創出される価値)】に感化されて、そんなお二人を前にエール。

希望を運ぶ二人。これから共感者は増えていくと思われ、知命の50代はカッコよかった件。

2024年7月11日木曜日

今年も泣けた。


最初の通行止めは2003年に撮影支援した「世界の中心で、愛をさけぶ」。
愛媛県庁前の国道11号線を通行止めにした撮影。あの時は愛媛県内でも撮影で通行止めをした“前例”はなく、警察署への説明に苦労した思い出。

新車のCMをCGナシで撮影したいと相談され、提案して選ばれたのは来島海峡大橋。
でもメーカー以外の車は映せないから、アイデア協議の結果、本四高速の黄色い車が新車の前後、画角には入らない距離で新車の走行速度に合わせて撮影したのは「レクサス」

逃走車(だったっけ?)を追走中で赤信号の交差点に入り、ハンドルを切って逆走するシーンを東温市で撮影した「となり町戦争」。
撮影イメージは分かるものの、具体的に実務的にどうしたら実現できるか?を警察と何度も打合せして、アドバイスを元に撮影を成功させた思い出。

夜間の街中を通行止めにして、車が行き交うようなシーンの中で雨降らしを行った「離婚しようよ」。
道路封鎖、夜間撮影、雨降らしという一つだけでも難易度が高いのに、三要素同時は20年以上のキャリアでも初めて。

「私たちも撮影がおよぼす影響は公益と思っています。ですからジャパンFCさん、フィルム・コミッションさんに協力しています。頑張ってください。」と最後にエールを送ってくださったのは警察庁さん。

警察庁とは日本全国の警察を管理・運営している政府機関。よく誤解される警視庁は東京都内の警察を束ねる東京警察本部のこと。

毎年だけど、今年も泣けた。